JP5607687B2 - コネクタ固定構造、およびコネクタ固定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パネルに固定することが可能なコネクタ固定構造等に関するものである。
従来から、バックプレーン型コネクタが用いられている。バックプレーン型コネクタは、バックプレーン(パネル)に対して、所定範囲で移動可能に固定されるコネクタである。図9は、従来のバックプレーン型コネクタであるコネクタ100を示す図である。
コネクタ100は、ハウジング101、ピン107、バックハウジング105、ねじ111等から構成される。ハウジング101内部には、図示を省略したコネクタ本体が収容される。ハウジング101の背面側には、ピン保持部109が設けられる。ピン保持部109は、ピン107を保持する部位であり、ハウジング101の背面の対角線上の角部近傍に一対形成される。
パネル103には孔113が形成される。孔113の角部近傍には、ピン107に対応する部位に切欠きが形成される。ピン107をピン保持部109に固定した状態で、ハウジング101がパネル103の孔113位置に配置される。ピン107は、孔113の切欠き部を貫通して、パネル103の背面側に露出する。ピン107は、さらに、バックハウジング105を貫通する。バックハウジング105は、略矩形であり、孔113に対応する孔を有する板状部材である。
ピン107の先端には、雌ネジ部が形成される。バックハウジング105を貫通したピン107の先端(雌ネジ部)には、ねじ111が固定される。したがって、ハウジング101およびバックハウジング105でパネル103を挟み込み、ハウジング101に固定されたピン107とねじ111によって、コネクタ100がパネル103に固定される。
ピン107に対して、孔113の切欠き部の大きさは大きい。したがって、コネクタ100をパネル103に固定した状態において、ハウジング101は、パネル103の面内で上下左右方向に僅かに動くことができる。このようにすることで、接続対象であるブレード側のハウジングとの多少の位置ずれを吸収して、ハウジング同士の接続を容易に行うことができる。
しかし、このように、ハウジング101をパネル103に対して僅かに移動可能に固定するため、特殊なピン107を用いる必要がある。このような特殊なピン107は、加工が困難である。また、ピン107およびねじ111を用いる必要があるため、部品点数も増加する。また、ピン107が小さく、これと接続されるねじ111が小さいため、取り扱い性が悪く、固定作業性が悪い。
このような問題に対し、弾性爪の先端にハウジングと係止可能な係合爪を有する固定部材を用い、バックプレーンを挟んでハウジングと固定部材とを係合することで、バックプレーンに固定することが可能な光コネクタがある(特許文献1)。
特開平11−125741号公報
しかし、特許文献1に記載の方法は、固定部材が複雑な形状であるため、加工コストを削減することが困難である。また、係合爪の先端とハウジングとが線接触となるため、互いの接触面積が小さい。また、弾性爪自体も容易に変形するため、係合爪と弾性爪の相互の変形により、ハウジングとの接続方向における位置が容易に変動する。したがって、バックプレーンに対して、ハウジング自体が傾く恐れがある。また、特許文献1における固定部材は、金属板を加工するものと思われるが、長期使用や繰り返し使用の際に、弾性爪や係合爪が塑性変形し、当初の精度を保つことが困難である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、パネルに対する取り付け作業性に優れ、低コストであり、長期信頼性にも優れるコネクタ固定構造等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、の発明は、ハウジングの背面側に形成される、少なくとも一対の脚部と、前記脚部の先端部に形成され、コネクタの接続方向に対して略垂直に屈曲する係止爪とを具備するコネクタを用い、第1のプレートには、前記脚部に対応する位置に一対の孔が形成され、前記孔は、前記係止爪を挿入可能な挿入部と、前記係止爪の長さよりも幅が狭く、前記脚部の厚みよりも幅の広いスライド部が設けられ、前記係止爪を前記挿入部に挿入した状態で、前記ハウジングを前記第1のプレートの面に略平行な方向にスライドさせて、前記脚部を前記スライド部に移動させることで、前記係止爪によって前記ハウジングが前記第1のプレートに係止され、さらに、前記脚部が前記挿入部にスライド移動することを防止するスライド防止機構が設けられ、前記脚部と前記スライド部の内面との間、前記脚部と前記スライド防止機構との間、および、前記ハウジングの背面または前記係止爪の表面と前記第1のプレートのそれぞれの対向面との間には、それぞれ所定のクリアランスが形成されることを特徴とするコネクタ固定構造である。
このような構成とすることで、固定対象であるパネルなどのプレートにコネクタを固定することが容易であり、使用する部品点数も少なくて済む。また、スライド防止機構を設けることで、前記ハウジングが前記挿入部に戻ることが抑制され、コネクタがプレートから脱落することを防止することができる。また前記所定のクリアランスが確保されているため、接続対象であるブレード側のハウジングとの多少の位置ずれを吸収してハウジング同士の接続を容易に行うことができる。
また、コネクタの背面と係止爪の前面側とでプレートを挟み込むことができる。したがって、ハウジングとパネルとが面接触となる。さらに、係止爪は、孔に挿入されているのみであり、弾性変形をすることもなく、プレート等から応力を受けることもない。このため、ハウジングとプレートとの距離変動が生じにくい。また、ハウジングがパネルに対して傾くことが抑制され、長期にわたって、精度良くハウジングのパネルに対する位置(または移動量)を維持することができる。
前記第1のプレートは、装着対象のパネルであり、前記スライド防止機構は、固定部材であり、前記係止爪が前記第1のプレートの背面側に係止された状態で、少なくとも一方の前記孔の前記挿入部に前記固定部材を嵌めることで、前記脚部が前記挿入部にスライド移動することを防止してもよい。この場合、前記固定部材は、前記パネルの前面から挿入され、ラッチにより前記パネルに固定されてもよい。
このような構成とすることで、コネクタのスライド移動による脱落を容易に防止することができる。また、固定部材の装着作業も容易である。
前記第1のプレートは、装着対象のパネルであり、第2のプレートには、前記スライド防止機構であって、前記係止爪のサイズよりわずかに大きい固定孔が形成され、前記第1のプレートに前記ハウジングを装着した状態で、前記第2のプレートが、前記第1のプレートの背面に固定されることで、前記第1のプレートの背面に位置する前記係止爪が、前記第2のプレートの前記固定孔に所定のクリアランスを持って嵌り、前記ハウジングが前記第1のプレートに対して所定の移動量を確保しつつ、前記挿入部へのスライド移動が防止されてもよい。
また、前記第1のプレートは、固定補助板であり、装着対象のパネルには、前記係止爪のサイズに対応する前記スライド防止機構である固定孔が形成され、前記第1のプレートを、前記パネルの前面に固定することで、前記第1のプレートの背面に位置する前記係止爪が、前記パネルの前記固定孔に嵌り、前記ハウジングが前記パネルに対してスライド移動することが防止されてもよい。
このような構成とすることで、コネクタをパネルに確実に固定することができる。
の発明は、ハウジングの背面側に、少なくとも一対の脚部が形成され、前記脚部の先端部には、コネクタの接続方向に対して略垂直に屈曲する係止爪が形成されるコネクタと、前記脚部に対応する位置に一対の孔が形成されるプレートとを用い、前記孔は、前記係止爪を挿入可能な挿入部と、前記係止爪の長さよりも幅が狭く、前記脚部の厚みよりも幅の広いスライド部が設けられ、前記係止爪を前記挿入部に挿入し、前記ハウジングを前記プレートの面に略平行な方向にスライドさせて、前記脚部を前記スライド部に移動させることで、前記係止爪を前記プレートの背面側に係止し、さらに、前記脚部が前記挿入部にスライド移動することを防止するスライド防止機構を設け、前記脚部と前記スライド部の内面との間、前記脚部と前記スライド防止機構との間、および、前記ハウジングの背面または前記係止爪の表面と、前記プレートのそれぞれの対向面との間に、それぞれ所定のクリアランスを形成することを特徴とするコネクタ固定方法である。
このような構成とすることで、作業性が良好であり、使用する部品点数も少なく、長期にわたって安定してコネクタが所定範囲で移動可能なように、コネクタをパネルに固定することができる。
本発明によれば、パネルに対する取り付け作業性に優れ、低コストであり、長期信頼性にも優れるコネクタ固定構造等を提供することができる。
コネクタ1を示す斜視図。 コネクタ1の脚部9を孔15に挿入した状態を示す図。 コネクタ1をパネルに対してスライドさせた状態を示す図。 孔15の挿入部17に固定部材5を取り付ける工程を示す図。 孔15およびパネル7に対するコネクタ1のクリアランスを示す図。 他の固定方法を示す図。 固定部材23を用いた、他の固定方法を示す図。 固定部材23を用いた、他の固定方法を示す図。 従来のコネクタ100を示す分解斜視図。
<実施形態1>
以下、本発明の実施の形態にかかるコネクタ1について説明する。図1はコネクタ1を示す斜視図である。なお、コネクタ1のハウジング3内に配置される、内ハウジング及びコネクタ本体部分については、図示を簡略化または省略する。
コネクタ1は、パネル7に固定されて用いられる。プレート状のパネル7はバックプレーンであり、孔21が形成される。孔21は、図示を省略した光ケーブル等が挿通される部位である。孔21の対角線上の両側には、一対の孔15が設けられる。孔15は、挿入部17とスライド部19とが連結された形状である。孔15の上部は幅の広い挿入部17となり、挿入部17の下部には、縮幅されたスライド部19が形成される。孔15の形状の詳細は後述する。
略矩形のハウジング3には、対角線上の両角部近傍に、背面方向に突出する一対の脚部9が形成される。すなわち、脚部9は、コネクタの接続方向に形成される。脚部9の先端部には、脚部9の突出方向に略垂直な方向に屈曲された係止爪11が形成される。係止爪11は、ハウジング3の両側の互いに外側に向けて屈曲する。
固定部材5は、コネクタ1をパネル7に装着した際に、コネクタ1がパネル7から脱落することを防止する部材である。固定部材5は、先端にラッチ13を有する部材である。固定部材5は、パネル7の前面から、孔15の挿入部17に取り付けることができる。固定部材5の使用方法については後述する。
次に、パネル7へのコネクタ1の取り付け工程について説明する。まず、図2(a)に示すように、パネル7の前面側から孔15の挿入部17にハウジング3の係止爪11および脚部9を挿入する(図中矢印A方向)。すなわち、孔15は、脚部9および係止爪11の形成位置に対応する部位に形成される。
また、図2(b)は、図2(a)のB部を背面側から見た図である。挿入部17は、屈曲された係止爪11が挿入可能な程度の大きさで形成される。したがって、係止爪11および脚部9がパネル7と干渉することがない。このため、ハウジング3は、その背面側がパネル7に当接するまで、脚部9を挿入部17に挿入することができる。
次に、図3(a)に示すように、ハウジング3をパネル7の前面に対して平行な方向(図中下方向であって矢印C方向)にスライドさせる。すなわち、脚部9をスライド部19にスライド移動させる。
図3(b)はこの状態における、図2(b)に対応する図である。図3(b)に示すように、この状態では、脚部9はスライド部19に挿入された状態となり、係止爪11の少なくとも一部は、パネル7の背面側に位置する。スライド部19は、係止爪11の長さ(図中ハッチング部の左右方向の全長)よりも幅が狭く、脚部9の厚みよりも幅が広い。したがって、係止爪11の前面とハウジング3の背面とでパネル7を挟み込むことができる。したがって、係止爪11がパネル7に係止され、ハウジング3がパネル7の前方に脱落することを防止することができる。
次に、図4(a)に示すように、一対の固定部材5を、パネル7の前面から、それぞれの孔15の挿入部17に装着する。前述のように、固定部材5の先端にはラッチ13が形成されており、ラッチに13によって、固定部材5を挿入部17に固定することができる。すなわち、固定部材5の本体は挿入部17よりも大きいため、固定部材5がパネル7の後方に脱落することがなく、ラッチ13によってパネル7の背面側から固定されるため、固定部材5がパネル7の前方に脱落することがない。
なお、このように、挿入部17の少なくとも一部を埋めるように孔15に装着できれば、固定部材5の形態は問わない。例えば、固定部材5としては、ゴムやスポンジ等の弾性部材であってもよく、このような弾性部材を挿入部17に押し込むことで、挿入部17に弾性部材を固定しても良い。
固定部材5によって、脚部9が上方(挿入部17側)にスライド移動することを防止することができる。したがって、コネクタ1がパネル7から脱落することを防止することができる。
図4(b)は、固定部材5を装着した状態における、図2(b)に対応する図である。固定部材5を取り付けた際、係止爪11と固定部材5(ラッチ13)と干渉しないように、所定のクリアランス(図中E)が形成される。このようにすることで、ハウジング3は、クリアランスに応じた範囲で、パネル7に対して上下方向に移動することができる。
図5は、図4(b)のH−H線断面図である。脚部9の幅に対してスライド部19の幅は、わずかに大きい。したがって、スライド部19内面と脚部9の間には、ハウジング3の左右方向に対して、例えばそれぞれF1およびF2のクリアランスが形成される。このようなコネクタ1の接続方向に対して垂直な方向(上下方向または幅方向)のクリアランス(E、F1およびF2)としては、例えばそれぞれ0.1〜1.0mm程度であることが好ましく、さらに望ましくは、それぞれ0.2〜0.5mmである。クリアランスが大きすぎても小さすぎても、ブレード側のハウジングとの接続性が劣るためである。
また、パネル7を挟みこむ係止爪11の前面およびハウジング3の背面と、それぞれに対応するパネル7の対向面との間には、例えばそれぞれG1およびG2のクリアランスが形成される。このようなコネクタ1の接続方向(前後方向)のクリアランス(G1+G2)としては、例えば0.1〜0.5mm程度であることが望ましい。クリアランスが大きすぎると、ハウジング3の傾き等の問題が生じ、小さすぎるとパネル7に対するハウジング3の自由な移動が困難になるためである。
このようにすることで、ハウジング3は、パネル7に固定された状態で、上下左右方向に所定のクリアランスの範囲で移動することができる。この際、前後方向にもクリアランスが形成されるため、わずかな力で、ハウジング3をパネル7に対して移動させることができる。
以上、本実施の形態によれば、パネル7を貫通する脚部9を形成し、脚部9の先端に形成される係止爪11とハウジング3とでパネル7を挟み込むため、従来のような特殊なピンやねじを用いる必要がない。
また、パネル7にコネクタ1を固定した状態において、脚部9および係止爪11は、弾性変形をしておらず、外部からパネル等に押し付けられて変形した状態とはならない。また、パネル7の背面に対して、係止爪11の前面側を面接触させ、パネル7の前面には、ハウジング3の背面が面接触させることができる。したがって、長期使用時においても、脚部9および係止爪11の経時変形を防止することができる。したがって、ハウジング3がパネル7に対して傾くことを防止し、ハウジング3の移動範囲が変動することもない。
また、固定部材5は、ハウジング3がパネル7に対して上方にスライドして係止爪11が挿入部17から外れることを防止するスライド防止機構として機能する。このため、コネクタ1がパネル7から脱落することがない。
なお、固定部材5は、少なくとも一方の孔15に装着すれば、コネクタ1の脱落を防止することができる。例えば、図6に示すように、上部の孔15にのみ固定部材5を装着し、下部の孔15には、固定部材5を設けなくても良い。このようにしても、ハウジング3がパネル7に対して移動して、係止爪11が挿入部17から抜けることを防止することができる。
また、本実施形態では、係止爪11がハウジング3の両側の外方に向けて屈曲する例を示したが、係止爪11は、互いに対向するように内側に向けて屈曲しても良く、一対の係止爪11が互いに別の向きに形成されても良い。いずれにしても、固定部材5を少なくとも一か所に配置可能であれば、係止爪11の形態は問わない。また、挿入部17とスライド部19とは、必ずしも上下方向に配置しなくてもよく、左右方向に配置してもよい。
<実施形態2>
次に、第2の実施形態について説明する。図7はコネクタ1の他の固定方法を示す斜視図である。なお、以下の説明において、前述した実施形態と同一の機能を奏する構成については、図1〜図6と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態では、固定部材5に変えて、固定補助板であるプレート状の固定部材23が用いられる。
固定部材23には、パネル7と同様に、光ケーブル等が貫通する孔25が形成される。また、孔25の対角線上の両側には、固定孔である一対の孔27が設けられる。孔27は、係止爪11に対応した大きさの孔である。本実施形態では、まず、図7に示すように、前述した工程(図2(a)および図3(a))と同様にしてハウジング3をパネル7に装着する。
次に、図8(a)に示すように、パネル7の背面側に、固定部材23を固定する。固定部材23は、例えば、図示を省略したねじ等によってパネル7に固定しても良いし、ラッチ機構等でパネル7に固定されてもよい。図8(b)は、係止爪11近傍のパネル7(固定部材23)の背面側から見た図である。固定部材23をパネル7に固定すると、孔27が係止爪11の位置に対応する。すなわち、固定部材23の孔27は、パネル7のスライド部19の位置に対応し、固定部材23によって挿入部17が塞がれる。
係止爪11のサイズに対して、孔27は僅かに大きい。したがって、前述したように、係止爪11と孔27の内面には所定のクリアランスが形成される。このため、係止爪11が孔27内において上下左右に所定の範囲で移動することができる。また、係止爪11は孔27内に納められるため、挿入部17から抜けることはない。
以上、第2の実施の形態によれば、固定部材5を用いた方法と同様に、長期使用時においても固定部材5の変形等が生じることがなく、パネル7に対して所定の範囲で移動可能に、容易に取り付けることができる。また固定部材23に複数組の孔25、孔27を設けることで、1つの固定部材23で複数のハウジング3を固定する構成としても良い。このような構成とすれば、例えばねじで固定部材23を固定する場合でも、従来構成に比べてハウジング1つあたりのねじの使用数を減らすことができ、コスト低減や作業性向上に効果的である。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第2の実施形態において、固定対象のパネル7に孔15(挿入部17およびスライド部19)を形成し、パネル7の背面側に孔27を有する固定部材23を固定した例を示したが、孔の形成を逆にしても良い。例えば、固定部材23に孔15を形成し、コネクタ1を固定部材23に装着した状態で、孔27を有するパネル7の前面に固定部材23を固定しても良い。いずれの場合でも、係止爪11が孔27内に収容されて、孔15の挿入部17から抜けなければ良い。
なお、固定部材23を予めパネル7に固定しておき、パネル7に固定部材23を固定した状態でコネクタ1をパネル7に装着することもできる。例えば、固定部材23として容易に弾性変形可能な材質を用い、孔27からある程度離れた位置でパネル7にねじ止め等しておけばよい。このようにすることで、係止爪11を挿入部17に挿入してスライド部19に移動させる際に、係止爪11の厚み分だけ固定部材23を弾性変形させることができる。係止爪11が孔27まで挿入されると、弾性変形が解放されて、図8の状態とすることができる。
また、パネル7には、光ケーブルなどを貫通させるための孔21を形成したが、パネル7の前面側に光ケーブルを取り出すこともできる。例えば、ハウジング3の一部に切欠きを形成し(脚部9を伸ばし)、ハウジング3の背面とパネル7との間の一部に隙間を空けることで、光ケーブルをパネル7の前面(コネクタ1の固定方向と同一方向)に取り出すこともできる。
1………コネクタ
3………ハウジング
5、23………固定部材
7………パネル
9………脚部
11………係止爪
13………ラッチ
15………孔
17………挿入部
19………スライド部
21、25、27………孔
100………コネクタ
101………ハウジング
103………パネル
105………バックハウジング
107………ピン
109………ピン保持部
111………ねじ
113………孔

Claims (6)

  1. ハウジングの背面側に形成される、少なくとも一対の脚部と、前記脚部の先端部に形成され、コネクタの接続方向に対して略垂直に屈曲する係止爪とを具備するコネクタを用い、
    第1のプレートには、前記脚部に対応する位置に一対の孔が形成され、
    前記孔は、前記係止爪を挿入可能な挿入部と、前記係止爪の長さよりも幅が狭く、前記脚部の厚みよりも幅の広いスライド部が設けられ、
    前記係止爪を前記挿入部に挿入した状態で、前記ハウジングを前記第1のプレートの面に略平行な方向にスライドさせて、前記脚部を前記スライド部に移動させることで、前記係止爪によって前記ハウジングが前記第1のプレートに係止され、
    さらに、前記脚部が前記挿入部にスライド移動することを防止するスライド防止機構が設けられ、
    前記脚部と前記スライド部の内面との間、前記脚部と前記スライド防止機構との間、および、前記ハウジングの背面または前記係止爪の表面と前記第1のプレートのそれぞれの対向面との間には、それぞれ所定のクリアランスが形成されることを特徴とするコネクタ固定構造。
  2. 前記第1のプレートは、装着対象のパネルであり、
    前記スライド防止機構は、固定部材であり、
    前記係止爪が前記第1のプレートの背面側に係止された状態で、少なくとも一方の前記孔の前記挿入部に前記固定部材を嵌めることで、前記脚部が前記挿入部にスライド移動することを防止することを特徴とする請求項記載のコネクタ固定構造。
  3. 前記固定部材は、前記パネルの前面から挿入され、ラッチにより前記パネルに固定されることを特徴とする請求項記載のコネクタ固定構造。
  4. 前記第1のプレートは、装着対象のパネルであり、
    第2のプレートには、前記スライド防止機構であって、前記係止爪のサイズに対応する固定孔が形成され、前記第1のプレートに前記ハウジングを装着した状態で、前記第2のプレートが、前記第1のプレートの背面に固定されることで、前記第1のプレートの背面に位置する前記係止爪が、前記第2のプレートの前記固定孔に嵌り、前記ハウジングが前記第1のプレートに対してスライド移動することが防止されることを特徴とする請求項記載のコネクタ固定構造。
  5. 前記第1のプレートは、固定補助板であり、
    装着対象のパネルには、前記係止爪のサイズに対応する前記スライド防止機構である固定孔が形成され、前記第1のプレートを、前記パネルの前面に固定することで、前記第1のプレートの背面に位置する前記係止爪が、前記パネルの前記固定孔に嵌り、前記ハウジングが前記パネルに対してスライド移動することが防止されることを特徴とする請求項記載のコネクタ固定構造。
  6. ハウジングの背面側に、少なくとも一対の脚部が形成され、前記脚部の先端部には、コネクタの接続方向に対して略垂直に屈曲する係止爪が形成されるコネクタと、
    前記脚部に対応する位置に一対の孔が形成されるプレートと、を用い、
    前記孔は、前記係止爪を挿入可能な挿入部と、前記係止爪の長さよりも幅が狭く、前記脚部の厚みよりも幅の広いスライド部が設けられ、
    前記係止爪を前記挿入部に挿入し、前記ハウジングを前記プレートの面に略平行な方向にスライドさせて、前記脚部を前記スライド部に移動させることで、前記係止爪を前記プレートの背面側に係止し、
    さらに、前記脚部が前記挿入部にスライド移動することを防止するスライド防止機構を設け、
    前記脚部と前記スライド部の内面との間、前記脚部と前記スライド防止機構との間、および、前記ハウジングの背面または前記係止爪の表面と、前記プレートのそれぞれの対向面との間に、それぞれ所定のクリアランスを形成することを特徴とするコネクタ固定方法。
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