JP5611396B2 - 案内サーバ、案内方法および案内プログラム - Google Patents

案内サーバ、案内方法および案内プログラム Download PDF

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Description

本発明は、案内サーバ、案内方法および案内プログラムに関する。
従来、モバイル端末を用いたナビゲーション(以下、「案内」ともいう)では、目的地までのルートを端末の画面に表示している。ユーザは、モバイル端末の画面を見ながら歩行することになり、周囲の状況を把握できず危険であった。これに対し、歩行者が通行する空間内に歩行者を誘導する方向表示器を設置することが提案されている。当該方向表示器は、歩行者が所持するモバイル端末と通信を行なって、方向表示器に歩行者に対する誘導情報を、矢印を用いて表示する(例えば、特許文献1)。
特開2002−054945号公報
ところで、歩行者に対するナビゲーションが必要な場面は、ターミナル駅等の周辺施設が多く、人も多い場所であることが多い。このとき、複数のユーザがナビゲーションを使用して方向表示器に接近すると、矢印のみを表示する方向表示器では、複数の方向が表示され、各ユーザは進むべき方向を把握できなくなる。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報とをユーザが通行する空間内に表示することができる案内サーバ、案内方法および案内プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る案内サーバは、目的地情報を発信するユーザ端末と通信可能に接続される、前記目的地情報に係る案内を表示可能なサイネージ端末から、前記目的地情報を取得する取得手段と、前記目的地情報に基づいて、前記目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報からなる案内情報を生成し、前記サイネージ端末に送信する生成手段とを備えることを特徴とする。
本願に係る案内サーバは、目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報とをユーザが通行する空間内に表示することができる。
図1は、実施形態に係る案内処理の一例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る案内システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るルート記憶部の一例を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る案内記憶部の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る案内データベースの一例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係る広告データベースの一例を示す説明図である。 図7は、実施形態に係る案内システムによるナビゲーションの一例を示すシーケンス図である。 図8は、案内画面の一例を示す説明図である。 図9(a)〜(c)は、案内画面に目的地情報と目的地の方向と合わせて、付加情報等を表示した一例を示す説明図である。 図10は、案内画面の一部に付加情報を表示した一例を示す説明図である。 図11は、案内画面の一部に付加情報を表示した他の一例を示す説明図である。 図12は、案内画面の一部に付加情報を表示した他の一例を示す説明図である。 図13(a)〜(j)は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の一例を示す説明図である。 図14は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の他の一例を示す説明図である。 図15は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の他の一例を示す説明図である。 図16は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の他の一例を示す説明図である。 図17(a)〜(d)は、サイネージ端末の設置方法の一例を示す説明図である。 図18は、サイネージ端末と、他のサイネージ端末等が連携して表示を行う一例を示す説明図である。
以下に、本願に係る案内サーバ、案内方法および案内プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る案内サーバ、案内方法および案内プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.案内処理の概要〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る案内処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る案内処理の一例を示す説明図である。図1の例では、ユーザ端末10を所持したユーザが、サイネージ端末20に表示される目的地情報と目的地との位置関係に関する情報として目的地の方向とを見ながら、通路を進んでいる。
まず、ユーザは、事前にユーザ端末10を操作して、目的地へのルート探索を実施する。ユーザ端末10は、ルート探索の結果として目的地情報等を記憶する。ユーザは、例えば、ユーザ端末10をカバン等に仕舞った状態で、目的地である△△デパートに向かっている。
ユーザ端末10は、ユーザがサイネージ端末20に近づくと、サイネージ端末20から出力される、Bluetooth(登録商標)、および、無線LAN(Local Area Network)等の信号(以下、「ビーコン」ともいう)を検知する。ユーザ端末10は、Bluetooth(登録商標)および無線LAN等により、検知したサイネージ端末20と通信を確立する。ユーザ端末10は、サイネージ端末20に対して、端末IDおよび目的地情報等を送信する。サイネージ端末20は、ユーザ端末10から受信した目的地情報等を、自身のサイネージIDと合わせてネットワークNを介し、後述する案内サーバ100に送信する。
案内サーバ100は、サイネージ端末20からサイネージIDおよび目的地情報等を受信すると、サイネージIDおよび目的地情報に基づいて、目的地情報、および、サイネージ端末20から目的地への方向を追加した、案内情報を生成する。なお、案内サーバ100は、サイネージ端末20付近のユーザが0人から1人になった場合は、目的地情報、および、サイネージ端末20から目的地への方向からなる、新たな案内情報を生成する。案内サーバ100は、案内情報をサイネージ端末20に送信する。
サイネージ端末20は、案内情報を受信すると、案内情報に基づいて、目的地情報と目的地との位置関係に関する情報として目的地の方向とを画面に表示して、ユーザをナビゲーションする。図1の例では、サイネージ端末20は、目的地情報である△△デパートと、目的地の方向を示す矢印とを表示する。ユーザは、サイネージ端末20に表示された目的地情報と目的地の方向とを見ることで、目的地と進むべき方向とを把握することができる。
このように、実施形態に係る案内処理において、案内サーバ100は、ユーザの持つユーザ端末10の目的地情報等と、サイネージ端末20のサイネージIDとに基づいて、サイネージ端末20に表示する案内情報を生成する。また、案内サーバ100は、案内情報をサイネージ端末20に送信し、サイネージ端末20に案内情報を表示させる。このため、ユーザ端末10を所持するユーザに対して、目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報とをユーザが通行する空間内に表示することができる。以下、このような探索処理を行うユーザ端末10、サイネージ端末20、および、案内サーバ100について詳細に説明する。
〔2.案内システム〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る案内システム1について説明する。図2は、実施形態に係る案内システム1の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、案内システム1には、ユーザ端末10と、サイネージ端末20と、案内サーバ100とが含まれる。ユーザ端末10とサイネージ端末20とは、無線により通信可能に接続される。また、サイネージ端末20と案内サーバ100とは、ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2では、案内システム1に、ユーザ端末10およびサイネージ端末20が、それぞれ1台含まれる例を示したが、案内システム1には、さらに多くのユーザ端末10およびサイネージ端末20が含まれてもよい。
〔3.ユーザ端末の構成〕
続いて、ユーザ端末10の構成について説明する。ユーザ端末10は、ユーザによって利用される情報処理装置であり、例えば、携帯電話機(例えば、スマートフォン)やPDA(Personal Digital Assistant)等に該当する。図2に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部11は、サイネージ端末20に接続され、サイネージ端末20との間で情報の送受信を行う。通信部11は、サイネージ端末20との接続を無線により行う。通信部11は、無線として、例えば、Bluetooth(登録商標)および無線LAN等によって実現される。
(表示部12、入力部13について)
表示部12は、各種情報を表示するための表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ等によって実現される。入力部13は、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部13は、カーソルキーやテンキー等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用されている場合には、表示部12および入力部13は一体化される。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部30は、ルート記憶部31を有する。
(ルート記憶部31について)
ルート記憶部31は、事前にルート探索された結果である、目的地情報およびルート情報等を記憶する。図3は、実施形態に係るルート記憶部31の一例を示す説明図である。図3に示すように、ルート記憶部31は、「ルートID」、「目的地」、「ルート」、「有効/無効」といった項目を有する。
「ルートID」は、ルート記憶部31に複数記憶されているルート探索の結果を識別する。ルートIDによって目的地等を識別することで、過去のルート探索の履歴との区別、および、過去のルート探索結果の再利用等を行うことができる。「目的地」は、ルート探索時にユーザが入力した目的地を示す。「ルート」は、目的地までの距離および方向等を示す。例えば、起点、起点から目的地までの方向と距離、および、方向転換の有無等を示す。具体的には、例えば、○○駅から北に60m,左折,西に50m等のように、起点から目的地に向かって、要素を羅列することができる。また、「ルート」は、ルート探索時に取得した既知のサイネージ端末20の位置情報を含む。「有効/無効」は、当該ルートIDが有効であるか否かを示す。「有効/無効」は、ナビゲーションを行なっているルートIDは「有効」とし、過去のルート探索結果等の履歴は「無効」とする。なお、ユーザが過去のルート探索結果の履歴等からルートを選択した場合は、選択されたルートIDを「有効」とすることができる。
(制御部40について)
図2の説明に戻って、制御部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
かかる制御部40は、図2に示すように、探索部41と、検知部42とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部40の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(探索部41について)
探索部41は、ユーザによって入力部13から起点と目的地を含む探索要求が入力されると、通信部11を介して図示しない探索サーバに探索要求情報を送信する。探索部41は、通信部11を介して探索サーバからルート探索の結果として、目的地情報およびルート情報等を受信し、ルート記憶部31に格納する。
(検知部42について)
検知部42は、通信部11を介して、サイネージ端末20が発信するBluetooth(登録商標)および無線LAN等のビーコンを検知する。検知部42は、ビーコンを検知する、つまり、サイネージ端末20を検知すると、ルート記憶部31から目的地情報およびルート情報を読み出す。検知部42は、ユーザ端末10の端末ID、目的地情報、および、ルート情報を、通信部11を介してサイネージ端末20に送信する。
〔4.サイネージ端末の構成〕
次に、サイネージ端末20の構成について説明する。サイネージ端末20は、通路等に設置される情報処理装置であり、様々な情報が表示可能である。図2に示すように、サイネージ端末20は、通信部51と、表示部52と、入力部53と、記憶部60と、制御部70とを有する。
(通信部51について)
通信部51は、例えば、NIC等によって実現される。かかる通信部51は、ユーザ端末10、および、ネットワークNを介して案内サーバ100との間で、それぞれ情報の送受信を行う。通信部51は、ユーザ端末10との接続を無線により行う。通信部11は、無線として、例えば、Bluetooth(登録商標)および無線LAN等によって実現される。また、通信部51は、案内サーバ100と、有線または無線により通信可能に接続される。
(表示部52、入力部53について)
表示部52は、各種情報を表示するための表示デバイスである。例えば、表示部52は、液晶ディスプレイ等によって実現される。入力部53は、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部53は、カーソルキーやテンキー等によって実現される。なお、サイネージ端末20にタッチパネルが採用されている場合には、表示部52および入力部53は一体化される。
(記憶部60について)
記憶部60は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部60は、案内記憶部61を有する。
(案内記憶部61について)
案内記憶部61は、通信が確立しているユーザ端末10毎に、目的地および案内情報の有無等を記憶する。図4は、実施形態に係る案内記憶部61の一例を示す説明図である。図4に示すように、案内記憶部61は、「端末ID」、「目的地」、「案内情報」といった項目を有する。
「端末ID」は、サイネージ端末20と通信が確立しているユーザ端末10を識別する。また、「端末ID」は、通信が切断されたユーザ端末10の端末IDは削除される。「目的地」は、ユーザ端末10から受信した目的地情報を示す。「案内情報」は、当該端末IDの目的地を含む案内情報を受信したか否かを示す。「案内情報」は、例えば、端末ID「A001」の目的地「△△デパート」の案内情報を受信していれば「有」とし、未受信であれば「無」とする。
(制御部70について)
図2の説明に戻って、制御部70は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部70は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
かかる制御部70は、図2に示すように、受付部71と、案内部72とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部70の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受付部71について)
受付部71は、通信部51を介して、ユーザ端末10と通信が確立すると、ユーザ端末10から端末ID、目的地情報、および、ルート情報を受信する。受付部71は、受信した端末ID等を案内記憶部61に格納する。受付部71は、サイネージ端末20の識別情報であるサイネージIDと、ユーザ端末10から受信した目的地情報およびルート情報を、通信部51を介して案内サーバ100に送信する。また、受付部71は、ユーザ端末10との通信が切断されると、案内記憶部61から当該ユーザ端末10の端末IDに係る情報を削除する。受付部71は、案内記憶部61から当該端末IDに係る情報を削除すると、かかる目的地の案内が完了した旨の完了情報を、案内サーバ100に送信する。
(案内部72について)
案内部72は、通信部51を介して、案内サーバ100から案内情報を受信する。案内部72は、受信した案内情報を表示部52に表示する。また、案内部72は、複数のユーザ端末10に対する案内情報を個別に表示する場合には、それぞれのユーザ端末10に対する案内情報を所定の間隔で切り替えて表示する。また、案内部72は、案内情報に目的地に関する付加情報がある場合には、付加情報も合わせて表示する。付加情報は、例えば、目的地の入場待機時間、映画等の次回上映時間、および、広告等が挙げられる。なお、案内部72は、他のサイネージ端末20に表示されている案内情報に関する付加情報を表示するようにしてもよい。
〔5.案内サーバの構成〕
次に、案内サーバ100の構成について説明する。案内サーバ100は、ユーザ端末10の目的地情報等に基づいて、サイネージ端末20に表示する案内情報を配信するサーバ装置である。図2に示すように、案内サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、案内サーバ100は、案内サーバ100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNを介して、サイネージ端末20との間で情報を送受信する。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部120は、案内データベース121と、広告データベース122とを有する。また、記憶部120は、制御部130で実行されるOS(Operating System)や各種プログラム、各種データを記憶する。さらに、記憶部120は、サイネージ端末20の位置情報をサイネージIDと対応付けて記憶する。
(案内データベース121について)
案内データベース121は、サイネージ端末20に表示するための目的地およびルート等を記憶する。図5は、実施形態に係る案内データベース121の一例を示す説明図である。図5に示すように、案内データベース121は、「サイネージID」、「目的地」、「ルート」、「案内情報」、「完了」といった項目を有する。
「サイネージID」は、案内情報を配信するサイネージ端末20を識別する。「目的地」は、サイネージ端末20から受信した目的地情報を示す。「ルート」は、同様に、サイネージ端末20から受信したルート情報を示す。「案内情報」は、生成部132によって案内情報が生成されたか否かを示す。「案内情報」は、例えば、案内情報の生成が済んでいると「済」とし、未生成であれば、「未」とする。「完了」は、サイネージ端末20から完了情報を受信したか否かを示す。「完了」は、例えば、完了情報を受信すると、完了情報が示すサイネージIDおよび目的地について、「Y」とする。また、「完了」は、例えば、完了情報が未受信であると、「N」とする。
案内データベース121は、他にも目的地に係る付加情報の項目を設けてもよい。付加情報は、例えば、目的地に設置された図示しない端末から、ネットワークNおよび通信部110を介して入力される。付加情報は、例えば、「入場待機時間」や「次回上映時間」が挙げられる。「入場待機時間」は、例えば、博物館の人気のある展示会等における入場待ちのおよその時間を示す。人気のある展示会等では、入場するまでに何十分と待たされることがある。このとき、サイネージ端末20は、入場待機時間を案内情報と共に表示することで、博物館に到着する前にトイレ等を済ますことができる。「次回上映時間」は、例えば、映画館での次回上映時間を示す。サイネージ端末20は、次回上映時間を案内情報と共に表示することで、ユーザが映画館まで行かなくても、次回上映時間に合わせて他の用事を済ますことができる。また、案内データベース121は、サイネージ端末20の位置情報を項目として設けてもよい。サイネージ端末20の位置情報は、例えば、新たに設置されたサイネージ端末20の位置情報を示す。また、記憶部120に予め記憶されているサイネージ端末20の位置情報を、案内データベース121の位置情報で更新するようにしてもよい。
(広告データベース122について)
広告データベース122は、サイネージ端末20に表示するための広告データ等を記憶する。ここで、図6は、実施形態に係る広告データベース122の一例を示す説明図である。図6に示すように、広告データベース122は、「広告ID」、「目的地」、「サイネージID」、「広告データ」、「期限」、「有効/無効」といった項目を有する。
「広告ID」は、広告主から入稿された広告を識別する。「目的地」は、広告を表示する目的地を識別する。例えば、目的地が△△デパートであるユーザに対する案内情報に、△△デパートで開催中の九州物産展の広告を合わせて表示するために用いることができる。「サイネージID」は、広告を表示するサイネージ端末20を識別する。「広告データ」は、案内情報と合わせて表示するための広告のデータを示す。「広告データ」は、例えばテキストデータを格納したテキストファイルや、画像データを格納した画像ファイルとすることができる。「期限」は、広告の有効期限を示す。例えば、開催期間が限定されている展示会等では、開催期間の最終日とすることができる。「有効/無効」は、広告が有効であるか否かを示す。「有効/無効」は、サイネージ端末20に対して、「有効」であれば広告を配信し、「無効」であれば広告を配信しない。「有効/無効」は、例えば、期限の切れた広告では無効とすることで、不要な広告の配信を防止することができる。
(制御部130について)
図2の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
かかる制御部130は、図2に示すように、取得部131と、生成部132とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、サイネージ端末20からサイネージID、目的地情報、および、ルート情報を受信する。取得部131は、受信したサイネージID、目的地情報、および、ルート情報を案内データベース121に格納する。また、取得部131は、生成部132に対して、受信したサイネージID、目的地情報、および、ルート情報を反映した案内情報の生成を指示する。
また、取得部131は、サイネージ端末20からサイネージIDおよび完了情報を受信する。取得部131は、受信したサイネージIDに基づいて、完了情報を案内データベース121に格納する。また、取得部131は、生成部132に対して、受信したサイネージIDおよび完了情報を反映した案内情報の生成を指示する。
(生成部132について)
生成部132は、取得部131から案内情報の生成指示を受けると、案内データベース121を参照して、案内情報を生成する。生成部132は、案内情報として、目的地情報と目的地との位置関係に関する情報として目的地の方向からなる案内情報を生成する。生成部132は、案内情報をサイネージ端末20に送信する。なお、生成部132は、完了情報を反映した案内情報の生成指示を受けた場合、完了情報に対応する目的地情報等を削除した案内情報を生成する。また、生成部132は、目的地との位置関係に関する情報として、目的地に関する距離、および、他の店との位置関係等の、方向と異なる情報を含む案内情報を生成してもよい。
ここで、案内情報は、文字および図形等で構成できる。案内情報は、例えば、文字で表す場合、「△△デパートまで行くには、ここを左折します」と表示できる。また、案内情報は、文字と矢印のピクトグラムを組み合わせて表示してもよい。案内情報は、他にも、例えば、バス停であればバスと矢印のピクトグラムを組み合わせて表示してもよい。
また、案内情報は、複数のユーザに対する案内を行う場合には、付加情報としてサイネージ端末20への表示方法の情報を付加することができる。表示方法の情報は、例えば、各ユーザ端末10への案内情報を一度に表示する情報、各ユーザ端末10への案内情報を順に表示する情報、および、目的地情報が同じユーザ端末10に対する案内情報を1つにまとめて表示する情報等がある。
また、生成部132は、案内情報として、サイネージ端末20と通信を確立しているユーザ端末10が所定の台数以上である場合に、案内を表示する案内情報を生成するようにしてもよい。これは、サイネージ端末20の付近にユーザが少ない場合、ナビゲーションを行うユーザの目的地が他人に分かってしまうことを防止するためである。さらに、生成部132は、案内情報として、ユーザ端末10が目的地から離れていくことを知らせる案内情報を生成してもよい。生成部132は、例えば、目的地へのルートから外れたサイネージ端末20にユーザ端末10が近付いた場合、サイネージ端末20に、目的地と、Uターンを示すピクトグラムと、「戻る」や「戻れ」等の文字とを表示して、目的地から離れていっていることを知らせることができる。このとき、ピクトグラムや文字等を点滅させる等して注意を喚起するようにしてもよい。
また、生成部132は、広告データベース122を参照して、広告を含む案内情報を生成するようにしてもよい。生成部132は、例えば、目的地に関する広告を案内情報に含め、サイネージ端末20に、目的地、および、目的地の方向と合わせて、広告を表示させる。なお、表示させる広告は目的地に関する広告に限られず、一般的な広告であってもよい。
〔6.案内処理〕
次に、実施形態に係る案内システム1による案内処理について説明する。図7は、実施形態に係る案内システム1によるナビゲーションの一例を示すシーケンス図である。
ユーザは、事前にユーザ端末10を操作して起点と目的地とを入力し、目的地へのルート探索を実施する(ステップS101)。このとき、ユーザ端末10は、ネットワークNに有線または無線で接続され、ネットワークNに接続された図示しない探索サーバを用いてルート探索を行うことができる。また、起点の入力は、ユーザ端末10にGPS等の測位部を設け、測位情報に基づいて入力されるようにしてもよい。ユーザ端末10は、ルート探索の結果として目的地情報およびルート情報を、ルート記憶部31に記憶する。ユーザは、ユーザ端末10をカバン等に仕舞った状態で、目的地に向かう。
ユーザ端末10は、ユーザがサイネージ端末20に近づくと、サイネージ端末20から出力される、Bluetooth(登録商標)および無線LAN等のビーコンを検知する(ステップS102)。ユーザ端末10は、Bluetooth(登録商標)および無線LAN等のいずれかを用いて、検知したサイネージ端末20と通信を確立する。ユーザ端末10は、サイネージ端末20に対して、端末ID、目的地情報、および、ルート情報を送信する(ステップS103)。
サイネージ端末20は、ユーザ端末10から受信した端末IDおよび目的地情報を案内記憶部61に格納する。サイネージ端末20は、サイネージID、目的地情報、および、ルート情報を、案内サーバ100に送信する(ステップS104)。
案内サーバ100の取得部131は、サイネージ端末20からサイネージID、目的地情報、および、ルート情報を受信すると、サイネージID、目的地情報、および、ルート情報を案内データベース121に格納する(ステップS105)。また、取得部131は、生成部132に対して、受信したサイネージID、目的地情報、および、ルート情報を反映した案内情報の生成を指示する。
生成部132は、取得部131から案内情報の生成指示を受けると、案内データベース121を参照して、案内情報を生成する(ステップS106)。生成部132は、案内情報として、目的地情報と目的地との位置関係に関する情報として目的地の方向からなる案内情報を生成する。生成部132は、案内情報をサイネージ端末20に送信する(ステップS107)。サイネージ端末20は、案内情報を受信すると、案内情報に基づいて目的地情報と目的地の方向とを、案内画面として表示部52に表示する(ステップS108)。
ここで、図8に案内画面の一例を示す。図8は、案内画面の一例を示す説明図である。図8の例では、サイネージ端末20の表示部52に、目的地情報「△△デパート」と、目的地の方向を示す矢印A10とを表示している。また、案内画面には、案内情報の付加情報を表示することができる。図9(a)〜(c)は、案内画面に目的地情報と目的地との位置関係に関する情報としての目的地の方向と合わせて、付加情報等を表示した一例を示す説明図である。図9(a)の例では、案内画面に、目的地で開催中の催事情報M10を表示している。催事情報M10は、広告の一種として広告データベース122に格納される。例えば、図6の広告データベース122では、目的地が「△△デパート」の広告データ「九州物産展.txt」内に、催事情報M10が格納される。生成部132は、案内情報の生成時に、広告データベース122も合わせて参照することで、図9(a)に示す案内画面用の案内情報を生成する。
図9(b)の例では、案内画面に、サイネージ端末20から目的地までの距離情報M11を表示している。距離情報M11は、案内データベース121の「ルート」項目から取得する。生成部132は、例えば、サイネージ端末20が北に向かう通路に設置され、ユーザが南から接近した場合、図5の案内データベース121に格納された、目的地が「△△デパート」のルート「左折,西に50m」という情報に基づいて、案内情報を生成する。
また、図9(c)の例では、案内画面に、広告C10を合わせて表示している。広告C10は、広告データベース122に格納される。生成部132は、案内情報の生成時に、広告データベース122も合わせて参照することで、図9(c)に示す広告C10を含んだ案内画面用の案内情報を生成する。このとき、生成部132は、目的地情報およびルート情報に応じて、表示する広告を決定してもよい。
図7の説明に戻って、ユーザが案内画面に従って目的地に向かって移動し、サイネージ端末20から離れると、ユーザ端末10はサイネージ端末20のビーコンが受信できなくなる。ユーザ端末10は、サイネージ端末20のビーコンが受信できなくなると、ユーザ端末10とサイネージ端末20との間で確立していた通信が切断される。つまり、ユーザ端末10は、サイネージ端末20とのコネクションが切断される(ステップS109)。
サイネージ端末20の受付部71は、ユーザ端末10とのコネクションが切断されると、案内記憶部61から当該ユーザ端末10の端末IDに係る情報を削除する(ステップS110)。受付部71は、案内記憶部61から当該端末IDに係る情報を削除すると、かかる目的地の案内が完了した旨の完了情報とサイネージIDとを、案内サーバ100に送信する(ステップS111)。
案内サーバ100の取得部131は、サイネージIDおよび完了情報を受信すると、サイネージIDに基づいて、完了情報を案内データベース121に格納する(ステップS112)。また、取得部131は、生成部132に対して、受信したサイネージIDおよび完了情報を反映した案内情報の生成を指示する。生成部132は、完了情報を反映した案内情報の生成指示を受けると、完了情報に対応する目的地情報および目的地の方向等を削除した案内情報を生成する(ステップS113)。生成部132は、案内情報をサイネージ端末20に送信する(ステップS114)。サイネージ端末20は、案内情報を受信すると、案内情報に基づいて、更新された目的地情報と目的地の方向とを、案内画面として表示部52に表示する(ステップS115)。
ここで、生成部132は、案内データベース121の完了項目が全て「Y」となった場合、つまり、ナビゲーションを行うユーザが0人となった場合、例えば、広告のみからなる案内情報を生成することができる。これにより、ナビゲーションを行うユーザがいない場合であっても、その他の人に対して広告を表示することができる。また、生成部132は、例えば、統計情報に基づいて、時刻に応じて向かう人が多い目的地を表示する案内情報を生成することができる。これにより、その他の人に対して、多数の人が向かうことが想定される目的地を案内することができる。さらに、生成部132は、節電のために表示を消す案内情報を生成してもよい。
ここで、図10〜図12を用いて、案内画面の他の一例を示す。図10は、案内画面の一部に付加情報を表示した一例を示す説明図である。図10は、目的地へのルートから外れたサイネージ端末20にユーザ端末10が近付いた場合の案内画面の一例を示す。サイネージ端末20は、目的地と、Uターンを示すピクトグラムA11と、「戻る」や「戻れ」等の文字M12とを表示して、ユーザに目的地から離れていっていることを知らせる。なお、ピクトグラムや文字等を点滅させる等して注意を喚起するようにしてもよい。
図11は、案内画面の一部に付加情報を表示した他の一例を示す説明図である。図11は、案内画面の一部に、付加情報として、例えば、入場待機時間を示す待機情報M13を表示した一例を示す。待機情報M13は、例えば、目的地に設置された図示しない端末からネットワークNを介して、案内サーバ100の案内データベース121に入力される。案内サーバ100の生成部132は、案内データベース121を参照して、待機情報M13を含んだ案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、サイネージ端末20に入場待機時間を案内情報と共に表示することで、ユーザが目的地到着前に事前に他の用事を済ますことができる。
図12は、案内画面の一部に付加情報を表示した他の一例を示す説明図である。図12は、案内画面の一部に、付加情報として、例えば、映画の次回上映時間を示す次回情報M14を表示した一例を示す。次回情報M14は、例えば、目的地に設置された図示しない端末からネットワークNを介して、案内サーバ100の案内データベース121に入力される。案内サーバ100の生成部132は、案内データベース121を参照して、次回情報M14を含んだ案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、サイネージ端末20に次回上映時間を案内情報と共に表示することで、ユーザが映画館まで行かなくても、次回上映時間に合わせて他の用事を済ますことができる。
続いて、図13〜図16を用いて、複数のユーザに対する案内を行う場合における、サイネージ端末20への表示方法の一例を示す。図13(a)〜(j)は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の一例を示す説明図である。図13(a)〜(j)は、案内情報として、複数のユーザ端末10に対する各案内情報を順に表示する案内情報を受信したサイネージ端末20の表示の一例を示す。なお、案内サーバ100は、サイネージ端末20の位置情報をサイネージIDと対応付けて、予め記憶部120に格納している。図13(a)〜(j)は、例えば、ユーザ端末10を所持するユーザ10人が、サイネージ端末20に近付いた場合の案内画面である。案内サーバ100の生成部132は、サイネージ端末20に対して、図13(a)〜(j)に示す案内画面を、例えば、2秒間隔で順に表示部52に表示する付加情報を案内情報に付加する。このとき、案内画面の表示順は、例えば、各ユーザ端末10の位置情報に基づいて、サイネージ端末20に近いユーザ端末10に対する案内画面から先に表示することができる。また、案内画面の表示順は、ユーザ端末10がサイネージ端末20と通信を確立した順としてもよい。また、生成部132は、広告データベース122を参照して、広告C10を含む案内画面を表示させる案内情報を生成してもよい。広告C10は、各ユーザの目的地に対応したものをそれぞれ表示させてもよいし、一般的な広告であってもよい。これにより、案内サーバ100は、複数のユーザに対する案内を行う場合であっても、各ユーザに対して適切な案内を行うことができる。また、案内サーバ100は、サイネージ端末20が小型であっても、ユーザが容易に視認可能な案内を表示できる。
図14は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の他の一例を示す説明図である。図14は、案内情報として、複数のユーザ端末10に対する各案内情報を一度に表示する案内情報を受信したサイネージ端末20の表示の一例を示す。図14は、例えば、目的地がそれぞれ△△デパート、○○ホール、および、バスターミナルである各ユーザが、ユーザ端末10を所持してサイネージ端末20に近付いた場合の案内画面である。案内サーバ100は、それぞれの案内情報を1つの画面に合成した案内情報を、サイネージ端末20の表示部52に表示させる。これにより、案内サーバ100は、複数のユーザに対する案内を行う場合であっても、各ユーザに対して一度に案内を行うことができる。
図15は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の他の一例を示す説明図である。図15は、案内情報として、複数のユーザ端末10に対する各案内情報を一度に表示する案内情報を受信したサイネージ端末20の表示の他の一例を示す。図15は、例えば、目的地がそれぞれ△△デパート、○○ホール、および、バスターミナルである各ユーザが、ユーザ端末10を所持してサイネージ端末20に近付いた場合の案内画面である。案内サーバ100は、それぞれの案内情報を1つの画面に合成した案内情報を、サイネージ端末20の表示部52に表示させる。このとき、案内サーバ100は、例えば、△△デパートに向かうユーザが多数いる場合、目的地をまとめて表示したり、例えば、△△デパートの案内を大きく表示できる。また、案内サーバ100は、大きく表示した案内に関する広告C10を表示するようにしてもよい。これにより、複数のユーザに目的地と設定されている目的地への案内が判別しやすくなる。また、案内サーバ100は、多数の人が興味を示す目的地を大きく表示することで、案内システムのユーザでない他の人々も案内することができ、広告C10と合わせて、来場者数を伸ばすことができる。さらに、案内サーバ100は、反対に目的地と設定する人が少ない目的地の案内を大きく表示するようにしてもよい。これにより、有名でない目的地に向かう人に対してもユーザが案内を見落とすことが少なくなり、ユーザが迷うことを防止することができる。
図16は、複数のユーザに対する案内画面の表示方法の他の一例を示す説明図である。図16は、案内情報として、複数のユーザ端末10に対する各案内情報を一度に表示する案内情報を受信したサイネージ端末20の表示の他の一例を示す。図16は、例えば、10種類のそれぞれの目的地を持つ各ユーザが、ユーザ端末10を所持してサイネージ端末20に近付いた場合の案内画面である。案内サーバ100は、それぞれの案内情報を1つの画面に合成した案内情報を、サイネージ端末20の表示部52に表示させる。このとき、案内サーバ100は、同一方向で距離が異なる目的地を纏めて表示することができる。案内サーバ100は、例えば、○○ホール、○○美術館および○×博物館が同一方向にある場合、図16に示すように、纏めて表示できる。これにより、複数のユーザに対して、案内の一覧性をよくすることができる。
続いて、図17、図18を用いて、サイネージ端末20の設置方法の一例を示す。図17(a)〜(d)は、サイネージ端末20の設置方法の一例を示す説明図である。図17(a)は、例えば、駅構内、地下街および複合施設等の屋根のある通路の天井に、サイネージ端末20を設置した例である。サイネージ端末20を天井に設置することで、歩行者が多くいても、遠くから案内を見ることができる。図17(b)は、例えば、駅構内、地下街および複合施設等の柱にサイネージ端末20を設置した例である。サイネージ端末20を柱に設置することで、天井が低い通路であっても適用できる。また、サイネージ端末20は、表示部52と入力部53とが一体化したタッチパネルを用いることで、ユーザが操作できる案内を表示することができる。図17(c)は、例えば、道路等の屋外にサイネージ端末20を設置した例である。サイネージ端末20を屋外に設置することで、道路で接続される目的地に対する案内を表示することができる。図17(d)は、例えば、可搬型のサイネージ端末20とした例である。サイネージ端末20を可搬型とすることで、イベント会場等の臨時で案内を出したい場合に対応することができる。
図18は、サイネージ端末20と、他のサイネージ端末20等が連携して表示を行う一例を示す説明図である。図18は、例えば、ユーザが図の左側からルートR10に従って移動する場合、天井に設置されたサイネージ端末20の案内画面を見て左折する。サイネージ端末20は、ユーザの所持するユーザ端末10と通信が確立してから所定の時間が経過すると、ユーザが向かったであろうルートR10の先に設置されている他のサイネージ端末20に対して、広告C11を表示するように指示する。他のサイネージ端末20は、指示に従って、案内サーバ100に対して広告を表示するための案内情報を要求し、案内サーバ100から受信した広告を表示部52に表示する。このように、複数のサイネージ端末20を連携させて広告を表示することで、ユーザに意外性を与え、広告の効果を向上させることができる。
〔7.効果〕
このように、案内サーバ100は、目的地情報を発信するユーザ端末10と通信可能に接続される、目的地情報に係る案内を表示可能なサイネージ端末20から、目的地情報を取得し、目的地情報に基づいて、目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報からなる案内情報を生成し、サイネージ端末20に送信する。これにより、案内サーバ100は、目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報とをユーザが通行する空間内に表示することができる。
また、案内サーバ100は、案内情報として、複数のユーザ端末10の目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報からなる案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、複数のユーザに対する案内を行う場合であっても、各ユーザに対して適切な案内を行うことができる。
また、案内サーバ100は、案内情報として、複数のユーザ端末10に対する各案内情報を順に表示する案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、サイネージ端末20が小型であっても、ユーザが容易に視認可能な案内をサイネージ端末20に表示させることができる。
また、案内サーバ100は、案内情報として、サイネージ端末20とのコネクションが切断されたユーザ端末10に対する案内情報を削除した案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、サイネージ端末20を通過したユーザに対する案内を削除できるので、案内が必要なユーザに対する案内情報のみを、サイネージ端末20に表示させることができる。
また、案内サーバ100は、案内情報として、目的地情報が同じユーザ端末に対する案内情報を1つにまとめて表示する案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、サイネージ端末20の案内画面が同じ目的地で埋まってしまい、他の目的地の案内情報が見辛くなることを防止できる。
また、案内サーバ100は、案内情報として、ユーザ端末10が所定の台数以上である場合に、案内を表示する案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、サイネージ端末20の付近にユーザが少ない場合に、ナビゲーションを行うユーザの目的地が他人に分かってしまうことを防止することができる。
また、案内サーバ100は、案内情報として、ユーザ端末10が目的地から離れていくことを知らせる案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、目的地へのルートから外れているユーザに対して、注意を喚起することができる。
また、案内サーバ100は、案内情報として、広告を含む案内情報を生成する。これにより、案内サーバ100は、ナビゲーションを受けるユーザに対して、広告を見せることができる。
また、案内サーバ100は、広告として、目的地に応じた広告を決定する。これにより、ユーザの目的地に応じた広告を見せることができるので、広告の効果を高めることができる。
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、各目的地へ向かうユーザの人数によって、案内情報の表示の仕方を変更したが、これに、例えば、時間毎の統計データを加味して案内情報を表示するようにしてもよい。統計データは、案内サーバ100の案内データベース121に蓄積された過去の案内情報を用いることができる。
また、上述した案内サーバ100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよいし、単一のサーバコンピュータで実現してもよい。また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、選択手段は、選択部や選択回路に読み替えることができる。
1 案内システム
10 ユーザ端末
11、51、110 通信部
12、52 表示部
13、53 入力部
20 サイネージ端末
30、60、120 記憶部
31 ルート記憶部
40、70、130 制御部
41 探索部
42 検知部
61 案内記憶部
71 受付部
72 案内部
121 案内データベース
122 広告データベース
131 取得部
132 生成部
N ネットワーク

Claims (11)

  1. 目的地情報を発信するユーザ端末と通信可能に接続される、前記目的地情報に係る案内を表示可能なサイネージ端末から、前記目的地情報を取得する取得手段と、
    前記目的地情報に基づいて、前記目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報と、前記目的地情報が同じである前記ユーザ端末の数が多いほど前記目的地との位置関係に関する情報を大きく表示する付加情報とを有する案内情報を生成し、前記サイネージ端末に送信する生成手段と、
    を備えることを特徴とする案内サーバ。
  2. 前記生成手段は、前記案内情報として、複数の前記ユーザ端末の前記目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報とを有する案内情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の案内サーバ。
  3. 前記生成手段は、前記案内情報として、複数の前記ユーザ端末に対する各案内情報を順に表示する案内情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の案内サーバ。
  4. 前記生成手段は、前記案内情報として、前記サイネージ端末とのコネクションが切断された前記ユーザ端末に対する案内情報を削除した案内情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の案内サーバ。
  5. 前記生成手段は、前記案内情報として、前記目的地情報が同じ前記ユーザ端末に対する案内情報を1つにまとめて表示する案内情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の案内サーバ。
  6. 前記生成手段は、前記案内情報として、前記サイネージ端末と通信可能な前記ユーザ端末が所定の台数以上である場合に、案内を表示する案内情報を生成し、前記サイネージ端末と通信可能な前記ユーザ端末が所定の台数未満の場合に、前記案内情報を生成しない
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の案内サーバ。
  7. 前記生成手段は、前記案内情報として、前記ユーザ端末が前記目的地から離れていくことを知らせる案内情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の案内サーバ。
  8. 前記生成手段は、前記案内情報として、広告を含む案内情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の案内サーバ。
  9. 前記生成手段は、前記広告として、前記目的地に応じた広告を決定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の案内サーバ。
  10. 目的地情報を発信するユーザ端末と通信可能に接続される、前記目的地情報に係る案内を表示可能なサイネージ端末から前記目的地情報を取得し、
    前記目的地情報に基づいて、前記目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報と、前記目的地情報が同じである前記ユーザ端末の数が多いほど前記目的地との位置関係に関する情報を大きく表示する付加情報とを有する案内情報を生成し、前記サイネージ端末に送信する
    ことを特徴とする案内方法。
  11. コンピュータに、
    目的地情報を発信するユーザ端末と通信可能に接続される、前記目的地情報に係る案内を表示可能なサイネージ端末から前記目的地情報を取得し、
    前記目的地情報に基づいて、前記目的地情報と、目的地との位置関係に関する情報と、前記目的地情報が同じである前記ユーザ端末の数が多いほど前記目的地との位置関係に関する情報を大きく表示する付加情報とを有する案内情報を生成し、前記サイネージ端末に送信する
    各処理を実行させることを特徴とする案内プログラム。
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