JP5595065B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
反射板を用いた照明器具においては、人が覗き込む角度によって、反射板により反射された光を直視することになってグレアが生ずる。
上記特許文献1に開示された従来の照明器具では、レンズの頂部にLEDを近接させることにより照射対象の距離および照明スポットの大きさを任意に設定するようにしている。
従って、上記特許文献1に開示された従来の照明器具では、グレアを低減することができない。
しかし、このような従来の照明器具では、器具本体の高さ寸法が大きくなる。
従って、このような従来の照明器具では、外観が大型化して好ましくない。
しかし、このような従来の照明器具では、拡散配光の制御が難しい。
従って、このような従来の照明器具では、鏡面反射板の構造が複雑になって製造コスト面で不利になりうる。
加えて、グレアを低減するために拡散板を用いた照明器具がある。
しかし、このような従来の照明器具では、天井等に設置した場合に、拡散板に有する拡散率と透過率との関係によっては、グレアを生ずることがある。
従って、このような従来の照明器具では、グレアを確実に低減することが難しい。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態である照明器具10は、器具本体11と、枠部材12と、複数のLEDチップ(LED光源)14が実装された回路基板15を有するLEDユニット13と、複数の反射板17を有する反射板部材16と、透明パネル18と、透明パネル18に一体成形された筒部材19と、を備えて天井施工面1に有する取付穴2に埋設されるダウンライトである。
これに基づき、照明器具10では、光をエッジからあてることにより、彫刻した文字や模様を輝き出したり、反対側エッジに光を出射させたりしてエッジライティングを行うことができる。
そして、図5に示すように、空気中からアクリル樹脂内へ光が入射される場合、入射角(r)の大きさに対応して反射角(i)が大きくなる。このようなアクリル樹脂およびポリカーボネート樹脂の光学的特性を適用して筒部材19が作成されている。
つまりは、反射板17により反射した光α1は透明パネル18において2回屈折し、次に筒部材19において2回屈折することにより、横方向に向けた光α1に変換されることになる。これにより、グレアを生じない光が創生される。
これにより、この第1実施形態の照明器具10においては、透明パネル18に筒部材19を接続するだけなので、コスト面で有利にグレアを確実に低減することができる。
これにより、この第1実施形態の照明器具10においては、器具本体11の高さ寸法が大きくなって大型化することがない。
これにより、この第1実施形態の照明器具10においては、制御の難しい拡散配光を行う必要がない。
これにより、拡散板に有する拡散率と透過率との関係に係ることがないので、複雑な要因を含むことなく簡単に製造することができる。
これにより、この第1実施形態の照明器具10においては、グレアを確実に低減することができる。
これにより、この第1実施形態の照明器具10においては、広く明かりとして照度がほしい場所に光の低下を生ずることがない。
次に、本発明の第2実施形態の照明器具について説明する。なお、以下の各実施形態において、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
そして、筒部材41の外周面において屈折した光α1は筒部材41の外周面から横方向に向けて進行する。つまりは、反射板17により反射した光α1は透明パネル42において2回屈折し、次に筒部材41において4回屈折することにより、横方向に向けた光α1に変換されることになる。これにより、グレアを生じない光が創生される。
これにより、この第2実施形態の照明器具40においては、コスト面で有利にグレアを確実に低減することができる。
次に、本発明の第3実施形態の照明器具について説明する。
図8に示すように、本発明の第3実施形態の照明器具50は、筒部材51の内周面に複数の段部52が形成されている。段部52の内径寸法は透明パネル53に接近するにつれて小さくなっている。
これにより、この第3実施形態の照明器具50においては、コスト面で有利にグレアを確実に低減することができる。
次に、本発明の第4実施形態の照明器具について説明する。
図9に示すように、本発明の第4実施形態の照明器具60は、垂直方向に対して予め定められた角度θだけ外側に向けて傾斜した筒部材61が透明パネル62に接続されている。筒部材61の傾斜角度は筒部材61の屈折特性に応じて設定されている。
照明器具60において、反射板17により反射したLEDチップ14からの光α1は、透明パネル62の上面において屈折してから透明パネル62内を導光し、透明パネル62内を導光した光α1は、透明パネル62の下面において屈折してから出射して横方向に向けて進行する。透明パネル62の下面から横方向に向けて進行した光α1は筒部材61の内周面において屈折してから筒部材61内に入射する。筒部材61の内周面から入射した光α1は筒部材61内を導光してから筒部材61の外周面において屈折し、筒部材61の横方向に向けて出射する。つまりは、反射板17により反射した光α1は透明パネル62において2回屈折し、次に筒部材61により2回屈折することにより、横方向に向けた光α1に変換されることになる。これにより、グレアを生じない光が創生される。
これにより、この第4実施形態の照明器具60においては、コスト面で有利にグレアを確実に低減することができる。
次に、本発明に係る照明器具10、40、50、60の作用効果を確認するために比較例とする照明器具100を作成して比較した。図10に示すように、照明器具100は、LEDチップ102が実装された回路基板103をLEDユニット101に有し、反射板104の下方に透明パネル105が組付けられている。
14 LEDチップ(LED光源)
17 反射板
18、42、53、62 透明パネル
19、41、51、61 筒部材
43 溝
52 段部
Claims (3)
- LED光源と、
前記LED光源からの光を反射させる反射板と、
前記反射板を覆うように前記LED光源の照射方向側に配置される透明パネルと、
前記反射板の外周縁に配置されて前記透明パネルの下面から下方に突出する透明な筒部材と、
を備え、
前記LED光源が発光すると、前記反射板によって反射されて前記透明パネルに入射する光は、前記透明パネルの上面において屈折してから前記透明パネル内を進行し、前記透明パネルの下面において屈折して、斜め下向きに出射され、
前記透明パネルの下面から斜め下向きに出射された光は、前記筒部材の内周面において屈折してから前記筒部材内を進行し、前記筒部材の外周面において屈折して、横方向に広がるグレアを生じさせない光に変換されて出射されることを特徴とする照明器具。 - 前記筒部材が溝を有する請求項1に記載の照明器具。
- 前記筒部材が内面に段部を有する請求項1または請求項2に記載の照明器具。
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