JP5656598B2 - 撮像装置、その制御方法、プログラム及び画像処理装置 - Google Patents

撮像装置、その制御方法、プログラム及び画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、連続して撮影された複数枚の露出不足の画像を合成することにより、目標とする露出の画像を得る撮像装置、その制御方法プログラム及び画像処理装置に関する。
近年、スチルカメラ、ビデオカメラ等の手持ち撮影時に発生する手ぶれを補正する技術について様々なものが提案されている。特に、手ぶれを起こしにくいシャッタースピードで複数枚の画像を撮影し(低露光画像)、撮影後の処理で各画像の位置合わせを行いながら合成することで、手ぶれの少ない画像を撮影する技術が提示されている。
例えば特許文献1には、順次撮像した画像を、経時的な位置ずれに対応して座標変換を行った後に合成する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数枚の露出不足の画像を合成することにより、手ブレの影響の少ない目標とする露出の画像を得る撮像装置であって、撮像部の感度の上限値に基づいて、連続して撮影される各1枚の画像の撮影条件と、連続して撮影する画像の枚数とを制御する技術が開示されている。
特許第3110797号公報 特開2009−152803号公報
しかしながら、上記のように連続して撮影された複数枚の露出不足の画像を合成することにより、手ぶれの影響の少ない目標とする露出の画像を得る撮影手法では、以下のような問題が発生する。
一つ目は被写体動きによる被写体ぶれである。手ぶれのように面全体のずれは位置合わせすることで、ある程度補正可能だが、被写体動きは合成することで被写体ぶれとなって表れてしまう。
二つ目は画像の明るさである。各画像のシャッタースピードは、適正露光となるシャッタースピードと合成枚数の積で決定される。適正露光のシャッタースピードが1/10(s)、合成枚数が10枚としたとき、各画像のシャッタースピードは1/100(s)となる。しかしながら、適正露光の決定は、画像中の任意の測光枠に対して行うので、撮影した画像を全て合成すると、測光枠では適正露光と同じ明るさになるが、枠外では白飛びや明るさが不足する可能性がある。そのため、完成された合成画像は必ずしも撮影者が望んだ明るさになるとは限らない。
つまり、被写体ぶれが起こらないような合成枚数と、所望の明るさになるような合成枚数とが一致しない問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、連続して撮影された複数枚の画像を合成することにより、手ぶれの影響の少ない目標とする露出の画像を得る場合に、被写体ぶれが少なく、かつ、所望の明るさとなるような合成画像を簡単な操作で生成できるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、連続して撮影された複数枚の画像を合成する撮像装置であって、被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で連続して撮影された画像を格納する格納手段と、前記撮影手段で連続して撮影された画像をそれぞれ縮小し、縮小画像を生成する縮小手段と、前記縮小手段で生成された縮小画像を合成し、合成枚数の異なる複数の第1合成画像を生成する第1合成手段と、前記第1合成手段で生成された、前記合成枚数の異なる複数の第1合成画像を選択可能に表示手段に表示する表示制御手段と、前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から被写体ぶれがない画像を選択する第1選択手段と、前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から所望の明るさの画像を選択する第2選択手段と、前記第1選択手段で選択された第1合成画像の合成枚数と、前記第2選択手段で選択された第1合成画像の明るさで、前記格納手段に格納された前記連続して撮影された画像を合成し、第2合成画像を生成する第2合成手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、連続して撮影された複数枚の画像を合成することにより、手ぶれの影響の少ない目標とする露出の画像を得る場合に、被写体ぶれが少なく、かつ、所望の明るさとなるような合成画像を簡単な操作で生成することができる。
第1の実施形態に係る撮像装置のシステム構成を示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置が実行する処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮像装置における動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る撮像装置における表示例を示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置における他の表示例を示す図である。 第2の実施形態に係る撮像装置のシステム構成を示す図である。 第3の実施形態に係る撮像装置における表示例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る撮像装置(デジタルカメラ)のシステム構成を示す図、図2は撮像装置が実行する処理を示すフローチャート、図3は撮像装置における動作を説明するための図、図4は撮像装置における表示例を示す図である。第1の実施形態では、手ぶれの影響の少ない目標とする露出の画像を得るために、10枚の画像を連続して撮影する。その際、各画像のシャッタースピードは、任意の測光枠で決定した適正露光となるシャッタースピードに対して10倍のシャッタースピードとする。そして、被写体ぶれが少なくなる合成枚数と所望の明るさとなる合成枚数を、簡易合成結果を見ながら簡単な操作で決定する形態を説明する。
図1を参照して各内部モジュールについて説明する。100はレンズである。101はシャッターである。102は被写体を撮影する撮影手段であるセンサであり、レンズ100を通して入力される光信号をアナログの電気信号に変換する。なお、本文中でのシャッターは、メカシャッター101の他にセンサ102の読み出しによる電子シャッターを含むものとする。103はAD変換部であり、センサ102で取得したアナログの電気信号をデジタル化する。104はカメラ信号処理部、105はメモリ(バッファA)であり、AD変換部103でデジタル化された画像に対してカメラ信号処理部104がリサイズや現像等の各種画像処理を行い、メモリ105に格納、保持する。
107は縮小部であり、メモリ105に保持されている画像に対して所定の倍率で縮小を行う。108はゲイン補正部であり、メモリ105に保持されている画像に対してゲイン補正を行う。106はスイッチであり、メモリ105から読み出した画像を縮小部107に入力するか、ゲイン補正部108に入力するかを切り替える。109はスイッチであり、縮小部107で縮小された画像を出力するか、ゲイン補正部108でゲイン補正された画像を出力するかを切り替える。スイッチ106、109の切り替え方は、後述する簡易合成か本合成かによって決定するものである。
110は合成部、111はメモリ(バッファB)である。本撮像装置の合成手法は、連続して撮像した複数枚の画像に対して、順次位置合わせを行いながら合成する手法とする。1枚目に撮影された画像が合成部110に入力されると、合成部110はその画像をメモリ111に保持する。次に、2枚目に撮影された画像が合成部110に入力されると、メモリ111に保持されている1枚目の画像と2枚目の画像の合成処理を行い、2枚合成画像をメモリ111に保持する。3枚目以降の画像は、2枚目の画像と同じ処理を繰り返し、3枚合成画像、4枚合成画像、・・・、10枚合成画像を生成していく。
112はスイッチ、115は記録部であり、合成部110で生成された合成画像を記録部115を介して記録するか否かを切り替える。113はスイッチ、114はメモリ(バッファC)であり、合成部110で生成された合成画像をメモリ114に保持するか否かを切り替える。
116は表示部であり、メモリ114に保持されている合成画像を表示する。117は操作部である。118は撮像装置の全体を制御するコントローラ(マイコン)である。詳細は後述するが、コントローラ118は、表示部116の表示制御を行い、簡易合成画像を表示させる。そして、操作部117で表示部116に表示されている画像から撮影者が画像を選択すると、合成に使用する画像と枚数を決定し、メモリ105からの読み出し枚数、ゲイン補正部108でのゲイン量を制御する。
119はゲイン補正部であり、メモリ114に保持されている合成画像に対してゲイン補正を行う。120はスイッチであり、メモリ114から読み出した合成画像をそのまま表示部116に入力するか、ゲイン補正部119でゲイン補正を行ってから表示部116に入力するかを切り替える。
次に、図2のフローチャート及び図3、図4を用いて第1の実施形態に係る撮像装置の動作を説明する。図3において、301はセンサ102で連続して撮影され、メモリ105(バッファA)に保持される各フレームの画像を示す。本実施形態では、6枚目の画像を取り込む際に被写体動きが発生したものとする。また、302は各フレームに対して簡易合成を行い、メモリ114に保持した各画像を示し、上段が合成するフレーム番号、下段が合成した枚数を示す。303は実際に本合成した画像を示す。
ステップS201において、レンズ100を通して入力され、所定のシャッタースピードでセンサ102に取り込んだ信号をAD変換部103でデジタル化、カメラ信号処理部104で各種画像処理を行い、ステップS202に移行する。
ステップS202において、カメラ信号処理部104で処理した画像をメモリ105(バッファA)に保持し、ステップS203に移行する。
ステップS203において、合成する全画像、ここでは10枚の画像をメモリ105(バッファA)に取り込むまでステップS201、S202の処理を繰り返し、全画像の取り込みが終了したら、ステップS204に移行する。このとき、図3の301のように、メモリ105(バッファA)には、フレーム0〜9までの10枚の画像が保持されることになる。
ステップS204〜S207は簡易合成処理であり、縮小部107で縮小された縮小画像を合成し、合成枚数の異なる複数の簡易合成画像(第1合成画像)を生成する。
ステップS204において、メモリ105(バッファA)の出力が縮小部107の入力となるようにスイッチ106を切り替える。そして、メモリ105(バッファA)から読み出した画像に対して、縮小部107で縮小処理を行い、縮小画像を生成して、ステップS205に移行する。なお、縮小の具体的なやり方は本実施形態では問わないが、本実施形態では、バイキュービック法により縮小処理を行うものとする。
ステップS205において、縮小画像を用いた簡易合成画像を生成する。まず、縮小部107の出力が合成部110の入力となるようにスイッチ109を切り替える。さらに合成部110の出力がメモリ114(バッファC)の入力となるようにスイッチ113を切り替え、合成部110の出力が記録部115の入力とならないようにスイッチ112を切り替える。合成部110に入力される縮小画像が、1枚目に撮影された画像である場合、合成部110は、その縮小画像をメモリ111(バッファB)に保持すると同時に、1枚簡易合成画像としてメモリ114(バッファC)に保持して、ステップS207に移行する。ステップS207において、簡易合成処理が終了したかどうかの判定を行い、メモリ105(バッファA)に簡易合成していない画像がある場合、ステップS204に移行する。
次にステップS204において、2枚目に撮影された画像を合成部110に入力する。合成部110は、メモリ111(バッファB)に保持されている1枚簡易合成画像と2枚目の縮小画像の合成処理を行って2枚簡易合成画像とし、再びメモリ111(バッファB)に保持する。同時に、メモリ114(バッファC)に保持して、ステップS207に移行する。この処理を3枚簡易合成画像、4枚簡易合成画像、・・・と繰り返し、メモリ105(バッファA)に簡易合成していない画像がなくなると簡易合成を終了し、ステップS208に移行する。このとき、図3の302のように、メモリ114(バッファC)には10枚の簡易合成画像が保持されることになる。
ステップS208において、メモリ114(バッファC)に保持されている簡易合成画像を表示部116に表示するようにスイッチ120を切り替え、ステップS209に移行する。図4において、400は表示部116の表示画面を示す。また、401〜410が簡易合成画像を示し、401が1枚簡易合成画像、402が2枚簡易合成画像、・・・、410が10枚簡易合成画像となる。401は1枚簡易合成画像(つまり、1枚目に撮影された画像)であり、暗い画像となっている。405は5枚簡易合成画像であり、簡易合成画像401〜404よりは明るいが、若干暗めの画像である。406は6枚簡易合成画像であり、簡易合成画像401〜405より明るいが、6枚目に人物や木等の被写体ぶれが生じたため、合成することにより被写体の像がぶれた画像となっている。簡易合成画像406以降は、像はぶれているが、明るさが増した画像となっていく。
ステップS209、S210において、撮影者は、表示部116を見ながら、被写体ぶれしていない画像を選択し(第1選択)、また、所望の明るさとなる画像を選択し(第2選択)、ステップS211に移行する。図4の場合、被写体ぶれしていない画像は簡易合成画像401〜405が該当するが、撮影者が、その中で最も明るい画像である5枚簡易合成画像405を選択したものとする。また、撮影者が、所望の明るさとなる画像として8枚簡易合成画像408を選択したものとする。なお、ここで言う所望の明るさとは、撮影者が好む明るさのことを指すものであり、画像を選択する基準は撮影者によるものである。なお、撮影者が被写体ぶれしていない画像を選択しない、所望の明るさとなる画像を選択しない場合であれば、10枚の画像を合成するものとする。
また、被写体ぶれしていない画像の選択と所望の明るさとなる画像の選択の両方又はいずれか一方は撮像装置が自動的に決定する形態でも良い。例えば、被写体ぶれしていない画像は撮影者が選択するが、所望の明るさとなる画像の選択は、簡易合成画像の輝度ヒストグラムや白飛び量等から適切な枚数を自動的に計算して決定しても良い。また逆に、所望の明るさとなる画像の選択は撮影者が選択するが、被写体ぶれしていない画像の選択は、簡易合成時に行う位置合わせ時の情報等から適切な枚数を自動的に計算するようにしても良い。
また、図4以外の表示方法として、図5に示す表示画面501、502に示すように、表示部116に簡易合成画像401〜410が1枚ずつスクロール表示される形態でも良い。
ステップS211において、ステップS209で決定した被写体ぶれしていない画像とステップS210で決定した所望の明るさとなる画像から、本合成に使用する画像の枚数と各画像のゲイン補正量を計算し、ステップS212に移行する。被写体ぶれしない画像を得るには5枚合成すれば良いが、明るさとしては8枚分の画像を合成する必要がある。そこで、本合成を行う際は、メモリ105(バッファA)に保持されている各画像に対して、(所望の明るさとなる合成枚数/被写体ぶれのしていない合成枚数)=8/5倍のゲインをかけるように、コントローラ118がゲイン補正部108のゲイン量を制御する(図3)。
また、実際に本合成を行う前に、本合成画像により近い画像を簡易的に表示するようにしても良い。すなわち、5枚簡易合成画像がメモリ114(バッファC)に保持されているので、スイッチ120の入力をゲイン補正部119の出力と接続し、ゲイン補正部119で8/5倍のゲインをかけた5枚簡易合成画像を表示部116に表示する。
ステップS212〜S214は本合成処理である。ここでは、ステップS209で選択された簡易合成画像の合成枚数と、ステップS210で選択された簡易合成画像の明るさで、メモリ105(バッファA)に保存されている画像を合成し、本合成画像(第2合成画像)を生成する。
ステップS212において、メモリ105(バッファA)の出力がゲイン補正部108の入力となるようにスイッチ106を切り替える。そして、ステップS211で決定した画像の枚数と各画像のゲイン補正量に従って、メモリ105(バッファA)から読み出した画像に対してゲイン補正部108でゲイン補正を行い、ステップS213に移行する。
ステップS213において、ゲイン補正部108の出力が合成部110の入力となるようにスイッチ109を切り替える。さらに合成部110の出力が記録部115の入力とならないようにスイッチ112を切り替える。合成部110に入力される画像が、1枚目に撮影された画像である場合、合成部110は、その画像に対してゲイン補正部108でゲイン補正し、メモリ111(バッファB)に保持する。ステップS214において、5枚の画像合成が終了したかどうかの判定を行い、メモリ105(バッファA)に合成していない画像がある場合、ステップS212に移行する。
次にステップS212において、2枚目に撮影された画像を合成部110に入力する。合成部110は、メモリ111(バッファB)に保持されている1枚目の画像と、ゲイン補正部108でゲイン補正した2枚目の画像の合成処理を行い、再びメモリ111(バッファB)に保持し、ステップS214に移行する。この処理を3枚合成画像、4枚合成画像、5枚合成画像と繰り返し、5枚の画像を合成し終えたら本合成を終了し、ステップS215、S217に移行する。なお、スイッチ113の状態は任意とする。スイッチ113をメモリ114(バッファC)に書きこむように接続すれば、表示部116には合成途中の画像が表示されることになる。一方、メモリ114(バッファC)に書きこまないように接続すれば、表示部116には何も表示されない。また、その際、合成途中を意味するOSD等を表示部116に表示するようにしても良い。
ステップS215、S217において、合成部110の出力が記録部115の入力となるようにスイッチ112を切り替え、5枚合成した画像(本合成画像)を記録部115に送り、SDカードを始めとした記録媒体に記録する。
また、ステップS216、S218において、合成部110の出力がメモリ114(バッファC)の入力となるようにスイッチ113を切り替え、5枚合成した画像(本合成画像)をメモリ114(バッファC)に保持し、その画像を表示部116に表示する。記録と表示が完了したら、ステップS219に移行し、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、撮影された複数枚の画像を順次簡易合成した結果を表示し、その画像を参照してユーザが所望の合成枚数、所望の明るさとなる合成枚数を指定できるようにする。これにより、ユーザは簡単な操作で、例えば被写体ぶれが少なくなる合成枚数の合成画像を、所望の明るさで取得することができる。
また、本実施形態では、撮影された画像を表示用に縮小して合成する簡易合成画像と記録用の本合成画像の合成を、スイッチ106の切り替えによって同一の合成回路によって実現している。この構成を用いて本合成画像のための合成を行わずに済むタイミングで簡易合成を行うことで、別途簡易合成用の合成画像等を必要とすることなく、本発明を実施可能としている。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態は、メモリ105(バッファA)から読み出した合成前の画像に対してゲイン補正を行う形態であったが、第2の実施形態は、合成後の画像に対してゲイン補正を行う形態である。なお、撮像装置の構成及び基本的な動作は第1の実施形態と同様であり、以下では相違点を中心に説明する。第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様、手ぶれの影響の少ない目標とする露出の画像を得るために、10枚の画像を連続して撮影する。その際、各画像のシャッタースピードは、任意の測光枠で決定した適正露光となるシャッタースピードに対して10倍のシャッタースピードとする。そして、6枚目の画像を取り込む際に被写体動きが発生したものとする。
図6は第2の実施形態に係る撮像装置のシステム構成を示す図である。図6を参照して各内部モジュールについて説明する。600はレンズである。601はシャッターである。602は被写体を撮影する撮影手段であるセンサであり、レンズ600を通して入力される光信号をアナログの電気信号に変換する。なお、本文中でのシャッターは、メカシャッター601の他にセンサ602の読み出しによる電子シャッターを含むものとする。603はAD変換部であり、センサ602で取得したアナログの電気信号をデジタル化する。604はカメラ信号処理部、605はメモリ(バッファA)であり、AD変換部603でデジタル化された画像に対してカメラ信号処理部604がリサイズや現像等の各種画像処理を行い、メモリ605に格納、保持する。
607は縮小部であり、メモリ605に保持されている画像に対して所定の倍率で縮小を行う。609はスイッチであり、縮小部607で縮小された画像を出力するか、メモリ605に保持されている画像を出力するかを切り替える。
610は合成部、611はメモリ(バッファB)である。本撮像装置の合成手法は、第1の実施形態と同様、連続して撮像した複数枚の画像に対して、順次位置合わせを行いながら合成する手法とする。
608はゲイン補正部であり、合成部610の出力に対してゲイン補正を行う。612はスイッチであり、合成部610で合成された画像を出力とするか、ゲイン補正部608でゲイン補正された画像を出力とするかを切り替える。
612はスイッチ、615は記録部であり、合成部660で生成された合成画像を記録部615を介して記録するか否かを切り替える。613はスイッチ、614はメモリ(バッファC)であり、合成部610で生成された合成画像をメモリ614に保持するか否かを切り替える。
616は表示部であり、メモリ614に保持されている合成画像を表示する。617は操作部である。618は撮像装置の全体を制御するコントローラ(マイコン)である。詳細は後述するが、コントローラ618は、表示部616の表示制御を行い、簡易合成画像を表示させる。そして、操作部617で表示部616に表示されている画像から撮影者が画像を選択すると、合成に使用する画像と枚数を決定し、メモリ605からの読み出し枚数、ゲイン補正部608でのゲイン量を制御する。
619はゲイン補正部であり、メモリ614に保持されている合成画像に対してゲイン補正を行う。620はスイッチであり、メモリ614から読み出した合成画像をそのまま表示部616に入力するか、ゲイン補正部619でゲイン補正を行ってから表示部616に入力するかを切り替える。
次に、第2の実施形態に係る撮像装置の動作を説明する。簡易合成画像を生成し、画像を選択するところまでは、第1の実施形態と同じである(図2のフローチャートのステップS201〜S210)。本合成時は、メモリ605(バッファA)の出力が合成部610の入力となるようにスイッチ609を切り替え、合成部610の出力がゲイン補正部608の入力となるようにスイッチ621を切り替える。また、合成途中の画像は記録しないので、合成が終了するまでは、スイッチ621の出力が記録部115の入力とならないようにスイッチ612を切り替える。合成部610に入力される画像が、1枚目に撮影された画像である場合、合成部610は、その画像をメモリ611(バッファB)に保持する。次に、5枚の画像合成が終了したかどうかの判定を行い、メモリ605(バッファA)に合成していない画像がある場合、2枚目に撮影された画像を合成部610に入力する。合成部610は、メモリ611(バッファB)に保持されている1枚目の画像と、2枚目の画像の合成処理を行い、再びメモリ611(バッファB)に保持する。この処理を3枚合成画像、4枚合成画像、5枚合成画像と繰り返す。5枚の画像を合成し終えたら、ゲイン補正部608で8/5倍のゲインをかけて本合成画像を生成する。その後、スイッチ612を記録部615と接続し、記録媒体への記録を行う。また、合成部610の出力がメモリ614(バッファC)に保持されるようにスイッチ613を切り替え、5枚合成した画像(本合成画像)をメモリ614(バッファC)に保持し、その画像を表示部616に表示する。
以上のように、本実施形態では、撮影された複数枚の画像を順次簡易合成した結果を表示し、その画像を参照してユーザが所望の合成枚数、所望の明るさとなる合成枚数を指定できるようにする。これにより、ユーザは簡単な操作で、例えば被写体ぶれが少なくなる合成枚数の合成画像を、所望の明るさで取得することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、簡易合成画像の表示の中から、被写体ぶれしていない画像と所望の明るさとなる画像の選択をする際に、明るさの差分が所定範囲内となるように、選択可能な画像の範囲を制限する形態である。なお、撮像装置の構成及び基本的な動作は第1の実施形態と同様であり、以下では相違点を中心に説明する。第3の実施形態でも、第1、2の実施形態と同様、手ぶれの影響の少ない目標とする露出の画像を得るために、10枚の画像を連続して撮影する。その際、各画像のシャッタースピードは、任意の測光枠で決定した適正露光となるシャッタースピードに対して10倍のシャッタースピードとする。そして、3枚目の画像を取り込む際に被写体動きが発生したものとする。
図7は、表示部161に簡易合成画像を表示した表示画面700を示す。第1の実施形態の図4と同様で、701が1枚簡易合成画像、702が2枚簡易合成画像、・・・、710が10枚簡易合成画像を示す。仮に10枚撮影した画像の中で、被写体ぶれしていない画像として2枚目、所望の明るさとなる画像として9枚目を選択してしまうと、画像にかけるゲインが9/2倍となり、ノイズが大きくなりすぎてしまう。そこで、被写体ぶれしていない画像として2枚目を選択したときは、ノイズが目立たないゲイン量を本装置内部で算出する。そのゲイン量が3倍だとすると、6枚合成まではノイズが目立たないことになる。そして、表示部116から画像を選択する際に、1枚簡易合成画像701から6枚簡易合成画像706は選択可能とし、7枚簡易合成画像707から10枚簡易合成画像710は選択できないように表示する。
以上のように、本実施形態では、撮影された複数枚の画像を順次簡易合成した結果を表示し、その画像を参照してユーザが所望の合成枚数、所望の明るさとなる合成枚数を指定できるようにする。さらにこのとき、合成枚数の指定画像と所望の明るさとなる合成枚数の指定画像との明るさの差分が所定範囲内となるように、選択可能な画像の範囲を制限する。これにより、ユーザに合成の自由度を与えながらも、画像の破たんの少ない合成画像を生成することができる。
本実施形態では、ノイズが大きくなりすぎてしまう画像を選択できないように表示していたが、これに限らず、単にノイズが目立たないゲイン量で済む画像を強調表示する等して全画像を選択可能にしても良い。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100、600:レンズ、101、601:シャッター、102、603:センサ、103、603:AD変換部、104、604:カメラ信号処理部、105、605:メモリ(バッファA)、106:スイッチ、107、607:縮小部、108、608:ゲイン補正部、109、609:スイッチ、110、610:合成部、111、611:メモリ(バッファB)、112、612:スイッチ、113、613:スイッチ、114、614:メモリ(バッファC)、115、615:記録部、116、616:表示部、117、617:操作部、118、618:コントローラ、119、619:ゲイン補正部、120、620:スイッチ、621:スイッチ

Claims (11)

  1. 連続して撮影された複数枚の画像を合成する撮像装置であって、
    被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で連続して撮影された画像を格納する格納手段と、
    前記撮影手段で連続して撮影された画像をそれぞれ縮小し、縮小画像を生成する縮小手段と、
    前記縮小手段で生成された縮小画像を合成し、合成枚数の異なる複数の第1合成画像を生成する第1合成手段と、
    前記第1合成手段で生成された、前記合成枚数の異なる複数の第1合成画像を選択可能に表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から被写体ぶれがない画像を選択する第1選択手段と、
    前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から所望の明るさの画像を選択する第2選択手段と、
    前記第1選択手段で選択された第1合成画像の合成枚数と、前記第2選択手段で選択された第1合成画像の明るさで、前記格納手段に格納された前記連続して撮影された画像を合成し、第2合成画像を生成する第2合成手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記格納手段に格納された画像を前記縮小手段を通して取得するか、前記縮小手段を通さずに取得するかを選択するスイッチを有し、
    前記第1合成手段と前記第2合成手段は同一の合成回路であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2合成手段は、ゲイン補正を行うことにより、前記第2選択手段で選択された第1合成画像の明るさの第2合成画像を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2選択手段は、前記第1選択手段で選択された第1合成画像の明るさとの明るさの差分が所定範囲内となるように、選択可能な画像の範囲を制限することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記第2合成手段で合成が行われる前に、前記第1選択手段で選択された第1合成画像に、前記第2選択手段で選択された第1合成画像の明るさになるようにゲイン補正を行って前記表示部に表示することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記第1選択手段及び前記第2選択手段のうち少なくともいずれか一方は撮影者の操作に従って画像を選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1選択手段及び前記第2選択手段のうち少なくともいずれか一方は自動的に画像を選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 連続して撮影された複数枚の画像を合成する撮像装置の制御方法であって、
    被写体を撮影する撮影手段で連続して撮影された画像を格納手段に格納する格納ステップと、
    前記撮影手段で連続して撮影された画像をそれぞれ縮小し、縮小画像を生成する縮小ステップと、
    前記縮小ステップで生成された縮小画像を合成し、合成枚数の異なる複数の第1合成画像を生成する第1合成ステップと、
    前記第1合成ステップで生成された、前記合成枚数の異なる複数の第1合成画像を選択可能に表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップで前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から被写体ぶれがない画像を選択する第1選択ステップと、
    前記表示ステップで前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から所望の明るさの画像を選択する第2選択ステップと、
    前記第1選択ステップで選択された第1合成画像の合成枚数と、前記第2選択ステップで選択された第1合成画像の明るさで、前記格納手段に格納された前記連続して撮影された画像を合成し、第2合成画像を生成する第2合成ステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 連続して撮影された複数枚の画像を合成する撮像装置を制御するためのプログラムであって、
    被写体を撮影する撮影手段で連続して撮影された画像を格納する格納手段と、
    前記撮影手段で連続して撮影された画像をそれぞれ縮小し、縮小画像を生成する縮小手段と、
    前記縮小手段で生成された縮小画像を合成し、合成枚数の異なる複数の第1合成画像を生成する第1合成手段と、
    前記第1合成手段で生成された、前記合成枚数の異なる複数の第1合成画像を選択可能に表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から被写体ぶれがない画像を選択する第1選択手段と、
    前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像の中から所望の明るさの画像を選択する第2選択手段と、
    前記第1選択手段で選択された第1合成画像の合成枚数と、前記第2選択手段で選択された第1合成画像の明るさで、前記格納手段に格納された前記連続して撮影された画像を合成し、第2合成画像を生成する第2合成手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 連続して撮影された複数枚の画像を合成する画像処理装置であって、
    前記複数枚の画像を用いて合成枚数の異なる複数の第1合成画像を生成する第1生成手段と、
    前記複数の第1合成画像を選択可能に表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像から被写体ぶれがない画像を選択する第1選択手段と、
    前記表示手段に表示された前記複数の第1合成画像から所望の明るさの画像を選択する第2選択手段と、
    前記第1選択手段で選択された第1合成画像の合成枚数と、前記第2選択手段で選択された第1合成画像の明るさに基づき、前記複数枚の画像を用いて、第2合成画像を生成する第2合成手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記第2合成手段は、ゲイン補正を行うことにより、前記第2選択手段で選択された第1合成画像の明るさの第2合成画像を生成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
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