JP5634810B2 - 警備システム - Google Patents

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Description

本発明は、戸建住宅、マンション、オフィスビル等の警備対象に設置されたセンサが侵入者を検出すると警備対象に設置された警備装置より通信回線を介して監視センタに通報する警備システムに関し、特にセンサの検知信号を無線信号にて警備装置に伝送する無線式の警備システムに関する。
従来の警備システムでは、扉、窓の開閉などを検出するマグネットセンサ、窓の破壊を検出するガラス破壊検知センサ、或いは人体から放射される赤外線を検出する赤外線センサなどの侵入検知センサを警備対象の領域へ適宜配置している。監視状態にある警備対象領域へ賊が侵入すると侵入検知センサがこれを検出し、侵入検出信号をコントローラ(警備装置)に送出し、さらに、コントローラは、遠隔地にある監視センタに侵入異常を通報する。これにより監視センタでは、警備対象領域への警備員の派遣などの必要な措置をとることが可能となる。
このような警備システムでは、侵入検知センサとコントローラとの間で、無線通信を行う無線式の警備システムが広く利用されている(例えば特許文献1)。有線式警備システムでは、侵入検知センサをコントローラに接続するための配線を引き回したり、配線を通すために壁に孔を開けたりするなど、設置作業の手間或いは美観上の問題が発生するが、無線式警備システムでは、これらの問題を解決できるという利点がある。
無線式警備システムにおいては、侵入検知センサは、窓、扉、天井の周辺に設置されるので、使用環境の制約により、無線信号をコントローラへ送信する無線送信器をセンサと接続してセンサ近傍に設置するか、又はセンサ内に内蔵させる。この無線送信器の電源として電池が使用される。したがって、電池を頻繁に交換することを防ぐために電池寿命を延ばす必要がある。この省電力化のため、無線送信器は検出信号をコントローラへ送信する送信機能だけを有し、コントローラからの信号を受信する受信機能を持たない単方向通信を基本としている。
そして、侵入者を検出する侵入者センサや火災を検出する火災センサ等が正常であることおよびセンサの検知信号がコントローラまで確実に届くことを確認するため、無線信号の伝播チェックを定期的或いは不定期で行っている。
例えば、設置時において、各センサが正常であることを無線送信器から警備装置に送信し、警備装置は、この信号を受信することで、各センサの状態を確認している。また、警備システムの運用中は、所定時間おきにセンサが正常である旨の信号を無線送信器から警備装置に送信し、警備装置が当該信号を所定時間内に受信できなかった場合にセンサの異常の有無および無線の伝播状況を確認している。
無線送信器から送信される信号を確認することで、当該信号に含まれるセンサ情報から故障などを検知したり、警備対象におけるレイアウト変更や設置場所周辺に電波を発信する施設が建設される等に起因して変化により、センサの検知信号を警備装置にて受信できない状態を検出すると、対処員を派遣するなどして、設置場所の変更、センサの交換等を行うことで警備システムの適正な状態を維持している。
特開2002−8172号公報
上述のように従来の無線式警備システムでは、無線送信器からコントローラへの単方向通信を基本としているため、コントローラから任意のタイミングでセンサが正常かどうかを確認することができない。例えば警備対象に設置されたセンサが故障したとしても、それをコントローラが検知するためには、センサが所定周期ごとに送信する自己診断結果を送信してくるのを待たなければならない。
従ってセンサの故障を早期に検知するためには短い周期でセンサが正常である旨の自己診断結果をコントローラに送信する必要があるが、これを頻繁に行うと、前述のように無線送信器の電池寿命が短くなるという問題があった。
そこで、本発明の警備システムは、無線送信器に受信機能を持たせることでコントローラからの無線信号を受信可能とし、無線送信器は、コントローラからの要請に応じてセンサの状態確認結果を返信することでコントローラが所望するタイミングでセンサの状態を確認可能とする。そして、無線送信器は、通常時は受信機能に供給される電力を遮断し、コントローラからの無線信号を受信するときに稼動状態とすることで省電力を実現している。無線送信器がセンサの状態確認を行う時間はコントローラからの要請信号に含めて送信される。さらにこの無線送信器がセンサの状態確認を行う時間間隔は、監視対象の警備状態に応じて変更することで不要なときは無線送信器に電力を供給しないようにする。これにより省電力を考慮しつつ適切なタイミングでセンサの状態確認が可能とする警備システムが実現できる。
かかる課題を解決するために本発明の警備システムは、警備対象内の異常を外部の装置に通報する警備装置と、前記警備対象に設置された防犯センサと接続され前記防犯センサが検知すると検知信号を前記警備装置へ無線送信する無線送受信器を含んで構成される警備システムであって、前記無線送受信器は、前記警備装置と無線信号を送受信する送信部と受信部と、時間を計時する計時部と、各部に電力を供給する電源部と、前記受信部へ前記電源部から電力の供給を制御する切替部と、所定時間毎に前記受信部へ電力を供給して、前記警備装置からの信号を受信可能とし、前記受信部が受信可能時に前記警備装置から指定された時間間隔で前記防犯センサが正常であるか否かの確認し、当該確認結果を前記警備装置に送信するよう制御する制御部とを有することを特徴とする。
また、前記警備装置は、前記監視対象の警備状態として外部に異常を通報しない解除モードと異常を通報する監視モードを設定するモード設定部を有し、前記警備装置は、前記監視モード中は前記解除モード中よりも前記無線送受信器から警備装置への状態確認信号の送信間隔を短くするよう指定するようにしてもよい。
さらに、前記モード設定部は、さらに前記警備対象の外周を監視する防犯センサが検知した場合に異常とし、前記警備対象の内部を監視する防犯センサが検知した場合は異常としない在宅監視モードを設定可能であり、前記警備装置は、前記在宅監視モード中は、前記外周監視の防犯センサに対し、前記内部監視の防犯センサよりも、前記無線送受信器から警備装置への確認信号の送信間隔を短くするよう指示するようにしてもよい。
また、前記警備装置は、前記解除モードから前記監視モードへ移行した過去の時刻情報に基づいてモード移行予測時間帯を算出し、前記警備装置は、前記警備装置が前記解除モードであり、現在時刻が前記モード移行予測時間帯では前記無線送受信器から前記警備装置へ確認信号を送信する送信間隔を前記解除モード時に通常設定された時間間隔よりも短くするよう指示するようにしてもよい。
本発明の警備システムによれば、無線式のセンサの故障を迅速に発見することができる。また、本発明の警備システムによれば、上記効果に加えて無線式送受信器の電池を長寿命化することができる。
本発明に係る警備システムのブロック図である。 本発明に係る無線送受信器のブロック構成図である。 本発明にかかる警備装置のブロック構成図である。 本発明にかかる警備装置と無線送受信器のタイムチャートである。 本発明にかかる無線送受信器の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図1は、本発明を適用した警備システムの構成を示す図である。警備システムは、戸建住宅・マンション・オフィスビル等の警備対象A1・A2…内に警備装置1が設置され、専用回線、電話回線、或いはインターネット等の通信網4を介して監視センタ5に接続されている。
また、警備対象A1には、外部からの侵入者を検知する外周監視用センサ2aと、室内の空間における人の存在を検出する内部監視用センサ2bが設置されている。外周監視用センサ2aとしては、窓や扉付近に設置され窓や扉の開閉を磁石の接近/離間によって接点を切り換えることで検知するマグネットセンサ、窓の破壊時の振動、音から検出するガラス破壊検知センサ等がある。内部監視用センサとしては、人体が放射する赤外線を検出する受動型赤外線センサ(PIR)があげられる。その他、熱・煙・ガス漏れなどを検出する防災センサ(不図示)が適宜設置されている。そして、センサ2a、2bは、警備対象への不審者の侵入を検知すると無線送受信器3を介して自己の識別情報またはアドレスを付した検知信号を警備装置1に出力する。
無線送受信器3はセンサ2と有線接続されセンサ2a、2b周辺の壁面又は天井に設置されるか、又はセンサ2に内蔵され一体化されている。無線送受信器3はセンサ2が検知すると検知信号を警備装置1に送信する。また、所定時刻になると受信部33に電力を供給し、警備装置1から動作確認の要請信号(以下「チェック信号」と呼ぶ)を受信する。そして、当該チェック信号に含まれるセンサ2の状態確認を行う時刻情報を記憶部36に記憶するとともに、指示された時刻になるとセンサ2の正常/異常の状態確認を行い、確認結果の信号(以下「状態確認信号」と呼ぶ)を警備装置1に送信する。
警備装置1は、警備対象の警備状態を利用者の選択により適宜切り替えられるようになっている。ここでは警備装置1は警備状態として少なくとも、センサ2により監視を行う「監視モード」と、センサ2による監視行わない「解除モード」を有する。
例えば、警備対象A1が監視モードにおいて、窓の開閉状態を監視しているセンサ2aが窓の開を検出したとする。このとき、センサ2aは接続されている無線送受信器3を介して警備装置1に検知信号を無線信号として送信する。警備装置1では、検知信号を受信すると、通信回線を介して監視センタ5に異常通報を行う。この異常通報を受けた監視センタ5では、異常通報を行った警備対象A1に警備員を向かわせるなど適切な対応がとられる。
また、上述の「監視モード」とは別に特定の侵入監視センサのみ監視状態とする「在室監視モード」を有するようにしてもよい。在室監視モードとは、警備対象である建物内が有人であり、火災発生等を防災センサが検出した場合に異常発生の報知・通報を行うとともに、窓や扉など外部からの侵入を検出するために設置された外周監視用センサ2aが検知した場合に異常発生の報知・通報を行う状態である。
この在室監視モードでは、上記特定の侵入監視センサ以外の他の侵入監視センサが検知した場合には異常と判定せず報知・通報を行わない。在室監視モードでは、前記特定の侵入監視センサが検知すると、侵入ディレ一音を所定時間鳴動させ、所定時間経過するまでにキャンセル操作がない場合に異常発生を報知・通報する。この侵入ディレ一音は、侵入者を威嚇するためであるとともに、利用者に侵入監視センサが検知したことを認識させるための報知音である。利用者の不注意でセンサを検知させてしまった場合は、侵入ディレー音でこれを認識することができ、所定時間以内のキャンセル操作によって異常発生を確定させないようにすることができる。
一方、警備対象A1が解除モードであれば、警備装置1は、センサ2の検知信号を受信しても、警備対象A1の利用者の行為に基づくものであると判断し、異常通報を行わない。但し、火災センサのように、例え利用者がいても通常状態にてセンサ2が検出しないはずの検知信号を受信した場合は、監視センタ5に通報する。
次に、図2を参照して、無線送受信器3について説明する。図2は、無線送受信器3の概略ブロックを示している。無線送受信器3は、制御部30、アンテナ31、送信部32、受信部33、センサI/F34、表示部35、記憶部36、計時部37、電源38、スイッチ39から構成されている。
アンテナ31は、警備装置1と無線信号を送受信する。送信部32、受信部33はアンテナ31に接続されており、送信部32は制御部30が生成した送信データをアンテナ31より警備装置1へ無線送信する。受信部33は警備装置1から送信された無線信号をアンテナ31より受信して受信データを生成する。受信部33は省電力のため、通常時は電源38からの電力供給を遮断されている。そして記憶部36に記憶された所定の時間になると制御部30によりスイッチ39をオンにして受信部33に電力を供給して警備装置1と無線信号を送受信可能状態にさせる。
尚、上述の説明では送信部32には常時電力を供給する構成としているが、送信部32も通常時に電力を遮断をし、所定の時間になった場合、及びセンサ2からの検知信号が入力された場合に電力を供給して警備装置1へ無線信号を送信可能になるようにしてもよい。これにより、さらなる省電力化が可能となる。その他、通常時の動作が不要な構成要素について通常時にオフとし、異常検知時及び所定の時間にオンとなるようにしてもよい。
センサI/F34は有線接続されたセンサ2の信号を入力するためのインタフェースである。表示部35はブザー或いはLEDから構成されており、センサ2の検出状態/無線送受信器2の動作状態に応じて所定の表示及び鳴動を行う。
記憶部36は無線送受信器3ごとに決められたアドレスコードを記憶する。このアドレスコードは、無線送受信器3を識別可能なコードであり、無線送受信器3から送信される全ての無線信号には、このアドレスコードが含まれている。また記憶部36には、センサ2の状態確認を行い警備装置1へ状態確認信号を送信する時刻情報が記憶されている。この時刻情報は、少なくとも次回にセンサ2の状態確認を行う時刻情報が含まれ、この時刻情報は直前に警備装置1から送信されたチェック信号に含まれている。時刻情報の指定は特定できればどのような形式でもよく、例えば10時35分、40分、45分といった時刻が指定されてもよいし、10時38分から5分間隔で3回のような指定でもよい。
また記憶部36には受信部33に電力を供給する時刻情報も記憶している。本実施形態ではこの時刻は所定時間間隔ごとに受信部33に電力を供給しているものとし、この設定は例えば初期設置時にできる。また警備装置1から送信されるチェック信号に次回以降のチェック信号の送信時刻を記憶させ、当該送信時刻が含まれるように受信部33へ電力を供給する時刻を設定するようにしてもよい。
制御部30は各部の統括制御を行うCPU(中央演算装置)である。制御部30は、接続したセンサ2からの検知入力に応じて検知信号を無線信号として警備装置1に送信するよう制御する。また、予め設定した時刻になるとスイッチ39をオンにして無線送受信器3が警備装置1と通信可能なように所定時間の間受信部33へ電源からの電力を供給可能に制御する。また警備装置1から指定された時刻になるとセンサ2の状態を確認し、確認結果を警備装置1に送信するよう制御する。
計時部37は、現在時刻を計時する時計である。また、現在時刻は、警備装置1から送信される無線信号に含まれる時刻情報によって、警備装置1の時刻と一致するように適宜修正される。電源38は各部に直流電源を供給する。電源38としては、電池が用いられる。電池の種類は、乾電池、ボタン電池等、無線送受信器3の大きさ等によって適宜選択される。
次に、図3を参照して、警備装置1について詳細に説明する。図3は、警備装置1の概念ブロック図である。警備装置1は、アンテナ11と、アンテナ11に接続される送信部12と、同じくアンテナ11に接続される受信部13と、モード設定部14、操作部15と、通報部16、表示部17、制御部10と、計時部18、記憶部19、電源20とから構成されている。また無線接続される無線送受信器2とは別に有線接続されたセンサの信号を入力するためのセンサI/Fを備えるようにしてもよい。
アンテナ11は、無線送受信器3と無線信号を送受信する。送信部12と、受信部13はアンテナ11に接続される。
操作部15は、利用者が監視モードまたは解除モードに設定する際に操作するものである。例えば、監視モードに設定する際に押下されるボタンや、監視モード/解除モードに設定する際に利用者が所持するICカードを読み取るリーダ等である。
モード設定部14は、操作部15への操作に応じてモード設定処理を行い、警備状態を解除モード又は監視モードに切り替え設定する。モード設定部14によりモードが設定されると、そのモードが現在のモードとして記憶部19に記憶保持され、現在のモードに対応する制御が行われる。
通報部16は、通信回線に接続され監視センタ5に異常信号などを送信する。表示部17は、液晶表示装置や発光ダイオード等または、マイクやスピーカで構成され、利用者に異常発生などの各種の表示を行ったり、ブザー音あるいはメッセージ音声を出すことも可能である。
制御部10は、警備装置1の各部を統括制御するCPU(中央演算装置)であり、監視領域への不審者の侵入を監視する。制御部10は、無線送受信器3から送信されたセンサ2の検出信号を受信部13で受信すると、当該センサ2の検知状態を警備状態によらず記憶部19に記憶する。そして警備状態か解除モードである場合は何もせず、警備状態が監視モードである場合、直ちに監視センタ5へ通報処理を実行する。また、所定の時刻に無線送受信器3に対しセンサ2の状態確認を実行する時間情報を含めたチェック信号を送信するよう制御する。
計時部18は、内部に設けられた時計等であり、制御部10からの問い合わせに応じて現在時刻を返信する。
記憶部19は、制御部10の動作プログラムの他、現在設定されている警備状態、各センサ2ごとの現在の検知状態、無線送受信3を識別する識別情報、無線送受信器3に対し送信するチェック信号の送信時間情報、センサ2に状態確認を実行させる時間情報、センサ2のアドレス情報及び設置場所情報が記憶される。また、過去の警備状態を監視モードに変更した時刻から予測されるモード変更予測時間帯の情報も記憶しておく。電源部20は、商用電源に接続され、各部に所定の電圧を供給する。
次に図4を用いて、警備装置1と無線送受信器3の間で行う無線通信の手順について説明する。図4(a)は監視対象における警備状態の変化を示したものである。図4(a)では、時刻T1に利用者が警備装置1の操作部15を操作して警備状態を監視モードから解除モードに変更し、その後時刻T2に再び解除モードから監視モードに変更した場合のモード推移を示したものである。
図4(b)は、警備装置1から無線送受信器3へチェック信号を送信するタイミングを示している。図4(b)に示すように、ここでは警備装置1から無線送受信器3へチェック信号を送信する時間間隔Dは等間隔に設定し、予め送信時刻が無線送受信器3の記憶部36に記憶してある。無線送受信器3へチェック信号を送信するときに次回以降にチェック信号を送信する時刻情報を送信しておけば、上記間隔Dは等間隔でなく任意の間隔でもよい。
一方、図4(c)は、無線送受信器3の受信部33が受信可能状態となるタイミングを示している。前述のように無線送受信器3は電源として電池を用いており、省電力を目的として、通常時は受信部33に電力が供給されないようにし、警備装置1からのチェック信号を受信するときに所定時間スイッチ39をオンにするように制御する。また警備装置1と無線送受信器3の時刻は一致するようにしてあるが、多少の誤差を見込んで受信部33が受信可能状態となるのは所定の時間幅を設定している。この時間幅は警備装置1から送信される次回以降のチェック信号の送信時刻情報に基づいて、制御部40が受信部33に電力を供給する時刻情報を設定し記憶部36に記憶する。
図4(d)は、無線送受信器3から警備装置1へセンサ2の状態確認結果を送信するタイミングを示している。上述したように送信部32には常時電力が供給されるようにしているが、受信部33同様、通常時は電力を遮断し、センサ2の状態確認結果を送信するタイミングで送信部32に電力が供給されるように構成することも可能である。
図4(d)に示すように、監視モード中は、無線送受信器3から警備装置1へセンサ2の状態確認信号を送信する間隔d1は、解除モード中の間隔d2よりも短く設定してある。
これは、これは、監視モード中はセンサ2が故障したことを早期に検出する必要があるが、解除中はセンサ2が信号を検知しても監視センタ5へ通報しないので必ずしも迅速に検出する必要はないためである。これにより無線送受信器3の省電力化を行っている。
無線送受信器3が警備装置1から受信するチェック信号には、無線送受信器3から警備装置1へセンサ2の状態確認信号を送信する時刻情報、時間間隔あるいは回数、次回以降の受信状態になる時間、および時計合わせを行うための調時情報等が含まれる。無線送受信器3は、警備装置1からのチェック信号を受信すると、チェック信号に含まれる警備装置1から指定された所定時刻にセンサ2の状態確認を行い、確認結果を状態確認信号として警備装置1へ送信する。警備装置1は無線送受信器3からの状態確認信号に含まれるアドレス情報から当該無線送受信器3が正常であることを確認できる。一方警備装置1は送信し指定した時刻に無線送受信器3から状態確認信号を受信しない場合は無線送受信器3の故障である可能性が高いので監視センタ5へ通報する。
(監視モードから解除モード)
次に実際に利用者により警備状態が変更された場合の動作について説明する。利用者により警備装置1の操作部15が操作されて警備状態が監視モードから解除モードに変更された場合についてまず説明する。警備装置1から無線送受信器3に対しては所定の時間間隔Dでチェック信号が送信されている。
いま警備装置1は、時刻tk1に、無線送受信器3に対しチェック信号を送信し、その後に無線送受信器3から所定の時間間隔d1でセンサ2の状態確認信号が警備装置1に送信されたとする。この段階ではまだ警備状態は監視モードであるので、警備装置1から無線送受信器3に送信されるチェック信号には、無線送受信器3から警備装置1へセンサ2の状態確認結果を送信する間隔はd1になるような時刻情報が含まれる。
次の予定時刻tk2では、警備装置1は、警備状態が解除モードに変更になっているため、無線送受信器3に対し、次回のセンサ2の状態確認を実行する時刻及び時間間隔を伝達する。図4の例ではチェック信号の受信時刻とセンサ2の状態確認を実行するタイミングが重複しないように設定されているが、両者を同一のタイミングとするようにしてもよい。
(解除モードから監視モード)
次に警備状態が解除モードから監視モードに変更される場合の動作について説明する。今、図4の例では警備状態は時刻T2で解除モードから監視モードへ移行しているとする。警備装置1は、時刻tl1にて、無線送受信器3へチェック信号を送信して無線通信を行ったとする。時刻tl1において警備状態は解除モードであるので、次に受信可能状態となるのは時刻tl1から期間D後であり、無線送受信器3がセンサ2の状態確認信号を警備装置1に送信する時間間隔もd2のままである。
ところが、図4の例では時刻tl1から期間Dが経過する前に警備状態が監視モードへ変更になっている。従って、期間d2が長時間に設定されていると、監視モードに移行してからもしばらくはセンサ2の状態確認が実行されなくなってしまう可能性がある。
そこで、警備装置1では、過去の解除モードから監視モードへ移行した時刻(セット時刻)の履歴から、モード変更時刻を予測し、予測された時間帯では、無線送受信器3から送信する状態確認信号の時間間隔を短くするよう制御する。図4の例では時刻TaからTbの間が予測時間帯として設定されているものとする。
図4において時刻tl1は監視モードへの移行予測時間帯に入っているので警備装置1は、無線送受信器3から状態確認信号を送信する間隔をd2よりも短いd3となるような時刻情報を指示する。時刻tl2では、警備状態が解除モードから監視モードに変わっているので以降の無線送受信器3から状態確認信号を送信する時間間隔を監視モード時の時間間隔として設定してある期間d1後とするように時刻情報を指定する。
移行予測時間帯の開始時間Ta、終了時間Tbは、セット時刻の度数分布を求めた結果から頻度の高い時間帯として設定することができる。またセット時刻の分布が正規分布に従う場合、平均値からの分散値を設定してTa、Tbを設定するようにしてもよい。この場合、警備装置1からチェック信号を送信する間隔は、予測時間帯の中でも平均値に近付くに従って電力供給する時間幅を短くし、平均値をすぎると再び次第に長くするように設定してもよい。
以上、本発明の実際の動作を説明した。次に図5のフローチャートを用いて無線送受信3の動作について説明する。図5のフローチャートにおける無線送受信器3の動作は特に説明しない限り警備状態が監視モードでも解除モードも同じである。
まず、ステップS01ではセンサ2からの検知信号の有無を判定する。検知信号がある場合はステップS02で警備装置1に通報する。これは警備状態によらずセンサの現在の状態を通報する。例えば解除モードにおいて利用者が窓を開け開閉検知センサが検知すると検知信号が警備装置1に送信され、警備装置1においてセンサの状態が記憶される。一方監視モードの場合もセンサ2が検知すると警備装置1に通報する。解除モードにおいては警備装置1に通報後、ステップS03へすすむが、監視モードの場合は通報後、強制的に終了するようにしてもよい。
次にステップS03にて現在時刻が記憶部36に記憶された設定時刻に達したか否かが判定される。この設定時刻には、受信部33へ電力を供給する設定時刻およびセンサ2の状態確認を行い送信部32から警備装置1へ状態確認信号を送信するための設定時刻がありいずれかに達したか否かが判定される。この判定は、制御部30にて計時部37から得られる時刻と設定時刻の比較して実行される。この設定時刻は、予め初期設定時に無線送受信器3に記憶させてあるか、過去に受信部33が稼動時に警備装置1からの受信信号(チェック信号)に含まれている。いずれかの設定時刻に達していればステップS04へすすむ。設定時刻に達していなければステップS01へ戻る。
ステップS04では、設定時刻が受信部33へ電力を供給し警備装置1からのチェック信号を受信する受信時刻であるか否かが判定される。受信時刻である場合は、ステップS05で受信部33へ電源38からの電力が供給される。次にステップS06では、予め設定した受信部33へ電力を供給する時間を経過したか否かが判定される。この受信部33に電力を供給する時間は、センサ2が検知した場合の、その通報が遅れたとしても実質的に問題がない程度に設定される。供給時間が経過している場合は、次にステップS07へすすみ、ステップS07で受信部33への電源を遮断し、再びステップS01へ戻る。
ステップS08では、受信部33が稼動中に警備装置1からのチェック信号を受信したか否かが判定される。チェック信号を受信した場合はステップS09へすすみ、チェック信号に含まれる次回以降にセンサ2の状態確認を行う開示時間、時間間隔、回数等を記憶部36へ記憶する。チェック信号を受信していない場合はそのままステップS01へ戻る。
ステップS08で警備装置1からのチェック信号を受信できない場合、通信異常や計時部37の誤差などの原因が考えられる。その場合は、警備装置1へ異常信号を通報するようにしてもよい。或いは次回の設定時刻を前回と今回の時間間隔に基づいて設定するようにしてもよい。その際には、受信部33への電力供給時間を通常よりも長くするように設定してもよい。これにより計時部37の誤差発生の場合は修正できる可能性がある。
ステップS04へ戻り、設定時刻が受信時刻でない場合、これはセンサの状態確認を実施する時刻の場合である。ステップS10で接続されたセンサ2の状態を確認する。そして、ステップS11でセンサ2の状態確認結果信号を警備装置1へ送信し、ステップS01へ戻る。
以上、無線送受信器3の動作について説明した。尚、フローチャート上では説明を省略したが警備装置1から送信されるチェック信号に含まれる時刻情報により計時部37の誤差がある場合は自動的に修正される。
以上、実施形態にかかる警備システムについて説明した。上述の説明では、警備状態として監視モードと解除モードの2種類の場合について説明したが、これに前述の在室監視モードを設ける場合については、外周監視センサ2aは監視中であるので監視モードと同様、無線送受信器3から状態確認結果を送信する間隔を内部監視センサ2bより短く設定することができる。これにより、警戒中のセンサが故障した場合は、迅速に検出することができる。
同様に、監視モードにおいて、外周監視センサ2aの監視間隔を内部監視センサ2bの監視間隔よりも短くするようにしてよい。これにより、警戒がより必要な外周監視センサの故障をいち早く発見できる。
また、警備状態やセンサの種類に応じて無線送受信器3から状態確認信号を送信する間隔を変更する場合、同一のモード、センサの種類に対しては常に同じ間隔で実行する必要はなく、ある程度ランダムに実行するようにしてもよい。この場合は平均的な状態確認信号の送信間隔が他方より短く(或いは長く)なるようにすればよい。
1. 警備装置
2a 外周監視センサ
2b 内部監視センサ
3. 無線送受信器
4. ネットワーク
5. 監視センタ

Claims (4)

  1. 警備対象内の異常を外部の装置に通報する警備装置と、前記警備対象に設置された防犯センサと接続され前記防犯センサが検知すると検知信号を前記警備装置へ無線送信する無線送受信器を含んで構成される警備システムであって、
    前記無線送受信器は、
    前記警備装置と無線信号を送受信する送信部と受信部と、
    時間を計時する計時部と、各部に電力を供給する電源部と、
    前記受信部へ前記電源部から電力の供給を制御する切替部と、
    所定時間毎に前記受信部へ電力を供給して、前記警備装置からの信号を受信可能とし、
    前記受信部が前記警備装置から指定された時間間隔で前記防犯センサが正常であるか否かの確認し、当該確認結果を前記警備装置に送信するよう制御する制御部と、を有する警備システム。
  2. 前記警備装置は、前記監視対象の警備状態として外部に異常を通報しない解除モードと異常を通報する監視モードを設定するモード設定部を有し、
    前記警備装置は、前記監視モード中は前記解除モード中よりも前記無線送受信器から警備装置への状態確認信号の送信間隔を短くするよう指定することを特徴とする請求項1の警備システム。
  3. 前記モード設定部は、さらに前記警備対象の外周を監視する防犯センサが検知した場合に異常とし、前記警備対象の内部を監視する防犯センサが検知した場合は異常としない在宅監視モードを設定可能であり、
    前記警備装置は、前記在宅監視モード中は、前記外周監視の防犯センサに対し、前記内部監視の防犯センサよりも、前記無線送受信器から警備装置への状態確認信号の送信間隔を短くするよう指示することを特徴とする請求項2に記載の警備システム。
  4. 前記警備装置は、前記解除モードから前記監視モードへ移行した過去の時刻情報の度数分布から頻度の高い時間帯を前記解除モードから前記監視モードへのモード移行が予測されるモード移行予測時間帯として算出し、
    前記警備装置は、前記警備装置が前記解除モードであり、現在時刻が前記モード移行予測時間帯では前記無線送受信器から前記警備装置へ状態確認信号を送信する送信間隔を前記解除モード時に通常設定された時間間隔よりも短くするよう指示することを特徴とする請求項2乃至3のいずれか1項に記載の警備システム。

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