JP5664083B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに画像を記録する画像記録装置に関し、特に、シートの両面に画像を記録可能な画像記録装置に関する。
従来より、シートの両面に画像を記録することができる画像記録装置が知られている。このような画像記録装置においては、給紙トレイから送り出されたシートが第1ローラ対によって記録部へ搬送される。記録部においてシートの表面に画像が記録される。表面に画像が記録されたシートは、記録部の下流側で第2ローラ対によってスイッチバックされる。スイッチバックされたシートは、記録部の下方かつ給紙トレイの上方に設けられた再供給搬送路に搬送される。再供給搬送路に搬送されたシートは、再供給搬送路に設けられた第3ローラ対によって、再供給搬送路から再び第1ローラ対へ送られる。第1ローラ対によって記録部に到達したシートは、表面に画像を形成されたときと同様にして、記録部によって裏面に画像が記録される。その後、両面に画像が記録されたシートは第2ローラ対によって排出トレイに排出される。
また、特許文献1には、ローラ対を構成するローラに解除アーム及びローラアームを取り付けた画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置においては、装置内部において、シートがローラ対に挟持された状態でジャムを起こした場合に、給紙トレイの装置からの引き出し操作に連動して、ローラアームを介してローラを動かすことによって、当該ローラ対によるシートの挟持状態を解除する。
特許第3423409号公報
上述のような画像記録装置においては、再供給搬送路から記録部へ至る経路の少なくとも一部が湾曲状に形成されていることが多い。画像記録装置において湾曲状の経路の曲率が大きい場合、画像記録装置の内部において湾曲状の経路の占める領域が小さくなる。そのため、画像記録装置を小型化するために、再供給搬送路の曲率は大きく、つまり曲率半径は小さく構成されていることが望ましい。
しかし、シートが湾曲状の経路を搬送されるとき、経路の曲率半径が小さいほど、シートには大きな搬送抵抗、つまりシートの搬送向きと逆向きの力が働き、シートを搬送できないおそれがある。
上記問題を解決するための手段として、再供給搬送路を給紙トレイに内包する手段、つまり給紙トレイの用紙が載置されている面を再供給搬送路として用いる手段がある。これにより、画像記録装置を大型化することなく曲率半径を大きくすることができる。しかし、当該手段では、給紙トレイが大型化するため、給紙トレイの取り扱いが困難となってしまう。
上記問題を解決するための別の手段として、シートの搬送力を大きくする手段がある。つまり、搬送抵抗に抗ってシートを搬送するためには、湾曲状の経路の上流側に備えられる第3ローラ対によるシートの搬送力を大きくすればよい。このためには、第3ローラ対によるシートを挟持する力を大きくすればよい。シートを挟持する力を大きくするためには、例えば、第3ローラ対を構成するローラのうちの駆動ローラに、以下のように構成されたアームを取り付けるとよい。つまり、アームは、基端に設けられた支軸を中心に回動可能であり、先端には駆動ローラが取り付けられており、基端は駆動ローラよりも再供給搬送路のシート搬送向きの上流側に設けられている。アームを取り付けることにより、シートが上述の搬送抵抗を受けた場合に、シートを介して搬送抵抗を受けたアームは、駆動ローラをシートへ押しつける向きに回動しようとする。つまり、アームを取り付けることにより、第3ローラ対によるシートの搬送力を大きくすることができる。
しかし、以下に詳述するような問題が生じる。つまり、シートが第3ローラ対に挟持された状態で再供給搬送路に詰まった場合、シートは、再供給搬送路におけるシート搬送向きに引っ張られることによって、或いはシート搬送向きと逆向きに引っ張られることによって、画像記録装置から取り出される必要がある。そして、シートがシート搬送向きに引っ張られることによって、画像記録装置から取り出されることができない場合、シートはシート搬送向きと逆向きに引っ張られることによって、画像記録装置から取り出される必要がある。
このとき、引っ張られたシートには、上述の搬送抵抗と同じ向きの力が働くため、駆動ローラはシートを押しつける向きに回動しようとしてしまう。このような状態において、シートを無理に引っ張った場合、シートが破れるおそれがある。また、特許文献1に記載された画像形成装置のようにローラアームに加えて解除アームを取り付けようにも、画像記録装置が小型化されている現状においては、第3ローラ対が配置されている空間の周囲に、解除アームを配置する空間を確保することは困難である。
また、再供給搬送路は、シートを搬送するための必要最小限の空間で構成されているため、内部に詰まっているシートを外部から視認しづらいという問題がある。例えば、再供給搬送路の内部でシートが破れた場合、破れたシートの欠片を見つけて取り出すことは困難であった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部に詰まったシートを容易に取り出すことのできる画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明の画像記録装置は、シートを第1搬送向きへ案内する第1搬送路と、上記第1搬送路においてシートに画像を記録する記録部と、上記記録部より上記第1搬送向きの下流側の分岐位置において上記第1搬送路から分岐され、上記記録部より上記第1搬送向きの上流側の合流位置において上記第1搬送路と合流するように延びており、シートを上記分岐位置から上記合流位置に向かう第2搬送向きへ案内する第2搬送路と、上記第2搬送路に設けられた駆動ローラ及び従動ローラで構成されており、シートを上記第2搬送向きへ搬送する搬送ローラ対と、先端に上記駆動ローラが取り付けられ、上記駆動ローラよりも上記第2搬送向きの上流側に配置された支軸を中心に、上記駆動ローラが上記従動ローラに当接している第1姿勢、及び上記駆動ローラが上記従動ローラから離間している第2姿勢の間で回動可能なアームと、上記駆動ローラが上記従動ローラに当接する向きへ上記アームを付勢する付勢部材と、を備えている。上記第2搬送路は、その少なくとも一部が、相互に対向するガイド面を構成する第1部材及び第2部材により構成されている。上記第1部材は、上記搬送ローラ対の上記駆動ローラ側に配置されて、上記第2搬送路においてシートを案内可能な第3姿勢、及び上記第3姿勢より上記第2部材から離間された第4姿勢に姿勢変化可能に設けられており、少なくとも上記第4姿勢において上記アームと当接可能である。上記アームは、上記第4姿勢の上記第1部材により、上記付勢部材の付勢に抗して上記第2姿勢とされる。
上述の構成においては、第1部材が第4姿勢へ姿勢変化することによって、第2搬送路を構成する空間が大きくなる。これにより、画像記録装置の外部から第2搬送路に詰まったシートにアクセスしやすくなる。よって、第2搬送路において破れたシートの小さな欠片などが詰まっているか否かの確認を容易に行うことができる。
また、上述の構成においては、アームは、搬送ローラ対のニップ力を強めてシートの搬送力を強めるために設けられており、第1部材は、第2搬送路を構成するために設けられている。そして、アームは、第1部材が第4姿勢に姿勢変化することによって、第2姿勢へ回動し、搬送ローラ対によるシートの挟持が解除される。つまり、上述の構成においては、搬送ローラ対によるシートの挟持を解除するために、挟持解除専用の部材を追加する必要がない。
(2) 本発明の画像記録装置は、上記第1部材よりも上記第2搬送向きの上流側であって上記第1部材と同じ側に配置されて上記第2搬送路のガイド面を構成する第3部材を更に備えている。上記第3部材は、上記第2搬送路においてシートを案内可能な第5姿勢と、上記第5姿勢より対向するガイド面から離間された第6姿勢とに姿勢変化可能であり、上記第5姿勢において、上記第1部材を上記第3姿勢に支持し、上記第6姿勢において上記第1部材を上記第4姿勢へ姿勢変化可能とする。
第1部材は、第5姿勢の第3部材によって第3姿勢に支持される。また、第1部材は、第3部材が第6姿勢のときに、第4姿勢へ姿勢変化可能である。これにより、第1部材を姿勢変化させるための専用の部材を設ける必要がなくなる。また、第3部材が第6姿勢をとっているときに、第1部材が第4姿勢へ姿勢変化されることにより、画像記録装置の外部から第2搬送路に詰まったシートにアクセスしやすくなる。
(3) 本発明の画像記録装置は、シートを載置可能であり、かつ当該装置に対して装着及び脱抜可能なトレイを更に備えている。上記トレイは、当該装置に装着された状態において上記第3部材を上記第5姿勢に支持し、当該装置から脱抜された状態において上記第3部材を上記第6姿勢へ姿勢変化可能とする。
第3部材は、画像記録装置に装着されたトレイによって第5姿勢に支持される。また、第3部材は、トレイが画像記録装置から脱抜されているときに、第4姿勢へ姿勢変化可能である。これにより、第3部材を姿勢変化させるための専用の部材を設ける必要がなくなる。
また、トレイが脱抜されているときに、第3部材が第6姿勢に姿勢変化されることにより、画像記録装置の外部から第2搬送路に詰まったシートにアクセスしやすくなる。
また、脱抜されたトレイが画像記録装置に再装着されると、第3部材は第6姿勢から第5姿勢へ姿勢変化される。つまり、ユーザは、第2搬送路に詰まったシートを取り出した後、トレイを画像記録装置に再装着させるだけで、第2搬送路を、シートを案内可能な状態に戻すことができる。
本発明においては、専用の部材を追加することなく、搬送ローラ対によるシートの挟持を解除可能とすること、及び第2搬送路を構成する空間を大きくすることを連動して行うことによって、画像記録装置の内部に詰まったシートを容易に取り出すことができる。
図1は、本発明の実施形態の一例である複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、第4ガイド部材34及び搬送アーム74の斜視図である。 図4は、図3に第1ガイド部材31を加えた斜視図である。 図5は、図4に従動ローラ69を加えた斜視図である。 図6は、プリンタ部11の下側の内部構造を示す縦断面図であり、(A)にはトレイ20が装着された状態が示されており、(B)にはトレイ20が脱抜された状態が示されている。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。
図1に示されるように、複合機10は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。プリント機能としては、記録用紙の両面に画像を記録する両面画像記録機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。プリンタ部11は、正面に開口13が形成されたケーシング(筐体)14を有し、各種サイズの記録用紙(本発明のシートの一例)を載置可能なトレイ20(本発明のトレイの一例、図2参照)が、開口13から前後方向8に挿抜可能である。つまり、トレイ20は、複合機10に装着及び脱抜可能である。
[プリンタ部11の構成]
図2に示されるように、プリンタ部11は、トレイ20から記録用紙をピックアップして給送する給紙部15と、トレイ20の上方に設けられており、給紙部15によって給紙された記録用紙にインク滴を吐出して記録用紙に画像を記録するインクジェット記録方式の記録部24(本発明の記録部の一例)と、経路切換部41などを備えている。なお、記録部24はインクジェット方式に限られず、電子写真方式などの種々の記録方式のものが適用可能である。
[給紙部15]
図2に示されるように、給紙部15は、トレイ20の上方であって記録部24の下方に設けられている。給紙部15は、給紙ローラ25、給紙アーム26及び駆動伝達機構27とを備えている。給紙ローラ25は、給紙アーム26の先端部で軸支されている。給紙アーム26は、基端部に設けられた支軸28を中心として、矢印29の方向に回動する。これにより、給紙ローラ25はトレイ20に当接及び離間が可能である。つまり、給紙ローラ25は、トレイ20に載置された記録用紙に当接可能である。給紙ローラ25は、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、給紙用モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。給紙ローラ25は、トレイ20上に積載された記録用紙のうち、一番上側の記録用紙に当接された状態で、当該記録用紙を他の記録用紙から分離して以下で説明する湾曲路65Aに供給する。
[搬送路65]
図2に示されるように、プリンタ部11の内部には、トレイ20の先端(後方側の端部)から記録部24を経て排紙保持部79に至る搬送路65(本発明の第1搬送路の一例)が形成されている。搬送路65は、トレイ20の先端から記録部24に至る間に形成された湾曲路65Aと、記録部24から排紙保持部79に至る間に形成された排紙路65Bとに区分される。
湾曲路65Aは、トレイ20に設けられた分離傾斜板22の上端付近から記録部24に渡って延設された湾曲状の通路である。湾曲路65Aは、プリンタ部11の内部側を中心とする円弧形状に概ね形成されている。トレイ20から給送される記録用紙は、湾曲路65Aを搬送方向(図2において一点鎖線で示される方向)に沿って第1搬送向き(図2において一点鎖線に付された矢印の向き、本発明の第1搬送向きに相当)に湾曲されて、記録部24の直下へ案内される。湾曲路65Aは、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18と内側ガイド部材19によって区画されている。なお、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19、更に後述する各ガイド部材82、83、31〜34は、いずれも、図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延出されている。
排紙路65Bは、記録部24の直下から排紙保持部79に渡って延設された直線状の通路である。記録用紙は、排紙路65Bを第1搬送向きに案内される。排紙路65Bは、記録部24が設けられている箇所においては、所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24及びプラテン42によって形成されており、記録部24が設けられていない箇所においては、所定間隔を隔てて互いに対向する上側ガイド部材82及び下側ガイド部材83によって区画されている。
記録部24よりも第1搬送向きの下流側に分岐位置36(本発明の分岐位置の一例)が存在する。両面画像記録の際には、排紙路65Bを搬送される記録用紙は、分岐位置36の下流側でスイッチバックされ、後述する反転搬送路67(本発明の第2搬送路の一例)へ向けて搬送される。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、トレイ20の上方に配置されている。記録部24は、左右方向9(図2において紙面と垂直な方向)に往復動する。記録部24の下方には記録用紙を水平に保持するためのプラテン42が設けられている。記録部24は、左右方向9への往復移動過程において、図示しないインクカートリッジから供給されたインクをノズル39からプラテン42上を搬送される記録用紙に吐出する。これにより、搬送路65において記録用紙に画像が記録される。
[搬送ローラ45、60、62]
図2に示されるように、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19の第1搬送向きの下流端と記録部24との間には、第1搬送ローラ60及びピンチローラ61が設けられている。ピンチローラ61は、第1搬送ローラ60の下方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第1搬送ローラ60のローラ面に圧接されている。第1搬送ローラ60及びピンチローラ61は、湾曲路65Aを搬送してきた記録用紙を狭持してプラテン42上へ送る。
記録部24と上側ガイド部材82及び下側ガイド部材83との間には、第2搬送ローラ62及び拍車63が設けられている。拍車63は、第2搬送ローラ62の上方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第2搬送ローラ62のローラ面に圧接されている。第2搬送ローラ62及び拍車63は、記録部24で画像を記録された記録用紙を狭持して第1搬送向きの下流側へ搬送する。
各搬送ローラ60、62は、搬送用モータ(不図示)から駆動伝達機構(不図示)を介して回転駆動力が伝達されて回転される。前記の駆動伝達機構は、遊星ギヤなどから構成されており、搬送用モータが正回転及び逆回転方向のいずれに回転されても、各搬送ローラ60、62を一回転方向へ回転させる。これにより、記録用紙は第1搬送向きへ搬送される。
分岐位置36よりも第1搬送向きの下流側に、第3搬送ローラ45と拍車46が設けられている。拍車46は、第3搬送ローラ45の上方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第3搬送ローラ45のローラ面に圧接されている。
第3搬送ローラ45は、搬送用モータから正逆回転方向の駆動力が伝達されて、正回転方向又は逆回転方向に回転駆動される。例えば、片面記録が行われる場合は、第3搬送ローラ45は正回転方向へ回転される。これにより、記録用紙は第3搬送ローラ45及び拍車46に挟持されて下流側へ搬送され、排紙保持部79に排紙される。一方、両面記録が行われる場合は、第3搬送ローラ45及び拍車46が記録用紙の後端部を挟持した状態で、第3搬送ローラ45の回転方向が正回転方向から逆回転方向へ切り換えられる。これにより、記録用紙は、第1搬送向きと逆向きに搬送され、以下で説明する経路切換部41によって後述する反転搬送路67へ向けて搬送される。
[経路切換部41]
図2に示されるように、経路切換部41は、第2搬送ローラ62よりも第1搬送向きの下流側、かつ分岐位置36よりも第1搬送向きの上流側に配置されている。経路切換部41は、補助ローラ47、48、フラップ49及び支軸87で構成されている。
プリンタ部11のフレームなどに、図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びる支軸87が設けられている。フラップ49は、支軸87から概ね第1搬送向きの下流側へ延出されており、支軸87に回動可能に軸支されている。フラップ49には、補助ローラ47及び補助ローラ48が軸支されている。補助ローラ47,48のローラ面は、記録用紙の記録面に当接されるので、拍車63及び拍車46と同様に拍車状に形成されている。
フラップ49は、姿勢変化可能に構成されており、下側ガイド部材83よりも上方に位置する排出姿勢(図2に破線で示される姿勢)と、延出端部49Aが分岐口36よりも下方へ進入する反転姿勢(図2に実線で示される姿勢)との間で回動する。記録部24を通過した記録用紙は、フラップ49が排出姿勢の場合、更に第1搬送向きの下流側へ搬送され、フラップ49が反転姿勢の場合、反転搬送路67へスイッチバック搬送される。
[反転搬送路67]
図2に示されるように、反転搬送路67は、分岐位置36で排紙路65Bから分岐され、記録部24の下側且つ給紙アーム27の上側を通って、記録部24よりも第1搬送向きの上流側の合流位置37(本発明の合流位置の一例)で湾曲路65Aと合流する。記録用紙は、反転搬送路67を第2搬送向き(本発明の第2搬送向きに相当)に搬送される。ここで、第2搬送向きとは、反転搬送路67を分岐位置36から合流向き37に向かう向きで、図2における矢印付きの二点鎖線で示される向きを指す。
反転搬送路67は、上側を第2ガイド部材32(本発明の第2部材の一例)によって区画されている。また、反転搬送路67は、下側を第1ガイド部材31(本発明の第1部材の一例)、第3ガイド部材33(本発明の第3部材の一例)及び第4ガイド部材34によって区画されている。
詳細には、第2ガイド部材32の下面(本発明のガイド面に相当)は、反転搬送路67を区画している。第4ガイド部材34の上面は、反転搬送路67において第2搬送向きの下流端付近(合流位置37付近)を区画している。第1ガイド部材31の上面(本発明のガイド面に相当)は、反転搬送路67において第4ガイド部材34よりも第2搬送向きの上流側を区画している。第3ガイド部材33の上面(本発明のガイド面に相当)は、反転搬送路67において第1ガイド部材31よりも第2搬送向きの上流側を区画している。つまり、第2ガイド部材32と、第1ガイド部材31、第3ガイド部材33及び第4ガイド部材34とは、記録用紙が通過可能な所定間隔を隔てて互いに対向するように配置されている。
[第1ガイド部材31]
図2、図4及び図5に示されるように、第1ガイド部材31は、上下方向7の寸法が前後方向8及び左右方向9の寸法よりも短い概ね薄型の平板矩形状の部材である。
但し、第1ガイド部材31は、その一部において欠落部分105(図4参照)を有している。欠落部分105は、左右方向9の2箇所において、第1ガイド部材31の第2搬送向きの下流端から上流側へ向かう概ね矩形の切れ目として形成されている。ここで、左右方向9の2箇所は、後述する第4搬送ローラ68及び搬送アーム74が配置される位置である。なお、本実施形態においては、第1ガイド部材31は欠落部分105を有しているが、第1ガイド部材31は欠落部分105の代わりに開口(不図示)を有していてもよい。
図2に示されるように、第1ガイド部材31は、その基端部(後方側の端部)が支軸88に支持されている。支軸88は、その両端をプリンタ部11のフレーム71(図4及び図5参照)に回転可能に支持されている。これにより、第1ガイド部材31は、支軸88を回動中心軸として矢印77の方向へ回動可能である。第1ガイド部材31は、回動することによって、反転搬送路67の少なくとも一部を形成して、反転搬送路67において記録用紙を案内可能な第3姿勢(図2に実線で示される姿勢、及び図6(A)に示される姿勢、本発明の第3姿勢に相当)と、第3姿勢よりも下側へ回動して第3姿勢よりも第2ガイド部材32から離間する第4姿勢(図2に破線で示される姿勢、及び図6(B)に示される姿勢、本発明の第4姿勢に相当)をとることが可能である。
[第3ガイド部材33]
第3ガイド部材33は、第1ガイド部材31と同様、上下方向7の寸法が前後方向8及び左右方向9の寸法よりも短い概ね薄型の平板矩形状の部材である。図2及び図6に示されるように、第3ガイド部材33は、その基端部(前方側の端部)が支軸89に支持されている。支軸89は、その両端をプリンタ部11のフレーム71(図3〜図5参照)に回転可能に支持されている。これにより、第3ガイド部材33は、支軸89を回動中心軸として矢印78の方向へ回動可能である。第3ガイド部材33は、回動することによって、反転搬送路67の少なくとも一部を形成して、反転搬送路67において記録用紙を案内可能な第5姿勢(図2に実線で示される姿勢、及び図6(A)に示される姿勢、本発明の第5姿勢に相当)と、第5姿勢よりも下側へ回動して第5姿勢よりも第2ガイド部材32の下面から離間する第6姿勢(図2に破線で示される姿勢、及び図6(B)に示される姿勢、本発明の第6姿勢に相当)をとることが可能である。
第3ガイド部材31の第2搬送向きの下流側の先端面には、第2搬送向きの下流側に延びる凸部101が設けられている。凸部101は、先端面の下側から延びている。そして、凸部101の上面102(図7(B)参照)は、第1ガイド部材31の下面のうち、第2搬送向きの上流側の端部近傍の面103(図7(B)参照)と当接可能である。
[第4ガイド部材34]
第4ガイド部材34は、第1ガイド部材31と同様、上下方向7の寸法が前後方向8及び左右方向9の寸法よりも短い概ね薄型の平板矩形状の部材である。
[第4搬送ローラ68]
図2、図5及び図6に示されるように、反転搬送路67には、第4搬送ローラ68(本発明の駆動ローラの一例)及び従動ローラ69(本発明の従動ローラの一例)よりなる搬送ローラ対70(本発明の搬送ローラ対の一例)が設けられている。従動ローラ69は、記録部24よりも下方であって第4搬送ローラ68よりも上方に配置されている。本実施形態では、従動ローラ69は、フレーム71によって両端を支持された第2のフレーム72(図5参照)に軸支されており、第4搬送ローラ68に対向する位置に配置されている。また、第4搬送ローラ68は、後述するコイルバネ(不図示)によって従動ローラ69のローラ面に圧接されている。
第4搬送ローラ68は、反転搬送路67において、従動ローラ69の下方且つ対向する位置に配置されている。つまり、第4搬送ローラ68は、反転搬送路67において第1ガイド部材31と同じ側に配置されている。第4搬送ローラ68は、搬送用モータから正逆回転方向の駆動力が伝達されて、正回転方向又は逆回転方向に回転駆動される。本実施形態においては、搬送ローラ対70は、搬送用モータが逆転の向きに回転された場合に、第4搬送ローラ68と従動ローラ69との間に記録用紙を挟持することによって、反転搬送路67に搬送されてきた記録用紙を第2搬送向きに搬送する。
[搬送アーム74]
図2〜図6に示されるように、搬送アーム74(本発明のアームの一例)は、その基端部(前方側の端部)が支軸28(本発明の支軸の一例)に支持されている。支軸28は、その両端をプリンタ部11のフレーム71(図3参照)に回転可能に支持されている。これにより、搬送アーム74は、支軸28を回動中心軸として回動可能である(図2参照)。つまり、本実施形態において、搬送アーム74の回動軸は、給紙アーム26の回動軸と同一である。なお、搬送アーム74と給紙アーム26の回動軸は異なっていてもよい。
第4搬送ローラ68は、搬送アーム74の先端(後方側の端部、本発明の先端に相当)に回転自在に軸支されている。つまり、支軸28は、第4搬送ローラ68よりも前方、換言すると第2搬送向きの上流側に配置されている。支軸28の上下方向7の位置は、反転搬送路67の下方である。つまり、搬送アーム74は、支軸28から第4搬送ローラ68にかけて後方斜め上に延出されている。図3に示されるように、搬送アーム74は2本設けられており、各搬送アーム74には、それぞれ一つずつ第4搬送ローラ68が取り付けられている。
搬送アーム74には、ダブルトーションバネなどのコイルバネ(不図示、本発明の付勢部材の一例)が取り付けられている。搬送アーム74は、コイルバネによる弾性力により、図2の矢印30の方向へ回動付勢されている。つまり、コイルバネは、第4搬送ローラ68が従動ローラ69に当接する向きへ搬送アーム74を付勢する。これにより、第4搬送ローラ68は、上述したように従動ローラ69に圧接可能である。以上より、搬送アーム74は、第4搬送ローラ68が従動ローラ69に当接する第1姿勢(本発明の第1姿勢に相当)をとる。また、搬送アーム74は下方へ回動した場合に、第4搬送ローラ68が従動ローラ69から離間する第2姿勢(本発明の第2姿勢に相当)をとる。
搬送アーム74が第1姿勢をとっている場合、搬送アーム74及び第4搬送ローラ68の一部が、第1ガイド部材31の欠落部分105を介して、第1ガイド部材31の上面よりも上側に位置する。
図3に示されるように、搬送アーム74の左右方向9の外側、つまり左側の搬送アーム74の左側、及び右側の搬送アーム74の右側には、当接部104が設けられている。当接部104は、左側の搬送アーム74の左側面から左側に突設され、右側の搬送アーム74の右側面から右側に突設された部材である。そして、当接部104の上面は、第1ガイド部材31の下面のうち、欠落部分105の近傍の面106(図5の破線で囲まれた領域の裏側及び図6参照)と当接可能である。
[トレイ20の挿抜による第3ガイド部材33の姿勢変化]
本実施形態においては、第3ガイド部材33は、下方から支持されない限り、重力によって下方へ回動した姿勢をとる。つまり、図6(B)に示されるように、トレイ20が複合機10の開口13から脱抜されている状態において、第3ガイド部材33は第6姿勢をとる。つまり、トレイ20は、複合機10から脱抜された状態において第3ガイド部材33を第6姿勢へ姿勢変化可能とする。
この状態において、トレイ20が複合機10の開口13から後方に向かって挿入されると、トレイ20の挿入向き側の側面110(図6(A)参照)が、第3ガイド部材33の下面111と当接する。そのまま、トレイ20の挿入が続行されると、第3ガイド部材33は、トレイ20の側面110に押されることによって、上方に回動する。そして、図6(A)に示されるように、トレイ20が複合機10の最奥まで挿入された状態、つまりトレイ20が複合機10に装着された状態において、第3ガイド部材33は、トレイ20の挿入向きの先端付近に設けられた凸部112に支持されることによって、第5姿勢をとる。なお、第3ガイド部材33は、トレイ20の上面に支持されることによって、第5姿勢をとってもよい。この場合、第3ガイド部材33またはトレイ20が図7(A)よりも上下方向7に長く構成されることにより、第3ガイド部材33がトレイ20の上面に支持される。
[第3ガイド部材33による第1ガイド部材31の姿勢変化]
上述したように、第3ガイド部材31の凸部101の上面102は、第1ガイド部材31の下面のうち、第2搬送向きの上流側の端部近傍の面103と当接可能である(図2及び図6参照)。
本実施形態においては、第1ガイド部材31は、下方から支持されない限り、重力によって下方へ回動した姿勢をとる。つまり、図6(B)に示されるように、トレイ20が複合機10の開口13から脱抜されている状態において、第1ガイド部材31は第4姿勢をとる。このとき、第3ガイド部材33は、第6姿勢をとる。つまり、第3ガイド部材33は、第6姿勢において第1ガイド部材31を第4姿勢へ姿勢変化可能である。なお、後述するように、第1ガイド部材31は、第4姿勢において、搬送アーム74に支持されている。
この状態において、上述したように、第3ガイド部材33がトレイ20に押されることによって上方へ回動されると、第3ガイド部材33の凸部101の上面102は、第1ガイド部材31の面103と当接する。そのまま、第3ガイド部材33の上方への回動が続行されると、第1ガイド部材31は、上面102に押されることによって、上方に回動する。そして、トレイ20が複合機10に装着された状態となり、第3ガイド部材33が第5姿勢をとると、第1ガイド部材31は、上面102に支持されることによって、第3姿勢をとる。
[第1ガイド部材31による搬送アーム74の姿勢変化]
上述したように、搬送アーム74の当接部104は、第1ガイド部材31の下面のうち、欠落部分105の近傍の面106と当接可能である(図4及び図6(B)参照)。
上述したように、本実施形態においては、第1ガイド部材31は、下方から支持されない限り、重力によって下方へ回動した姿勢をとる。そして、第1ガイド部材31が下方へ回動すると、第1ガイド部材31の面106は、搬送アーム74の当接部104と当接する。ここで、第1ガイド部材31が重力によって下方へ回動する力は、搬送アーム74に取り付けられたコイルバネの付勢力よりも大きく構成されている。このため、第1ガイド部材31は、コイルバネの付勢に抗して、更に下方へ回動される。これにより、搬送アーム74に取り付けられた第4搬送ローラ68は従動ローラ69から離間される。そして、コイルバネが最も収縮された状態において、第1ガイド部材31は搬送アーム74に支持された状態で第4姿勢をとり、搬送アーム74は第2姿勢をとる。つまり、第1ガイド部材31は、少なくとも第4姿勢において搬送アーム74と当接可能である。また、搬送アーム74は、第4姿勢の第1ガイド部材31により、コイルバネの付勢に抗して第2姿勢とされる。
この状態において、上述したように、第1ガイド部材31が第3ガイド部材33の上面102に押されることによって上方へ回動されると、搬送アーム74は第1ガイド部材31によって下方へ押しつけられた状態を脱する。よって、搬送アーム74はコイルバネに付勢されることによって上方へ回動される。これにより、第4搬送ローラ68は従動ローラ69に圧接される。その結果、搬送アーム74の更なる上方への回動は制止される。
一方、第1ガイド部材31は、上面102に押されることによって更に上方へ回動される。これにより、第1ガイド部材31の面106は搬送アーム74の当接部104と離間する。上述したように、第1ガイド部材31は、第3ガイド部材33が第5姿勢をとるまで上方へ回動する。第1ガイド部材31は、第3ガイド部材33が第5姿勢をとったとき、上面102に支持されることによって、第3姿勢をとる。
[実施形態の効果]
上述の実施形態においては、第1ガイド部材31が第4姿勢へ姿勢変化することによって、反転搬送路67を構成する空間が大きくなる。これにより、複合機10の外部から反転搬送路67に詰まった記録用紙にアクセスしやすくなる。よって、反転搬送路67において破れた記録用紙の小さな欠片などが詰まっているか否かの確認を容易に行うことができる。
また、上述の実施形態においては、搬送アーム74は、搬送ローラ対70のニップ力を強めて記録用紙の搬送力を強めるために設けられており、第1ガイド部材31は、反転搬送路67を構成するために設けられている。そして、搬送アーム74は、第1ガイド部材31が第4姿勢に姿勢変化することによって、第2姿勢へ回動し、搬送ローラ対70によるシートの挟持が解除される。つまり、上述の実施形態においては、搬送ローラ対70による記録用紙の挟持を解除するために、挟持解除専用の部材を追加する必要がない。
つまり、上述の実施形態においては、専用の部材を追加することなく、搬送ローラ対70による記録用紙の挟持を解除可能とすること、及び反転搬送路67を構成する空間を大きくすることを連動して行うことによって、複合機10の内部に詰まった記録用紙を容易に取り出すことができる。
また、上述の実施形態においては、第1ガイド部材31は、第5姿勢の第3ガイド部材33によって第3姿勢に支持される。また、第1ガイド部材31は、第3ガイド部材33が第6姿勢のときに、第4姿勢へ姿勢変化可能である。これにより、第1ガイド部材31を姿勢変化させるための専用の部材を設ける必要がなくなる。また、第3ガイド部材33が第6姿勢をとっているときに、第1ガイド部材31が第4姿勢へ姿勢変化されることにより、複合機10の外部から反転搬送路67に詰まったシートにアクセスしやすくなる。
また、上述の実施形態においては、第3ガイド部材33は、複合機10に装着されたトレイ20によって第5姿勢に支持される。また、第3ガイド部材33は、トレイ20が複合機10から脱抜されているときに、第4姿勢へ姿勢変化可能である。これにより、第3ガイド部材33を姿勢変化させるための専用の部材を設ける必要がなくなる。
また、トレイ20が脱抜されているときに、第3ガイド部材が第6姿勢に姿勢変化されることにより、複合機10の外部から反転搬送路67に詰まった記録用紙にアクセスしやすくなる。
また、脱抜されたトレイ20が複合機10に再装着されると、第3ガイド部材33は第6姿勢から第5姿勢へ姿勢変化される。これにより、第1ガイド部材31も第4姿勢から第3姿勢へ姿勢変化される。つまり、ユーザは、反転搬送路67に詰まった記録用紙を取り出した後、トレイ20を複合機10に再装着させるだけで、反転搬送路67を、記録用紙を案内可能な状態に戻すことができる。
[実施形態の変形例]
上述の実施形態においては、第3ガイド部材33がトレイの挿抜によって姿勢変化し、第1ガイド部材31が第3ガイド部材33によって姿勢変化する構成について説明した。しかし、第1ガイド部材31及び第3ガイド部材33は、モータなどの駆動源から駆動伝達されることによって姿勢変化してもよい。
例えば、トレイ20の挿抜を検知するセンサを複合機10に設けておき、当該センサからの信号に基づいて第1ガイド部材31及び第3ガイド部材33の駆動源を駆動または停止させて、第1ガイド部材31及び第3ガイド部材33を姿勢変化させてもよい。
10:複合機
20:トレイ
24:記録部
31:第1ガイド部材
32:第2ガイド部材
33:第3ガイド部材
65:搬送路
67:反転搬送路
68:第4搬送ローラ
69:従動ローラ
70:搬送ローラ対
74:搬送アーム

Claims (3)

  1. シートを載置可能であり、かつ当該装置に対して装着及び脱抜可能なトレイと、
    上記トレイに支持されたシートを第1搬送向きへ案内する第1搬送路と、
    上記第1搬送路においてシートに画像を記録する記録部と、
    上記記録部より上記第1搬送向きの下流側の分岐位置において上記第1搬送路から分岐され、上記記録部より上記第1搬送向きの上流側の合流位置において上記第1搬送路と合流するように延びており、シートを上記分岐位置から上記合流位置に向かう第2搬送向きへ案内する第2搬送路と、
    上記第2搬送路に設けられた駆動ローラ及び従動ローラで構成されており、シートを上記第2搬送向きへ搬送する搬送ローラ対と、
    先端に上記駆動ローラが取り付けられ、上記駆動ローラよりも上記第2搬送向きの上流側に配置された支軸を中心に、上記駆動ローラが上記従動ローラに当接している第1姿勢、及び上記駆動ローラが上記従動ローラから離間している第2姿勢の間で回動可能なアームと、
    上記駆動ローラが上記従動ローラに当接する向きへ上記アームを付勢する付勢部材と、を備え、
    上記第2搬送路は、その少なくとも一部が、相互に対向するガイド面を構成する第1部材及び第2部材により構成されており、
    上記第1部材は、上記搬送ローラ対の上記駆動ローラ側に配置されており当該装置に上記トレイが装着されたことに応じて上記第2搬送路においてシートを案内可能な第3姿勢になり当該装置から上記トレイが脱抜されたことに応じて上記第3姿勢より上記第2部材から離間された第4姿勢になり、少なくとも上記第4姿勢において上記アームと当接可能であり、
    上記アームは、上記第4姿勢の上記第1部材により、上記付勢部材の付勢に抗して上記第2姿勢とされる画像記録装置。
  2. シートを第1搬送向きへ案内する第1搬送路と、
    上記第1搬送路においてシートに画像を記録する記録部と、
    上記記録部より上記第1搬送向きの下流側の分岐位置において上記第1搬送路から分岐され、上記記録部より上記第1搬送向きの上流側の合流位置において上記第1搬送路と合流するように延びており、シートを上記分岐位置から上記合流位置に向かう第2搬送向きへ案内する第2搬送路と、
    上記第2搬送路に設けられた駆動ローラ及び従動ローラで構成されており、シートを上記第2搬送向きへ搬送する搬送ローラ対と、
    先端に上記駆動ローラが取り付けられ、上記駆動ローラよりも上記第2搬送向きの上流側に配置された支軸を中心に、上記駆動ローラが上記従動ローラに当接している第1姿勢、及び上記駆動ローラが上記従動ローラから離間している第2姿勢の間で回動可能なアームと、
    上記駆動ローラが上記従動ローラに当接する向きへ上記アームを付勢する付勢部材と、
    上記第1部材よりも上記第2搬送向きの上流側であって上記第1部材と同じ側に配置されて上記第2搬送路のガイド面を構成する第3部材と、を備え、
    上記第2搬送路は、その少なくとも一部が、相互に対向するガイド面を構成する第1部材及び第2部材により構成されており、
    上記第1部材は、上記搬送ローラ対の上記駆動ローラ側に配置されて、上記第2搬送路においてシートを案内可能な第3姿勢、及び上記第3姿勢より上記第2部材から離間された第4姿勢に姿勢変化可能に設けられており、少なくとも上記第4姿勢において上記アームと当接可能であり、
    上記第3部材は、上記第2搬送路においてシートを案内可能な第5姿勢と、上記第5姿勢より対向するガイド面から離間された第6姿勢とに姿勢変化可能であり、上記第5姿勢において、上記第1部材を上記第3姿勢に支持し、上記第6姿勢において上記第1部材を上記第4姿勢へ姿勢変化可能とするものであり、
    上記アームは、上記第4姿勢の上記第1部材により、上記付勢部材の付勢に抗して上記第2姿勢とされる画像記録装置。
  3. シートを載置可能であり、かつ当該装置に対して装着及び脱抜可能なトレイを更に備え、
    上記トレイは、当該装置に装着された状態において上記第3部材を上記第5姿勢に支持し、当該装置から脱抜された状態において上記第3部材を上記第6姿勢へ姿勢変化可能とするものである請求項2に記載の画像記録装置。
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