JP5652726B2 - 車体前部の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車体前部の構造に関する。
従来から、車両の車体前部の内部には、エンジンルームが設けられており、このエンジンルームの車両前方側には、車両幅方向に延在するフロントアッパメンバ(ランプサポートメンバ)及びフロントロアメンバ(ラジエータサポートメンバ)等の部材が配置されている。フロントアッパメンバ及びフロントロアメンバは、車両の上下位置に設けられており、これらフロントアッパメンバ及びフロントロアメンバにより熱交換器(ラジエータ、コンデンサ)が支持された状態で、車体前部に配置されている。また、フロントアッパメンバとフロントロアメンバとは、車体前部の車両幅方向の中央付近で、車両上下方向に延在するフロントブレースによって連結されている。一方、車両の中には、フロントバンパーメンバが設けられていない車体前部の構造も存在している。
このような構造の車体前部の車両幅方向の中央付近に対し、車両前方から歩行者の脚部が当たる場合、歩行者の脚部にはフロントブレース側からの荷重が掛かっていた。
フロントブレース側から荷重が掛かると、歩行者の脚部、特に膝より下側は車両前後方向に振られることになる。これにより、膝の角度変化が大きくなり、膝への負荷が増大するおそれがあった。
そこで、従来の車体前部構造の中には、バンパーリーンフォースメントの車両前方を覆う収納位置と、該収納位置より下方に配置され、バンパーリーンフォースメントより車両前方に突出する作動位置とに向かって移動可動なバンパーを備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。この車両前部構造によれば、作動位置に移動したバンパーが歩行者の脚部に当たるため、入力荷重を吸収することができ、脚部の上方部位と下方部位との間に発生する屈曲を抑えることができるとされている。
特開2005−132258号公報
しかしながら、上述した従来の車体前部の構造においては、車速データに基づいてバンパーの位置を設定しており、車速が低速または高速の場合には、当該バンパーは収納位置に位置し、中速の場合には、当該バンパーは作動位置に位置している。そのため、車速が低速または高速の場合には、歩行者の脚部は従前と同様に車両前部に当たることとなり、脚部の上方部位と下方部位との間に発生する屈曲を抑えることができないおそれがあった。
なお、歩行者の脚部を保護するには、フロントブレースなどに当たる脚部を直線状に保つことが重要であることが分かっている。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、歩行者の脚部が車体前部のフロントブレースに当たった場合に、フロントブレースの上下方向中間部分を変形させ、フロントアッパメンバ、フロントブレース及びフロントロアメンバの車両前後方向位置をコントロールすることにより脚部を直線状に保ち、脚部への荷重を効率的に吸収し、局所的な荷重を緩和するとともに、脚部の屈曲をより確実に軽減させることが可能な車体前部の構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、エンジンルームの車両前方側には、車両幅方向に延在するフロントアッパメンバ及びフロントロアメンバが配置され、前記フロントアッパメンバと前記フロントロアメンバとは、車両上下方向に延在するフロントブレースによって連結されている車体前部の構造において、
前記フロントブレースの上部は、前記フロントアッパメンバの前面に連結されているとともに、前記フロントブレースの下部は、前記フロントロアメンバの前面に連結され、前記フロントロアメンバは、前記フロントアッパメンバよりも車両前方に位置しており、前記フロントブレースのうち、前記フロントアッパメンバと前記フロントロアメンバとの間の上下方向中間部分は、車両前方に突出する湾曲形状に形成され、前記フロントブレースの前面には、車両前方へ向かう凸形状のビード部が車両上下方向に設けられ、前記ビード部は、車両前方に突出する前記湾曲形状の上下方向中間部分から下方に向けて車両前方視でラジエータから離れる方向に屈曲して形成されており、前記フロントブレースの前記フロントアッパメンバへの連結部分の車両幅方向中心に対し、前記フロントブレースの前記フロントロアメンバへの連結部分の車両幅方向中心は、前記ラジエータから離れる方向にオフセットして配置されている。
また、本発明において、前記フロントブレースが連結する前記フロントアッパメンバの前面は、車両上方視で車両後方に向かって凹んだ形状に形成されている。
さらに、本発明において、前記フロントブレースの湾曲形状の上下方向中間部分より下側の部分は、ラジエータの前面よりも車両前方に配置されている。
さらに、本発明において、前記フロントブレースの車両前方に突出する前記湾曲形状の上下方向中間部分は、脚部の膝の高さ位置に設定されている。
上述の如く、本発明に係る車体前部の構造は、エンジンルームの車両前方側には、車両幅方向に延在するフロントアッパメンバ及びフロントロアメンバが配置され、前記フロントアッパメンバと前記フロントロアメンバとは、車両上下方向に延在するフロントブレースによって連結されているものであって、前記フロントブレースの上部は、前記フロントアッパメンバの前面に連結されているとともに、前記フロントブレースの下部は、前記フロントロアメンバの前面に連結され、前記フロントロアメンバは、前記フロントアッパメンバよりも車両前方に位置しており、前記フロントブレースのうち、前記フロントアッパメンバと前記フロントロアメンバとの間の上下方向中間部分は、車両前方に突出する湾曲形状に形成されているので、鉛直方向に延びた歩行者の脚部が車両前方からフロントブレースに向かってくる場合に、膝より下側の部位が、フロントロアメンバとフロントブレースの凸湾曲形状の上下方向中間部分に接触し、フロントブレースの前面に位置する凸湾曲形状の上下方向中間部分以下が脚部を受け止め、次いで、上下方向中間部分が変形して後退するとともに、脚部の上方部位が車両後方に移動してフロントアッパメンバに接触することになる。このとき、フロントアッパメンバ、フロントブレースの凸湾曲形状である上下方向中間部分の変形位置、フロントロアメンバは、斜めに配置されることになる。これに伴い、脚部の上方部位が下方部位よりも車両後方に位置して、斜めに直線状に保たれることになる。
したがって、本発明の車体前部の構造によれば、歩行者の脚部が車体前部のフロントブレースに当たった場合に、フロントブレースの上下方向中間部分が変形し、フロントアッパメンバ、フロントブレース及びフロントロアメンバの位置関係をコントロールすることにより脚部を直線状に支えることが可能となり、脚部による荷重を効率的に吸収できるとともに、脚部への局所的な荷重を緩和し、脚部の屈曲を軽減させることができる。
しかも、本発明の構造において、前記フロントブレースの前面には、車両前方へ向かう凸形状のビード部が車両上下方向に設けられ、前記ビード部は、車両前方に突出する前記湾曲形状の上下方向中間部分から下方に向けて車両前方視でラジエータから離れる方向に屈曲して形成されており、前記フロントブレースの前記フロントアッパメンバへの連結部分の車両幅方向中心に対し、前記フロントブレースの前記フロントロアメンバへの連結部分の車両幅方向中心は、前記ラジエータから離れる方向にオフセットして配置されているので、歩行者の脚部からの荷重がフロントブレースの下側のビード部に加わり、フロントブレースは車両後方へ変形するとともに、ラジエータと反対側に捩れる変形も起こすことになる。これにより、脚部からの荷重の吸収性能が向上し、脚部への局所的な荷重をより緩和させることができる。
また、本発明の構造において、前記フロントブレースが連結する前記フロントアッパメンバの前面は、車両上方視で車両後方に向かって凹んだ形状に形成されているので、歩行者の脚部の上方部位がフロントアッパメンバに接触するときに、上方部位が車両幅方向の左右にずれず、フロントブレースとの連結位置で安定して保たれることになる。これにより、脚部を直線状に支える効果が向上するため、脚部への局所的な荷重緩和の効果と、脚部の屈曲緩和の効果をより一層向上させることができる。
さらに、本発明の構造において、前記フロントブレースの湾曲形状の上下方向中間部分より下側の部分は、ラジエータの前面よりも車両前方に配置されているので、歩行者の脚部がフロントバンパー、バンパーグリル、バンパーネットを押しながら後退してフロントブレースに荷重を掛ける場合でも、これらフロントバンパー、バンパーグリル、バンパーネットがラジエータに接触して左右非対称に歪む前にフロントブレースに荷重を掛けることができ、フロントブレースの凸湾曲形状の上下方向中間部分の変形を促進し、脚部を直線状に支える効果をより発揮することができる。
また、本発明の構造において、前記フロントブレースの車両前方に突出する前記湾曲形状の上下方向中間部分は、脚部の膝の高さ位置に設定されているので、歩行者の脚部のうち、硬い膝関節を後退変形が大きい部位に接触させることで脚部からの荷重をしっかりと受け止めることができる。しかも、フロントブレースの湾曲形状の上下方向中間部分における変形が進むにつれて、脚部を直線状に支える効果を維持することが可能となり、歩行者の保護の構造を確実に得ることができる。
本発明の実施形態に係る構造が適用される車体前部の外観を示す斜視図である。 図1の車体前部の内部構造を示す斜視図である。 図2の車体前部のフロントブレース及びその周辺部品を示す側面図である。 図2の車体前部を車両前方から見た正面図である。 図2の車両前部を示す平面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態に係る車体前部の構造を示すものである。
図1〜図5に示すように、本発明の実施形態に係る構造が適用される車両の車体前部1の内部には、エンジンルームEが設けられており、このエンジンルームEの車両前方側には、車両幅方向に延在するフロントアッパメンバ(ランプサポートメンバ)2及びフロントロアメンバ(ラジエータサポートメンバ)3が配置されている。
また、車体前部1には、車両前後方向に沿って延在し、かつ車両幅方向の左右両側に間隔を置いて配置される左右一対のサイドメンバ4が設けられている。サイドメンバ4の前端部近傍の上側には、上記フロントアッパメンバ2が配置されており、該フロントアッパメンバ2などによって左右両側のヘッドランプ5が支持されている。さらに、サイドメンバ4の前端部近傍の下側には、上記フロントロアメンバ3が配置されており、該フロントロアメンバ3などによって、左右両側に位置するサイドメンバ4の前端部の下部が連結されている。そして、フロントアッパメンバ2とフロントロアメンバ3とは、車両前部1の左右両側に配置した車両上下方向へ延びるランプサポートブレース6によって連結されている。
すなわち、本実施形態のフロントアッパメンバ2及びフロントロアメンバ3は、車体前部1において車両の上下位置に設けられており、当該フロントアッパメンバ2及びフロントロアメンバ3によってラジエータ7などの熱交換器が支持された状態で、車体前部1に配置されている。しかし、本実施形態の車体前部1におけるサイドメンバ4の車両前方には、フロントバンパーメンバが設けられていない。
さらに、本実施形態に係る車体前部1の車両幅方向の中央付近では、図2〜図4に示すように、フロントアッパメンバ2とフロントロアメンバ3とが車両上下方向に沿って延在するフロントブレース(フードロックブレース)8によって連結されている。本実施形態のフロントブレース8の上部8aは、フロントアッパメンバ2の前面に連結されているとともに、フロントブレース8の下部8bは、フロントロアメンバ3の前面に連結されている。
フロントブレース8のうち、フロントアッパメンバ2とフロントロアメンバ3との間の上下方向中間部分8cは、車両前方に向かって突出する車両側方視で凸の湾曲形状に形成されている。この湾曲形状に形成された上下方向中間部分8cよりも下側の部分は、ラジエータ7の前面よりも車両前方に配置されている。また、フロントロアメンバ3は、車両前後方向において、フロントアッパメンバ2よりも車両前方側に位置している。しかも、湾曲形状に形成された上下方向中間部分8cは、後述する歩行者の脚部Lの膝Laの高さ位置に設定されている。
このため、本実施形態の車体前部1の構造における構成部材の車両前後方向の位置関係は、車両前方から車両後方にかけて、フロントブレース8の凸湾曲形状の上下方向中間部分8c、フロントロアメンバ3、フロントアッパメンバ2の順に配置され、もしくは、フロントロアメンバ3、フロントブレース8の凸湾曲形状の上下方向中間部分8c、フロントアッパメンバ2の順に配置されることになる。なお、上下方向中間部分8cとフロントロアメンバ3とは、車両前後方向の位置が同じであっても良い。
一方、フロントブレース8の上部8aが連結するフロントアッパメンバ2の前面は、図5に示すように、車両上方視で車両後方に向かって凹んだ形状に形成されている。これにより、後述する歩行者の脚部Lの上部がフロントアッパメンバ2に接触する時、フロントアッパメンバ2の前面の凹んだ部分が脚部Lの上部を受けることになり、脚部Lの上部が車両幅方向の左右にずれることなく、フロントブレース8の上部8aとの連結位置に安定して支えられるようになっている。
また、フロントブレース8の下部8bが連結するフロントロアメンバ3への連結部分の車両幅方向中心軸C2は、フロントブレース8の上部8aが連結するフロントアッパメンバ2への連結部分の車両幅方向中心軸C1に対し、ラジエータ7から離れる方向(車両外側)にオフセットして配置されている。しかも、フロントブレース8の前面には、車両前方へ向かう凸形状のビード部9が車両上下方向に設けられている。このビード部9は、車両前方に突出する湾曲形状の上下方向中間部分8cから下方に向けて車両前方視でラジエータ7から離れる方向(車両外側)に屈曲して形成されている。
これにより、後述する歩行者の脚部Lの上部がフロントブレース8に接触する時、脚部Lからの荷重はフロントブレース8の前面のビード部9に加わることになり、フロントブレース8は、車両後方に向かって変形しながら、ラジエータ7の配設位置と反対側に捩れる変形を起こすように構成されている。
なお、本実施形態の車体前部1においては、車両上下方向に対応して延びる歩行者の脚部Lがフロントブレース8の車両前方に位置するように構成されている。本実施形態の構造では、歩行者の脚部Lとして、成人男性の平均的な体格を基づいて作られた衝突解析用人体モデルの脚部が用いられているが、これに限定するものではない。また、衝突物体として、歩行者の脚部L以外の他の棒状物体に対しても、適用可能である。
このように構成された本発明の実施形態の構造を備え、かつフロントバンパーメンバが設けられていない構造の車体前部1のフロントブレース8に対して、車両前方から歩行者の脚部Lが当たると、脚部Lのうちで比較的硬い膝Laが車両前方に位置するフロントブレース8の前面凸湾曲形状の上下方向中間部分8cに接触することになる。これにより、フロントブレース8の上下方向中間部分8cが直線状に変形し、フロントブレース8の上部8aがフロントロアメンバ3に連結されているフロントブレース8の下部8bを中心にして車両後方に移動し、フロントアッパメンバ2に受け止められ、フロントブレース8が斜め直線状に配置されることになる。
その結果、フロントブレース8に当たる歩行者の脚部Lは、上部が車両後方側に位置する傾斜状態でフロントブレース8及びフロントアッパメンバ2の前面に受け止められて斜め直線状に保たれ、支えられることになる(図2及び図3参照)。
したがって、本発明の実施形態に係る車体前部1の構造では、歩行者の脚部L(特に、脚の中で曲がり点であって、関節が硬くて出ている部分の膝La)が車体前部1のフロントブレース8に当たる場合、バンパーネットなどがラジエータ7に接触して歪む前に、車両前方に突出する凸湾曲形状の上下方向中間部分8cが変形し、車両後方に位置するフロントアッパメンバ2に連結されているブレース上部8a、ブレース中間部分8c、及び車両前方に位置するフロントロアメンバ3に連結されているブレース下部8bが斜め直線状に配置され、歩行者の脚部Lが斜め直線状に規制されているので、フロントブレース8から歩行者の脚部Lへの荷重を効率的に吸収して緩和できるとともに、脚部Lへの局所的な荷重を回避し、脚部Lの屈曲を確実に軽減させることができる。
また、本発明の実施形態に係る車体前部1の構造によれば、歩行者の脚部Lの上方部位がフロントアッパメンバ2に接触するときに、フロントブレース8の上部8aが連結するフロントアッパメンバ2の凹んだ前面の存在で、脚部Lの上方部位が車両幅方向の左右にずれないので、フロントブレース8の上部8aとの連結位置で安定して受け止められ、脚部Lを直線状に支える効果を向上させることができる。
さらに、本発明の実施形態に係る車体前部1の構造によれば、フロントブレース8の前面に凸形状のビード部9がラジエータ7から離れる方向に屈曲して形成され、フロントブレース8の上部8aのフロントアッパメンバ2への連結部分の車両幅方向中心軸C1に対し、フロントブレース8の下部8bのフロントロアメンバ3への連結部分の車両幅方向中心軸C2がラジエータ7から離れる方向にオフセットして配置されているので、歩行者の脚部Lからの荷重がフロントブレース8のビード部9に加わると、フロントブレース8は車両後方へ変形しながら、ラジエータ7と反対側に捩れることになり、脚部Lからの荷重をより大きく吸収することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 車体前部
2 フロントアッパメンバ
3 フロントロアメンバ
7 ラジエータ
8 フロントブレース
8a 上部
8b 下部
8c 上下方向中間部分
9 ビード部
C1 フロントアッパメンバへの連結部分の車両幅方向中心軸
C2 フロントロアメンバへの連結部分の車両幅方向中心軸
E エンジンルーム
L 歩行者の脚部
La 膝

Claims (4)

  1. エンジンルームの車両前方側には、車両幅方向に延在するフロントアッパメンバ及びフロントロアメンバが配置され、前記フロントアッパメンバと前記フロントロアメンバとは、車両上下方向に延在するフロントブレースによって連結されている車体前部の構造において、
    前記フロントブレースの上部は、前記フロントアッパメンバの前面に連結されているとともに、前記フロントブレースの下部は、前記フロントロアメンバの前面に連結され、前記フロントロアメンバは、前記フロントアッパメンバよりも車両前方に位置しており、前記フロントブレースのうち、前記フロントアッパメンバと前記フロントロアメンバとの間の上下方向中間部分は、車両前方に突出する湾曲形状に形成され
    前記フロントブレースの前面には、車両前方へ向かう凸形状のビード部が車両上下方向に設けられ、前記ビード部は、車両前方に突出する前記湾曲形状の上下方向中間部分から下方に向けて車両前方視でラジエータから離れる方向に屈曲して形成されており、前記フロントブレースの前記フロントアッパメンバへの連結部分の車両幅方向中心に対し、前記フロントブレースの前記フロントロアメンバへの連結部分の車両幅方向中心は、前記ラジエータから離れる方向にオフセットして配置されていることを特徴とする車体前部の構造。
  2. 前記フロントブレースが連結する前記フロントアッパメンバの前面は、車両上方視で車両後方に向かって凹んだ形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部の構造。
  3. 前記フロントブレースの湾曲形状の上下方向中間部分より下側の部分は、ラジエータの前面よりも車両前方に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部の構造。
  4. 前記フロントブレースの車両前方に突出する前記湾曲形状の上下方向中間部分は、脚部の膝の高さ位置に設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車体前部の構造。
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