JP3964405B2 - 警報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両や作業機械などを用いた作業現場において、作業者が作業車両や作業機械などに接近したこと、また複数人数で作業することが必要な作業現場などで作業者が作業範囲を離脱したことを警告灯、警告音等で知らせることができる警告装置に関するものである。
作業車両や作業機械などを用いた作業現場において、作業者が危険範囲に入ったことを検出するための安全装置としては、作業車両や作業機械などからの距離を超音波を用いて測定を行う方法(例えば、特許文献1参照)や赤外線を用いて測定を行う方法(例えば特許文献2参照)や赤外線を用いてその照射範囲を危険範囲とする方法(例えば、特許文献3参照)がある。
作業車両や作業機械などと作業者の間を無線機を用いて、作業者が危険範囲にあるということを作業車両や作業機械などに知らせている。
特開平05−321303号公報 特開平10−237906号公報 特開2003−317163号公報
従来の超音波、赤外線による距離測定の場合は、超音波や赤外線は指向性があるため、超音波受信部や赤外線受光部は作業者の周囲全てにわたって複数個もしくは、ヘルメットなどの周囲が開けている場所に設けなければならず、作業者への装着が不便であった。超音波や赤外線を用いて距離を測定する方式では、超音波や赤外線で特定のパターンを受信したことを無線を用いて作業車両や作業機械に送信し、それを受信した作業車両や作業機械側で経過時間を求め、距離を演算している。そのため、超音波受信部や赤外線受光部と、作業車両や作業機械などとの間の通信に用いる無線部を備えていなければならず、無線部単体と比べ電力消費量が大きいものであった。
本発明は、以上のような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、超音波や赤外線を用いて距離測定を行うのではなく、無線部のみで対象物からの距離を測定し、消費電力量の小さい警報装置を実現することを目的とするものである。
この発明の警報装置は、
受信強度の測定に使用する特定コードを受信する受信部と、
所定の受信強度を基準値として記憶し、前記受信部が特定コードを受信した場合に、基準値と前記受信部が受信した特定コードの受信強度とを比較する比較部と、
前記比較部による比較結果に基づいて、警報を発する警報部と
を備えたことを特徴とする。
前記警報部は、
前記比較部による比較結果が、基準値よりも受信した特定コードの受信強度の方が大きい場合に、警報を発することを特徴とする。
前記警報部は、
前記比較部による比較結果が、基準値よりも受信した特定コードの受信強度の方が小さい場合に、警報を発することを特徴とする。
前記比較部は、
基準値と特定コードの受信強度とを比較するとともに、前記受信部の受信する特定コードの受信強度の変化を監視し、
前記警報部は、
前記比較部による監視の結果、受信強度が増加した場合に警報を発することを特徴とする。
前記比較部は、
基準値と特定コードの受信強度とを比較するとともに、前記受信部の受信する特定コードの受信強度の変化を監視し、
前記警報部は、
前記比較部による監視の結果、受信強度が低下した場合に警報を発することを特徴とする。
前記警報装置は、さらに、
自己が移動しているか静止しているかを検知する移動検知手段を備え、
前記警報部は、
前記比較部による比較結果と前記移動検知手段による検知結果とに基づいて、警報を発することを特徴とする。
前記警報装置は、さらに、
前記警報部が警報を発する場合に、前記警報部による警報の発生を知らせる警報信号を送信する警報信号送信部を備えたことを特徴とする。
この発明の警報システムは、
作業機械に設置され受信強度の測定に使用する機械側特定コードを送信する機械側警報装置と、作業者が携帯して受信強度の測定に使用する作業者側特定コードを送信する作業者側警報装置とを備えた警報システムにおいて、
前記機械側警報装置は、
前記作業者側警報装置に機械側特定コードを送信する機械側送信部と、
前記作業者側警報装置から作業者側特定コードを受信する機械側受信部と、
前記機械側受信部が受信する作業者側特定コードの所定の受信強度を機械側基準値として記憶し、前記機械側受信部が作業者側特定コードを受信した場合に、機械側基準値と前記機械側受信部が受信した作業者側特定コードの受信強度とを比較する機械側比較部と、
前記機械側比較部による比較結果に基づいて、警報を発する機械側警報部と
を備え、
前記作業者側警報装置は、
前記機械側警報装置に作業者側特定コードを送信する作業者側送信部と、
前記機械側警報装置から機械側特定コードを受信する作業者側受信部と、
前記作業者側受信部が受信する機械側特定コードの所定の受信強度を作業者側基準値として記憶し、前記作業者側受信部が機械側特定コードを受信した場合に、作業者側基準値と前記作業者側受信部が受信した機械側特定コードの受信強度とを比較する作業者側比較部と、
前記作業者側比較部による比較結果に基づいて、警報を発する作業者側警報部と
を備えたことを特徴とする。
この発明の警報システムは、
複数の場所に配置されて受信強度の測定に使用する特定コードを送信する複数の第1警報装置と、
複数の第1警報装置のそれぞれから特定コードを受信する受信部と、
前記受信部が受信する特定コードの所定の受信強度を基準値として記憶し、前記受信部が特定コードを受信した場合に、基準値と受信した特定コードの受信強度とを比較する比較部と、
前記比較部による比較の結果、基準値よりも受信した特定コードの受信強度が小さい場合に警報を発する警報部と、
前記警報部が警報を発する場合に、前記警報部による警報の発生を知らせる警報信号を送信する警報信号送信部と
を有する第2警報装置とを備え、
前記第1警報装置のそれぞれは、
前記第2警報装置の前記警報信号送信部が送信した警報信号を受信し、受信した警報信号に基づいて警報を発することを特徴とする。
従来のように超音波や赤外線を用いて距離測定を行うのではなく、無線部のみで対象物からの距離を測定することにより、超音波受信部や赤外線受光部を必要としないため、消費電力量を小さくすることができる。また、軽量化することができる。
実施の形態1.
図1〜図3を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、作業機械に配置された機械用警報装置と、作業者の携帯する警報装置とから構成される警報システムに関する。機械用警報装置2が距離測定用の特定コードを送信し、これを受信した作業者の携帯する警報装置4が特定コードの受信強度から設定範囲に属するかどうかを判定することを特徴とする。
図1は、実施の形態1に係る警報システム100を示す図である。警報システム100は、作業機械1aに配置された機械用警報装置2と作業者の携帯する警報装置4から構成される。図1では、作業者3aと作業者3bが、それぞれ警報装置4を携帯している場合を示している。作業機械や作業車両(以下、これらを「作業機械」という。)などに配置される機械用警報装置2は、距離測定用の特定コードを発信する。作業者3a,3bの装備する警報装置4は、あらかじめ設定された範囲、例えば、10〜20m程度の距離で受信する場合の機械用警報装置2の送信電波の強さ(以下、基準値ともいう。)を記憶している。記憶している「基準値」と、実際に受信した受信電波の受信強度とを比較する。そして、実際に受信した受信電波の強度の方が高い場合に警報を発する。
図2は、機械用警報装置2、及び警報装置4の構成を示す図である。
警報装置4は、無線受信部41(受信部の一例)、距離判定部42(比較部の一例)、制御部43、警報部44、及び無線送信部45(警報信号送信部の一例)を備える。さらにバッテリー(図示していない)等を備える。
無線受信部41は、機械用警報装置2から送信される距離測定用の特定コードを受信する。距離判定部42は、特定コードを検出して距離測定用と判断した場合に、受信した電波の強さと、あらかじめ設定された距離における電波の強さ(基準値)を比較する。警報部44は、範囲内に侵入したと判定した場合に、警告灯の点灯や警報音を鳴動する。無線送信部45は、機械用警報装置2へ警報信号を送信する。制御部43は、上記の各構成要素を制御する。
機械用警報装置2は、無線送信部21、無線受信部22、制御部23、及び警報部24備える。また、バッテリー(図示していない)等を備える。無線送信部21は、距離測定用の特定コードを送信する。無線受信部22は、警報装置4からの警報信号を受信する。警報部24は、警報信号を受信した場合に、警告灯の点灯や警告音を鳴動する。制御部23は、上記の各構成要素を制御する。
次に、動作を説明する。図3は作業者の携帯する警報装置4の動作を示すフローチャートである。図3を参照して説明する。
作業機械1aに配置した機械用警報装置2の発信した電波は、図1に示す鎖線における電波の強さが、予め定められている。作業者の携帯する警報装置4の距離判定部42は、鎖線における電波の強さを、「基準値」として予め記憶している。左側の作業者3aについて説明する。
作業者3aの装備する警報装置4の無線受信部41は、機械用警報装置2の発信する特定コードの電波を受信する(S11)。次に、距離判定部42は、受信した特定コードの受信強度と、予め記憶している「基準値」とを比較する(S12)。この場合、作業者3aは、図1の鎖線の内部にいるので、基準値よりも受信強度が大きくなる(受信強度>基準値)。したがって、距離判定部42は、作業者3aが設定範囲内(鎖線内部)にいると判断する(S12のYES)。制御部43は、距離判定部42の比較結果に基づき、警報部44により警告灯の点灯や警報音の鳴動を行わせる(S13)。また、無線送信部45は、警報信号を機械用警報装置2に送信する(S14)。以上で終了する。
一方、右側の作業者3bは、鎖線外にいる。このため、作業者3bの携帯する警報装置4では、受信した電波の強さを比較して設定範囲外(鎖線外)にいると判断し、警告灯の点灯や警報音の鳴動を行わない。
このようにして、作業者3a,3bは、作業機械1aの接近を、警告灯や警告音により知ることができる。
また、作業機械1aの側も、警報装置4から警報信号を受信するので、警報信号の受信に連動して警告灯や警告音を発することで、作業者が近傍にいることを知ることができる。
実施の形態1の警報装置4は、特定コードを受信する無線受信部、基準値と受信強度を比較する距離判定部を備えたので、超音波や赤外線の使用を不要とするため、消費電力の低減、及び小型化を図ることができる。
実施の形態1の警報システムは、機械用警報装置2と警報装置4とを備える。機械用警報装置2は、
距離測定用の特定コードを送信することができる無線送信部21と、
警報装置4からの通信を受信する無線受信部22と、
前記無線送信部21と前記無線受信部22を制御する制御部23と、
前記制御部23からの制御信号を受けて警報を発する警報部24を
備える。また、警報装置4は、
前記機械用警報装置2からの前記距離測定用の特定コードを受信する無線受信部41と、
前記無線受信部41からの信号を受けて作業機械1と作業者3との距離を判定する距離判定部42と、
前記無線受信部41と前記距離判定部42を制御する制御部43と、
前記制御部43からの制御信号を受けてあらかじめ設定された距離より接近している場合に警報を発する警報部44と
を備える。そして、
前記警報装置4の前記無線受信部41が受信した前記距離測定用の特定コードの受信した電波の強さにより距離を測定することを特徴とする。
また、警報装置4は、あらかじめ設定された距離より接近している場合に、前記制御部43からの制御信号を受けて警報信号を機械用警報装置2に送信する無線送信部45を備える。前記機械用警報装置2は、前記警報装置4からの警報信号を受信した場合に、警告灯や警告音などにより通知することを特徴とする。
なお、上記とは逆に、作業機械に前記警報装置4を配置し、前記機械用警報装置2を作業者に装備する。これにより、作業機械があらかじめ設定された距離より接近していることを作業者に対して警告灯や警告音などにより通知してもよい。
以上のように、実施の形態1の警報装置システムは、
距離測定用の特定コードを発信することができる無線送信部を有する装置を作業機械などに配置し、あらかじめ設定された電波の強さの範囲内に作業者が接近すると前記距離測定用の特定コードを含んだ受信電波の強さにより警告灯の点灯または警告音の鳴動を行うことができる警報装置を作業者に携帯させることを特徴とする。
以上のように、実施の形態1の警報装置は、
あらかじめ設定された電波の強さの範囲内に接近したことを自己が装備された作業者に警報するのみならず、無線を用いて作業機械などに警報信号を送信する手段を備えたことを特徴とする。
以上のように、実施の形態1の警報システムは、距離測定用の特定コードを発信することができる無線送信部を有する警報装置を作業者に装備し、あらかじめ設定された電波の強さの範囲内に作業機械などが接近すると前記距離測定用の特定コードを含んだ受信電波の強さにより警告灯の点灯または警告音の鳴動を行うことができる警報装置を作業機械などに配置することを特徴とする。
以上のように、実施の形態1の警報装置は、
あらかじめ設定された電波の強さの範囲内に接近したことを自己が配置された作業機械に警報するのみならず、無線を用いて作業者などに警報信号を送信する手段を備えたことを特徴とする。
実施の形態2.
次に、図4を用いて実施の形態2を説明する。図4は、実施の形態2に係る警報システム200の構成を示す図である。実施の形態2は、作業者の携帯する警報装置からも距離測定用の特定コード(作業者側特定コード)を送信する。すなわち、図4に示す作業者側の警報装置4b(作業者側警報装置)の無線送信部45bは、特定コードを送信することができる。この点のみ図2の警報装置4と異なる。警報装置4bは、図に示すように、無線受信部41b(作業者側受信部)、距離判定部42b(作業者側比較部)、制御部43b、警報部44b(作業者側警報部)、無線送信部45b(作業者側送信部)を備える。実施の形態1の警報装置4と同様に、警報信号も送信する。警報装置4bは、警報装置4a(機械側警報装置)の送信する特定コード(機械側特定コード)の所定の受信強度を「基準値」(作業者側基準値)として記憶し、距離判定部42bにより実際に受信する受信強度と比較する。
一方、作業機械1aには、作業者の携帯する警報装置4bと同様の警報装置4a(機械側警報装置)を配置する。図4の警報装置4aと警報装置4bとは同じ装置である。機械側と作業者側の区別のため、警報装置4a,4bとしている。警報装置4aは、図に示すように、無線受信部41a(機械側受信部)、距離判定部42a(機械側比較部)、制御部43a、警報部44a(機械側警報部)、及び特定コード(機械側特定コード)、警報信号などを送信する無線送信部45a(機械側送信部)を備える。警報装置4aは、作業者の携帯する警報装置4bの送信する特定コードの受信強度を「基準値」(機械側基準値)として記憶している。警報装置4bから特定コードを受信して、受信した特定コードの受信強度を距離判定部42aにより比較する。
実施の形態2の警報システムは、作業側者、機械側の双方から特定コードを送信するので、互いに、相手の接近を知ることができ、安全性、信頼性を向上することができる。
実施の形態2は、作業機械に配置された警報装置、作業者に携帯させた警報装置の双方が距離測定用の特定コードを発信することができる無線送信部を備え、それぞれが受信した電波の強さにより相手の警報装置からの距離を測定し、あらかじめ設定された距離より接近していることを、警告灯や警告音などにより通知し、無線を用いて互いに相手の警報装置に対して警報を送信する。
以上のように、実施の形態2の警報システムは、作業機械などに配置した警報装置および作業者が装備した警報装置の双方が、距離測定用の特定コードを発信することができる無線送信部を備えたことを特徴とする。
実施の形態3.
次に、図5、図6を用いて、実施の形態3を説明する。実施の形態3は、特定コードを受信する警報装置が、設定範囲内に存在し、かつ、受信強度が増加する場合に警報を発する形態である。
すなわち、上記実施の形態1および実施の形態2では、受信した電波(特定コード)の強さにより、あらかじめ設定された範囲にあるかどうかを判別していた。それに加えて、「受信した電波の強さの時間変化」をも監視して、電波の強さが大きくなる方向へ変化している場合に警報を発するようにしてもかまわない。
図5、図6は、例えば、図2に示した実施の形態1の警報装置4が受信した特定コードの受信強度の変化を示す図である。横軸が時間、縦軸が受信強度を示す。図5では、時刻t1から警報装置4が受信を開始したとする。時刻t1では、受信強度Fが基準値よりも大きい。加えて、時刻t1から時刻t2の間に、受信強度がΔFだけ増加してしる。従って、この場合には警報を発する。
図6では、警報装置4が時刻t3において受信を開始したとする。時刻t3においては受信強度Fは基準値よりも大きい。しかし、時刻t3から時刻t4の間に受信強度はΔFだけ減少している。従って、警報は発しない。
実施の形態3の警報装置は、受信強度の変化を監視するため、警報の必要性が高い場合にのみ警報を発することができるので、警報への信頼を高めることができる。特に作業機械の側にとって作業者が近づいてくることがわかるので、作業機械の運転者は、より注意をするようになり、安全性を高めることができる。
実施の形態3は、作業機械に配置する警報装置、作業者の携帯する警報装置との少なくともいずれかにおいて、受信した電波の強さの変化を監視し、接近しつつあるのか、遠ざかりつつあるのかを判定し、あらかじめ設定された距離より接近しつつある場合に警告灯や警告音などにより通知し、無線を用いて相手警報装置に対して警報を送信する。
以上のように、実施の形態3の警報装置は、距離測定用の特定コードを含んだ受信電波の強さの時間的変化を監視し、あらかじめ設定された電波の強さの範囲内で接近する方向(受信強度の増加方向)へ変化する場合に警報を発することを特徴とする。
実施の形態4.
次に、図7を用いて実施の形態4を説明する。図7は、実施の形態4に係る警報装置400の構成図である。警報装置400は、図2の警報装置4に対して、移動検知手段の一例として、加速度センサー46を追加した構成である。
上記実施の形態1および実施の形態2では、受信した電波の強さにより、あらかじめ設定された範囲にあるかどうかを判別していた。本実施の形態4では、加速度センサー46を備える。加速度センサー46からの信号を制御部43へ入力し、警報装置400を装備している作業者または作業機械が、停止しているか移動しているかを判別する。そして、移動している場合にのみ警報を発する。
実施の形態4の警報装置は、加速センサーにより、自己が配置された作業者、あるいは自己が配置された作業機械の移動を検出するので、警報の必要性が高い場合にのみ警報を発することができ、警報への信頼を高めることができる。特に、作業者が携帯して、警報信号を送信する場合は、作業機械の側にとっては作業者が移動しているとわかるので、作業機械の運転者は、より注意をするようになり安全性を高めることができる。
実施の形態4は、加速度センサーを警報装置に備え、作業者または、作業機械などの動作・移動を検出し、あらかじめ設定された距離より接近かつ移動している場合に、警告灯や警告音などにより通知し、無線を用いて相手警報装置に対して警報信号を送信する。
以上のように、実施の形態4の警報装置は、移動を検出することができる加速度センサーを備え、あらかじめ設定された電波の強さの範囲内で移動している場合に警報を発することを特徴とする。
実施の形態5.
次に、図8を用いて実施の形態5を説明する。図8は、実施の形態5に係る警報システム500の構成を示す図である。上記実施の形態1〜実施の形態4では、距離測定用の特定コードを発信する警報装置を中心とした範囲をあらかじめ設定した。そして、この設定範囲に進入した場合に警報を発していた。それとは逆に、実施の形態5は、特定コードを発信する機械用警報装置2を中心とする設定範囲内から設定範囲外へ進出した場合に、警報を発するようにする形態である。図8において、設定範囲の外にいる作業者3cの携帯する警報装置4は、警報を発する。これに対して、設定範囲内にいる作業者3aの携帯する警報装置4、作業者3bの携帯する警報装置4は、警報を発しない。
なお、上記実施の形態3では設定範囲内で、かつ、受信強度が増加する場合に警報を発することとしている。これとは反対に、本実施の形態5の別の例として、設定範囲外で、かつ、受信強度が低下する場合に警報を発するようにしてもよい。これは、特定コードを発信する装置の設定範囲外において前記装置からさらに離れていく際に警報を発する場合である。
実施の形態5の警報装置は、設定範囲から出た場合に警報を発するので、所定の範囲から離脱したことを簡単に知ることができる。
実施の形態は、距離測定用の特定コードを発信することができる無線送信部を備えた警報装置を作業範囲内に設置しておき、あらかじめ設定された距離より警報装置4を装備した作業者が離れたことを警告灯や警告音などにより通知し、無線を用いて他の警報装置に対して警報信号を送信する。
以上のように、実施の形態5の警報システムは、距離測定用の特定コードを発信することができる無線送信部を有する装置を中心としたあらかじめ設定された電波の強さの範囲外に存在する場合に、警報を発することを特徴とする。
実施の形態6.
次に、図9を用いて実施の形態6を説明する。図9は、実施の形態6に係る警報システム600を示す図である。
上記実施の形態5では、距離測定用の特定コードを発信する機械用警報装置2を中心として範囲を設定し、設定した設定範囲内から設定範囲外へ進出した場合に警報を発していた。本実施の形態6では、複数の作業者3a,3b,3cのそれぞれが図4に示した警報装置4b(第1警報装置の一例)を携帯する。及び作業者3dも警報装置4b(第2警報装置の一例)を携帯する。そして、各自の警報装置4bからの範囲を設定しておく。そのように設定することによって、ある作業者がその範囲から離脱した場合に警報を発する。
図9において、作業者3dに着目する。作業者3dの携帯する警報装置4bは、作業者3a、3b、3cのそれぞれの携帯する警報装置4bからの範囲を設定しておく。図9では、作業者3aの携帯する警報装置4bについては、設定範囲aとなる。作業者3bの携帯する警報装置4bについては、設定範囲bとなる。作業者3cの携帯する警報装置4bについては、設定範囲cとなる。そして、設定範囲a〜設定範囲cのいずれかに属する範囲である「設定範囲D」(第2の設定範囲ともいう)の範囲外となった場合に、作業者3dの携帯する警報装置4bが警報を発する。また、作業者3dの携帯する警報装置4bは警報を発する同時に、その無線送信部45bが警報信号を送信する。作業者3a、3b、3cのそれぞれの携帯する警報装置4bは、この警報信号を受信する。これにより、作業者3a等は、作業者3dが「設定範囲D」から離脱したことを知る。なお、作業者3a等は、作業者に限らず、作業の監督者であっても構わない。
実施の形態6の警報システムは、複数の警報装置に設定された設定範囲から決まる第2の設定範囲から出た場合に警報装置が警報を発するので、第2の設定範囲から離脱したことを簡単に知ることができる。
実施の形態6は、距離測定用の特定コードを発信することができる無線送信部を備えた警報装置4bを複数の作業者全員に装備し、集団からあらかじめ設定された距離より作業者が離れたことを警告灯や警告音などにより通知し、無線を用いて他の警報装置に対して警報信号を送信する。
以上のように、実施の形態6の警報システムは、複数の作業員が装備した警報装置を中心とし、それぞれのあらかじめ設定された電波の強さ範囲外にある場合に警報を発することを特徴とする。
実施の形態7.
次に、図10を用いて実施の形態7を説明する。実施の形態7は、図2の警報装置4が、複数の特定コードを受信して、特定コードごとに比較、判断することができる形態である。図10は、実施の形態7に係る警報システム700を示す図である。
作業機械1aは、機械用警報装置2aを配置している。作業機械1bは、機械用警報装置2bを配置している。機械用警報装置2aは、特定コードAを送信する。機械用警報装置2bは、特定コードBを送信する。作業者3の携帯する警報装置4は、特定コードA、特定コードBをそれぞれ識別して、警報を発する。すなわち作業機械1aについては設定範囲Aが設定され、作業機械1bについては設定範囲Bが設定される。特定コードA、特定コードBは互いに独立であり、設定範囲A、設定範囲Bの大きさを自由に決めることができる。
実施の形態4の警報装置は、複数の異なる特定コードを受信して比較、判定するので、作業機械ごとに警報を発し、危険を知ることができる。また、警報信号を送信し危険を知らせることができる。
実施の形態1に係る警報システム100を示す図である。 実施の形態1に係る機械用警報装置2、及び警報装置4の構成を示す図である。 実施の形態1に係る警報装置4の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る警報システム200の構成を示す図である。 実施の形態3における特定コードの受信強度の変化を示す図である。 実施の形態3における特定コードの受信強度の変化を示す図である。 実施の形態4に係る警報装置400の構成図である。 実施の形態5に係る警報システム500の構成を示す図である。 実施の形態6に係る警報システム600を示す図である。 実施の形態7に係る警報システム700を示す図である。
符号の説明
1a,1b 作業機械、2,2a,2b 機械用警報装置、3,3a,3b,3c,3d 作業者、4,4a,4b 警報装置、21 無線送信部、22 無線受信部、23 制御部、24 警報部、41,41a,41b 無線受信部、42,42a,42b 距離判定部、43,43a,43b 制御部、44,44a,44b 警報部、45,45a,45b 無線送信部、46 加速度センサー、100,200 警報システム、400 警報装置、500,600,700 警報システム。

Claims (1)

  1. 警報を発する警報装置において、
    受信強度の測定に使用する特定コードを受信する受信部と、
    所定の受信強度を基準値として記憶し、前記受信部が特定コードを受信した場合に、基準値と前記受信部が受信した特定コードの受信強度とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果に基づいて、警報を発する警報部と、
    自己である前記警報装置が移動しているか静止しているかを検知する移動検知手段と
    を備え、
    前記警報部は、
    前記比較部による比較結果と前記移動検知手段による検知結果とに基づいて、警報を発することを特徴とする警報装置。
JP2004163001A 2004-06-01 2004-06-01 警報装置 Expired - Fee Related JP3964405B2 (ja)

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