JP5651405B2 - 水中作業管理装置 - Google Patents
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Description
一方、潜水士13は、トランスポンダ14を携帯し、船上からの送気ホース15を装着し、この送気ホース15には水中電話用のケーブルが這わせてある。
また、モニタ情報をみながら、管理区域への近接状況や退避指示を通信装置(水中電話)を介して行う(ステップST3、ST4)。
具体的には、重機を使用した作業や構造物の据付、一般航路付近での作業においては、これらの誘導指示は適時する必要があり、その都度水中電話を使用して潜水士に指示を送る構成になっている。
(1)先ず、潜水士へ喚起するために、警報や退避指示を水中ポジショニングシステムから直接、潜水士へ無線で送り人為的な伝達ミスを防ぐ。この潜水士への警報は、船の管理モニタに表示すると同時に潜水士が携帯するトランスポンダに警報信号が直接伝送されるため、人的伝達より確実でスピーディに行える。
(2)潜水士は船上からの警報信号、退避指示を次に示す手段で受け取るようにする。
1)バイブレータによる船上からの信号を把握する。
潜水士は、バイブレーション間隔やバイブレート発停のバリエーションを変化させて取り決めるパターンやモールス信号に準拠したパターンによって船上からの情報を把握する。
1つは、潜水士が携帯するトランスポンダにバイブレータを組み込み、船上からの警報信号、退避指示を携帯しているトランスポンダで受け取り、バイブレータを駆動して潜水士に注意を喚起させるというものである。
もう1つは、トランスポンダの他に潜水士は信号受信器付バイブレータを携帯する。そして、船上からの警報信号、退避指示をこの信号受信器付バイブレータで受け取り、バイブレータを駆動させて潜水士に注意を喚起させるというものである。
潜水士は、発光体の点滅や点灯カラーのバリエーションを変化させて取り決めるパターンやモールス信号に準拠したパターンによって船上からの情報を把握するというものである。
1つの手法としては、ランプは、潜水士の水中マスクのフレーム枠に発光体(LED)を組み込み、別途携帯する信号受信器で船上からの警報信号及び退避指示を受け取り、発光体を発光させて潜水士に注意喚起を行う。
もう1つの手法としては、潜水士が作業をしている領域の視界が届く範囲内に発光体である水中ランプを要所に設置しておき、その水中ランプに船上からの警報信号及び退避指示を受け取る信号受信器を設置しておく。
また、管理エリアは侵入禁止エリアとしても設定でき、侵入した潜水士への注意喚起も行える。水中ランプは、水中の状況に合わせて水中電光掲示板、チューブライトやストロボでも代用可能である。
前記トランスポンダに、前記潜水士が管理モニタに表示される作業領域から外れた場合に前記船に設けた送受波器から発射される警報信号を受信するとバイブレートする機能を備えたことである。
(2)水中作業管理装置は、船に設けた送受波器から発射される超音波を、潜水士が携帯するトランスポンダで受信し、該受信した信号に対応する超音波信号を発射し、該発射した超音波信号を前記船に設けた送受波器で受信することで、前記潜水士が携帯するトランスポンダの位置を測定する水中ポジショニングシステムであって、
前記潜水士が管理モニタに表示される作業領域から外れた場合に前記船に設けた送受波器から発射される警報信号を受信するように前記潜水士に携帯される信号受信器が設けられ、該信号受信器に接続されると共に前記潜水士が視認できる水中マスクのフレーム枠に取付けられ前記警報信号を前記信号受信器が受信すると発光される発光体が設けられていることである。
(3)水中作業管理装置は、船に設けた送受波器から発射される超音波を、潜水士が携帯するトランスポンダで受信し、該受信した信号に対応する超音波信号を発射し、該発射した超音波信号を前記船に設けた送受波器で受信することで、前記潜水士が携帯するトランスポンダの位置を測定する水中ポジショニングシステムであって、前記送受波器から発射される特定の超音波信号を受信する信号受信器を前記潜水士が作業する作業範囲を特定する管理エリアの要所に設置されている水中ランプに取り付け、前記水中ランプに取付けた前記信号受信器が前記送受波器から発射される特定の超音波信号を受信すると、特定の超音波信号を受信した信号受信器が取付けてある水中ランプを点滅させ、或いは、該水中ランプが発光する発光色を特定の色に変化させることである。
(4)前記送受波器から発射される特定の超音波信号を受信する信号受信器を潜水士にも携帯させ、前記潜水士が携帯した信号受信器は前記特定の超音波信号を受信するとバイブレートする機能が備えられていること、若しくは、前記潜水士が携帯した信号受信器に前記潜水士が視認できる場所に設けられた発光体が接続されるとともに、前記特定の超音波信号を前記潜水士が携帯した信号受信器が受信すると当該発光体が発光することである。
また、モニタ情報をみながら、管理区域への近接状況や退避指示を通信装置(水中電話)を介して行う。具体的には、重機を使用した作業や構造物の据付、一般航路付近での作業においては、これらの誘導指示は適時する必要があり、その都度水中電話を使用して潜水士に指示を送る(ステップST3、ST4)。
そして、潜水士に警報や退避指示が発生したときには、水中ポジショニングシステムから直接伝達するようにしたもので、伝達のしかたは船に設けてある送受波器からの超音波信号を潜水士に直接送るようにしている(ステップST1、ST4)。
図1は、水中ポジショニングシステムを搭載した潜水士船11を示したもので、船底に超音波を発射させると共に超音波を受信する機能を備えた送受波器12を取り付けた構成になっている。
水中ポジショニングシステムを利用する点、及びトランスポンダを潜水士が携帯する点は第1の実施例と同じで、加えて、信号受信器付バイブレータを別途潜水士が携帯する点で第1の実施例とは相違するものである。
この送受波器12は、図示しないが、潜水士13が携帯しているトランスポンダ14からの超音波を受け、トランスポンダ14の座標位置を検知する。
更に、潜水士13は、トランスポンダ14を携帯することに加えて信号受信器付バイブレータ17を携帯する構成になっている。
このバイブレーションの振動形態は様々に発生させることが可能で、例えば、バイブレーション間隔やバイブレート発停のバリエーションを変化させて取り決めるパターンやモールス信号に準拠したパターンによることによって、振動により、現在送られてきた警報信号は何かを知ることができ、作業領域から逸脱しているとか退避指示であるとかが解る構造となっている。
水中ポジショニングシステムを利用する点、及びトランスポンダを潜水士が携帯する点は第1の実施例と同じで、加えて、発光体を点滅点灯させる信号受信器を別途潜水士が携帯する点で第1の実施例とは相違するものである。
この送受波器12は、図示しないが、潜水士13が携帯しているトランスポンダ14からの超音波を受け、トランスポンダ14の座標位置を検知する。
尚、発光体19は水中マスクのフレーム枠に取り付けたが、この場所に限定されることなく、要は水中での作業をしていて、明瞭に視認できる場所であればよい。
水中ポジショニングシステムを利用する点、及びトランスポンダを潜水士が携帯する点は第1の実施例と同じで、作業範囲における管理エリアの中継位置に水中ランプを設置し、通常は安全灯を点灯させ、警告状態が発生したときに関係する水中ランプを警告灯に替えるように制御する点で第1の実施例とは相違する。
この送受波器12は、図示しないが、潜水士13が携帯しているトランスポンダ14からの超音波を受け、トランスポンダ14の座標位置を検知する。
更に、潜水士が携帯するトランスポンダにバイブレーション機能を取り付けた構成になっているが、これに限定されることなく、上述した実施例に示す如く、信号受信器付きバイブレータを潜水士が携帯する構成でもよく、更に、発光体を水中マスクに取り付けた構成でもよく、これらを組み合わせた構成でもよい。
12 送受波器
13 潜水士
14 トランスポンダ
15 送気ホース
16 バイブレーション機構
17 信号受信器バイブレータ
18 信号受信器
19 発光体
21 管理エリア
22a 水中ランプ
22b 水中ランプ
22c 水中ランプ
22d 水中ランプ
22e 水中ランプ
22f 水中ランプ
Claims (4)
- 船に設けた送受波器から発射される超音波を、潜水士が携帯するトランスポンダで受信し、該受信した信号に対応する超音波信号を発射し、該発射した超音波信号を前記船に設けた送受波器で受信することで、前記潜水士が携帯するトランスポンダの位置を測定する水中ポジショニングシステムであって、
前記トランスポンダに、前記潜水士が管理モニタに表示される作業領域から外れた場合に前記船に設けた送受波器から発射される警報信号を受信するとバイブレートする機能を備えたことを特徴とする水中作業管理装置。 - 船に設けた送受波器から発射される超音波を、潜水士が携帯するトランスポンダで受信し、該受信した信号に対応する超音波信号を発射し、該発射した超音波信号を前記船に設けた送受波器で受信することで、前記潜水士が携帯するトランスポンダの位置を測定する水中ポジショニングシステムであって、
前記潜水士が管理モニタに表示される作業領域から外れた場合に前記船に設けた送受波器から発射される警報信号を受信するように前記潜水士に携帯される信号受信器が設けられ、該信号受信器に接続されると共に前記潜水士が視認できる水中マスクのフレーム枠に取付けられ前記警報信号を前記信号受信器が受信すると発光される発光体が設けられていることを特徴とする水中作業管理装置。 - 船に設けた送受波器から発射される超音波を、潜水士が携帯するトランスポンダで受信し、該受信した信号に対応する超音波信号を発射し、該発射した超音波信号を前記船に設けた送受波器で受信することで、前記潜水士が携帯するトランスポンダの位置を測定する水中ポジショニングシステムであって、
前記送受波器から発射される特定の超音波信号を受信する信号受信器を前記潜水士が作業する作業範囲を特定する管理エリアの要所に設置されている水中ランプに取り付け、前記水中ランプに取付けた前記信号受信器が前記送受波器から発射される特定の超音波信号を受信すると、特定の超音波信号を受信した信号受信器が取付けてある水中ランプを点滅させ、或いは、該水中ランプが発光する発光色を特定の色に変化させることを特徴とする水中作業管理装置。 - 送受波器から発射される特定の超音波信号を受信する信号受信器を潜水士にも携帯させ、前記潜水士が携帯した信号受信器は前記特定の超音波信号を受信するとバイブレートする機能が備えられていること、若しくは、前記潜水士が携帯した信号受信器に前記潜水士が視認できる場所に設けられた発光体が接続されるとともに、前記特定の超音波信号を前記潜水士が携帯した信号受信器が受信すると当該発光体が発光することを特徴とする請求項3に記載の水中作業管理装置。
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