JP5609149B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、詳しくは、耐偏摩耗性および騒音性能を向上した空気入りタイヤに関する。
従来、トレッド面のセンター部にタイヤ周方向に屈曲しながら環状に延在する第一主溝を設け、該第一主溝のタイヤ幅方向両側にタイヤ周方向に直線状に延在する2本の第二主溝を設け、第一主溝と各第二主溝との間に第一陸部を形成し、該第一陸部にタイヤ周方向に傾斜しながらタイヤ幅方向に延在する第一ラグ溝をタイヤ周方向に所定の間隔で配置した空気入りタイヤがある。この空気入りタイヤは、第一主溝の溝幅をタイヤ接地幅の10%以下にし、かつ第一主溝の屈曲幅を2〜10mmの範囲にし、第二主溝をタイヤ赤道面からタイヤ接地幅の20〜35%の範囲に配置し、第一ラグ溝を、タイヤ周方向に対する傾斜角度αを35〜50°にして傾斜させながら湾曲して延在させる一方、第一ラグ溝の一端を第二主溝に連通させ、他端を第一主溝から離間させて、第一陸部をリブに形成し、第二主溝と第一ラグ溝で挟まれたリブの鋭角部の角部分を面取りし、各第二主溝のタイヤ幅方向外側にタイヤ周方向に直線状に延在する1本の周溝を設け、第二主溝と周溝との間に第二陸部を形成し、該第二陸部に一端が周溝に連通し、他端が第二主溝から離間する第二ラグ溝をタイヤ周方向に所定の間隔で配置し、第二陸部をリブに形成し、第二ラグ溝をタイヤ周方向に対する傾斜角度βを傾斜角度αの110〜130%の範囲で傾斜させながら湾曲して延在させる一方、タイヤ周方向に対する傾斜方向を第一ラグ溝と逆向きにし、かつ第二ラグ溝を周溝と第二ラグ溝で挟まれたリブの鋭角部側を凹とする円弧状に延在させている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の空気入りタイヤによれば、第一主溝の溝幅をタイヤ接地幅の10%以下にする一方、第二主溝をタイヤ赤道面からタイヤ接地幅の20%以上の範囲に配置し、第一ラグ溝を第一主溝に連通させずに第一陸部をリブに形成することにより、第一主溝に隣接するセンター部分のトレッド剛性を増加させることができるため、ドライ路面での操縦安定性を高めることができる。しかも、屈曲して延在する第一主溝の屈曲幅を2mm以上にすることで、第一主溝のエッジ効果によるトラクション性を確保することができる。
また、特許文献1に記載の空気入りタイヤによれば、第一陸部をリブにする一方、第二主溝に連通する第一ラグ溝の傾斜角度αを35°以上にし、その第二主溝と第一ラグ溝で挟まれたリブの鋭角部の角部分を面取りしたので、第一陸部に偏摩耗が生じ難くなり、耐偏摩耗性の改善が可能になる。
また、特許文献1に記載の空気入りタイヤによれば、直線状に延在する第二主溝をタイヤ赤道面からタイヤ接地幅の35%以下の範囲に配置する一方、第一主溝の屈曲幅を10mm以下にし、さらに第一主溝に連通しない分だけ長さが短くなる第一ラグ溝を湾曲状に延在させ、直線状に延在するものより長さを長く確保するようにしたので、ウェット性能の確保が可能になる。
また、特許文献1に記載の空気入りタイヤによれば、第一ラグ溝を傾斜させることで、第一ラグ溝に隣接する第一陸部のエッジが路面を打つ打音を減少させて騒音を低減する一方、リブに形成した第一陸部が振動し難くなるので、騒音性能の改善も可能になる。
特許第4407765号公報
このように、上述した特許文献1に記載の空気入りタイヤによれば、ドライ路面での操縦安定性を高め、トラクション性を確保し、耐偏摩耗性を改善し、ウェット性能を確保し、騒音性能を改善することが可能である。しかし、近年では、車両の性能向上に伴い、耐偏摩耗性および騒音性能のさらなる向上が望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐偏摩耗性および騒音性能を向上することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、トレッド面のタイヤ赤道面の位置でタイヤ周方向に沿って延在するセンター主溝と、当該センター主溝のタイヤ幅方向両外側でタイヤ周方向に沿って延在する各外側主溝と、当該外側主溝に起端が連通され前記センター主溝に先端が非連通とされると共にタイヤ周方向に対して傾斜して形成されてタイヤ周方向に複数配列されたラグ溝と、当該ラグ溝間で両端が前記ラグ溝に非連通とされると共にタイヤ周方向に対して傾斜して形成されたサイプと、を備えた空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝は、先端部に溝底が浅く形成された底上部が設けられ、前記サイプは、長手方向をタイヤ周方向とし、かつ長手方向の中心が前記底上部のタイヤ幅方向の領域内に配置されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、ラグ溝の底上部により騒音を低減することができる。しかも、底上部が設けられたラグ溝間に長手方向の中心を配置したサイプにより、ラグ溝が設けられた陸部に掛かる応力が分散されるため、タイヤ新品時での初期の偏摩耗を抑制することができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記サイプは、その端部が前記ラグ溝のトレッド面の開口縁から2[mm]以上5[mm]以下の範囲に配置されていることを特徴とする。
サイプとラグ溝との間隔が2[mm]未満であると、サイプとラグ溝との間が破断するおそれがある。一方、サイプとラグ溝との間隔が5[mm]を超えると、応力の分散が少ないため、偏摩耗の抑制効果が得難い。すなわち、この空気入りタイヤによれば、ラグ溝に対するサイプの配置を規定することにより、騒音性能および耐偏摩耗性の効果が顕著に得られる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記ラグ溝は、前記外側主溝との間に形成された鋭角部側の開口縁の一部が面取りされた面取部を有していることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、面取部により、開口縁の欠けによるラグ溝の増大を最小限に抑えるため、耐偏摩耗性および騒音性能を向上することができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記ラグ溝は、タイヤ赤道面に近づくに従ってタイヤ周方向に対して20[°]以上60[°]以下で傾斜し、かつ起端から先端に向けて溝幅が漸次狭く形成されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、ラグ溝が設けられた陸部のエッジが路面を打つ打音を減少させ、騒音を低減することができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記センター主溝は、一定周期で屈曲または湾曲して形成され、その変曲点が前記サイプのタイヤ周方向の領域内に配置されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、トレッド面に生じた応力をラグ溝からサイプ側に逃がすので、応力をさらに分散させることができる。
本発明に係る空気入りタイヤは、耐偏摩耗性および騒音性能を向上することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの平面図である。 図2は、図1に示す空気入りタイヤの拡大平面図である。 図3は、図2におけるA−A断面図である。 図4は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周方向である。また、タイヤ幅方向とは、前記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cに向かう側、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cから離れる側をいう。また、タイヤ赤道面Cとは、空気入りタイヤ1の回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。
本実施の形態の空気入りタイヤ1は、特に、小型トラック用のタイヤとして好適である。この空気入りタイヤ1は、図1に示すように、トレッド部2を有している。トレッド部2は、ゴム材からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面(以下、トレッド面という)21が空気入りタイヤ1の輪郭となる。
トレッド部2のトレッド面21には、タイヤ赤道面Cの位置でタイヤ周方向に沿って延在するセンター主溝31が設けられている。また、トレッド面21には、センター主溝31のタイヤ幅方向両外側に、タイヤ周方向に沿って延在する各外側主溝32が設けられている。また、トレッド面21には、タイヤ幅方向両最外側に、タイヤ周方向に沿って延在する各周溝33が設けられている。そして、センター主溝31と外側主溝32との間に、タイヤ赤道面Cに最も近いセンター陸部41が形成されている。また、外側主溝32と周溝33との間に、タイヤ赤道面Cに二番目に近い中間陸部42が形成されている。また、周溝33のタイヤ幅方向外側に、タイヤ赤道面Cから最も遠いタイヤ幅方向最外側のショルダー陸部43が形成されている。
センター主溝31は、タイヤ周方向に直線状に形成されていてもよいが、本実施の形態では、一定周期で屈曲または湾曲しながらタイヤ周方向に延在して設けられている。センター主溝31の屈曲(湾曲)幅W1は、振幅の中心(本実施の形態ではタイヤ赤道面Cと一致)から2[mm]以上10[mm]以下の範囲に設定されている。屈曲幅W1が2[mm]未満であると、排水性が良好であるが、センター主溝31のエッジ効果によるトラクション性を確保することが難しい。一方、屈曲幅W1が10[mm]を超えると、トラクション性を確保できるが、屈曲が大きくなり過ぎて、排水性が悪化する。好ましくは、屈曲幅W1は、4[mm]以上8[mm]以下がよい。
また、センター主溝31は、その溝幅G1がタイヤ接地幅TWの10[%]以下に形成されている。センター主溝31の溝幅G1がタイヤ接地幅TWの10[%]を超えると、タイヤ赤道面C付近でのトレッド剛性が低下するため、ドライ路面走行時での操縦安定性の改善効果が低下する。好ましくは、溝幅G1は、タイヤ接地幅TWの8[%]以下がよい。溝幅G1の下限値は、排水性の点からタイヤ接地幅TWの3[%]以上がよい。
外側主溝32は、タイヤ周方向に直線状に形成され、タイヤ赤道面Cからタイヤ幅方向外側に向かってタイヤ接地幅TWの20[%]以上35[%]以下の範囲に溝中心が配置されている。外側主溝32がタイヤ接地幅TWの20[%]の位置よりタイヤ幅方向内側に配置されると、センター陸部41の剛性が低下して、ドライ路面走行時での操縦安定性の改善効果が低下する。一方、外側主溝32がタイヤ接地幅TWの35[%]の位置よりタイヤ幅方向外側に配置されると、排水性が低下する。
周溝33は、タイヤ赤道面Cからタイヤ幅方向外側に向かってタイヤ接地幅TWの30[%]以上50[%]以下の範囲に溝中心が配置されている。これにより、ショルダー側の接地圧を低下させ、トレッド面21の接地圧を均一化することができるので、センター側とショルダー側との接地圧差に起因する偏摩耗を抑制し、摩耗時での騒音および通過音の抑制に寄与する。好ましくは、周溝33は、タイヤ赤道面Cからタイヤ幅方向外側に向かってタイヤ接地幅TWの35[%]以上45[%]以下の範囲に溝中心が配置されているとよい。
さらに、周溝33の溝幅G3は、外側主溝32の溝幅G2の45[%]以上65[%]以下の範囲に形成されている。周溝33の溝幅G3が外側主溝32の溝幅G2の45[%]未満であると、ショルダー側の接地圧を効果的に低下させることが難しくなる。一方、周溝33の溝幅G3が外側主溝32の溝幅G2の65[%]を超えると、ショルダー側の接地圧の低下が大きくなり過ぎるため、センター摩耗が発生し易くなる。好ましくは、周溝33の溝幅G3は、外側主溝32の溝幅G2の50[%]以上60[%]以下の範囲に形成されているとよい。
ここで、タイヤ接地幅TWとは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重の70%をかけたとき、この空気入りタイヤ1のトレッド部2のトレッド面21が路面と接地する領域(以下、接地領域という)のタイヤ幅方向の最大幅である。また、接地領域のタイヤ幅方向の両最外端をタイヤ接地端という。
なお、正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
センター陸部41は、ラグ溝51が形成されている。ラグ溝51は、外側主溝32に起端が連通されセンター主溝31に先端が非連通とされている。これにより、センター陸部41は、タイヤ周方向に連続するリブ状に形成されている。ラグ溝51は、図2に示すように、タイヤ周方向に対して傾斜して形成されてタイヤ周方向に複数配列されている。また、ラグ溝51は、個々のセンター陸部41においてタイヤ周方向に対する傾斜方向が同一であり、かつ各センター陸部41においてもタイヤ周方向に対する傾斜方向が同一であって、タイヤ赤道面Cを挟んで点対称に配置されている。
このラグ溝51は、図2および図3に示すように、その先端部に溝底が浅く形成された底上部51aが設けられている。底上部51aは、ラグ溝51のタイヤ幅方向寸法W2に対してラグ溝51の先端から起端へのタイヤ幅方向寸法W3が、20[%]以上50[%]以下の範囲で設けられている。また、底上部51aは、ラグ溝51の最も深い溝深さH1に対して底上げされた高さH2が、40[%]以上65[%]以下の範囲とされている。なお、底上部51aは、本実施の形態では、図3に示すように、ラグ溝51の最も深い溝底から1段に形成されているが、複数段で形成されていてもよく、漸次底上げされた形態で形成されていてもよい。
また、ラグ溝51は、起端から先端に至りタイヤ赤道面Cに近づくに従ってタイヤ周方向に対する傾斜角度が20[°]以上60[°]以下の範囲で変化するように湾曲して形成されている。この傾斜角度は、湾曲するラグ溝51における溝幅の中心線51bの接線のタイヤ周方向に対する角度である。なお、中心線51bは、図3の断面をあらわす図2におけるA−A線である。
また、ラグ溝51は、タイヤ周方向に対する傾斜角度α1が、鋭角側で35[°]以上として形成されている。この傾斜角度α1が35[°]未満であると、外側主溝32とラグ溝51とで挟まれたセンター陸部41の鋭角部41aの角部分に偏摩耗が発生する傾向となる。この傾斜角度α1の上限値は、騒音性能の点から後述するショルダー側ラグ溝52との関係で50[°]以下とすることが好ましい。なお、湾曲して延在するラグ溝51の傾斜角度α1は、図2に示すように、ラグ溝51の中心線51bの起端側点51xと先端側点51yを結ぶ直線のタイヤ周方向に対する角度である。このラグ溝51は、起端から先端に向けて溝幅が漸次狭く形成されている。
また、ラグ溝51は、トレッド面21において、外側主溝32とラグ溝51で挟まれたセンター陸部41の鋭角部41a側の開口縁を面取りされた面取部51cが形成されている。面取部51cは、センター陸部41の鋭角部41a側の開口縁の全てに設けられていることが好ましいが、少なくとも外側主溝32に連通する部分や、外側主溝32に連通する部分の近傍に設けられていてもよい。
さらに、センター陸部41は、ラグ溝51の間にサイプ61が形成されている。サイプ61は、直線状に形成され、タイヤ周方向に対して傾斜して長手方向をタイヤ周方向として設けられている。このサイプ61は、長手方向の中心61aが、ラグ溝51の底上部51aが設けられたタイヤ幅方向の領域内であって、底上部51aにおけるラグ溝51の先端から起端へのタイヤ幅方向寸法W3内に配置されている。
また、サイプ61は、その端部がラグ溝51のトレッド面21における開口縁から2[mm]以上5[mm]以下の範囲に配置されている。
また、サイプ61と、センター主溝31との関係は、タイヤ幅方向に一定周期で屈曲または湾曲したセンター主溝31の変曲点Pが、サイプ61のタイヤ周方向領域であるタイヤ周方向寸法Lの範囲内となるように設けられている。
このようなサイプ61は、ラグ溝51の間に1箇所に限らず、複数設けられていてもよい。サイプ61を複数設ける場合、ラグ溝51の底上部51aにおけるタイヤ幅方向の領域(タイヤ幅方向寸法W3)内に少なくとも1つが配置されていればよい。
中間陸部42は、図1に示すように、ショルダー側ラグ溝52が設けられている。ショルダー側ラグ溝52は、周溝33に起端が連通され外側主溝32に先端が非連通とされている。これにより、中間陸部42は、タイヤ周方向に連続するリブ状に形成されている。ショルダー側ラグ溝52は、タイヤ周方向に対して傾斜して形成されてタイヤ周方向に複数配列されている。また、ショルダー側ラグ溝52は、個々の中間陸部42においてタイヤ周方向に対する傾斜方向が同一であり、かつ各中間陸部42においてもタイヤ周方向に対する傾斜方向が同一であって、タイヤ赤道面Cを挟んで点対称に配置されている。
このショルダー側ラグ溝52は、その先端部に溝底が浅く形成された底上部52aが設けられている。なお、底上部52aは、ショルダー側ラグ溝52の最も深い溝底から1段に形成されていてもよいが、複数段で形成されていてもよく、漸次底上げされた形態で形成されていてもよい。
また、ショルダー側ラグ溝52は、タイヤ周方向に対する傾斜角度α3が、鋭角側でラグ溝51の傾斜角度α1の110[%]以上130[%]以下の範囲で傾斜すると共に、タイヤ周方向に対する傾斜方向をラグ溝51と逆向きにしながら湾曲して延在している。
このように、ショルダー側ラグ溝52の傾斜角度α3をラグ溝51の傾斜角度α1に対してずらすことで、ラグ溝51による騒音のピーク周波数帯とショルダー側ラグ溝52による騒音のピーク周波数帯をずらし、両ラグ溝51,52に起因するパターンノイズの増幅を防ぐ。傾斜角度α3が傾斜角度α1の110[%]未満であると、上記効果を得ることができず、さらに周溝33とショルダー側ラグ溝52で挟まれた中間陸部42の鋭角部42aに偏摩耗が発生し易くなる。一方、傾斜角度α3が傾斜角度α1の130[%]を超えると、ショルダー側ラグ溝52のエッジが路面を打つ打音を減少させる効果が低減する。なお、湾曲して延在するショルダー側ラグ溝52の傾斜角度α3は、図1に示すように、ショルダー側ラグ溝52の中心線52bの起端側点52xと先端側点52yを結ぶ直線のタイヤ周方向に対する角度である。
ショルダー陸部43は、図1に示すように、ショルダー側サイプ62およびショルダー側サイプ63が設けられている。ショルダー側サイプ62は、周溝33に連通し、周溝33からタイヤ幅方向外側であってタイヤ周方向に傾斜しつつ直線状に延在して形成されている。また、ショルダー側サイプ63は、各ショルダー側サイプ62の間に2本配置され、周溝33に非連通でタイヤ周方向に傾斜しつつ直線状に延在して形成されている。
このように構成された空気入りタイヤ1は、センター主溝31の溝幅G1をタイヤ接地幅TWの10[%]以下にすると共に、外側主溝32をタイヤ赤道面Cからタイヤ接地幅TWの20[%]以上の範囲に配置し、ラグ溝51をセンター主溝31に非連通としてセンター陸部41をリブ状に形成することで、トレッド部2のセンター部分でのトレッド剛性を高めることができるので、ドライ路面での操縦安定性を向上することが可能になる。また、センター主溝31の屈曲幅W1を2[mm]以上にすることで、センター主溝31のエッジ効果によるトラクション性を確保することが可能になる。
また、センター陸部41をリブ状にすると共に、外側主溝32に連通するラグ溝51の傾斜角度α1を35[°]以上にし、外側主溝32とラグ溝51で挟まれたセンター陸部41の鋭角部41aを面取りしたので、リブ状のセンター陸部41に偏摩耗が発生し難くなり、偏摩耗の改善が可能になる。
また、直線状に延在する外側主溝32をタイヤ赤道面Cからタイヤ接地幅TWの35[%]以下の範囲に配置し、センター主溝31の屈曲幅W1を10[mm]以下にし、さらにセンター主溝31に非連通の分だけ長さが短くなるラグ溝51を湾曲状に延在させ、直線状に延在するものより長さを長く確保するようにしたので、ウェット性能を確保することが可能になる。
また、ラグ溝51を傾斜させることで、ラグ溝51により形成されたセンター陸部41のエッジが路面を打つ打音を減少させ、騒音を低減することが可能になる。しかも、センター陸部41がタイヤ幅方向に振動し難くなるので、騒音性能の改善も可能になる。
なお、ラグ溝51の先端からセンター主溝31までのタイヤ幅方向寸法W9は、センター主溝31の溝幅G1に対して105[%]以上150[%]以下の範囲にするのがよい。寸法W9が溝幅G1の105[%]未満であると、ラグ溝51の先端とセンター主溝31との間でのセンター陸部41の剛性が局部的に低下するため、偏摩耗が発生し易くなる。一方、寸法W9が溝幅G1の150[%]を超えると、排水性の低下を招く。好ましくは、寸法W9は110[%]以上140[%]以下がよい。
特に、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、ラグ溝51は、先端部に溝底が浅く形成された底上部51aが設けられ、ラグ溝51の間に設けられたサイプ61は、長手方向をタイヤ周方向とし、かつ長手方向の中心61aが底上部51aのタイヤ幅方向の領域(タイヤ幅方向寸法W3)内に配置されている。
この空気入りタイヤ1によれば、ラグ溝51の底上部51aにより騒音を低減することが可能になる。しかも、底上部51aが設けられたラグ溝51間に長手方向の中心61aを配置したサイプ61により、センター陸部41に掛かる応力が分散されるため、タイヤ新品時での初期の偏摩耗を抑制することが可能になる。ここで、サイプ61のタイヤ周方向に対する傾斜角度α2が大きすぎると偏摩耗の要因となるため、傾斜角度α2が、鋭角側で10[°]以上30[°]以下の範囲であることが好ましい。さらに、偏摩耗を抑制するため、また、サイプ61は、その溝深さがラグ溝51の最も深い溝深さH1に対して10[%]以上であることが好ましい。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、サイプ61は、その端部がラグ溝51のトレッド面21の開口縁から2[mm]以上5[mm]以下の範囲に配置されている。
サイプ61とラグ溝51との間隔が2[mm]未満であると、サイプ61とラグ溝51との間が破断するおそれがある。一方、サイプ61とラグ溝51との間隔が5[mm]を超えると、応力の分散が少ないため、偏摩耗の抑制効果が得難い。また、偏摩耗の抑制効果を顕著に得るため、サイプ61は、タイヤ赤道面Cに近い側の端部からセンター陸部41の外側主溝32側の縁までのタイヤ幅方向寸法W4が、ラグ溝51のタイヤ幅方向寸法W2に対して70[%]以上90[%]以下の範囲にあることが好ましい。さらに、サイプ61は、タイヤ赤道面Cに遠い側の端部からセンター陸部41の外側主溝32側の縁までのタイヤ幅方向寸法W5が、ラグ溝51における底上部51aのタイヤ幅方向外側端から外側主溝32に開口するまでのタイヤ幅方向寸法W6に対して70[%]以上110[%]以下の範囲であることが好ましい。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、ラグ溝51は、外側主溝32との間に形成されたセンター陸部41の鋭角部41a側の開口縁の一部が面取りされた面取部51cを有している。
この空気入りタイヤ1によれば、面取部51cにより、開口縁の欠けによるラグ溝51の増大を最小限に抑えるため、耐偏摩耗性および騒音性能を向上することが可能になる。ここで、上記効果を顕著に得るため、面取部51cは、面取りした両縁間の寸法が1.0[mm]以上1.5[mm]以下の範囲であることが好ましい。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、ラグ溝51は、タイヤ赤道面Cに近づくに従ってタイヤ周方向に対して20[°]以上60[°]以下で傾斜し、かつ起端から先端に向けて溝幅が漸次狭く形成されている。
この空気入りタイヤ1によれば、ラグ溝51により形成されたセンター陸部41のエッジが路面を打つ打音を減少させ、騒音を低減することが可能になる。ここで、上記効果を顕著に得るため、ラグ溝51は、起端側の最も広い溝幅T1に対して先端側の最も狭い溝幅T2が60%以上75%以下の範囲で先細りに形成されていることが好ましい。なお、起端側の最も広い溝幅T1とは、外側主溝32側に開口する開口幅である。また、先端側の最も狭い溝幅T2とは、ラグ溝51の先端の円弧状に形成された円弧を除いた部分においてトレッド面21に開口する開口幅である。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、センター主溝31は、一定周期で屈曲または湾曲して形成され、その変曲点Pがサイプ61のタイヤ周方向の領域(タイヤ周方向寸法L)内に配置されている。
この空気入りタイヤ1によれば、トレッド面21に生じた応力をラグ溝51からサイプ61側に逃がすので、応力をさらに分散させることが可能になる。ここで、上記効果を顕著に得るため、サイプ61と、センター主溝31との関係は、センター主溝31の振幅W7が、タイヤ赤道面Cとサイプ61の中心61aとのタイヤ幅方向寸法W8に対して10[%]以上20[%]以下の範囲であることが好ましい。さらに、サイプ61と、センター主溝31との関係は、センター主溝31の溝幅G1が、タイヤ赤道面Cとサイプ61の中心61aとのタイヤ幅方向寸法W8に対して20[%]以上40[%]以下の範囲であることが好ましい。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、パターンノイズ(騒音性能)および耐偏摩耗性に関する性能試験が行われた(図4参照)。
この性能試験では、タイヤサイズ165R13の空気入りタイヤを、13×5Jのリムに組み付け、試験車両(最大積載量400[kg]の商用車)のフロントおよびリアに装着し、フロントは220[kPa]の空気圧を充填し、リアは280[kPa]の空気圧を充填した。
パターンノイズの評価方法では、上記試験車両にて、テストコースを40[km/h]で走行したときの車内騒音を、官能評価により従来例を基準として評価する。この場合、基準を100とした指数で示し、指数が高いほど騒音が低減され騒音性能が高い。
耐偏摩耗性の評価方法では、上記試験車両にて、公道を15000[km]走行後に、タイヤ外観を視覚評価により従来例を基準として評価する。この場合、基準を100とした指数で示し、指数が高いほど偏摩耗が抑制され耐偏摩耗性が高い。
従来例の空気入りタイヤは、ラグ溝間にサイプが設けられているが、ラグ溝に底上部が設けられていない。これに対し、実施例1〜8は、ラグ溝間にサイプが設けられており、かつラグ溝に底上部が設けられている。そして、実施例2,3は、さらにサイプ配置においてラグ溝からの距離が規定されている。また、実施例4,5は、さらに面取部が設けられている。また、実施例6,7は、さらにラグ溝の傾斜角度が規定されている。また、実施例8は、さらにセンター主溝が屈曲または湾曲して形成されている。
図4の試験結果に示すように、実施例1〜実施例8の空気入りタイヤでは、それぞれパターンノイズ(騒音性能)および耐偏摩耗性が向上していることが分かる。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、耐偏摩耗性および騒音性能を向上することに適している。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
21 トレッド面
31 センター主溝
32 外側主溝
33 周溝
41 センター陸部
41a 鋭角部
42 中間陸部
42a 鋭角部
43 ショルダー陸部
51 ラグ溝
51a 底上部
51b 中心線
51c 面取部
51x 起端側点
51y 先端側点
61 サイプ
61a 中心
W1 センター主溝の屈曲幅
C タイヤ赤道面
G1 センター主溝の溝幅
G2 外側主溝の溝幅
G3 周溝の溝幅
L サイプのタイヤ周方向寸法
P センター主溝の変曲点
T1 ラグ溝の起端側の溝幅
T2 ラグ溝の先端側の溝幅
TW タイヤ接地幅
W1 センター主溝の屈曲幅
W2 ラグ溝のタイヤ幅方向寸法
W3 底上部のタイヤ幅方向寸法
W4 サイプのタイヤ赤道面に近い側の端部から外側主溝までのタイヤ幅方向寸法
W5 サイプのタイヤ赤道面に遠い側の端部から外側主溝までのタイヤ幅方向寸法
W6 底上部のタイヤ幅方向外側端から外側主溝に開口するまでのタイヤ幅方向寸法
W7 センター主溝の振幅
W8 タイヤ赤道面とサイプの中心とのタイヤ幅方向寸法
W9 ラグ溝の先端からセンター主溝までのタイヤ幅方向寸法
α1 ラグ溝の傾斜角度
α2 サイプの傾斜角度

Claims (4)

  1. トレッド面のタイヤ赤道面の位置でタイヤ周方向に沿って延在するセンター主溝と、当該センター主溝のタイヤ幅方向両外側でタイヤ周方向に沿って延在する各外側主溝と、当該外側主溝に起端が連通され前記センター主溝に先端が非連通とされると共にタイヤ周方向に対して傾斜して形成されてタイヤ周方向に複数配列されたラグ溝と、当該ラグ溝間で両端が前記ラグ溝に非連通とされると共にタイヤ周方向に対して傾斜して形成されたサイプと、を備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記ラグ溝は、先端部に溝底が浅く形成された底上部が設けられ、かつ起端から先端に向けて溝幅が漸次狭く形成されており、
    前記サイプは、長手方向をタイヤ周方向とし、かつ長手方向の中心が前記底上部のタイヤ幅方向の領域内に配置され、かつその端部が前記ラグ溝のトレッド面の開口縁から2mm以上5mm以下の範囲に配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ラグ溝は、前記外側主溝との間に形成された鋭角部側の開口縁の一部が面取りされた面取部を有していることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ラグ溝は、タイヤ赤道面に近づくに従ってタイヤ周方向に対して20[°]以上60[°]以下で傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記センター主溝は、一定周期で屈曲または湾曲して形成され、その変曲点が前記サイプのタイヤ周方向の領域内に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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