JP5605835B2 - エレベータの省電力システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、エレベータの運行需要に応じて各機器の電源を遮断するエレベータの省電力システムに関する。
マンション等のビルにおいて、エレベータの運行需要が少ない場合には、エレベータの運転を休止したり、また、群管理システムでは運行台数を減らす等の省電力運転を行っている。しかし、エレベータを休止したとしても、エレベータの各機器は通電状態であるため、電力は消費される。
そこで、エレベータの運行需要に応じて各機器の電源を遮断してスタンバイ状態とし、利用者が乗場呼びボタンを操作したときに各機器の電源を投入して通常運転に復帰させている。
特開2005−162441号公報
しかしながら、利用者が乗場呼びボタンを操作したときに各機器の電源を投入しても、各機器は直ぐには動作可能な状態に立ち上がらないため、しばらくの間、運転サービスを再開できず、状況によっては故障と間違えられることがある。
そこで、乗場に利用者が来たときに、省電力モードから通常の運転モードへスムーズに復帰させることのできるエレベータの省電力システムが求められる。
本実施形態に係るエレベータの省電力システムは、エレベータの運行需要に応じて各機器の電源を遮断して省電力モードを設定する省電力モード設定手段と、この省電力モード設定手段によって設定された省電力モード中に乗場に来た利用者を事前に検知する利用者検知手段と、この利用者検知手段によって利用者が検知されたときに、上記各機器の電源を投入して通常の運転モードへの復帰制御を行う復帰制御手段とを具備し、上記各機器として、乗りかごに関する機器と、上記乗りかごを走行させるための走行関係機器とを含み、上記復帰制御手段は、上記乗りかごが停止している階と利用者が乗場呼びを登録した階が同じであった場合に上記乗りかごに関する機器の電源を投入して優先的に復帰させ、上記乗りかごが停止している階と利用者が乗場呼びを登録した階が異なる場合には上記走行関係機器の電源を投入して優先的に復帰させることを特徴とする。
図1は第1の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図3は第2の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。 図4は第3の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。 図5は第4の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。 図6は同実施形態における乗場の操作パネルとして用いられる乗場行先階登録装置の構成を示す図である。 図7は第5の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。 図8は第6の実施形態におけるかご位置と各機器の復帰優先度との関係を説明するための図であり、図8(a)はかご位置と呼び位置が同じ場合、同図(b)はかご位置と呼び位置が異なる場合の復帰優先度の順番を示す図である。 図9は同実施形態におけるエレベータ制御装置による復帰動作時の処理動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。巻上機11にメインロープ12が巻き掛けられており、そのメインロープ12の一端に乗りかご13、他端にカウンタウェイト14が取り付けられている。巻上機11が駆動されると、メインロープ12を介して乗りかご13とカウンタウェイト14がつるべ式に移動する。
乗りかご13内には、行先階を登録するための行先階登録ボタン15が設けられている。各階の乗場には、上方向あるいは下方向の乗場呼びを登録するための乗場呼びボタン16が設けられている。これらのボタン15,16は、伝送ケーブル17を介してエレベータ制御装置22に接続されている。
ドライブ装置21は、エレベータ制御装置22からの駆動指令を受けて巻上機11を駆動する装置であり、図示せぬコンバータ、インバータなどから構成されている。
エレベータ制御装置22は、乗場呼びボタン16の操作により乗場呼びが登録された場合には乗りかご13をその乗場呼びの登録階に応答させ、乗りかご13内の行先階登録ボタン15の操作によって行先階が登録された場合には乗りかご13をその行先階に移動させるなどの運転制御を行う。
また、このエレベータ制御装置22には、本システムを実現するための機能として、エレベータ(乗りかご13)の運行需要に応じて、ドライブ装置21を含む各機器23の電源を遮断して省電力モードを設定する省電力モード設定機能と、省電力モード中に乗場に来た利用者を事前に検知する利用者検知機能と、利用者が検知されたときに、ドライブ装置21を含む各機器23の電源を投入して通常の運転モードへの復帰制御を行う復帰制御機能とが備えられている。
図1に示された「各機器23」とは、ドライブ装置21以外で所要の電力を受けて動作する機器類のことであり、具体的には「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」,「かご内呼び装置」,「乗場表示器」などである。
「ドア」とは、乗りかご13に設けられたドアのことである。「かご内照明」とは、乗りかご13内の天井等に設置された照明機器のことである。「かご内表示器」とは、乗りかご13内で現在のかご位置や運転方向等を表示するための表示装置のことである。「かご内呼び装置」とは、乗りかご13内の行先階登録ボタン15とその応答ランプを含む。「乗場表示器」とは、乗場で現在のかご位置や運転方向等を表示するための表示装置のことである。
ここで、第1の実施形態では、乗場にて利用者を事前に検知するための利用者検知手段として、セキュリティドア24が用いられる。
セキュリティドア24は、「玄関ロック」とも呼ばれ、マンション等の建物でエレベータに連動させたセキュリティシステムの1つとして乗場に設置されている。図1の例では、基準階である1階の乗場に設置されている。このセキュリティドア24は、通常、ロック機構が働いた状態にあり、利用者が暗証番号を入力したり、利用者が所持するセキュリティカードの情報を読み込ませるなどしてロック機構を解除する。このセキュリティドア24はエレベータ制御装置22に接続されており、利用者によってロック機構が解除されると、その解除信号がエレベータ制御装置22に与えられる。
次に、本システムの動作について説明する。
図2は本システムのエレベータ制御装置22の処理動作を示すフローチャートである。
エレベータ制御装置22は、エレベータ(乗りかご13)の交通需要を監視しており、各階の乗場呼びの登録がなく、乗りかご13が無方向で戸閉している状態が所定時間(例えば1時間)以上継続した場合に閑散状態であると判断する(ステップS11のYes)。
閑散状態の場合、エレベータ制御装置22は、「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」,「かご内呼び装置」,「乗場表示器」などの各機器23に対する電源、さらに、ドライブ装置21に対する電源を遮断するためのスタンバイ信号を出力して、エレベータを省電力モードに切り替える(ステップS12)。
ただし、セキュリティドア24については常に電源が供給されており、省電力モード中も稼動しているものとする。また、乗場呼びボタン16の応答ランプは消灯状態にあるが、ボタン操作による呼び登録だけは可能である。
ここで、省電力モード中に利用者が1階の乗場に来たとする。第1の実施形態では、セキュリティドア24のロック機構が解除されたときに、利用者が乗場に来たものと判断する。
すなわち、エレベータ制御装置22は、セキュリティドア24からロック機構の解除信号を入力すると、乗場に利用者が来たものと判断する(ステップS13のYes)。そして、エレベータ制御装置22は、各機器23に対する電源を投入し、さらに、ドライブ装置21の電源も投入してスタンバイ状態を解除して、エレベータを省電力モードから通常の運転モードへ復帰させる(ステップS14)。
このように第1の実施形態によれば、省電力モード中において、セキュリティドア24のロック機構が解除されたことをトリガにしてエレベータの各機器(ドライブ装置を含む)の電源を投入することで、利用者が実際にエレベータを利用する前、つまり、乗場に設置された乗場呼びボタン16を操作する前に、各機器を動作可能な状態まで立ち上げて、通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
なお、上記実施形態では、基準階である1階の乗場にセキュリティドア24が設置された構成を想定して説明したが、各階の乗場に同様のセキュリティドア24を設置しておくことでも良い。このような構成によれば、各階でエレベータ(乗りかご13)を利用する利用者を検知して、省電力モードから通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、利用者検知手段として防犯カメラを用いることを特徴とする。
図3は第2の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。なお、図3において、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
基準階である1階の乗場に、乗場に来た利用者を撮影するための防犯カメラ25が設置されている。この防犯カメラ25によって撮影された画像はエレベータ制御装置22に転送される。
このような構成において、図2のフローチャートで説明したように、各階の乗場呼びの登録がなく、乗りかご13が無方向で戸閉している状態が所定時間(例えば1時間)以上継続した場合に閑散状態であると判断され、各機器23やドライブ装置21の電源が遮断されて省電力モードに切り替えられる。
ただし、防犯カメラ25については、省電力モード中も稼動しており、乗場の状態を常時監視している。また、乗場呼びボタン16の応答ランプは消灯状態にあるが、ボタン操作による呼び登録だけは可能である。
ここで、省電力モード中に1階の乗場に利用者が来たとする。第2の実施形態では、1階に設置された防犯カメラ25の撮影画像をエレベータ制御装置22が解析処理して利用者の存在を認識する。なお、画像の解析処理については周知の方法を用いるものとし、ここではその詳しい説明は省略するものとする。
エレベータ制御装置22は、防犯カメラ25の撮影画像に基づいて乗場に利用者が来たことを検知すると、各機器23の電源を投入し、さらに、ドライブ装置21の電源も投入して、スタンバイ状態を解除する。これにより、全てのエレベータ機器の電源が投入されて、通常の運転モードに復帰する。
このように第2の実施形態によれば、省電力モード中において、乗場に設置された防犯カメラ25に利用者が撮影されたことをトリガにしてエレベータの各機器(ドライブ装置を含む)の電源を投入することでも、上記第1の実施形態と同様に、利用者が実際にエレベータを利用する前、つまり、乗場に設置された乗場呼びボタン16を操作する前に、各機器を動作可能な状態まで立ち上げて、通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
なお、上記実施形態では、基準階である1階の乗場に防犯カメラ25が設置された構成を想定して説明したが、各階の乗場に同様の防犯カメラ25を設置しておくことでも良い。このような構成によれば、各階でエレベータ(乗りかご13)を利用する利用者を検知して、省電力モードから通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、利用者検知手段としてインターフォンを用いることを特徴とする。
図4は第3の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。なお、図4において、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
建物の各室26のそれぞれにインターフォン27が設置されている。このインターフォン27は、エレベータ制御装置22に接続されており、室内からエレベータの利用を通知することができる。
このような構成において、図2のフローチャートで説明したように、各階の乗場呼びの登録がなく、乗りかご13が無方向で戸閉している状態が所定時間(例えば1時間)以上継続した場合に閑散状態であると判断され、各機器23やドライブ装置21の電源が遮断されて省電力モードに切り替えられる。なお、各室26のインターフォン27については、エレベータ動作とは関係なく、常に稼働状態にある。また、乗場呼びボタン16の応答ランプは消灯状態にあるが、ボタン操作による呼び登録だけは可能である。
ここで、第3の実施形態では、省電力モード中に各室26のいずれかの居室に設置されたインターフォン27を通じて利用者がエレベータ利用を通知したとする。エレベータ制御装置22は、インターフォン27からエレベータ利用の通知を受け取ると、各機器23の電源を投入し、さらに、ドライブ装置21の電源も投入して、スタンバイ状態を解除する。これにより、全てのエレベータ機器の電源が投入されて、通常の運転モードに復帰する。
このように第3の実施形態によれば、省電力モード中において、各室26に設置されたインターフォン27を通じて利用者がエレベータ利用を通知したことをトリガにしてエレベータの各機器(ドライブ装置を含む)の電源を投入することでも、上記第1の実施形態と同様に、利用者が実際にエレベータを利用する前、つまり、乗場に設置された乗場呼びボタン16を操作する前に、各機器を動作可能な状態まで立ち上げて、通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、利用者検知手段として操作パネルを用いることを特徴とする。
図5は第4の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。なお、図5において、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
基準階である1階の乗場に、利用者によって操作可能な操作パネル28が設置されている。この操作パネル28は、乗場にて利用者が何らかの指示を行うための操作ボタンを有する。この操作ボタンとしては、具体的には各室に繋がるインターフォンの通話ボタンや、乗場の照明機器をON/OFFするための電源ボタンなどである。この操作パネル28はエレベータ制御装置22に接続されており、ボタン操作による信号がエレベータ制御装置22に入力されるようになっている。
このような構成において、図2のフローチャートで説明したように、各階の乗場呼びの登録がなく、乗りかご13が無方向で戸閉している状態が所定時間(例えば1時間)以上継続した場合に閑散状態であると判断され、各機器23やドライブ装置21の電源が遮断されて省電力モードに切り替えられる。
ただし、操作パネル28については、省電力モード中も稼動しているものとする。また、乗場呼びボタン16の応答ランプは消灯状態にあるが、ボタン操作による呼び登録だけは可能である。
ここで、省電力モード中に1階の乗場に利用者が来たとする。第4の実施形態では、1階に設置された操作パネル28を利用者が操作したときの信号をエレベータ制御装置22が入力することで、利用者の存在を認識する。
エレベータ制御装置22は、操作パネル28からの入力信号に基づいて乗場に利用者が来たことを検知すると、各機器23の電源を投入し、さらに、ドライブ装置21の電源も投入して、スタンバイ状態を解除する。これにより、全てのエレベータ機器の電源が投入されて、通常の運転モードに復帰する。
このように第4の実施形態によれば、省電力モード中において、乗場に設置された操作パネル28を利用者が操作したことをトリガにしてエレベータの各機器(ドライブ装置を含む)の電源を投入することでも、上記第1の実施形態と同様に、利用者が実際にエレベータを利用する前、つまり、乗場に設置された乗場呼びボタン16を操作する前に、各機器を動作可能な状態まで立ち上げて、通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
なお、上記実施形態では、基準階である1階の乗場に操作パネル28が設置された構成を想定して説明したが、各階の乗場に同様の操作パネル28を設置しておくことでも良い。このような構成によれば、各階でエレベータ(乗りかご13)を利用する利用者を検知して、省電力モードから通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
また、乗場に設置される操作パネル28としては、図6に示すような乗場行先階登録装置29を用いることでも良い。乗場行先階登録装置29は、利用者が乗りかご13に乗る前に、乗場にて行先階を事前に登録可能な装置であり、ボタン操作により行先階を登録するための操作部30と、登録された行先階が割り当てられた号機などのメッセージが表示される表示部31とを備える。
複数台のエレベータ号機を有する群管理システムでは、この乗場行先階登録装置29を通じて利用者の行先階を事前に知ることができるため、例えば同じ階に行く利用者に対して同じ乗りかごを割り当てるなどして、効率的な運行制御を行うことができる。
ここで、省電力モード中に利用者が乗場に設置された乗場行先階登録装置29を用いて行先階を登録操作したときに各機器の電源を投入すれば、その利用者が登録操作を完了してドア前で待機している間に各機器を動作可能な状態まで立ち上げて、通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態では、利用者検知手段として電波感知器を用いることを特徴とする。
図7は第5の実施形態に係るエレベータの省電力システムの構成を示す図である。なお、図7において、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
基準階である1階の乗場に、利用者が所持する携帯電話装置32の電波を感知する電波感知器33が設置されている。携帯電話装置32は、図示せぬ基地局との間で常に特定の周波数を有する電波を発信する。電波感知器33は、携帯電話装置32の電波を所定の範囲内で感知する。この電波感知器33はエレベータ制御装置22と接続されており、携帯電話装置32の電波を感知すると、その感知信号をエレベータ制御装置22に出力する。
このような構成において、図2のフローチャートで説明したように、各階の乗場呼びの登録がなく、乗りかご13が無方向で戸閉している状態が所定時間(例えば1時間)以上継続した場合に閑散状態であると判断され、各機器23やドライブ装置21の電源が遮断されて省電力モードに切り替えられる。
ただし、電波感知器33については、省電力モード中も稼動しているものとする。また、乗場呼びボタン16の応答ランプは消灯状態にあるが、ボタン操作による呼び登録だけは可能である。
ここで、省電力モード中に1階の乗場に利用者が来たとする。第5の実施形態では、利用者が携帯電話装置32を所持しており、1階に設置された電波感知器33がその携帯電話装置32の電波を感知したときの信号をエレベータ制御装置22が入力することで、利用者の存在を認識する。
エレベータ制御装置22は、電波感知器33からの電波感知信号に基づいて乗場に利用者が来たことを検知すると、各機器23の電源を投入し、さらに、ドライブ装置21の電源も投入して、スタンバイ状態を解除する。これにより、全てのエレベータ機器の電源が投入されて、通常の運転モードに復帰する。
このように第5の実施形態によれば、省電力モード中において、乗場に設置された電波感知器33が利用者の携帯電話装置32の電波を感知したことをトリガにしてエレベータの各機器(ドライブ装置を含む)の電源を投入することでも、上記第1の実施形態と同様に、利用者が実際にエレベータを利用する前、つまり、乗場に設置された乗場呼びボタン16を操作する前に、各機器を動作可能な状態まで立ち上げて、通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
なお、上記実施形態では、基準階である1階の乗場に電波感知器33が設置された構成を想定して説明したが、各階の乗場に同様の電波感知器33を設置しておくことでも良い。このような構成によれば、各階でエレベータ(乗りかご13)を利用する利用者を検知して、省電力モードから通常の運転モードにスムーズに復帰させることができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。
上記第1〜第5の実施形態では、利用者を検知したときに、エレベータの各機器の電源を同時に投入することで、通常の運転モードへ復帰させていた。しかしながら、各機器の電源を同時に投入すると、その瞬間の電力消費が非常に高くなるなどの問題がある。そこで、第6の実施形態では、利用者を検知したときの状況に応じて各機器を復帰させる順番を変更することを特徴とする。
図8は第6の実施形態におけるかご位置と各機器の復帰優先度との関係を説明するための図であり、図8(a)はかご位置と呼び位置が同じ場合、同図(b)はかご位置と呼び位置が異なる場合の復帰優先度の順番を示している。
復帰対象機器として、「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」,「かご内呼び装置」,「走行関係機器」がある。上述したように、「かご内照明」とは、乗りかご13内の天井等に設置された照明機器のことである。「かご内表示器」とは、乗りかご13内で現在のかご位置や運転方向等を表示するための表示装置のことである。「かご内呼び装置」とは、乗りかご13内の行先階登録ボタン15とその応答ランプを含む。「乗場表示器」とは、乗場で現在のかご位置や運転方向等を表示するための表示装置のことである。
また、「走行関係機器」とは、インバータやコンバータ等を含むドライブ装置21のことである。
ここで、かご位置(乗りかご13の現在位置)と呼び位置(乗場呼びがあった階)が同じであった場合には、図8(a)に示すように、乗りかご13に関する機器、具体的には「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」といった利用者の目に付きやすい機器を優先的に復帰させる。
一方、かご位置と呼び位置が異なる場合には、図8(b)に示すように、「走行関係機器」を優先的に復帰させ、直ぐには利用者の目に触れない「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」といった機器は後回しにする。
また、「乗場表示器」を復帰させる場合には、そのときの時間帯に応じて各階の「乗場表示器」あるいは乗場呼びのあった階の「乗場表示器」のみを復帰させるものとする。
以下に詳しく説明する。
図9は本システムのエレベータ制御装置22による復帰動作時の処理動作を示すフローチャートである。
いま、上記第1〜第5の実施形態のいずれかの方法で利用者を検知して、各機器の電源を投入して省電力モードから通常の運転モードへ復帰させる場合を想定する。
まず、エレベータ制御装置22は、利用者を検知したときの時間が予め設定された閑散時間帯に含まれるか否かを判断する(ステップS21)。
ここで言う「閑散時間帯」とは、エレベータ利用が最も少ない時間帯のことであり、夜間〜早朝の時間帯(例えば0:00〜5:00)などである。
ただし、建物の交通状況によって閑散時間帯が異なるため、予め建物(物件)毎に閑散時間帯がエレベータ制御装置22内の図示せぬメモリに設定されているものとする。
閑散時間帯であった場合には(ステップS21のYes)、エレベータ制御装置22は、利用者が乗り呼びを登録した階に設置された「乗場表示器」の電源を投入して復帰させる(ステップS22)。その際、当該階の乗場呼びボタン16の応答ランプも点灯させるものとする。
一方、閑散時間帯以外であった場合には(ステップS21のNo)、エレベータ制御装置22は、利用者が乗り呼びを登録した階を含む全ての階に設置された「乗場表示器」の電源を投入して復帰させる(ステップS22)。その際、当該階の乗場呼びボタン16の応答ランプのみ点灯させる。
このように、閑散時間帯に利用者が乗場に来て乗場呼びを登録した場合には、その階に設置された「乗場表示器」のみを復帰させることで、電力消費を極力抑えることができ、利用者に対しても不安感を与えることがない。
一方、閑散時間帯以外であれば、各階に利用者が発生する可能性が高いため、すべての階に設置された「乗場表示器」を復帰させておくことで、他の階に利用者が来た場合にも対処できる。
なお、この時点では、「乗場表示器」以外の機器はスタンバイ状態にあり、まだ運転サービスできる状態にはない。そこで、すべての機器の復帰完了までの所要時間を乗場呼びが登録された階の「乗場表示器」に表示させて、利用者を安心させるようにしても良い(ステップS24)
次に、エレベータ制御装置22は、かご位置(乗りかご13の現在位置)と呼び位置(乗場呼びがあった階)が同じであるか否かを判断する(ステップS25)。なお、かご位置は、エレベータ運転中に巻上機11の回転軸に取り付けられた図示せぬパルスエンコーダから出力されるパルス信号を用いて検出される。
かご位置と呼び位置が同じであった場合、つまり、省電力モードによって乗りかご13が停止している階で乗場呼びがあった場合には(ステップS25のYes)、図8(a)で説明したように、エレベータ制御装置22は、「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」といった利用者の目に付きやすい機器に対する電源を投入して、これらを優先的に復帰させる(ステップS26)。その後に、エレベータ制御装置22は、「走行関係機器」、つまり、インバータやコンバータ等を含むドライブ装置21に対する電源を投入して復帰させる(ステップS27)。
一方、かご位置と呼び位置が異なる場合、つまり、省電力モードによって乗りかご13が停止している階とは別の階で乗場呼びがあった場合には(ステップS25のNo)、図8(b)で説明したように、エレベータ制御装置22は、「走行関係機器」に対する電源を投入して優先的に復帰させ(ステップS28)、その時点では利用者の目に触れにくい「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」については後回して復帰させる(ステップS29)。
このように、かご位置と呼び位置が同じで、利用者がすぐに乗りかご13に乗れる状況にあっては、利用者の目に付きやすい機器を優先的に復帰させることで、利用者に不安感を与えずに復帰動作を行うことができる。特に展望エレベータのように、乗りかご13が利用者の近くにあると、かご内の様子がはっきりと見てしまう場合には、かご内の機器類優先復帰させることで、利用者に故障と誤解されることを回避できる。また、利用者が乗りかご13に乗り込んで行先階を登録するまでには多少の時間があるので、その間を利用して「走行関係機器」を復帰させれば良い。
一方、かご位置と呼び位置が異なり、利用者がすぐに乗りかご13に乗れる状況にない場合には、先に「走行関係機器」を復帰させて、できるだけ早く乗りかご13を動かして、乗場呼びのあった階に応答させ、その移動の間に「ドア」,「かご内照明」,「かご内表示器」を復帰されば、効率的に復帰動作を行うことができる。この場合、乗りかご13の到着したときに、すべての機器の復帰がほぼ完了しているので、利用者は特に意識することなく乗車することができる。
このように第6の実施形態によれば、利用者を検知したときの状況に応じて各機器を復帰させる順番を変更することで、無駄な電力を抑えて効率的な復帰動作を行うと共に利用者の不安感を回避して通常の運転モードへスムーズに復帰させることができる。
以上のように、これらの実施形態によれば、省電力のために各機器の電源を遮断した場合に、通常の運転モードにスムーズに復帰させることのできるエレベータの省電力システムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…巻上機、12…メインロープ、13…乗りかご、14…カウンタウェイト、15…行先階登録ボタン、16…乗場呼びボタン、17…伝送ケーブル、21…ドライブ装置、22…エレベータ制御装置、23…各機器、24…セキュリティドア、25…防犯カメラ、26…建物の各室、27…インターフォン、28…操作パネル、29…乗場行先階登録装置、30…操作部、31…表示部、32…携帯電話装置、33…電波感知器。

Claims (7)

  1. エレベータの運行需要に応じて各機器の電源を遮断して省電力モードを設定する省電力モード設定手段と、
    この省電力モード設定手段によって設定された省電力モード中に乗場に来た利用者を事前に検知する利用者検知手段と、
    この利用者検知手段によって利用者が検知されたときに、上記各機器の電源を投入して通常の運転モードへの復帰制御を行う復帰制御手段とを具備し
    上記各機器として、乗りかごに関する機器と、上記乗りかごを走行させるための走行関係機器とを含み、
    上記復帰制御手段は、
    上記乗りかごが停止している階と利用者が乗場呼びを登録した階が同じであった場合に上記乗りかごに関する機器の電源を投入して優先的に復帰させ、上記乗りかごが停止している階と利用者が乗場呼びを登録した階が異なる場合には上記走行関係機器の電源を投入して優先的に復帰させることを特徴とするエレベータの省電力システム。
  2. 上記利用者検知手段として、上記乗場に設置されたセキュリティドアを用い、
    上記復帰制御手段は、
    上記セキュリティドアのロック機構が解除されたときに、通常の運転モードへの復帰制御を行うことを特徴とする請求項に記載のエレベータの省電力システム。
  3. 上記利用者検知手段として、上記乗場に設置された防犯カメラを用い、
    上記復帰制御手段は、
    上記防犯カメラによって利用者が撮影されたときに、通常の運転モードへの復帰制御を行うことを特徴とする請求項に記載のエレベータの省電力システム。
  4. 上記利用者検知手段として、建物の各室に設置されたインターフォンを用い、
    上記復帰制御手段は、
    上記インターフォンの操作があったときに、通常の運転モードへの復帰制御を行うことを特徴とする請求項に記載のエレベータの省電力システム。
  5. 上記利用者検知手段として、上記乗場に設置され、利用者によって操作可能な操作パネルを用い、
    上記復帰制御手段は、
    上記操作パネルの操作があったときに、通常の運転モードへの復帰制御を行うことを特徴とする請求項に記載のエレベータの省電力システム。
  6. 上記操作パネルは、上記乗場で利用者がボタン操作により行先階を登録するための乗場行先階登録装置を含むことを特徴とする請求項記載のエレベータの省電力システム。
  7. 上記利用者検知手段として、上記乗場に設置され、利用者が所持する携帯電話機の電波を感知する電波感知器を用い、
    上記復帰制御手段は、
    上記電波感知器によって上記携帯電話機の電波が感知されたときに、通常の運転モードへの復帰制御を行うことを特徴とする請求項に記載のエレベータの省電力システム。
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