JP5652558B2 - 高周波モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、高周波モジュールに関し、特に、移動体通信機器などに搭載されるアンテナスイッチを含んだ高周波モジュールに適用して有効な技術に関する。
近年、携帯電話方式は、多様なサービス実現のため、GSM(Global System for Mobile Communications)(登録商標)方式や、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式など様々な通信方式がある。
また、それぞれの方式において使用される周波数帯も様々であり、例えば、GSM方式では、例えば、850MHz帯、900MHz帯、1800MHz帯、1900MHz帯などが用いられる。また、W−CDMA方式では800MHz帯、900MHz帯、1500MHz帯、1700MHz帯、1900MHz帯、2100MHz帯などが用いられる。
世界各国において、携帯電話を使用可能とするには、複数の周波数帯、および複数の方式に対応する携帯端末が必要であり、いわゆるマルチモードマルチバンド端末が用いられる方向にある。
この種の携帯電話には、複数の周波数信号の切り替えが可能な高性能なアンテナスイッチが求められており、該アンテナスイッチは、マルチバンドモード、マルチモード化に伴い、例えば、SP4T(Single pole 4 throw)やSP6T(Single pole 6 throw)などと高機能化が進んでいる。
また、CDMA方式は、高速データ通信などに対応することができるので、アンテナスイッチには、広い帯域において高いIMD(InterModlation Distortion)特性(低歪み)が要求される。
この種のアンテナスイッチにおけるIMD特性の向上技術としては、例えば、送信信号の送信パワー値が閾値以上の時に、電圧変換回路が動作して出力電圧をアンテナスイッチに印加し、アンテナスイッチの相互変調歪みを改善するもの(特許文献1参照)や共通外部端子と周波数帯毎に設けられた各入出力端子群との間の経路に、個別スイッチ回路と共通外部端子切り替えスイッチ回路とを直列に介在させる構成とするもの(特許文献2参照)などがある。
特開2006−50590号公報 特開2009−165077号公報
ところが、上記のようなW−CDMA方式に対応するアンテナスイッチでは、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
GSM方式による通信の場合、アンテナスイッチは、送信時にアンテナスイッチと送信端子とを接続し、受信時には、アンテナスイッチと受信端子とを接続するように切り替えを行うが、W−CDMA方式では、送信、および受信を同時に行っている。
それにより、アンテナスイッチのIMD特性が低下してしまうという問題がある。IMDとは、アンテナスイッチを構成するトランジスタの非線形性によって、送信信号と異なる周波数の受信信号による高調波の和や差から組み合わされた出力周波数成分が発生する現象である。
送信時に受信信号を受信する場合、アンテナスイッチを構成するトランジスタの非線形性によって、送信信号と異なる周波数の受信信号による高調波の和や差から組み合わされた出力周波数成分が発生してしまい、この出力周波数成分がデュプレクサなどを介して受信側回路に漏れ出てしまうことによって、受信感度が低下してしまう。
本発明の目的は、アンテナスイッチにおけるIMDを低減可能な高周波モジュールを提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態によれば、高周波モジュールは、アンテナに接続されるアンテナ端子と、複数の通信方式に対応する複数の信号端子と、該アンテナ端子にアンテナ電位の直流電圧となる第1の制御信号を供給する制御端子と、複数の信号端子とアンテナ端子との間の接続、または非接続とをそれぞれ切り替えるアンテナスイッチと、該アンテナスイッチを動作させるロジック部と、該ロジック部から出力される制御信号に基づいて、第1の制御信号、および第2の制御信号をそれぞれ生成する電圧生成回路とを有する。
また、アンテナスイッチは、複数の信号端子のうち、送受信信号が入出力される送受信信号端子とアンテナ端子との間の接続、または非接続を切り替える送受信用トランジスタ回路と、複数の信号端子のうち、送信信号が入力される送信信号端子とアンテナ端子との間の接続、または非接続を切り替える送信用トランジスタ回路とを有する。
さらに、送受信用トランジスタ回路は、該送受信用トランジスタ回路をオン、またはオフさせる第2の制御信号がゲートに入力され、送受信信号端子がソース/ドレインの一端に接続され、アンテナ端子、および制御端子がソース/ドレインの他端に接続される。
また、電圧生成回路は、ロジック部から出力される制御信号に基づいて、制御端子に供給する第1の制御信号、および送受信用トランジスタ回路をオンさせる第2の制御信号をそれぞれ生成し、第2の制御信号の電圧レベルは、第1の制御信号よりも高い電圧レベルである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)IMDを低減することができる。
(2)上記(1)により、移動体通信機器における受信感度を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による携帯電話の構成の一例を示すブロック図である。 図1の携帯電話に設けられたアンテナスイッチ回路における構成の一例を示す回路図である。 図1の携帯電話のコントロールロジック出力部に設けられた制御電圧生成回路の一例を示す回路図である。 図2のトランジスタ回路のトランジスタを模式化した説明図である。 図4のトランジスタ回路におけるゲート−ソース/ドレイン間電圧の相対値依存性の一例を示す説明図である。 図3の制御電圧生成回路の電圧制御の一例を示す説明図である。 図1のコントロールロジックから出力される各動作モードにおける制御信号の信号状態を示す説明図である。 本発明者が検討したコントロールロジック出力部の一例を示す説明図である。 図8のロジックコントロール出力部の電圧制御の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2による制御電圧生成回路の電圧制御の一例を示す説明図である。 図10の制御電圧生成回路における構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態3による制御電圧生成回路の電圧制御の一例を示す説明図である。 図12の制御電圧生成回路における構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態4による携帯電話の構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による携帯電話の構成の一例を示すブロック図、図2は、図1の携帯電話に設けられたアンテナスイッチ回路における構成の一例を示す回路図、図3は、図1の携帯電話のコントロールロジック出力部に設けられた制御電圧生成回路の一例を示す回路図、図4は、図2のトランジスタ回路を模式化した説明図、図5は、図4のトランジスタ回路におけるゲート−ソース/ドレイン間電圧の相対値依存性を示す説明図、図6は、図3の制御電圧生成回路の電圧制御の一例を示す説明図、図7は、図1のコントロールロジックから出力される各動作モードにおける制御信号の信号状態を示す説明図、図8は、本発明者が検討したコントロールロジック出力部の一例を示す説明図、図9は、図8のロジックコントロール出力部の電圧制御の一例を示す説明図である。
〈発明の概要〉
本実施の形態における概要は、以下の通りである。
高周波モジュール(高周波モジュール9)は、アンテナスイッチ(アンテナスイッチ回路25a,25b)と、ロジック部(コントロールロジック20)と、電圧生成回路(制御電圧生成回路28)とを有する。
アンテナスイッチは、アンテナ(アンテナ4,5)に接続されるアンテナ端子(アンテナ端子ANT,ANT1)と、複数の通信方式に対応する複数の信号端子(受信端子RX,RX1,RX2、送信端子TX,TX1、送受信端子TRX,TRX1)と、アンテナ端子にアンテナ電位(VANT)の直流電圧となる第1の制御信号(信号VVSW)を供給する制御端子(制御端子VSW)と、複数の信号端子とアンテナ端子との間の接続、または非接続とをそれぞれ切り替える。
また、ロジック部は、アンテナスイッチを動作させ、電圧生成回路は、ロジック部から出力される制御信号(制御信号VSWCC,VTRXCC)に基づいて、第1の制御信号、および第2の制御信号をそれぞれ生成する。
そして、アンテナスイッチは、複数の信号端子のうち、送受信信号が入出力される送受信信号端子(送受信端子TRX,TRX1)とアンテナ端子との間の接続、または非接続を切り替える送受信用トランジスタ回路(トランジスタ回路Q1)と、複数の信号端子のうち、送信信号が入力される送信信号端子(送信端子TX,TX1)とアンテナ端子との間の接続、または非接続を切り替える送信用トランジスタ回路(トランジスタ回路Q4)とを有する。
送受信用トランジスタ回路は、送受信用トランジスタ回路をオン、またはオフさせる第2の制御信号(制御信号VTRXC)がゲートに入力され、送受信信号端子がソース/ドレインの一端に接続され、アンテナ端子、および制御端子がソース/ドレインの他端に接続される。
電圧生成回路は、ロジック部から出力される制御信号に基づいて、制御端子に供給する第1の制御信号、および送受信用トランジスタ回路をオンさせる第2の制御信号をそれぞれ生成し、第2の制御信号の電圧レベルは、第1の制御信号よりも高い電圧レベルからなる。
以下、上記した概要に基づいて、実施の形態を詳細に説明する。
〈携帯電話の構成例〉
本実施の形態1において、無線通信システムの1つである携帯電話1は、図1に示すように、ベースバンドブロック2、RF(高周波)システム部3、アンテナ4,5、およびマイク6、およびスピーカ7から構成されている。
ベースバンドブロック2には、RFシステム部3、マイク6、およびスピーカ7が接続されている。ベースバンドブロック2は、音声信号の処理を行う。RFシステム部3は、RFIC8、高周波モジュール9、バンドパスフィルタ(BPF)10〜12、ハイパワーアンプ(HPA)13,14、およびデュプレクサ15,16が設けられている。
また、高周波モジュール9は、ハイパワーアンプ(HPA)17,18、APC(Auto Power Control:自動電力制御回路)19、コントロールロジック20、コントロールロジック出力部20a、カプラ21,22、LPF(Low Pass Filter)23,24、アンテナスイッチ25、ならびにHPF(High Pass Filter)26,27から構成されている。
高周波モジュール9は、1つのパッケージから構成されており、ハイパワーアンプ17,18、APC19、コントロールロジック20、およびコントロールロジック出力部20aが1つの半導体チップ(Si(シリコン)チップ)に形成されており、アンテナスイッチ25は、異なる半導体チップに形成されている。
ここでは、高周波モジュール9が1つのパッケージからなる構成について説明したが、高周波モジュール9においては、アンテナスイッチ25を異なるパッケージに形成するようにしてもよい。
アンテナスイッチ25は、複数の端子への切り替えを行う、いわゆるSP4T構成からなるアンテナスイッチ回路25aと、SP5T構成からなるアンテナスイッチ回路25bとを有する。
アンテナスイッチ回路25aは、キャリアより低い信号を除去するHPF26を介してアンテナ4が接続されるアンテナ端子ANTに対して受信端子RX、送信端子TX、または送受信端子TRXのいずれかを接続する。また、アンテナスイッチ回路25aの残りの端子TERMは、抵抗Rを介してグランド(基準電位)に接続されている。
また、アンテナスイッチ回路25bは、キャリアより低い信号を除去するHPF27を介してアンテナ5が接続されるアンテナ端子ANT1に対して受信端子RX1,RX2、送信端子TX1、または送受信端子TRX1のいずれかを接続する。アンテナスイッチ回路25bの残りの端子TERM1は、抵抗R1を介してグランド(基準電位)に接続されている。
アンテナスイッチ回路25a,25bにおいて、いずれの端子に接続するかは、コントロールロジック20が、RFIC8からの制御信号に基づいて選択する制御を行う。コントロールロジック出力部20aは、コントロールロジック20の制御に基づいて、制御信号を出力する。
850MHz帯、900MHz帯を用いるGSM方式の送信信号は、ハイパワーアンプ17によって増幅され、出力信号を検出するカプラ21、ならびにキャリアより高い信号を除去するLPF23を介して送信端子TXに入力される。
1800MHz帯、1900MHz帯を用いるDCS方式またはPCS方式の送信信号は、ハイパワーアンプ18によって増幅され、出力信号を検出するカプラ22、ならびにキャリアより高い信号を除去するLPF24を介して送信端子TX1に入力される。
そして、これらの送信信号は、コントロールロジック20、およびコントロールロジック出力部20aからの選択によってアンテナ端子ANT,ANT1を介して出力される。この際、APC19は、RFIC8からの制御信号に基づいて、HPA17、あるいはHPA18の出力信号を制御する。
また、コントロールロジック20の選択によってアンテナ端子ANTから受信端子RXに入力された受信信号は、バンドパスフィルタ10によって特定周波数(GSM:850MHz帯、900MHz帯)の信号が選択され、RFIC8に設けられた図示しないLNA(Low Noise Amp)によって増幅された後、ベースバンドブロック2などに出力される。
同様に、受信端子RX1に入力された受信信号は、バンドパスフィルタ11によって特定周波数(DCS:1800MHz帯)の信号が選択され、RFIC8に設けられた図示しないLNA(Low Noise Amp)によって増幅された後、ベースバンドブロック2などに出力される。
受信端子RX2に入力された受信信号は、バンドパスフィルタ12によって特定周波数(PCS:1900MHz帯)の信号が選択され、RFIC8に設けられた図示しないLNAによって増幅された後、ベースバンドブロック2などに出力される。
900MHz帯を用いるW−CDMA方式の送信信号は、ハイパワーアンプ13にて増幅された後、デュプレクサ15による送受信信号の分別を経て、送受信端子TRXに入力され、コントロールロジック20からの選択によってアンテナ端子ANTを介して出力される。
一方、アンテナ端子ANTから送受信端子TRXに入力された受信信号は、デュプレクサ15による分別を経て、RFIC8の図示しないLNAによって増幅された後、ベースバンドブロック2などに出力される。
同様に、1900MHz帯を用いるW−CDMA方式の送信信号は、ハイパワーアンプ14によって増幅された後、デュプレクサ16による送受信信号の分別を経て、送受信端子TRX1に入力され、コントロールロジック20からの選択によってアンテナ端子ANTを介して出力される。
アンテナ端子ANTから送受信端子TRX1に入力された受信信号は、デュプレクサ16による分別を経て、RFIC8の図示しないLNAによって増幅された後、ベースバンドブロック2などに出力される。
〈アンテナスイッチ回路の構成例〉
図2は、アンテナスイッチ回路25aにおける構成の一例を示す回路図である。
アンテナスイッチ回路25aは、前述したGSM送信用の送信端子TX、GSM受信用の受信端子RX、アンテナ端子ANT、W−CDMA(900MHz帯)送受信用の送受信端子TRXを有している。
アンテナ端子ANTと送受信端子TRXとの間には、2段接続のデュアルゲートのトランジスタQt1,Qt2からなるトランジスタ回路Q1が接続されており、送受信端子TRXとグランド端子GND−RXとの間には、2段接続のトリプルゲートのトランジスタQt3,Qt4からなるトランジスタ回路Q2が接続されている。
トランジスタQt3,Qt4は、ディプレション型トランジスタからなる。送受信端子TRXCがLo信号(0V程度)の場合(トランジスタQt1,Qt2がオフ、すなわち、W−CDMAによる送受信が行われていない場合)、トランジスタQt3,Qt4のドレイン電圧とゲート電圧とが等しくなって該トランジスタQt3,Qt4がオンし、送受信端子TRXのノードのインピーダンスを下げる。
また、制御端子TRXCがHi信号(例えば、3.0V程度)の場合には(トランジスタQt1,Qt2がオン、すなわち、W−CDMAによる送受信が行われている場合には、ドレイン電圧がゲート電圧よりも大きくなり、トランジスタQt3,Qt4は、オフとなる。
アンテナ端子ANTと端子TERMとの間には、2段接続のトリプルゲートのトランジスタQt5,Qt6からなるトランジスタ回路Q3が接続されている。アンテナ端子ANTと受信端子RXとの間には、2段接続のトリプルゲートのトランジスタQt7,Qt8からなるトランジスタ回路Q4が接続されている。
トランジスタQt8、および受信端子RXの接続ノードとグランド端子GND−RXとの間には、トランジスタQt11のソース/ドレインの両端がそれぞれ接続されている。このトランジスタQt11においても、制御端子RXCがLo信号(0V程度)の場合(トランジスタQt7,Qt8がオフの場合)には、トランジスタQt11のドレイン電圧とゲート電圧とが等しくなって該トランジスタQt11はオンし、受信端子RXのノードのインピーダンスを下げる。
また、アンテナ端子ANTと送信端子TXとの間には、2段接続のトリプルゲートのトランジスタQt9,Qt10からなるトランジスタ回路Q5が接続されている。トランジスタQt9,Qt10のゲートには、昇圧回路BSを介して送信端子TXが接続されている。
このように、各信号端子には、アンテナ端子ANTに接続するためのトランジスタ回路Q1,Q3〜Q5と、グランドに接続するためのトランジスタ回路Q2、トランジスタQt11が設けられている。
まず、トランジスタQt1においては、ソース/ドレインの一端がアンテナ端子ANTに接続され、トランジスタQt2のソース/ドレインの一端が送受信端子TRXに接続され、トランジスタQt1の他端とトランジスタQt2の他端が共通に接続されている。
トランジスタQt1の一方のゲートには、抵抗Rg1の一方の接続部、および静電容量素子C1の一方の接続部が接続されており、静電容量素子C1の他方の接続部には、アンテナ端子ANTがそれぞれ接続されている。
抵抗Rg1の他方の接続部には、抵抗Rg2の一方の接続部、およびトランジスタQt1の他方のゲートがそれぞれ接続されており、抵抗Rg2の他方の接続部は、制御端子TRXCが接続されている。
トランジスタQt2の一方のゲートには、抵抗Rg3の一方の接続部、および抵抗Rg4の一方の接続部がそれぞれ接続されている。トランジスタQt2の他方のゲートには、抵抗Rg4の他方の接続部、および静電容量素子C2の一方の接続部が接続されており、該静電容量素子C2の他方の接続部には、送受信端子TRXが接続されている。
また、トランジスタQt1のソース/ドレインの一端と他端の間には、抵抗Rd1,Rd2が直列に接続されており、抵抗Rd1と抵抗Rd2間の接続ノードからは、トランジスタQt1におけるゲート−ゲート間中点にバイアスが供給されている。
同様に、トランジスタQt2のソース/ドレインの一端と他端の間には、抵抗Rd3,Rd4が直列に接続されており、抵抗Rd3と抵抗Rd4間の接続ノードからは、トランジスタQt2におけるゲート−ゲート間中点にバイアスが供給されている。
トランジスタQt5においては、ソース/ドレインの一端がアンテナ端子ANTに接続され、トランジスタQt6のソース/ドレインの一端が端子TERMに接続されている。トランジスタQt5の他端とトランジスタQt6の他端が共通に接続されている。
トランジスタQt5のそれぞれのゲートには、抵抗Rg5〜Rg7の一方の接続部がそれぞれ接続されている。抵抗Rg5の他方の接続部には、抵抗Rg6の一方の接続部が接続されており、抵抗Rg6の他方の接続部には、抵抗Rg7の一方の接続部が接続されている。そして、抵抗Rg7の他方の接続部には、制御端子TERMCが接続されている。
また、トランジスタQt6のそれぞれのゲートには、抵抗Rg8〜Rg10の一方の接続部がそれぞれ接続されている。抵抗Rg10の他方の接続部には、抵抗Rg9の一方の接続部が接続されており、抵抗Rg9の他方の接続部には、抵抗Rg8の一方の接続部が接続されている。そして、抵抗Rg8の他方の接続部には、制御端子TERMCが接続されている。
トランジスタQt5のソース/ドレインの一端と他端の間には、抵抗Rd5,Rd6,Rd7が直列に接続されており、抵抗Rd5と抵抗Rd6間の接続ノード、および抵抗Rd6と抵抗Rd7間の接続ノードからは、トランジスタQt5におけるゲート−ゲート間中点にバイアスが供給されている。
同様に、トランジスタQt6のソース/ドレインの一端と他端の間には、抵抗Rd8,Rd9,Rd10が直列に接続されており、抵抗Rd8と抵抗Rd9間の接続ノード、および抵抗Rd9と抵抗Rd10間の接続ノードからは、トランジスタQt6におけるゲート−ゲート間中点にバイアスが供給されている。
また、トランジスタQt7においては、静電容量素子C3、抵抗Rg11〜Rg13、および抵抗Rd11〜Rd13がそれぞれ接続され、トランジスタQt8においては、静電容量素子C4、抵抗Rg14〜Rg16、および抵抗Rd14〜Rd16がそれぞれ接続される。
これらの接続構成については、静電容量素子C4、抵抗Rd16が受信端子RXに接続され、抵抗Rg14と抵抗Rg11とが制御端子RXCに接続される以外はトランジスタQt5,Qt6と同様であるので説明は省略する。
同様に、トランジスタQt9においては、静電容量素子C5、抵抗Rg17〜Rg19、および抵抗Rd17〜Rd19がそれぞれ接続され、トランジスタQt10は、抵抗Rg20〜Rg22、および抵抗Rd20〜Rd22がそれぞれ接続される。
また、抵抗Rg19,Rg20の他方の接続部は、昇圧回路BSを介して送信端子TXに接続されて、同様に、抵抗Rd22の一方の接続部、および静電容量素子C6の一方の接続部が送信端子TXに接続されている。さらに、抵抗Rg19,Rg20の他方の接続部は、制御端子TXCに接続されている。
GSMによる送信動作時において、送信端子TXに電力が入力されたとき、トランジスタQt9,Qt10のゲート電圧は、昇圧回路BSによって供給されるバイアス電圧により上昇する。
このように、トランジスタの多段接続構成にすることによって、1段当たりに加わる高周波電圧を下げることができ、高次高調波歪を低減可能となる。
トランジスタQt1,Qt2のオン/オフは、トランジスタQt1,Qt2のゲートに接続された制御端子TRXCによって制御される。制御端子TRXCには、コントロールロジック出力部20a(図1)から出力される制御信号VTRXC(図3)が印加される。トランジスタQt1,Qt2は、W−CDMA(900MHz帯)による送受信を行う際にオンとなる。
トランジスタQt7,Qt8のオン/オフは、トランジスタQt7,Qt8のゲートに接続された制御端子RXCによって制御される。制御端子RXCには、コントロールロジック出力部20a(図1)から出力される制御信号が印加される。トランジスタQt7,Qt8は、GSM(850MHz帯、900MHz帯)による受信を行う際にオンとなる。
さらに、トランジスタQt9,Qt10のオン/オフは、トランジスタQt9,Qt10のゲートに接続された制御端子TXCによって制御される。制御端子TXCには、コントロールロジック出力部20a(図1)から出力される制御信号が印加される。トランジスタQt9,Qt10は、GSM(850MHz帯、900MHz帯)による送信を行う際にオンとなる。
また、制御端子VSWは、アンテナ電位(VANT)のDC電圧を供給する端子であり、抵抗Rsを介して受信端子RXに接続されている。制御端子VSWに供給される電圧(図3の信号VVSW)は、コントロールロジック出力部20a(図1)に設けられた制御電圧生成回路28(図3)から出力される。
制御端子VSWに供給された電圧(図3の信号VVSW)は、抵抗Rs、抵抗Rd16,Rd15,Rd14,Rd13,Rd12,Rd11を介してアンテナ端子ANTに供給される。
〈制御電圧生成回路の構成例〉
図3は、コントロールロジック出力部20aに設けられた制御電圧生成回路28の一例を示す回路である。
制御電圧生成回路28は、コントロールロジック20から出力される制御信号(制御信号VSWCC、制御信号VTRXCC)に基づいて、制御信号VTRXC、および信号VVSWを生成する回路である。この制御電圧生成回路28は、図示するように、論理回路部LC、オペアンプOP、トランジスタT1〜T5、および抵抗R1,R2から構成されている。
論理回路部LCは、インバータIv1〜Iv5、論理積回路AND1,AND2から構成されている。論理積回路AND1の一方の入力部、論理積回路AND2の一方の入力部、およびインバータIv4の入力部には、コントロールロジック20から出力される制御信号VSWCCが入力されるように接続されている。
また、インバータIv1の入力部、インバータIv5の入力部、ならびに論理積回路AND1の他方の入力部は、コントロールロジック20から出力される制御信号VTRXCCが入力されるように接続されている。
インバータIv1の出力部は、論理積回路AND2の他方の入力部に接続されている。論理積回路AND1の出力部は、インバータIv2の入力部に接続され、論理積回路AND2の出力部は、インバータIv3の入力部に接続されている。
PチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)からなるトランジスタT4、およびNチャネルMOSからなるトランジスタT5は、インバータ構成となっており、その電源として、例えば、定格電圧3.6V程度の電源Vbatが供給される。電源Vbatは、携帯電話1を動作させるバッテリから供給される電源電圧である。
トランジスタT4,T5にて構成されるインバータの入力部には、インバータIv5の出力部が接続されており、該トランジスタT4,T5にて構成されるインバータの出力部から出力される制御信号VTRXCがアンテナスイッチ回路25aの制御端子TRXCに供給される。
トランジスタT4,T5にて構成されるインバータの出力部は、制御端子CTRXCに接続されており、該制御端子CTRXCからワイヤW2を介してアンテナスイッチ回路25aの制御端子TRXCに接続される。
オペアンプOPの正(+)側入力端子には、基準電圧Vbgが入力されるように接続されており、該オペアンプOPの負(−)側入力端子には、抵抗R1の一方の接続部、および抵抗R2の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
抵抗R1の他方の接続部には、オペアンプOPの出力部が接続されており、抵抗R2の他方の接続部は、グランド(基準電位)が接続されている。このオペアンプOPには動作電源として、電源Vbatが供給されている。
また、オペアンプOPの出力部には、PチャネルMOSからなるトランジスタT1のソース/ドレインの一端が接続されており、該トランジスタT1のゲートには、インバータIv2の出力部が接続されている。
PチャネルMOSからなるトランジスタT2のソース/ドレインの一端には、電源Vbatが接続されており、該トランジスタT2のゲートにはインバータIv3の出力部が接続されている。
トランジスタT1のソース/ドレインの他端とトランジスタT2のソース/ドレインの他端とは、NチャネルMOSからなるトランジスタT3のソース/ドレインの一端と共通接続されており、このノードから出力される信号VVSWがアンテナ電位(VANT)のDC電圧を供給するバイアス電圧として制御端子VSWに供給される。
このノードは、制御端子CVSWに接続され、例えば、ワイヤW1を介してアンテナスイッチ回路25aの制御端子VSWに接続される。この信号VVSWをアンテナ電位として供給することによって、アンテナスイッチ回路25aにおけるスイッチ(トランジスタ)の過渡応答特性を改善することができる。
制御電圧生成回路28は、W−CDMAによる送受信動作時において、制御端子VSWに供給される信号VVSWの電圧レベルが、制御端子TRXCに供給される制御信号VTRXCの電圧レベルよりも低くなるように電圧制御を行うことにより、IMD特性を改善する。
〈トランジスタ回路におけるIMD改善〉
図4は、図2のトランジスタ回路Q1のトランジスタQt1,Qt2を模式化したトランジスタQTの説明図であり、図5は、図4のトランジスタQTにおけるゲート−ドレイン間電圧の相対値依存性を示す説明図である。
トランジスタQTのゲートには、図4に示すように、該トランジスタQTをオン/オフさせる信号であり、制御電圧生成回路28から出力される制御信号VTRXCが入力される。
また、トランジスタQTのソース/ドレインの一端にはアンテナ電圧VANT、および抵抗RR(図3の抵抗Rsと抵抗Rd11〜抵抗Rd16)を介して制御電圧生成回路28から出力される信号VVSWがそれぞれ印加され、トランジスタQTのソース/ドレインの他端には、送受信端子TRXに入出力される送受信信号が印加される。
図5において、横軸は、制御信号VTRXCの電圧レベルから信号VVSWの電圧レベルを引いた値であり、縦軸は、IMDを示している。図示するように、制御信号VTRXCと信号VVSWとの電圧レベル差が大きくなると、IMD特性が改善されていくことがわかる。
トランジスタQTにおけるゲート電圧が大きいとドレイン−ソース間の電圧振幅が小さくなり、IMDが改善される。すなわち、トランジスタQTのゲート電圧が大きくなるとトランジスタが強くオンしてオン抵抗が小さくなり、ドレイン−ソース間の電圧振幅が小さくなることによってIMD特性が改善される。
〈制御電圧生成回路の動作例〉
次に、本実施の形態1における制御電圧生成回路28の動作について説明する。
図6は、制御電圧生成回路28の電圧制御の一例を示す説明図である。図6において、横軸は、電源Vbatの電圧レベルを示し、縦軸は、信号VVSW、および制御信号VTRXCの電圧レベルをそれぞれ示している。図中の電圧Vbは、電源Vbatの上限電圧レベル(バッテリの満充電時)を示しており、例えば、4.25V程度である。電圧Vaは、電源Vbatの下限電圧レベル(バッテリの充電がなくなる直前)であり、例えば、3.1V程度である。
制御電圧生成回路28は、図6に示すように、制御信号VTRXCの電圧レベルは、電源Vbatに依存するように出力し、信号VVSWの電圧レベルは略一定として出力する。また、信号VVSWは、電圧Vaよりも低い電圧レベルとなっている。
図7は、携帯電話1の各動作モードにおけるコントロールロジック20から出力される制御信号VSWCC、および制御信号VTRXCCの信号状態を示す説明図である。
まず、携帯電話1がW−CDMAによる送受信動作時(送受信モード:TRX mode)となると、コントロールロジック20は、図7に示すように、制御信号VSWCC,VTRXCCをいずれも’High’信号とする。
これにより、論理回路部LCにおけるインバータIv2,Iv4,Iv5からはLo信号がそれぞれ出力され、インバータIv3からはHi信号が出力され、トランジスタT1がオンし、トランジスタT2,T3がそれぞれオフとなる。
トランジスタT1がオンすることによって、オペアンプOPから出力される電圧が信号VVSWとして制御端子VSWに出力される。また、オペアンプOPから出力される電圧V1は、以下の式により求められる。
V1=(1+R1/R2)・Vbg (式1)
ここで、電圧V1は、電圧Vaよりも0.3V程度〜0.5程度低い電圧レベルとなるように設定する。また、抵抗R1,R2の抵抗値、または基準電圧Vbgの電圧値などを変更することにより、オペアンプOPから出力される電圧V1、すなわち、信号VVSWの電圧レベルは任意に変更することができる。
また、トランジスタT4,T5にて構成されるインバータには、前述したようにLo信号が入力されるので、該インバータの出力はHi信号となり、Hi信号の制御信号VTRXCが出力される。
これによって、トランジスタ回路Q1のトランジスタがオンとなる。この場合、トランジスタT4,T5にて構成されるインバータの電源は、電源Vbatであるので、その出力電圧は、電源Vbatに依存することになる。
このように、W−CDMAによる送受信動作時(送受信モード:TRX mode)の場合には、トランジスタ回路Q1をオンさせるとともに、電圧V1の信号VVSWをアンテナ端子ANTに供給する。
続いて、携帯電話1が送受信のいずれも行っていないスタンバイ状態(Standby)では、コントロールロジック20は、図7に示すように、制御信号VSWCC,VTRXCCをいずれも’Low’信号とする。
これにより、論理回路部LCにおけるインバータIv2〜Iv5からはHi信号がそれぞれ出力され、トランジスタT3がオンとなり、トランジスタT4,T5にて構成されるインバータからは、Lo信号が出力される。よって、信号VVSW、および制御信号VTRXCは、いずれもLo信号となる。
このように、スタンバイ状態(Standby)では、トランジスタ回路Q1をオフさせるとともに、信号VVSWの供給を停止させる。
次に、GSMによる送信動作時(送信モード:TX mode)となると、コントロールロジック20は、図7に示すように、制御信号VSWCCを’High’信号とし、制御信号VTRXCCを’Low’信号とする。
よって、論理回路部LCにおけるインバータIv3,Iv4からはLo信号がそれぞれ出力され、インバータIv2,Iv5からはHi信号が出力される。よって、トランジスタT2がオンし、トランジスタT1,T3がそれぞれオフとなる。
トランジスタT2がオンすることによって、電源Vbatが信号VVSWとして制御端子VSWに出力される。また、トランジスタT4,T5にて構成されるインバータには、前述したようにHi信号が入力されるので、該インバータの出力はLo信号となり、制御信号VTRXCがLo信号となる。
このように、GSMによる送信動作時(送信モード:TX mode)の場合には、トランジスタ回路Q1をオフさせる一方、制御端子VSWから出力される電源Vbatをアンテナ電位VANTのバイアス電圧としてアンテナ端子ANTに供給する。
一般的に、コントロールロジック出力部では、信号VVSW、および制御信号VTRXCの電圧レベルが電源Vbatと略同じ電圧からなり、該電源Vbatに依存するように生成されている。図8は、本発明者が検討したコントロールロジック出力部100の一例を示す説明図である。
この場合、コントロールロジック出力部100は、インバータ101,102、およびトランジスタ103〜106から構成されている。インバータ101の入力部には、コントロールロジック20から出力される制御信号VSWCCが入力されるように接続されており、インバータ102の入力部には、コントロールロジック20から出力される制御信号VTRXCCが入力されるように接続されている。
インバータ101の出力部には、PチャネルMOSのトランジスタ103とNチャネルMOSのトランジスタ104から構成されるインバータの入力部が接続されており、インバータ102の出力部には、PチャネルMOSのトランジスタ105とNチャネルMOSのトランジスタ106から構成されるインバータの入力部が接続されている。
そして、トランジスタ103,104から構成されるインバータ、およびトランジスタ105,106にて構成されるインバータは動作電源として電源Vbatが供給されている。
よって、W−CDMAによる送受信動作時(送受信モード:TRX mode)の場合には、上記2つのインバータがいずれもオンとなり、図9に示すように、電源Vbatと略同じ電圧レベルの信号VVSWがアンテナ端子ANTに供給され、電源Vbatと略同じ電圧レベルの制御信号VTRXCが制御端子CTRXCに供給されることになる。
信号VVSWと制御信号VTRXCが略同じ場合、トランジスタ回路Q1におけるトランジスタのゲート電圧が小さくなってしまい、該トランジスタのドレイン−ソース間の電圧振幅が大きくなってIMD特性が悪化してしまうことになる。
一方、本実施の形態では、W−CDMAによる送受信動作時(送受信モード:TRX mode)の際に、制御電圧生成回路28によって電源Vbatの下限電圧値である電圧Vaよりも低い電圧レベルの信号VVSWを生成することにより、制御信号VTRXCと信号VVSWとの電圧レベル差を大きくし、トランジスタQt1,Qt2のオン抵抗を小さくしてIMD特性を改善することができる。
また、制御電圧生成回路28を簡単な回路によって構成しているので、回路規模を小さくすることが可能となり、該制御電圧生成回路28の消費電力も小さくすることができる。
それにより、本実施の形態1によれば、W−CDMAによる送受信動作時において、アンテナスイッチ回路25aにおけるIMD特性を改善し、携帯電話1における受信性能を大幅に向上させることができる。
なお、ここでは、アンテナスイッチ回路25aにおける動作について説明したが、1900MHz帯を用いるW−CDMA方式の際には、送受信端子TRX1とアンテナ端子ANT1とを導通させるトランジスタ回路において、アンテナスイッチ回路25aと同様の信号制御が行われる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2による制御電圧生成回路の電圧制御の一例を示す説明図、図11は、図10の制御電圧生成回路における構成の一例を示す回路図である。
本実施の形態2においては、前記実施の形態1の制御電圧生成回路28と異なる電圧制御技術について説明する。前記実施の形態1の制御電圧生成回路28では、制御信号VTRXCが電源Vbatと略同じ電圧レベルとし、信号VVSWを電源Vbatの下限電圧値である電圧Vaよりも低い電圧レベルとして生成したが、実施の形態2における制御電圧生成回路28aでは、制御信号VTRXCが電源Vbatと略同じ電圧レベルであるのは同じであるが、信号VVSWを制御信号VTRXC(電源Vbat)に対してある電圧差だけ低い電圧を生成する。
〈制御電圧生成回路の電圧制御例〉
図10は、制御電圧生成回路28aの電圧制御の一例を示す説明図である。図10において、横軸は、電源Vbatの電圧レベルを示し、縦軸は、信号VVSW、および制御信号VTRXCの電圧レベルをそれぞれ示している。図中の電圧Vbは、電源Vbatの上限電圧レベル(バッテリの満充電時)を示し、電圧Vaは、電源Vbatの下限電圧レベル(バッテリの充電がなくなる直前)を示している。
前述したように、制御信号VTRXCは電源Vbatと略同じ電圧レベルが出力される。信号VVSWは、図示するように、制御信号VTRXCよりも低いある電圧差を有するように生成される。
信号VVSWと制御信号VTRXCとの電圧差は、例えば、0.3V程度〜0.5V程度であり、信号VVSWは、制御信号VTRXCが電圧Va〜Vbのどの電圧範囲にあっても、制御信号VTRXCよりも0.3V程度〜0.5V程度低い電圧レベルとなる。
〈制御電圧生成回路の構成例〉
図11は、制御電圧生成回路28aにおける構成の一例を示す回路図である。
制御電圧生成回路28aは、図示するように、論理回路部LC、オペアンプOP、トランジスタT1〜T5、および抵抗R1,R2からなる制御電圧生成回路28(図3)と同様の構成に、抵抗R3、およびバイアス電流Ibsを生成するバイアス電流回路Ibiasが新たに設けられている。
抵抗R3の一方の接続部には、電源Vbatが供給されるように接続されており、該抵抗R3の他方の接続部には、オペアンプOPの正(+)側入力端子、およびバイアス電流回路Ibiasがそれぞれ接続されている。さらにオペアンプOPの負(−)側入力端子には、該オペアンプOPの出力部が接続されている。
その他の接続構成については、前記実施の形態1の制御電圧生成回路28(図3)と同様であるので説明は省略する。また、携帯電話1の各動作モード(例えば、TRX mode、Standby、TX mode)においてコントロールロジック20から出力される制御信号VSWCC、および制御信号VTRXCCの信号状態については、図7と同様である。
〈制御電圧生成回路の動作例〉
携帯電話1がW−CDMAによる送受信動作時(送受信モード:TRX mode)となると、トランジスタT1がオンとなり、オペアンプOPから出力される電圧が信号VVSWとして出力される。
このとき、オペアンプOPから出力される電圧V2は、以下の式により求められる。
V2=Vbat−R・Ibs (式2)
電圧V2は、電圧Vaよりも0.3V程度〜0.5程度低い電圧レベル(オフセット電圧)となるよう、抵抗R2の抵抗値R、およびバイアス電流Ibsを設定する。ここで、オフセット電圧は、抵抗R3の抵抗値、またはバイアス電流回路Ibiasが生成するバイアス電流Ibsを変更することにより、任意に設定変更することができる。
携帯電話1が送受信のいずれも行っていないスタンバイ状態(Standby)となると、トランジスタT3がオンとなり、トランジスタT4,T5にて構成されるインバータからは、Lo信号が出力され、信号VVSW、および制御信号VTRXCはいずれもLo信号となる。
さらに、GSMによる送信動作時(送信モード:TX mode)となると、トランジスタT2がオンし、トランジスタT1,T3がそれぞれオフとなり、電源Vbatが信号VVSWとして出力される。また、トランジスタT4,T5にて構成されるインバータはLo信号出力となるので、制御信号VTRXCがLo信号となる。
このように、制御電圧生成回路28aは、W−CDMAによる送受信動作時(送受信モード:TRX mode)の際に、電源Vbatの電圧レベルがどのような状態であっても、信号VVSWを制御信号VTRXCに対して略一定のある電圧差を有するように生成する。
信号VVSWと制御信号VTRXCとの電圧差が大きくなると、トランジスタ回路Q1のトランジスタにおける寄生ダイオード、および抵抗Rd11〜Rd16,Rsを介して制御電圧生成回路28a側に電流が流れ込んでしまう恐れがあるが、信号VVSWと制御信号VTRXCとの電圧差が略一定になるように制御することによって、電流の流れ込みを防止することができる。
それにより、本実施の形態2においても、トランジスタQt1,Qt2のオン抵抗を小さくしてIMD特性を改善することができる。また、IMD特性が改善されることによって、携帯電話1の受信感度を向上させることができる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3による制御電圧生成回路の電圧制御の一例を示す説明図、図13は、図12の制御電圧生成回路における構成の一例を示す回路図である。
〈制御電圧生成回路の電圧制御例〉
本実施の形態3においては、前記実施の形態1,2の制御電圧生成回路と異なる電圧制御技術について説明する。ここでは、図12に示すように、バッテリ電圧が電圧Vbから電圧V3までは、ある一定の電圧レベルの電圧を生成し、バッテリ電圧が電圧V3から電圧Vaまでの間では、制御信号VTRXCが電源Vbatと略同じ電圧レベルとなり、信号VVSWが制御信号VTRXC(電源Vbat)に対してある電圧差だけ低い電圧となるように制御電圧生成回路28bが生成する。
ここで、電源Vbatの電圧Vb(バッテリの上限電圧)は、例えば、4.25V程度であり、電源Vbatの電圧Va(バッテリの下限電圧)は、例えば、3.1V程度である。また、電源Vbatの電圧V3は、例えば、3.5V程度であり、電源Vbatが電圧V3の際の信号VVSWの電圧V4は、3.1V程度である。
そして、制御電圧生成回路28bは、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3(3.5V程度)よりも大きい場合には、信号VVSWを3.1V程度の略一定とし、制御信号VTRXCの電圧レベルを3.5V程度の略一定にしてそれぞれ生成する。
また、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3(3.5V程度)よりも小さい場合、制御信号VTRXCの電圧レベルは電源Vbatの電圧レベルと略同じになる(VTRXC=Vbat)。
さらに、信号VVSWの電圧レベルは、制御信号VTRXCの電圧レベルよりも小さく生成される。この信号VVSWと制御信号VTRXCとの電圧差(オフセット電圧)は、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3よりも大きい場合の電圧差である0.4V程度よりも小さい電圧差となるように出力され、電源Vbatの電圧レベルが電圧Vaに近づくにしたがって、その電圧差(オフセット電圧)は徐々に小さくなるように生成される。
例えば、電源Vbatが電圧V3(3.5V程度)の場合には、信号VVSWの電圧レベルは3.1V程度であり、オフセット電圧は0.4V程度であるが、電源Vbatが電圧Va(3.1V程度)の場合、信号VVSWの電圧レベルは2.76V程度であり、オフセット電圧は0.34V程度となる。
このように、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3よりも大きい場合には、制御信号VTRXCと信号VVSWとのオフセット電圧を大きくすることにより、IMD特性をより改善させることができる。
また、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3よりも小さくなると、制御信号VTRXCと信号VVSWとのオフセット電圧が小さくなり、制御電圧生成回路28bの回路動作を安定化させることができる。
例えば、電源Vbatにおける電圧Vaの電圧レベルが低い(電圧Va=2.9V程度)場合、オフセット電圧が0.4V程度とすると、信号VVSWは、電圧Va−0.4Vの出力が必要であるが、このような電圧では回路動作範囲を超えてしまう可能性が生じ、回路動作が安定化されない恐れがある。
〈制御電圧生成回路の構成例〉
図13は、制御電圧生成回路28bにおける構成の一例を示す回路図である。
制御電圧生成回路28bは、論理回路部LC、オペアンプOP、トランジスタT1〜T5、および抵抗R1,R2からなる制御電圧生成回路28(図3)と同様の構成に、抵抗R4〜R6、およびPチャネルMOSのトランジスタT6が新たに設けられた構成からなる。
オペアンプOPの負(−)側入力端子には、抵抗R4の一方の接続部、ならびに抵抗R5の一方の接続部がそれぞれ接続されており、抵抗R4の他方の接続部には、グランドが接続されている。
抵抗R5の他方の接続部には、トランジスタT1のソース/ドレインの一端、および抵抗R6の一方の接続部がそれぞれ接続されている。また、オペアンプOPの出力部には、抵抗R6の他方の接続部が接続されている。
さらに、オペアンプOPの出力部には、トランジスタT6のソース/ドレインの一端が接続されており、該トランジスタT6のソース/ドレインの他端には、トランジスタT4とトランジスタT5が接続された接続ノードに接続されている。
トランジスタT6のゲートには、インバータIv2の出力部が接続されており、トランジスタT4のゲートには、インバータIv3の出力部が接続されている。
その他の接続構成については、前記実施の形態1の制御電圧生成回路28(図3)と同様であるので説明は省略する。また、携帯電話1の各動作モード(例えば、TRX mode、Standby、TX mode)においてコントロールロジック20から出力される制御信号VSWCC、および制御信号VTRXCCの信号状態についても、図7と同様である。
〈制御電圧生成回路の動作例〉
携帯電話1がW−CDMAによる送受信動作時(送受信モード:TRX mode)となると、トランジスタT1,T6がオンとなり、トランジスタT2〜T5がオフとなる。よって、オペアンプOPから出力される電圧がトランジスタT6を介して制御信号VTRXCとして出力される。また、オペアンプOPからの出力電圧を抵抗R6と抵抗R5,R4によって分圧した電圧が、トランジスタT1を介して信号VVSWとして出力される。
このとき、オペアンプOPから出力される電圧Vopは、以下の式により求められる。
Vop=(1+(R6+R5)/R4)・Vbg (式3)
抵抗R6と抵抗R5,R4による分圧電圧Vrは、以下の式により求められる。
Vr=(1+((R6+R5)/R4))・Vbg・((R5+R4)/(R6+R5+R4)) (式4)
ここで、オペアンプOPから出力される電圧Vopは、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3よりも高い場合、3.5V程度であり、信号VVSW(抵抗R6〜R4による分圧電圧)は、3.1V程度となる。よって、抵抗R6〜R4の抵抗値は、分圧電圧が3.1V程度となるように設定される。
また、制御信号VTRXC(電圧Vop)の電圧レベルは、基準電圧Vbgを変更することにより任意に変更するができ、信号VVSWは、抵抗R6〜R4の抵抗値を変更することにより、任意に変更可能である。
以上の動作は、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3よりも高い場合である。電源Vbatの電圧レベルが電圧V3よりも低くなると、オペアンプOPからの出力される電圧(制御信号VTRXC)は、電源Vbatと略同じ電圧(Vop=Vbat−Vds(Vdsは、オペアンプOPの出力段のトランジスタにおけるドレイン-ソース間電圧))となる。
信号VVSWの電圧レベルは、下記の式から求められる。
VVSW=(R5+R4)/(R6+R5+R4)・Vbat (式5)
よって、電源Vbatの電圧レベルが電圧V3から電圧Vaに近づくにしたがって、信号VVSWと制御信号VTRXCとの電圧差(オフセット電圧)が徐々に小さくなる。
続いて、携帯電話1が送受信のいずれも行っていないスタンバイ状態(Standby)となると、トランジスタT3,T5がオンとなり、信号VVSW、および制御信号VTRXCはいずれもLo信号となる。
さらに、GSMによる送信動作時(送信モード:TX mode)となると、トランジスタT2,T5がオンとなり、制御信号VTRXCがLo信号となり、信号VVSWが電源Vbatと略同じ電圧レベルとなる。
それにより、本実施の形態3においても、トランジスタQt1,Qt2のオン抵抗を小さくしてIMD特性を改善することができる。さらに、電源Vbatの電圧レベルが低く(電圧V3)なると、オフセット電圧を小さくして、回路動作を安定化させることができる。
(実施の形態4)
図14は、本発明の実施の形態4による携帯電話の構成の一例を示すブロック図である。
前記実施の形態1では、携帯電話1(図1)に設けられた高周波モジュール9において、ハイパワーアンプ17,18、APC19、コントロールロジック20、およびコントロールロジック出力部20aがSiチップからなる半導体チップに形成された場合ついて記載したが、たとえば、図14に示すように、APC19、コントロールロジック20、およびコントロールロジック出力部20aをSiチップに形成し、ハイパワーアンプ17,18をHBT(ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)チップからなる異なる半導体チップに形成する構成としてもよい。
この場合、携帯電話1は、前記実施の形態1の図1と同様に、ベースバンドブロック2、RF(高周波)システム部3、アンテナ4,5、およびマイク6、およびスピーカ7から構成されており、RFシステム部3においても、前記実施の形態1の図1と同様に、RFIC8、高周波モジュール9、バンドパスフィルタ(BPF)10〜12、ハイパワーアンプ13,14、およびデュプレクサ15,16からなる。
さらに、高周波モジュール9の構成においても、図1と同様にハイパワーアンプ(HPA)17,18、APC(Auto Power Control:自動電力制御回路)19、コントロールロジック20、コントロールロジック出力部20a、カプラ21,22、LPF23,24、アンテナスイッチ25、ならびにHPF(High Pass Filter)26,27からなり、全ての動作についても実施の形態1と同様である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、携帯電話向けの高周波モジュールに適している。
1 携帯電話
2 ベースバンドブロック
3 RFシステム部
4 アンテナ
5 アンテナ
6 マイク
7 スピーカ
8 RFIC
9 高周波モジュール
10 バンドパスフィルタ
11 バンドパスフィルタ
12 バンドパスフィルタ
13 ハイパワーアンプ
14 ハイパワーアンプ
15 デュプレクサ
16 デュプレクサ
17 ハイパワーアンプ
18 ハイパワーアンプ
19 APC
20 コントロールロジック
20a コントロールロジック出力部
21 カプラ
22 カプラ
23 LPF
24 LPF
25 アンテナスイッチ
25a アンテナスイッチ回路
25b アンテナスイッチ回路
26 HPF
27 HPF
28 制御電圧生成回路
28a 制御電圧生成回路
28b 制御電圧生成回路
ANT アンテナ端子
ANT1 アンテナ端子
RX 受信端子
RX1 受信端子
RX2 受信端子
TX 送信端子
TX1 送信端子
TRX 送受信端子
TRX1 送受信端子
TERM 端子
TERM1 端子
TRXC 制御端子
RXC 制御端子
VSW 制御端子
CVSW 制御端子
CVTRXC 制御端子
R 抵抗
R1 抵抗
Qt1 トランジスタ
Qt2 トランジスタ
Qt3 トランジスタ
Qt4 トランジスタ
Qt5 トランジスタ
Qt6 トランジスタ
Qt7 トランジスタ
Qt8 トランジスタ
Qt9 トランジスタ
Qt10 トランジスタ
Qt11 トランジスタ
Q1 トランジスタ回路
Q2 トランジスタ回路
Q3 トランジスタ回路
Q4 トランジスタ回路
Q5 トランジスタ回路
BS 昇圧回路
Rg1〜Rg20 抵抗
Rd1〜Rd22 抵抗
Rs 抵抗
C1 静電容量素子
C2 静電容量素子
C3 静電容量素子
C4 静電容量素子
C5 静電容量素子
C6 静電容量素子
LC 論理回路部
OP オペアンプ
Iv1〜Iv5 インバータ
AND1 論理積回路
AND2 論理積回路
T1〜T6 トランジスタ
W1 ワイヤ
W2 ワイヤ
R1 抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
R4 抵抗
R5 抵抗
R6 抵抗
QT トランジスタ
RR 抵抗
Ibias バイアス電流回路
100 コントロールロジック出力部
101 インバータ
102 インバータ
103 トランジスタ
104 トランジスタ
105 トランジスタ
106 トランジスタ

Claims (8)

  1. アンテナに接続されるアンテナ端子と、複数の通信方式に対応する複数の信号端子と、前記アンテナ端子にアンテナ電位の直流電圧となる第1の制御信号を供給する制御端子と、前記複数の信号端子と前記アンテナ端子との間の接続、または非接続とをそれぞれ切り替えるアンテナスイッチと、
    前記アンテナスイッチを動作させるロジック部と、
    前記ロジック部から出力される制御信号に基づいて、前記第1の制御信号、および第2の制御信号をそれぞれ生成する電圧生成回路とを有し、
    前記アンテナスイッチは、
    前記複数の信号端子のうち、送受信信号が入出力される送受信信号端子と前記アンテナ端子との間の接続、または非接続を切り替える送受信用トランジスタ回路と、
    前記複数の信号端子のうち、送信信号が入力される送信信号端子と前記アンテナ端子との間の接続、または非接続を切り替える送信用トランジスタ回路とを有し、
    前記送受信用トランジスタ回路は、
    前記送受信用トランジスタ回路をオン、またはオフさせる前記第2の制御信号がゲートに入力され、前記送受信信号端子がソース/ドレインの一端に接続され、前記アンテナ端子、および前記制御端子がソース/ドレインの他端に接続され、
    前記電圧生成回路は、
    前記ロジック部から出力される制御信号に基づいて、前記制御端子に供給する前記第1の制御信号、および前記送受信用トランジスタ回路をオンさせる前記第2の制御信号をそれぞれ生成し、前記第2の制御信号の電圧レベルは、前記第1の制御信号よりも高い電圧レベルである高周波モジュール。
  2. 請求項1記載の高周波モジュールにおいて、
    前記電圧生成回路は、
    前記第2の制御信号の電圧レベルがバッテリから供給されるバッテリ電圧と略同じ電圧レベルとし、前記第1の制御信号が前記バッテリのバッテリ電圧に依存しない略一定の電圧レベルを維持するように生成する高周波モジュール。
  3. 請求項2記載の高周波モジュールにおいて、
    前記電圧生成回路は、
    前記バッテリのバッテリ電圧が動作電源として供給され、正側入力端子に基準電圧が入力され、負側入力端子に出力部から出力される出力信号を抵抗によって分圧した分圧電圧が入力され、前記出力部から出力される出力信号を前記第1の制御信号として出力するオペアンプと、
    前記送受信用トランジスタ回路がオンする際に前記オペアンプが生成した信号を前記第1の制御信号として出力し、前記送信用トランジスタ回路がオンする際に、前記バッテリのバッテリ電圧を前記送信信号端子に出力するように切り替える出力切り替え回路と、
    前記送受信用トランジスタ回路がオンする際に、前記バッテリのバッテリ電圧を前記第2の制御信号として出力する出力部とを有する高周波モジュール。
  4. 請求項1記載の高周波モジュールにおいて、
    前記電圧生成回路は、
    前記第2の制御信号の電圧レベルがバッテリから供給されるバッテリ電圧と略同じ電圧レベルとし、前記第1の制御信号が前記第2の制御信号に対して略一定のオフセット電圧を有する電圧レベルとなるように生成する高周波モジュール。
  5. 請求項4記載の高周波モジュールにおいて、
    前記電圧生成回路は、
    バイアス電流を生成するバイアス電流回路と、
    前記バイアス電流回路が生成した電流を電圧に変換する抵抗と、
    前記バッテリのバッテリ電圧が一方の接続に供給され、前記抵抗が生成した電圧が正側入力端子に入力され、負側入力端子に出力部が接続され、前記出力部から出力される出力信号を第1の制御信号として出力するオペアンプと、
    前記ロジック部から出力される制御信号に基づいて、前記送受信用トランジスタ回路がオンする際に前記オペアンプが生成した信号を前記第1の制御信号として出力し、前記送信用トランジスタ回路がオンする際に、前記バッテリのバッテリ電圧を前記第1の制御信号として出力するように切り替える出力切り替え回路と、
    前記送受信用トランジスタ回路がオンする際に、前記バッテリのバッテリ電圧を前記第2の制御信号として出力する出力部とを有する高周波モジュール。
  6. 請求項1記載の高周波モジュールにおいて、
    前記電圧生成回路は、
    バッテリのバッテリ電圧が第1の電圧から前記第1の電圧よりも低い第2の電圧までの範囲において、前記第1の制御信号、および前記第2の制御信号を前記バッテリのバッテリ電圧に依存しない略一定の電圧レベルを維持するように生成し、前記バッテリのバッテリ電圧が、前記第2の電圧から前記第2の電圧よりも低い第3の電圧までの範囲において、前記第2の制御信号を前記バッテリから供給されるバッテリ電圧と略同じ電圧レベルとし、前記第1の制御信号を前記第2の制御信号に対して略一定のオフセット電圧を有する電圧レベルとなるように生成し、
    前記第1の電圧は、前記バッテリの上限電圧であり、前記第3の電圧は、前記バッテリの下限電圧である高周波モジュール。
  7. 請求項6記載の高周波モジュールにおいて、
    前記電圧生成回路は、
    前記バッテリのバッテリ電圧が動作電源として供給され、正側入力端子に基準電圧が入力され、負側入力端子に出力部から出力される出力信号を抵抗によって分圧した分圧電圧が入力され、前記出力部から出力される出力信号を第2の制御信号として出力するオペアンプと、
    前記オペアンプから出力される出力信号を抵抗によって分圧し、前記第1の制御信号を生成する分圧回路と、
    前記送受信用トランジスタ回路がオンする際に前記オペアンプから出力される出力信号を前記第2の制御信号として出力する出力回路と、
    前記送受信用トランジスタ回路がオンする際に、前記分圧回路から出力される信号を前記第1の制御信号として出力し、前記送信用トランジスタ回路がオンする際に、前記バッテリのバッテリ電圧を前記第1の制御信号として出力する出力切り替え回路とを有する高周波モジュール。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の高周波モジュールにおいて、
    前記アンテナスイッチは、
    前記複数の通信方式のうち、低周波数帯を用いるW−CDMA方式による通信の際に用いられる送受信用トランジスタ回路と、前記低周波数帯よりも高い周波数帯を用いるW−CDMA方式による通信の際に用いられる送受信用トランジスタ回路とをそれぞれ有する高周波モジュール。
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