JP5643082B2 - 作業の良否判定システム及び良否判定方法 - Google Patents
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Description
図1に示すロボット1はいわゆる多関節型のもので、床などに固定される固定部2と、その上部において鉛直軸線aの周りに旋回(矢印Aで示す)可能なベース部3と、このベース部3の上部に順次、取り付けられた第1及び第2アーム部4,5とを備えている。第2アーム部5の先端部5aには手首部6が取り付けられ、この手首部6にコンプライアンス装置7を介してチャック8が取り付けられている。
本実施形態においてロボット1のチャック8(保持部)と手首部6(支持部)との間にはコンプライアンス装置7(可動部)が介設され、ピン9の挿入やボルト15(図6を参照)のネジ締めといった作業の際に、位置ずれ等に起因して加わる力を受けて圧縮され、衝撃を吸収するようになっている。また、特にネジ締め作業に際しては、後述するようにボルト15をその回転に連れて適度に押し出すという機能を発揮し、ロボット1の制御の簡易化に寄与する。
図3(a)には本実施形態の良否判定システムの概略構成を示す。このシステムは、ロボット1による作業の現場から側方に所定距離だけ離れて、前記コンプライアンス装置7のマーカーMを撮影可能に設置されたカメラ11(撮像装置)と、このカメラ11によって撮影された画像のデータが転送されるコンピュータ装置12と、を備えている。コンピュータ装置12は、ロボットコントローラ13との間で信号の送受を行いながら、前記の画像データに所定の画像処理演算を施して、一例を図3(b)に示す画像P中のマーカーMの位置を検出する。なお、図3(a)ではロボットコントローラ13を模式的にロボット1の固定部2内にあるかのように表しているが、実際にはロボットコントローラ13は、ロボット1の外部に設けられている。
上述した実施形態の説明は例示に過ぎず、本発明、その適用物又はその用途を制限することはない。例えば、前記の実施形態においてコンプライアンス装置7のブラケット70,71は三角形状であり、その外周の3つの面に夫々円形のマーカーMを設けているが、マーカーMはいずれか1つ或いは2つの面に設けてもよく、その形状も円形に限るものではない。
6 アームの手首部(支持部)
7 コンプライアンス装置(可動部)
70 下ブラケット(保持部側の部材)
71 上ブラケット(支持部側の部材)
72 ガイドシャフト
73 コイルばね(バネ部材)
8 チャック(保持部)
9 ピン(ワーク)
11 カメラ(撮像装置)
12 コンピュータ装置(画像処理装置、良否判定手段)
15 ボルト(ワーク)
M マーカー
Claims (15)
- 機械装置によって行う作業の良否を判定するシステムであって、
前記機械装置におけるワークの保持部と、該保持部を支持する支持部との間には、両者が前記作業の際にワークから受ける力によって相対変位するように可動部が設けられ、
前記保持部及び前記支持部の双方から離れて、前記保持部及び前記支持部の夫々の位置を検出可能な非接触式の位置検出装置と、
前記作業の際に前記位置検出装置によって検出される前記保持部及び前記支持部の相対的な位置関係から、当該作業の良否を判定する良否判定手段と、を備え、
前記良否判定手段は、前記作業の開始直前に検出された前記保持部の位置及び前記支持部の位置から前記保持部と前記支持部の作業開始前の間隔を求めるとともに、前記作業の開始後に検出された前記保持部の位置及び前記支持部の位置から前記保持部と前記支持部の作業開始後の間隔を求め、前記作業の進行に伴う前記作業開始後の間隔の前記作業開始前の間隔からの変化を表す値と前記作業に応じた所定の閾値とを比較して前記作業の良否を判定することを特徴とする作業の良否判定システム。 - 前記可動部の前記保持部に設けられた保持部側の部材及び前記支持部に設けられた支持部側の部材に夫々マーカーが設けられ、
前記位置検出装置は、前記マーカーを撮影可能に配置された撮像装置と、前記撮像装置によって撮影された画像における前記マーカーの位置を検出する画像処理装置とを備えており、
前記良否判定手段は、検出された前記マーカーの位置から前記作業開始前の間隔及び前記作業開始後の間隔を求める、請求項1に記載の作業の良否判定システム。 - 前記良否判定手段は、前記作業開始前の間隔と、前記作業開始後の間隔との比率を、予め設定した閾値と比較して作業の良否を判定する、請求項1又は2に記載の作業の良否判定システム。
- 前記画像処理装置は、前記作業の開始直前に検出された前記保持部側の部材及び前記支持部側の部材の夫々の前記マーカーの位置に基づいて、前記作業の開始後に前記マーカーの位置を検出するための画像処理演算の範囲を絞る、請求項2又は3に記載の作業の良否判定システム。
- 前記画像処理装置は、前記機械装置の制御データに基づいて、前記マーカーの位置を検出するための画像処理演算の範囲を絞る、請求項2〜4のいずれか1つに記載の作業の良否判定システム。
- 前記位置検出装置は、前記撮像装置及び前記画像処理装置の少なくとも一方を2つ以上備えており、前記画像の取得と画像処理演算とを少なくとも一部分が同時に進行するよう並行して行う、請求項2〜5のいずれか1つに記載の作業の良否判定システム。
- 前記作業には前記ワークを回転させる動作が含まれており、
前記可動部の前記保持部側の部材及び前記支持部側の部材が夫々、前記ワークの回転中心線に直交する円盤状部材であって且つその外周に略全周に亘って前記マーカーが設けられている、請求項2〜6のいずれか1つに記載の作業の良否判定システム。 - 前記保持部側の部材が、外周を形成している3つの外周面のそれぞれに少なくとも1つの前記マーカーが設けられた、前記保持部に取り付けられた三角形の板部材であり、
前記支持部側の部材が、外周を形成している3つの外周面のそれぞれに少なくとも1つの前記マーカーが設けられた、前記支持部に取り付けられた三角形の板部材であり、
前記マーカーが真円状であり、
前記画像処理装置は、前記撮影された画像に含まれる前記保持部側の部材上の前記マーカーのうち真円により近い1つの位置と、前記撮影された画像に含まれる前記支持部側の部材上の前記マーカーのうち真円により近い1つの位置とを検出するように構成されている、請求項2〜6のいずれか1つに記載の作業の良否判定システム。 - 前記可動部の前記保持部側の部材及び前記支持部側の部材の間に、前記作業の際に前記ワークから受ける力によって弾性変形するように弾性体が介在されている、請求項2〜8のいずれか1つに記載の作業の良否判定システム。
- 前記良否判定手段は、前記作業の際に前記位置検出装置によって検出された前記保持部と前記支持部の間隔から、該両部材間に作用する力の大きさを求めて作業の良否を判定する、請求項9に記載の作業の良否判定システム。
- 前記可動部は、前記保持部側の部材及び前記支持部側の部材の間に設けられ、その一方を貫通して、当該一方の部材を他方の部材に対し近接/離遠するよう移動可能に支持するガイドシャフトを備えており、
前記弾性体は、前記両部材に互いに離遠するような付勢力を付加するバネ部材である、請求項10に記載の作業の良否判定システム。 - 前記作業が、前記保持部で保持したピンを挿入孔に挿入する作業、又は、前記保持部で保持したボルトを螺孔に螺入する作業である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の作業の良否判定システム。
- 機械装置によって行う作業の良否を判定する方法であって、
前記機械装置におけるワークの保持部と、該保持部を支持する支持部との間に、両者が前記作業の際にワークから受ける力によって相対変位するように可動部を設け、
前記作業の際に前記保持部及び前記支持部の双方から離れた場所で、非接触式の位置検出装置により前記保持部の位置及び前記支持部の位置を検出し、
前記作業の開始直前に検出された前記保持部の位置及び前記支持部の位置から前記保持部と前記支持部の作業開始前の間隔を求めるとともに、前記作業の開始後に検出された前記保持部の位置及び前記支持部の位置から前記保持部と前記支持部の作業開始後の間隔を求め、
前記作業の進行に伴う前記作業開始後の間隔の前記作業開始前の間隔からの変化を表す値と前記作業に応じた所定の閾値とを比較して前記作業の良否を判定することを特徴とする作業の良否判定方法。 - 前記可動部の前記保持部に設けられた保持部側の部材及び前記支持部に設けられた支持部側の部材に夫々マーカーを設け、
前記マーカーを撮影可能に撮像装置を配置するとともに、この撮像装置によって撮影した画像における前記マーカーの位置を画像処理によって検出し、
前記検出したマーカーの位置から、前記作業開始前の間隔及び前記作業開始後の間隔を求める、請求項13に記載の作業の良否判定方法。 - 前記可動部の前記保持部側の部材及び前記支持部側の部材の間に、前記作業の際に前記ワークから受ける力によって弾性変形するように弾性体を介在させ、
前記作業の際に検出した前記保持部と前記支持部の間隔から、両者の間に作用する力の大きさを求めて作業の良否を判定する、請求項13又は14のいずれかに記載の作業の良否判定方法。
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