JP5592431B2 - 車両用サンルーフバイザーの取付構造 - Google Patents

車両用サンルーフバイザーの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両のルーフ部に形成した開口部と、前記開口部を開閉自在としたサンルーフとを備えた車両に用いられ、前記開口部の前側に配置した車両用サンルーフバイザーの取付構造に関する。
従来、この種のものとして、車輌屋根に開口部を形成し、該開口部に摺動パネルを開閉自在としたサンルーフで、開口部の上方を凸状に覆う日除としてのカバーが設けられ、該カバーは取付機構によって着脱自在に車輌屋根側に取り付けられ、前記取付機構のフックの上部をサンルーフ・バイザーの屋根面に取り付けるサンルーフ・バイザー(例えば特許文献1)が提案されている。
また、バイザー本体の長縁部及び短縁部に小判形の長孔を形成し、各長孔と対応する位置の車体に取付金具を着脱可能に掛止し、各取付金具には長孔に重なる挿通孔を穿設し、短縁部の取付金具に補強板を添設し、補強板には長孔に重なる挿通孔を形成し、バイザー本体の外側から長孔及び挿通孔にボルトを挿通し、ボルトには偏平な頭部と、長孔に対し回動不能に嵌合する回り止め部とを設け、バイザー本体の内側からボルトにナットを締め付けて、バイザー本体を取付金具を介し車体に取り付けてなる自動車用サンバイザーの取付構造(例えば特許文献2)が提案され、さらに、フック部材でルーフバイザーを開口部の前端に固定し、前記フック部材は、前部取り付け金具と側部取り付け金具とからなるもので、両者とも略中央部でへの字状に折り曲げられた金属板で形成され、上部基端にはバイザー本体の裏面に密着する当接部が設けられ、下方先端は鈎部となっている。前部取り付け金具は、当接部に雌ネジが刻設され、一方側部取付金具の当接部には、長孔形状のボルト挿通孔が切り抜き形成され、ボルトがその挿通孔の長手方向に摺動して位置調整が可能となっているルーフバイザー(例えば特許文献3)が提案されている。
上記特許文献1のサンルーフ・バイザーでは、フックの上部がサンルーフ・バイザーの屋根面に固着されているため、サンルーフ・バイザーに対するフックの取付位置が高くなると共にフックの高さ寸法も大きくなるため、バイザーにより加わるフックへの荷重の影響が大になると共に、バイザーやフックの熱膨張の影響で、前記取付位置に負荷が加わり易い面がある。
これに対して、特許文献2の自動車用サンバイザーには、ルーフバイザーの低い位置に前部取り付け金具を取り付ける構造が記載されている。
しかし、この種のサンルーフバイザーでは、取付構造の剛性の確保,外観性及び空力性能向上の面から、低いスポーティな形状のサンルーフバイザーを、開口部の前方でブラケットに取り付ける構造が望まれており、特許文献2の自動車用サンバイザーに比べて、特許文献3のルーフバイザーでは、開口部の前方で取付金具にルーフバイザーが取り付ける構造が記載されている。
しかしながら、上記特許文献3のルーフバイザーの図2の構造では、前部取付金具の上部を略く字状に屈曲形成することにより、ルーフバイザーに対する前部取付金具の取付位置を前側に配置しているが、開口部のフランジに下端の把持部を下方から係止する構造であるから、前部取付金具を垂直に持ち上げるようにしてその把持部をフランジの下端に係止する際、前記く字状の屈曲部分がフランジに当たるため、取り付けをスムーズに行うことができないという問題が懸念される。また、同図3の構造では、フランジ部に当たる側部取付金具の垂直部分は、開口部より上方部分が把持部の高さ寸法より高く形成されているため、フランジに把持部を係止する際、く字状の屈曲部分が邪魔になることはないが、高く形成した分だけ取付金具の高さ寸法が大きくなり、ルーフバイザーと取付金具との取付位置が高くなるという問題がある。
実公昭62−10173号公報 特公平6−39206号公報 実用新案登録第2580745号公報(図2及び図3)
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、サンルーフバイザーの取付位置を下げると共に、開口部の前方で取り付けることができるサンルーフバイザーの取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ルーフ部に形成した開口部と、前記開口部を開閉自在としたサンルーフとを備えた車両に用いられ、前記開口部の前側に配置した車両用サンルーフバイザーであって、前記開口部には下方に伸びる縁部を設け、前記縁部は上下方向に浅い浅縁部と深い深縁部とが設けられ、前記サンルーフバイザーはブラケットにより前記開口部に固定され、前記ブラケットは、前記開口部から前方に延長された上延長部を有し前記サンルーフバイザーを固定する延長支持部と、前記深縁部に係止する係止部と、を備え、前記係止部は前側上向きの折返しにより形成され、前記係止部が係止する前記深縁部の下縁は、前記開口部の内面に対し前方に離間して設けられ、前記ブラケットの中間部は、前記上延長部と、この上延長部の下部に設けられ前記開口部の前記内面にほぼ添う添設部と、この添設部と前記係止部との間に設けられた下延長部とを備え、前記ブラケットを前記浅縁部の位置に、前記開口部の前記内面を前記中間部で挟むように配置し、その浅縁部の位置から前記サンルーフバイザーとの連結位置である前記深縁部に移動させて該深縁部に前記係止部が係止するように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載のサンルーフバイザーの取付構造によれば、サンルーフバイザーの取付用のブラケットを低い位置で車両の開口部に係止可能となることでサンルーフバイザー自体の取付位置を下げることが可能になり、外観性の向上,空気抵抗の低減及び取付剛性の向上を図ることができる。
本発明の請求項に記載のサンルーフバイザーの取付構造によれば、ブラケットは、延長支持部と添設部と下延長部が略コ字型をなし、そのブラケットを開口部に沿わせて配置することでサンルーフバイザーの取付位置の前後方向における自由度が向上する。
本発明の実施例1を示す取付構造の断面図である。 同上、取付構造の斜視図である。 同上、深縁部の断面図である。 同上、前側のブラケットの斜視図である。 同上、前側のブラケットを示し、図5(A)は背面図、図5(B)は側面図である。 同上、左右のブラケットを示し、図6(A)は背面図、図6(B)は側面図である。 同上、サンルーフバイザーの後部の断面図である。 同上、サンルーフバイザーの前部の取付構造を示す一部を切り欠いた説明斜視図ある。 同上、サンルーフバイザーの側部の取付構造を示す一部を切り欠いた説明斜視図ある。 同上、縁部の側部に保護用シートを貼る工程を示す説明図である。 同上、縁部の前部に保護用シートを貼る工程を示す説明図である。 同上、コーナー縁部に側部のブラケットを取り付ける工程を示す説明図である。 同上、深縁部に前部のブラケットを取り付ける工程を示す説明図である。 同上、サンルーフバイザーの前部の取付工程を示す説明図である。 同上、サンルーフバイザーの側部の取付工程を示す説明図である。 同上、取付状態の説明図である。 同上、取付方法を説明する斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の車両用サンルーフバイザーの取付構造の実施例について説明する。
図1〜図17は本発明の実施例1を示し、自走式車両1のルーフ部2に開口部3を形成し、この開口部3を開閉自在としたサンルーフ3Sを備え、開口部3の前方に配置した車両用サンルーフバイザー4であって、このサンルーフバイザー4は前側及び左右のブラケット5,6を介して開口部3の前側を覆うように固定され、前記ブラケット5は、開口部3の上面に沿って前方に延長されサンルーフバイザー4を固定する延長支持部7と、開口部3に係止する係止部8とを備え、開口部3にはルーフ部2の上面から下方に伸びる縁部9が設けられ、この縁部9は係止部8が係止可能な薄肉構造にてなるとともに上下方向に浅縁部たるコーナー縁部10と傾斜縁部11と深縁部12にて形成され、前記コーナー縁部10又は傾斜縁部11から前記係止部8を挿入して前記サンルーフバイザー4との連結位置である前記深縁部12に移動させて延長支持部7を前記サンルーフバイザー4に固定してなる。尚、ブラケット5及びブラケット6は左右幅が略一定な金属製板材を屈曲形成してなる。
図3などに示すように、前記開口部3の下方に伸びる下縁13は前記開口部3に対し前方に離間して設けてなるとともに、図などに示すように、前記ブラケット5の中間部14が前記開口部3の形状に沿って略コ字形状に形成されてなる。
図2に示すように、前記開口部3は、前記ルーフ部2の前側で車幅方向に長く形成されており、前記サンルーフ3Sは、開口部3の後側縁部3Bから前側に進退して該開口部3を塞ぐ。
前記ルーフ部2は、前記ルーフ部2の表面を構成するルーフパネル21と、このルーフパネル21の裏面に補強のために設けられた補強部材たるパネル状のスチフナ22とを備え、前記ルーフパネル21にスチフナ22が取り付けられている。
前記開口部3の縁部9の前側で、その車幅方向中央には、前記深縁部12が設けられ、図3に示すように、その深縁部12は、ルーフパネル21の開口フランジ部21Fと、スチフナ22の開口フランジ部22Fとを重ね合わせてなる。また、前記開口部3の縁部9の左右にも前記深縁部12が設けられている。
図3に示すように、前記開口フランジ部21Fは、下方に延びる上部21Aと、この上部21Aの下端から斜め下方に延びる傾斜部21Bと、この傾斜部21Bの下端から下方に延びる下部21Cとを備える。それらルーフパネル21の上面と上部21Aとの境目21S、上部21Aと傾斜部21Bとの境目、傾斜部21Bと下部21Cとの境目は折曲げ部により構成されている。
また、前記開口フランジ部22Fは、前記下部21Cに対応して下方に延び、前記下部21Cと開口フランジ部22Fを重ねた状態で、スポット溶接にて接合されている。尚、傾斜部21Bは、下端が開口部3の前側(図3中では側)に向くように傾斜し、その傾斜部21Bの水平に対する角度は45度以下である。
そして、この例では、前記下部21Cとこれに重ね合わせた開口フランジ部22Fの部分により、前記下縁13を構成しており、この下縁13は、開口部3の内面を構成する前記上部21Aの位置より、前記傾斜部21B部分だけ前方に離間して設けられている。
また、図10などに示すように、前記コーナー縁部10は、開口部3の前側左右のコーナーに設けられている。また、図12などに示すように、前記コーナー縁部10において、前記ルーフパネル21の開口フランジ部21Fは、前記上部21Aと傾斜部21Bとを備え、この傾斜部21Bの下端が自由端であって、前記下部21Cが設けられておらず、開口部3の外側で開口フランジ部21Fと離れた位置に、前記開口フランジ部22Fが位置している。
そして、図17などに示すように、前記コーナー縁部10と前側の前記深縁部12との間には、下端11Kがコーナー縁部10側から深縁部12側に向かって低くなるように傾斜した前記傾斜縁部11が設けられており、この傾斜縁部11の下端11は、前記ルーフパネル21の上面と上部21Aとの境目21Sの折曲げ線に対して45度以下の角度をなす。そして、前記傾斜縁部11も、前記深縁部12より高さ寸法が小さい浅縁部である。また、図10などに示すように、開口部3の左右にも、前記深縁部12が設けられ、この左右の深縁部12とコーナー縁部10との間に、前記傾斜縁部11が設けられている。
図1、図2及び図7に示すように、前記サンルーフバイザー4は、合成樹脂などからなるバイザー本体23を備え、その前後左右の下縁の略全長にモール装着部24を設け、このモール装着部24は、外縁部25Aと内縁部25Bの間に装着部たる装着溝部26を備える。一方、モール装着部24に装着するモール27は、合成ゴム、例えば熱可塑性エラストマー(TPV)などからなり、ルーフ部2の上面に当接する下面部27Kと、前記装着溝部26に圧入する圧入突起部28と、この圧入突起部28の前後に配置された外,内覆い部29A,29Bと、外側に突設形成されルーフ部2の上面に先端側が圧接する被覆部30とを一体に備え、前記外覆い部29Aは前記外縁部25Aの外面を覆い、前記内覆い部29Bは前記内縁部25Bの外面を覆う。また、前記被覆部30は先端側に向かって薄くなるように形成されると共に、初期位置においては斜め下向きで外側に突設されており、図1に示す車両装着状態で、被覆部30は初期位置より上方に弾性変形し、その弾性復元力によりルーフ部2の上面に被覆部30が圧接し、ルーフ部2との水密性が保持される。
前記バイザー本体23は、少なくとも開口部3の前側縁部の上部を覆うものであり、前側から後側に向かってわずかに高くなりように傾斜した中央傾斜部31を備え、この中央傾斜部31の前側に前傾斜部32を設けると共に、その中央傾斜部31の左右に左右傾斜部33,33を設け、これら傾斜部32,33,33は前記中央傾斜部31より傾斜が急に形成されている。また、図7などに示すように、バイザー本体23の後縁には、下向き後縁部34が設けられ、この下向き後縁部34と閉成状態の前記サンルーフ3Sの上面との間隔Hは50mm以下である。尚、この間隔Hは、サンルーフ3Sの上面と垂直な間隔である。また、前記下向き後縁部34の下端は湾曲状で、この例では半球状に形成されている。
また、前記サンルーフ3Sは、サンルーフ本体41が合成樹脂やガラスなどの透明板からなり、そのサンルーフ本体41の前縁に合成樹脂などからなる装着部42を設け、この装着部42にウエザーストリップ43を設け、前記装着部42に設けた装着溝部44に、ウエザーストリップ43の突条部45をアリ溝結合により装着している。そして、閉成状態のサンルーフ3Sは、前記ウエザーストリップ43が前記縁部の上部21Aの内面に圧接することにより、開口部3との水密性が確保される。尚、図1において、一点鎖線で示したウエザーストリップ43は、弾性変形前の形状を示しており、上部21A及びブラケット5に当接した状態では、ウエザーストリップ43は弾性変形する。
図4及び図5に示すように、サンルーフバイザー4の前部を固定する前記ブラケット5は、上部に前記前傾斜部32の内面に沿うバイザー取付部51を有し、このバイザー取付部51の下端に略90度の屈曲部51Kを設け、この屈曲部51Kから内側斜め下向きに傾斜した上延長部52が設けられ、この上延長部52の下端に屈曲部52Kを設け、この屈曲部52Kから下方に上下方向の添設部53を設け、この添設部53の下端に屈曲部53Kを設け、この屈曲部53Kから外側斜め下向きに傾斜した下延長部54を設け、この下延長部54の下端に屈曲部54Kを設け、この屈曲部54Kから下方に上下方向の下部55を設け、この下部55の下端を外側上向で湾曲状に屈曲した屈曲部55Kを設け、この屈曲部55Kから外側上向きに折返し部56を設け、この折返し部56は外側上向きに斜設されている。尚、下延長部54の角度は前記傾斜部21Bと略同一であり、また、上延長部52及び下延長部54の角度は、水平に対して45度以下、30度以上である。
そして、前記折返し部56と下部55とにより、前記係止部8を構成している。また、前記バイザー取付部51及び折返し部56の上部左右の角部には、45度の面取り部57が設けられている。尚、図1に示したように、下縁13に係止部8を係止した状態で、折返し部56と下縁13の外面との間には、隙間58が形成される。
そして、前記バイザー取付部51及び上延長部52により、前記延長支持部7が構成される。また、前記上延長部52,添設部53及び下延長部54により、前記中間部14を構成し、図1及び5(B)に示すように、前記中間部14は、前記開口部3の上部21Aの前方のルーフパネル21と上部21Aと傾斜部21Bの形状に略沿って略コ字形状に形成されている。尚、上述したように上延長部52は前側上向きに傾斜し、下延長部54は前側下向きに傾斜している。
また、前記バイザー取付部51には透孔51Tが穿設されている。さらに、ブラケット5の透孔51Tに対応して前記前傾斜部32には、複数の透孔32Tが穿設され、この例では、図2及び図14に示すように、バイザー本体23の前側左右に透孔32Tが穿設されている。
前記バイザー取付部51に前記前傾斜部32を固定する固定手段61は、前記透孔32T,51Tに挿通するネジ部材たる段付ネジ62を備え、この段付ネジ62は、径大な頭部62Hと、この頭部62Hに設けた径大部62Kと、この径大部62Kの先端に一体に設けられ該径大部62Kより小径な雄ネジ部62Nとを備え、前記径大部62Kと雄ネジ部62Nとの間に段部62Dを有する。また、前傾斜部32の外面と頭部62Hとの間には、スプリングワッシャ63が設けられ、このスプリングワッシャ63に前記径大部62Kが挿通され、さらに、前記段部62Dは、前傾斜部32の内面の近傍で前記透孔32T内に位置する。そして、前記雄ネジ部62Nを前記透孔51Tに挿通すると共に、バイザー取付部51を前傾斜部32の内面に接するように配置し、その透孔51Tを挿通した雄ネジ部62Nに、鍔付ナット64を螺着し、この鍔付ナット64と段付ネジ62によりバイザー取付部51に前記前傾斜部32を固定している。
さらに、前側左右のコーナー縁部10,10の車両後方側には、前記左右のブラケット6が係止する。図6に示すように、前記ブラケット6は、前記バイザー取付部51と上延長部52とを有し、この上延長部52の下端に屈曲部52Kにより前記添設部53より高さ寸法の短い小添設部71を設け、この小添設部71の下端に屈曲部71Kを設け、この屈曲部71Kから外下側に傾斜した下端傾斜部72を設け、この下端傾斜部72の下端に、湾曲状に屈曲した屈曲部72Kを設け、この屈曲部72Kから外側上向きに折返し部73を設け、この折返し部73は前記添設部53と略平行に設けられている。
そして、前記下端傾斜部72と折返し部73により、前記コーナー縁部10の下端に係止する係止部74を構成している。また、前記バイザー取付部51及び折返し部73の上部左右の角部には、45度の前記面取り部57が設けられている。
さらに、ブラケット6の透孔51Tに対応して前記左右傾斜部33,33の前側には、透孔33Tが穿設されている。
次に、前記サンルーフバイザー4の取付方法について説明する。図10に示すように、コーナー縁部10の後部にフェルトペンなどの筆記具により印81を付ける。この印81はブラケット6を取り付ける箇所に対応しており、コーナー縁部10と傾斜縁部11の境目に設けられる。前記印81に沿ってコーナー縁部10に保護部材たる保護用テープ82を貼設し、この保護用テープ82は、前記ブラケット6より左右幅が広く、前記上部21Aの上のルーフ部2上面から傾斜部31Bの外面側に渡って貼設される。
また、図11などに示すように、開口部3の前側の深縁部12には、左右に間隔をおいて、その下縁13に外側に凹んだ凹部83が設けられ、コーナー縁部10から所定間隔だけ離れた凹部83の位置の深縁部12に、保護部材たる保護用テープ84を貼設する。この保護用テープ84は、前記ブラケット5より左右幅が広く、上部21Aの上端から下縁13の内面側に渡って貼設される。この場合、保護用テープ84の上端はルーフ部2の上面と面一になるか、これより下方が好ましく、こうすると雨などの影響を受けにくくなり、さらに、保護用テープ84は、下縁13の下端に折り返して該下縁13の外面に貼設されている。尚、保護用テープ82は横長略矩形であり、保護用テープ84は縦長略矩形である。
このようにしてブラケット5,6の取付箇所に保護用テープ82,84を貼った後、左右のブラケット6は、図12に示すように、上部を内側に倒すように斜めにして、下側からコーナー縁部10の下端に係止部74を係止し、コーナー縁部10の内面の保護用テープ82に、小添設部71及び下端傾斜部72が接するように配置し、粘着テープ85によりブラケット6の下部をコーナー縁部10に取り付ける。
次に、本発明の特徴である前側のブラケット5の取付について説明すると、図13及び図17に示すように、ブラケット5を初期位置であるコーナー縁部10に位置させ、添設部53を開口部3の上部21Aに間隔を置いて近接すると共に、その上部21Aを中間部14により挟むように配置し、ここから取付位置である深縁部12側に横移動させる。この場合、傾斜縁部11の深縁部12側において、その下端11を係止部8により挟み、屈曲部52Kをルーフ部2の上面より上にした状態で横移動し、取付位置において、深縁部12の下縁13に係止部8を係止し、係止部8を粘着テープ85により下縁13に取り付ける。尚、粘着テープ85は保護用テープ84の両側において下縁13に接着される。さらに、ブラケット5の初期位置を傾斜縁部11にしてもよい。
このようにブラケット5を浅縁部であるコーナー縁部10又は傾斜縁部11の位置から横方向にスライドさせて深縁部12に係止するため、中間部14が略コ字状であっても、無理なくブラケット5を装着することができる。
そして、ブラケット5,6を取り付けたら、図14及び図15に示すように、ルーフ部2上にサンルーフバイザー4を配置すると共に、ブラケット5,5を固定手段61,61により前傾斜部32に固定し、続いて、ブラケット6,6を固定手段61,61により左右傾斜部33,33に固定する。また、図1に示すように、固定手段61を取り付けた後、前側では、ブラケット5を矢印Yに示すように前方に押すと共にブラケット6,6を矢印Yに示すように左右外側に押し、ルーフ部2に対するモール27の位置を確認し、また、左右の傾斜部33,33が対照な位置となるように配置し、また、モール27が捩れていないかなどを確認して取り付けを行う。尚、モール27にねじれなどがある場合は、段付ネジ62を緩めてモール27の調整とサンルーフバイザー4の取付位置の調整を行う。
このように本実施例には、請求項1に対応して、ルーフ部2に形成した開口部3と、開口部3を開閉自在としたサンルーフ3Sとを備えた車両1に用いられ、開口部3の前側に配置した車両用サンルーフバイザー4であって、開口部3には下方に伸びる縁部9を設け、縁部9は薄肉構造にてなるとともに上下方向に浅い浅縁部たるコーナー縁部10及び傾斜縁部11と深い深縁部12とが設けられ、サンルーフバイザー4はブラケット5により開口部3に固定され、ブラケット5は、開口部3から前方に延長された上延長部52を有しサンルーフバイザー4を固定する延長支持部7と、ブラケット5をコーナー縁部10又は傾斜縁部11の位置に、開口部3の上部21Aを中間部14で挟むように配置し、そのコーナー縁部10又は傾斜縁部11の位置からサンルーフバイザー4との連結位置である深縁部12に移動させて該深縁部12に係止部8が係止するように構成したから、サンルーフバイザー4の取付用のブラケット5を低い位置で車両1の開口部3に係止可能となることでサンルーフバイザー4自体の取付位置を下げることが可能になり、外観性の向上,空気抵抗の低減及び取付剛性の向上を図ることができる。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、係止部8は前側上向きの折返しにより形成され、係止部8が係止する深縁部12の下縁13は、開口部3の内面たる上部21Aに対し前方に離間して設けられ、ブラケット5の中間部14は、上延長部52と、この上延長部52の下部に設けられ上部21Aにほぼ添う添設部53と、この添設部53と係止部8との間に設けられた下延長部54とを備えるから、ブラケット5は、延長支持部7の上延長部52と添設部53と下延長部54が略コ字型をなし、そのブラケット5を開口部3に沿わせて配置することでサンルーフバイザー4の取付位置の前後方向における自由度が向上する。
また、実施例上の効果として、ブラケット5は、浅縁部たるコーナー縁部10及び傾斜縁部11から係止部8を挿入し、コーナー縁部10又は傾斜縁部11において、これらの下縁に係止部8を係止してから、サンルーフバイザー4との連結位置である深縁部12に移動させて延長支持部7をサンルーフバイザー4に固定する方法であるから、従来の下から持ち上げて固定する方法に比べて、添設部53の高さ寸法を抑えることができると共に、延長支持部7の前側への張り出し寸法を大きく取ることができる。また、コーナー縁部10の端部には傾斜縁部11が設けられているから、この傾斜縁部11に案内されて係止部8の折返し部56を下縁13の外面側にスムーズに係止することができる。
また、折返し部56の上部左右の角部には、45度の面取り部57が設けられているから、ブラケット5を横移動する際、角部が開口部3に当たることがない。また、ブラケット5は係止部8が下縁13に係止すると共に、下延長部54が保護用テープ84を介して傾斜部21Bに当接するから、上方向の力に対して強い取付構造が得られる。さらに、保護用テープ82,84は弾力性を有するから、ブラケット5,6を安定して開口部3に係止することができる。また、ブラケット5の固定位置である透孔32Tが、開口部内面である上部21Aより車両の前側にあり、ルーフ部2の上面とサンルーフバイザー4との間には、弾力性を有するモール27が配置され、ルーフ部2の上面とサンルーフバイザー4との間にモール27を圧縮して挟み付けるようにして配置したから、モール27の弾性復元力により透孔32Tに固定したブラケット5の上部が開口部3の前方側で上側に向う力(上方斜め前向きの力)が得られ、これにより下縁13に係止部8が一層確実に係止すると共に、開口フランジ部21Fにブラケット5が密着する。また、係止部8は下縁13に遊嵌し、下縁13に係止する係止部8は、折返し部56の上端と下延長部54との間隔が下縁13の厚さより広く、隙間58が形成されるから、下縁13に係止部8を係止しつつ、開口フランジ部21Fの内面とブラケット5との間に間隔を置いて該ブラケット5を横移動することができ、横移動時に開口フランジ部21Fの内面にブラケット5が摺動することを防止できる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、開口部の前側において、深縁部に係止するブラケットを示したが、開口部の左右において、深縁部に係止するブラケットによりサンルーフバイザーの左右を固定してもよい。
1 車両
2 ルーフ部
3 開口部
3S サンルーフ
4 サンルーフバイザー
5 ブラケット(前)
7 延長支持部
8 係止部
9 縁部
10 コーナー縁部(浅縁部)
11 傾斜縁部(浅縁部)
12 深縁部
13 下縁
14 中間部
21A 上部(開口部内面)
51 バイザー取付部
52 上延長部
53 添設部
54 下延長部

Claims (1)

  1. ルーフ部に形成した開口部と、前記開口部を開閉自在としたサンルーフとを備えた車両に用いられ、
    前記開口部の前側に配置した車両用サンルーフバイザーであって、
    前記開口部には下方に伸びる縁部を設け、前記縁部は上下方向に浅い浅縁部と深い深縁部とが設けられ、
    前記サンルーフバイザーはブラケットにより前記開口部に固定され、
    前記ブラケットは、
    前記開口部から前方に延長された上延長部を有し前記サンルーフバイザーを固定する延長支持部と、
    記深縁部に係止する係止部と、
    を備え
    前記係止部は前側上向きの折返しにより形成され、前記係止部が係止する前記深縁部の下縁は、前記開口部の内面に対し前方に離間して設けられ、
    前記ブラケットの中間部は、前記上延長部と、この上延長部の下部に設けられ前記開口部の前記内面にほぼ添う添設部と、この添設部と前記係止部との間に設けられた下延長部とを備え、
    前記ブラケットを前記浅縁部の位置に、前記開口部の前記内面を前記中間部で挟むように配置し、その浅縁部の位置から前記サンルーフバイザーとの連結位置である前記深縁部に移動させて該深縁部に前記係止部が係止するように構成したことを特徴とする車両用サンルーフバイザーの取付構造。
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