JP5624337B2 - 排水連結具 - Google Patents

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Description

本発明は排水連結具に関する。
特許文献1の図1に従来の排水連結具が開示されている。この排水連結具は、便器本体に設けられた便鉢の下流側に連結された便器排水路の排出口と、便器本体が設置されるトイレルーム内に向けて開口する排水管の流入口とを連結している。この排水連結具は、便器排水路の排出口に接続される上流側開口部と、この上流側開口部から下方に延びた下降流路を形成する下降管部と、下降流路の下部から前方に延びた横引き流路を形成する横引き管部と、この横引き管部の下流端に設けられ、排水管の流入口に接続される下流側開口部とを備えている。
この排水連結具では、前後方向に離れた便器排水路の排出口と排水管の流入口とを連結することができる。また、便器排水路の排出口と排水管の流入口との距離に応じて横引き管部を切断することができるため、便器排水路の排出口の位置が変化しても便器排水路の排出口と排水管の流入口とを連結することができる。
特許第2830476号公報
しかし、特許文献1の排水連結具では、流路方向が横引き流路の方向に変化するコーナー部の内側が鋭角に曲がっている。このため、下降流路を流下した排水の流れが横引き流路の上流端部の上壁から剥がれて渦流が形成される。これにより、横引き流路の上流端部の上部に淀み部が形成される。このため、横引き流路の上流端部において排水が良好に流下するのは淀み部の下方のみになる。つまり、横引き流路の上流端部に淀み部が形成されることにより排水連結具の排出流量が少なくなるため、便器本体から排出される排水の排出性能が低下する虞がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、便器本体からの排水を良好に排出することができる排水連結具を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の排水連結具は、便器本体に設けられた便鉢の下流側に連結された便器排水路の排出口と、前記便器本体が設置されるトイレルームに向けて開口する排水管の流入口とを連結する排水連結具であって、
前記排出口に接続する上流側開口部と、
この上流側開口部から下方に延びた下降流路を形成する下降管部と、
前記下降流路の下部から横方向に延びた横引き流路を形成する横引き管部と、
この横引き管部の下流端に設けられ、前記流入口に接続する下流側開口部とを備え、
前記下降流路の下流端部と前記横引き流路の上流端部とにより流路方向が前記横引き流路の方向に変化するコーナー部が形成され、このコーナー部の出口側である前記横引き流路の左右方向の流路幅は、前記コーナー部の入口側である前記下降流路の左右方向の流路幅よりも大きく、
前記下降流路は、上流端部から前記コーナー部の出口側の前記横引き流路にかけて左右方向の流路幅が徐々に拡大していることを特徴とする。
この排水連結具では、上流側開口部から流入した排水が下降流路及び横引き流路を流下する際、コーナー部の出口側に淀み部が形成される。つまり、流路方向が横引き流路の方向に変化するコーナー部の出口側において、排水の流れが横引き流路の上壁から剥がれて渦流が形成されて淀み部が形成される。コーナー部の出口側の横引き流路の左右方向の流路幅をコーナー部の入口側の下降流路の左右方向の流路幅よりも大きくすることにより、淀み部が形成される領域において横引き流路の流路面積が拡大するため、淀み部が形成されても排水を良好に流下させることができる。このため、排水連結具の単位時間当たりの排出流量の減少を防止することができる。
したがって、本発明の排水連結具は、便器本体からの排水を良好に排出することができる。
前記下降流路は、上流端部から下方に向けて、流路方向に直交して対向する前面側の内壁と後面側の内壁とが近づきつつ、前方又は後方へ傾斜し得る。この場合、下降流路の前面側又は後面側の一方の内壁に沿って流下した排水が他方の内壁に向けて飛散する。これにより、水膜が形成され、この水膜より上流側の下降流路及び便器排水路に排水を十分に満たすことができる。このため、下降流路及び便器排水路にサイホン作用を良好に発生させることができる。よって、便器本体からの排水をサイホン作用を利用してさらに良好に排出することができる。
前記下降流路は、上流端部から前記コーナー部の出口側の前記横引き流路にかけて左右方向の流路幅が徐々に拡大している。この場合、下降流路の上流端部からコーナー部の出口側の横引き流路において左右方向の流路幅が急激に拡大することを防止することができる。このため、左右方向の流路幅が急激に拡大することによる下降流路及び横引き流路における流れの乱れを抑制することができる。よって、下降流路及び横引き流路において排水を良好に流下させることができる。
また、コーナー部の出口側の横引き流路の上流端部の左右内壁に滑らかに連続するように左右方向の流路幅を徐々に拡大させると、横引き流路における流れをよりスムーズにすることができ、排水を良好に流下させることができる。
また、下降流路において、流路方向に直交して対向する前面側の内壁と後面側の内壁とが近づきつつ、下方に向けて前方又は後方へ傾斜することにより、前後方向の流路幅が徐々に縮小しても左右方向の流路幅が徐々に拡大するため、下降流路における流路断面積の減少を抑制することができる。このため、下降流路において排水を良好に流下させることができる。
前記下降管部は、上端部に形成され、前記上流側開口部より流路面積を縮小させた絞り部を有し得る。この場合、絞り部の上面に上流側開口部から流下した排水を衝突させて飛散させることにより、水膜を形成することができる。これにより、絞り部より上流側の便器排水路に排水を十分に満たすことができ、早期にサイホン作用を発生させることができる。このため、便器本体からの排水をサイホン作用を利用して良好に排出することができる。
また、絞り部によって生じたサイホン作用は、下降流路の中間部において、下降流路の前面側又は後面側の一方の内壁に排水が衝突して他方の内壁に向けて飛散することにより水膜が形成されると、その水膜より上流側の下降流路にも排水を充満させることができるため、さらに強力なサイホン作用に成長させることができる。このため、便器本体からの排水をさらに良好に排出することができる。
参考例の排水連結具を備えた水洗式便器の断面図である。 参考例の排水連結具の要部断面図である。 図2の矢視A−A断面図である。 図3の矢視B−B断面図である。 参考例の排水連結具の横引き管部を切断して利用した場合を示す断面図である。 実施例の排水連結具の下降流路を示す左右方向の断面図である。 図6の矢視D−D断面図である。 実施例の排水連結具の断面図である。 実施例の排水連結具を備えた水洗式便器の断面図である。 実施例の排水連結具の断面図である。
本発明の排水連結具を具体化した実施例1〜3、及び参考例を図面を参照しつつ説明する。
参考例
参考例の排水連結具10は、図1及び図2に示すように、便器本体1に設けられた便鉢2の下流側に連結された便器排水路3の排出口3Aと、便器本体1が設置されるトイレルームR内に向けて開口する排水管5の流入口5Aとを連結することができる。便器排水路3の排出口3Aは下方に向いて開口している。排水管5の流入口5Aは、便器排水路3の排出口3Aの下方から前方へ離れた位置に床面Fを貫設した貫通孔H内から上方に向いて開口している。
排水連結具10は、便器排水路3の排出口3Aに接続する上流側開口部11と、この上流側開口部11から下方に延びた下降流路L1を形成する下降管部12と、下降流路L1の下部から前方(横方向)に延びた横引き流路L2を形成する横引き管部13と、横引き管部13の下流端に設けられ、排水管5の流入口5Aに接続する下流側開口部14とを備えている。
上流側開口部11は円筒状であり、外周面の上下方向の中央部には外周面を一周する凸部11Aが形成されている。凸部11Aは、下方に向けて外側に広がる傾斜面と、この傾斜面の下端から鋭角に内側へ折れ曲がり上流側開口部11の外周面に直交する水平面とを有している。
上流側開口部11の外周面にはパッキン20が嵌められている。このパッキン20は、円筒状の胴部20Aと、胴部20Aの上端部から内側に延びる円環状の上面部20Bとを有している。パッキン20の胴部20Aの上下方向の中央部には、内側から外側に膨らんだ凹部20Cが形成されている。凹部20Cには上流側開口部11の外周面に形成された凸部11Aが収納され、パッキン20が上流側開口部11の外周面から抜けてしまうことを防止している。また、パッキン20の下部の外周面には締め付けベルト21が締着され、パッキン20が上流側開口部11の外周面から抜けてしまうことを防止している。
パッキン20の上面部20Bの中央開口部には、上方から便器本体1の便器排水路3を形成する便器排出管4の端部が挿入される。この際、パッキン20の上面部20Bの中央開口部は弾性変形して便器排水管4の外周面に摺接する。これにより、便器排出管4と排水連結具10とは水密状態で接続される。
下降管部12は上端部から外方に延びて形成された円環状の絞り部15を有している。この絞り部15の外周縁部は上流側開口部11の下端部に連続している。このように、絞り部15の中央開口部15Aにおける流路面積は上流側開口部11の流路面積より縮小している。このため、便器排水路3の排出口3Aから排出され、上流側開口部11から流下する排水は、絞り部15の上面に衝突して飛散する。これにより、水膜が形成され、絞り部15より上流側の上流側開口部11及び便器排水路3に排水を十分に満たすことができ、早期にサイホン作用を発生させることができる。このため、便器本体1からの排水をサイホン作用を利用して良好に排出することができる。
下降流路L1は、上流端部12Aから下方に向けて、流路方向に直交して対向する前面側の内壁と後面側の内壁とが近づいている。また、下降流路L1は上流端部12Aから中間部12Bにかけて下方に向けて後方へ傾斜している。このため、中間部12Bにおいて、上流側開口部11から前面側の内壁に沿って流下した排水が後方側の内壁に向けて飛散する。これにより、中間部12Bに水膜が形成され、この水膜より上流側の下降流路L1に排水を充満させることができる。このため、下降管部12の上端部に形成された絞り部15によってサイホン作用を早期に発生させつつ、この中間部12Bにおいてはサイホン作用をさらに強力なサイホン作用に成長させることができる。
また、下降流路L1は、図3に示すように、左右方向の流路幅が上流端部12Aから中間部12Bに向かって徐々に拡大している。このため、前後方向の流路幅が減少しても下降流路L1の流路面積の減少を抑制している。よって、排水連結具10の排水性能を良好に維持することができる。
図1〜図4に示すように、下降流路L1の下流端部と横引き流路L2の上流端部とにより流路方向が横引き流路L2の方向に変化するコーナー部Cが形成されている。コーナー部Cの出口側である横引き流路L2の左右流路幅X2は、コーナー部Cの入口側である下降流路L2の左右方向の流路幅X1より大きく形成されている。
上流側開口部11から流入した排水が下降流路L1及び横引き流路L2を流下する際、コーナー部Cの出口側に淀み部Yが形成される。つまり、流路方向が横引き流路L2の方向に変化するコーナー部Cの出口側において、排水の流れが横引き流路L2の上壁から剥がれて渦流が形成されて淀み部Yが形成される。コーナー部Cの出口側の横引き流路L2の左右方向の流路幅X2をコーナー部Cの入口側の下降流路L1の左右方向の流路幅X1よりも大きくすることにより、淀み部Yが形成される領域において横引き流路L2の流路面積が拡大するため、淀み部Yが形成されても排水を良好に流下させることができる。このため、排水連結具10の単位時間当たりの排出流量の減少を防止することができる。
したがって、参考例の排水連結具10は、便器本体1からの排水を良好に排出することができる。
横引き流路L2を形成する横引き管部13は、前端部に連結され、横引き流路L2の向きを下方へ向けて変化させる前端部材16を有している。前端部材16の下方には、下流側開口部14を形成した接続部材17が前端部材16と接着固定されている。下流側開口部14は、配管5の流入口5A内に挿入され、下流側開口部14の外周面と流入口5Aの内周面とが接着される。このようにして、排水連結具10と排水管5とは水密状態で接続される。
横引き管部13は、図5に示すように、前端側の任意の位置を切断可能である。このため、上方に向いて開口する排水管5の流入口5Aの位置の変化、つまり便器排水路3の排出口3Aと排水管5の流入口5Aとの距離の変化に応じて、横引き管部13の前端側を切断し、便器排水路3の排出口3Aと排水管5の流入口5Aとを連結することができる。
<実施例
実施例の排水連結具110は、図6及び図7に示すように、下降流路L1の左右方向の流路幅が上流端部12Aからコーナー部Cの出口側の横引き流路L2にかけて徐々に拡大し、左右内壁12Cがコーナー部Cの出口側の横引き流路L2の上流端部の左右内壁13Aに滑らかに連続している。他の構成は、参考例と同様であり、同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
この排水連結具110では、下降流路L1の上流端部12Aからコーナー部Cの出口側の横引き流路L2において左右方向の流路幅が急激に拡大することを防止することができる。このため、左右方向の流路幅が急激に拡大することによる下降流路L1及び横引き流路L2における流れの乱れを抑制することができる。よって、横引き流路L2において排水を良好に流下させることができる。
また、下降流路L1の左右内壁12Cがコーナー部Cの出口側の横引き流路L2の上流端部の左右内壁13Aに滑らかに連続しているため、横引き流路L2における流れをよりスムーズにすることができ、排水を良好に流下させることができる。
また、コーナー部Cの出口側の横引き流路L2の左右方向の流路幅X2をコーナー部Cの入口側の下降流路の左右方向の流路幅X1より大きくすることにより、淀み部Yが形成される領域において横引き流路L2の流路面積が拡大するため、淀み部Yが形成されても排水を良好に流下させることができる。このため、排水連結具110の単位時間当たりの排出流量の減少を防止することができる。
したがって、実施例の排水連結具110も便器本体1からの排水を良好に排出することができる。
<実施例
実施例の排水連結具210は、図8に示すように、横引き流路L2がコーナー部Cの出口Z側からすぐに下方に向けて曲げられている。この横引き流路L2を形成する横引き管部213の下流端には下方に向けて開口し、排水管5の流入口5Aに接続する下流側開口部214が設けられている。この排水連結具210は、実施例の排水連結具110と同様に、下降流路L1の左右方向の流路幅が上流端部12Aからコーナー部Cの出口Z側の横引き流路L2にかけて徐々に拡大し、横引き流路L2の上流端部の左右内壁に滑らかに連続している。他の構成は、参考例等と同様であり、同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
この排水連結具210では、コーナー部Cの出口側の横引き流路L2の左右方向の流路幅をコーナー部Cの入口側の下降流路L1の左右方向の流路幅より大きくすることにより、淀み部Yが形成される領域において横引き流路L2の流路面積が拡大するため、淀み部Yが形成されても排水を良好に流下させることができる。このため、排水連結具210の単位時間当たりの排出流量の減少を防止することができる。
したがって、実施例の排水連結具210も便器本体1からの排水を良好に排出することができる。
<実施例
実施例の排水連結具310は、図9及び図10に示すように、便器排水路3の排出口3Aと、トイレルームRの壁面Wから横方向に引き出された排水管35の流入口35Aとを連結することができる。この排水連結具310は、便器排水路3の排出口3Aに接続する上流側開口部11と、この上流側開口部11から下方に延びた下降流路L1を形成する下降管部312と、下降流路L1の下部から後方(横方向)に延び、下流側に向けて上方向に傾斜した横引き流路L2を形成する横引き管部313と、横引き管部313の下流端に設けられ、後方に向けて開口する下流側開口部314とを備えている。下流側開口部314は、排水管35の流入口35A内にパッキンPを介して挿入される。このようにして、排水連結具314と排水管35とは水密状態で接続される。他の構成は、参考例等と同様であり、同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
下降流路L1は上流端部12Aから下方に向けて、流路方向に直交して対向する前面側の内壁と後面側の内壁とが近づいている。また、下降流路L1は上流端部12Aから中間部12Bにかけて下方に向けて前方へ傾斜している。このため、中間部12Bにおいて、上流側開口部11から後面側の内壁に沿って流下した排水が前面側の内壁に向けて飛散する。これにより、中間部12Bに水膜が形成され、この水膜より上流側の下降流路L1に排水を充満させることができる。このため、下降管部312の上端部に形成された絞り部15によってサイホン作用を早期に発生させつつ、この中間部12Bにおいてはサイホン作用をさらに強力なサイホン作用に成長させることができる。
また、下降流路L1の左右方向の流路幅が上流端部12Aからコーナー部Cの出口側の横引き流路L2にかけて徐々に拡大し(X0<X1<X2)、下降流路L1の左右内壁がコーナー部Cの出口側の横引き流路L2の上流端部の左右内壁に滑らかに連続している。このため、横引き流路L2における流れをスムーズにすることができ、排水を良好に流下させることができる。
また、下降流路L1において前後方向の流路幅が徐々に減少しても左右方向の流路幅が徐々に拡大するため、下降流路L1の流路面積を所定面積以上に確保することができる。このため、排水連結具310の排水性能を良好に維持することができる。
また、この排水連結具310では、コーナー部Cの出口側の横引き流路L2の左右方向の流路幅X2をコーナー部Cの入口側の下降流路L1の左右方向の流路幅X1より大きくすることにより、淀み部Yが形成される領域において横引き流路L2の流路面積が拡大するため、淀み部Yが形成されても排水を良好に流下させることができる。特に、この排水連結具310は、横引き流路L2が下流側に向けて上方に傾斜しているため、コーナー部Cが鋭角になり、淀み部Yが実施例1及び2に比べて大きなものとなる。このため、横引き流路L2の流路面積を拡大することは、排水を良好に流下させる効果が大きくなる。このように、排水連結具310の単位時間当たりの排出流量の減少を防止することができる。
したがって、実施例の排水連結具310も便器本体1からの排水を良好に排出することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1〜では、下降管部の上端部に絞り部を形成したが、下降管部の上端部に絞り部を形成しなくてもよい。
(2)実施例1〜では、下降流路において、流路方向に直交して対向する前面側の内壁と後面側の内壁とを近づけているが、下降流路の前面側の内壁と後面側の内壁とを近づけなくてもよい。
(3)実施例1〜では、下降流路を下方に向けて前方又は後方へ傾斜させているが、下降流路を傾斜させず垂直下方に延ばしてもよい。
(4)実施例1〜では、下降流路の左右方向の流路幅を滑らかな湾曲面によって拡大したが、段階的に拡大してもよい。
(5)実施例では、横引き流路が下流側に向けて上方向に傾斜していたが、横引き流路が下流側へ向けて水平方向又は下方向に傾斜していてもよい。
1…便器本体
2…便鉢
3…便器排水路
3A…排出口
5、35…排水管
5A、35A…流入口
10、110、210、310…排水連結具
11…上流側開口部
12、312…下降管部
12A…上流端部
12B…中間部
13、213、313…横引き管部
14、214、314…下流側開口部
15…絞り部
C…コーナー部
L1…下降流路
L2…横引き流路
R…トイレルーム

Claims (3)

  1. 便器本体に設けられた便鉢の下流側に連結された便器排水路の排出口と、前記便器本体が設置されるトイレルーム内に向けて開口する排水管の流入口とを連結する排水連結具であって、
    前記排出口に接続する上流側開口部と、
    この上流側開口部から下方に延びた下降流路を形成する下降管部と、
    前記下降流路の下部から横方向に延びた横引き流路を形成する横引き管部と、
    この横引き管部の下流端に設けられ、前記流入口に接続する下流側開口部とを備え、
    前記下降流路の下流端部と前記横引き流路の上流端部とにより流路方向が前記横引き流路の方向に変化するコーナー部が形成され、このコーナー部の出口側である前記横引き流路の左右方向の流路幅は、前記コーナー部の入口側である前記下降流路の左右方向の流路幅よりも大きく、
    前記下降流路は、上流端部から前記コーナー部の出口側の前記横引き流路にかけて左右方向の流路幅が徐々に拡大していることを特徴とする排水連結具。
  2. 前記下降流路は、上流端部から下方に向けて、流路方向に直交して対向する前面側の内壁と後面側の内壁とが近づきつつ、前方又は後方へ傾斜していることを特徴とする請求項1記載の排水連結具。
  3. 前記下降管部は、上端部に形成され、前記上流側開口部より流路面積を縮小させた絞り部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の排水連結具。
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