JP5016264B2 - ワイヤレス火災報知システム - Google Patents

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Description

本発明は、火災を感知する複数の火災感知器と、火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有するワイヤレス火災報知システムに関するものである。
従来より、火災を感知する複数の火災感知器と、火災を感知した火災感知器から有線で送信される火災感知信号を受信する受信装置とを有する火災報知システムが種々提供されてきた。これに対して、既存の設備等に新たに導入する場合に火災感知器と受信装置との間の配線が不要になるという利点から、火災感知器と受信装置との間で無線通信を行うようにした火災報知システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
一方、有線式又は無線式の何れの通信方式においても、複数の火災感知器が正常に動作していることを確認するために、受信装置からは各火災感知器に対して定期的に送信要求メッセージを送信し、各火災感知器からは火災感知器の動作状態を示す応答メッセージを受信装置に返信している。そして受信装置において応答メッセージに基づいて各火災感知器で電池切れなどの故障が生じているか否かを判断している。
ここで、火災報知システムの信頼性を向上させるためには、上述のような定期的な送信要求メッセージと応答メッセージの交換をできるだけ頻繁に行う必要がある。例えば、EN規格(欧州統一規格)においては、300秒に1回の割合で上記メッセージ交換を行うことを義務づけた規格(EN54−25)が策定される予定である。
ところで、定期的なメッセージ交換が上述のように頻繁に行われ、しかもシステムに含まれる火災感知器の台数が多ければ多いほど火災感知器同士の送信タイミングが重なって衝突が生じる確率が高くなるので、衝突を検知して再送信するか、かかる衝突を回避する必要がある。そのため特許文献1に記載のものでは、無線通信に使用されるキャリアが検出されている間は無線信号を送信しないで、キャリアが検出されていないときに無線信号を送信するキャリアセンス方式を採用している。
しかしながら、キャリアセンス方式では、無線回路の送信/受信の切り替えに一定の時間を要するため完全に衝突を回避することはできない。また、無線式の火災報知システムでは、一般に免許が不要な無線局に割り当てられた周波数を用いるが、国によっては送信時間デューティに厳しい制限が設けられている。例えば欧州連合では、火災報知システムに用いられるAlarm用周波数において送信時間デューティが0.1%未満でなければならない。
そこで、信号の衝突の回避及び送信時間デューティ制限を解決するために、受信装置と複数の火災感知器との間の無線通信を時分割多元接続(TDMA)方式で行う火災報知システムが提案されている(例えば特願2005−168719)。この火災報知システムは、受信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットと、各火災感知器毎に割り当てられた火災感知器から受信装置への複数の上り方向のタイムスロットとで構成されるフレームが一定数集まったスーパーフレームの中で、受信装置と各火災感知器とが無線信号の授受を行っている。このスーパーフレームを構成する一定数のフレームのうち、先頭のフレームを火災感知器の動作状態の確認を行うための定期送信フレームとしており、受信装置は下りのタイムスロットで火災感知器からの応答信号を要求する定期送信信号を送信している。一方、各火災感知器は、受信装置から送信された定期送信信号を受信すると、自器に割り当てられたタイムスロットで自器の動作状態を示す応答信号を送信しており、この一連の動作によって受信装置は各火災感知器の動作状態を把握している。この時各火災感知器は、それぞれ個別に割り当てられた上りのタイムスロットで応答信号を送信しているため、各火災感知器からの送信信号の衝突を回避することができる。
特許3029716号公報(第3頁−第6頁、及び、第1図−第7図)
一般的にTDMA方式の無線通信では、基地局から送信されるタイミング信号を起点としてスーパーフレームが始まるので、新たにTDMA方式の通信に参加する端末は基地局との同期を取るために、基地局から送信されるタイミング信号を受信できるまで無線送受信部を連続して受信状態にする必要がある。またシステム動作中に何らかの原因によって同期が外れた場合も、再同期させるために基地局からのタイミング信号を受信できるまで無線送受信部を連続して受信状態にする必要がある。これを上述した特願2005−168719で提案されている火災報知システムに適用すると、新たに設置された火災感知器は、受信装置との同期を取るためにスーパーフレームの先頭タイムスロットで受信装置から送信される定期送信信号を受信する必要があり、最大で1つのスーパーフレーム分連続して受信し続けなければならない。またシステム動作中に何らかの原因で同期が外れた場合も、再同期させるために次のスーパーフレームの先頭タイムスロットで受信装置から送信される定期送信信号を受信するまで連続して受信し続けなければならない。しかし火災感知器の電源は電池であるため、上述のように連続して受信し続けた場合には電池が激しく消費され、短期間で電池交換を行わなければならない。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、火災感知器を新たに登録したり再同期させる場合に、電力の消費を低減することができるワイヤレス火災報知システムを提供することにある。
請求項1の発明は、火災を感知する複数の火災感知器と、火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有し、火災感知器は、火災に伴って発生する温度変化や煙を検出することで火災を感知する感知手段と、受信装置との間で無線信号を送受信する第1の無線送受信手段と、少なくとも感知手段で火災が感知されたときに第1の無線送受信手段を制御して火災感知情報を無線信号により送信させる第1の制御手段とを備え、受信装置は、火災感知器との間で無線信号を送受信する第2の無線送受信手段と、第2の無線送受信手段を制御し且つ第2の無線送受信手段で受信する無線信号から火災感知情報を得る第2の制御手段とを備え、第1の制御手段及び第2の制御手段は、受信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットと、各火災感知器毎に割り当てられた火災感知器から受信装置への複数の上り方向のタイムスロットとで構成されるフレームが一定数集まったスーパーフレームの中で無線信号の授受を行うワイヤレス火災報知システムであって、同期が取れていない火災感知器の第1の制御手段は、第1の無線送受信手段を制御して、受信装置に対して次のスーパーフレームの先頭タイムスロットまでのタイムスロット数を少なくとも含む同期情報を要求する同期要求信号を送信させ、受信装置の第2の制御手段は、第2の無線送受信手段が火災感知器からの同期要求信号を受信すると第2の無線送受信手段を制御して、上り方向及び下り方向のタイムスロットに関係なく受信後すぐに、同期情報を含む同期返信信号を同期要求信号を送信した火災感知器に送信させ、同期要求信号を送信した火災感知器の第1の制御手段は、第1の無線送受信手段が同期返信信号を受信すると、同期返信信号に含まれる同期情報に基づいて少なくともタイムスロット数を計数し、計数が終了すると次のスーパーフレームの先頭タイムスロットを受信できるように第1の無線送受信手段を受信状態にし、先頭タイムスロットで第2の無線送受信手段から送信される無線信号を受信することを特徴とする。
請求項の発明は、同期情報は、タイムスロット数とともに同期返信信号送信後の次のビットから次のタイムスロットまでのビット数を含むことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、火災感知器が受信装置に対して同期情報を要求する同期要求信号を送信すると、受信装置は当該火災感知器からの同期要求信号を受信後すぐに、同期情報を含む同期返信信号を当該火災感知器に送信しているので、当該火災感知器は短時間で同期返信信号を受信することができ、電力の消費を低減することができるという効果がある。またシステム構築時に火災感知器を新たに登録したり、同期が外れた火災感知器を再同期させる際に、受信した同期情報を用いることによって受信装置との同期を確実に取ることができるという効果がある。
さらに、受信装置から送信される同期返信信号に含まれる同期情報として、少なくとも次のスーパーフレームの先頭タイムスロットまでのタイムスロット数を含んでいるので、火災感知器は受信したタイムスロット数を計数することにより次のスーパーフレームの先頭タイムスロットの開始時間をタイムスロット1個分の時間幅で把握することができる。従って当該火災感知器において、タイムスロット数を計数後に2タイムスロット分を受信すると、次のスーパーフレームの先頭タイムスロットを確実に受信することができる。そして受信装置の同期返信信号を受信してからタイムスロット数を計数後に2タイムスロット受信するまでの間は、無線送受信手段への電源供給を停止することができるので、電力の消費を低減することができるという効果がある。
請求項の発明によれば、受信装置から送信される同期返信信号に含まれる同期情報としてタイムスロット数とともに同期返信信号送信後の次のビットから次のタイムスロットまでのビット数も含まれているので、火災感知器は受信したタイムスロット数及びビット数を計数することにより次のスーパーフレームの先頭タイムスロットの開始時間をビット1個分の時間幅でより正確に把握することができる。従って当該火災感知器においてタイムスロット数及びビット数を計数後に1タイムスロット分を受信するだけで、次のスーパーフレームの先頭タイムスロットを確実に受信することができる。そして受信装置の同期返信信号を受信してからタイムスロット数及びビット数を計数後に1タイムスロット受信するまでの間は、無線送受信手段への電源供給を停止することができるので、更に電池の消費を抑えることができるという効果がある。
(第1の実施形態)
以下に本発明の第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明に係るワイヤレス火災報知システムは、1台の受信装置1と、複数台の火災感知器6とで構成されている。
各火災感知器6は、例えば施設の天井に設置されるものであって、火災に伴って発生する温度変化又は煙、或いは温度変化と煙の両方を検出することにより火災を感知する感知部7と、データを規定の周波数の搬送波に変調し、電波を媒体とする無線信号として受信装置1に送信する無線送信部9と、受信装置1から送信された電波を媒体とする無線信号を受信し、受信した信号をデータに復調する無線受信部8と、無線受信部8及び無線送信部9を制御して火災感知情報や後述する同期要求信号を無線信号により送信させる制御部(第1の制御手段)10と、感知部7、無線受信部8、無線送信部9、制御部10の動作電源を供給する電池12と、無線信号を送受信するためのアンテナ11と、制御部10の制御の下で電池12から無線受信部8及び無線送信部9への給電路を個別に開閉するスイッチ13とを備えている(図2(a)参照)。そして無線受信部8と無線送信部9とで第1の無線送受信手段を構成している。制御部10はマイコンとEEPROMなどの不揮発性メモリを主構成要素とし、不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行することで各種処理を実行するものである。尚、各火災感知器6には固有のアドレスが製造時又は施工時に付与され、制御部10の不揮発性メモリに格納されている。
一方、受信装置1は、例えば施設の管理室などに設置されるものであって、データを規定の周波数の搬送波に変調し、電波を媒体とする無線信号として火災感知器6に送信する無線送信部3と、火災感知器6から送信された電波を媒体とする無線信号を受信し、受信した信号をデータに復調する無線受信部2と、無線受信部2及び無線送信部3を制御して後述する同期返信信号を無線信号により送信させる制御部(第2の制御手段)4と、無線信号を送受信するためのアンテナ5とを備えている(図2(b)参照)。そして無線受信部2と無線送信部3とで第2の無線送受信手段を構成している。制御部4はマイコンとEEPROMなどの不揮発性メモリを主構成要素とし、不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行することで各種処理を実行するものである。尚、受信装置1には火災感知器6と異なる固有のアドレスが製造時又は施工時に付与され、制御部4の不揮発性メモリに格納されている。
ところで本実施形態においては、受信装置1と複数の火災感知器6との間の無線通信を時分割多元接続(TDMA)方式で行っている。すなわち図1(a)に示すように、1つの下り方向(受信装置1→火災感知器6)のタイムスロットBと、複数の上り方向(火災感知器6→受信装置1)のタイムスロットA1〜Anとで各々のフレームF1〜Fmを構成し、さらに一定数のフレームF1〜Fmを集めてスーパーフレームSFを構成している。そして各フレームF1〜Fmにおける上り方向のタイムスロットA1〜Anを各火災感知器6に個別に割り当てることによって、定期的な信号交換(定期送信信号と応答信号の交換)の間隔が相対的に短い場合、例えばEN規格における300秒に1回というような場合であっても、火災感知器6から送信される無線信号同士の衝突を確実に回避することができる。ここで各火災感知器6に対するタイムスロットA1〜Anの割り当て方法は、例えば制御部10に設けたディップスイッチにより設定したり、製造工程において制御部10の不揮発性メモリに予め格納したり、設置時に無線通信を用いて受信装置1から各火災感知器6に順番に割り当てて制御部10の不揮発性メモリに格納するなどの方法で行えばよい。
次にシステム構築時に新たに火災感知器6を登録する場合や、システム動作中に、例えば火災感知器6が下りのタイムスロットBで送信された受信装置1からの無線信号を何回かに渡って受信できないこと等により同期が外れたことを検知して、受信装置1に対して再同期を要求する場合の動作について、図1(b)のタイムチャート及び図3のフローチャートに基づいて説明する。まず受信装置1は下り方向のタイムスロットB以外においては常に受信状態であり、受信装置1が受信状態にある場合を前提とする(図3のS1)。尚、受信装置1が受信状態にない場合は、火災感知器6からの後述の同期要求信号を受信することができないので、火災感知器6では、同期要求信号に対応する応答信号を受信することができない。従ってこの場合、火災感知器6に設けたLED等を点滅させるなどして、同期に失敗したことを報知すればよい。
新たに登録される火災感知器6又は同期が外れた火災感知器6の制御部10は、タイムスロットの位置を把握していないので、同期を取る必要が生じた任意の時点(図1(b)の時刻t1)で、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線送信部9に電源を供給し、無線送信部9を送信状態にする。そして制御部10は無線送信部9を制御して同期情報を要求する同期要求信号を、タイムスロット位置に関係なく受信装置1に向けて送信する(図3のS2)。尚、同期情報とは、次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでの時間情報であり、本実施形態では次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでのタイムスロット数である。同期要求信号を送信すると、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線送信部9への電源を遮断して無線送信部9の送信を停止するとともに、無線受信部8へ電源を供給して無線受信部8を受信状態にする。一方、受信装置1の制御部4は、無線受信部2が時間t1において同期要求信号を受信する(図3のS3)とすぐに、無線送信部3を制御し、同期要求信号を送信した火災感知器6に対して、同期情報として次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでのタイムスロット数を含む同期返信信号を、図1(b)に示すように時間t2においてタイムスロット位置に関係なく送信させる(図3のS4)。そして火災感知器6の制御部10は、無線受信部8を制御して、時間t2において受信装置1から送信された同期返信信号を受信させる(図3のS5)。同期返信信号を受信すると、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線受信部8への電源を遮断し、無線受信部8の受信を停止する。そして制御部10は、同期返信信号に含まれていた次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでのタイムスロット数を計数する内部タイマー(図示せず)を始動する(図3のS6)。時間t3が経過し、内部タイマーがタイムスロット数の計数を終えると(図3のS7)、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線受信部8に電源を供給し、無線受信部8を受信状態にして、図1(b)に示すように2タイムスロット分受信させる(図3のS8)。2タイムスロット分受信すると、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線受信部8への電源を遮断し、無線受信部8の受信を停止する。
受信装置1は火災感知器6からの同期要求信号を受信後すぐに返送しているので、火災感知器6は遅くとも次のタイムスロットまでに同期返信信号を受信することができる。そして受信したタイムスロット数を計数することによって、次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBの開始時間をタイムスロット1個分の時間幅で把握できるので、計数後に2タイムスロット分受信することにより次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBを確実に受信することができる。その結果、火災感知器6は受信装置1との同期を取ることができる(図3のS9)。また火災感知器6の制御部10は、受信装置1の同期返信信号を受信してからタイムスロット数の計数後に2タイムスロット分受信するまでの間は無線信号を受信する必要がないので、無線受信部8を受信状態にしなくてもよく、受信しない間は無線受信部8への電源供給を停止することができ、電池の消費を抑えることができる。そして受信装置1との同期が取れると、以降の無線通信については自器に割り付けられたタイムスロットAnで定期送信信号等の無線信号を送信する(図3のS10)。
ところでこの火災報知システムでは、例えばタイムスロット長が100ms、スーパーフレーム長が300sの場合には、火災感知器6が3台までであれば欧州規格に規定されている送信時間デューティ0.1%を満たすことができる。
尚、受信装置1に火災感知情報や、何れかの火災感知器6に発生した異常情報を表示する表示部や音声等による報知部を設けてもよい。また表示部や報知部を備えた火災報知盤を別途設けてもよく、受信装置1と火災報知盤との通信手段は無線式又は有線式の何れであってもよい。さらに受信装置1と無線通信を行う火災感知器6の台数は、欧州規格に規定された送信時間デューティ0.1%を満たす台数であればよい。また火災感知器6に使用する電池は、一次電池又は二次電池の何れであってもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を図1、図2及び図4に基づいて説明する。尚、同期返信信号に同期情報としてタイムスロット数とともにビット数を含む構成以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
本実施形態のワイヤレス火災報知システムでは、火災感知器6の同期要求信号に対する受信装置1の同期返信信号に、次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでのタイムスロット数とともに、同期返信信号送信後の次のビットから次のタイムスロットまでのビット数を含めている。その他の構成については第1の実施形態と同様である。
ここで、システム構築時に新たに火災感知器6を登録する場合や、システム動作中に何らかの原因により同期が外れた火災感知器6が受信装置1に対して再同期を要求する場合の動作について、図4のフローチャートに基づいて説明する。まず受信装置1は下り方向のタイムスロットB以外においては常に受信状態であり、受信装置1が受信状態にある場合を前提とする(図4のS1)。尚、受信装置1が受信状態にない場合については、第1の実施形態で説明しているので、ここでは説明を省略する。
新たに登録される火災感知器6又は同期が外れた火災感知器6の制御部10は、タイムスロットの位置を把握していないので、同期が必要になった任意の時点で、スイッチ13を切り替えて無線送信部9に電源を供給し、無線送信部9を送信状態にする。そして制御部10は、無線送信部9を制御して、同期要求信号をタイムスロット位置に関係なく受信装置1に向けて送信する(図4のS2)。同期要求信号を送信すると、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線送信部9への電源を遮断して無線送信部9の送信を停止するとともに、無線受信部8へ電源を供給し無線受信部8を受信状態にする。一方、受信装置1の制御部4は、無線受信部2が同期要求信号を受信する(図4のS3)とすぐに、無線送信部3を制御し、同期要求信号を送信した火災感知器6に対して、同期情報として次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでのタイムスロット数とともに、同期返信信号送信後の次のビットから次のタイムスロットまでのビット数(図1(b)の時間t4に相当)を含む同期返信信号を、タイムスロット位置に関係なく送信させる(図4のS4)。そして火災感知器6の制御部10は、無線受信部8を制御して、受信装置1から送信された同期返信信号を受信させる(図4のS5)。同期返信信号を受信すると、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線受信部8への電源を遮断し、無線受信部8の受信を停止する。そして制御部10は、同期返信信号に含まれていたタイムスロット数及びビット数を計数する内部タイマーを始動し(図4のS6)、内部タイマーがタイムスロット数及びビット数の計数を終えると(図4のS7)、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線受信部8に電源を供給し、無線受信部8を受信状態にして、1タイムスロット分受信させる(図4のS8)。1タイムスロット分受信すると、制御部10はスイッチ13を切り替えて無線受信部8への電源を遮断し、無線受信部8の受信を停止する。
受信装置1は火災感知器6からの同期要求信号を受信後すぐに返送しているので、火災感知器6は遅くとも次のタイムスロットまでに同期返信信号を受信することができる。そして受信したタイムスロット数及びビット数を計数することによって、次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBの開始時間をビット1個分の時間幅で把握できるので、計数後に1タイムスロット分受信することにより次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBを確実に受信することができる。その結果、火災感知器6は受信装置1との同期を取ることができる(図4のS9)。また火災感知器6の制御部10は、受信装置1の同期返信信号を受信してからタイムスロット数及びビット数の計数後に1タイムスロット分受信するまでの間は無線信号を受信する必要がないので、無線受信部8を受信状態にしなくてもよく、受信しない間は無線受信部8への電源供給を停止することができ、第1の実施形態に比べ、さらに電池の消費を抑えることができる。そして受信装置1との同期が取れると、以降の無線通信については自器に割り付けられたタイムスロットAnで定期送信信号等の無線信号を送信する(図4のS10)。
尚、本実施形態では、火災報知器6の同期要求信号に対する受信装置1の同期返信信号として、次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでのタイムスロット数とともに、同期送信信号送信後の次のビットから次のタイムスロットまでのビット数を送信しているが、同期返信信号送信後の次のビットから次のスーパーフレームSFの先頭タイムスロットBまでのビット数のみを送信してもよく、本実施形態に限定されない。
(a)は第1の実施形態におけるスーパーフレームの構成図である。(b)は同上における火災感知器を受信装置と同期させる時の信号の交換を説明するためのタイミングチャートである。 (a)は同上における火災感知器のブロック図である。(b)は同上における受信装置のブロック図である。 同上における火災感知器を受信装置と同期させる際の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における火災感知器を受信装置と同期させる際の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 受信装置
2 無線受信部(無線送受信手段)
3 無線送信部(無線送受信手段)
4 制御部(制御手段)
6 火災感知器
7 感知部(感知手段)
8 無線受信部(無線送受信手段)
9 無線送信部(無線送受信手段)
10 制御部(制御手段)

Claims (2)

  1. 火災を感知する複数の火災感知器と、前記火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有し、
    前記火災感知器は、火災に伴って発生する温度変化や煙を検出することで火災を感知する感知手段と、前記受信装置との間で無線信号を送受信する第1の無線送受信手段と、少なくとも前記感知手段で火災が感知されたときに前記第1の無線送受信手段を制御して火災感知情報を無線信号により送信させる第1の制御手段とを備え、
    前記受信装置は、前記火災感知器との間で無線信号を送受信する第2の無線送受信手段と、前記第2の無線送受信手段を制御し且つ前記第2の無線送受信手段で受信する無線信号から火災感知情報を得る第2の制御手段とを備え、
    前記第1の制御手段及び前記第2の制御手段は、前記受信装置から前記火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットと、前記各火災感知器毎に割り当てられた前記火災感知器から前記受信装置への複数の上り方向のタイムスロットとで構成されるフレームが一定数集まったスーパーフレームの中で無線信号の授受を行うワイヤレス火災報知システムであって、
    同期が取れていない前記火災感知器の前記第1の制御手段は、前記第1の無線送受信手段を制御して、前記受信装置に対して次のスーパーフレームの先頭タイムスロットまでのタイムスロット数を少なくとも含む同期情報を要求する同期要求信号を送信させ、
    前記受信装置の前記第2の制御手段は、前記第2の無線送受信手段が前記火災感知器からの同期要求信号を受信すると前記第2の無線送受信手段を制御して、上り方向及び下り方向のタイムスロットに関係なく受信後すぐに、前記同期情報を含む同期返信信号を前記同期要求信号を送信した前記火災感知器に送信させ、
    前記同期要求信号を送信した前記火災感知器の前記第1の制御手段は、前記第1の無線送受信手段が前記同期返信信号を受信すると、前記同期返信信号に含まれる前記同期情報に基づいて少なくとも前記タイムスロット数を計数し、計数が終了すると次のスーパーフレームの先頭タイムスロットを受信できるように前記第1の無線送受信手段を受信状態にし、前記先頭タイムスロットで前記第2の無線送受信手段から送信される無線信号を受信することを特徴とするワイヤレス火災報知システム。
  2. 前記同期情報は、前記タイムスロット数とともに前記同期返信信号送信後の次のビットから次のタイムスロットまでのビット数を含むことを特徴とする請求項1記載のワイヤレス火災報知システム
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