JP5644125B2 - 直流−直流変換回路の起動方法 - Google Patents

直流−直流変換回路の起動方法 Download PDF

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Description

本発明は、トランスの1次側がフルブリッジ構成の絶縁形直流−直流変換回路における起動方法に関する。
図9に特許文献1に開示のある直流−直流変換回路の例を示す。
図9はトランス9の1次側がフルブリッジ構成の直流−直流変換回路であり、1次側のブリッジを構成するスイッチング素子1乃至4としてMOSFETが用いられ、またトランスの2次側では整流素子7及び8が用いられている。またコンデンサ13乃至16はスイッチング素子1乃至4の、コンデンサ17及び18は整流素子7及び8の寄生キャパシタンスである。
なお図9では、スイッチング素子1乃至4のオン/オフを切り替える駆動信号であるゲート信号を生成するゲート駆動回路部分については省略して示している。特許文献2には、ゲート駆動回路の一例が開示されている。この特許文献2のゲート駆動回路は、トランスへの入力電圧のデューティ比が略50%でなくても順バイアス電圧、逆バイアス電圧を安定化することができという効果を持つ。
ここで、スイッチング素子1及び4が同時にオンとなっている期間では、トランス9の1次側では直流電源11→スイッチング素子1→コイル5→トランス9→スイッチング素子4→直流電源11の経路で電流が流れ、トランスの1次側の電圧Vt1には正の電圧が印加される。一方、スイッチング素子2及び3が同時にオンとなっている期間では、直流電源11→スイッチング素子3→トランス9→コイル5→スイッチング素子2→直流電源11の経路で電流が流れ、電圧Vt1には負の電圧が印加される。
このように、トランス9の1次側には正負の電圧が印加され、2次側に発生したトランス9の巻数比に相当する電圧が整流素子7及び8で整流され、出力電圧Voには直流電圧が出力される。
なお図9の構成において、コイル5を設ける代わりにトランス9の漏れインダクタンスを用いても良い。
図10は、図9の直流−直流変換回路の起動時のスイッチング素子1乃至4の駆動信号であるゲート信号及びトランス9の1次側の電圧値Vt1の変化を示す図である。
図10のように位相シフト動作で直流−直流変換回路を起動する場合、スイッチング素子1乃至4は導通比50%の駆動信号となり、スイッチング素子1及び2とスイッチング素子3及び4はそれぞれ交互にオン、オフが切り替わる。またスイッチング素子1及び2のゲート信号に対して、スイッチング素子3及び4のゲート信号は位相がずれている。ただし、スイッチング素子1及び2のゲート信号とスイッチング素子3及び4のゲート信号にはそれぞれデッドタイムが設けられ、それぞれのスイッチング素子1及び2あるいは3及び4が同時にオンしないように設定される。
ここで、スイッチング素子1と4が同時にオンとなる期間ではVt1に正の電圧、スイッチング素子2と3が同時にオンとなる期間では電圧Vt1に負の電圧が印加されるので、スイッチング素子1及び2の駆動信号に対してスイッチング素子3及び4のゲート信号の位相を調整することで、電圧値Vt1のパルス幅が変化し、2次側の出力電圧 大きさを調整することができる。
直流−直流変換回路の起動時にはスイッチング素子1及び4とスイッチング素子2及び3が同時にオンとなる期間を図10のように短くし、この状態から徐々にスイッチング素子3及び4のゲート信号の位相を変化させ、図11に示すようにスイッチング素子1及び4とスイッチング素子2及び3が同時にオンとなる期間を大きくしてゆく。これにより出力電圧 値をゼロから目標電圧まで上昇させる。
特願2009−18302号 特願2009−166470号
特許文献1にも記載されているように、出力端子19a〜19b間が無負荷時や軽負荷時に上記した位相シフト動作を行うと、1次側のフルブリッジにおいて対向アームのスイッチング素子がオフした直後にオンとなるので対向アームのスイッチング素子がゼロ電圧付近でオンすることになり、対向アームのスイッチング素子が逆回復する可能性がある。
例えば、スイッチング素子1がオフした直後にスイッチング素子2がオンすると、スイッチング素子1の電圧はゼロの状態でスイッチング素子2がオンする可能性がある。スイッチング素子1の電圧はゼロなので、スイッチング素子1のボディダイオードには電流が流れやすく、この状態でスイッチング素子2がオンするためにスイッチング素子1のボディダイオードが逆回復してしまう。通常、ボディダイオードが逆回復するときの電圧/時間変化率dv/dtが最大定格値を超えると、スイッチング素子を構成するMOSFETが破損する恐れがある。よってこの逆回復が発生することにより、損失が増加するだけでなく、装置の信頼性を著しく低下させることとなる。また、ハードスイッチング動作で直流−直流変換回路を起動する場合は、図12に示すように、それぞれのゲート信号は導通比が50%未満となり、上下アームの両スイッチング素子が同時にオフとなる期間が十分確保される。これのため、スイッチング素子がオフした後に電圧が上昇するための十分な時間が確保され、ボディダイオードには電流が流れることがなく、逆回復は発生しない。
しかし、特許文献2に記載されている逆バイアス電圧をゲート・ソース間に印加可能なゲート駆動回路を用いた場合、ゲート信号に十分なパルス幅がないと逆バイアス電圧を得られない。
例えば、直流−直流変換回路の起動時には幅の狭いパルスのゲート信号でスイッチング素子1及び4とスイッチング素子2及び3を駆動する必要がある。しかし、このときゲート駆動回路内ではトランスの2次側に設けられるコンデンサに蓄えられる電荷は、スイッチング素子がオンとなっている期間しか充電されないので、コンデンサは十分な逆バイアス電圧Vrを与えることが出来ない。
よって、外部などからの誘導ノイズによってスイッチング素子1乃至4がオンとなってしまう恐れがあり、信頼性が低くなる。
の恐れを回避するため、図13のように、予めパルス幅を広げたゲート信号で直流−直流変換回路を起動すると、出力電圧 接続されている装置の耐圧電圧を超過し、装置を破損してしまう恐れがある。例えば、スイッチング素子1及び4が同時にオンとなると、電圧Vt1には正の電圧が印加される。ここで、寄生キャパシタンス17及び18の電圧はゼロであるため、トランス9の各巻線電圧もゼロであり、コイル5には直流電源11の入力電圧が印加され、コイル5を流れる電流が急激に上昇する。次にコイル5に蓄えられたエネルギーはコイル5と寄生キャパシタンス18の共振動作により寄生キャパシタンス18に移り、寄生キャパシタンス18の電圧はトランス9の2次側電圧の2倍まで上昇する。次に寄生キャパシタンス18に蓄えられたエネルギーは、トランス9の2次側および直流リアクトル10を介して出力コンデンサ12に移り、出力電圧 大きく上昇する。
通常、直流−直流変換回路の起動時は無負荷状態であるので出力コンデンサ12に蓄えられたエネルギーを放電させることはできない。よって図13のようにゲート信号のパルス幅を広げた状態から直流−直流変換回路を起動した後、スイッチング素子1乃至4のスイッチング動作を繰り返すことで図14に示すように出力電圧Voが目標電圧を超えて上昇してゆき、直流−直流変換回路の2次側部品や負荷に接続される装置を破壊してしまう。
この問題を回避するためには、2次側部品や負荷に接続される装置に予め耐圧の高い部品を用いる必要があり、コストと損失が増加してしまう。
上記課題を鑑み、本発明は出力電圧をオーバーシュートさせることなく、またスイッチング素子のボディダイオードを逆回復させることがない、直流−直流変換回路の起動方法を提供することを課題とする。
また直流−直流変換回路の起動時に、誘導ノイズによってスイッチング素子が誤動作することを回避できる直流−直流変換回路の起動方法を提供することを課題とする。
本発明の直流−直流変換回路の起動方法は、それぞれボディダイオードを含んだ第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を直列に接続した第1の上下アーム直列回路と、それぞれボディダイオードを含んだ第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子を直列に接続した第2の上下アーム直列回路を直流電源に対して並列に接続してフルブリッジを構成し、前記第1の上下アーム直列回路の内部接続点とトランスの1次側の一端を接続し、前記第2の上下アーム直列回路の内部接続点と前記トランスの1次側の他端を接続し、前記トランスの2次側に整流素子を接続する構成を有し、直流出力を得る直流−直流変換回路の起動方法であって、前記第1のスイッチング素子を導通比50%未満の第1の駆動信号でオンし、前記第2のスイッチング素子を導通比50%未満の第2の駆動信号で前記第1のスイッチング素子がオフしている期間にオンし、また前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の前記第1、第2の駆動信号に対して位相がずれた導通比50%未満の第3、第4の駆動信号でそれぞれ前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子をオン駆動し、前記第1乃至第4のスイッチング素子をオン駆動する前に前記上下アーム直列回路の各スイッチング素子を同時にオフし、前記上下アーム直列回路の各スイッチング素子の主端子間電圧が前記ボディダイオードの順方向電流が流れない電圧値まで上昇する時間を確保できる導通比50%未満でオンするようにし、前記位相のずらす量を増やしてゆくことによって、前記直流出力の出力電圧値を徐々に大きくしてゆく、ことを特徴とする。
本発明によれば、直流−直流変換回路の出力電圧をオーバーシュートさせることなく、さらにスイッチング素子のボディダイオードを逆回復させることなく、起動させることができる。
また直流−直流変換回路の起動時のスイッチング素子がオフしているときの駆動電圧を逆バイアスでクランプさせることができ、装置の内部や他の機器などから発生する誘導ノイズによってスイッチング素子がオンして誤動作することを回避できる。よって直流−直流変換回路を安全に起動させることが可能であり、信頼性を向上させることができる。
また、直流−直流変換回路の起動時に部品に印加される電圧を低減させることができるので、耐圧が低く、低損失な部品を適用することが可能であり、装置を低損失化、低コスト化することができる。
直流−直流変換回路の起動方法の第1の実施形態を説明するための図である。 スイッチング素子3及び4のゲート信号の位相を図1の状態から進めたときの状態を示す図である。 第2の実施形態におけるPWM動作時の各ゲート信号及び電圧Vt1を示す図である。 第2の実施形態の起動方法における出力電圧 変化を示す図である。 第3の実施形態を説明するための図(その1)である。 第3の実施形態を説明するための図(その2)である。 第3の実施形態を説明するための図(その3)である。 第3の実施形態の起動方法における出力電圧 変化を示す図である。 直流−直流変換回路の構成例を示す図である。 図9の直流−直流変換回路の起動時のスイッチング素子のゲート信号及びトランスの1次側の電圧値Vt1の変化を示す図である。 ゲート信号の位相差を大きくした場合のトランスの1次側の電圧値Vt1を示す図である。 ハードスイッチング動作で図9の直流−直流変換回路を起動する場合のスイッチング素子のゲート信号及びトランスの1次側の電圧値Vt1の変化を示す図である。 トランスの1次側の電圧値Vt1の幅が大きくなるようにした場合のスイッチング素子のゲート信号及び電圧値Vt1を示す図である。 従来の起動方法における出力電圧Voの変化を示す図である。
以下に図面を参照しながら、本発明の実施形態の直流−直流変換回路の起動方法について説明する。なお以下に説明される本実施形態の直流−直流変換回路の起動方法は、直流−直流変換回路が図9に示した構成である場合について、説明する。なお本実施形態の直流−直流変換回路の起動方法が適用される直流−直流変換回路は、図9の構成に限定されるものではなく、トランスの1次側にスイッチング素子で構成されたフルブリッジを備え、トランスの2次側でトランス出力を整流回路で整流して直流出力を行う構成の回路であれば、図9の構成とは異なる構成であっても良い。
直流−直流変換回路の起動方法の第1の実施形態を説明する。
図1は直流−直流変換回路の起動方法の第1の実施形態を説明するための図で、直流−直流変換回路の起動時のトランスの1次側でブリッジを構成するスイッチング素子に加えるゲート信号及びトランスの1次側の電圧値Vt1の変化を示している。
第1乃至第4のゲート信号は、スイッチング素子1乃至4のゲートに加えられ、各スイッチング素子のオン/オフを切り替えるものである。各スイッチング素子1乃至4は、ゲート信号がHとなるとオンとなり、Lとなるとオフとなる。
スイッチング素子2のゲート信号は、スイッチング素子1のゲート信号がオフの期間にオンとなり、またスイッチング素子4のゲート信号は、スイッチング素子3のゲート信号がオフの期間にオンとなる。ここでは、全てのゲート信号のパルス幅を等しくした例を示すが、それぞれのパルス幅が異なっても構わない。
直流−直流変換回路の起動直後には、スイッチング素子1のゲート信号とスイッチング素子3のゲート信号、及びスイッチング素子2のゲート信号とスイッチング素子4のゲート信号は同じ位相の信号であるが、これらは徐々に位相差が生じるように制御される。
図1では、各スイッチング素子1乃至4に加えるゲート信号は、導通比50%未満となっている。そして上下アームの両スイッチング素子が同時にオフとなる期間20a〜20dを十分大きく取ってあり、ターンオフ後にスイッチング素子の電圧が上昇するための十
分な時間が確保されている。
よって、スイッチング素子1乃至4のボディダイオードに電流が流れることはないので、スイッチング素子1乃至4を対抗アームのスイッチング素子が逆回復することなく動作させることができる。
なお各ゲート信号は、直流−直流変換回路起動時において非常に細いパルスとするのではなく、特許文献2のゲート駆動回路を用いた場合にも対応できるように、ゲート駆動回路のトランスの2次側に設けたコンデンサに十分な逆バイアス電圧Vrを充電させることができるだけのパルス幅でスイッチング素子を駆動する。よって、各スイッチング素子がオフとなっている期間のゲート−ソース間には逆バイアス電圧Vrでクランプされるので、装置内部や他の機器などからの誘導ノイズによってスイッチング素子が誤動作してオンとなる可能性を下げることが出来る。
第1の実施形態の起動方法では、出力電圧 徐々に上昇させるために、図1の状態からスイッチング素子1及び2のゲート信号に対してスイッチング素子3及び4のゲート信号の位相を徐々にずらしていく。
トランス9の1次側の電圧Vt1がゼロでない期間は、スイッチング素子1及び4が同時にオンの期間及びスイッチング素子2及び3が同時にオンの期間である。これらのスイッチング素子が同時にオンの期間をゼロから徐々に増やすようにスイッチング素子3及び4の位相をずらすことによって出力電圧を徐々に上昇させる。
図2はスイッチング素子3及び4のゲート信号の位相を図1の状態から進めたときの状態を示す図である。
スイッチング素子1及び2のゲート信号に対してスイッチング素子3及び4のゲート信号の位相を図1の場合より進めると、図2のように電圧Vt1のパルス幅22が図1のパルス幅21より増加する。よって、位相を徐々に増やすことにより電圧Vt1のパルス幅を徐々に大きくしてゆくことができるので、出力電圧 オーバーシュートさせることなく、0Vから目標電圧までを上昇させることができる。
次に第2の実施形態の起動方法について説明する。
第1の実施形態の起動方法では、上記したようにスイッチング素子3及び4のゲート信号の位相を徐々にずらしてゆく。したがって、スイッチング素子1及び4のゲート信号とスイッチング素子2及び3のゲート信号がそれぞれ同じ位相となるまで位相をずらすと、それ以上出力電圧 大きくすることが出来なくなる。この場合に対処したのが第2の実施形態の起動方法である。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様、スイッチング素子1と2に対してスイッチング素子3と4のゲート信号の位相をずらすことによって、徐々に電圧Vt1の値を上げてゆき、電圧Vt1が特定値に達したならば、位相シフト動作からPWM(パルス幅変調)動作に切替える。
図3は、第2の実施形態におけるPWM動作時の各ゲート信号及び電圧Vt1を示す図である。
位相シフト動作において、トランス9の1次側に発生する電圧Vt1のパルス幅が最大となり、これ以上電圧t1のパルス幅を増加できない状態まで位相がずれたら、図4に示すようにスイッチング素子1乃至4の各ゲート信号のパルス幅を広げ、トランス9の1次側の回路はPWM動作を行う。これにより、図4に示すように出力電圧 より高い値にすることが出来るので、出力電圧 目標電圧として第1の実施形態の起動方法より高い値を設定することができる。
図4は、第2の実施形態の起動方法における出力電圧 変化を示す図である。
直流−直流変換回路の起動時には出力電圧 0Vから開始し、ゲート信号の位相シフトによって徐々に値を大きくする。そしてトランス9の1次側の電圧Vt1のパルス幅が最大まで増加し、ゲート信号の位相シフトによって上昇できる出力電圧 最大値V1に達すると、次にゲート信号のパルス幅を変更するPWM動作を行う。これによって、出力電圧 目標電圧まで上昇させている。
次に第3の実施形態の起動方法について説明する。
第3の実施形態では、まず第1の実施形態と同様にスイッチング素子1と2に対してスイッチング素子3と4の位相を徐々にずらしてゆくことによって徐々に出力電圧 上げてゆく。
このとき各ゲート信号のパルス幅は、図5に示すように位相シフト動作で出力電圧 目標電圧以上になることができる大きな幅のパルスの駆動信号で直流−直流変換回路を起動する。そして、第1の実施形態と同様にスイッチング素子1及び2のゲート信号に対してスイッチング素子3及び4のゲート信号の位相をずらすことで、図6に示すようにトランス9の1次側の電圧Vt1のパルス幅を徐々に大きくし、出力電圧 上昇させる。ただし、このときのゲート信号のパルス幅は、スイッチング素子1乃至4のボディダイオードが逆回復しないように、ゲート信号の導通比は50%未満となるようにする。
次に、出力電圧 目標電圧まで上昇すると、スイッチング素子1及び4が同時にオンとなる期間でのみスイッチング素子1及び4を駆動し、またスイッチング素子2及び3が同時オンする期間でのみスイッチング素子2及び3を駆動する。
図7は、このときのゲート信号及びトランス9の1次側の電圧Vt1を示す図である。
図7に示すように、出力電圧 目標電圧に達すると、スイッチング素子1及び4が同時にオンとなっている期間オンとする信号を、スイッチング素子1及び4の新たなゲート信号とする。またそれと共にスイッチング素子2及び3が同時にオンとなっている期間オンとする信号を、スイッチング素子2及びスイッチング素子3の新たなゲート信号とする。そして以降この新たなゲート信号でスイッチング素子1乃至4を駆動させてPWM動作を行う。
これにより、特許文献2のハードスイッチング動作と同じになり、出力端子19a〜19b間の負荷や直流電源11による入力電圧の変動に対してもスイッチング素子1乃至4の各ゲート信号のパルス幅を制御することで、出力電圧 一定に保つ制御が可能となる。
図8は、第3の実施形態の起動方法における出力電圧 変化を示す図である。
同図に示すように、第3の実施形態の起動方法では、第1の実施形態と同様、出力電圧 目標電圧に達するまではゲート信号の位相シフト動作を行う。
そして出力電圧 目標電圧に達すると、そのときのスイッチング素子1及び4がオンとなっている期間にレベルをHとする信号をスイッチング素子1及び4のゲート信号とする。また同時に出力電圧 目標電圧に達したときのスイッチング素子2及び3がオンとなっている期間をHとする信号をスイッチング素子2及び3のゲート信号とする。そしてこの新たなゲート信号で各スイッチング素子1乃至4を作動してPWM動作を行うことにより、出力電圧 目標電圧一定に保つことが出来る。また直流電源11による入力電圧の変動や、負荷が変動してもゲート信号のパルス幅を調整することによって、出力電圧 一定に保つことができる。
1、2、3、4 スイッチング素子
5 コイル
7、8 整流回路
9 トランス
10 直流リアクトル
11 直流電源
12 出力コンデンサ
13、14、15、16、17、18 スナバコンデンサ
19a、19b 出力端子

Claims (3)

  1. それぞれボディダイオードを含んだ第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を直列に接続した第1の上下アーム直列回路と、それぞれボディダイオードを含んだ第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子を直列に接続した第2の上下アーム直列回路を直流電源に対して並列に接続してフルブリッジを構成し、前記第1の上下アーム直列回路の内部接続点とトランスの1次側の一端を接続し、前記第2の上下アーム直列回路の内部接続点と前記トランスの1次側の他端を接続し、前記トランスの2次側に整流素子を接続する構成を有し、直流出力を得る直流−直流変換回路の起動方法であって、
    前記第1のスイッチング素子を導通比50%未満の第1の駆動信号でオンし、前記第2のスイッチング素子を導通比50%未満の第2の駆動信号で前記第1のスイッチング素子がオフしている期間にオン、また前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の前記第1、第2の駆動信号に対して位相がずれた導通比50%未満の第3、第4の駆動信号でそれぞれ前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子をオン駆動し、
    前記第1乃至第4のスイッチング素子をオン駆動する前に前記上下アーム直列回路の各スイッチング素子を同時にオフし、前記上下アーム直列回路の各スイッチング素子の主端子間電圧が前記ボディダイオードの順方向電流が流れない電圧値まで上昇する時間を確保できる導通比50%未満でオンするようにし、
    前記位相のずらす量を増やしてゆくことによって、前記直流出力の出力電圧値を徐々に大きくしてゆく
    ことを特徴とする起動方法。
  2. 前記出力電圧値が第1の値に達したら、前記第1乃至第4の駆動信号のパルス幅を増やしてゆくことによって、前記出力電圧値を目標値まで大きくしてゆくことを特徴とする請求項1に記載の起動方法。
  3. 前記出力電圧値が目標値に達したならば、前記第1のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子が同時にオンとなっている期間をオンとする信号を新たな前記第1の駆動信号及び第4の駆動信号とすると共に、前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子が同時にオンとなっている期間をオンとする信号を新たな前記第2の駆動信号及び第3の駆動信号とすることを特徴とする請求項に記載の起動方法。
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