JP5601190B2 - 波長選択型赤外線検出装置 - Google Patents
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Description
対向配置されたミラー間のギャップ長さを変化させることができ、赤外域であってギャップ長さに応じた波長の光を選択的に透過させる可変ファブリペロー型の1つの第1フィルタと、
所定帯域の光を選択的に透過させるバンドパス部を有し、該バンドパス部がミラーに対応して設けられた第2フィルタと、
赤外線検出素子にてバンドパス部を透過した光を検出する赤外線検出器と、を備え、
第1フィルタを透過する光は、複数の次数の干渉光を含み、
バンドパス部は、任意の次数の干渉光がギャップ長さの変化に伴って取り得る変調帯域に応じた光透過特性を有し、
第2フィルタは、異なる次数の干渉光それぞれに対応する複数種類のバンドパス部を有し、
赤外線検出器は、第2フィルタを透過した干渉光を、バンドパス部の種類ごとに異なる赤外線検出素子にて検出するように、複数の赤外線検出素子を有し、
第1フィルタは、
ミラーと電極とが一体的に形成され、ミラー及び電極を含む部分がギャップを介して対向配置された一対のミラー構造体を有し、
電圧が印加されない初期状態で、ミラー間のギャップ長さが、電極間の対向距離以下とされ、
一対の電極間に印加される電圧に基づいて生じる静電気力により、一方のミラー構造体におけるギャップを架橋するメンブレンの部分が変位し、
電極間の対向距離の変化量が、電圧が印加されない初期状態の電極間の対向距離の1/3で、静電気力がメンブレンのばね復元力と釣り合う構成とされており、
第1フィルタにおいて、一対のミラーは、シリコンの半導体薄膜からなる高屈折率層間に、該高屈折率層を構成する材料よりも低屈折率の空気からなる低屈折率層が介在されてなる光学多層膜構造を有し、変位前の初期状態のギャップ長さが該第1フィルタの分光帯域の上限と同じ長さとされ、
第2フィルタは、連続する複数の次数の干渉光として、2次、3次、4次の各干渉光に対応したバンドパス部を有し、
3次の干渉光に対応するバンドパス部及び4次の干渉光に対応するバンドパス部の一方を3次の干渉光と4次の干渉光が透過する帯域において、3次の干渉光及び4次の干渉光が透過するバンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力を、3次の干渉光及び4次の一方の干渉光が透過するバンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力に基づいて補正処理する補正処理部を備えることを特徴とする。
対向配置されたミラー間のギャップ長さを変化させることができ、赤外域であってギャップ長さに応じた波長の光を選択的に透過させる可変ファブリペロー型の1つの第1フィルタと、
所定帯域の光を選択的に透過させるバンドパス部を有し、該バンドパス部がミラーに対応して設けられた第2フィルタと、
赤外線検出素子にてバンドパス部を透過した光を検出する赤外線検出器と、を備え、
第1フィルタを透過する光は、複数の次数の干渉光を含み、
バンドパス部は、任意の次数の干渉光がギャップ長さの変化に伴って取り得る変調帯域に応じた光透過特性を有し、
第2フィルタは、異なる次数の干渉光それぞれに対応する複数種類のバンドパス部を有し、
赤外線検出器は、第2フィルタを透過した干渉光を、バンドパス部の種類ごとに異なる赤外線検出素子にて検出するように、複数の赤外線検出素子を有し、
第1フィルタは、ミラーと電極とが一体的に形成され、ミラー及び電極を含む部分がギャップを介して対向配置された一対のミラー構造体を有し、一方のミラー構造体におけるギャップを架橋する部分が、変位可能なメンブレンとされ、対向配置されたミラー間のギャップ長さの変化量を、変位前の初期状態のギャップ長さの1/2以上とすることができ、
第2フィルタは、連続する複数の次数の干渉光として、1次、2次の各干渉光に対応したバンドパス部を有し、
1次の干渉光に対応するバンドパス部及び2次の干渉光に対応するバンドパス部の一方を1次の干渉光と2次の干渉光が透過する帯域において、1次の干渉光及び2次の干渉光が透過するバンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力を、1次の干渉光及び2次の一方の干渉光が透過するバンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力に基づいて補正処理する補正処理部を備えることを特徴とする。
第1ばね変形部のばね定数をk1、第2ばね変形部のばね定数をk2とすると、k1/k2≧7を満たすようにばね変形部が構成され、
メンブレン及び固定ミラー構造体のメンブレン対向部位におけるミラー形成領域を除く周辺領域には、互いに対向するように電極が設けられて電極対が構成され、
該電極対は、ミラー形成領域を取り囲みつつ複数のばね変形部に対応して同数の多重に設けられ、電圧の印加により生じる静電気力によって、第1ばね変形部を変形させる第1電極対と、該第2電極対よりも内側に設けられ、電圧の印加により生じる静電気力により主として第2ばね変形部を変形させる第2電極対を有し、
各電極対に電圧を印加する期間を少なくとも一部重複させ、該重複期間において各電極対に生じる静電気力により、メンブレンが変位される構成を採用することができる。
一対のミラー構造体の少なくとも一方において、電極と該電極を除くミラー構造体の他の部分が電気的に分離され、
メンブレンは、ミラーを取り囲む高剛性部と、メンブレンの外端に設けられ、高剛性部と接続された第1ばね変形部と、高剛性部とミラーとの間に設けられ、高剛性部及びミラーと接続された第2ばね変形部を有し、
ミラーを取り囲むように多重に設けられた2つのばね変形部は、メンブレンを構成する他のミラー及び高剛性部よりも剛性が低くされ、
メンブレンに形成された電極における他方の電極との対向部分が、メンブレンの中心から外端に向かう方向において、高剛性部の一部のみを占めており、
メンブレンの中心から外端に向かう方向において、一対の電極の対向部分の中心と高剛性部における第1ばね変形部側の端部との距離をL1、高剛性部の長さをL2とすると、
L2/L1≧3/2
を満たすように構成されても良い。
第1フィルタにおいて、
一対のミラー構造体のうち、少なくとも一方のミラー構造体においてミラーと電極が電気的に絶縁分離され、
電圧が印加されない初期状態で、一方のミラー構造体において電極を含む電気的に結合された部分と、他方のミラー構造体において電極を含む電気的に結合された部分との対向距離deiが、ミラー間の対向距離dmiよりも長く、
dei≧dmi×3/2
を満たすように構成されても良い。
対向配置されたミラー間のギャップ長さを変化させることができ、赤外域であってギャップ長さに応じた波長の光を選択的に透過させる可変ファブリペロー型の1つの第1フィルタと、
所定帯域の光を選択的に透過させるバンドパス部を有し、該バンドパス部がミラーに対応して設けられた第2フィルタと、
赤外線検出素子にてバンドパス部を透過した光を検出する赤外線検出器と、を備え、
第1フィルタを透過する光は、複数の次数の干渉光を含み、
バンドパス部は、任意の次数の干渉光がギャップ長さの変化に伴って取り得る変調帯域に応じた光透過特性を有し、
第2フィルタは、異なる次数の干渉光それぞれに対応する複数種類のバンドパス部を有し、
赤外線検出器は、第2フィルタを透過した干渉光を、バンドパス部の種類ごとに異なる赤外線検出素子にて検出するように、複数の赤外線検出素子を有し、
前記第1フィルタは、
光を透過させる透過領域に固定ミラーを有する固定ミラー構造体と、
第1ギャップを介して固定ミラー構造体と対向する部分が変位可能なメンブレンとされ、該メンブレンに、第1電極と前記固定ミラーに対向して設けられた可動ミラーとを有する可動ミラー構造体と、
前記可動ミラー構造体に対して前記固定ミラー構造体と反対側に配置され、第2ギャップを介して前記メンブレンと対向する部分に第2電極を有する電極構造体と、を備え、
前記第1電極と前記第2電極との間に電圧が印加されない初期状態で、前記第2ギャップにおける電極間の長さdeiと、前記第1ギャップにおけるミラー間の長さdmiとが、
dei≧3×dmi
を満たしており、
前記可動ミラー構造体のメンブレンと、前記固定ミラーを含む固定ミラー構造体のメンブレン対向部分とは、互いに対向する部分が同電位とされ、
前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加し、前記メンブレンを前記電極構造体に近づく方向に変位させることで、前記第2ギャップにおける電極間の長さdeが初期状態の長さdeiより短くなるとともに、前記第1ギャップにおけるミラー間の長さdmが初期状態の長さdmiより長くなり、
前記第2フィルタは、連続する複数の次数の干渉光として、1次、2次の各干渉光に対応したバンドパス部を有し、
前記第1フィルタは、前記ミラー間のギャップ長さの変化量を、変位前の初期状態のギャップ長さの1/2よりも大きくすることができ、
1次の干渉光に対応する前記バンドパス部及び2次の干渉光に対応する前記バンドパス部の一方を1次の干渉光と2次の干渉光が透過する帯域において、1次の干渉光及び2次の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力を、1次の干渉光及び2次の一方の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力に基づいて補正処理する補正処理部を備えることを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態に係る波長選択型赤外線検出装置10は、可変ファブリペロー型の第1フィルタ11と、バンドパス部60を有する第2フィルタ12を波長選択フィルタとして備えるとともに、赤外線検出素子70を有する赤外線検出器13を備えている。さらに本実施形態では、1つの赤外線検出素子70が、変調帯域が一部重複する2つの次数の干渉光(具体的には、3次の干渉光と4次の干渉光)を検出する場合に、該赤外線検出素子70の出力を補正する補正処理部14を備えている。
(数1)λ=2×d/m
実際は、様々な次数の干渉光のうち、上記した分光帯域にピークを有するものが、第1フィルタ11を選択的に透過する。また、ギャップ長さdは、メンブレンMEMの変位にともなって変化する。したがって、メンブレンMEMの変位にともなってギャップ長さdが取り得る範囲において、上記した分光帯域にピークを有する干渉光が、第1フィルタ11を通じて選択的に透過される。したがって、ギャップ長さdの取り得る範囲において、光が選択的に透過される波長域が、図2(b)に例示するように、干渉光の変調帯域となる。
本実施形態では、第1フィルタ11が、第1実施形態同様、一対のミラー構造体30,50を有する。そして、可動ミラー構造体50のエアギャップAGを架橋する部分が、変位可能なメンブレンMEMとなっている。また、初期状態のギャップ長さdiの2倍の長さが第1フィルタ11の分光帯域の上限とほぼ同じ長さとなっており、対向配置されたミラーM1,M2間のギャップ長さの変化量を、初期状態のギャップ長さdiの1/2以上とすることができる。そして、第2フィルタ12が、連続する複数の次数の干渉光として、1次の干渉光に対応したバンドパス部60と2次の干渉光に対応したバンドパス部60を有する点を主たる特徴点とする。
(数2)k1x1=k2(x2−x1)+εS1V1 2/{2(di−x1)2}
一方、電極E3に働く力の釣り合いは、電圧V1,V2に印加による、電極E2の変位x1と電極E3の変位x2でのばね変形部B2の復元力と、電極E3の変位x2での電圧V2の印加にて生じる静電気力との釣り合いで決定され、下記式3で示される。
(数3)k2(x2−x1)=εS2V2 2/{2(di−x2)2}
プルイン限界は、これら数式2,3において、変位x1とx2が最大の接点解を持つ状態であり、数値計算によって算出することができる。
本実施形態も、第2実施形態同様、第1フィルタ11が、対向配置されたミラーM1,M2間のギャップ長さの変化量を、初期状態のギャップ長さdiの1/2以上とすることができ、第2フィルタ12が、連続する複数の次数の干渉光として、1次の干渉光に対応したバンドパス部60と2次の干渉光に対応したバンドパス部60を有している。このような構成において、第2実施形態に示した第1フィルタ11と形態が異なる点を特徴とする。このような、第1フィルタ11について、本出願人は、先に特願2010−258028号にて出願しているため、詳細については参照されたい。
(数4)L2/L1=Δd1/Δde
可動ミラーM2は、第2ばね変形部B2を介して高剛性部H1の端部H1bに接続されている。したがって、電極間の対向距離の変化量Δdeがプルイン限界Δdep(=dei×1/3)のとき、高剛性部H1の内側の端部H1bの変化量Δd1は、下記式で示されることとなる。
(数5)L2/L1=3Δd1/dei
上記したように、プルイン限界での変化量Δdmpが初期長さdmiの1/2以上となると、1次の干渉光の変調帯域の下限値が2次の干渉光の変調帯域の上限値dmi以下となる。また、ミラーM1,M2間の初期長さdmiは電極E1,E2間の初期長さdei以下である。したがって、高剛性部H1の端部H1bの変化量Δd1が、電極E1,E2間の初期長さdeiの1/2以上となれば、ミラーM1,M2間のプルイン限界での変化量Δdmpが初期長さdmiの1/2以上となる。本実施形態に示すように、初期長さdeiと初期長さdmiが等しい場合には、Δd1が初期長さdeiの1/2で、変化量Δdmpが初期長さdmiの1/2となる。これを満たす式は、数式5から下記の通りとなる。
(数6)L2/L1≧3/2
このように、数式6の関係を満たすと、可動ミラーM2を初期長さdmiの1/2以上変位させ、これにより、1次の干渉光の変調帯域と2次の干渉光の変調帯域を連続させることができる。すなわち、分光不可域を無くすことができる。
本実施形態も、第2実施形態及び第3実施形態同様、第1フィルタ11が、対向配置されたミラーM1,M2間のギャップ長さの変化量を、初期状態のギャップ長さdiの1/2以上とすることができ、第2フィルタ12が、連続する複数の次数の干渉光として、1次の干渉光に対応したバンドパス部60と2次の干渉光に対応したバンドパス部60を有している。このような構成において、第2実施形態及び第3実施形態に示した第1フィルタ11と形態が異なる点を特徴とする。このような、第1フィルタ11について、本出願人は、先に特願2009−170310号にて出願しているため、詳細については参照されたい。
(数7)dep=dei×2/3
(数8)dmp=dmi−(dei×1/3)
本実施形態に係る第1フィルタ11では、上記のごとく、dei>dmiであるから、数式8に示す括弧内において、dei×1/3>dmi×1/3である。したがって、本実施形態によれば、電圧が印加されない状態での固定ミラーM1と可動ミラーM2との対向距離dmiに対し、dmi×1/3を超えて可動ミラー構造体5のメンブレンMEMを変位させることができる。
(数9)Δdmax/dmi=(dei/dmi)×1/3
図16は、数式9に示す、最大変位Δdmaxとdei/dmiとの関係を図に示したものである。図16からも明らかなように、dei/dmi=3/2とすると、Δdmax/dmi=1/2とすることができる。すなわち、可動ミラーM2を初期長さdmiの1/2以上変位させ、これにより、1次の干渉光の変調帯域と2次の干渉光の変調帯域を連続させることができる。すなわち、上記した分光不可域を無くすことができる。したがって、下記式を満たすように、固定電極E1と同電位の領域と可動電極E2と同電位の領域との対向距離deiが設定されることがより好ましい。
(数10)dei≧dmi×3/2
このように、数式10の関係を満たすと、可動ミラーM2を初期長さdmiの1/2以上変位させ、これにより、1次の干渉光の変調帯域と2次の干渉光の変調帯域を連続させることができる。すなわち、分光不可域を無くすことができる。
本実施形態も、第2実施形態〜第4実施形態同様、第1フィルタ11が、対向配置されたミラーM1,M2間のギャップ長さの変化量を、初期状態のギャップ長さdiの1/2以上とすることができ、第2フィルタ12が、連続する複数の次数の干渉光として、1次の干渉光に対応したバンドパス部60と2次の干渉光に対応したバンドパス部60を有している。このような構成において、第2実施形態〜第4実施形態に示した第1フィルタ11と形態が異なる点を特徴とする。このような、第1フィルタ11について、本出願人は、先に特願2010−280814号にて出願しているため、詳細については参照されたい。
(数11)dei≧3×dmi
上記した数式1から、1次の干渉光の変調帯域は、理想的には2dmi〜2(dmi+dei×1/3)となる。また、2次の干渉光の変調帯域は、理想的にはdmi〜(dmi+dei×1/3)となる。したがって、1次の干渉光の変調帯域と2次の干渉光の変調帯域の間に隙間(分光不可域)が存在せず、これらの変調帯域を、連続する1つの変調帯域とするには、2次の干渉光の変調帯域の上限値が1次の干渉光の変調帯域の下限値以上となれば良い。
11・・・第1フィルタ
12・・・第2フィルタ
13・・・赤外線検出器
14・・・補正処理部
60,60a〜60c・・・バンドパス部
70,70a〜70c・・・赤外線検出素子
M1,M2・・・ミラー
MEM・・・メンブレン
S1・・・透過領域
AG・・・エアギャップ(ギャップ)
Claims (11)
- 対向配置されたミラー間のギャップ長さを変化させることができ、赤外域であって前記ギャップ長さに応じた波長の光を選択的に透過させる可変ファブリペロー型の1つの第1フィルタと、
所定帯域の光を選択的に透過させるバンドパス部を有し、該バンドパス部が前記ミラーに対応して設けられた第2フィルタと、
赤外線検出素子にて前記バンドパス部を透過した光を検出する赤外線検出器と、を備え、
前記第1フィルタを透過する光は、複数の次数の干渉光を含み、
前記バンドパス部は、任意の次数の干渉光がギャップ長さの変化に伴って取り得る変調帯域に応じた光透過特性を有し、
前記第2フィルタは、異なる次数の干渉光それぞれに対応する複数種類の前記バンドパス部を有し、
前記赤外線検出器は、前記第2フィルタを透過した干渉光を、前記バンドパス部の種類ごとに異なる前記赤外線検出素子にて検出するように、複数の前記赤外線検出素子を有し、
前記第1フィルタは、
前記ミラーと電極とが一体的に形成され、前記ミラー及び前記電極を含む部分が前記ギャップを介して対向配置された一対のミラー構造体を有し、
電圧が印加されない初期状態で、前記ミラー間のギャップ長さが、前記電極間の対向距離以下とされ、
前記一対の電極間に印加される電圧に基づいて生じる静電気力により、一方の前記ミラー構造体におけるギャップを架橋するメンブレンの部分が変位し、
前記電極間の対向距離の変化量が、電圧が印加されない初期状態の前記電極間の対向距離の1/3で、静電気力が前記メンブレンのばね復元力と釣り合う構成とされており、
前記第1フィルタにおいて、前記一対のミラーは、シリコンの半導体薄膜からなる高屈折率層間に、該高屈折率層を構成する材料よりも低屈折率の空気からなる低屈折率層が介在されてなる光学多層膜構造を有し、変位前の初期状態のギャップ長さが該第1フィルタの分光帯域の上限と同じ長さとされ、
前記第2フィルタは、連続する複数の次数の干渉光として、2次、3次、4次の各干渉光に対応した前記バンドパス部を有し、
3次の干渉光に対応する前記バンドパス部及び4次の干渉光に対応する前記バンドパス部の一方を3次の干渉光と4次の干渉光が透過する帯域において、3次の干渉光及び4次の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力を、3次の干渉光及び4次の一方の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力に基づいて補正処理する補正処理部を備えることを特徴とする波長選択型赤外線検出装置。 - 対向配置されたミラー間のギャップ長さを変化させることができ、赤外域であって前記ギャップ長さに応じた波長の光を選択的に透過させる可変ファブリペロー型の1つの第1フィルタと、
所定帯域の光を選択的に透過させるバンドパス部を有し、該バンドパス部が前記ミラーに対応して設けられた第2フィルタと、
赤外線検出素子にて前記バンドパス部を透過した光を検出する赤外線検出器と、を備え、
前記第1フィルタを透過する光は、複数の次数の干渉光を含み、
前記バンドパス部は、任意の次数の干渉光がギャップ長さの変化に伴って取り得る変調帯域に応じた光透過特性を有し、
前記第2フィルタは、異なる次数の干渉光それぞれに対応する複数種類の前記バンドパス部を有し、
前記赤外線検出器は、前記第2フィルタを透過した干渉光を、前記バンドパス部の種類ごとに異なる前記赤外線検出素子にて検出するように、複数の前記赤外線検出素子を有し、
前記第1フィルタは、前記ミラーと電極とが一体的に形成され、前記ミラー及び前記電極を含む部分が前記ギャップを介して対向配置された一対のミラー構造体を有し、一方の前記ミラー構造体におけるギャップを架橋する部分が、変位可能なメンブレンとされ、対向配置された前記ミラー間のギャップ長さの変化量を、変位前の初期状態のギャップ長さの1/2以上とすることができ、
前記第2フィルタは、連続する複数の次数の干渉光として、1次、2次の各干渉光に対応したバンドパス部を有し、
1次の干渉光に対応する前記バンドパス部及び2次の干渉光に対応する前記バンドパス部の一方を1次の干渉光と2次の干渉光が透過する帯域において、1次の干渉光及び2次の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力を、1次の干渉光及び2次の一方の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力に基づいて補正処理する補正処理部を備えることを特徴とする波長選択型赤外線検出装置。 - 前記第1フィルタは、変位前の初期状態のギャップ長さの2倍の長さが該第1フィルタの分光帯域の上限と同じ長さとされていることを特徴とする請求項2に記載の波長選択型赤外線検出装置。
- 前記第1フィルタにおいて、
前記メンブレンにおけるミラー形成領域を除く周辺領域には、前記ミラー形成領域をそれぞれ取り囲みつつ多重に設けられたばね変形部として、前記メンブレンの外周端から所定範囲にわたって設けられた第1ばね変形部と、該第1ばね変形部よりも内側に設けられ、前記第1ばね変形部よりもばね定数が小さく設定された第2ばね変形部を有し、
前記第1ばね変形部のばね定数をk1、前記第2ばね変形部のばね定数をk2とすると、k1/k2≧7を満たすように前記ばね変形部が構成され、
前記一対のミラー構造体におけるメンブレン及びメンブレン対向部位であってミラー形成領域を除く周辺領域には、互いに対向するように電極が設けられて電極対が構成され、
該電極対は、前記ミラー形成領域を取り囲みつつ複数の前記ばね変形部に対応して同数の多重に設けられ、電圧の印加により生じる静電気力によって、前記第1ばね変形部を変形させる第1電極対と、該第1電極対よりも内側に設けられ、電圧の印加により生じる静電気力により主として前記第2ばね変形部を変形させる第2電極対を有し、
各電極対に電圧を印加する期間を少なくとも一部重複させ、該重複期間において各電極対に生じる静電気力により、前記メンブレンが変位されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の波長選択型赤外線検出装置。 - 前記第1フィルタにおいて、
電圧が印加されない初期状態で、前記ミラー間のギャップ長さが、前記電極間の対向距離以下とされ、
一対の前記ミラー構造体の少なくとも一方において、前記電極と該電極を除く前記ミラー構造体の他の部分が電気的に分離され、
前記メンブレンは、前記ミラーを取り囲む高剛性部と、前記メンブレンの外端に設けられ、前記高剛性部と接続された第1ばね変形部と、前記高剛性部と前記ミラーとの間に設けられ、前記高剛性部及び前記ミラーと接続された第2ばね変形部を有し、
前記ミラーを取り囲むように多重に設けられた2つの前記ばね変形部は、前記メンブレンを構成する他の前記ミラー及び前記高剛性部よりも剛性が低くされ、
前記メンブレンに形成された電極における他方の電極との対向部分が、前記メンブレンの中心から外端に向かう方向において、前記高剛性部の一部のみを占めており、
前記メンブレンの中心から外端に向かう方向において、前記一対の電極の対向部分の中心と前記高剛性部における第1ばね変形部側の端部との距離をL1、前記高剛性部の長さをL2とすると、
L2/L1≧3/2
を満たすように構成されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の波長選択型赤外線検出装置。 - 前記第1フィルタにおいて、
一対の前記ミラー構造体のうち、少なくとも一方のミラー構造体において前記ミラーと前記電極が電気的に絶縁分離され、
前記電圧が印加されない初期状態で、一方の前記ミラー構造体において電極を含む電気的に結合された部分と、他方の前記ミラー構造体において電極を含む電気的に結合された部分との対向距離deiが、前記ミラー間の対向距離dmiよりも長く、
dei≧dmi×3/2
を満たして設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の波長選択型赤外線検出装置。 - 対向配置されたミラー間のギャップ長さを変化させることができ、赤外域であって前記ギャップ長さに応じた波長の光を選択的に透過させる可変ファブリペロー型の1つの第1フィルタと、
所定帯域の光を選択的に透過させるバンドパス部を有し、該バンドパス部が前記ミラーに対応して設けられた第2フィルタと、
赤外線検出素子にて前記バンドパス部を透過した光を検出する赤外線検出器と、を備え、
前記第1フィルタを透過する光は、複数の次数の干渉光を含み、
前記バンドパス部は、任意の次数の干渉光がギャップ長さの変化に伴って取り得る変調帯域に応じた光透過特性を有し、
前記第2フィルタは、異なる次数の干渉光それぞれに対応する複数種類の前記バンドパス部を有し、
前記赤外線検出器は、前記第2フィルタを透過した干渉光を、前記バンドパス部の種類ごとに異なる前記赤外線検出素子にて検出するように、複数の前記赤外線検出素子を有し、
前記第1フィルタは、
光を透過させる透過領域に固定ミラーを有する固定ミラー構造体と、
第1ギャップを介して固定ミラー構造体と対向する部分が変位可能なメンブレンとされ、該メンブレンに、第1電極と前記固定ミラーに対向して設けられた可動ミラーとを有する可動ミラー構造体と、
前記可動ミラー構造体に対して前記固定ミラー構造体と反対側に配置され、第2ギャップを介して前記メンブレンと対向する部分に第2電極を有する電極構造体と、を備え、
前記第1電極と前記第2電極との間に電圧が印加されない初期状態で、前記第2ギャップにおける電極間の長さdeiと、前記第1ギャップにおけるミラー間の長さdmiとが、
dei≧3×dmi
を満たしており、
前記可動ミラー構造体のメンブレンと、前記固定ミラーを含む固定ミラー構造体のメンブレン対向部分とは、互いに対向する部分が同電位とされ、
前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加し、前記メンブレンを前記電極構造体に近づく方向に変位させることで、前記第2ギャップにおける電極間の長さdeが初期状態の長さdeiより短くなるとともに、前記第1ギャップにおけるミラー間の長さdmが初期状態の長さdmiより長くなり、
前記第2フィルタは、連続する複数の次数の干渉光として、1次、2次の各干渉光に対応したバンドパス部を有し、
前記第1フィルタは、前記ミラー間のギャップ長さの変化量を、変位前の初期状態のギャップ長さの1/2よりも大きくすることができ、
1次の干渉光に対応する前記バンドパス部及び2次の干渉光に対応する前記バンドパス部の一方を1次の干渉光と2次の干渉光が透過する帯域において、1次の干渉光及び2次の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力を、1次の干渉光及び2次の一方の干渉光が透過する前記バンドパス部に対応した赤外線検出素子の出力に基づいて補正処理する補正処理部を備えることを特徴とする波長選択型赤外線検出装置。 - 前記第1フィルタは、前記第2ギャップにおいて電極間に電圧を印加して生じる静電気力と前記メンブレンのばね復元力とが釣り合う位置まで前記メンブレンが変位した状態の、前記第1ギャップにおけるミラー間の長さdmの2倍の長さが該第1フィルタの分光帯域の上限と同じ長さとされていることを特徴とする請求項7に記載の波長選択型赤外線検出装置。
- 複数の前記バンドパス部は、受光面の形状及び受光面積が互いに等しく、ギャップ長さの方向に垂直な方向において、前記ミラーの中心に対し同心円上に配置されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の波長選択型赤外線検出装置。
- 前記第2フィルタは、前記第1フィルタを透過する光を透過させない材料からなり、各バンドパス部を通じて光が透過されるように、複数の前記バンドパス部を一体的に保持する非透過部を有し、
前記第1フィルタと前記第2フィルタとの間、及び、前記第2フィルタと前記赤外線検出器との間にそれぞれスペーサが介在され、前記第1フィルタ、前記第2フィルタ、及び前記赤外線検出器が一体化されていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載の波長選択型赤外線検出装置。 - 前記第2フィルタを構成するバンドパス部は、前記赤外線検出器の対応する赤外線検出素子上に積層配置されていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載の波長選択型赤外線検出装置。
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