JPH04169484A - エレベータの行先階表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は並設されたエレベータの乗場にエレベータの
行先階を表示するためのエレベータの行先階表示装置に
関するものである。

（従来の技術） 通学、エレベータの乗場には方向別に昇り、降りの２つ
のボタンを設けると共に、複数のエレベータがあるとき
は各々の方向にサービスするよう割当てられたエレベー
タを表示する表示装置を設けている。また、表示も到着
時点だけでなく、呼びが登録された時点にサービスする
エレベータを表示するシステムが増加してきた。

一方、運行能率の面から考えると、同じ階へ行く客を同
じかごに乗せるようにした行先階別割当方式が優れてい
る。

第４図は実公昭５３−４０８４３号公報に示されたエレ
ベータの行先階表示装置を示すもので、例えば３階の乗
場に通用したものである。図中、（１）　、　（２）は
それぞれエレベータの１号機および２号機の乗場の戸、
（７）は１階、２階、４〜９階の行先階ボタン（７ａ）
〜（７ｈ）が配列され、それぞれに対応する呼びを１号
機および２号機共通に登録する乗場操作盤、（２０）　
、　　（２１）は１号機のかごの昇りおよび降りの到着
予報灯、（２２）、　（２３）は２号機のかごの昇りお
よび降りの到着予報灯、（１８）は１号機の乗場の戸（
１）の上方に設置され各階に対応する数字、文字等を表
示する電球が配列され、点灯によって１号機のかごの行
先を表示する行先階表示器、（１９）も同じく２号機の
かごの行先階表示器である。

今、３階の乗場で５ＷｉＩの行先階ボタン（７ｄ）と８
階の行先階ボタン（７ｇ）が押されたとする。図示しな
い呼び割当装置はこれらの呼びを各かごに割り当て、５
階の呼びを１号機のかごに、８階の呼びを２号機に割り
当てたとする。これらの割り当てに対応する信号はそれ
ぞれ３ｗｉの行先階表示器（１ａ）、　（１９）を点灯
し、図示の如く、１号機のかごはサービスすべく割当て
られた階床が５階行きであることを表示すると共に、２
号機のかごは８階行きであることを表示する。これによ
り、客は混乱することなく、自分の希望する階へ行くか
ごが確認でき、それぞれの乗場の戸（１）　、　（２）
の前で待てばよいことになる。

〔発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記の如く方式では乗るべきかごを明確
に指示しないと乗場で混乱を起こし運行能率も上らない
という結果になってしまい、自分の行きたい階に行って
くれるのかを各エレベータの表示器を順番に見ていって
探さざるを得なかった。すなわち、最初に行先階を登録
したときはチャイムを鳴らすにしても、後から同じ行先
階に行きたい人は順番に見ていく必要があった。

また、表示器をエレベータ毎に設置せねばならず、コス
ト的にも従来の方向別表示器に比べ高価になるという問
題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、乗場の客に対し乗るべきかごを明確に指示し
乗場における混乱を防止でき、かつ使い易く、コストも
安いエレベータの行先階表示装置を得ることを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るエレベータの行先階表示装置は、複数台
並設されたエレベータの乗場に設けられ乗客の操作によ
りその希望する行先階に対応する呼びに対し呼び割当装
置により割り当てられた各エレベータがサービスすべき
行先階床を表示するようにしたエレベータの行先階表示
装置において、各エレベータの行先階を共通の画面上に
表示する集合行先階表示器を備えると共に、上記呼び割
当装置により各エレベータがサービスする事を決定した
階床を上記集合行先階表示器上の各エレベータの位置に
対応して集合表示制御する表示制御手段を備えたもので
ある。

（作用） この発明においては、表示制御手段により、呼び割当装
置によって各エレベータがサービスする事を決定した階
床を集合行先階表示器上の各エレベータの位置に対応し
て集合表示制御する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図と第２図は本実施例における乗場正面図と集合行
先階表示器の画面例を示し、また、第３図は上記集合行
先階表示器の表示制御ブロックを示している。第１図な
いし第３図において、（１）ないしく３）はエレベータ
１号機ないし３号機の乗場の戸、（４）ないしく６）は
図示していないがエレベータ（１）ないしく３）と乗場
を挟んで対面しているエレベータ４号機ないし６号機の
乗場の戸、（７）は１階、２階、４〜９階の行先階ボタ
ン（７ａ）ないしく７ｈ）が配列され、それぞれに対応
する呼びをエレベータ（１）ないしく６）に共通に登録
する乗場操作盤、（８）はエレベータ（１）ないしく６
）の行先階を共通の画面上に表示する集合行先階表示器
、（９）は行先階ボタン（７ａ）ないしく７ｈ）からの
信号が入力されたとき、エレベータ（１）ないしく６）
の運行方向、位置、呼びなどから演算してその呼びに応
答するのに最も適したかごを割り当てる呼び割当装置、
（１ｏ）は呼び割当装置（９）の出力である１号機ない
し６号機の割当呼び（１１）〜（１６）を入力し、予め
決められたエレベータ乗場の配置情報と共に、集合行先
階表示器（８）に画像情報（１７）として出力する表示
制御装置である。

今、第１図に示す３階の乗場において、９階用行先階ボ
タン（７ｈ）が操作されたとする。かごの呼び割当装置
（９）は、１号機（１）から６号機（６）のエレベータ
の状態を入力した結果、公知の割当かご選択機能により
行先階ボタン（７ｈ）による呼びに対して１号機（１）
を割り当てるのが最適と判断すると、１号機割当呼び（
１１）を出力する。表示制御装置（ｌＯ）は１号機（１
）から６号機（６）のエレベータを地図的に表示する情
報と共に９階行きの呼びは１号機がサービスする旨の情
報を集合行先階表示器（８）に出力する。

第２図で２木の横線で囲まれたエレベータの乗場に対向
した６つの四角がエレベータであり、左上から右上へ１
号機（１）から３号機（３）を、左下から右下へ４号機
（１）から６号機（６）を示している。また、「現在位
置」は操作者が見ている集合行先階表示器（８）の位置
を、「前側」　「後側」は各々操作者から見たエレベー
タの位置を示しており、ここまでが前述した「エレベー
タを地図的に表示する情報」によって作られた画面で、
１号機（１）を示す四角の中に示した数字「９」は１号
機がサービスする階である９階を示す。

この第２図では「９」以外に多くの数字があるが、これ
は既に表示されていた各エレベータのサービス階を示す
。すなわち、７階行きの呼び（７ｆ）は１号機（１）に
、４階行きの呼び（７Ｃ）は３号機（３）に、１階行き
の呼び（７ａ）と２階行きの呼び（７ｂ）は両方共６号
機（６）に割り当てられていることを示す。

したがって、集合行先階表示器により自分が希望する行
先階ヘサービスしてくれるエレベータを容易に見つける
事ができると共に、行先階表示器をエレベータ毎に設置
する必要がないため、低コストが実現できる。

なお、ここでは各エレベータに対し、２階床の呼びを表
示するスペースしかないが、３階床以上になったら詰め
てもよい。また操作された呼びを優先的に表示し、既に
表示されていた呼びを消すようにしてもよい。さらに、
表示できる分だけサイクリックに呼びを表示するように
してもよい。

また、上記実施例では行先階を示すようにしたが、条件
により通常の方向別割当になったときは、同じ地図表示
でサービスする方向を切換え表示する事もできる。

また、上記実施例の画面に他の情報を追加表示する事も
できる。例えばサービスまでの予測待時間、現在のかご
内負荷や運行方向などが考えられる。

さらに、行先階を示す数字を点滅させたり、色変更させ
たりする事によりエレベータが到着した事又は到着中で
ある事を示してもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、各エレベータのサー
ビスすべき階床を地図的に集中表示するようにしたので
、集合行先階表示器により自分が希望する行先階ヘサー
ビスしてくれるエレベータを容易に見つける事ができる
と共に、行先階表示器をエレベータ毎に設置する必要が
ないため、低コストが実現でき、かつ、乗場の客に対し
乗るべきかごを明確に指示し乗場における混乱を防止で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図はこの発明の一実施例における乗場正面
図と集合行先階表示器の画面例の説明図、第３図は上記
集合行先階表示器の表示制御ブロック図、第４図は従来
のエレベータの行先階表示装置の説明図である。 （１）〜（３）は１号機ないし３号機の乗場の戸、（７
）は乗場操作盤、 （８）は集合行先階表示器、 （９）は呼び割当装置、 （１０）は表示制御装置。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数台並設されたエレベータの乗場に設けられ乗客の操
   作によりその希望する行先階に対応する呼びに対し呼び
   割当装置により割り当てられた各エレベータがサービス
   すべき行先階床を表示するようにしたエレベータの行先
   階表示装置において、各エレベータの行先階を共通の画
   面上に表示する集合行先階表示器を備えると共に、上記
   呼び割当装置により各エレベータがサービスする事を決
   定した階床を上記集合行先階表示器上の各エレベータの
   位置に対応して集合表示制御する表示制御手段を備えた
   ことを特徴とするエレベータの行先階表示装置。