JP5611691B2 - 工作機械およびワーク加工方法 - Google Patents

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本発明は、2つのスピンドルが対向配置された工作機械、および当該工作機械におけるワーク加工方法に関するものである。
Z軸方向に延在する軸線周りに回転可能な2つのスピンドル(第1スピンドルおよび第2スピンドル)が対向配置された工作機械としては、Z軸方向に直交するX軸方向においてスピンドルに隣接する位置にタレットが設けられたタイプの自動旋盤が提案されている(特許文献1参照)。
かかる特許文献1に記載の工作機械では、第1スピンドルについては固定とする一方、第2スピンドルについてはX軸方向およびY軸方向に移動可能とし、第1スピンドルの軸線方向に対してX軸方向の一方側で隣接する位置には、X軸方向およびZ軸方向に移動可能なタレットが設けられている。
また、第1スピンドルの軸線方向に対してX軸方向の一方側および他方側の各々に、X軸方向およびZ軸方向に移動可能なタレットが設けられた工作機械も提案されている(特許文献2参照)。
かかる構成の工作機械によれば、第1スピンドルに保持されたワークを加工した後、ワークを第2スピンドルに保持させ、第2スピンドルに保持されたワークに加工を行なえるという利点がある。
特開2010−46777号公報 特開2008−23611号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の工作機械において、第1スピンドルに保持された棒状ワークを加工しようとした際、棒状ワークに芯振れが発生すると、加工精度が低下する。
かかる芯振れを防止することを目的に、第1スピンドルにZ軸方向で対向する位置に振れ止め装置を設けると、第2スピンドルと振れ止め装置とが干渉するおそれがある。このため、第2スピンドルのX軸方向およびZ軸方向における可動範囲を狭くするか、振れ止め装置をX軸方向およびZ軸方向に駆動する駆動装置を追加する必要がある。
また、棒状ワークの芯振れを防止することを目的に、第1スピンドルの軸線方向に対してX軸方向の一方側あるいは他方側に振れ止め装置を設けると、タレットと振れ止め装置とが干渉するおそれがある。このため、タレットのX軸方向およびZ軸方向における可動範囲を狭くするか、振れ止め装置をX軸方向およびZ軸方向に駆動する駆動装置を追加する必要がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、第1スピンドルに対向する第2スピンドル、およびスピンドルの軸線の両側に配置されたタレットの2方向への移動を妨げることなく、ワークの芯振れを防止することのできる工作機械、およびワーク加工方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、ワークを保持して第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第1スピンドルと、前記第1方向の一方側で前記第1スピンドルに対向配置され、ワークを保持して前記第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第2スピンドルと、該第2スピンドルが搭載された第2スピンドル側ベースを前記第1方向および該第1方向に直交する第2方向に駆動する第2スピンドル駆動装置と、を有する工作機械において、1乃至複数の第1工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の一方側に配置された第1タレットと、該第1タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第1タレット駆動装置と、1乃至複数の第2工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の他方側に配置された第2タレットと、該第2タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第2タレット駆動装置と、前記第2タレットに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの外周面を支持して当該ワークの振れを防止する第2タレット側振れ止め装置と、前記第2スピンドル側ベースに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を支持して当該ワークの振れを防止する第2スピンドル側振れ止め装置と、を有し、前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を前記第2スピンドル側振れ止め装置によって支持した状態で、前記第1タレットの前記第1方向への移動により、前記第1工具でワークの加工を行う際に、前記第2タレット駆動装置は、前記第1タレットの前記移動に追従して前記第2タレット側振れ止め装置がワークの外周面を支持しながら前記第1方向に移動するように、前記第2タレットを駆動することを特徴とする。
また、本発明は、ワークを保持して第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第1スピンドルと、前記第1方向の一方側で前記第1スピンドルに対向配置され、ワークを保持して前記第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第2スピンドルと、該第2スピンドルが搭載された第2スピンドル側ベースを前記第1方向および該第1方向に直交する第2方向に駆動する第2スピンドル駆動装置と、を有する工作機械でのワーク加工方法において、1乃至複数の第1工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の一方側に配置された第1タレットと、該第1タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第1タレット駆動装置と、1乃至複数の第2工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の他方側に配置された第2タレットと、該第2タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第2タレット駆動装置と、前記第2タレットに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの外周面を支持して当該ワークの振れを防止する第2タレット側振れ止め装置と、前記第2スピンドル側ベースに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を支持して当該ワークの振れを防止する第2スピンドル側振れ止め装置と、を前記工作機械に設け、前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を前記第2スピンドル側振れ止め装置によって支持した状態で、前記第1タレットの前記第1方向への移動により、前記第1工具でワークの加工を行う際に、前記第2タレット駆動装置は、前記第1タレットの前記移動に追従して前記第2タレット側振れ止め装置がワークの外周面を支持しながら前記第1方向に移動するように、前記第2タレットを駆動することを特徴とする。
本発明に係る工作機械およびワーク加工方法では、第1スピンドルに対向する第2スピンドル、および第1スピンドルの軸線の両側に配置された2つのタレット(第1タレットおよび第2タレット)は各々、第1方向(軸線の延在方向)および第2方向(軸線に直交する方向)に駆動可能に構成されている。このため、第1タレットに保持された第1工具、および第2タレットに保持された第2工具の第1方向の位置および第2方向の位置を制御しながら、第1スピンドルに保持されたワークを加工することができる。また、第1スピンドルに保持されたワークを加工した後、ワークを第2スピンドルによって保持し、第1工具および第2工具によって加工することもできる。さらに、第2タレットおよび第2スピンドル側ベースには振れ止め装置が搭載されており、第1スピンドルに保持されたワークの振れを振れ止め装置によって防止することができるので、ワークが長尺の場合でも、高い加工精度を得ることができる。さらにまた、振れ止め装置は、第2タレットおよび第2スピンドル側ベースの各々に搭載されているため、第2タレットまたは第2スピンドル側ベースと一体に移動する。このため、振れ止め装置が第2タレットおよび第2スピンドル(第2スピンドル側ベース)と干渉することがないので、振れ止め装置を2方向に駆動する駆動装置を設ける必要がないとともに、第2タレットおよび第2スピンドル(第2スピンドル側ベース)の可動範囲を狭くする必要もない。また、第2タレット側振れ止め装置および第2スピンドル側振れ止め装置の双方が設けられている。このため、第1スピンドルに保持されたワークを2つの振れ止め装置(第2タレット側振れ止め装置および第2スピンドル側振れ止め装置)によって支持できる。また、第2タレット側振れ止め装置でワークの振れ止めを行えない場合には、第2スピンドル側振れ止め装置によってワーク
の振れ止めを行ない、第2スピンドル側振れ止め装置でワークの振れ止めを行えない場合には、第2タレット側振れ止め装置でワークの振れ止めを行うことができる。
本発明において、前記第2スピンドル側振れ止め装置を、前記第2スピンドル側ベースに対して前記軸線方向に駆動する第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、第1スピンドルに保持されたワークを加工した後、ワークを第2スピンドルによって保持して加工しながら、第1スピンドルに保持されたワークの先端部を第2スピンドル側振れ止め装置により支持することができる。
本発明において、前記第2スピンドル側ベースには、前記第1スピンドルが保持するワークの先端部に穴開け加工を行なう第3工具が搭載されていることが好ましい。かかる構成によれば、第2スピンドル側ベースの移動を利用して、第1スピンドルが保持するワークの先端部に穴開け加工を行なうことができる。
本発明に係る工作機械およびワーク加工方法では、第1スピンドルに対向する第2スピンドル、および第1スピンドルの軸線の両側に配置された2つのタレット(第1タレットおよび第2タレット)は各々、第1方向(軸線の延在方向)および第2方向(軸線に直交する方向)に駆動可能に構成されている。このため、第1タレットに保持された第1工具、および第2タレットに保持された第2工具の第1方向の位置および第2方向の位置を制御しながら、第1スピンドルに保持されたワークを加工することができる。また、第1スピンドルに保持されたワークを加工した後、ワークを第2スピンドルによって保持し、第1工具および第2工具によって加工することもできる。さらに、第2タレットおよび第2スピンドル側ベースのうちの少なくとも一方には振れ止め装置が搭載されており、第1スピンドルに保持されたワークの振れを振れ止め装置によって防止することができるので、高い加工精度を得ることができる。さらにまた、振れ止め装置は、第2タレットまたは第2スピンドル側ベースに搭載されているため、第2タレットまたは第2スピンドル側ベースと一体に移動する。このため、振れ止め装置が第2タレットおよび第2スピンドル(第2スピンドル側ベース)と干渉することがないので、振れ止め装置を2方向に駆動する駆動装置を設ける必要がないとともに、第2タレットおよび第2スピンドル(第2スピンドル側ベース)の可動範囲を狭くする必要もない。
本発明を適用した工作機械の説明図である。 本発明を適用した工作機械における動作の第1例を示す説明図である。 本発明を適用した工作機械における動作の第2例を示す説明図である。 本発明を適用した工作機械における動作の第3例を示す説明図である。 本発明を適用した工作機械におけるワークに対する加工例を示す説明図である。
図面を参照しながら、本発明を適用した工作機械を説明する。なお、以下に参照する図面において、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において、互いに直交する方向をそれぞれ、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向とし、そのうち、スピンドルの軸線が延在する方向をZ軸方向とし、このZ軸方向に直交する水平な方向をX軸方向とし、このX軸方向に直交する上下方向をY軸方向とする。また、X軸方向の一方側については+Xとし、X軸方向の他方側については−Xとし、Y軸方向の一方側については+Yとし、Y軸方向の他方側については−Yとし、Z軸方向の一方側については+Zとし、Z軸方向の他方側については−Zとしてある。また、本形態の工作機械には、スピンドルやタレットX軸方向およびY軸方向に送り駆動する駆動装置が構成されているが、かかる駆動装置については、周知の装置を用いることができるので、矢印によって模式的に示してある。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した工作機械の説明図であり、図1(a)、(b)は、本発明を適用した工作機械の構成を模式的に示すブロック図、および第2タレット側振れ止め装置を軸線方向からみたときの説明図である。
図1(a)において、本形態の工作機械100は、Z軸方向に沿って延在する軸線L1周りに回転する第1スピンドル1と、Z軸方向の一方側+Zで第1スピンドル1に対向配置され、Z軸方向に沿って延在する軸線L2周りに回転する第2スピンドル2とを有している。第2スピンドル2は、第2スピンドル側ベース20に搭載されており、第2スピンドル2には、矢印X2、Z2で示すように、第2スピンドル側ベース20をX軸方向およびZ軸方向に駆動する第2スピンドル駆動装置7が設けられている。第1スピンドル1は、パワーチャックやコレットチャック等のワーク保持装置14を備えており、第2スピンドル2も、第1スピンドル1と同様、パワーチャックやコレットチャック等のワーク保持装置24を備えている。
本形態の工作機械100では、1乃至複数の第1工具35をもって、軸線L1、L2に対してX軸方向の一方側+Xに配置された第1タレット3と、矢印X3、Z3で示すように、第1タレット3をX軸方向およびZ軸方向に駆動する第1タレット駆動装置8とが設けられている。第1タレット3は、外周側に第1工具35を保持するヘッド31と、ヘッド31を軸線L3周りに回転させて所定の第1工具35を加工エリアに割り出す割り出し装置32とを備えている。
また、本形態の工作機械100では、1乃至複数の第2工具45をもって、軸線L1、L2に対してX軸方向の他方側−Xに配置された第2タレット4と、矢印X4、Z4で示すように、第2タレット4をX軸方向およびZ軸方向に駆動する第2タレット駆動装置9とが設けられている。第2タレット4は、外周側に第2工具45を保持するヘッド41と、ヘッド41を軸線L4周りに回転させて所定の第2工具45を加工エリアに割り出す割り出し装置42とを備えている。
(第2スピンドル2側の構成)
本形態の工作機械100では、第2スピンドル側ベース20上において第2スピンドル2に対してX軸方向の一方側+Xで隣接する位置に、第1スピンドル1に保持された棒状のワークW(長尺のワーク)を支持してワークWの振れを防止する第2スピンドル側振れ止め装置26が設けられている。第2スピンドル側振れ止め装置26は、テールストックであり、ワークWにおいてZ軸方向の一方側+Zに位置する先端部に当接してワークWの芯振れを防止する。第2スピンドル側振れ止め装置26は、Z軸方向に延在する軸線L26周りに回転自在な円錐形状のヘッド261を備えており、かかるヘッド261は、Z軸方向の他方側−Zに頂部を向けている。
本形態において、第2スピンドル側振れ止め装置26は、油圧シリンダ装置からなる第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27を介して第2スピンドル側ベース20に搭載されており、第2スピンドル側振れ止め装置26は、矢印Z26で示すように、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27によってZ軸方向に駆動される。
また、本形態の工作機械100において、第2スピンドル側ベース20には、第2スピンドル側振れ止め装置26に対してX軸方向の一方側+Xで隣接する位置に、第1スピンドル1に把持された棒状のワークWにおいてZ軸方向の一方側+Zに位置する先端部に穴開け加工を行なう1乃至複数の第3工具25が搭載されている。
このように構成した第2スピンドル2の側では、第2スピンドル駆動装置7が第2スピンドル側ベース20を矢印X2、Z2で示すように駆動すると、第2スピンドル側振れ止め装置26および第3工具25も矢印X2、Z2で示すように駆動される。
また、第2スピンドル側振れ止め装置26は、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27により、第2スピンドル2および第3工具25から独立して矢印Z26で示すように駆動される。
(第2タレット4側の構成)
本形態の工作機械100において、第2タレット4のヘッド41には、第1スピンドル1に把持された棒状のワークWを支持してワークWの振れを防止する振れ止め装置として、ワークWの外周面に当接する第2タレット側振れ止め装置46が構成されている。
図1(a)、(b)に示すように、第2タレット側振れ止め装置46は、ステディレストであり、概ね、ヘッド41に固定された本体部461と、本体部461からヘッド41の径方向外側に突出した複数本の可動片462と、可動片462を揺動させるアクチュエータ(図示せず)とを備えており、複数本の可動片463は、アクチュエータによって起立した状態と、内側に傾倒した状態とに切り換えられる。また、可動片463の先端部には、Z軸方向に延在する軸線L46周りに回転可能なローラー463が設けられており、可動片463が内側に傾倒した際、ローラー463がワークWの外周面に当接する。従って、第2タレット側振れ止め装置46は、ワークWの軸線L3周りの回転を許容する一方、ワークWの振れを防止する。
ここで、第2タレット側振れ止め装置46は、ヘッド41に搭載されている。このため、第2タレット駆動装置9が第2タレット4を矢印X4、Z4で示すように駆動すると、第2タレット側振れ止め装置46も矢印X4、Z4で示すように駆動される。また、第2タレット4において、割り出し装置42がヘッド41の角度位置を調整すると、第2タレット側振れ止め装置46は加工エリアに割り出されることになる。
(工作機械100の動作例1)
図2は、本発明を適用した工作機械100における動作の第1例を示す説明図であり、図2(a)、(b)は、第1スピンドル1に保持されているワークWを加工する様子を示す説明図、および第2スピンドル2に保持されているワークWを加工する様子を示す説明図である。
本形態の工作機械100において、第2スピンドル2、第1タレット3および第2タレット4は各々、X軸方向およびZ軸方向に駆動されるように構成されており、第2スピンドル側ベース20および第2タレット4には第2スピンドル側振れ止め装置26および第2タレット側振れ止め装置46が各々設けられている。
従って、図2(a)に示すように、第1スピンドル1によって棒状のワークWを保持した状態で第1スピンドル1を回転させてワークWを回転させる。また、第1タレット3において所定の第1工具35を加工エリアに割り出した状態で、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のX軸方向おける位置を制御しながら第1タレット3をZ軸方向の一方側+Zから他方側−Zに第1タレット3を移動させれば、第1工具35によってワークWの外周面を加工することができる。
ここで、第2タレット4には第2タレット側振れ止め装置46が設けられている。従って、第2タレット4において第2タレット側振れ止め装置46を加工エリアに割り出し、この状態で、第2タレット駆動装置9によって、第2タレット4のX軸方向およびZ軸方向の位置を制御すれば、第2タレット側振れ止め装置46によってワークWの外周面を支持することができる。また、第2スピンドル2には第2スピンドル側振れ止め装置26が設けられている。従って、第2スピンドル駆動装置7によって、第2スピンドル側ベース20をX軸方向およびY軸方向に移動させ、さらに、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27によって、第2スピンドル側ベース20のZ軸方向における位置を制御すれば、第2スピンドル側振れ止め装置26によってワークWの端面を支持することができる。それ故、第1スピンドル1からのワークWの突出寸法が長い場合でも、ワークWに振れが発生しにくい。
また、上記の加工が終了した後、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27によって、第2スピンドル側ベース20をZ軸方向の一方側+Zに移動させるとともに、第2スピンドル駆動装置7によって、第2スピンドル側ベース20をX軸方向およびY軸方向に移動させれば、第1スピンドル1に保持されているワークWを第2スピンドル2によって保持することができる。従って、第1スピンドル1および第2スピンドル2を回転させる一方、第1タレット3において、突っ切りバイトからなる第1工具35を加工エリアに割り出し、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のZ軸方向おける位置を制御しながら、第1タレット3をX軸方向の一方側+Xから他方側−Xに第1タレット3を移動させれば、ワークWを切断し、ワークWを保持させることができる。
また、第1スピンドル1に保持されているワークWを第2スピンドル2によって保持させた後、図2(b)に示すように、ワークWを保持した第2スピンドル2(第2スピンドル側ベース20)をX軸方向およびZ軸方向に移動させ、第2スピンドル2を回転させながら、第2タレット4を制御すれば、第2スピンドル2に保持されているワークWのZ軸方向の他方側−Zの端部に対して、第2タレット4の第2工具45によって加工することができる。また、図示を省略するが、第1タレット3を制御すれば、第2スピンドル2に保持されているワークWのZ軸方向の他方側−Zの端部に対して、第1タレット3の第1工具35によって加工することができる。
(工作機械100の動作例2)
図3は、本発明を適用した工作機械100における動作の第2例を示す説明図である。
本形態の工作機械100において、第2スピンドル2、第1タレット3および第2タレット4は各々、X軸方向およびZ軸方向に駆動されるように構成されており、第2スピンドル側ベース20および第2タレット4には第2スピンドル側振れ止め装置26および第2タレット側振れ止め装置46が各々設けられている。
従って、図3に示すように、第1スピンドル1によって棒状のワークWを保持した状態で第1スピンドル1を回転させてワークWを回転させる。また、第1タレット3において所定の第1工具35を加工エリアに割り出した状態で、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のX軸方向おける位置を制御しながら第1タレット3をZ軸方向の一方側+Zから他方側−Zに第1タレット3を移動させれば、第1工具35によってワークWの外周面を加工することができる。
ここで、第2スピンドル2には第2スピンドル側振れ止め装置26が設けられている。従って、第2スピンドル駆動装置7によって、第2スピンドル側ベース20をX軸方向およびY軸方向に移動させ、さらに、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27によって、第2スピンドル側ベース20のZ軸方向における位置を制御すれば、第2スピンドル側振れ止め装置26によってワークWの端面を支持することができる。なお、本例では、第1スピンドル1に保持されているワークWの振れ防止は、第2スピンドル側振れ止め装置26のみによって行い、第2タレット側振れ止め装置46については利用しない。
また、上記の加工が終了した後、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27によって、第2スピンドル側ベース20をZ軸方向の一方側+Zに移動させるとともに、第2スピンドル駆動装置7によって、第2スピンドル側ベース20をX軸方向およびY軸方向に移動させれば、第1スピンドル1に保持されているワークWを第2スピンドル2によって保持することができる。従って、第1スピンドル1および第2スピンドル2を回転させる一方、第1タレット3において、突っ切りバイトからなる第1工具35を加工エリアに割り出し、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のZ軸方向おける位置を制御しながら、第1タレット3をX軸方向の一方側+Xから他方側−Xに第1タレット3を移動させれば、ワークWを切断し、ワークWを保持させることができる。
また、第1スピンドル1に保持されているワークWを第2スピンドル2によって保持させた後、ワークWを保持した第2スピンドル2(第2スピンドル側ベース20)をX軸方向およびZ軸方向に移動させ、第2スピンドル2を回転させながら、第2タレット4を制御すれば、第2スピンドル2に保持されているワークWのZ軸方向の他方側−Zの端部に対して、第2タレット4の第2工具45によって加工することができる。
それ故、第1スピンドル1に保持されているワークWに対する第1タレット3による加工と、第2スピンドル2に保持されているワークWに対する第2タレット4による加工とを同時に行うことができる。
(工作機械100の動作例3)
図4は、本発明を適用した工作機械100における動作の第3例を示す説明図である。
本形態の工作機械100において、第2スピンドル2、第1タレット3および第2タレット4は各々、X軸方向およびZ軸方向に駆動されるように構成されており、第2スピンドル側ベース20および第2タレット4には第2スピンドル側振れ止め装置26および第2タレット側振れ止め装置46が各々設けられている。また、第2スピンドル側ベース20には、第2スピンドル側振れ止め装置26に対してX軸方向の一方側+Xで隣接する位置に、第1スピンドル1に把持された棒状のワークWにおいてZ軸方向の一方側+Zに位置する先端部に穴開け加工を行なう1乃至複数の第3工具25が搭載されている。
従って、図4に示すように、第1スピンドル1によって棒状のワークWを保持した状態で第1スピンドル1を回転させてワークWを回転させる。また、第1タレット3において所定の第1工具35を加工エリアに割り出した状態で、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のX軸方向おける位置を制御しながら第1タレット3をZ軸方向の一方側+Zから他方側−Zに第1タレット3を移動させれば、第1工具35によってワークWの外周面を加工することができる。
ここで、第2タレット4には第2タレット側振れ止め装置46が設けられている。従って、第2タレット4において第2タレット側振れ止め装置46を加工エリアに割り出し、この状態で、第2タレット駆動装置9によって、第2タレット4のX軸方向およびZ軸方向の位置を制御すれば、第2タレット側振れ止め装置46によってワークWの外周面を支持することができる。なお、本例では、第1スピンドル1に保持されているワークWの振れ防止は、第2タレット側振れ止め装置46のみによって行い、第2スピンドル側振れ止め装置26については利用しない。
また、上記の加工の際、第2スピンドル2(第2スピンドル側ベース20)をX軸方向およびZ軸方向に移動させ、第1スピンドル1を回転させながら、第2スピンドル側ベース20に搭載された第3工具25の位置を制御すれば、第1スピンドル1に保持されているワークWのZ軸方向の一方側+Zの端面(先端部)に対して、第2タレット4の第2工具45によって加工することができる。
(ワークWに対する加工例)
図5は、本発明を適用した工作機械100におけるワークに対する加工例を示す説明図である。
本形態の工作機械100において、第2スピンドル2、第1タレット3および第2タレット4は各々、X軸方向およびZ軸方向に駆動されるように構成されており、第2スピンドル側ベース20および第2タレット4には第2スピンドル側振れ止め装置26および第2タレット側振れ止め装置46が各々設けられている。また、第2スピンドル側ベース20には、第2スピンドル側振れ止め装置26に対してX軸方向の一方側+Xで隣接する位置に、第1スピンドル1に把持された棒状のワークWにおいてZ軸方向の一方側+Zに位置する先端部に穴開け加工を行なう1乃至複数の第3工具25が搭載されている。従って、図2〜図4を参照して説明した動作を組み合わせれば、以下に説明する加工を行なうことができる。
まず、図5(a)に示すように、第1スピンドル1によって棒状のワークWを保持した状態で第1スピンドル1を回転させてワークWを回転させる。また、第1タレット3において、穴あけ加工用の第1工具35を加工エリアに割り出した状態で、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のX軸方向おける位置を制御しながら第1タレット3をZ軸方向の一方側+Zから他方側−Zに第1タレット3を移動させれば、第1工具35によってワークWの先端面にセンター穴をすることができる。なお、かかるセンター穴の形成には、第2スピンドル側ベース20に搭載されている第3工具25を利用してもよい。
次に、図5(b)に示すように、第1スピンドル1の先端部からワークWを大きく突出させた後、第2スピンドル駆動装置7によって、第2スピンドル側ベース20をX軸方向およびY軸方向に移動させ、さらに、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27によって、第2スピンドル側ベース20のZ軸方向における位置を制御し、第2スピンドル側振れ止め装置26によってワークWの端面を支持する。
次に、図5(c)に示すように、第1タレット3において外周荒加工用の第1工具35を加工エリアに割り出した状態で、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のX軸方向おける位置を制御しながら第1タレット3をZ軸方向の一方側+Zから他方側−Zに第1タレット3を移動させれば、第1工具35によってワークWの外周面に荒加工を行なうことができる。その際、第2タレット4において第2タレット側振れ止め装置46を加工エリアに割り出した状態で、第2タレット4のX軸方向およびZ軸方向の位置を制御すれば、第1工具35よりわずかにZ軸方向の一方側+Zにずれた位置を第2タレット側振れ止め装置46が支持することになる。従って、第2タレット側振れ止め装置46は、ワークWの外周面のうち、第1工具35によって荒加工済みの部分を支持することになるので、ワークWの芯振れをより確実に防止することができる。
次に、図5(d)に示すように、第1タレット3において外周一次仕上げ加工用の第1工具35を加工エリアに割り出した状態で、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のX軸方向おける位置を制御しながら第1タレット3をZ軸方向の一方側+Zから他方側−Zに第1タレット3を移動させれば、第1工具35によってワークWの外周面に一次仕上げ加工を行なうことができる。その際、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のX軸方向おける位置を制御すれば、ワークWの外周面に段部を形成することができる。このような加工の際、第2タレット4において第2タレット側振れ止め装置46を加工エリアに割り出した状態で、第2タレット4のX軸方向およびZ軸方向の位置を制御すれば、第1工具35よりわずかにZ軸方向の他方側−Zにずれた位置を第2タレット側振れ止め装置46が支持することになる。従って、第2タレット側振れ止め装置46は、ワークWの外周面のうち、段部が形成されていない部分を支持することになるので、ワークWの芯振れをより確実に防止することができる。
次に、図5(e)に示すように、第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27によって、第2スピンドル側ベース20をZ軸方向の一方側+Zに移動させるとともに、第2スピンドル駆動装置7によって、第2スピンドル側ベース20をX軸方向およびY軸方向に移動させれば、第1スピンドル1に保持されているワークWを第2スピンドル2によって保持することができる。従って、第1スピンドル1および第2スピンドル2を回転させる一方、第1タレット3において、突っ切りバイトからなる第1工具35を加工エリアに割り出し、第1タレット駆動装置8によって第1タレット3のZ軸方向おける位置を制御しながら、第1タレット3をX軸方向の一方側+Xから他方側−Xに第1タレット3を移動させれば、ワークWを切断し、ワークWを保持させることができる。
次に、図5(f)に示すように、ワークWを保持した第2スピンドル2(第2スピンドル側ベース20)をZ軸方向に移動させる一方、第2タレット4において外周二次仕上げ加工用の第2工具45を加工エリアに割り出した状態で、第2スピンドル2を回転させながら、第2タレット駆動装置9によって第2タレット4のX軸方向おける位置を制御しながら第2タレット4をZ軸方向の他方側−Zから一方側+Zに第2タレット4を移動させれば、第2スピンドル2に保持されているワークWの他方側−Zの端部の外周面に二次仕上げ加工を行なうことができる。その際、第2タレット駆動装置9によって第2タレット4のX軸方向おける位置を制御すれば、ワークWの外周面に段部を形成することができる。また、第1タレット3において外周二次仕上げ加工用の第1工具35を加工エリアに割り出した状態で、第2工具45に先行するように、第1工具35をZ軸方向の他方側−Zから一方側+Zに移動させれば、第1工具35によってワークWの外周面に荒加工を行なうことができる。
このような加工方法によれば、ワークWの外周面全体に加工を行なうことができるので、ワークWが黒皮の切断材や、安価な引き抜き材(例えば、六角材)等であってもよい等の利点がある。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の工作機械100およびワーク加工方法では、第1スピンドル1に対向する第2スピンドル2、および第1スピンドル1の軸線L1の両側に配置された2つのタレット(第1タレット3および第2タレット4)は各々、Z軸方向(第1方向)およびX軸方向(第2方向)に駆動可能に構成されている。このため、第1タレット3に保持された第1工具35、および第2タレット4に保持された第2工具45のZ軸方向の位置およびX軸方向の位置を制御しながら、第1スピンドル1に保持されたワークWを加工することができる。また、第1スピンドル1に保持されたワークWを加工した後、ワークWを第2スピンドル2によって保持し、第1工具35および第2工具45によって加工することもできる。
さらに、第2タレット4および第2スピンドル側ベース20には振れ止め装置(第2タレット側振れ止め装置46および第2スピンドル側振れ止め装置26)が搭載されており、第1スピンドル1に保持されたワークWの振れを振れ止め装置(第2タレット側振れ止め装置46および第2スピンドル側振れ止め装置26)によって防止することができるので、ワークWが長尺の場合でも、高い加工精度を得ることができる。
さらにまた、第2タレット側振れ止め装置46は、第2タレット4に搭載されているため、第2タレット4と一体に移動する。また、第2スピンドル側振れ止め装置26は、第2スピンドル側ベース20に搭載されているため、第2スピンドル側ベース20と一体に移動する。このため、振れ止め装置(第2タレット側振れ止め装置46および第2スピンドル側振れ止め装置26)が第2タレット4および第2スピンドル2(第2スピンドル側ベース20)と干渉することがないので、振れ止め装置を2方向に駆動する駆動装置を設ける必要がないとともに、第2タレット4および第2スピンドル2の可動範囲を狭くする必要もない。
しかも、第1工具35がワークWの軸線方向に沿って移動するのに追従して第2タレット側振れ止め装置46による支持位置を移動させることができる。それ故、第1工具35に近接する位置で第2タレット側振れ止め装置46による支持を行うことができるので、ワークWが長尺の場合でも、高い加工精度を得ることができる。
また、本形態では、2つの振れ止め装置(第2タレット側振れ止め装置46および第2スピンドル側振れ止め装置26)が設けられているため、第1スピンドル1に保持されたワークWを2つの振れ止め装置(第2タレット側振れ止め装置46および第2スピンドル側振れ止め装置26)によって支持できる。また、第2タレット側振れ止め装置46でワークWの振れ止めを行えない場合には、第2スピンドル側振れ止め装置26によってワークWの振れ止めを行ない、第2スピンドル側振れ止め装置26でワークWの振れ止めを行えない場合には、第2タレット側振れ止め装置46でワークWの振れ止めを行うことができる。
また、第2スピンドル側振れ止め装置26を軸線L26方向に駆動する第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置27が設けられているため、第1スピンドル1に保持されたワークWを加工した後、ワークWを第2スピンドル2によって保持して加工しながら、第1スピンドル1に保持されたワークWの先端部を第2スピンドル側振れ止め装置26により支持することができる。
さらに、第2スピンドル側ベース20には、第1スピンドル1が保持するワークWの先端部に穴開け加工を行なう第3工具25が搭載されているため、第2スピンドル側ベース20の移動を利用して、第1スピンドル1が保持するワークWの先端部に穴開け加工を行なうことができる。
1 第1スピンドル
2 第2スピンドル
3 第1タレット
4 第2タレット
7 第2スピンドル駆動装置
8 第1タレット駆動装置
9 第2タレット駆動装置
25 第3工具
26 第2スピンドル側振れ止め装置
27 第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置
35 第1工具
45 第2工具
46 第2タレット側振れ止め装置
100 工作機械

Claims (4)

  1. ワークを保持して第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第1スピンドルと、前記第1方向の一方側で前記第1スピンドルに対向配置され、ワークを保持して前記第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第2スピンドルと、該第2スピンドルが搭載された第2スピンドル側ベースを前記第1方向および該第1方向に直交する第2方向に駆動する第2スピンドル駆動装置と、を有する工作機械において、
    1乃至複数の第1工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の一方側に配置された第1タレットと、
    該第1タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第1タレット駆動装置と、
    1乃至複数の第2工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の他方側に配置された第2タレットと、
    該第2タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第2タレット駆動装置と、
    前記第2タレットに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの外周面を支持して当該ワークの振れを防止する第2タレット側振れ止め装置と、
    前記第2スピンドル側ベースに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を支持して当該ワークの振れを防止する第2スピンドル側振れ止め装置と、
    を有し、
    前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を前記第2スピンドル側振れ止め装置によって支持した状態で、前記第1タレットの前記第1方向への移動により、前記第1工具でワークの加工を行う際に、前記第2タレット駆動装置は、前記第1タレットの前記移動に追従して前記第2タレット側振れ止め装置がワークの外周面を支持しながら前記第1方向に移動するように、前記第2タレットを駆動することを特徴とする工作機械。
  2. 前記第2スピンドル側振れ止め装置を、前記第2スピンドル側ベースに対して前記軸線方向に駆動する第2スピンドル側振れ止め装置駆動装置が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記第2スピンドル側ベースには、前記第1スピンドルが保持するワークの先端部に穴開け加工を行なう第3工具が搭載されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    工作機械。
  4. ワークを保持して第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第1スピンドルと、前記第1方向の一方側で前記第1スピンドルに対向配置され、ワークを保持して前記第1方向に沿って延在する軸線周りに回転する第2スピンドルと、該第2スピンドルが搭載された第2スピンドル側ベースを前記第1方向および該第1方向に直交する第2方向に駆動する第2スピンドル駆動装置と、を有する工作機械でのワーク加工方法において、
    1乃至複数の第1工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の一方側に配置された第1タレットと、
    該第1タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第1タレット駆動装置と、
    1乃至複数の第2工具をもって前記軸線に対して前記第2方向の他方側に配置された第2タレットと、
    該第2タレットを前記第1方向および前記第2方向に駆動する第2タレット駆動装置と、
    前記第2タレットに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの外周面を支持して当該ワークの振れを防止する第2タレット側振れ止め装置と、
    前記第2スピンドル側ベースに搭載され、前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を支持して当該ワークの振れを防止する第2スピンドル側振れ止め装置と、
    を前記工作機械に設け、
    前記第1スピンドルに保持されたワークの先端部を前記第2スピンドル側振れ止め装置によって支持した状態で、前記第1タレットの前記第1方向への移動により、前記第1工具でワークの加工を行う際に、前記第2タレット駆動装置は、前記第1タレットの前記移動に追従して前記第2タレット側振れ止め装置がワークの外周面を支持しながら前記第1方向に移動するように、前記第2タレットを駆動することを特徴とするワーク加工方法。
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