JP5610829B2 - 充填材ストッパー - Google Patents

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Description

本発明は、削孔穴に充填された充填材の流出を防止する充填材ストッパーに関する。
既設のコンクリート構造物に対して、あと施工により補強部材を配設する場合がある。例えば、特許文献1には、コンクリート構造物に挿入孔を削孔し、この挿入孔内に補強部材を配設するとともに充填材を充填する補強構造が開示されている。
このような、補強構造において、挿入孔内に充填された充填材が、挿入孔の孔口から流れ出すことにより、充填材と挿入孔の孔壁との間に隙間が生じる場合がある。
そのため、従来は、挿入孔の孔口を板バネにより保持された押え板等により塞ぐことで、充填材のダレが生じることを防止し、充填材と孔壁との間に隙間が生じないようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−57288号公報 特開2008−280760号公報
ところが、板バネを利用した押え板の固定方法は、充填材の膨張を拘束する効果までは期待することができなかった。そのため、膨張性を備える充填材を採用する場合は、膨張を拘束するための押え板の固定方法に手間を要していた。
このような問題は、既設構造物の補強構造のみならず、例えば、コアボーリングの削孔後の処理など、あらゆる既設のコンクリート構造物の削孔穴の充填において生じていた。
本発明は、前記の問題点を解決するためになされたものであり、既設のコンクリート構造物に形成され削孔穴に対して膨張性を備えた充填材を充填した場合であっても、その膨張を拘束することを可能とした充填材ストッパーを提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、第一発明に係る充填材ストッパーは、充填材が充填された削孔の孔口部に配設される充填材ストッパーであって、板材と雌ネジ部を備える先端板と、前記先端板の孔口側に配設される後端板と、前記先端板と前記後端板との間に介設された拡径弾性体と、前記後端板および前記拡径弾性体を貫通して前記雌ネジ部に螺入された締め付けボルトと、を備え、前記拡径弾性体が、前記先端板および前記後端板を介して付与される前記締め付けボルトの締め付け力により拡径可能に構成されていることを特徴としている。
かかる充填材ストッパーによれば、締め付けボルトを締め付けることで、先端板および後端板を介して拡径弾性体に押圧力が作用し、当該拡径弾性体が拡径するようになる。そのため、充填材が膨張性を備える場合であっても、拡径弾性体が拡径して孔口部の内壁面に密着することで固定され、充填材の膨張を拘束することが可能となる。
その結果、充填材の充填を密実に行うことが可能となる。
前記充填材ストッパーについて、前記締め付けボルトの頭部と前記後端板との間に、スペーサが介設されていれば、前記締め付けボルトの締め付け力により後端板を介して拡径弾性体に押圧力を作用させて、充填材ストッパーを固定することが可能となる。
また、第二発明に係る充填材ストッパーは、充填材が充填された削孔の孔口部に配設されるものであって、前記孔口部を遮蔽する先端板と、前記先端板の孔口側に配設される後端板と、前記先端板と前記後端板との間に介設された拡径弾性体と、を備え、前記拡径弾性体は、内部に気体または液体を注入することで周方向に膨張する中空の部材からなることを特徴としている。
かかる充填材ストッパーによれば、拡径弾性体内に気体または液体を圧入することで拡径弾性体を膨張させて、削孔の孔口部を遮蔽することができる。このとき、拡径弾性体は、先端板および後端板により挟持されているため、周方向(拡径方向)に膨張して、孔口部の内壁面に密着するようになる。そのため、充填材が膨張性を備える場合であっても、充填材の膨張を拘束することが可能となる。
その結果、充填材の充填を隙間なく密実に行うことが可能となる。
なお、補強部材が挿入された削孔内に本発明の充填材ストッパーを採用する場合において、前記先端板の前記拡径弾性体との当接面と反対側の面に、突起が形成されていれば、補強部材をより効果的に抑えることが可能となり、簡易に補強効果を向上させることが可能となる。
さらに、本発明の充填材ストッパーについて、前記先端板、前記拡径弾性体および前記後端板を貫通する貫通孔が形成されていれば、充填材ストッパーを配置した後に充填材を充填することや、充填材の充填性の確認を行うことが可能となる。
本発明の充填材ストッパーによれば、既設のコンクリート構造物に形成され削孔穴に対して膨張性を備えた充填材を充填した場合であっても、その膨張を拘束することが可能となる。
第1の実施の形態に係る充填材ストッパーを示す斜視図である。 図1の充填材ストッパーの分解斜視図である。 (a)〜(c)は、図1の充填材ストッパーを利用した構造物の補強方法の各施工段階を示す断面図である。 (a)〜(c)は、図3に続く各施工段階を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る充填材ストッパーを示す斜視図である。 図5の充填材ストッパーを示す断面図である。 第3の実施の形態に係る充填材ストッパーを示す図であって、(a)は縦断面図、(b)は(a)のI−I断面図である。 第4の実施の形態に係る充填材ストッパーを示す図であって、(a)は側視図、(b)は(a)のII視図、(c)は(a)のIII視図、(d)は(a)のIV−IV断面図である。 (a)〜(d)は図8の充填材ストッパーを利用した構造物の補強方法の各施工段階を示す断面図である。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態に係る充填材ストッパー1は、充填材が充填された削孔の孔口部を遮蔽して、削孔内に充填された充填材の流出を防止するものであって、図1に示すように、先端板11と、後端板12と、拡径弾性体13と、締め付けボルト14と、スペーサ15と、により構成されている。
先端板11は、充填材が充填される削孔(補強部材挿入孔)の孔口部を遮蔽することが可能な形状に形成されている。
本実施形態の先端板11は、図2に示すように、本体部11aと、本体部11aの後面(拡径弾性体13側の面)に形成された雌ネジ部11bと、を備えて構成されている。
本体部11aは、孔口部の断面形状に応じて形成された鋼製の板材である。本実施形態では、本体部11aを、孔口部の内径よりもわずかに小さい外径を有した円形に形成するが、本体部11aの形状寸法は限定されるものではなく、孔口部の形状に応じて適宜設定すればよい。また、本体部11aの材質や板厚も限定されるものではなく、適宜設定すればよい。また、本体部11aには、必要に応じて突起や貫通孔が形成されていてもよい。
雌ネジ部11bは、内面に雌ネジ加工が施された筒状部材を本体部11aの後面に固定することにより構成されている。
なお、雌ネジ部11bの構成は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。例えば、本体部11aに有底の孔または貫通孔を形成し、この孔の内面に雌ネジ加工を施すことにより雌ネジ部11bを構成してもよい。
後端板12は、先端板11の後側(孔口側)に配設された板材であって、本実施形態では、図2に示すように、先端板11の本体部11aと同程度の外径を有した鋼製の円板により構成する。
後端板12には、その中心部に貫通孔12aが形成されており、締め付けボルト14の挿通が可能に構成されている。
なお、後端板12の材質は限定されるものではない。また、後端板12の形状寸法は、先端板11とともに拡径弾性体13に押圧力を作用させることが可能であれば、限定されるものではない。
拡径弾性体13は、先端板11と後端板12との間に介設された部材である。
拡径弾性体13は、図2に示すように、中心部に締め付けボルト14の挿通が可能な貫通孔13aが形成されているとともに、先端板11および後端板12と同程度の外径を有した筒状の部材により構成されている。
本実施形態では、拡径弾性体13をゴムにより構成するが、拡径弾性体13は、先端板11と後端板12とによる押圧力により拡径し、押圧力が解除されると元の形状に復元される弾性力を備えた材料であれば限定されるものではない。
本実施形態では、ゴムとして、締め付けボルト14の締め付け力により十分に拡径して孔口部の内壁面への密着が可能なものとして、硬度が45〜80のものを使用するが、これに限定されるものではない。
貫通孔13aは、雌ネジ部11bの収容が可能な形状に形成されている。このようにすると、図1に示すように、充填材ストッパー1を組み合わせた状態で、拡径弾性体13と先端板11とが隙間なく密着するようになる。
締め付けボルト14は、図2に示すように、軸部14aと頭部14bとから構成されている。
軸部14aは、スペーサ15と後端板12と拡径弾性体13とに挿通した後、先端板11の雌ネジ部11bへの螺入が可能な長さを有した棒状部材である。
軸部14aの先端には、ネジ加工が施されており、先端板11の雌ネジ部11bへの螺入が可能に構成されている。
図1に示すように、締め付けボルト14を、スペーサ15、後端板12および拡径弾性体13を挿通させた状態で、先端板11に螺入することで、隣り合う部材同士が密着し、当該充填材ストッパー1が一体に構成される。
スペーサ15は、図2に示すように、締め付けボルト14の挿通が可能な筒状部材である。
スペーサ15の外径は、後端板12の貫通孔12aの内径よりも大きく、締め付けボルト14の頭部14bよりも小さく構成されている。
これにより、スペーサ15は、締め付けボルト14の締め付け力を後端板12に伝達することを可能としている。
次に、充填材ストッパー1を利用した、削孔の充填方法について説明する。
本実施形態では、せん断補強部材を利用した既設のコンクリート部材を補強する方法において、本実施形態の充填材ストッパーを利用する場合について説明する(図4(b)参照)。
本実施形態のコンクリート部材の補強方法は、穿孔工程、充填材注入工程、補強部材挿入工程、養生工程および仕上げ工程を備えている。
穿孔工程は、図3(a)に示すように、既設のコンクリート部材(側壁)Wの一面側(地盤Gの反対側)から他面側(地盤G側)に向けて、せん断補強部材B(図3(c)参照)を設置するための補強部材挿入孔(削孔)Hを形成する作業を行う工程である。
補強部材挿入孔Hの穿孔は、コンクリート部材Wの施工時の配筋図や非破壊試験の情報をもとに、穿孔時に主鉄筋R1及び配力鉄筋R2に損傷を与えることの無いように行う。補強部材挿入孔Hの穿孔は、側壁Wの内側から地盤Gと接している外側方向であって、側壁Wの表面に略垂直な方向に、インパクト・ドリルやロータリーハンマ・ドリル、コア・ドリルなどの穿孔手段Dを用いて行う。
補強部材挿入孔Hの形成は、一般部H1を形成した後、せん断補強部材Bの基端部(末端部)に取り付けられている基端定着部材B3の周縁部が掛止されるように、穿孔手段Dを用いて孔口部の削孔径の拡幅を行い、拡幅部H2を形成する。なお、この拡幅部H2は、必要に応じて形成すればよく、必ずしも形成する必要はない。
充填材注入工程は、図3(b)に示すように、補強部材挿入孔H内に充填材Jを注入する工程である。
充填材注入工程では、図3(b)に示すように、一般部H1に充填材Jを注入する。
一般部H1への充填材Jの注入は、圧入機械MのノズルM1を補強部材挿入孔Hの底部(地盤G側の先端部)まで挿入した状態で、充填材JをノズルM1の先端から圧入しながらノズルM1を引き出すまたはノズルM1が押し戻されることで、補強部材挿入孔Hの先端(底部)から行う。なお、充填材Jの充填により、後記するせん断補強部材Bを補強部材挿入孔Hに挿入した状態で、少なくとも一般部H1が完全に充填される必要がある。
ここで、本実施形態では、充填材Jとしてグラウトを使用するが、充填材Jの材質等は、限定されるものではなく、適宜公知の材料から選定して使用すればよい。
補強部材挿入工程は、図3(c)に示すように、一般部H1に充填材Jが注入された補強部材挿入孔H内に、せん断補強部材Bを挿入する工程である。
本実施形態では、せん断補強部材Bとして、せん断補強鉄筋B1と、せん断補強鉄筋B1の先端部及び基端部に設けられている、せん断補強鉄筋B1より断面形状が大きい先端定着部材B2及び基端定着部材B3と、から構成されたものを使用する。なお、せん断補強部材Bの構成は、例えば、せん断補強鉄筋B1のみにより構成されていてもよく、前記の構成に限定されるものではない。
せん断補強部材Bは、地盤G側に先端定着部材B2が位置するように、補強部材挿入孔Hに挿入される。せん断補強部材Bを補強部材挿入孔Bに配置すると、基端定着部材B3が、拡幅部H2に係止される。
養生工程は、図4(a)に示すように、補強部材挿入孔Hの孔口部(拡幅部H2)に充填材ストッパー1を配置した状態で、充填材Jの養生を行う工程である。
せん断補強部材Bを配置すると、補強部材挿入孔Hの一般部H1および拡幅部H2のうち基端定着部材B3の周辺が、せん断補強部材Bおよび充填材Jにより、密実に充填された状態となる。
充填材ストッパー1は、補強部材挿入孔Hの孔口部(拡幅部H2)に配置されることで、一般部H1および拡幅部H2のうち基端定着部材B3の周辺に充填された充填材Jが流出することを防止する。
養生工程では、まず、図4(a)に示すように、充填材ストッパー1を孔口部に挿入し、先端板11をせん断補強部材Bの基端定着部材B3に当接させる。
次に、図4(b)に示すように、締め付けボルト14を一方に回転させることで、雌ネジ部11b(図2参照)に締め付けボルト14をさらに螺入させる。これにより、後端板12にスペーサ15を介して締め付け力が作用するため、拡径弾性体13に対して押圧力が作用する。つまり、拡径弾性体13は、後端板12により先端板11に押し付けられるため、拡径弾性体13の前面および後面に押圧力が作用する。
拡径弾性体13は、先端板11および後端板12から付与された押圧力により拡径するため、孔口部(拡幅部H2)の内壁面に外周面が密着する。これにより、充填材ストッパー1が、せん断補強部材Bの抜け出しおよび充填材Jの漏れ出しを阻止した状態で、補強部材挿入孔Hの孔口部に強固に固定される。そして、充填材に十分な強度が発現するまで養生を行う。
仕上げ工程は、図4(c)に示すように、充填材Jを養生した後、充填材ストッパー1を取り外して、孔口部にできた空間H2aに充填材J1をコテによりすり込むことで充填し、コンクリート部材Wの表面を平坦に仕上げる工程である。
充填材ストッパー1の取り外しは、締め付けボルト14を逆に回転させることで締め付け力を弱め、拡径弾性体13への押圧力を弱める。拡径弾性体13は、作用押圧力が弱まると、元の形状に戻る(縮径する)ため、孔口部への密着状態が解消され、孔口部から抜き出すことが可能となる。
本実施形態では、空間H2aへの充填材J1充填が完了したら、充填材J1がその流動性により変形することがないように、型枠J2を、拡幅部H2(補強部材挿入孔H)を塞ぐように側壁Wの内側表面に設置する。なお、型枠J2は、必要に応じて設置すればよく、例えば、補強部材挿入孔Hが下向きの場合等、充填材J1が変形する虞がないような場合には、型枠J2を設置する必要はない。また、型枠J2の材質・形状・設置方法は、拡幅部H2(補強部材挿入孔H)からの充填材J1の流出を抑止することができればよく、限定されるものではない。また、空間H2aに充填される充填材J1を構成する材料等は限定されるものではなく、適宜公知の材料を使用することが可能である。
以上のように、本実施形態の充填材ストッパー1によれば、拡径弾性体13が拡径することにより、強固に固定されるため、充填材Jが膨張性を有していたとしても、移動することがなく、充填材Jの膨張を拘束することができる。
そのため、充填材Jが密実に充填された状態を維持することが可能となり、高品質な施工が可能となる。
充填材ストッパー1の固定や撤去は、締め付けボルト14の回転のみで行うため、施工性にも優れている。
また、充填材ストッパー1の構成は簡易なため、充填材ストッパー1の製造コストも安価である。
また、本実施形態の補強方法によれば、簡易に高品質な補強構造を構築することが可能となる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係る充填材ストッパー2は、充填材が充填された削孔の孔口部を遮蔽して、削孔内に充填された充填材の流出を防止するものであって、図5に示すように、先端板21と、後端板22と、拡径弾性体23と、締め付けボルト24と、スペーサ25と、により構成されている。
充填材ストッパー2は、図6に示すように、補強部材Bが配置された挿入孔Hに、後から充填材Jを注入する場合に使用するものである。
充填材ストッパー2は、先端板21と後端板22と拡径弾性体23とを連続して貫通する貫通孔26,27が形成されている点で、第1の実施の形態に係る充填材ストッパー1と異なっている。
本実施形態では、図5に示すように、空気抜き孔26および注入孔27として、2本の貫通孔26,27を、締め付けボルト24の上下に形成する。なお、貫通孔26,27の本数、配置、形状等は限定されるものではなく、適宜形成すればよい。
空気抜き孔26は、挿入孔内の空気を排出することで、挿入孔内に空気が残存することを防止する。また、空気抜き孔26から充填材Jの排出を確認することで、充填性の確認をすることもできる。
注入孔27は、充填材ストッパー2を孔口部に配置してから充填材Jを充填する場合や、充填材ストッパー2を配置した後、充填材Jを補充する場合に使用する。
注入孔27からの充填材Jの注入は、注入孔27に注入用ホース27aを接続し、当該注入用ホース27aから充填材Jを圧入することにより行う。
充填材Jの充填が完了したら、貫通孔26を栓28により遮蔽し,注入孔27は注入用ホース27aを縛るかクリップ等により遮蔽する。
なお、貫通孔26,27は、必要に応じて形成すればよく、省略してもよい。また、空気抜き孔26または注入孔27のいずれか一方のみが形成されていてもよい。
本実施形態の充填材ストッパー2は、図5に示すように、先端板21の前面に突起21aが形成されている。
突起21aは、先端板21の中心部に形成されており、先端面は平坦に形成されている。
充填材ストッパー2は、突起21aを備えていることにより、図6に示すように、挿入孔の孔口部に配置されることで、補強部材をより効果的に抑えることを可能としている。
なお、突起21aは、必要に応じて形成すればよく、省略してもよい。また、突起21aの配置や形状は限定されるものではない。
この他の充填材ストッパー2の構成は、第1の実施の形態で示した充填材ストッパー1と同様なため、詳細な説明は省略する。
充填材ストッパー2によれば、充填材の注入を、充填材ストッパー2を配置した後に行う場合であっても、充填材Jの流出を抑えた状態で密実に充填することが可能となる。
また、補強部材を挿入孔に配置する場合において、補強部材をより効果的に抑えることが可能なため、高品質施工をより簡易に行うことが可能となる。
この他の充填材ストッパー2の作用効果は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態に係る充填材ストッパー3は、充填材が充填された削孔の孔口部を遮蔽して、削孔内に充填された充填材の流出を防止するものであって、図7(a)および(b)に示すように、先端板31と、後端板32と、拡径弾性体33と、注入管34と、により構成されている。
先端板31は、充填材が充填される削孔(補強部材挿入孔)の孔口部を遮蔽することが可能な形状に形成されている。
先端板31は、孔口部の断面形状に応じて形成された鋼製の板材である。なお、先端板31の形状寸法は限定されるものではなく、削孔の孔口部の形状等に応じて適宜設定すればよい。また、先端板31の材質や板厚も限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
後端板32は、先端板31の後側(孔口側)に配設された板材であって、本実施形態では、先端板31と同程度の外径を有した鋼製の円板により構成する。
後端板32には、その中心部に貫通孔32aが形成されており、拡径弾性体33に接続された注入管34の挿通が可能に構成されている。
なお、後端板32の材質や形状寸法は、拡径弾性体33が拡径する際に軸方向(後端板32の径と直交する方向)での膨張を先端板31とともに抑制することが可能であれば、限定されるものではない。
拡径弾性体33は、図7(a)に示すように、先端板31と後端板32との間に介設された部材である。
拡径弾性体33は、内部に注入室33aが形成された中空のゴム部材であって、先端板31および後端板32と同程度の外径を有した円柱状に構成されている。
拡径弾性体33の注入室33aには、後部から注入管34が接続されており、注入室33aへの気体や液体の注入が可能に構成されている。
本実施形態では、後端板32の貫通孔32aの位置に対応して、拡径弾性体33の後側面(後端板32側面)の中心部に貫通孔33bが形成されており、注入管34の挿入が可能に構成されている。
なお、拡径弾性体33を構成する材料は限定されるものではない。また、拡径弾性体33の形状や貫通孔33bの配置等も限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
注入管34は、気体または液体を注入室33aに注入するための管材である。
注入管34は、後端板32の貫通孔32aと拡径弾性体33の貫通孔33bを挿通して注入室33aに接続している。
充填材ストッパー3は、充填材が充填された削孔の孔口部に配置された状態で、注入管34を介して注入室33a内に気体または液体を注入することで固定される。
注入室33a内に気体または液体が注入されると、拡径弾性体33が膨張して孔口部の内壁面に密着する。このとき、拡径弾性体33は、軸方向の膨張が先端板31と後端板32により規制されているため、周方向(直径方向)に膨張する。
充填材ストッパー3を撤去する際は、注入管34を介して注入室33a内の気体または液体を排出することで、拡径弾性体33を縮径させる。
以上のように、本実施形態の充填材ストッパー3によれば、第1の実施の形態で示した充填材ストッパー1と同様の作用効果を得ることが可能となる。
なお、注入管34を介して注入される気体または液体は、例えば、圧縮空気や水等でよく、限定されるものではない。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態に係る充填材ストッパー4は、充填材が充填された削孔の孔口部を遮蔽して、削孔内に充填された充填材の流出を防止するものであって、図8に示すように、先端板41と、後端板42と、拡径弾性体43と、嵌め込み材44と、により構成されている。
先端板41は、図8(b)に示すように、円形状に形成された鋼製の板材により構成されている。先端板41には、補強鉄筋Bを挿通するための貫通孔41aが中心部に形成されているとともに、嵌め込み材44の位置に対応してスリット41bが形成されている。
スリット41bは、先端板41の中心側から外側に向かうに従って、幅(間隔)が広がるように扇状に形成されている。スリット41bの中心側の幅(間隔)は、補強鉄筋Bと同程度とする。
後端板42は、図8(c)に示すように、円形状に形成された鋼製の板材により構成されている。後端板42は、補強鉄筋Bを挿通するための貫通孔42aが中心部に形成されているとともに、嵌め込み材44の位置に対応してスリット42bが形成されている。
また、後端板42には、貫通孔42cが形成されており、拡径弾性体43に接続された注入管45(図8(a)参照)の挿通が可能に構成されている。なお、スリット42bの形状は、先端板41のスリット41bと同じとする。
拡径弾性体43は、図8(a)に示すように、先端板41と後端板42との間に介設されたゴム製の部材であり、先端板41および後端板42と同程度の外径を有している。
拡径弾性体43には、図8(d)に示すように、中心部に補強鉄筋Bの挿通が可能な貫通孔43aが形成されているとともに、嵌め込み材44を嵌め込むことが可能なスリット43bが形成されている。
さらに、拡径弾性体43は、内部に気体や液体の注入が可能な注入室43cが形成された中空部材である。
スリット43bは、拡径弾性部材43の中心側から外側に向かうに従って、幅(間隔)が広がるように扇状に形成されている。拡径弾性部材43には、スリット43bから補強鉄筋Bが脱着可能に挿入されている。
拡径弾性体43の注入室43cには、後部から注入管45が接続されており、注入室43cへの気体や液体の注入が可能に構成されている。
本実施形態では、後端板42の貫通孔42cの位置に対応して、拡径弾性体43の後側面(後端板42側面)に貫通孔43dが形成されており、注入管45(図8(a)参照)の接続が可能に構成されている。
本実施形態では、拡径弾性体43をゴムにより構成するが、拡径弾性体43は、注入室43cに注入された気体や液体の圧力により拡径し、注入圧が解除されると元の形状に復元される弾性力を備えた材料であれば限定されるものではない。
嵌め込み材44は、ゴム製の部材であって、拡径弾性体43に形成されたスリット43bの形状の同形状に形成されている。
なお、嵌め込み材44の材質は限定されないが、本実施形態では、拡径弾性体43と同様のものを使用する。
嵌め込み材44は、拡径弾性体43が膨張することにより、周方向両端(図8(d)における左右)から押圧力(圧縮力)が作用して押し潰されることで、削孔の孔壁側に膨張(拡径)する。
注入管45は、気体または液体を注入室43cに注入するための管材である。
注入管45は、後端板42の貫通孔42cを挿通して注入室43cに接続している。
本実施形態の充填材ストッパー4を使用すれば、図9(a)〜(d)に示すように、既設のコンクリート部材Wに対して補強鉄筋Bを植設し、この補強鉄筋を利用して増し打ち部W1を施工する場合において、補強鉄筋Bの配筋作業と削孔内への充填材Jの充填作業とを、簡易かつ高品質に行うことが可能となる。
増し打ち部W1の施工は、まず、図9(a)に示すように、充填材ストッパー4に補強鉄筋Bを挿通させた状態で、充填材Jが注入された削孔H内に充填材ストッパー4を配置し、補強鉄筋Bの軸部を削孔H内に挿入する。
次に、注入管45を介して注入室43c内に空気または水を注入し、この空気圧または水圧により拡径弾性体43および嵌め込み材44を拡径させて、削孔Hの内壁面に密着させる。これにより、充填材ストッパー4が固定されて、充填材Jの流出を防止するとともに、補強鉄筋Bの固定が行なわれる。
充填材Jの養生後、図9(b)に示すように、充填材ストッパー4を取り外す。
充填材ストッパー4の取り外しは、まず、注入室43cから空気または水を排出し、注入室43c内の圧力を低下させ、次に、充填材ストッパー4を削孔H内から引き出す。その後、嵌め込み材44をスリット41b、42b、43bから抜き出すことで、スリット41b,42b,43bを利用して補強鉄筋Bから充填材ストッパー4を取り外すことが可能となる。
充填材ストッパー4を取り外したことにより形成された削孔H(孔口部)の空間H’には、図9(c)に示すように、充填材J1を充填し、コンクリート部材W表面を平坦にする。このとき、充填材J1の流出を防止することを目的として、コンクリート部材Wの表面に型枠J2を設置する。なお、型枠J2は、必要に応じて設置すればよく、例えば、補強部材挿入孔Hが下向きの場合等、充填材J1が変形する虞がないような場合には、型枠J2を設置する必要はない。
充填材J1に十分な強度が発現したら型枠J2を取り外し、図9(d)に示すように、コンクリート部材Wの表面に沿って鉄筋Rを配筋した後、増し打ち部W1のコンクリートを打設する。
このとき鉄筋Rは、補強鉄筋Bの頭部B1の周辺に位置させた状態で行う。
これにより、既設のコンクリート部材Wと増し打ち部W1との一体化がより強固に行われる。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、本発明の充填材ストッパーの使用は、コンクリート部材の補強方法に限定されるものではない。例えば、コアボーリング等の削孔穴が形成されたコンクリート構造物の復旧作業において、本願発明の充填材の充填方法を採用してもよい。これにより、削孔穴と充填材との接合面が水みちとなることがなく、止水性の優れたコンクリート構造物が提供される。
また、充填材ストッパーは、有底の削孔穴に対して充填材を充填する場合に限定されるものではなく、貫通孔に対して充填材の充填する場合に採用してもよい。
また、拡幅部が形成されていない削孔に対して本発明の充填材ストッパーを使用してもよい。
また、補強対象であるコンクリート部材は、コンクリート造であればよく、現場打ちコンクリート構造体や、プレキャストコンクリート構造体等その種類は問わないとともに、補強を行う部位についても限定されず、例えば、天井スラブ、底版、側壁等に適用可能である。
1,2,3,4 充填材ストッパー
11,21,31,41 先端板
11a 雌ネジ部
12,22,32,42 後端板
13,23,33,43 拡径弾性体
14,24 締め付けボルト
15,25 スペーサ
21a 突起
26 空気抜き孔(貫通孔)
27 注入孔(貫通孔)
33a,43c 注入室

Claims (5)

  1. 充填材が充填された削孔の孔口部に配設される充填材ストッパーであって、
    板材と雌ネジ部を備える先端板と、
    前記先端板の孔口側に配設される後端板と、
    前記先端板と前記後端板との間に介設された拡径弾性体と、
    前記後端板および前記拡径弾性体を貫通して前記雌ネジ部に螺入された締め付けボルトと、を備え、
    前記拡径弾性体が、前記先端板および前記後端板を介して付与される前記締め付けボルトの締め付け力により拡径可能であることを特徴とする、充填材ストッパー。
  2. 前記締め付けボルトの頭部と前記後端板との間に、スペーサが介設されていることを特徴とする、請求項1に記載の充填材ストッパー。
  3. 充填材が充填された削孔の孔口部に配設される充填材ストッパーであって、
    前記孔口部を遮蔽する先端板と、
    前記先端板の孔口側に配設される後端板と、
    前記先端板と前記後端板との間に介設された拡径弾性体と、を備え、
    前記拡径弾性体は、内部に気体または液体を注入することで周方向に膨張する中空の部材からなることを特徴とする、充填材ストッパー。
  4. 前記先端板の前記拡径弾性体との当接面と反対側の面に、突起が形成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の充填材ストッパー。
  5. 前記先端板、前記拡径弾性体および前記後端板を貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の充填材ストッパー。
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