JP2016182932A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物の室内の空間を広げて使用することができる乗物用シートを提供する。
【解決手段】乗物用シートとしての車両用シートSは、シートクッションS1およびシートバックS2と、シートバックS2の背面に対向して配置されたベース部材40と、シートバックS2とベース部材40を連結し、シートバックS2をベース部材40に対して移動可能に支持する移動機構50とを備える。シートバックS2は、当該シートバックS2の前後の空間を仕切るように起立する起立位置(鎖線参照)と、シートクッションS1に近づくように倒れて前後の空間を一体とする倒伏位置(実線参照)との間で、ベース部材40とともに回動可能に設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、シートクッションおよびシートバックを備え、シートバックがその背面に対向して配置された部材に対して移動可能に支持された乗物用シートに関する。
従来より、シートクッションおよびシートバックを備え、シートバックがその後方に配置された車体のバックパネルに対して移動可能に支持された乗物用シートが知られている。例えば、特許文献1には、上下に2分割され、シートクッションに対して後傾するときに分割部にて前面が凹状となるように中折れ可能に構成されたシートバックが、ブラケットを介して、車体のバックパネルに上下にスライドするように支持された車両用リヤシートが開示されている。
特開平10−86720号公報
ところで、従来技術では、シートバックがブラケットを介して車体のバックパネルに取り付けられているので、シートバックをシートクッションに近づくように前に倒すことができなかった。そのため、乗物の室内の空間、例えば、車両用リヤシートの後方に設けられた荷室の空間などを広げて使用することができなかった。
そこで、本発明は、乗物の室内の空間を広げて使用することができる乗物用シートを提供することを目的とする。
また、本発明は、乗物用シートを簡単な構成としたり、コンパクト化したりすることを目的とする。
また、本発明は、乗物用シートの部品点数を削減したり、組み付け作業性を向上させたりすることを目的とする。
また、本発明は、シートバックとベース部材を安定させることを目的とする。
また、本発明は、シートバックをベース部材とともに安定して回動させることを目的とする。
また、本発明は、移動機構を保護したり、乗物用シートの外観性を向上させたりすることを目的とする。
また、本発明は、乗物用シートの低コスト化を図ることを目的とする。
また、本発明は、広げた空間を有効に利用することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、シートクッションおよびシートバックと、前記シートバックの背面に対向して配置されたベース部材と、前記シートバックと前記ベース部材を連結し、前記シートバックを前記ベース部材に対して移動可能に支持する移動機構と、を備え、前記シートバックは、当該シートバックの前後の空間を仕切るように起立する起立位置と、前記シートクッションに近づくように倒れて前記前後の空間を一体とする倒伏位置との間で、前記ベース部材とともに回動可能に設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、乗物用シートがベース部材を備え、シートバックが起立位置と倒伏位置との間でベース部材とともに回動可能に設けられているので、シートバックがその背面に対向して配置された部材に対して移動可能に支持された構成において、乗物の室内の空間を広げて使用することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ベース部材と前記シートバックは、同一の軸線を中心に回動可能に設けられている構成とすることができる。
これによれば、乗物用シートを簡単な構成としたり、コンパクト化したりすることができる。また、乗物用シートの部品点数を削減したり、組み付け作業性を向上させたりすることができる。
前記した乗物用シートにおいては、少なくとも前記シートバックが前記倒伏位置に回動したときに、前記ベース部材に対する前記シートバックの移動を規制する第1ロック機構を備える構成とすることができる。
これによれば、少なくともシートバックが倒伏位置に回動した後に、シートバックおよびベース部材が相手に対して動くことを抑制できるので、倒伏位置においてシートバックとベース部材を安定させることができる。また、シートバックが倒伏位置に回動する前から移動を規制する構成とした場合には、シートバックおよびベース部材が相手に対して動かないことで、シートバックをベース部材とともに安定して回動させることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記第1ロック機構は、前記シートバックを前記起立位置にロックする第2ロック機構によるロックが解除されたときに、前記ベース部材に対する前記シートバックの移動を規制する構成とすることができる。
これによれば、シートバックを起立位置から倒伏位置に回動させるときには、シートバックおよびベース部材が相手に対して動かなくなるので、シートバックをベース部材とともに安定して回動させることができる。
また、前記した乗物用シートにおいて、前記ベース部材と前記シートバックは、異なる軸線を中心に回動可能に設けられている構成とすることができる。
これによれば、シートバックおよびベース部材のそれぞれが動かないように軸支されることになるので、シートバックをベース部材とともに安定して回動させることができる。また、ベース部材に対するシートバックの移動を規制するロック機構が不要となるので、乗物用シートを簡単な構成としたり、コンパクト化したりすることができる。また、乗物用シートの部品点数を削減することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ベース部材は、前記シートバックの背面に対向して配置される第1部材と、前記第1部材の前記シートバックが配置された側とは反対側に配置される第2部材とを有し、前記第2部材は、前記シートバックが前記倒伏位置にある状態において、前記第1部材の前端部に対して左右方向に延びる軸線を中心に回動可能に支持され、回動することで前記第1部材とともに前記シートバックを上から覆うように設けられている構成とすることができる。
これによれば、ベース部材によってシートバックの背面や移動機構を覆うことができるので、移動機構を保護したり、シートバックが倒伏位置に回動したときの乗物用シートの外観性を向上させたりすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記移動機構は、前記シートバックを初期位置と所定位置との間で移動可能に支持し、前記シートバックは、前記初期位置にあるときにだけ、前記起立位置から前記倒伏位置への回動が可能となるように構成することができる。
これによれば、シートバックを起立位置から倒伏位置に回動させるための構成を簡単にしたり、コンパクト化したりすることができる。また、これにより、乗物用シートの低コスト化を図ることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ベース部材は、前記シートバックが前記倒伏位置にある状態において、前記シートバックを上から覆うように設けられ、上面がフラットである構成とすることができる。
これによれば、ベース部材によってシートバックの背面や移動機構を覆うことができるので、移動機構を保護したり、シートバックが倒伏位置に回動したときの乗物用シートの外観性を向上させたりすることができる。また、シートバックが倒伏位置にあるときに、ベース部材の上面がフラットであることで、例えば、ベース部材の上面に物を置くことなどができるので、広げた空間を有効に利用することができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記移動機構は、前記シートバックを前記起立位置にある状態での上下方向に移動可能に支持している構成とすることができる。
本発明によれば、乗物の室内の空間を広げて使用することができる。
また、本発明によれば、ベース部材とシートバックを同一の軸線を中心に回動可能に設けることで、乗物用シートを簡単な構成としたり、コンパクト化したりすることができる。また、乗物用シートの部品点数を削減したり、組み付け作業性を向上させたりすることができる。
また、本発明によれば、第1ロック機構を設けることで、シートバックとベース部材を安定させたり、シートバックをベース部材とともに安定して回動させたりすることができる。
また、本発明によれば、第1ロック機構を第2ロック機構によるロックが解除されたときに効かせることで、シートバックをベース部材とともに安定して回動させることができる。
また、本発明によれば、ベース部材とシートバックを異なる軸線を中心に回動可能に設けることで、シートバックをベース部材とともに安定して回動させることができる。また、乗物用シートを簡単な構成としたり、コンパクト化したりすることができる。また、乗物用シートの部品点数を削減することができる。
また、本発明によれば、ベース部材の第2部材を第1部材に対して回動可能とし、回動させて第1部材とともにシートバックを上から覆うように設けることで、移動機構を保護したり、乗物用シートの外観性を向上させたりすることができる。
また、本発明によれば、シートバックを初期位置にあるときにだけ起立位置から倒伏位置に回動可能に設けることで、乗物用シートを簡単な構成としたり、コンパクト化したりすることができる。また、乗物用シートの低コスト化を図ることができる。
また、本発明によれば、シートバックを上から覆うようにベース部材を設けることで、移動機構を保護したり、乗物用シートの外観性を向上させたりすることができる。また、ベース部材の上面をフラットな構成とすることで、広げた空間を有効に利用することができる。
第1実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの側面図である。 リクライニング状態の車両用シートの側面図である。 車両用シートに内蔵されるシートフレームの斜視図である。 シートバックが倒伏位置にある状態の車両用シートの側面図である。 車両用シートに設けられた第1ロック機構、第2ロック機構、制御装置およびスイッチを示す図であり、スイッチがON状態のときを示す図(a)と、OFF状態のときを示す図(b)である。 第1ロック機構および第2ロック機構の拡大図(a),(b)である。 第2実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの側面図である。 シートバックが倒伏位置にある状態の車両用シートの側面図であり、第2部材が回動する前を示す図(a)と、回動した後を示す図(b)である。
[第1実施形態]
次に、発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る乗物用シートは、自動車の最も後ろの座席に使用される車両用シートSとして構成されており、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3と、ベース部材40と、移動機構50とを主に備えている。
車両用シートSの前方は、車両(乗物)の車室R1となっており、車両用シートSの後方には、荷室R2が設けられている。また、車両用シートSの上部の後方には、荷室R2を上から覆うトノカバーCが設けられている。トノカバーCは、シート状であってもよいし、上に物を置くことができる板状であってもよい。また、トノカバーCは、車体に対して固定されていてもよいし、車体に対して着脱可能に構成されていてもよい。
また、詳しい動作については後述するが、図2に示すように、車両用シートSは、シートクッションS1が前に移動したときに、シートバックS2がシートクッションS1に対して後方に倒れるように構成されている。
なお、本明細書において、前後、左右、上下は、特に断らない限り、車両用シートSに座るユーザを基準とする。すなわち、前後、左右、上下は、特に断らない限り、シートバックS2が図1に示す起立位置にある状態での、前後、左右、上下を意味するものとする。
図3に示すように、シートクッションS1は、枠状のシートクッションフレームF1を備え、シートクッションフレームF1にウレタンフォームなどからなるクッション材と、皮革や布地などからなる表皮材を被せることで構成されている。シートクッションフレームF1は、乗物の機体としての車体のフロアF(図1参照)に対して前後方向に移動可能に取り付けられている。シートクッションフレームF1(シートクッションS1)は、ユーザが図示しないリクライニングの操作ボタンなどを操作してアクチュエータACを駆動させることで、車体に対し、前または後ろに向けて移動するように構成されている。
シートバックS2は、シートバックフレームF2を備え、シートバックフレームF2にウレタンフォームなどからなるクッション材と、皮革や布地などからなる表皮材を被せることで構成されている。シートバックフレームF2は、上部フレーム10と、下部フレーム20とを主に有している。
上部フレーム10は、金属製のパイプ材から構成されており、左右の縦フレーム部11と、縦フレーム部11,11の上端部同士を連結する横フレーム部12とを有している。横フレーム部12には、ヘッドレストS3を取り付けるためのサポートブラケット13が設けられている。
下部フレーム20は、略U字形状に折り曲げられた金属製のパイプ材から構成されている。下部フレーム20の下端部は、シートクッションフレームF1の後端部に設けられた取付ブラケットB1に対し、左右方向に延びる軸線A1を中心に回動可能に連結されている。これにより、下部フレーム20は、シートクッションフレームF1に対して前後に回動可能となっている。また、下部フレーム20の上端部は、上部フレーム10の下端部に設けられた取付ブラケットB2に対し、左右方向を延びる軸線A2を中心に回動可能に連結されている。これにより、下部フレーム20は、上部フレーム10に対して前後に回動可能となっており、シートバックS2は、その上部S21と下部S22が略V字形状をなすように中折れ可能となっている。
ベース部材40は、シートバックS2の背面S23(図1参照)に対向して配置され、シートバックS2の背面S23を覆う板状に形成されている。ベース部材40とシートバックS2は、移動機構50によって連結されている。
移動機構50は、左右一対の被ガイド部材51と、左右一対のガイド部材52とを主に有して構成されている。被ガイド部材51は、棒状をなし、左右方向に並んだ状態で取付ブラケットB2の背面に溶接などによって固定されている。一方、ガイド部材52は、筒状をなし、左右方向に並んだ状態で取付ブラケット53の前側の面に溶接などによって固定され、取付ブラケット53がベース部材40の前側の面に固定されることで、ベース部材40に取り付けられている。移動機構50は、シートバックS2に設けられた被ガイド部材51とベース部材40に設けられたガイド部材52とが係合することで、シートバックS2とベース部材40を連結している。
また、被ガイド部材51とガイド部材52は、互いにスライド可能に係合している。これにより、移動機構50は、シートバックS2を、ベース部材40に対して上下方向にスライド移動可能に支持している。さらに説明すれば、移動機構50は、シートバックS2を、ベース部材40に対して、図1に示す初期位置と、図2に示す所定位置の一例としての最下位置(最も下に移動した位置)との間で上下方向にスライド移動可能に支持している。
図4に示すように、シートバックS2は、シートクッションS1に対し、ユーザがシートクッションS1(車両用シートS)に着座可能となる鎖線で示す起立位置と、シートクッションS1に近づくように前に倒れる実線で示す倒伏位置との間で軸線A1を中心に前後に回動可能に設けられている。シートバックS2は、鎖線で示す起立位置にあるときには、当該シートバックS2の前後の空間、具体的には、車室R1と荷室R2を仕切るように起立している。一方、シートバックS2は、実線で示す倒伏位置にあるときには、当該シートバックS2の前後の空間、具体的には、車室R1と荷室R2を一体(1つの空間)とするように前に倒れている。
シートバックS2は、起立位置と倒伏位置の間で回動するとき、ベース部材40とともに回動可能となるように設けられている。本実施形態では、ベース部材40が、シートバックS2とともに一体に回動するように設けられている。具体的には、ベース部材40は、移動機構50によってシートバックS2に連結されていることで、シートバックS2とともに軸線A1を中心に回動可能となっている。つまり、本実施形態において、ベース部材40とシートバックS2は、同一の軸線A1を中心に回動可能に設けられている。なお、ベース部材40とシートバックS2は、同一の軸線A1を中心に回動可能に設けられていればよく、ベース部材40を回動可能に支持するシャフトと、シートバックS2を回動可能に支持するシャフトとは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
ベース部材40は、シートバックS2が倒伏位置にある状態において、シートバックS2の背面S23を上から覆うように設けられている。そして、ベース部材40の背面43(シートバックS2が倒伏位置にある状態での上面)は、荷室R2のフロアと一体となって拡大した荷室を形成した際に荷物の出し入れなどがしやすいように、荷室R2のフロアから連続するように延びる起伏の小さい、略フラットな面として形成されている。
図5(a)に示すように、車両用シートSは、第1ロック機構60と、第2ロック機構70と、第3ロック機構80とを備えている。
第1ロック機構60は、ベース部材40に対するシートバックS2のスライド移動を規制する機構であり、図6(a)に示すように、ベース部材40に設けられたロック部材61と、シートバックS2に設けられた係合凹部62とを主に有して構成されている。
ロック部材61は、ベース部材40に対して、その全体がベース部材40内に入り込む図6(a)に示す退避位置と、前端部がベース部材40の前側の面から突出する図6(b)に示す進出位置との間で、前後方向にスライド移動可能に支持されている。
係合凹部62は、ロック部材61が係合可能な凹部であり、シートバックS2が初期位置にあるときにロック部材61と前後方向に対向するように設けられている。
第1ロック機構60は、ロック部材61が図6(a)に示す退避位置から図6(b)に示す進出位置にスライドして係合凹部62に係合したときに、ベース部材40に対するシートバックS2のスライド移動を規制する。また、第1ロック機構60は、ロック部材61が図6(b)に示す進出位置から図6(a)に示す退避位置にスライドして係合凹部62にとの係合を解除したときに、ベース部材40に対するシートバックS2のスライド移動を許容する。
第2ロック機構70は、シートバックS2を起立位置にロックする機構であり、ラッチ71を主に有して構成されている。
ラッチ71は、車体のホイールハウスなどに設けられたストライカ90の棒状部91に係合または離脱することでシートバックS2を起立位置にロックしまたはロックを解除する部材である。ラッチ71は、ベース部材40に対して、図6(a)に示すロック位置と、図6(b)に示す解除位置との間で、軸部71Aを中心に回動可能に支持されている。
第2ロック機構70は、第3ロック機構80の後述する規制部材81が回動許容位置(実線参照)にあるときに、ユーザが図示しない操作ノブなどの操作部材を操作することで、ラッチ71が図6(a)に示すロック位置から図6(b)に示す解除位置に回動してストライカ90の棒状部91から離脱し、シートバックS2の起立位置でのロックを解除する。また、第2ロック機構70は、図6(b)に示す状態から、シートバックS2を後方に押すことで、突起部71Cがストライカ90の棒状部91に押され、これによって、ラッチ71が図6(b)に示す解除位置から図6(a)に示すロック位置に回動してストライカ90の棒状部91に係合し、シートバックS2を起立位置にロックする。
第1ロック機構60のロック部材61と、第2ロック機構70のラッチ71とは、連動機構120によって連結されている。
連動機構120は、ラッチ71の動作とロック部材61の動作とを連動させる機構である。連動機構120は、図6(a),(b)の順に示すように、ラッチ71がロック位置から解除位置に回動するときに、ロック部材61を退避位置から進出位置にスライドさせ、また、図6(b),(a)の順に示すように、ラッチ71が解除位置からロック位置に回動するときに、ロック部材61を進出位置から退避位置にスライドさせる。
このような連動機構120を有することで、第1ロック機構60は、図6(b)に示すように、第2ロック機構70によるロックが解除されたときに、ベース部材40に対するシートバックS2のスライド移動を規制し、図6(a)に示すように、第2ロック機構70によるロックがなされたときに、ベース部材40に対するシートバックS2のスライド移動を許容するようになっている。
第3ロック機構80は、ラッチ71のロック位置から解除位置への回動を規制または許容する機構であり、規制部材81と、規制部材81を動かすアクチュエータ82とを主に有して構成されている。
規制部材81は、図6(a)に鎖線で示す回動規制位置と、実線で示す回動許容位置との間で、進退自在に設けられている。
第3ロック機構80は、規制部材81が回動規制位置にあるときには、ラッチ71のロック位置から解除位置へ回動を規制する。また、第3ロック機構80は、規制部材81が回動許容位置にあるときには、ラッチ71のロック位置と解除位置と間の回動を許容する。
図5(a)に示すように、車両用シートSは、第3ロック機構80を制御する制御装置100を備えている。
制御装置100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有し、スイッチ110の状態に基づいて第3ロック機構80を制御するように構成されている。
スイッチ110は、シートクッションS1の後端部に設けられている。スイッチ110は、シートクッションS1が最も後ろの位置にあるとき(シートバックS2が初期位置にあるとき)に車体に当接して押圧されることで、図5(a)に示すようなON状態となる。一方、スイッチ110は、シートクッションS1が少し前に移動すると(シートバックS2が初期位置から少し下に移動すると)車体との当接が解除されることで、図5(b)に示すようなOFF状態となるように配置されている。
制御装置100は、スイッチ110がON状態となった場合には、図6(a)に実線で示すように、アクチュエータ82を駆動させて規制部材81を回動許容位置に移動させる。これにより、ラッチ71がロック位置から解除位置へ回動可能となるので、第2ロック機構70によるロックの解除が可能となる。一方、制御装置100は、スイッチ110がOFF状態となった場合には、図6(a)に鎖線で示すように、アクチュエータ82を駆動させて規制部材81を回動規制位置に移動させる。これにより、ラッチ71がロック位置から解除位置へ回動できなくなるので、第2ロック機構70によるロックの解除ができない状態となる。このような構成により、シートバックS2は、スイッチ110がON状態となる初期位置にあるときにだけ、第2ロック機構70によるロックが解除でき、図1に示す起立位置から図4に示す倒伏位置への回動が可能となるように構成されている。
次に、本実施形態に係る車両用シートSの動作について説明する。
図1に示す状態から、ユーザの操作などによってアクチュエータAC(図3参照)を駆動させ、シートクッションS1を前に向けて移動させると、図2に示すように、シートクッションS1に引っ張られて、シートバックS2の下部S22の下端部が前に移動する。これにより、下部S22が軸線A2を中心に前に回動しながら下方に移動することで、シートバックS2の上部S21を下に引き下げ、上部S21が移動機構50によってベース部材40に対して下にスライド移動する。その結果、シートバックS2は、シートクッションS1に対して後方に倒れた状態(リクライニング状態)となる。この動作の開始初期に、スイッチ110は、ON状態からOFF状態になる。なお、本実施形態では、シートバックS2が初期位置から後ろに倒れるわけではないので、トノカバーCを動かしたり、取り外したりすることなく、車両用シートSをリクライニング状態とすることができる。
リクライニング状態では、ユーザが第2ロック機構70の解除操作を行っても、スイッチ110がOFF状態となっているので、第2ロック機構70によるロックを解除することはできない。そのため、リクライニング状態では、シートバックS2を倒伏位置に回動させることはできない。
一方、リクライニング状態から、アクチュエータACを駆動させ、シートクッションS1を後ろに向けて移動させると、図5(a)に示すように、シートクッションS1に押されて、シートバックS2の下部S22の下端部が後ろに移動する。これにより、下部S22が軸線A2を中心に後ろに回動しながら上方に移動することで、シートバックS2の上部S21を上に押し上げ、上部S21が移動機構50によってベース部材40に対して上にスライド移動する。その結果、シートバックS2は、シートクッションS1に対して起きた状態となる。この動作が完了すると、スイッチ110は、OFF状態からON状態になる。
シートバックS2が図5(a)に示す状態(初期位置)にあるとき、ユーザが第2ロック機構70の解除操作を行うと、スイッチ110がON状態となっているので、図6(a),(b)の順に示すように、ラッチ71がロック位置から解除位置に回動し、これによって、ラッチ71とストライカ90との係合が解除されて、第2ロック機構70によるロックが解除される。また、このとき、連動機構120によって、第1ロック機構60のロック部材61が退避位置から進出位置に移動し、係合凹部62に係合する。これにより、ベース部材40に対するシートバックS2のスライド移動が規制される。
第2ロック機構70によるロックが解除された状態で、シートバックS2の上部S21を前に引くと、図4に示すように、シートバックS2は、ベース部材40とともに軸線A1を中心に前に回動し、シートクッションS1に近づくように前に倒れる。その結果、シートバックS2は、起立位置から倒伏位置に回動する。
一方、シートバックS2が倒伏位置にある状態から、シートバックS2の上部S21を引き上げると、シートバックS2は、ベース部材40とともに軸線A1を中心に後ろに回動して起き上がっていく。そして、図6(b)に示すように、ラッチ71の突起部71Cにストライカ90の棒状部91が押し当たった状態で、シートバックS2を後方に押すことで、突起部71Cがストライカ90によって押され、ラッチ71が解除位置から図6(a)に示すロック位置に回動し、ラッチ71とストライカ90が係合する。これにより、シートバックS2は、第2ロック機構70によって起立位置にロックされる。また、このとき、連動機構120によって、第1ロック機構60のロック部材61が進出位置から退避位置に移動することで、ロック部材61と係合凹部62との係合が解除される。これにより、ベース部材40に対するシートバックS2のスライド移動が許容されるようになる。
以上説明した本実施形態によれば、図4に示したように、車両用シートSがベース部材40を備え、シートバックS2が起立位置と倒伏位置との間でベース部材40とともに回動可能に設けられているので、シートバックS2を倒伏位置に回動させることで、車室R1と荷室R2とをつなげて一体の空間として使用することができる。すなわち、本実施形態によれば、シートバックS2がその背面S23に対向して配置された部材(ベース部材40)に対して移動可能に支持された構成において、車両の室内の空間を広げて使用することができる。
また、ベース部材40とシートバックS2が同一の軸線A1を中心に回動可能に設けられているので、ベース部材とシートバックが異なる軸線を中心に回動可能に設けられるような構成と比較して、例えば、シャフトの数を減らすことができるので、車両用シートSを簡単な構成とすることができる。また、例えば、シャフトの数を減らせることで、シャフトの支持部分を省略できるので、車両用シートSをコンパクト化とすることができる。また、ベース部材40とシートバックS2のシャフトを共通部品とすることで、車両用シートSの部品点数を削減したり、車体への組み付け作業性を向上させたりすることができる。
また、ベース部材40に対するシートバックS2の移動を規制する第1ロック機構60を備えるので、シートバックS2が倒伏位置に回動した後に、ベース部材40がシートバックS2に対して動くことを抑制することができる。これにより、倒伏位置にあるときにシートバックS2とベース部材40を安定させることができる。
また、特に本実施形態では、第1ロック機構60は、第2ロック機構70によるロックが解除されたときにベース部材40に対するシートバックS2の移動を規制するので、シートバックS2が倒伏位置に回動する前からベース部材40が動くことを規制することができる。そして、このように回動前からベース部材40がシートバックS2に対して動かないことで、シートバックS2を起立位置から倒伏位置に回動させるときに、シートバックS2をベース部材40とともに安定して回動させることができる。
また、シートバックS2が初期位置にあるときにだけ倒伏位置への回動が可能となるように構成されているので、シートバックの位置に関わらず倒伏位置への回動が可能な構成と比較して、シートバックS2を起立位置から倒伏位置に回動させるための構成を簡単にしたり、コンパクト化したりすることができる。また、これにより、車両用シートSの低コスト化を図ることができる。
また、シートバックS2が倒伏位置にある状態では、ベース部材40によってシートバックS2の背面S23や移動機構50を覆うことができるので、移動機構50を保護したり、シートバックS2が倒伏位置に回動したときの車両用シートSの外観性を向上させたりすることができる。また、シートバックS2が倒伏位置にあるときに、ベース部材40の上面(背面43)がフラットであることで、例えば、ベース部材40の上面に物を置くことなどができるので、広げた空間を有効に利用することができる。
[第2実施形態]
次に、発明の第2実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図7に示すように、本実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートSは、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3と、ベース部材140と、移動機構50とを主に備えている。
シートクッションS1は、図示しないアクチュエータが駆動することで、車体のフロアFに対し、前または後ろに向けて移動するように構成され、シートバックS2は、移動機構50によってベース部材140に上下方向にスライド移動可能に支持されている。そして、図7に鎖線で示すように、車両用シートSは、シートクッションS1が前に移動したときに、シートバックS2がシートクッションS1に対して後方に倒れるように構成されている。また、シートバックS2は、シートクッションS1に対し、図7に示す起立位置と、図8に示す倒伏位置との間で軸線A1を中心に前後に回動可能に設けられている。
図7に示すように、ベース部材140は、第1部材141と、第2部材142とを有して構成されている。
第1部材141は、シートバックS2の背面S23に対向して配置され、シートバックS2の背面S23を覆う板状に形成されている。第1部材141とシートバックS2は、移動機構50によって連結されている。第1部材141の下端部は、シートクッションS1(車体)に対し、軸線A1の後斜め上方に位置する軸線A3を中心に前後に回動可能に設けられている。第1部材141は、移動機構50によってシートバックS2に連結されているので、シートバックS2を起立位置と倒伏位置との間で回動させることで、シートバックS2とともに回動するようになっている。このような構成により、本実施形態では、ベース部材140とシートバックS2は、異なる軸線A1,A3を中心に回動可能に設けられている。
第2部材142は、第1部材141のシートバックS2が配置された側とは反対側、すなわち、第1部材141の後側に配置され、第1部材141と厚さ(前後方向の長さ)および左右方向に長さが略同程度の板状に形成されている。第2部材142は、図7に示す状態において、第1部材141の上端部に対して、左右方向に延びる軸線A4を中心に回動可能に支持されている。
本実施形態の車両用シートSは、シートバックS2を図7に示す起立位置にロックするとともに、当該ロックを解除可能に構成された図示しないロック機構を備えている。このようなロック機構としては、公知の構成を有するものを採用できるので、本明細書では詳細な説明は省略する。一方で、本実施形態においては、シートバックS2とベース部材140のそれぞれが個別に回動可能に軸支されているため、車両用シートSには、第1実施形態の第1ロック機構60と第3ロック機構80に相当するような構成は設けられていない。
次に、本実施形態に係る車両用シートSの動作について簡単に説明する。
起立位置でのロックが解除された状態で、シートバックS2の上部S21を前に引くと、図8(a)に示すように、シートバックS2は、ベース部材140とともに前に回動し、シートクッションS1に近づくように倒れる。その結果、シートバックS2は、起立位置から倒伏位置に回動する。次に、図8(b)に示すように、シートバックS2が倒伏位置にある状態においての第1部材141の前端部に対して、第2部材142を、軸線A3を中心に略180°回動させる。これにより、第2部材142は、第1部材141とともにシートバックS2の背面S23を上から覆うように配置される。このとき、ベース部材140の上面、具体的には、第1部材141の上面141Aと第2部材142の上面142Aとは、荷室R2のフロアと略面一であり、略フラットな面となる。
なお、シートバックS2を倒伏位置から起立位置に戻す場合には、上記と逆の操作を行い、図示しないロック機構によりシートバックS2を起立位置にロックする。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、シートバックS2が起立位置と倒伏位置との間でベース部材140とともに回動可能に設けられているので、シートバックS2がその背面S23に対向して配置された部材(ベース部材140)に対して移動可能に支持された構成において、車両の室内の空間を広げて使用することができる。
また、本実施形態では、ベース部材140とシートバックS2が異なる軸線A1,A3を中心に回動可能に設けられているので、シートバックS2およびベース部材140のそれぞれが動かないように軸支されることになる。これにより、シートバックS2をベース部材140とともに安定して回動させることができる。また、ベース部材に対するシートバックの移動を規制する、第1実施形態の第1ロック機構60のような機構が不要となるので、車両用シートSを簡単な構成としたり、コンパクト化したりすることができる。また、第1実施形態の第1ロック機構60のような機構が不要となることで、車両用シートSの部品点数を削減することができる。なお、本実施形態において、シートバックS2は、図7に鎖線で示すリクライニング状態にあるときに、倒伏位置へ回動するように構成されていてもよい。
また、第2部材142が回動することで第1部材141とともにシートバックS2の背面S23を上から覆うように設けられているので、第1実施形態の場合と同様に、ベース部材140によってシートバックS2の背面S23や移動機構50を覆うことができる。これにより、移動機構50を保護したり、シートバックS2が倒伏位置に回動したときの車両用シートSの外観性を向上させたりすることができる。
以上、発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態で示した第1ロック機構60や第2ロック機構70の構成は一例であり、前記した構成に限定されるものではない。例えば、前記第1実施形態では、第2ロック機構70が車両用シートSに設けられ、第2ロック機構70のラッチ71が車体に設けられたストライカ90に係脱可能に構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、第2ロック機構は、車体に設けられ、ラッチが車両用シートに設けられたストライカに係脱可能に構成されていてもよい。また、前記第1実施形態では、第1ロック機構60は、第2ロック機構70によるロックが解除されたときに、ベース部材40に対するシートバックS2の移動を規制するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、第1ロック機構は、シートバックが倒伏位置に回動したときに、初めてベース部材に対するシートバックの移動を規制するように構成されていてもよい。また、第1ロック機構や第2ロック機構は、ユーザが手動で操作することで、ロックしたり、ロックを解除したりすることができるように構成されていてもよい。
前記実施形態では、シートクッションS1に設けたスイッチ110の状態(ON/OFF)から、シートバックS2が初期位置にあるか否かを検出するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、シートバックに設けたスイッチの状態から、シートバックが初期位置にあるか否かを検出するように構成されていてもよい。また、シートバックの位置を検出するセンサを設け、当該センサの出力から、シートバックが初期位置にあるか否かを検出するように構成されていてもよい。また、アクチュエータAC(図3参照)の駆動量や制御履歴などから、シートバックが初期位置にあるか否かを検出するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、シートバックS2は、初期位置にあるときにだけ、倒伏位置への回動が可能となるように構成されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、シートバックは、初期位置以外の位置にあるときにも、倒伏位置への回動が可能となるように構成されていてもよい。例えば、図2を参考にして説明すると、シートバックS2は、最下位置(所定位置)にあるときに、倒伏位置への回動が可能となるように構成されていてもよい。また、シートバックS2は、初期位置と最下位置との間の位置にあるときにも、倒伏位置への回動が可能となるように構成されていてもよい。
前記実施形態で示した移動機構50の構成は一例であり、前記した構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、移動機構50が、シートバックS2をベース部材40,140に対して起立位置にある状態での上下方向にスライド移動可能に支持していたが、これに限定されず、移動機構は、シートバックをベース部材に対して起立位置にある状態での前後方向に移動可能に支持していてもよい。また、移動機構は、ベース部材に対するシートバックの角度を変更できるように、シートバックをベース部材に対して揺動可能に支持していてもよい。
前記実施形態では、ベース部材40,140がシートバックS2の背面を覆う板状に形成されていたが、これに限定されず、例えば、ベース部材は、シートバックの背面を露出させる枠状に形成されていてもよい。
前記実施形態では、車両用シートSの上部の後方にトノカバーCが設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、トノカバーが設けられていない構成であってもよい。
前記実施形態では、乗物用シートとして、自動車で使用される車両用シートSを例示したが、これに限定されず、乗物用シートは、自動車以外の乗物、例えば、鉄道車両や船舶、航空機などで使用されるシートであってもよい。
40 ベース部材
43 背面
50 移動機構
60 第1ロック機構
70 第2ロック機構
140 ベース部材
141 第1部材
142 第2部材
A1 軸線
A3 軸線
R1 車室
R2 荷室
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
S23 背面

Claims (9)

  1. シートクッションおよびシートバックと、
    前記シートバックの背面に対向して配置されたベース部材と、
    前記シートバックと前記ベース部材を連結し、前記シートバックを前記ベース部材に対して移動可能に支持する移動機構と、を備え、
    前記シートバックは、当該シートバックの前後の空間を仕切るように起立する起立位置と、前記シートクッションに近づくように倒れて前記前後の空間を一体とする倒伏位置との間で、前記ベース部材とともに回動可能に設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記ベース部材と前記シートバックは、同一の軸線を中心に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 少なくとも前記シートバックが前記倒伏位置に回動したときに、前記ベース部材に対する前記シートバックの移動を規制する第1ロック機構を備えることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記第1ロック機構は、前記シートバックを前記起立位置にロックする第2ロック機構によるロックが解除されたときに、前記ベース部材に対する前記シートバックの移動を規制することを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記ベース部材と前記シートバックは、異なる軸線を中心に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  6. 前記ベース部材は、前記シートバックの背面に対向して配置される第1部材と、前記第1部材の前記シートバックが配置された側とは反対側に配置される第2部材とを有し、
    前記第2部材は、前記シートバックが前記倒伏位置にある状態において、前記第1部材の前端部に対して左右方向に延びる軸線を中心に回動可能に支持され、回動することで前記第1部材とともに前記シートバックを上から覆うように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記移動機構は、前記シートバックを初期位置と所定位置との間で移動可能に支持し、
    前記シートバックは、前記初期位置にあるときにだけ、前記起立位置から前記倒伏位置への回動が可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  8. 前記ベース部材は、前記シートバックが前記倒伏位置にある状態において、前記シートバックを上から覆うように設けられ、上面がフラットであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  9. 前記移動機構は、前記シートバックを前記起立位置にある状態での上下方向に移動可能に支持していることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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