JP5621617B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
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Description

本発明は、シートに画像を記録するインクジェット記録装置に関し、特に、シートの両面に画像を記録可能なインクジェット記録装置に関する。
従来より、記録用紙などのシートの両面に画像を記録することができる画像記録装置が知られている(特許文献1参照)。この種の画像記録装置では、給紙トレイから送り出されたシートが記録部へ搬送され、そして、記録部によってシートの表面に画像が記録される。記録部よりも搬送方向下流側には分岐口が設けられており、この分岐口を起点にして反転搬送路が形成されている。両面記録時は、記録部によって表面に画像が記録されたシートは、分岐口よりも搬送方向下流側に設けられたスイッチバック搬送ローラによって、スイッチバック搬送される。スイッチバックされたシートは、進行方向が逆方向に変更されて、分岐口から分岐されて記録部の下側を通る反転搬送路へ搬送される。シートは、反転搬送路を通って再び記録部へ搬送される。記録部に到達したシートは、表面に画像を形成されたときと同様にして、記録部によってその裏面に画像が記録される。その後、両面に画像が記録されたシートは排出トレイに排出される。
分岐口の上側には、回動自在に支持されたフラップが設けられている。フラップは、常時においては自重又はバネ等の弾性力によって下方(分岐口側)へ付勢されている。記録部から搬送されるシートがフラップに当接すると、フラップはシートによって押し上げられてシート通過させる。シートの後端がフラップを通過して分岐口に到達すると、フラップによる下方への付勢力によってシートの後端が押し下げられる。これにより、シートの後端が反転搬送路のガイド面に押し付けられて、シートの後端が反転搬送路へ向けられる。
また、厚紙の表面やCDやDVDなどのディスクメディアのラベル面(レーベル面)に画像記録を記録する機能を備えた画像記録装置が知られている(特許文献2参照)。この種の画像記録装置は、記録後のシートを排出するシート排出口から記録部の排出方向上流側まで直線状に形成された直線経路を有している。例えばディスクメディアのラベル面に画像記録する場合は、排出口から直線経路へ向けてディスクトレイが挿入され、ディスクトレイ上のディスクメディアが記録部よりも上流側にセットされる。このとき、ディスクトレイを記録部の上流側へ進入可能とするために、直線経路に設けられた搬送ローラ対の各ローラやプラテンなどが下方へ離間される。これにより、ディスクトレイが直線経路を通過可能な隙間が確保される。
また、特許文献3には、搬送経路に設けられた2つの印字ヘッド間をつなぐ用紙搬送路が、印字される用紙の長さよりも短い経路長に形成されたインクジェット画像形成装置が開示されている。
特開2010−208718号公報 特開2010−76421号公報 特開2001−341292号公報
ところで、両面記録可能な従来の画像記録装置では、画像記録中のシートは、記録部の上流側の搬送ローラ対と記録部の下流側の排紙ローラ対とによって搬送される。しかし、インクジェット記録装置の場合は、画像記録直後は、記録面に付着したインクが乾燥していない。そのため、排紙ローラ対の上側のローラ(記録面に接触するローラ)は、インクの付着を防止するために拍車状に形成されており、しかも、対向する駆動ローラとのニップ圧(圧接力)が上流側の搬送ローラ対に比べて極めて小さく設定されている。そのため、後端が搬送ローラ対を通過した記録用紙が排紙ローラ対のみで搬送される場合に、駆動ローラがスリップしたり、記録用紙が斜行したり、場合によっては記録用紙が搬送路中で詰まったりするおそれがある。このような搬送不良を検知するために、特許文献1の画像記録装置では、排紙ローラ対とスイッチバック搬送ローラとの間にシートセンサを設けて、シートの搬送不良を検知するようにしている。
しかしながら、排紙ローラ対とスイッチバック搬送ローラとの間にシートセンサを設けると、その周辺機構が複雑になるだけでなく、センサのリード線の取り回しが煩雑になり、組立性が悪くなる。また、シートセンサを設けなければならないためコストアップとなる。また、シートセンサを取り付けるためのスペースを確保しなければならず、装置のコンパクト化を阻害することになる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を減らすことができ、しかも装置をコンパクトにすることが可能な機構を提供することにある。
(1) 本発明は、第1搬送路と、記録部と、第1搬送ローラ対と、第2搬送ローラ対と、第2搬送路と、シートセンサと、フラップと、第3搬送ローラ対と、連動機構と、ロータリーエンコーダと、を備えたインクジェット記録装置として構成されている。
第1搬送路は、シートが収容されるトレイからシートを第1搬送向きへ案内する湾曲状の湾曲路及び上記湾曲路から上記第1搬送向き下流側のシート排出口に至る水平な直線路を有する。記録部は、上記直線路においてシートに画像を記録する。第1搬送ローラ対は、上記記録部より上記第1搬送向き上流側に設けられ、上記第1搬送路におけるシートを上記第1搬送向きへ搬送する。第2搬送ローラ対は、上記記録部より上記第1搬送向き下流側に設けられ、シートを更に上記第1搬送向きへ搬送する拍車及び駆動ローラからなるものである。第2搬送路は、上記第2搬送ローラ対より上記第1搬送向き下流側に設けられた分岐口で上記第1搬送路から分岐され、上記第1搬送ローラ対より上記第1搬送向き上流側に設けられた合流口で上記第1搬送路と合流するように延びており、シートを上記分岐口から上記記録部の下側を通って上記合流口に向かう第2搬送向きへ案内する。シートセンサは、上記第1搬送路において上記合流口と上記第1搬送ローラ対との間に設けられ、上記第1搬送路を通るシートの有無を検知する。フラップは、上記分岐口より上記第1搬送向き上流側に設けられた支軸から上記第1搬送向き下流側へ延出され、上記分岐口の上方に位置する第1姿勢と少なくとも延出端が上記分岐口から上記第2搬送路に進入する第2姿勢との間で上記支軸を中心に回動自在に支持されている。第3搬送ローラ対は、上記分岐口より上記第1搬送向き下流側に設けられ、片面記録時にシートを上記第1搬送向きへ搬送し、両面記録部にシートをスイッチバックして上記分岐口から上記第2搬送路を通って上記第2搬送向きへ搬送する。連動機構は、駆動源の駆動力を上記第1乃至第3搬送ローラ対それぞれに伝達して上記第1乃至第3搬送ローラ対それぞれを連動させる。ロータリーエンコーダは、上記第1搬送ローラ対、上記第2搬送ローラ対、上記第3搬送ローラ対、及び上記駆動源のいずれかに設けられ、上記第1搬送路及び上記第2搬送路におけるシートの搬送量を測定するためのものである。上記第1搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対は、上記第1搬送ローラ対のニップ点から上記第3搬送ローラ対のニップ点までの第1経路長が上記トレイから給送可能な最小サイズのシート長よりも短くなるように配置されている。
この構成では、分岐口付近にセンサが設けられていない。そのため、従来確保されていたセンサ取付スペースが詰められることにより、第1搬送ローラ対のニップ点から第3搬送ローラ対のニップ点までのニップ間距離が短縮されている。具体的には、上記ニップ間距離が、上記トレイから給送可能な最小サイズのシート長よりも短くなるように、第1搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対が配置されている。このため、第1搬送ローラ対によって搬送されているシートの後端が第1搬送ローラ対のニップ点を離れる前に、そのシートの先端が第3搬送ローラ対のニップ点に到達して第3搬送ローラ対によって挟持される。そのため、第1搬送ローラ対から第3搬送ローラ対までの区間では、シートは、必ず第1搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対の双方またはいずれか一方によって確実に挟持搬送される。また、シートの後端が第1搬送ローラ対を抜けた後は、第2搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対によってシートが搬送される。これにより、第1搬送ローラ対及び第3搬送ローラ対間におけるシート詰まりや搬送不良が防止される。
(2) 上記シートセンサは、上記シートセンサによるシートの検知可能位置から上記第3搬送ローラ対のニップ点までの第2経路長が上記トレイから搬送可能な最小サイズのシート長よりも短くなるように配置されている。
このように構成されていれば、仮に第3搬送ローラ対に不具合が生じてスリップなどの搬送不良が生じたとしても、シートセンサがシートの後端を検知できるので、シートセンサによる検知時間等に基づいてシートが詰まりや搬送不良が生じているかどうかを判定できる。
(3) 本発明のインクジェット記録装置は、上記直線路の下側ガイド部材を第3姿勢とこの第3姿勢から下方へ離間する第4姿勢との間で移動可能に支持する支持部材を更に備える。上記支持部材は、上記トレイから給送された上記シートへの記録時は上記下側ガイド部材を上記第3姿勢に保持し、上記シート排出口から上記直線路に挿入されたディスクトレイに載置されたディスクメディアへの記録時は上記下側ガイド部材を上記第4姿勢に保持するものである。
このような支持部材が採用された場合は、支持部材の各構成要素が分岐口付近に集中するため、分岐口付近にシートを検知するためのセンサーを取り付けるスペースを確保できない。このため、上記構成においては、分岐口付近にセンサを配置しない構成を採用する本発明が好適である。
(4) 上記湾曲路は、上記直線路をシートが搬送されるときの向きが上記トレイからシートが給送されるときの向きに対して逆転するように円弧状に形成されている。このような構成に対して本発明は好適である。
(5) 本発明のインクジェット記録装置は、上記トレイと上記第2搬送路との間に定められた支点を中心に回動可能なアーム、及び上記アームの先端側に回転可能に支持された給送ローラを有し、上記給送ローラが上記トレイに保持されたシートに接触した状態で回転されることにより上記トレイから上記第1搬送路へシートを給送する給送機構を更に備える。この場合、上記第1経路長は、上記シートに対する上記給送ローラの接触点から上記第1搬送ローラ対のニップ点までの第3経路長と同じかそれよりも短い。
このように構成されたインクジェット記録装置では、上記トレイから給送可能な最小サイズのシートの搬送経路方向の長さ(シート長)は、上記第3経路長に上記第1搬送ローラ対が挟持に必要な分を加えたものとなる。この場合は、上記第1経路長が第3経路長と同じかそれよりも短ければ、トレイから最小サイズのシートを給送可能となるし、直線路においても最小サイズのシートを第1搬送ローラ対又は第3搬送ローラ対の少なくとも一方で搬送可能となる。
本発明によれば、直線路から分岐口に至る部分の部品点数を減らすことができ、しかも装置をコンパクトにすることが可能である。
図1は、本発明の実施形態の一例である複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、カム駆動機構134の構成を模式的に示す模式図である。 図4は、搬送用モータ110の駆動系システムの概略を説明するためのブロック図である。 図5は、各搬送ローラ対の配置関係を説明するための模式図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。
[複合機10の概要]
図1に示されるように、複合機10は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。したがって、本実施形態では、プリント機能以外の機能及びその機能を実現する構成要素についての説明を省略する。
[プリンタ部11の構成]
図2に示されるように、プリンタ部11は、主として、各種サイズの記録用紙(本発明のシートの一例)を保持可能なトレイ20(本発明のトレイの一例)と、トレイ20から記録用紙をピックアップして給送する給送部15(本発明の給送機構の一例)と、インクを用いて画像記録を行うインクジェット記録方式の記録部24(本発明の記録部の一例)と、を備えている。
プリンタ部11は、正面に開口13(図1参照)が形成されたケーシング14(図1参照)を有しており、トレイ20は、開口13から前後方向8に挿抜可能に設けられている。つまり、トレイ20は、ケーシング14に装着及び脱抜可能である。
トレイ20の上方にトレイガイド51が設けられている。トレイガイド51は、ケーシング14にスライド可能に支持されており、図1(A)に示されるように内部に収容された状態から、図1(B)に示されるように正面から突出した状態となるように前方へ引き出すことが可能である。トレイガイド51の上面でディスクトレイ53(図1(B)参照、本発明のディスクトレイの一例)が前後方向8へ挿抜可能に支持される。ディスクトレイ53は、例えばCDやDVDなどのディスクメディアを保持可能な厚さ3mm程度の平板状部材である。このディスクトレイ53にディスクメディアが保持された状態でトレイガイド51にディスクトレイ53が挿入されると、記録部20によって記録可能な位置にディスクメディアがセットされる。なお、トレイガイド51が引き出されると、後述するカム駆動機構134が動作して、後述の直線路65B(本発明の直線路に相当)が下側に拡張されるように構成されており、これにより、直線路65Bにディスクトレイ53が挿入可能となる。
プリンタ部11の制御は、制御部100(図4参照)により行われる。制御部100は、外部機器から入力された信号やデータに基づいてプリンタ部11を駆動させて、画像を記録媒体に記録させる。本実施形態では、制御部100は、トレイ20に収容された記録用紙を記録部24に搬送して記録用紙に画像を記録する通常記録モードと、開口13から挿入されたディスクトレイ53に載置されたディスクメディアのラベル面に画像を記録するレーベル記録モードと有しており、いずれかの記録モードに応じた記録制御を行う。
[給送部15]
図2に示されるように、給送部15は、トレイ20の上方であって記録部24の下方に設けられている。給送部15は、給紙ローラ25(本発明の給送ローラの一例)と、給紙アーム26(本発明のアームの一例)と、複数のギヤが噛み合わされてなる駆動伝達機構27とを備えている。トレイ20と後述する反転搬送路67(本発明の第2搬送路の一例)との間に支軸28が設けられている。給紙アーム26の一端は支軸28に軸支されており、これにより、給紙アーム26は、支軸28を中心に矢印29の方向に回動可能となっている。給紙アーム26は、支軸28から後方斜め下方へ延出されており、給紙アーム26の先端部に給紙ローラ25が回転可能に軸支されている。これにより、給紙ローラ25はトレイ20に載置された記録用紙に当接することができ、また、トレイ20から離間することができる。給紙ローラ25は、駆動伝達機構27によって給紙用モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。給紙ローラ25は、トレイ20上に積載された記録用紙のうち、一番上側の記録用紙に当接された状態で回転することによって、当該記録用紙をその下側にある他の記録用紙から分離して後述の湾曲路65A(本発明の湾曲路の一例)に給送する。
[搬送路65]
プリンタ部11の内部には、トレイ20の先端(後方側の端部)から記録部24を経て排紙保持部79に至る搬送路65(本発明の第1搬送路の一例)が形成されている。搬送路65は、トレイ20の先端から記録部24に至る間に形成された湾曲路65Aと、記録部24から排紙保持部79に至る間に形成された直線路65Bとに区分される。
湾曲路65Aは、トレイ20に設けられた分離傾斜板22の上端付近から記録部24に渡って延設された湾曲状の通路である。湾曲路65Aは、プリンタ部11の内部側を中心とする円弧形状に概ね形成されている。トレイ20から給送される記録用紙は、湾曲路65Aを搬送方向(図2において一点鎖線で示される方向)に沿って第1搬送向き(図2において一点鎖線に付された矢印の向き、本発明の第1搬送向きに相当)に湾曲されて、記録部24の直下へ案内される。つまり、湾曲路65Aは、記録部24の直下を記録用紙が搬送されるときの向きが、トレイ20から記録用紙が給送されるときの向きに対して逆転するように湾曲している。湾曲路65Aは、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18と内側ガイド部材19によって区画されている。なお、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19、更に後述する各ガイド部材83,31,32は、いずれも、図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延出されている。
直線路65Bは、記録部24の直下から排紙保持部79に渡って延設された直線状の概ね水平な通路である。この直線路65Bは、トレイ20からの記録用紙のみならず、開口13から挿入されたディスクトレイ53(図1参照)も通る。記録用紙やディスクトレイ53は、直線路65Bに沿って案内される。直線路65Bは、記録部24が設けられている箇所においては、所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24及びプラテン42によって形成されており、記録部24が設けられていない箇所においては、所定間隔を隔てて互いに対向する各ガイド部材によって区画されている。
本実施形態では、直線路65Bの下側ガイドを担う部材として、拍車61、プラテン42、第2駆動ローラ62、直線ガイド部材83、及び第3駆動ローラ45が第1搬送向きにその順番で配置されている。これら各部材は本発明の下側ガイド部材の一例であって、これら各部材によって、直線路65Bの下側ガイドが区画形成されている。直線ガイド部材83は、第2駆動ローラ62と後述の分岐口36との間に配置された板状の樹脂部材である。直線ガイド部材83は、凹部84を有する。凹部84は、直線ガイド部材83の上面、つまり直線路65Bの下側ガイド面に開口している。凹部84は、前後方向8に沿って延びる溝である。この凹部84は、第1搬送向きの下流側に延ばされて直線ガイド部材83の下流端に達するように形成されていてもよい。この場合、凹部84の下流側は分岐口36に連通する。凹部84のサイズ及び位置は、後述する第1補助ローラ47が凹部84に進退することができるように設計されている。なお、凹部84は、単一の溝ではなく、第1補助ローラ47の数に応じて複数の溝が左右方向9へ併設されており、櫛状に形成されている。なお、下側ガイドを担う他の部材については後述する。
また、本実施形態では、直線路65Bの上側ガイドを担う部材として、第1駆動ローラ60、記録部24、拍車63、フラップ49、拍車46が第1搬送向きにその順番で配置されている。これら各部材によって、直線路65Bの上側ガイドが区画形成されている。なお、上側ガイドを担う他の部材については後述する。
直線路65Bに分岐口36(本発明の分岐口の一例)が設けられている。両面画像記録の際には、直線路65Bを搬送される記録用紙は、分岐口36よりも第1搬送向きの下流側でスイッチバックされ、後述する反転搬送路67へ向けて搬送される。
[記録部24]
記録部24は、トレイ20から給送された記録用紙、又は直線路65Bに挿入されたディスクトレイ48上のディスクメディアに対してインクジェット記録方式で画像記録を行うものである。この記録部24は、トレイ20の上方に配置されている。記録部24は、左右方向9(図2において紙面と垂直な方向)に往復移動する。記録部24の下方には記録用紙を水平に保持するためのプラテン42が設けられている。記録部24は、左右方向9への往復移動過程において、図示しないインクカートリッジから供給されたインクをノズル39からプラテン42上を搬送される記録用紙に吐出する。これにより、搬送路65において記録用紙に画像が記録される。
[送りローラ対59,排出ローラ対64,スイッチバックローラ対44]
図2に示されるように、記録部24より第1搬送向きの上流側、詳細には、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19の第1搬送向きの下流端と記録部24との間には、第1駆動ローラ60及びピンチローラ61からなる送りローラ対59(本発明の第1搬送ローラ対の一例)が設けられている。ピンチローラ61は、第1駆動ローラ60の下方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第1駆動ローラ60のローラ面に圧接されている。送りローラ対59は、湾曲路65Aを搬送してきた記録用紙を狭持してプラテン42上へ送る。
図5に示されるように、送りローラ対59は、給紙ローラ25と記録用紙との接触点P1から搬送経路に沿って所定距離隔てられた位置P2に配置されている。詳細には、送りローラ対59のニップ点が位置P2に一致するように配置されている。給紙ローラ25と送りローラ対59との間には、記録用紙を搬送する手段は設けられていない。このため、プリンタ11においてトレイ20から給送可能な記録用紙は、その搬送経路方向の長さ(長手方向の長さ)が位置P1から位置P2までの搬送経路に沿った経路長L1(本発明の第3経路長に相当)よりも長いものに限られる。本実施形態では、プリンタ11においてトレイ20から給送可能な最小サイズの記録用紙は写真L版サイズ(89mm×127mm)のものとしている。この場合、写真L版サイズの記録用紙をトレイ20から給送可能なように、上記経路長L1は、127mmよりも短くなるように設計されている。仮に、送りローラ対59が記録用紙を挟持するのに必要な持ち代をαとすると、上記経路長L1は(127−α)mmとなるように設計されている。
図4に示されるように、第1駆動ローラ60の回転軸には、ロータリーエンコーダ97(本発明のロータリーエンコーダの一例)が取り付けられている。ロータリーエンコーダ97は、軸の回転変位量に応じてパルス信号を出力するものであり、内部にエンコーダディスクや光センサが内蔵された一体型のものである。制御部100は、ロータリーエンコーダ97からのパルス信号のパルス数をカウントすることで、第1駆動ローラ60の回転量を検出でき、この回転量に基づいて記録用紙の搬送量を算出する。制御部100は、例えば、後述する検知機構72によって記録用紙の先端が検知されてからの搬送量と回転子74からの経路長とに基づいて、各搬送経路65,67における記録用紙の搬送位置を正確に判定できる。なお、本実施形態では、第1駆動ローラ60の回転軸にロータリーエンコーダ97が取り付けられているが、第2駆動ローラ62または第3駆動ローラ45に取り付けられていてもよく、或いは搬送用モータ110(図4参照)の回転軸に取り付けられていてもよい。
記録部24より第1搬送向き下流側、詳細には、記録部24と直線ガイド部材83との間には、第2駆動ローラ62及び拍車63からなる排出ローラ対64(本発明の第2搬送ローラ対の一例)が設けられている。第2駆動ローラ62の上方には拍車63が設けられている。拍車63は、図示しないバネなどの弾性部材によって第2駆動ローラ62のローラ面に圧接されている。排出ローラ対64は、記録部24で画像を記録された記録用紙を狭持して第1搬送向きの下流側へ更に搬送するものである。そのため、排出ローラ対64の圧接力(ニップ力)は、送りローラ対59の圧接力に比べて極めて小さく設定されている。
各駆動ローラ60,62は、搬送用モータ110(図4参照)から駆動伝達機構112(本発明の連動機構の一例)を介して回転駆動力が伝達されて回転される。駆動伝達機構112は、遊星ギヤなどから構成されており、搬送用モータ110が正回転及び逆回転方向のいずれに回転されても、搬送用モータ110の回転駆動力をいずれの駆動ローラ60,62にも伝達して、各駆動ローラ60,62を一回転方向へ回転させる。これにより、記録用紙は第1搬送向きへ搬送される。
分岐口36よりも第1搬送向きの下流側に、第3駆動ローラ45及び拍車46からなるスイッチバックローラ対44(本発明の第3搬送ローラ対の一例、以下「SBローラ対44」と称する。)が設けられている。拍車46は、第3駆動ローラ45の上方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第3駆動ローラ45のローラ面に圧接されている。
図5に示されるように、SBローラ対44は、送りローラ対59の位置P2から搬送経路に沿って所定距離隔てられた位置P3に配置されている。詳細には、SBローラ対44のニップ点が位置P3に一致するように配置されている。送りローラ対59とSBローラ対44との間には、記録用紙を搬送する手段として排出ローラ対64が設けられている。しかしながら、排出ローラ対64の圧接力は極めて小さい。そのため、本実施形態では、送りローラ対59のみで写真L版サイズの記録用紙の先端をSBローラ対44まで到達可能な位置P3にSBローラ対44が配置されている。具体的には、位置P2から位置P3までの搬送経路に沿った経路長L2(本発明の第1経路長に相当)が、写真L版サイズの記録用紙の搬送経路方向の長さ(127mm)よりも短くなるようにSB搬送ローラ対44が配置されている。本実施形態では、上記経路長L2は、上記経路長L1(=127−α)と同じかそれよりも短くなるように設計されている。なお、従来装置のローラ配置構成であれば、排出ローラ対64からSBローラ対44までの区間に光センサや回転子等が設けられていたため、経路長L2を写真L版サイズの記録用紙の搬送経路方向の長さ(127mm)よりも短くできなかったが、本実施形態では、当該区間における光センサや回転子等が設けられていないため、その取付スペース分だけSBローラ対の配置位置を送りローラ対59側へ詰め寄せることが可能となった。
第3駆動ローラ45は、駆動伝達機構112を介して搬送用モータ100から正逆回転方向の回転駆動力が伝達されて、正回転方向又は逆回転方向に回転駆動される。例えば、片面記録が行われる場合は、第3駆動ローラ45は正回転方向へ回転される。これにより、記録用紙はSBローラ対44に挟持されて下流側の排出口78(本発明のシート排出口の一例)から排紙保持部79に排紙される。一方、両面記録が行われる場合は、SBローラ対44が記録用紙の後端部を挟持した状態で、第3駆動ローラ45の回転方向が正回転方向から逆回転方向へ切り換えられる。以下で説明する経路切換部41によって記録用紙の後端が後述する反転搬送路67へ向けられた後に第3駆動ローラ45の回転方向が逆回転方向に切り換えられると、記録用紙は、反転搬送路67へ向けて搬送される。
[検知機構72]
送りローラ対59より第1搬送向きの上流側、詳細には、送りローラ対59より第1搬送向きの上流側の合流口37(本発明の合流口の一例)と送りローラ対59との間には、検知機構72(本発明のシートセンサの一例)が設けられている。検知機構72は、記録部20へ向けて搬送される搬送路65内の記録用紙の有無を検知したり、搬送路65における記録用紙の先端位置及び後端位置を検知するものである。図2に示されるように、検知機構72は、発光素子及び受光素子からなる透過型の光センサ73と、搬送路65を交差するように突出するアーム状の回転子74とを有する。回転子74は、回転軸75を中心に揺動可能に支持されており、搬送路65に記録用紙が存在しないときは、搬送路65を交差する姿勢にねじりコイルバネなどによって保持されている。回転子74には光センサ73の検知部に進退する検出子76が設けられている。搬送路65に記録用紙が搬送されて回転子74が回転すると、検出子76が検出部から退出し、記録用紙が回転子74を通過すると検出子76が再び検出部に進入する。このときの光センサ73からの信号の変化に基づいて、制御部100が搬送路65における記録用紙の位置を検知する。
[経路切換部41]
図2に示されるように、経路切換部41は、排出ローラ対64よりも第1搬送向きの下流側、かつSBローラ対44よりも第1搬送向きの上流側に配置されている。経路切換部41は、第1補助ローラ47、第2補助ローラ48、フラップ49(本発明のフラップの一例)、及び支軸87で構成されている。
プリンタ部11のフレームなどに、図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びる支軸87が設けられている。フラップ49は、支軸87から概ね第1搬送向きの下流側へ延出されており、支軸87に回動自在に軸支されている。フラップ49には、第1補助ローラ47及び第2補助ローラ48が軸支されている。補助ローラ47,48のローラ面は、記録用紙の記録面に当接されるので、拍車63及び拍車46と同様に拍車状に形成されている。第1補助ローラ47は、フラップ49の基端側(後方側)に設けられており、第2補助ローラ48はフラップ49の延出端側(前方側)に設けられている。
フラップ49は、姿勢変化可能に構成されており、直線ガイド部材83や分岐口36よりも上方に位置する排出姿勢(図2に破線で示される姿勢、本発明の第1姿勢に相当)と、延出端側の第2補助ローラ48が分岐口36よりも下方へ進入する反転姿勢(図2に実線で示される姿勢、本発明の第2姿勢に相当)との間で回動する。フラップ49は、外力が加えられていない状態では、自重によって延出端側が垂れ下がる。そのため、フラップ49は、常時において、反転姿勢を維持する。フラップ49が反転姿勢にあるときは、第1補助ローラ47は凹部84に進入している。一方、フラップ49が排出姿勢にあるときは、第1補助ローラ47は凹部84から退出している。なお、フラップ49は、バネ等の弾性部材によって反転姿勢となるように弾性付勢されていてもよい。
[反転搬送路67]
図2に示されるように、記録部24とトレイ20との間に反転搬送路67が形成されている。反転搬送路67は、分岐口36で直線路65Bから分岐され、記録部24の下側且つ給紙アーム27の上側を通って、送りローラ対59よりも第1搬送向きの上流側の合流口37で湾曲路65Aと合流する。記録用紙は、反転搬送路67を第2搬送向きに搬送される。ここで、第2搬送向きとは、反転搬送路67を分岐口36から合流向き37に向かう向きで、図2における矢印付きの二点鎖線で示される向きを指す。
反転搬送路67の上側は、概ね薄型の平板矩形状に形成された第2ガイド部材32によって区画されている。また、反転搬送路67の下側は、概ね薄型の平板矩形状に形成された第1ガイド部材31によって区画されている。詳細には、第2ガイド部材32の下面と第1ガイド部材31の上面とによって、反転搬送路67が区画形成されている。つまり、第2ガイド部材32と第1ガイド部材31とが、記録用紙が通過可能な所定間隔を隔てて互いに対向するように配置されている。なお、第2ガイド部材32及び第1ガイド部材31の両端は、プリンタ部11のフレームなどに支持されている。
[搬送ローラ対70]
図2に示されるように、反転搬送路67には、第4駆動ローラ68及び従動ローラ69からなる搬送ローラ対70が設けられている。従動ローラ69は、記録部24よりも下方であって第4駆動ローラ68よりも上方に配置されている。第4駆動ローラ68は、コイルバネ(不図示)によって従動ローラ69のローラ面に圧接されている。第4駆動ローラ68は、搬送用モータ110から正逆回転方向の駆動力が伝達されて、正回転方向又は逆回転方向に回転駆動される。本実施形態においては、搬送ローラ対70は、搬送用モータが逆転の向きに回転された場合に、第4駆動ローラ68と従動ローラ69との間に記録用紙を挟持することによって、反転搬送路67に搬送されてきた記録用紙を第2搬送向きに搬送する。
[カム駆動機構134]
図3に示されるように、プリンタ部11にはカム駆動機構134(本発明の支持部材の一例)が設けらている。カム駆動機構134は、直線路65Bの下側ガイドを担う拍車61、プラテン42、第2駆動ローラ62、直線ガイド部材83、及び第3駆動ローラ45の各部材(以下「下側ガイド部材」と総称する。)を第3姿勢(図2で実線で示す姿勢、図3(A)の姿勢)と、この第3姿勢から下方へ離間した第4姿勢(図2で波線で示す姿勢、図3(B)の姿勢)との間で移動可能とする機構である。本実施形態では、下側ガイド部材が第4姿勢のときに、直線路65Bは、開口13から挿入方向98に沿って挿入されたディスクトレイ53を搬送可能な幅に拡張される。
カム駆動機構124は、トレイガイド51(図1参照)に連結されたリンクプレート136を有する。このリンクプレート136は、左右方向9へ間隔を隔ててに対をなすように2つ設けられている。リンクプレート136間に、拍車61、プラテン42、第2駆動ローラ62、直線ガイド部材83、及び第3駆動ローラ45が配置されており、これら下側ガイド部材それぞれの左右方向9の両端部がリンクプレート136に形成された溝状のスライドカム137に支持されている。なお、図3には、拍車61が支持されるスライドカム137A、第2駆動ローラ62が支持されるスライドカム137B、第3駆動ローラ45が支持されるスライドカム137Cが示されているが、プラテン42及び直線ガイド部材83を支持するスライドカムは省略されている。このように構成されているため、図3(A)に示される第3姿勢にある状態でトレイガイド51が前方へ引き出されると、リンクプレート136が前方(図3の右側)へ移動される。これにより、下側ガイド部材それぞれの被支持部の支持位置がスライドカムの上位位置から下位位置へ移動して、下側ガイド部材が第4姿勢となる(図3(B)参照)。その結果、直線路65Bが下側へ拡張される。なお、言うまでもなく、カム駆動機構124以外の機構を用いて、直線路65Bを拡張させてもよい。
[実施形態の作用・効果]
上述したように、本実施形態では、位置P2から位置P3までの搬送経路に沿った経路長L2が、写真L版サイズの記録用紙の搬送経路方向の長さ(127mm)よりも短くなるように、送りローラ対59及びSBローラ対44が配置されている。このため、送りローラ対59によって搬送されている最小サイズの記録用紙の後端が送りローラ対59のニップ点を離れる前に、その記録用紙の先端がSBローラ対44のニップ点に到達してSBローラ対44によって挟持される。これにより、送りローラ対59からSBローラ対44までの区間では、記録用紙は、送りローラ対59及びSBローラ対44の双方またはいずれか一方によって確実に挟持搬送される。また、記録用紙の後端が送りローラ対59を抜けた後は、排出ローラ対64及びSBローラ対44の双方によって記録用紙が搬送されるから、送りローラ59による搬送がなくとも、記録用紙は確実に第1搬送向きへ搬送される。これにより、送りローラ対59対及びSBローラ対44間における記録用紙の詰まりや搬送不良が防止される。
[変形例]
なお、上述の実施形態では、経路長L2が写真L版サイズの記録用紙の搬送経路方向の長さ(127mm)よりも短くなるように送りローラ対59及びSBローラ対44を配置する構成について説明したが、回転子74からSBローラ対44までの搬送経路に沿った経路長L3(本発明の第2経路長に相当)が写真L版サイズの記録用紙の搬送経路方向の長さ(127mm)よりも短くてもよい。言い換えると、検知機構74による記録用紙の検知位置(つまり回転子74が設けられた位置)からSBローラ対44までの経路長L3が写真L版サイズの記録用紙の搬送経路方向の長さ(127mm)よりも短くなる位置に、検知機構74や回転子74が配置されていてもよい。このように構成されていれば、仮にSBローラ対44に不具合が生じてスリップなどの搬送不良が生じたとしても、検知機構72が最小サイズの記録用紙の後端を検知できる位置にあるから、検知機構72による検知時間等に基づいて制御部100は記録用紙の詰まりや搬送不良が生じていることを確実に判定することができる。
10:複合機
11:プリンタ部
15:給送部
20:トレイ
24:記録部
25:給紙ローラ
26:給紙アーム
44:スイッチバックローラ対
45:第3駆動ローラ
49:フラップ
53:ディスクトレイ
59:送りローラ対
60:第1駆動ローラ
62:第2駆動ローラ
64:排出ローラ対
65:搬送路
67:反転搬送路
112:駆動伝達機構
134:カム駆動機構

Claims (5)

  1. シートが収容されるトレイからシートを第1搬送向きへ案内する湾曲状の湾曲路及び上記湾曲路から上記第1搬送向き下流側のシート排出口に至る水平な直線路を有する第1搬送路と、
    上記直線路においてシートに画像を記録する記録部と、
    上記記録部より上記第1搬送向き上流側に設けられ、上記第1搬送路におけるシートを上記第1搬送向きへ搬送する第1搬送ローラ対と、
    上記記録部より上記第1搬送向き下流側に設けられ、シートを更に上記第1搬送向きへ搬送する拍車及び駆動ローラからなる第2搬送ローラ対と、
    上記第2搬送ローラ対より上記第1搬送向き下流側に設けられた分岐口で上記第1搬送路から分岐され、上記第1搬送ローラ対より上記第1搬送向き上流側に設けられた合流口で上記第1搬送路と合流するように延びており、シートを上記分岐口から上記記録部の下側を通って上記合流口に向かう第2搬送向きへ案内する第2搬送路と、
    上記第1搬送路において上記合流口と上記第1搬送ローラ対との間に設けられ、上記第1搬送路を通るシートの有無を検知するシートセンサと、
    上記分岐口より上記第1搬送向き上流側に設けられた支軸から上記第1搬送向き下流側へ延出され、上記分岐口の上方に位置する第1姿勢と少なくとも延出端が上記分岐口から上記第2搬送路に進入する第2姿勢との間で上記支軸を中心に回動自在に支持されたフラップと、
    上記分岐口より上記第1搬送向き下流側に設けられ、片面記録時にシートを上記第1搬送向きへ搬送し、両面記録部にシートをスイッチバックして上記分岐口から上記第2搬送路を通って上記第2搬送向きへ搬送する第3搬送ローラ対と、
    駆動源の駆動力を上記第1乃至第3搬送ローラ対それぞれに伝達して上記第1乃至第3搬送ローラ対それぞれを連動させる連動機構と、
    上記第1搬送ローラ対、上記第2搬送ローラ対、上記第3搬送ローラ対、及び上記駆動源のいずれかに設けられ、上記第1搬送路及び上記第2搬送路におけるシートの搬送量を測定するためのロータリーエンコーダと、を備え、
    上記第1搬送ローラ対及び上記第3搬送ローラ対は、上記第1搬送ローラ対のニップ点から上記第3搬送ローラ対のニップ点までの上記第1搬送路に沿う第1経路長が上記トレイから給送可能な最小サイズのシート長よりも短くなるように配置されているインクジェット記録装置。
  2. 上記シートセンサは、上記シートセンサによるシートの検知可能位置から上記第3搬送ローラ対のニップ点までの上記第1搬送路に沿う第2経路長が上記トレイから給送可能な最小サイズのシート長よりも短くなるように配置されている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記直線路の下側ガイド部材を第3姿勢とこの第3姿勢から下方へ離間する第4姿勢との間で移動可能に支持する支持部材を更に備え、
    上記支持部材は、上記トレイから給送された上記シートへの記録時は上記下側ガイド部材を上記第3姿勢に保持し、上記シート排出口から上記直線路に挿入されたディスクトレイに載置されたディスクメディアへの記録時は上記下側ガイド部材を上記第4姿勢に保持するものである請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記湾曲路は、上記直線路をシートが搬送されるときの向きが上記トレイからシートが給送されるときの向きに対して逆転するように円弧状に形成されている請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記トレイと上記第2搬送路との間に定められた支点を中心に回動可能なアーム、及び上記アームの先端側に回転可能に支持された給送ローラを有し、上記給送ローラが上記トレイに保持されたシートに接触した状態で回転されることにより上記トレイから上記第1搬送路へシートを給送する給送機構を更に備え、
    上記第1経路長は、上記シートに対する上記給送ローラの接触点から上記第1搬送ローラ対のニップ点までの上記第1経路に沿う第3経路長と同じかそれよりも短い請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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