JP2008189421A

JP2008189421A - エレベータの制御装置

Info

Publication number: JP2008189421A
Application number: JP2007024330A
Authority: JP
Inventors: Fumitaka Inagaki; 文隆稲垣
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2007-02-02
Filing date: 2007-02-02
Publication date: 2008-08-21

Abstract

【課題】コストアップすることなくかご内の乗客の防犯効果を高めたかご内照明の自動消灯機能を備えたエレベータの制御装置を提供する。
【解決手段】エレベータのかご内の映像を撮るＩＴＶカメラ１と、乗場に設けられ前記ＩＴＶカメラで撮られた映像を表示する乗場モニタ２と、かご内に設けられたかご内照明装置３と、かご内の乗客を検出して乗客検出信号を出力する乗客検出部４と、エレベータの運転制御を行うと共に、かごが停止して所定時間経過すると、前記乗客検出部からの乗客検出信号に基づきかご内に乗客がいないことを条件に前記かご内照明装置を消灯させる条件付自動消灯機能を有する運転制御部５と、を備えた。
【選択図】図１

Description

この発明は、エレベータの制御装置、特に防犯に関するものである。

近年、防犯のためにエレベータの乗場に、かご内の映像を映し出す乗場モニタを設置した物件が増加している。一方、多くのエレベータが、所定時間、エレベータの停止状態が続くとかご内照明を自動的に消灯する省エネのための自動消灯機能を持ち合わせている。しかしながら、この自動消灯機能は、かご内の乗客の有無に拘わらず、所定時間たつと機能してしまうため、例えば、かご内に人が故意に潜んでいた場合等、乗場モニタを設置していても所定時間かごが停止していると、自動消灯機能によりかご内が暗くなってしまうため、防犯の目的を果たすことができない。これに関連して、この暗くなったかご内を撮影するエレベータ装置がある(例えば下記特許文献１参照)。

特開２００４−３１５１８６号公報

しかしながら、上記従来技術では、暗いかご内を撮影するために、暗視カメラや高感度カメラを設置する必要があり、コストアップとなってしまうという課題があった。

この発明は、コストアップすることなしにかご内の乗客の防犯効果を高めたかご内照明の自動消灯機能を備えたエレベータの制御装置を提供することを目的とする。

この発明は、エレベータのかご内の映像を撮るＩＴＶカメラと、乗場に設けられ前記ＩＴＶカメラで撮られた映像を表示する乗場モニタと、かご内に設けられたかご内照明装置と、かご内の乗客を検出して乗客検出信号を出力する乗客検出部と、エレベータの運転制御を行うと共に、かごが停止して所定時間経過すると、前記乗客検出部からの乗客検出信号に基づきかご内に乗客がいないことを条件に前記かご内照明装置を消灯させる条件付自動消灯機能を有する運転制御部と、を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置にある。

この発明では、かご内に乗客がいる時には自動消灯機能を無効にしたことで、コストアップすることなくかご内の乗客に対する防犯効果を高めることができる。

実施の形態１．
図１はこの発明の一実施の形態によるエレベータの制御装置の構成を示す図である。ＩＴＶカメラ１は、エレベータのかご内の映像を撮り映像信号Ａ１を出力する。乗場モニタ２は、乗場に設けられＩＴＶカメラ１で得られた映像信号Ａ１を入力して乗場で映像を表示する。

かご内照明装置３は、かご内の照明装置である。乗客検出部４は、かご内の乗客の有無を検出して乗客がいる場合に乗客検出信号Ａ２を出力するもので、かご内荷重を検出する秤や、かご内の乗客を検出する赤外線センサ等の光検出器からなる。

そして運転制御部５は、例えばエレベータの運転、戸開閉、照明、防犯等、エレベータ全般の制御を行う主制御盤からなり、この発明に係わる部分では、例えばＴＶカメラ１からの映像信号Ａ１を所定期間分(例えば１週間分)、内蔵する記憶媒体(図示省略)に蓄積したり、かごが所定時間の間、停止した状態にあれば、かご内に乗客がいないことを条件に、かご内照明装置３を消灯させる条件付自動消灯機能を有する。

図２には図１の運転制御部５のこの発明に係わる動作を示すフローチャートを示し、以下動作について説明する。ステップＳ１で、かごが停止後、所定時間経過したか否かを判断し、所定時間経過していればステップＳ２に進む。ステップＳ２では、乗客検出部４からの乗客検出信号Ａ２の有無に基づき、かご内に乗客がいるか否かを判断する。ステップＳ２で乗客がいれば、ステップＳ３でかご内照明装置３を点灯させ続け、また乗客がいなければ、ステップＳ４でかご内照明装置３を消灯させる。

これにより、自動消灯機能を働かせながらも、かご内に乗客がいる時には必ずかご内照明装置３が点灯している状態にあるので、ＩＴＶカメラ１でかご内の明るい状態での明確な映像を撮影でき、これを乗場にある乗場モニタに表示させたり、運転制御部５に映像信号として蓄積することができ、省エネ機能を保ちつつ、かご内の乗客に対する防犯効果を高めることができる。

この発明の一実施の形態によるエレベータの制御装置の構成を示す図である。図１の運転制御部のこの発明に係わる動作を示すフローチャートである。

符号の説明

１カメラ、２乗場モニタ、３かご内照明装置、４乗客検出部、５運転制御部、Ａ１映像信号、Ａ２乗客検出信号。

Claims

エレベータのかご内の映像を撮るＩＴＶカメラと、
乗場に設けられ前記ＩＴＶカメラで撮られた映像を表示する乗場モニタと、
かご内に設けられたかご内照明装置と、
かご内の乗客を検出して乗客検出信号を出力する乗客検出部と、
エレベータの運転制御を行うと共に、かごが停止して所定時間経過すると、前記乗客検出部からの乗客検出信号に基づきかご内に乗客がいないことを条件に前記かご内照明装置を消灯させる条件付自動消灯機能を有する運転制御部と、
を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
乗客検出部がかご内荷重を検出する秤又はかご内の乗客を検出する光検出器からなることを特徴とする請求項１に記載のエレベータの制御装置。
運転制御部が内蔵する記憶媒体にＩＴＶカメラで撮られた映像を蓄積することを特徴とする請求項１又は２に記載のエレベータの制御装置。