JP5655942B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前部車体構造に係わり、特に、車両の前部に設けられたエンジンルームの上面を覆うボンネットと、このボンネットの前部に設けられた係合部と、上記エンジンルームの前部に設けられたラジエタシュラウドと、を備えた車両の前部車体構造に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、車両の車体前部にラジエタシュラウドが設けられ、このラジエタシュラウドの車幅方向中間部には、ボンネットのストライカをロックするラッチを収納する収納部材が溶接等により固定され、この収納部材と、バンパレインフォースメントの車幅方向中間部と、を連結する連結部材が設けられている車体の前部車体構造が知られている。ここで、収納部材は、上方に開口する箱型形状に形成され、連結部材にはその上端部に取付フランジが形成され、この取付フランジは、収納部材の前面の形状とほぼ合致するほぼ四角形状に形成され、この取付フランジの車幅方向左右両端が収納部材にボルト固定されている。
一般的に、このような車両では、ラッチにボンネットレリーズワイヤが接続され、例えば、このボンネットレリーズワイヤの移動によってラッチが開閉され、ボンネットが開閉されるようになっている。具体的には、このボンネットレリーズワイヤは、ラジエタシュラウドの車両後方側からラジエタシュラウドを貫通してラジエタシュラウドの前方に延ばされ、ラジエタシュラウドの前方に設けられたラッチに接続されている。
一方、ボンネットレリーズワイヤ等のワイヤをラジエタシュラウドの側方からラジエタシュラウドの前面に沿って配置すれば、ラジエタシュラウドにワイヤ貫通用の貫通孔を設ける必要がなくなるので、ラジエタシュラウドの剛性を高めることができる。しかしながら、ワイヤをこのように配置した場合、例えば、鉤つきの棒等からなる引掛け部材を車体前方に設けられたグリルの空気導入口から挿入してワイヤに引掛け、ラッチを開くという操作が可能になり得る。このような操作が可能になると、ボンネットを開いて、車両或いは車両の部品等を盗むという盗難が行われるおそれがある。
特開2003−63445号公報
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、被係合部(ラッチ)に連結されたワイヤが車体前方から不正に操作されるのを抑制することができる車両の前部車体構造を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の車両の前部車体構造は、車両の前部に設けられたエンジンルームの上面を覆うボンネットと、上記ボンネットの前方下部で車体前部の外表面を形成するバンパフェイスと、エンジンルームの前方で上記ボンネットと上記バンパフェイスとの間に形成されたグリルと、上記ボンネットの前部に設けられた係合部と、上記エンジンルームの前部に設けられたラジエタシュラウドと、上記ラジエタシュラウドの前方に設けられ且つ上記係合部と係合する被係合部と、上記ラジエタシュラウドの側方からこのラジエタシュラウドの前方を通って上記被係合部に連結されたワイヤと、上記被係合部を上記ラジエタシュラウドに支持する支持部と、を備える。上記グリルは、上記エンジンルームに空気を導入するための空気導入口を有する。上記支持部は、上記ワイヤの少なくとも一部が上記空気導入口を通じて車体前方側から見えるのを妨げる位置に突出する突出部を有する。上記ワイヤには、ボンネットの開放時に引っ張られることで上記係合部と上記被係合部との係合を解除するボンネットレリーズワイヤと、上記ボンネットの不正開放時に通電状態が変化するバーグラアラームワイヤとが含まれる。上記ラジエタシュラウドは、上記被係合部に対し車幅方向の一方側に離間した位置に、車体前方側に突出する第1ガイド部を有するとともに、上記被係合部に対し車幅方向の他方側に離間した位置に、車体前方側に突出する第2ガイド部を有する。上記ボンネットレリーズワイヤは、上記被係合部から車幅方向の一方側に延びて上記第1ガイド部の下方を通るように配置される。上記バーグラアラームワイヤは、上記被係合部から車幅方向の他方側に延びて上記第2ガイド部の上方を通るように配置される。上記ボンネットレリーズワイヤと上記被係合部との連結位置が、上記第1ガイド部よりも上方に設定されている。
本発明の第1実施形態による車両の車体前部の主に外装の構造を示す正面図である。 本発明の第1実施形態による車両の車体前部の主に内部の構造を示す概略正面図である。 本発明の第1実施形態による車両の車体前部の内部の構造を簡単化して示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造のセンターステーを取り外した状態の部分正面図である。 本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造のセンターステーを取り付けた状態の部分平面図である。 本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造のセンターステーを取り付けた状態の部分正面図である。 図1のVII−VII線に沿って見た断面図である。 図1のVIII−VIII線に沿って見た断面図である。 図4のIX−IX線に沿って見た断面図である。 本発明の第2実施形態による車両の車体前部の主に内部の構造を示す概略正面図である。
以下、図1乃至図9により、本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造を説明する。図1は本発明の第1実施形態による車両の車体前部の主に外装の構造を示す正面図であり、図2は本発明の第1実施形態による車両の車体前部の主に内部の構造を示す概略正面図であり、図3は本発明の第1実施形態による車両の車体前部の内部の構造を簡単化して示す斜視図であり、図4は本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造のセンターステーを取り外した状態の部分正面図であり、図5は本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造のセンターステーを取り付けた状態の見た部分平面図であり、図6は本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造のセンターステーを取り付けた状態の部分正面図であり、図7は図1のVII−VII線に沿って見た断面図であり、図8は図1のVIII−VIII線に沿って見た断面図であり、図9は図4のIX−IX線に沿って見た断面図である。なお、以下の説明において、「前」「後」「左」「右」とは、特に断らない限り、車体を基準にいうものとする。
図1に示すように、車両1は、車体の前部に設けられたエンジンルームの上面を覆うボンネット2と、このボンネット2の前方下部において車体前部の外表面を形成するバンパフェイス4と、エンジンルームの前方においてボンネット2とバンパフェイス4との間に設けられたグリル6と、を備えている。ボンネット2は、このボンネット2の前方内側且つ車幅方向のほぼ中央に設けられたストライカ8(係合部)を備えている。グリル6には、エンジンルームに空気を導入するための空気導入口10が網目状に多数形成されている。
次に、図2は、ボンネット2を開き、バンパフェイス4及びグリル6を取り外した状態を示し、図3は、さらに簡単化した状態の車体前部構造を示している。
図2及び図3に示すように、車体前部には、車幅方向の両外側(車体の左右両側)においてそれぞれ前後方向に延びるフロントサイドフレーム12(図3参照)と、この一対のフロントサイドフレーム12の車幅方向内方側且つグリル6の後方側に配置されているラジエタシュラウド14とが設けられている。
ラジエタシュラウド14は、樹脂製の枠部材であり、車両1の正面に対して垂直な長方形状に形成され、その中央部には大きな開口部16が形成されており、その開口部16のおよそ上半分が、グリル6の空気導入口10の後方側でかつグリル6とほぼ同一高さ位置に配置されている。従って、グリル6の空気導入口10から導入される空気が開口部16を通ってラジエタ等(図示せず)に当たるようになっている。
一対のフロントサイドフレーム12の前方側の端部には、ラジエタシュラウド14の前方側において車幅方向に延びるバンパレインフォースメント18と、バンパレインフォースメント18の前面に取付けられて車幅方向に延びる衝撃吸収部材20と、が設けられている。これらバンパレインフォースメント18及び衝撃吸収部材20は、平面視では車体の前方側に凸の弧状に形成されている。
次に、図4に示すように、ラジエタシュラウド14の上部前面のほぼ中央には、ラッチ22が配置されている。このラッチ22は、ボンネット2が閉まる際にボンネット2のストライカ8と係合する被係合部として設けられている。ラッチ22には、ラッチ22を開閉作動させるラッチ作動機構23が備えられている。
次に、図3及び図4に示すように、ラジエタシュラウド14の前方には、ラジエタシュラウド14の左側(車体前方から見て右側)の側方からラジエタシュラウド14の前面に沿ってラッチ22まで延びるように配置されたボンネットレリーズワイヤ24と、このボンネットレリーズワイヤ24を下から支持する突起部25(図9も参照)とが設けられている。ボンネットレリーズワイヤ24は、ボンネット開閉レバー(図示せず)からラッチ22の上部左側を通って内部のラッチ作動機構23まで延びるように配置されることにより、これら開閉レバー、ラッチ22、及びラッチ作動機構23を機械的に接続している。
さらに、ラジエタシュラウド14の前方には、ラジエタシュラウド14の右側(車体前方から見て左側)の側方からラジエタシュラウド14の前面に沿ってラッチ22まで延びるように配置された複数のバーグラアラームワイヤ26と、各バーグラアラームワイヤ26同士を接続するカプラー27とが設けられている。複数のバーグラアラームワイヤ26は、バーグラサイレン29(図3参照)からラッチ22の上部右側を通って内部のラッチ作動機構23まで延びるように配置されており、ラッチ作動機構23とバーグラサイレン29とを電気的に接続している。バーグラアラームワイヤ26を用いた電気回路(図示せず)は、ボンネットの閉止時において通電した状態となっているが、ラッチ22のラッチ作動機構23を盗難等の不正な手段により作動させると、その通電状態が途切れるように設定されている。バーグラサイレン29は、車両等の盗難を防止するために、バーグラアラームワイヤ26の通電状態が途切れるとサイレンが鳴るように設定されている。
次に、図5に示すように、ラジエタシュラウド14の前面には、当該前面からさらに所定距離だけ前方に突出する一対のラジエタシュラウド取付け部30が設けられ、ラッチ22の左右の側方部がこのラジエタシュラウド取付け部30にそれぞれ取付けられている。このように、ラッチ22は、ラジエタシュラウド14の前面から前方に所定距離だけ離間した位置に配置されている。
従って、ボンネットレリーズワイヤ24は、ラジエタシュラウド14の前面から所定距離D1だけ突出する突起部25の位置から、さらに、ラジエタシュラウド14の前面から所定距離D2だけ離間するラッチ22のラッチ作動機構23の位置まで、車体前方に引き出されるように配置されている。また、バーグラアラームワイヤ26は、ラジエタシュラウド14の前面から所定距離D3だけ突出するカプラー27の位置から、さらに、ラジエタシュラウド14の前面から所定距離D2だけ離間するラッチ22のラッチ作動機構23の位置まで、車体前方に引き出されるように配置されている。なお、ボンネットレリーズワイヤ24或いはバーグラアラームワイヤ26は、ラッチ22の近くでは、後述するシュラウドリブ38の前後方向の突出距離(D4)を越えて配置されている。
次に、図5及び図6に示すように、ラジエタシュラウド14の上部の前方側には、ラッチ22をラジエタシュラウド14に支持するセンターステー28(支持部)が、ラッチ22の前方を取り囲むように取付けられている。センターステー28は、ラッチ22の前方に位置するセンターステーカバー部32(図5参照)と、このセンターステーカバー部32の中央下方部分から下方に延び、センターステーカバー部32とバンパレインフォースメント18とを互いに連結するバンパレインフォースメント接続部33とを備える。バンパレインフォースメント接続部33の上端部はセンターステーカバー部32にスポット溶接によって一体的に固定され、バンパレインフォースメント接続部33の下端部はバンパレインフォースメント18にボルトで締結固定されている。
センターステー28のセンターステーカバー部32は、ラッチ22と、ラッチ22の内部から延びるボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部とを前方から覆い隠す位置に配置されている。具体的に、センターステー28のセンターステーカバー部32は、前方に突出している凸部の頂面をセンターステー28の中心位置A1に有し、センターステー28の中心位置A1から左右の取付け位置A2まで車幅方向の両外側に段状に延びている。センターステーカバー部32は、取付け位置A2において、ボルト36によりラッチ22を介してラジエタシュラウド14に締結固定されている。
センターステー28のセンターステーカバー部32は、車幅方向の両外側(車体の左右両側)に対称に延びる一対のセンターステー突出部34(突出部)を有し、このセンターステー突出部34は、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部が前方から見えるのを妨げるような位置に配置されている。具体的に、センターステー突出部34は、センターステーカバー部32の左右の取付け位置A2から、さらに車幅方向外側に離間した所定位置A3までに亘って、ラジエタシュラウド14の前面とほぼ平行に延びるように形成されている。ここで、所定位置A3は、例えば、ラジエタシュラウド14の車幅方向中央からラジエタシュラウド14の全幅の約4分の1程度の寸法だけ左右にそれぞれ離間した位置、或いは後述するシュラウドリブ38の高さをボンネットレリーズワイヤ24が越えるところに対応する位置、或いは後述するシュラウドリブ38の車幅方向内側端に対応する位置に設定される。なお、センターステー突出部34をラジエタシュラウド14の前面とほぼ平行な板形状に形成した上記構成に代えて、ラジエタシュラウド14の前面に対して傾斜するようにセンターステー突出部34を形成してもよく、湾曲した形状にセンターステー突出部34を形成してもよい。
センターステー突出部34の上端34aはほぼ水平に所定位置A2から所定位置A3まで延び、センターステー突出部の下端34bはセンターステー突出部の先端の所定位置A3から、所定位置A2と所定位置A3の間の所定位置A4に向かって、徐々に下降して延び、所定位置A4から所定位置A2の間ではほぼ水平に延びている。
このように、センターステー突出部34の上下方向の幅Wは、このセンターステー突出部の先端の所定位置A3から所定位置A4まで徐々に増大され、所定位置A4から所定位置A2までほぼ一定に形成されている。
次に、図7に示すように、車両1には、その前方から順に、グリル6、センターステー突出部34、ボンネットレリーズワイヤ24が配置されている。
ここで、センターステー突出部34は、グリル6に形成された空気導入口10からボンネットレリーズワイヤ24に延びる仮想的な直線を遮ることのできる領域に位置決めされている。
具体的には、センターステー突出部34の上端34aは、グリル6の空気導入口10の内側上端10aとボンネットレリーズワイヤ24とを結ぶ破線L1以上の高さ位置に配置され、センターステー突出部34の下端34bは、グリル6の空気導入口10の外側下端10bとボンネットレリーズワイヤ24とを結ぶ破線L2以下の高さ位置に配置されている。従って、センターステー突出部34は、この破線L1上の位置から、この破線L2上の位置まで横断する面を含んで形成されている。
言い換えると、グリル6の空気導入口10の内側上端10aとセンターステー突出部34の上端34aとを結ぶ一点鎖線L3と、グリル6の空気導入口10の外側下端10bとセンターステー突出部34の下端34bとを結ぶ一点鎖線L4との間の位置にボンネットレリーズワイヤ24が配置されている。なお、センターステー突出部34とバーグラアラームワイヤ26との位置関係についても、上述したセンターステー突出部34とボンネットレリーズワイヤ24との位置関係と同様に設定することができる。
また、図4、図6及び図8に示すように、ラジエタシュラウド14の前面には、左右の所定位置A3から車幅方向外側に向かってそれぞれ延びる第1シュラウドリブ38(第1ガイド部)及び第2シュラウドリブ39(第2ガイド部)が設けられている。具体的に、当実施形態では、ラジエタシュラウド14の前面中央よりも車体左側に離間した位置に第1シュラウドリブ38が設けられる一方、ラジエタシュラウド14の前面中央よりも車体右側に離間した位置に第2シュラウドリブ39が設けられており、これら各シュラウドリブ38,39の位置関係が、ラジエタシュラウド14の前面中央(ラッチ22の設置部)を挟んで左右対称となるように設定されている。
第1、第2シュラウドリブ38,39は、それぞれ、ラジエタシュラウド14の前面から車体前方に向かって図5に示す所定距離D4だけ突出するように形成されている。ここで、ラジエタシュラウド14は樹脂等により成形されるので、成形の都合上、上記各シュラウドリブ38,39の突出距離(高さ)D4をあまり大きくとることはできない。このため、各シュラウドリブ38,39の突出距離D4に比べて、ラジエタシュラウド14の前面に対するラッチ22の離間距離D2の方が大きく設定されている(D2>D4)。
バーグラアラームワイヤ26は、ラッチ22から車体右側に延びて第2シュラウドリブ39の上方を通るように配置されている。
一方、ボンネットレリーズワイヤ24は、ラッチ22から車体左側に延びて第1シュラウドリブ38の下方を通るように配置されている。ここで、ボンネットレリーズワイヤ24とラッチ22との連結位置は、第1シュラウドリブ38よりも上方に設定されている。このため、ボンネットレリーズワイヤ24は、ラッチ22から第1シュラウドリブ38に向かうにつれて徐々に下方へと湾曲し、第1シュラウドリブ38の下方においては、第1シュラウドリブ38の下面に直接沿うように(つまり下面に接触するような状態で)配置されている。さらに、第1シュラウドリブ38よりもわずかに下方にあたる位置には突起部25が形成されており、この突起部25と第1シュラウドリブ38とによって上下に挟まれるような状態でボンネットレリーズワイヤ24が配置されている(図9参照)。
次に、本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造の作用を説明する。図1に示すように、ボンネット2が閉まっている状態では、ラッチ22は閉止位置に保持されている。使用者(車両の乗員)が、ボンネット開閉レバー(図示せず)を操作すると、ボンネットレリーズワイヤ24が引かれる。これにより、ボンネットレリーズワイヤ24に接続されたラッチ作動機構23がボンネットレリーズワイヤ24によって引かれ、ラッチ22が開位置に変位する。このようにして、使用者がボンネット2を開くことができる。
また、ボンネット2が閉まっていてラッチ22が閉止位置に保持されている状態では、バーグラアラームワイヤ26が通電されている。この状態から、使用者がボンネット開閉レバーを操作してボンネット2を開放したとしても、バーグラアラームワイヤ26は通電されたままとなり、バーグラサイレン29は作動しない。
一方、車両の盗難等を目的とした者が、鉤つきの棒等からなる引掛け部材を車体前方に設けられたグリル6の空気導入口10から挿入し、ボンネットレリーズワイヤ24に引掛け、ラッチ22を開こうとすることが想定される。このような不正な操作によってボンネット2が開かれた場合は、このバーグラアラームワイヤ26の通電が途切れた状態となり、バーグラサイレン29が鳴る。また、バーグラアラームワイヤ26が不正に物理的に切断される等の場合にも、このバーグラアラームワイヤ26の通電が途切れた状態となり、バーグラサイレン29が鳴る。
ただし、上述した本発明の第1実施形態による車両の前部車体構造によれば、そもそも上記のような不正な操作が行われることが抑制されるので、盗難等の危険をより効果的に低減することができる。
すなわち、上記第1実施形態では、センターステー28のセンターステーカバー部32に備わるセンターステー突出部34により、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部が、空気導入口10を通じて車体前方側から見えないように覆い隠される。従って、例えば空気導入口10を通じて挿入される引掛け部材を用いて、ラッチ22と連結されるボンネットレリーズワイヤ24を車体前方側に引っ張る等の操作を行おうとしても、その操作がセンターステー突出部34により阻害され、ラッチ22が不正に開状態に操作されてボンネット2が開放されるのを抑制することができる。さらに、バーグラサイレン29が鳴らないようにする対策として、例えばバーグラアラームワイヤ26を短絡させて通電状態に維持する操作が空気導入口10を通じて行われることも想定されるが、センターステー突出部34を設けた上記構成によれば、このような操作が行われることも抑制することができる。
また、上記第1実施形態では、ラッチ22から車体左側に延びて第1シュラウドリブ38の下方を通るようにボンネットレリーズワイヤ24が配置されるとともに、ラッチ22から車体右側に延びて第2シュラウドリブ39の上方を通るようにバーグラアラームワイヤ26が配置され、さらに、ボンネットレリーズワイヤ24とラッチ22との連結位置が第1シュラウドリブ38よりも上方に設定されている。このような構成によれば、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26に対する車体前方からの操作をシュラウドリブ38,39によってそれぞれ阻害でき、ラッチ22が不正に開状態に操作されるのを抑制することができる。
すなわち、上記第1実施形態では、ラッチ22とボンネットレリーズワイヤ24との連結部から、これよりも下方に位置する第1シュラウドリブ38の下方を通るようにボンネットレリーズワイヤ24が配置されるため、第1シュラウドリブ38の下面にボンネットレリーズワイヤ24が近接あるいは接触し、両者の間に形成される隙間が極めて小さく抑えられる。このため、鉤つきの棒等からなる引掛け部材によりボンネットレリーズワイヤ24を引っ張ろうとしても、ボンネットレリーズワイヤ24と第1シュラウドリブ38の下面との間に引っ掛け部材の先端を挿入することが困難になり、ボンネットレリーズワイヤ24を引っ張る操作が阻害される。一方、バーグラアラームワイヤ26については、これを通電状態に維持するための操作(例えばバーグラアラームワイヤ26を短絡させる操作)が、バーグラアラームワイヤ26の下方に位置する第2シュラウドリブ39によって直接的に阻害される。そして、これらの作用の結果、ラッチ22が不正に開状態に操作されることが抑制され、盗難等の危険がより効果的に低減される。
さらに、上記第1実施形態では、第1シュラウドリブ38よりも下方に位置するラジエタシュラウド14の所定部位に、第1シュラウドリブ38との間でボンネットレリーズワイヤ24を挟み込む突起部25が設けられている。このような構成によれば、ボンネットレリーズワイヤ24が第1シュラウドリブ38の下面に密着し、両者の隙間がより確実に低減されるので、ボンネットレリーズワイヤ24を引っ掛ける操作をより効果的に阻害することができる。
また、上記第1実施形態では、ラッチ22のラジエタシュラウド14前面からの離間距離D2が、シュラウドリブ38,39のラジエタシュラウド14前面からの突出距離D4よりも大きく設定されている。このため、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26は、車幅方向の中央側に向かうにつれて前方側に湾曲し、ラッチ22の近傍(ラジエタシュラウド14の車幅方向中央部付近)では、シュラウドリブ38,39の突出距離D4を超えた位置に配置されることになる(図5参照)。しかしながら、ラッチ22の近傍では、上述したように、センターステーカバー部32のセンターステー突出部34が設けられており、このセンターステー突出部34によって、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26が前方から覆い隠されている。
このように、上記第1実施形態では、ラッチ22の近傍部のボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26がセンターステー突出部34により車体前方側から覆われる一方、ラッチ22から車幅方向の両外側に離れた部分のボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26については、その上方側もしくは下方側がシュラウドリブ38,39によって覆われるため、ボンネットレリーズワイヤ24を車体前方から引っ張る操作やバーグラアラームワイヤ26を通電状態に維持する操作が車体前方から行われるのをより確実に抑制することができる。
また、本発明の第1実施形態では、センターステー突出部34が、センターステーカバー部32の中央部から車体左側と右側(車幅方向の一方側と他方側)にそれぞれ突出するように形成され、ラッチ22近傍のボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26をそれぞれ車体前方から覆い隠すように配置されている。このため、例えば右ハンドル仕様及び左ハンドル仕様が存在する車両のように、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の左右の配置が仕様により異なる車両であっても、同一形状のセンターステー28を共通に使用することができる。
次に、図10により、本発明の第2実施形態による車両の前部車体構造を説明する。図10は本発明の第2実施形態による車両の車体前部の主に内部の構造を示す概略正面図である。第2実施形態による車両の前部車体構造は、上述した第1実施形態による車両の前部車体構造と基本構造が同じであるため、ここでは、第2実施形態の第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
図10に示すように、第2実施形態による車両51は、さらに、衝突を事前に検知することが可能なプリクラッシュセーフティ機能を有した車両である。このため、車両51は、その車体前部に、衝突を事前に検知するための検知手段52を備えている。
具体的に、検知手段52は、ラジエタシュラウド14の車幅方向中央部の前方であって、バンパレインフォースメント18の上方側且つセンターステー54(支持部)の下方側に位置する部位に配置されている。
センターステー54は、ラッチ22の前方側に配置されたセンターステーカバー部56と、センターステーカバー部56とバンパレインフォースメント18とを互いに連結する左右一対のバンパレインフォースメント接続部58とを備える。各バンパレインフォースメント接続部58は、バンパレインフォースメント18に接続される下端部と、センターステーカバー部56に接続される上端部とを有しており、バンパレインフォースメント18とセンターステーカバー部56との間を垂直方向に且つ互いに平行に延びるように配置されている。
センターステー54のセンターステーカバー部56は、ラッチ22と、ラッチ22の内部から左右に延びるボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部とを前方から覆い隠す位置に配置されている。すなわち、センターステーカバー部56は、車幅方向の両外側(車体の左右両側)に対称に延びる一対の四角形状等のセンターステー突出部60(突出部)を有し、このセンターステー突出部60は、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部を前方から覆い隠す位置に配置されている。
各バンパレインフォースメント接続部58は、その上端部がセンターステーカバー部56の一対のセンターステー突出部60にそれぞれ接続されている。このため、各センターステー突出部60には、バンパレインフォースメント接続部58の上端部をセンターステー突出部60に接続するための連結部62がそれぞれ形成されている。すなわち、センターステー突出部60の連結部62も、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部を前方から覆い隠す位置に配置されている。
次に、グリルから見たセンターステー突出部とボンネットレリーズワイヤとの位置関係について説明する。
センターステー突出部60は、グリルに形成された空気導入口(図示せず)からボンネットレリーズワイヤ24に延びる直線を遮る範囲に位置決めされている。
そのため、センターステー突出部60の下端60b、及びセンターステー突出部60に設けられた連結部62の下端62bは、第1実施形態における図7で説明したような空気導入口10の外側下端10bとボンネットレリーズワイヤ24とを結ぶ破線L2以下の高さ位置に配置されている。さらに、バンパレインフォースメント接続部58がセンターステー突出部60よりも前方に設けられる場合には、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部が、バンパレインフォースメント接続部58によっても、グリル前方から覆い隠されることになる。
このように、本発明の第2実施形態による車両の前部車体構造では、センターステー54と、これよりも下方に位置するバンパレインフォースメント18とが、バンパレインフォースメント接続部58を介して互いに連結され、センターステー54のセンターステーカバー部56のセンターステー突出部60に、バンパレインフォースメント接続部58をセンターステー54に接続するための連結部62が設けられている。連結部62は、ボンネットレリーズワイヤ24及びバーグラアラームワイヤ26の少なくとも一部を車体前方から覆い隠す位置に配置されている。従って、ラッチ22に連結されるボンネットレリーズワイヤ24を車体前方から引っ張る等の操作が行われることを阻害でき、ラッチ22が不正に開状態に操作されてボンネット2が開放されるのを抑制することができる。さらに、バーグラアラームワイヤ26を通電状態に維持する操作が車体前方から行われるのを抑制することができる。
最後に、上記実施形態の開示内容に基づいて、本発明の構成及びその効果についてまとめて説明する。
本発明の車両の前部車体構造は、車両(1)の前部に設けられたエンジンルームの上面を覆うボンネット(2)と、ボンネット(2)の前方下部で車体前部の外表面を形成するバンパフェイス(4)と、エンジンルームの前方でボンネット(2)とバンパフェイス(4)との間に形成されたグリル(6)と、ボンネット(2)の前部に設けられた係合部(8)と、エンジンルームの前部に設けられたラジエタシュラウド(14)と、ラジエタシュラウド(14)の前方に設けられ且つ係合部(8)と係合する被係合部(22)と、ラジエタシュラウド(14)の側方からこのラジエタシュラウド(14)の前方を通って被係合部(22)に連結されたワイヤ(24,26)と、被係合部(22)をラジエタシュラウド(14)に支持する支持部(28)と、を備える。グリル(6)は、エンジンルームに空気を導入するための空気導入口(10)を有する。支持部(28)は、ワイヤ(24,26)の少なくとも一部が空気導入口(10)を通じて車体前方側から見えるのを妨げる位置に突出する突出部(34)を有する。ワイヤには、ボンネット(2)の開放時に引っ張られることで係合部(8)と被係合部(22)との係合を解除するボンネットレリーズワイヤ(24)と、ボンネット(2)の不正開放時に通電状態が変化するバーグラアラームワイヤ(26)とが含まれる。ラジエタシュラウド(14)は、被係合部(22)に対し車幅方向の一方側に離間した位置に、車体前方側に突出する第1ガイド部(38)を有するとともに、被係合部(22)に対し車幅方向の他方側に離間した位置に、車体前方側に突出する第2ガイド部(39)を有する。ボンネットレリーズワイヤ(24)は、被係合部(22)から車幅方向の一方側に延びて第1ガイド部(38)の下方を通るように配置される。バーグラアラームワイヤ(26)は、被係合部(22)から車幅方向の他方側に延びて第2ガイド部(39)の上方を通るように配置される。ボンネットレリーズワイヤ(24)と被係合部(22)との連結位置は、第1ガイド部(38)よりも上方に設定されている。
本発明によれば、被係合部に連結されたワイヤの少なくとも一部が空気導入口を通じて車体前方から見えるのを妨げる位置に支持部の突出部が設けられているので、空気導入口を通じて挿入される引っ掛け部材等を用いてワイヤが車体前方から操作されるのを突出部によって阻害することができ、ボンネットが不正に開放操作されるのを抑制することができる。
また、被係合部から車幅方向の一方側に離間した位置において、第1ガイド部の直ぐ下方にボンネットレリーズワイヤが配置されるので、このボンネットレリーズワイヤに引っ掛け部材等を引っ掛けようとしても、その操作が第1ガイド部によって阻害される。さらに、被係合部から車幅方向の他方側に離間した位置において、第2ガイド部よりも上方にバーグラアラームワイヤが配置されるので、このバーグラアラームワイヤに対しその通電状態を変化させないための操作を行おうとしても、その操作が第2ガイド部によって阻害される。
上記構成において、より好ましくは、第1ガイド部(38)よりも下方に位置するラジエタシュラウド(14)の所定部位に、第1ガイド部(38)との間でボンネットレリーズワイヤ(24)を挟み込む突起部(25)が設けられる。
この構成によれば、ボンネットレリーズワイヤが第1ガイド部の下面に密着し、両者の隙間がより確実に低減されるので、ボンネットレリーズワイヤに対する不正な操作が行われるのを確実に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、支持部(28)が一対の突出部(34)を有し、両突出部(34)は車幅方向の一方側と他方側にそれぞれ突出している。
この構成によれば、被係合部の左右両側でワイヤを覆い隠すことができるとともに、右ハンドル仕様及び左ハンドル仕様が存在する車両のように、ワイヤの左右の配置が仕様により異なる車両であっても、同一形状の支持部を共通に使用することができる。
本発明において、好ましくは、前部車体構造は、ラジエタシュラウド(14)の前方において車幅方向に延びるバンパレインフォースメント(18)と、支持部(54)とバンパレインフォースメント(18)とを連結するバンパレインフォースメント接続部(58)と、を更に備える。支持部(54)はバンパレインフォースメント(18)の上方に配置され、支持部(54)の突出部(60)に、バンパレインフォースメント接続部(58)を支持部(54)に接続するための連結部(62)が設けられる。
この構成によれば、ワイヤの少なくとも一部が連結部によっても車体前方から覆い隠されるので、被係合部に連結されるワイヤが車体前方から不正に操作されるのをより確実に抑制することができる。

Claims (4)

  1. 車両の前部に設けられたエンジンルームの上面を覆うボンネットと、
    上記ボンネットの前方下部で車体前部の外表面を形成するバンパフェイスと、
    エンジンルームの前方で上記ボンネットと上記バンパフェイスとの間に形成されたグリルと、
    上記ボンネットの前部に設けられた係合部と、
    上記エンジンルームの前部に設けられたラジエタシュラウドと、
    上記ラジエタシュラウドの前方に設けられ且つ上記係合部と係合する被係合部と、
    上記ラジエタシュラウドの側方からこのラジエタシュラウドの前方を通って上記被係合部に連結されたワイヤと、
    上記被係合部を上記ラジエタシュラウドに支持する支持部と、を備え、
    上記グリルは、上記エンジンルームに空気を導入するための空気導入口を有し、
    上記支持部は、上記ワイヤの少なくとも一部が上記空気導入口を通じて車体前方側から見えるのを妨げる位置に突出する突出部を有しており、
    上記ワイヤには、ボンネットの開放時に引っ張られることで上記係合部と上記被係合部との係合を解除するボンネットレリーズワイヤと、上記ボンネットの不正開放時に通電状態が変化するバーグラアラームワイヤとが含まれ、
    上記ラジエタシュラウドは、上記被係合部に対し車幅方向の一方側に離間した位置に、車体前方側に突出する第1ガイド部を有するとともに、上記被係合部に対し車幅方向の他方側に離間した位置に、車体前方側に突出する第2ガイド部を有し、
    上記ボンネットレリーズワイヤは、上記被係合部から車幅方向の一方側に延びて上記第1ガイド部の下方を通るように配置され、
    上記バーグラアラームワイヤは、上記被係合部から車幅方向の他方側に延びて上記第2ガイド部の上方を通るように配置され、
    上記ボンネットレリーズワイヤと上記被係合部との連結位置が、上記第1ガイド部よりも上方に設定されている、ことを特徴とする車両の前部車体構造。
  2. 上記第1ガイド部よりも下方に位置する上記ラジエタシュラウドの所定部位に、上記第1ガイド部との間で上記ボンネットレリーズワイヤを挟み込む突起部が設けられた、請求項1に記載の車両の前部車体構造。
  3. 上記支持部が一対の上記突出部を有し、両突出部は車幅方向の一方側と他方側にそれぞれ突出している、請求項1又は2に記載の車両の前部車体構造。
  4. 上記ラジエタシュラウドの前方において車幅方向に延びるバンパレインフォースメントと、上記支持部と上記バンパレインフォースメントとを連結するバンパレインフォースメント接続部と、を更に備え、
    上記支持部は上記バンパレインフォースメントの上方に配置され、
    上記支持部の上記突出部に、上記バンパレインフォースメント接続部を上記支持部に接続するための連結部が設けられた、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両の前部車体構造。
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