JP5614575B2 - 多層回路基板の製造方法 - Google Patents

多層回路基板の製造方法 Download PDF

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本発明は、多層回路基板の製造方法に関する。
片面のみに導体パターンを形成した複数層の樹脂フィルムを熱可塑性樹脂からなるシート部材を介してヒートシンクに積層した後、両面から加熱プレスして多層回路基板を得ることが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
また、ヒートシンク付きの半導体素子が半田ボールを介して実装された多層回路基板が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
特開2003−17859号公報 特開2001−244379号公報
片面実装型の多層回路基板において、多層回路基板の表面に実装された電子部品の熱を多層回路基板の裏面側からヒートシンクへ逃がす場合、多層の分だけ放熱経路が長くなり、放熱性が低下する。
多層回路基板の本体をヒートシンクに接着するために両者間に介在する樹脂層の樹脂が、例えば熱硬化性樹脂である場合、加熱プレスの工程において、十分に硬化する前の樹脂が加圧の影響を受けるため、樹脂層の厚みが薄くなる。このため、熱硬化後の接着層の厚みが薄くなる傾向にある。
しかも、多層回路基板の本体の最下層には、導体パターンのある部分と無い部分で凹凸があるので、十分に硬化する前の上記の樹脂層が、導体パターンの特にエッジ部で強く加圧される。強く加圧された部分では、樹脂層の厚みが非常に薄くなり、場合によっては、導体パターンがヒートシンクに接触し、短絡故障の原因となる。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、放熱性が良く短絡故障のおそれがない多層回路基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、複数の導体層(11,12,13,14)を絶縁層(21,22,23)を介して積層してなる基板本体(2)と放熱板(3)とが絶縁性の第1および第2の接着層(4,5)を介して接合され、上記複数の導体層のうちの最下導体層(14)は、上記基板本体の周縁から離隔した端面と、上記放熱板に対向する対向面と、上記対向面と上記端面とで形成されるエッジ部と、を有する導体パターン(141〜145)を含む、多層回路基板(1)の製造方法であって、第1の樹脂(40)を硬化させて上記基板本体および上記放熱板の何れか一方に接合された第1の接着層を形成する工程と、上記基板本体および上記放熱板を積層方向(X1)に加圧しつつ、上記最下導体層の上記導体パターンの上記対向面と上記放熱板との間に上記第1の接着層が介在する状態で上記基板本体と上記第1の接着層との間に介在させた第2の樹脂(50)を硬化させて第2の接着層を形成する工程と、を含むものである。
本発明によれば、第2の接着層を形成する工程では、既に硬化している第1の接着層は、基板本体と放熱板との間で加圧されても、所要の厚み(t4)を確保することができる。したがって、第2の接着層を形成する工程において、第2の接着層の厚みが、加圧の影響で、具体的には最下層の導体パターンのエッジ部で特に強く加圧されることによる影響で、部分的に薄くなるようなことがあっても、基板本体と放熱板との間に、第1の接着層の上記所要の厚み以上の距離を確保することができる。したがって、製造された多層回路基板において、導体パターンと放熱板とを確実に絶縁しておくことができる。このように絶縁性の確保の信頼性が高いので、可及的に、両接着層の厚みを十分に薄くすることが可能となり、その結果、放熱板への放熱性を高くすることができる。
また、上記第1の接着層および上記第2の接着層は、第1の樹脂(40)および第2の樹脂(50)を熱硬化させて形成される場合がある(請求項2)。この場合、第1の接着層を形成する工程において、基板本体に熱負荷をかけないで済むので、基板本体の絶縁層を構成する樹脂に悪影響を及ぼすおそれがない。
また、本発明は、複数の導体層(11,12,13,14)を絶縁層(21,22,23)を介して積層してなる基板本体(2)と、放熱板(3)とが、絶縁性の第1および第2の接着層(4A,5A)を介して接合され、上記複数の導体層のうちの最下導体層(14)は、上記基板本体の周縁から離隔した端面と、上記放熱板に対向する対向面と、上記対向面と上記端面とで形成されるエッジ部と、を有する導体パターン(141〜145)を含む、多層回路基板(1)の製造方法であって、第1の樹脂を硬化させて、上記最下絶縁層の上記下面と上記導体パターンの上記端面および上記対向面とを覆うように上記基板本体に接合された第1の接着層を形成する工程と、上記基板本体および上記放熱板を積層方向に加圧しつつ上記放熱板と上記第1の接着層との間に介在させた第2の樹脂を硬化させて第2の接着層を形成する工程と、を含むものである(請求項3)。
本発明によれば、第2の接着層を形成する工程では、既に硬化している第1の接着層は、基板本体と放熱板との間で加圧されても、所要の厚み(t4A)を確保することができる。したがって、第2の接着層を形成する工程において、第2の接着層の厚みが、加圧の影響で、具体的には最下層の導体パターンのエッジ部で特に強く加圧されることによる影響で、部分的に薄くなるようなことがあっても、基板本体と放熱板との間に、第1の接着層の上記所要の厚み以上の距離を確保することができる。したがって、製造された多層回路基板において、導体パターンと放熱板とを確実に絶縁しておくことができる。このように絶縁性の確保の信頼性が高いので、可及的に、両接着層の厚みを十分に薄くすることが可能となり、その結果、放熱板への放熱性を高くすることができる。
また、上記第1の接着層および上記第2の接着層の合計厚みの最大値(tsummax)が、上記基板本体の各絶縁層の厚み(t1,t2,t3)よりも薄くされている場合がある(請求項)。上述したように、基板本体と放熱板との間には、第1の接着層の上記所要の厚み(t4;t4A)以上の距離を確保することができる。したがって、上記第1の接着層および上記第2の接着層の合計厚みの最大値を基板本体の各絶縁層の厚みよりも薄くすることが実質的に可能となり、その結果、基板本体を放熱板に十分に近づけて配置することができ、放熱性をより向上することができる。
上記第1の樹脂および上記第2の樹脂は異なる材料からなっていてもよいが、上記第1の樹脂および上記第2の樹脂は同じ材料からなる場合には(請求項)、両樹脂のなじみがよいので、第1の接着層と第2の接着層の間の接着力を高くできるうえで好ましい。
上記第1の樹脂および上記第2の樹脂の少なくとも一方として、接着剤として公知のエポキシ系樹脂を用いることができる。また、第1の樹脂および第2の樹脂の少なくとも一方に、熱伝導性を高めるためにセラミックが含有されていてもよい。また、第1および第2の樹脂の少なくとも一方に、絶縁抵抗を下げない範囲で熱伝導性を高めるために、金属およびカーボンの少なくとも一方が含有されていてもよい。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の一実施形態に係る多層回路基板の製造方法により製造された多層回路基板の概略断面図である。 図1の実施の形態の多層回路基板の製造工程を順次に示す概略断面図である。 本発明の別の実施の形態に係る多層回路基板の製造工程を順次に示す概略断面図である。
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は本発明の多層回路基板の製造方法により製造された多層回路基板の断面図である。図1に示すように、多層回路基板1は、基板本体2と、例えばアルミニウム板からなる放熱板3とを備えている。基板本体2と放熱板3とが、絶縁性の2層の接着層としての第1の接着層4および第2の接着層5を介して接続されている。
基板本体2は、複数の導体層11〜14が絶縁層21〜23を介して積層されてなる。すなわち、基板本体2は、表面層としての第1の導体層11、第1の絶縁層21、第2の導体層12、第2の絶縁層22、第3の導体層13、第3の絶縁層23および第4の導体層14が、この順で積層されることにより形成されている。
表面層としての第1の導体層11の導体パターン111,112には、電子部品(図示せず)が実装される。基板本体2の最下層の導体層である第4の導体層14には、複数の導体パターン141〜145が形成されている。第1の導体層11の導体パターン111は、ビアホール61,62を介して、第4の導体層14の導体パターン141,142に接続されている。また、第1の導体層11の導体パターン112は、ビアホール63,64を介して、第4の導体層14の導体パターン143、144に接続されている。発熱する電子部品を実装している表面層としての第1の導体層11から、ビアホール61〜64を介して、基板本体2の最下層の第4の導体層14へ熱が逃がされ、ひいては、放熱板3側へ放熱されるようになっている。
第1の接着層4および第2の接着層5の合計厚みの最大値tsummaxは、各絶縁層21〜23の厚みt1,t2,t3よりも薄くされている。すなわち、tsummax<t1、tsummax<t2、およびtsummax<t3の関係がそれぞれ満たされている。これにより、基板本体2と放熱板3との間の距離を短くして、放熱板3側への放熱性を高めている。
次いで、図2を参照して、本多層回路基板1の製造方法を説明する。まず、図2(a)に示すように、放熱板3の表面3aに、硬化前の状態(すなわち,未硬化または半硬化の状態)にある熱硬化性樹脂としての第1の樹脂40を例えば層状に塗布する。未硬化状態の第1の樹脂40を繊維束に含浸させている、いわゆるプリプレグの場合は、そのプリプレグを放熱板3に貼り付けることになる。
放熱板3に例えば塗布された第1の樹脂40を減圧下(例えば真空状態)で加熱して第1の樹脂40を熱硬化させ、これにより、図2(b)に示すように、放熱板3に接合された第1の接着層4を形成する。減圧するのは、第1の樹脂40内の気泡を取り除くためである。これにより、硬化後の第1の接着層4内に不要な空隙が残存することを防止でき、ひいては、絶縁不良の発生を防止することができる。
次いで、図2(c)に示すように、既に硬化された第1の接着層4の表面に、硬化前の状態(すなわち,未硬化または半硬化の状態)にある熱硬化性樹脂としての第2の樹脂50を例えば塗布する。未硬化の第1の樹脂50を繊維束に含浸させている、いわゆるプリプレグの場合は、そのプリプレグを第1の接着層4に貼り付けることになる。
次いで、図2(d)に示すように、第1の接着層4の表面に例えば塗布された第2の樹脂50の上に、予め形成されたサブアセンブリとしての基板本体2を載せて、真空状態とする。そして、互いの間に、第1の接着層4および硬化前の第2の樹脂50の層を介在させた基板本体2および放熱板3を上下から積層方向X1に加圧しつつ加熱する。これにより、第2の樹脂50を熱硬化させて、図2(e)に示すように、第4の導体層14および第1の接着層4間を接合した第2の接着層5を形成するとともに、多層回路基板1を形成する。
第1の樹脂40および第2の樹脂50の少なくとも一方として、接着剤として公知のエポキシ系樹脂を用いることができる。また、第1の樹脂40および第2の樹脂50の少なくとも一方に、熱伝導性を高めるためにセラミックが含有されていてもよい。また、第1の樹脂40および第2の樹脂50の少なくとも一方に、絶縁抵抗を下げない範囲で熱伝導性を高めるために、金属およびカーボンの少なくとも一方が含有されていてもよい。
本実施の形態によれば、下記の作用効果を奏する。すなわち、図2(d)に示した第2の接着層5を形成する加熱プレス工程では、既に硬化している第1の接着層4は、基板本体2と放熱板3との間で加圧されても、所要の厚みを確保することができる。
したがって、第2の接着層5を形成する工程において、加圧の影響で第2の接着層5の厚みが、例えば基板本体2の最下層である第4の導体層14の導体パターン141〜145のエッジ部分の影響で、部分的に薄くなるようなことがあっても、基板本体2と放熱板3との間に、既に硬化している第1の接着層4の厚みt4〔図2(e)を参照〕以上の距離を確保することができる。したがって、製造された多層回路基板において、導体パターン141〜144と放熱板3とを確実に絶縁しておくことができる。このように絶縁性の確保の信頼性を高くすることができるので、可及的に、両接着層4,5の厚みを十分に薄くすることが可能となり、その結果、放熱板3への放熱性を高くすることができる。
また、図1を参照して、基板本体2と放熱板3との間に、第1の接着層4の厚みt4以上の距離を確保することができるので、第1の接着層4および第2の接着層5の合計厚みの最大値tsummaxを、基板本体2の各絶縁層21〜23の厚みt1,t2,t3よりも薄くすることが実質的に可能となり、その結果、基板本体2を放熱板3に十分に近づけて配置することができ、放熱性をより向上することができる。
また、第1の接着層4および第2の接着層5のうち放熱板3に接合される第1の接着層4を構成する第1の樹脂40を、先に硬化させるようにしているで、第1の接着層4を形成する工程において、基板本体2に熱負荷をかけないで済む。したがって、基板本体2の各絶縁層21〜23を構成する樹脂に悪影響を及ぼすおそれがない。
なお、第1の接着層4および第2の接着層5を形成するための第1の樹脂40および第2の樹脂50は、異なる材料からなっていてもよいが、同じ材料からなっていることが好ましい。すなわち、同じ材料からなっている場合、両樹脂40,50のなじみがよいので、第1の接着層4と第2の接着層5の間の接着力を高くできるうえで好ましい。
また、本実施の形態では、図2(c)に示すように第1の接着層4に第2の樹脂50を塗布等したが、これに代えて、基板本体2の下面に第2の樹脂50を塗布等するようにしてもよい。
次いで、図3は本発明の別の実施の形態に係る多層回路基板の製造方法を示している。その製造方法では、まず、図3(a)に示すように基板本体2の下面に第1の樹脂40を塗布等する。次いで、塗布等した第1の樹脂40を硬化させて、図3(b)に示すように、基板本体2の最下層に接合された第1の接着層4Aを形成する。
次いで、図3(c)に示すように、第1の接着層4Aおよび放熱板3の間に第2の樹脂50を介在させた状態で、加熱プレスすることにより、第2の樹脂50を熱硬化させる。これにより、図3(d)に示すように、第2の接着層5Aを形成して、多層回路基板1Aを製造する。図3(c)のように第1の接着層4Aおよび放熱板3の間に第2の樹脂50を介在させる前段階として、第2の樹脂50を、第1の接着層4Aまたは放熱板3の何れか一方に塗布等しておけばよい。図3の実施の形態の構成要素において、図2の実施の形態と同じ構成要素には、図2の実施の形態と同じ参照符号を付してある。
本実施の形態によれば、下記の作用効果を奏する。すなわち、図3(c)に示す加熱プレス工程では、既に硬化している第1の接着層4Aは、基板本体2と放熱板3との間で加圧されても、所要の厚みを確保することができる。
したがって、次の第2の接着層5Aを形成する工程において、加圧の影響で第2の接着層5Aの厚みが、例えば基板本体2の最下層である第4の導体層14の導体パターン141〜145のエッジ部分の影響で、部分的に薄くなるようなことがあっても、基板本体2と放熱板3との間に、既に硬化している第1の接着層4Aの厚みt4〔図2(e)を参照〕以上の距離を確保することができる。したがって、製造された多層回路基板1Aにおいて、導体パターン141〜145と放熱板3とを確実に絶縁しておくことができる。このように絶縁性の確保の信頼性を高くすることができるので、可及的に、両接着層4A,5Aの厚みを十分に薄くすることが可能となり、その結果、放熱板3への放熱性を高くすることができる。
また、基板本体2と放熱板3との間に、第1の接着層4Aの厚みt4A以上の距離を確保することができるので、第1の接着層4Aおよび第2の接着層5Aの合計厚みの最大値tAsummaxを、基板本体2の各絶縁層21〜23の厚みt1,t2,t3よりも薄くすることが実質的に可能となり、その結果、基板本体2を放熱板3に十分に近づけて配置することができ、放熱性をより向上することができる。
なお、第1の接着層4Aおよび第2の接着層5Aを形成するための第1の樹脂40および第2の樹脂50は、異なる材料からなっていてもよいが、同じ材料からなっていることが好ましい。すなわち、同じ材料からなっている場合、両樹脂40,50のなじみがよいので、第1の接着層4Aと第2の接着層5Aの間の接着力を高くできるうえで好ましい。 本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1;1A…多層回路基板、2…基板本体、3…放熱板、4;4A…第1の接着層、5;5A…第2の接着層、11…第1の導体層、111,112…導体パターン、12…第2の導体層、13…第3の導体層、14…第4の導体層、141〜145…導体パターン、21…第1の絶縁層、22…第2の絶縁層、23…第3の絶縁層、40…第1の樹脂、50…第2の樹脂、X1…積層方向、t1,t2,t3…(各絶縁層の)厚み、t4;t4A…(第1の接着層の)厚み、tsummax;tAsummax…(第1の接着層および第2の接着層の)合計厚みの最大値

Claims (5)

  1. 複数の導体層を絶縁層を介して積層してなる基板本体と、放熱板とが、絶縁性の第1および第2の接着層を介して接合され
    上記複数の導体層のうちの最下導体層は、上記基板本体の周縁から離隔した端面と、上記放熱板に対向する対向面と、上記対向面と上記端面とで形成されるエッジ部と、を有する導体パターンを含む、多層回路基板
    の製造方法であって、
    第1の樹脂を硬化させて放板に接合された第1の接着層を形成する工程と、
    上記基板本体および上記放熱板を積層方向に加圧しつつ、上記最下導体層の上記導体パターンの上記対向面と上記放熱板との間に上記第1の接着層が介在する状態で上記基板本体と上記第1の接着層との間に介在させた第2の樹脂を硬化させて第2の接着層を形成する工程と、を含む多層回路基板の製造方法。
  2. 請求項1において、上記第1の接着層および上記第2の接着層は、第1の樹脂および第2の樹脂を熱硬化させて形成される多層回路基板の製造方法。
  3. 複数の導体層を絶縁層を介して積層してなる基板本体と、放熱板とが、絶縁性の第1および第2の接着層を介して接合され、
    最下絶縁層の下面に形成された最下導体層は、上記基板本体の周縁から離隔した端面と、上記放熱板に対向する対向面と、上記対向面と上記端面とで形成されるエッジ部と、を有する導体パターンを含む、多層回路基板
    の製造方法であって、
    第1の樹脂を硬化させて、上記最下絶縁層の上記下面と上記導体パターンの上記端面および上記対向面とを覆うように上記基板本体に接合された第1の接着層を形成する工程と、
    上記基板本体および上記放熱板を積層方向に加圧しつつ上記放熱板と上記第1の接着層との間に介在させた第2の樹脂を硬化させて第2の接着層を形成する工程と、を含む多層回路基板の製造方法。
  4. 請求項1から3の何れか一項において、上記第1の接着層および上記第2の接着層の合計厚みの最大値が、上記基板本体の各絶縁層の厚みよりも薄くされている多層回路基板の製造方法。
  5. 請求項1からの何れか1項において、上記第1の樹脂および上記第2の樹脂は同じ材料からなる多層回路基板の製造方法。
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