JP2002160670A - 自動車におけるフードロック装置 - Google Patents

自動車におけるフードロック装置

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JP2002160670A
JP2002160670A JP2000361052A JP2000361052A JP2002160670A JP 2002160670 A JP2002160670 A JP 2002160670A JP 2000361052 A JP2000361052 A JP 2000361052A JP 2000361052 A JP2000361052 A JP 2000361052A JP 2002160670 A JP2002160670 A JP 2002160670A
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lock mechanism
hood
vehicle body
lock
body frame
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JP2000361052A
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Hideki Teramae
英樹 寺前
Nobuya Nakade
暢也 中出
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック機構と、このロック機構から延出する
ロック解除ケーブルの部分についての操作が防止される
ようにした場合でも、車体の見栄えが良好に保たれるよ
うにする。 【解決手段】 自動車1におけるフードロック装置19
が、車体本体4が備える空間15の上端の開口16を開
閉自在に閉じるフード17と、車体フレーム3の前上端
部の前方近傍に配置されてフード17の前端部を車体フ
レーム3にロックするロック機構21と、外部から入力
した操作力をロック機構21に伝達してこのロック機構
21のロック状態を解除可能とさせるロック解除ケーブ
ル23と、ロック機構21とこのロック機構21近傍の
ロック解除ケーブル23の部分23aとをその前方から
覆うグリル27とを備える。車体フレーム3に支持され
てロック機構21とロック解除ケーブル23の部分23
aとをその下方から覆うカバー体51を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、フードの前端部を
車体フレームに解除可能にロックするロック機構と、こ
のロック機構をその前方から覆うグリルとを備えた自動
車におけるフードロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車におけるフードロック装置に
は、従来、特開平8−150958号公報で示されるも
のがある。
【0003】上記公報のものによれば、自動車における
フードロック装置は、車輪により走行路面上に支持され
る車体フレームと、この車体フレームに支持されてその
内部に空間を備える車体本体と、上記空間の上端の開口
をその上方から開閉自在に閉じるフードと、上記車体フ
レームの前上端部の前方近傍に配置されて上記フードの
前端部を上記車体フレームに解除可能にロックするロッ
ク機構と、このロック機構から延出し外部から入力した
操作力を上記ロック機構に伝達してこのロック機構のロ
ック状態を解除可能とさせるロック解除ケーブルと、上
記フードの前端部の下方に位置して上記ロック機構とこ
のロック機構近傍の上記ロック解除ケーブルの部分とを
その前方から覆うグリルとを備えている。
【0004】そして、操作者が、上記ロック解除ケーブ
ルを介し操作力をロック機構に伝達してこのロック機構
のロック状態を解除させると、上記フードの前端部は上
方移動可能とされる。
【0005】ここで、従来、上記フードの前端部をわず
かに上方移動させて上記開口を半開状態にさせたとき、
上記フードの前端部のそれ以上の上方移動を一旦阻止す
る係止具が通常設けられている。
【0006】上記構成において、開口を全開にさせよう
とするときには、上記半開状態にさせたフードの前端部
とグリルの上端部との間の隙間を通して操作者が車体の
前方から指を挿入し、この指により上記係止具を操作し
てその係止状態を解除させる。すると、上記半開状態か
ら更に上記フードの前端部の上方移動が可能となって、
上記開口を全開にさせることができる。
【0007】上記の場合、係止具は、上記隙間を通して
車体の前方から操作可能なことが必要であり、また、上
記係止具への操作時に、上記車体フレームの前上端部が
邪魔にならないようにすることが好ましい。そこで、上
記係止具は上記車体フレームの前上端部の前方に配置さ
れている。ここで、上記係止具とロック機構とは互いに
関連し合った構成であることから、上記ロック機構およ
びこのロック機構近傍のロック解除ケーブルの部分は、
上記係止具と共に上記車体フレームの前上端部の前方に
配置されている。
【0008】一方、上記開口を閉じるときには、上記フ
ードの前端部を単に下方移動させればよく、上記開口を
全閉にする下方移動により、上記フードの前端部は上記
ロック機構により再び自動的にロックされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、ロック機構は車体フレームの前上端部の前方
に配置されているため、車体の前方からグリルの通風孔
を通して他人が指を挿入すれば、上記車体フレームの前
上端部に邪魔されずに、上記ロック機構やロック解除ケ
ーブルの部分の操作ができ易くなるおそれがあって、上
記ロック機構のロック解除がなされるおそれがある。
【0010】そこで、従来、上記グリルの裏面にリブを
突設し、車体の前方からグリルの通風孔に指を挿入した
としても、この指が上記ロック機構やロック解除ケーブ
ルの部分に達することを上記リブが抑制するようにし、
もって、上記ロック機構等に対する操作ができないよう
にしたものが提案されている。
【0011】しかし、上記したようにグリルの裏面にリ
ブを突設すると、これらグリルとリブの基部との互いの
結合部では肉厚が大きくなることから、これらを樹脂成
形したときには、上記結合部に対応するグリルの表面に
ヒケが生じがちとなって、車体の見栄えが低下するとい
う問題点がある。
【0012】一方、雨天時に自動車が走行するときに
は、走行路面上から車体の前方に多量の水滴が跳ね上げ
られ、この水滴が車体の前方から上記グリルの通風孔を
通り、斜め後上方に上記ロック機構やロック解除ケーブ
ルの部分に向うことがあり、この場合には、上記ロック
機構やロック解除ケーブルの部分に泥が付着するおそれ
があり、このような汚損は上記ロック機構の円滑な作動
を阻害するものであって好ましくない。
【0013】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車体の前方からグリルの通風孔を通して
他人が指を挿入しても、フードの前端部を車体フレーム
にロックさせたロック機構と、このロック機構から延出
するロック解除ケーブルの部分についての操作が防止さ
れるようにし、かつ、このようにした場合でも、車体の
見栄えが良好に保たれるようにし、更に、自動車の走行
時に、走行路面上から跳ね上げられた水滴によって上記
ロック機構とロック解除ケーブルの部分とが汚損される
ということを防止し、もって、ロック機構の円滑な作動
を確保することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車におけるフードロック装置は、車体フ
レーム3と、この車体フレーム3に支持されてその内部
に空間15を備える車体本体4と、上記空間15の上端
の開口16をその上方から開閉自在に閉じるフード17
と、上記車体フレーム3の前上端部の前方近傍に配置さ
れて上記フード17の前端部を上記車体フレーム3に解
除可能にロックするロック機構21と、このロック機構
21から延出し外部から入力した操作力を上記ロック機
構21に伝達してこのロック機構21のロック状態を解
除可能とさせるロック解除ケーブル23と、上記フード
17の前端部の下方に位置して上記ロック機構21とこ
のロック機構21近傍の上記ロック解除ケーブル23の
部分23aとをその前方から覆うグリル27とを備えた
自動車におけるフードロック装置において、
【0015】上記車体フレーム3に支持されて上記ロッ
ク機構21と上記ロック解除ケーブル23の部分23a
とをその下方から覆うカバー体51を設けたものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0017】図中符号1は自動車で、矢印Frはこの自
動車1の前方を示し、下記する左右とは上記前方に向っ
ての自動車1の車体2の幅方向(以下、単に「幅方向」
という)をいうものとする。
【0018】上記車体フレーム3は、車輪等を介して走
行路面上に支持される車体フレーム3と、この車体フレ
ーム3に支持される板金製の車体本体4とを備えてい
る。
【0019】上記車体フレーム3は、車体2の前後方向
に延びてその各前端部がそれぞれ前方に突出する自由端
とされた左右一対のサイドメンバ6,6と、「幅方向」
に延びてこれらサイドメンバ6,6を互いに結合させる
不図示のクロスメンバと、上記各サイドメンバ6,6の
外側方かつ上方に位置して前後方向に延びその各前端部
がそれぞれ前方に突出する自由端とされた左右一対のア
ッパサイドメンバ7,7と、上記車体フレーム3の各側
部において上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7
の各前部同士を互いに結合させる左右一対の結合メンバ
8,8と、上記車体フレーム3の前端部を構成し上記サ
イドメンバ6とアッパサイドメンバ7の各前端部に支持
されてラジエータ、コンデンサの組立体であるラジエー
タ10を支持するラジエータサポート11とを備えてい
る。
【0020】上記各サイドメンバ6、アッパサイドメン
バ7、および結合メンバ8は板金製で、互いに溶接によ
り強固に結合されている。上記ラジエータサポート11
は樹脂や、樹脂と金属とを複合させて成形した樹脂製で
上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7の各前端部
に締結具12により着脱自在に締結されることにより、
上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7に支持され
ている。
【0021】上記車体本体4は、上記サイドメンバ6と
アッパサイドメンバ7をそれぞれその外側方から覆って
上記アッパサイドメンバ7に締結具により支持される左
右一対のフロントフェンダ14,14と、これら左右フ
ロントフェンダ14,14の間に形成され自動車1の駆
動源であるエンジンを収容する空間15、つまり、エン
ジンルームとを備え、上記左右フロントフェンダ14,
14の各上端縁部の間における上記空間15の上端に
は、この空間15を車体本体4の上方に開放させる開口
16が形成されている。
【0022】上記車体本体4は、上記開口16をその上
方から開閉自在に閉じるフード17を備えている。この
フード17はその前端部側が上方に向って往、復回動
(上、下回動)自在となるようその後端部が上記車体フ
レーム3にヒンジにより枢支されている。
【0023】上記フード17が復回動(下方回動)して
上記開口16を全閉状に閉じたとき、上記フード17の
前端部(回動端部)を、上記車体フレーム3の前上端部
を構成する上記ラジエータサポート11の上端部に解除
可能にロックするフードロック装置19が設けられてい
る。
【0024】上記フードロック装置19は、上記フード
17の前端部の下面から下方に向けて突設されたストラ
イカ20と、上記ラジエータサポート11の上端部の前
方近傍に配置されると共にこの上端部に支持され、上記
フード17が復回動して上記開口16を全閉状に閉じた
とき上記ストライカ20を上記車体フレーム3に対し解
除可能にロックするロック機構21と、外部からの操作
力を入力してこの操作力を上記ロック機構21に伝達
し、このロック機構21のロック状態を解除可能とさせ
るロック解除操作具22とを備えている。
【0025】上記ロック解除操作具22は、車体本体4
内の車室に設けられる不図示の操作レバーと、上記ロッ
ク機構21から延出し上記操作レバーを上記ロック機構
21に連動連結させるロック解除ケーブル23とを備
え、上記操作レバーを操作すれば、その操作力が上記ロ
ック解除ケーブル23を介し上記ロック機構21に伝達
されてこのロック機構21がロック解除動作させられ、
上記ストライカ20に対するロック機構21のロックが
解除されて、上記フード17の往回動が可能とされる。
【0026】上記車体本体4は、上記ラジエータサポー
ト11の下部をその前方から覆うバンパ26と、上記フ
ード17の前端部の下方、かつ、上記バンパ26の上方
に位置して上記ラジエータサポート11の上部をその前
方から覆うグリル27とを備え、これらバンパ26とグ
リル27は共に樹脂や、樹脂と金属とを複合させて成形
した樹脂製で互いに一体成形されており、上記ラジエー
タサポート11に不図示の締結具により締結されて支持
されている。また、上記グリル27の上部は上記ロック
機構21とこのロック機構21近傍の上記ロック解除ケ
ーブル23の部分23aとのそれぞれ少なくとも一部分
をその前方から覆っている。
【0027】上記バンパ26と、グリル27のそれぞれ
「幅方向」の中央部には、これらバンパ26とグリル2
7をそれぞれ前後方向に貫通する通風孔28が形成さ
れ、これら各通風孔28は、車体2の正面視で「幅方
向」に長く延びる形状とされ、バンパ26とグリル27
にそれぞれ上下方向で複数設けられている。また、上記
ロック機構21およびロック解除ケーブル23の部分2
3aと、上記各通風孔28の「幅方向」のほぼ中央部分
とは、この「幅方向」で同じところに位置している。
【0028】上記バンパ26の左右各側部の上方、か
つ、上記グリル27の各外側方には、それぞれヘッドラ
ンプ29が設けられ、これら各ヘッドランプ29はラジ
エータサポート11の各側部に支持されている。
【0029】上記ラジエータサポート11は、このラジ
エータサポート11における「幅方向」の各側部を構成
して上下方向に延びる左右一対のサポートサイドメンバ
32,32と、「幅方向」に延びて上記各サポートサイ
ドメンバ32の上端部同士を互いに結合させるアッパク
ロスメンバ33と、「幅方向」に延びて上記各サポート
サイドメンバ32の下端部同士を互いに結合させるロア
クロスメンバ34と、上記アッパクロスメンバ33とロ
アクロスメンバ34のそれぞれ「幅方向」のほぼ中央部
を互いに結合させるセンタメンバ35とを備え、これら
32〜35は射出などの成形により互いに一体成形され
ている。
【0030】上記各サポートサイドメンバ32の長手方
向(上下方向)の中途部37には、これら中途部37を
上記各サイドメンバ6の前端部に締結具12により支持
させる支持部38が形成されている。また、上記アッパ
クロスメンバ33とロアクロスメンバ34のそれぞれ
「幅方向」(長手方向)の中途部39,40に上記ラジ
エータ10の上、下端部がそれぞれ支持具41,42に
より着脱自在に支持されている。
【0031】上記ラジエータサポート11には、上記サ
ポートサイドメンバ32、アッパクロスメンバ33、ロ
アクロスメンバ34、およびセンタメンバ35で囲まれ
た左右一対の空間44,45が設けられ、これら空間4
4,45のうち、一方(左側)の空間44は上記ラジエ
ータサポート11を前後に貫通させると共に、上記空間
44には上記ラジエータ10が収容され、他方(右側)
の空間45は上記ラジエータサポート11を単に前後に
貫通させている。
【0032】上記ラジエータ10の後方近傍に位置して
このラジエータ10における走行風の通風を促進させる
起風手段47が設けられている。この起風手段47は、
上記一方の空間44の後方近傍に位置して上記ラジエー
タサポート11に一体成形されるブラケット48と、上
記ラジエータ10の後方近傍に位置して上記ブラケット
48に支持される電動式のファン49とを備えている。
【0033】上記構成において、車体フレーム3に支持
されて上記ロック機構21と上記ロック解除ケーブル2
3の部分23aとをその下方からほぼ全体的に覆うカバ
ー体51が設けられ、このカバー体51は上記グリル2
7によってその前方から覆われている。
【0034】このため、車体2の前方からグリル27の
通風孔28を通して他人が指を挿入したとしても、この
指が上記ロック機構21やロック解除ケーブル23の部
分23aに達することは上記カバー体51によって防止
される。
【0035】よって、上記ロック機構21やロック解除
ケーブル23の部分23aへの他人による操作が防止さ
れ、このため、上記ロック機構21のロック状態の解除
が防止されて盗難やいたずらが防止される。
【0036】そして、上記の場合、カバー体51は上記
車体フレーム3に支持されたものであって、従来の技術
のようにグリル27の裏面にリブ52を一体成形したと
いうものではないため、このグリル27の表面にヒケが
生じることは防止される。また、上記カバー体51は、
上記グリル27によってその前方から覆われるものであ
って、車体2の外観上、容易に見えるものではない。
【0037】よって、上記したように、ロック機構21
やロック解除ケーブル23の部分23aへの他人による
操作を防止した場合でも、車体2の見栄えは良好に保た
れる。
【0038】また、自動車1の走行時に、走行路面から
跳ね上げられた多量の水滴が車体2の前方から上記グリ
ル27の通風孔28を通り、斜め後上方に上記ロック機
構21やロック解除ケーブル23の部分23aに向うこ
とはあるが、上記水滴が上記ロック機構21等に達する
ことは上記ロック機構21等をその下方から覆う上記カ
バー体51によって防止される。
【0039】よって、上記水滴によって、ロック機構2
1やロック解除ケーブル23の部分23aが汚損される
ということは防止され、ロック機構21の円滑な作動が
確保される。
【0040】また、前記したように、車体フレーム3が
その前端部を構成する樹脂製のラジエータサポート11
を備え、上記車体フレーム3の前上端部を上記ラジエー
タサポート11の上端部のアッパクロスメンバ33で構
成し、このアッパクロスメンバ33に上記カバー体51
を一体成形してある。
【0041】このため、上記したように、ロック機構2
1やロック解除ケーブル23の部分23aへの他人によ
る操作を防止した場合でも、フードロック装置19の部
品点数の増加が抑制され、よって、上記他人による操作
の防止が簡単な構成により達成される。
【0042】また、上記したように、アッパクロスメン
バ33に上記カバー体51を一体成形したことから、こ
のカバー体51が上記アッパクロスメンバ33の補強材
として働き、上記アッパクロスメンバ33は「幅方向」
に長い部材であって、強度や剛性を確保し難いものでは
あるが、上記カバー体51により上記アッパクロスメン
バ33の強度と剛性が向上させられる。
【0043】よって、上記ロック機構21を介し上記ア
ッパクロスメンバ33にフード17の前端部をロックさ
せたとき、上記アッパクロスメンバ33に対するフード
17の前端部の支持が、上記カバー体51を利用すると
いう簡単な構成により強固になされる。
【0044】また、上記カバー体51の前端部(突出端
部)から上方に向って一体的に突設され上記ロック機構
21とロック解除ケーブル23の部分23aとをその前
方からほぼ全体的に覆う他のカバー体53が設けられて
いる。
【0045】このため、上記他のカバー体53によれ
ば、前記したロック機構21等への他人による操作の防
止や、ロック機構21等の汚損の防止がより確実に達成
される。
【0046】なお、以上は図示の例によるが、上記カバ
ー体51と他のカバー体53とは、上記車体フレーム3
のアッパクロスメンバ33の「幅方向」のほぼ全体にわ
たり成形してもよい。また、上記他のカバー体53はな
くてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0048】請求項1の発明は、車体フレームと、この
車体フレームに支持されてその内部に空間を備える車体
本体と、上記空間の上端の開口をその上方から開閉自在
に閉じるフードと、上記車体フレームの前上端部の前方
近傍に配置されて上記フードの前端部を上記車体フレー
ムに解除可能にロックするロック機構と、このロック機
構から延出し外部から入力した操作力を上記ロック機構
に伝達してこのロック機構のロック状態を解除可能とさ
せるロック解除ケーブルと、上記フードの前端部の下方
に位置して上記ロック機構とこのロック機構近傍の上記
ロック解除ケーブルの部分とをその前方から覆うグリル
とを備えた自動車におけるフードロック装置において、
【0049】上記車体フレームに支持されて上記ロック
機構と上記ロック解除ケーブルの部分とをその下方から
覆うカバー体を設けてある。
【0050】このため、車体の前方からグリルの通風孔
を通して他人が指を挿入したとしても、この指が上記ロ
ック機構やロック解除ケーブルの部分に達することは上
記カバー体によって防止される。
【0051】よって、上記ロック機構やロック解除ケー
ブルの部分への他人による操作が防止され、このため、
上記ロック機構のロック状態の解除が防止されて盗難や
いたずらが防止される。
【0052】そして、上記の場合、カバー体は上記車体
フレームに支持されたものであって、従来の技術のよう
にグリルの裏面にリブを一体成形したというものではな
いため、このグリルの表面にヒケが生じることは防止さ
れる。また、上記カバー体は、上記グリルによってその
前方から覆われるものであって、車体の外観上、容易に
見えるものではない。
【0053】よって、上記したように、ロック機構やロ
ック解除ケーブルの部分への他人による操作を防止した
場合でも、車体の見栄えは良好に保たれる。
【0054】また、自動車の走行時に、走行路面から跳
ね上げられた多量の水滴が車体の前方から上記グリルの
通風孔を通り、斜め後上方に上記ロック機構やロック解
除ケーブルの部分に向うことはあるが、上記水滴が上記
ロック機構等に達することは上記ロック機構等をその下
方から覆う上記カバー体によって防止される。
【0055】よって、上記水滴によって、ロック機構や
ロック解除ケーブルの部分が汚損されるということは防
止され、ロック機構の円滑な作動が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体前部の側面断面図である。
【図2】車体前部の正面図である。
【図3】車体前部の平面図である。
【図4】図2の部分拡大図である。
【図5】車体前部の斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 車体フレーム 4 車体本体 10 ラジエータ 11 ラジエータサポート 15 空間 16 開口 17 フード 19 フードロック装置 21 ロック機構 22 ロック解除操作具 23 ロック解除ケーブル 23a 部分 27 グリル 28 通風孔 51 カバー体 53 他のカバー体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 HH02 JJ05 JJ10 KK01 LL15 QQ08 3D003 AA03 AA07 BB02 CA04 DA04 3D004 AA02 AA09 BA02 CA15 CA41 DA04 DA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームと、この車体フレームに支
    持されてその内部に空間を備える車体本体と、上記空間
    の上端の開口をその上方から開閉自在に閉じるフード
    と、上記車体フレームの前上端部の前方近傍に配置され
    て上記フードの前端部を上記車体フレームに解除可能に
    ロックするロック機構と、このロック機構から延出し外
    部から入力した操作力を上記ロック機構に伝達してこの
    ロック機構のロック状態を解除可能とさせるロック解除
    ケーブルと、上記フードの前端部の下方に位置して上記
    ロック機構とこのロック機構近傍の上記ロック解除ケー
    ブルの部分とをその前方から覆うグリルとを備えた自動
    車におけるフードロック装置において、 上記車体フレームに支持されて上記ロック機構と上記ロ
    ック解除ケーブルの部分とをその下方から覆うカバー体
    を設けた自動車におけるフードロック装置。
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Cited By (6)

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