JP5586969B2 - 回転電機の固定子 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両において電動機や発電機として使用される回転電機の固定子に関する。
従来より、回転電機の固定子として、周方向に複数のスロットを有する円環状の固定子コアと、導体と該導体の外周を覆う絶縁被膜とからなる複数の導線を接続してなりスロットに巻装された固定子巻線と、を備えたものが一般的に知られている。この固定子の固定子巻線において、互いに接続される2つの導線は、それぞれの導線の端部に、絶縁被膜が剥離されて導体が露出した導体露出部を有し、それら導体露出部同士を溶接により接合するようにしている。そして、例えば特許文献1には、導線の端部を塑性変形させることで端部(接合部)の断面積を削減し、接合時の入熱量を低減して優れた絶縁性を確保するようにした技術が開示されている。
特開2002−95198号公報
ところで、図22に示すように、互いに接続される2つの導線50Aの導体露出部67Aが接合部分にのみ設けられている場合には、2つの導線50Aの端部を並列状に揃えた際に、絶縁被膜68Aの厚さ分だけ導体露出部67A同士の間に間隔Cが形成されてしまう。そのため、上記のように2つの導線50Aの導体露出部67A同士を溶接により接合する際に、間隔Cが大きくなると接合不良となる恐れがある。その点、特許文献1には、接合時に2つの導線の端部を並列状に揃えた際に、導体露出部の先端側間に隙間が生じないようにするために、導線の導体露出部の先端側を段差によってさらに外周側にシフトすることが開示されている。
しかし、特許文献1では、導線の端部を塑性変形させることで端部の断面積を主部の断面積よりも小さくしているため、接続部での電気抵抗が大きくなり、大電流を流したときに多量の熱が発生する。したがって、特許文献1のように、接合部の断面積を小さくした場合には、高電圧用の回転電機では問題となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、接続される2つの導線の接合部の断面積を削減することなく、接合部の接合不良を抑制し得るようにした回転電機の固定子を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、周方向に複数のスロットが形成された円環状の固定子コアと、断面形状が矩形状の導体と前記導体の外周を覆う絶縁被膜とからなる複数の導線を接続してなり前記スロットに巻装された固定子巻線と、を備えた回転電機の固定子において、前記固定子巻線に巻き回された2つの前記導線の端部は、互いに接合される接合部を有するとともに、少なくとも一方の前記導線の端部は、端末から所定距離隔てた部位に折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部の少なくとも一部の前記導体が露出しているものであって、前記固定子巻線の互いに接続される2つの前記導線は、前記スロットの固定子コア内周側から引き出された一方の前記導線の導体露出部と、前記スロットの固定子コア外周側から引き出された他方の前記導線の導体露出部とが、前記固定子コアの外周側位置で接合され、一方の前記導線の端部は、前記固定子コアの径方向外方へ延出するようにストレート状に形成され、他方の前記導線の端部は、前記固定子コアの径方向外方へ屈曲する前記折り曲げ部を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、固定子巻線に巻き回された2つの導線の端部は、互いに接合される接合部を有するとともに、少なくとも一方の導線の端部は、端末から所定距離隔てた部位に折り曲げ部を有し、折り曲げ部の少なくとも一部の導体が露出している。そのため、導体露出部同士の接合時に2つの導線の端部を並列状に揃えた際に、導体露出部同士を限りなく接近乃至は接触した状態にすることができる。これにより、導体露出部同士を溶接により接合する際に、互いの導体露出部の溶融部が確実に混じり合うので、接合不良を確実に抑制することができる。特に、本発明では、断面形状が矩形状の導体を有する導線を用いていることから、導体露出部同士の対向面乃至は接触面の面積が大きくなるので、接合不良の抑制を有利に達成することができる。
また、前記固定子巻線の互いに接続される2つの前記導線は、前記スロットの固定子コア内周側から引き出された一方の前記導線の導体露出部と、前記スロットの固定子コア外周側から引き出された他方の前記導線の導体露出部とが、前記固定子コアの外周側位置で接合されており、2つの導線の導体露出部同士の接合部が、固定子コアの外周側に位置するようになるので、固定子コアの内周側に配設される回転子との干渉を回避することができる。
また、一方の前記導線の端部は、前記固定子コアの径方向外方へ延出するようにストレート状に形成され、他方の前記導線の端部は、前記固定子コアの径方向外方へ屈曲する前記折り曲げ部を有しており、2つの導線の導体露出部同士の接合部が、固定子コアの径方向外方へ向き、固定子コアの軸方向に突出しないようにすることができるので、固定子巻線の小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記折り曲げ部を有する前記導線の導体露出部は、前記折り曲げ部の全体を含むように設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、導体の外周を覆う絶縁被膜の端縁の位置を、溶接により2つの導線の導体露出部を接合する際に加熱される導体露出部(接合部)から遠ざけることができるので、絶縁被膜の端縁からの剥離の伸展を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、前記折り曲げ部を有する前記導線の導体露出部は、前記折り曲げ部の一部を含むように設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、導体の外周を覆う絶縁被膜の端縁の位置を、固定子巻線のコイルエンド端面から遠ざけることができるので、沿面距離を稼ぐことができ、トラッキング(絶縁破壊現象)の発生を防止することができる。ここで、沿面距離とは、2つの導電性部分間の絶縁物の表面に沿った最短距離のことをいう。なお、本発明の場合、絶縁被膜の端縁の位置を、固定子巻線のコイルエンド端面から遠ざけるほど、沿面距離をより多く稼ぐことができる。しかし、絶縁被膜の端縁の位置を、固定子巻線のコイルエンド端面から遠ざけるほど、溶接の際に加熱される導体露出部(接合部)に近づくことになるので、絶縁被膜の剥離伸展の可能性が大きくなる。よって、それらのバランスを考慮して、折り曲げ部上での絶縁被膜の端縁の位置が設定される。
請求項4に記載の発明は、前記折り曲げ部を有する前記導線の絶縁被膜の端縁は、前記折り曲げ部の曲げ開始位置と曲げ終了位置との中間に位置していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、導体の外周を覆う絶縁被膜の端縁の位置を、固定子巻線のコイルエンド端面から遠ざけることができるので、沿面距離を稼ぐことができ、トラッキングの発生をより効果的に防止することができる。
請求項5に記載の発明は、2つの前記導線の両方に前記折り曲げ部が設けられたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、上述したのと同様の効果が奏される。
請求項6に記載の発明は、2つの前記導線は、それぞれの前記導体露出部端末側のストレート状部分が同一方向を向き、対向面同士が接触していることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、例えば公知のTIG溶接法などを採用して、導体露出部同士を接合することができる。
請求項に記載の発明は、他方の前記導線の前記絶縁被膜の端縁は、前記固定子巻線のコイルエンド端面よりも前記固定子コアの軸方向外方に位置していることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、他方の導線の絶縁被膜の端縁の位置を、固定子巻線のコイルエンド端面から遠ざけることができるので、沿面距離を稼ぐことができ、トラッキングの発生を防止することができる。
請求項に記載の発明は、他方の前記導線の前記絶縁被膜の端縁は、前記折り曲げ部の曲げ開始位置に隣接する前記導体のストレート部に位置していることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、絶縁被膜の端縁からの剥離の伸展を抑制しつつ、沿面距離を稼ぐことができるので、絶縁被膜の剥離伸展の抑制とトラッキング発生の防止をバランス良く両立させることができる。
実施形態に係る回転電機の固定子の全体斜視図である。 実施形態に係る回転電機の固定子の平面図である。 実施形態に係る回転電機の固定子の側面図である。 実施形態に係る固定子コアの平面図である。 実施形態に係る分割コアの平面図である。 実施形態に係る固定子巻線の全体斜視図である。 実施形態に係る固定子巻線の側面図である。 実施形態に係る固定子巻線の平面図である。 実施形態に係る固定子巻線の底面図である。 (A)(B)実施形態において用いられる導線の断面図である。 (A)は実施形態において用いられる導線の上面図であり、(B)は導線の正面図である。 (A)は実施形態において用いられる導線のターン部の形状を示す斜視図であり、(B)は隣接する複数のターン部を示す斜視図である。 (A)は実施形態において用いられる導線集積体の上面図であり、(B)は導線集積体の正面図である。 実施形態において用いられる固定子巻線の結線図である。 実施形態において各スロットの最外径側に配置される各導線の第1スロット収容部の配置位置を示す説明図である。 実施形態の固定子巻線において1本の導線(U1−4’)のスロット収容部の配置位置および軌跡を示す説明図である。 実施形態においてV相の巻線の接続状態を示す巻線仕様図である。 実施形態に係る固定子巻線の要部を模式的に示す説明図である。 図18の一部を拡大して示す説明図である。 他の実施形態に係る固定子巻線の要部を模式的に示す説明図である。 その他の実施形態に係る固定子巻線の要部を模式的に示す説明図である。 従来の溶接時において2つの導線の端部を並列状に揃えた状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る回転電機の固定子の実施形態について図1〜図21を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本実施形態に係る回転電機の固定子の全体斜視図である。図2は、その固定子の平面図である。図3は、その固定子の側面図である。
本実施形態の固定子20は、例えば車両の電動機及び発電機を兼ねる回転電機に使用されるものであって、内周側に回転子(図示せず)を回転自在に収容する。回転子は、永久磁石により周方向に交互に異なる磁極を固定子20の内周側と向き合う外周側に複数形成している。固定子20は、図1〜図3に示すように、固定子コア30と、複数(本実施形態では48本)の導線50から形成される三相の固定子巻線40とを備えている。なお、固定子コア30と固定子巻線40との間には、絶縁紙を配してもよい。
次に、図4および図5を参照して固定子コア30を説明する。図4は、本実施形態に係る固定子コアの平面図である。図5は、本実施形態に係る分割コアの平面図である。
固定子コア30は、図4に示すように、内周に複数のスロット31が形成された円環状を呈している。複数のスロット31は、その深さ方向が径方向と一致するように形成されている。固定子コア30に形成されたスロット31の数は、回転子の磁極数(8磁極)に対し、固定子巻線40の一相あたり2個の割合で形成されている。本実施形態では、8×3×2=48より、スロット数は48個とされている。
固定子コア30は、図5に示す分割コア32を所定の数(本実施形態では24個)を周方向に連結して形成されている。分割コア32の外周には、外筒37が嵌合されている(図1〜4参照)。分割コア32は、一つのスロット31を区画するとともに、周方向で隣接する分割コア32との間で一つのスロット31を区画する形状を呈している。具体的には、分割コア32は、径方向内方に伸びる一対のティース部33と、ティース部33を径方向外方で連結するバックコア部34とを有している。
固定子コア30を構成する分割コア32は、複数枚の電磁鋼板を積層させて形成されている。積層された電磁鋼板の間には、絶縁薄膜が配置されている。分割コア32は、この電磁鋼板の積層体からだけでなく、従来公知の金属薄板および絶縁薄膜を用いて形成してもよい。
次に、図6〜図9を参照して固定子巻線40を説明する。図6は、本実施形態に係る固定子巻線の全体斜視図であり、図7はその側面図、図8はその平面図、図9はその底面図である。固定子巻線40は、図6〜図9に示すように、複数の導線50により円筒形状に形成されており、固定子コア30のスロット31内に収容されるストレート部41と、このストレート部41の両端においてスロット31外に配置されるコイルエンド42を有する。一方のコイルエンド42の端面において、出力線および中性点が軸方向に突出するとともに、内径側から突出した導線50の端部を外径側から突出した導線50の端部に接続する渡り部70が設けられている。
固定子巻線40を構成する導線50は、図10(A)に示すように、銅製の導体67と、導体67の外周を覆い導体67を絶縁する内層68a及び外層68bからなる絶縁被膜68とから形成されている。内層68aおよび外層68bを合わせた絶縁被膜68の厚みは、100μm〜200μmの間に設定されている。このように、内層68aおよび外層68bからなる絶縁被膜68の厚みが厚いので、導線50同士を絶縁するために導線50同士の間に絶縁紙等を挟み込む必要がなくなっているが、導線50同士の間あるいは固定子コア30と固定子巻線40との間に絶縁紙を配設してもよい。
外層68bはナイロン等の絶縁材で形成され、内層68aは外層68bよりもガラス転移温度の高い熱可塑性樹脂またはポリアミドイミド等の絶縁材で形成されている。これにより、回転電機100に発生する熱により外層68bは内層68aよりも早く結晶化するため、外層68bの表面硬度が高くなり、導線50に傷がつきにくくなる。このため、後述するターン部52に段部を形成する加工を施した導線50の絶縁を確保することができる。
さらに、導線50は、図10(B)に示すように、内層68aおよび外層68bからなる絶縁被膜68の外周をエポキシ樹脂等からなる融着材69で被覆してもよい。これにより、融着材69は、回転電機に発生する熱により絶縁被膜68よりも早く溶融するので、同じスロット31に収容されている複数の導線50同士が融着材69同士により熱接着する。その結果、同じスロット31に収容されている複数の導線50が一体化し導線50同士が硬化することで、スロット31内の導線50の機械的強度が向上する。なお、絶縁被膜68には、ポリフェニレンサルファイド(PPS)よりなる被膜を用いてもよい。
図11に、導線50を平面上に展開した場合の展開図を示す。導線50は、図11に示すように、固定子コア30のスロット31内に収容されるスロット収容部51と、スロット31から固定子コア30の外に突出し、周方向に異なるスロットに収容されているスロット収容部51同士を接続しているターン部52とを有する。この導線50は、少なくとも、周方向の異なるスロット31に収容される第1スロット収容部51Aと、第1スロット収容部51Aから周方向に離間したスロット31に収容される第2スロット収容部51Bと、第2スロット収容部51Bから周方向に離間したスロット31に収容される第3スロット収容部51Cと、固定子コア30の一端側におけるスロット31の外部で第1スロット収容部51Aと第2スロット収容部52Bを接続する第1ターン部52Aと、固定子コア30の他端側におけるスロット31の外部で第2スロット収容部51Bと第3スロット収容部51Cを接続する第2ターン部52Bとを有している。なお、図11に示す導線50は、12個のスロット収容部51A〜51Lと、11個のターン部52A〜52Kを備えている。
スロット収容部51は、図11の左端に位置する第1スロット収容部51Aから順に、固定子コア30の周方向に離間したスロット31にそれぞれ収容される第2スロット収容部51B、第3スロット収容部51C、・・・、第12スロット収容部51Lの12個からなる。また、ターン部52は、固定子コア30の一端側におけるスロット31の外部と固定子コア30の他端側におけるスロット31の外部とで交互にスロット収容部51同士を接続する第1ターン部52A、第2ターン部52B、・・・、第10ターン部52J、および第11スロット収容部51Kと第12スロット収容部51Lを接続する第11ターン部52Kの11個からなる。
この導線50の隣り合うスロット収容部51同士の周方向(矢印Y方向)の離間距離Xは、全ての箇所で異なるようにされている。この場合、離間距離Xは、導線50の第1スロット収容部51A側から第12スロット収容部51L側に向かうにつれて、徐々に短くなるようにされている。即ち、離間距離Xは、X1>X2>X3>X4>X5>X6>X7>X8>X9>X10>X11となっている。なお、離間距離Xは、固定子コア30の周方向において隣り合うスロット31同士の離間距離(スロットピッチ)を考慮して適宜設定される。
導線50の両端には、他の導線50等と接続するための引出し部53a、53bが設けられている。これら引出し部53a、53bの先端部には、導線50の端末から所定距離隔てた位置までの範囲の絶縁被膜68が剥離されることにより導体露出部67aが形成されている(図18および図19参照)。この導体露出部67aは、絶縁被膜68に覆われている導体67から延長している部分であり、断面積を削減したり、断面形状を変更したりするなどの処理は施されていない。なお、2つの導線50が接続される際には、導体露出部67a同士が溶接で接合されることにより接続される。
導線50の一方の引出し部53aは、第1スロット収容部51Aの端末から内側(図11の右側)へ戻るように、略半分の長さに形成されたターン部52Mを介して形成されている。よって、一方の引出し部53aは、第1スロット収容部51Aからターン部52Mの長さだけ内側(図11の右側)へ寄った所に位置している。他方の引出し部53bは、第12スロット収容部51Lの端末から内側(図11の左側)へ戻るように、略半分の長さに形成されたターン部52Nを介して形成されている。よって、他方の引出し部53bは、第12スロット収容部51Lからターン部52Nの長さだけ内側(図11の左側)へ寄った所に位置している。他方の引出し部53bの先端には、固定子巻線40の軸方向端面上で固定子コア30の径方向外方へ折り曲げられて配置される渡り部70が設けられている。
ターン部52の略中央部には、第1スロット収容部51A、第2スロット収容部51B、第3スロット収容部51C、・・・、第12スロット収容部51Lを導線50の長手方向およびスロット収容部51の長手方向に直交する方向に順次段差が生じるようにクランク部54(図12参照)が形成されている。その結果、導線50は図11(A)に示すように階段状の形状を有することになる。
図12に、図11に示す導線50を用いて円筒形状の固定子巻線40を形成した場合のターン部52の形状を示す斜視図を示す。図12(A)に示すように、固定子コア30の径方向に変位して固定子コア30の端面30aに沿って延びるクランク部54を有する。クランク部54のクランク形状によるずれ量(径方向への変位量)は、ターン部52の径方向厚み分である。これにより、ターン部52によって接続されたスロット収容部51同士は、ターン部52の径方向厚み分だけ変位している。このようにクランク部54がターン部52に設けられていることにより、図12(B)に示すように周方向に隣接している導線50のターン部52同士を密に巻回できる。また、図12(B)に示すように周方向に隣接するターン部52は互いに同じ形状であり、ターン部52同士が干渉するのを防止している。
また、スロット31から固定子コア30の外に突出するターン部52の突出箇所に、導線50がまたがって設置されているスロット同士に向けて固定子コア30の軸方向両側の端面30aに沿って段部55が形成されている。これにより、スロット31から突出している導線50のターン部52の突出箇所の間隔、言い換えればターン部52が形成する三角形状部分の底辺の長さは、導線50がまたがって設置されているスロット同士の間隔よりも狭くなっている。その結果、コイルエンド42の高さが低くなる。
また、固定子コア30の端面30aに沿った段部55の長さをd1、周方向に隣接するスロット同士の間隔をd2とすると、d1≦d2になっている。これにより、導線50の段部55が周方向に隣り合うスロットから突出する導線50と干渉することを防止できる。これにより、周方向に隣接するスロットから突出する導線50同士が互いに干渉することを避けるために、コイルエンド42の高さが高くなったり、あるいはコイルエンド42の径方向の幅が大きくなったりすることを防止できる。その結果、コイルエンド42の高さが低くなる。さらに、コイルエンド42の径方向の幅が小さくなるので、固定子巻線40が径方向外側に張り出すことを防止する。
さらに、導線50には、ターン部52の略中央部のクランク部54と、ターン部52の突出箇所に形成した段部55との間に、それぞれ2個の段部56が形成されている。つまり、固定子コア30の一方の軸方向の端面30a側の導線50のターン部52には、1個のクランク部54と合計6個の段部55、56が形成されている。これにより、クランク部54や段部55、56を形成しない三角形状のターン部の高さに比べ、ターン部52の高さが低くなる。クランク部54のクランク形状も、段部55、56と同様に、固定子コア30の端面30aに沿って形成されている。したがって、導線50のターン部52は、クランク部54を挟んで両側が階段状に形成されている。
固定子巻線40は、図11に示した導線50を48本用いて形成されている。ただし、固定子巻線40に出力線や中性点などを設けるために、渡り部70を設けていない導線50を適宜混在させても良い。先ず、48本の導線50の第1スロット収容部51Aをそれぞれ固定子コア30において隣接するスロット31の周方向距離(1スロットピッチ)だけ長手方向にずらせて順次積み重ねることにより、図13に示すような長手方向両端部に階段状に傾斜した傾斜面を有する帯状の導線集積体45を形成する。このように導線50を積み重ねることで、上記の導線50を固定子巻線40において周方向に複数有する構成となる。
そして、その導線集積体45を、積み重ね最初の導線50が内側となるように巻き付け、径方向の厚みが全周で一定となるように円筒形状に形成する。この場合、各導線50は、周方向にほぼ1周半延びた状態になっている。その後、48本の導線50のうち所定の導線50の引出し部53a、53bを溶接で接続することにより、図6〜図9に示す固定子巻線40が得られる。ここで、固定子巻線40の最も外径側に位置するターン部52は、スロット31の最も外径側に収容されたスロット収容部51よりも外径側に突出していないので、固定子巻線40のコイルエンド42の外径寸法を小さくできる。
この固定子巻線40を構成する導線50は、ターン部52の略中央部に、ターン部52の径方向厚み分だけ径方向にずれたクランク部54が設けられていることにより、ターン部52によって接続されたスロット収容部51同士は、固定子コア30の中心軸線Oからの半径距離rが、スロット収容部51の径方向厚み分だけ異なっている。また、導線50は、隣り合うスロット収容部51同士の離間距離Xが、導線50の第1スロット収容部51A側から第12スロット収容部51L側に向かうにつれて、徐々に短くなるようにされており、全ての箇所で実質的に異なっている(図8参照)。これらのことから、固定子巻線40は、径方向に重なり合うスロット収容部51が、周方向に位置ずれすることなく径方向一列にストレートな状態に整列し、真円筒形状により近い形状にすることができる(図6および図7参照)。
この固定子巻線40は、複数の導線の第1スロット収容部51A同士、第2スロット収容部51B同士、・・・、第12スロット収容部51L同士をそれぞれ周方向に連続するスロットに配置するとともに、第1スロット収容部51A同士、第2スロット収容部51B同士、・・・、第12スロット収容部51L同士の固定子コアの中心軸線Oからの半径距離rがそれぞれ等しくなるよう配置されているので、固定子巻線40の外径寸法および内径寸法を周方向で均一化することができる。この固定子巻線40は、図14に示すように、それぞれの相が16本の導線50を直列に接続した各相巻線43(U、V、W)をY結線した三相巻線として形成されている。
図15において、各導線50のスロット収容部51は、12個の破線円と放射方向に延びる破線とが交差する位置に配置されており、最外径側と最内径側のみが矩形断面形状で表されている。また、放射方向に1列に並んだスロット収容部51の外側には、ぞれぞれ対応する1〜48のスロット番号が付されている(以後、図16においても同じ)。また、スロット番号の外側には、それぞれのスロットの最外径側(第12層)に、巻回の始端側となる第1スロット収容部51Aが配置される導線の番号が付されている。
各相の巻線を構成する16本の導線50は、8個の同一のスロット31にスロット収容部51が収容される8本の導線50と、それら8個のスロット31とは別の8個の同一のスロット31にスロット収容部51が収容される8本の導線50とに分かれている。例えばU相の場合には、8本の導線(U1−1)〜(U1−4)および(U1−1’)〜(U1−4’)は、外径側から内径側に向かって反時計回りに巻回されて、それぞれのスロット収容部51が、1番スロット、7番スロット、13番スロット、19番スロット、25番スロット、31番スロット、37番スロットおよび43番スロットに収容される。また、他の8本の導線(U2−1)〜(U2−4)および(U2−1’)〜(U2−4’)は、外径側から内径側に向かって反時計回りに巻回されて、それぞれのスロット収容部51が、2番スロット、8番スロット、14番スロット、20番スロット、26番スロット、32番スロット、38番スロットおよび44番スロットに収容される。
なお、図15には、代表として導線(U1−1)の軌跡が示されている。図15において、黒四角で示された部分は導線(U1−1)のスロット収容部51が配置されていることを示し、導線(U1−1)の周方向に延びる太線は、固定子コア30の軸方向一方側(図14の紙面手前側)に位置するターン部52を示し、導線(U1−1)の周方向に延びる二点鎖線は、固定子コア30の軸方向他方側(図14の紙面後側)に位置するターン部52を示す(以後、図16においても同じ)。
この固定子巻線40は、図15に示すように、各スロット31において、8本の導線50のスロット収容部51が径方向に12層、積層された状態になっている。導線(U1−1)は、始端側の第1スロット収容部51Aが1番スロットの最外層(第12層)に位置し、終端側の第12スロット収容部51Lが19番スロットの最内層(第1層)に位置している。
また、固定子巻線40を構成する48本の導線50は、長手方向(周方向)に1スロットピッチずつずれて配置されているので、各導線50の始端側となる第1スロット収容部51Aが、48個の各スロット31の最外層(第12層)に順に収容されている。下記の表1は、1番〜48番の各スロット31において、最外層に位置する導線の番号と、最内層に位置する導線の番号をまとめたものである。
Figure 0005586969
固定子巻線40を構成する導線50は、各導線50の一端側(第1スロット収容部51A側)から他端側(第12スロット収容部51L側)に向かうにつれて、スロット収容部51の固定子コア30の中心軸線Oからの半径距離が順次小さくなっている。本実施形態の場合、各導線50は、ターン部52によって接続されたスロット収容部51同士の固定子コア30の中心軸線Oからの半径方向距離がスロット収容部51の径方向厚み分異なっている。
図16は、固定子巻線40を図15の裏側から見た場合の、1本の導線(U1−4’)の軌跡を示す図である。この導線(U1−4’)は、始端側となる第1スロット収容部51Aが43番スロットの第12層(最外層)に配置され、第2スロット収容部51Bが1番スロットの第11層に配置され、第3スロット収容部51Cが7番スロットの第10層に配置され、第4スロット収容部51Dが13番スロットの第9層に配置され、最終の第12スロット収容部51Lが13番スロットの第1層(最内層)に配置されている。即ち、導線(U1−4’)は、始端側(外径側)から終端側(内径側)に向かうにつれて、スロット収容部51の固定子コア30の中心軸線Oからの半径距離rが順次小さくなっている。
よって、固定子コア30の中心軸線Oから、第1スロット収容部51Aまでの半径距離r43と、第2スロット収容部51Bまでの半径距離r1と、第3スロット収容部51Cまでの半径距離r7と、第4スロット収容部51Dまでの半径距離r13は、順次スロット収容部51の径方向厚み分小さくなっており、以後同様に、第12スロット収容部51Lに至るまで、半径距離rが順次スロット収容部51の径方向厚み分小さくなっている。すなわち、第1スロット収容部51Aから第12スロット収容部51Lに至るまで、半径距離rが順次小さくなるのみで、途中で半径距離rが大きくなることはない。
次に、16本の導線50を直列に接続してなる各相巻線43(U、V、W)のうち、代表としてV相の各相巻線43の接続状態を、図14、図17および上記の表1を参照して説明する。なお、U相、W相の各相巻線もV相と同様の接続となっている。図14において出力線Vの始端に位置する導線(V1−1)は、表1および図17に示すように、始端側の第1スロット収容部51Aが5番スロットの最外層(第12層)に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが23番スロットの最内層(第1層)に配置されている。導線(V1−1)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが17番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが35番スロットの第1層に配置された導線(V1−2)の始端側が接続されている。
導線(V1−2)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが29番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが47番スロットの第1層に配置された導線(V1−3)の始端側が接続されている。導線(V1−3)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが41番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが11番スロットの第1層に配置された導線(V1−4)の始端側が接続されている。導線(V1−4)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが6番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが24番スロットの第1層に配置された導線(V2−1)の始端側が接続されている。
導線(V2−1)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが18番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが36番スロットの第1層に配置された導線(V2−2)の始端側が接続されている。導線(V2−2)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが30番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが48番スロットの第1層に配置された導線(V2−3)の始端側が接続されている。導線(V2−3)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが42番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが12番スロットの第1層に配置された導線(V2−4)の始端側が接続されている。
導線(V2−4)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが48番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが18番スロットの第1層に配置された導線(V2−4’)の始端側が接続されている。導線(V2−4’)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが36番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが6番スロットの第1層に配置された導線(V2−3’)の始端側が接続されている。導線(V2−3’)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが24番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが42番スロットの第1層に配置された導線(V2−2’)の始端側が接続されている。導線(V2−2’)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが12番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが30番スロットの第1層に配置された導線(V2−1’)の始端側が接続されている。
導線(V2−1’)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが47番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが17番スロットの第1層に配置された導線(V1−4’)の始端側が接続されている。導線(V1−4’)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが35番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが5番スロットの第1層に配置された導線(V1−3’)の始端側が接続されている。導線(V1−3’)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが23番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが41番スロットの第1層に配置された導線(V1−2’)の始端側が接続されている。導線(V1−2’)の終端側には、始端側の第1スロット収容部51Aが11番スロットの第12層に配置され、終端側の第12スロット収容部51Lが29番スロットの第1層に配置された導線(V1−1’)の始端側が接続されている。
次に、表1、図11、図17〜図19を参照して各導線50の接続状態を説明する。ここでは、代表として2つの導線(V1−1)(V1−2)の接続状態を説明する。一方の導線(V1−1)は、始端側となる第1スロット収容部51Aが5番スロットの最外層(第12層)に配置され、終端側となる第12スロット収容部51Lが23番スロットの最内層(第1層)に配置されている。この導線(V1−1)の終端側に設けられた引出し部53b(内周側端部)は、第12スロット収容部51Lが配置されている23番スロットからターン部52Nの長さ分だけ戻った所(20番スロット付近)に位置している。
そして、他方の導線(V1−2)は、始端側となる第1スロット収容部51Aが17番スロットの最外層(第12層)に配置され、終端側となる第12スロット収容部51Lが35番スロットの最内層(第1層)に配置されている。この導線(V1−2)の始端側に設けられた引出し部53a(外周側端部)は、第1スロット収容部51Aが配置されている17番スロットからターン部52Mの長さ分だけ進んだ所(20番スロット付近)に位置している。
一方の導線(V1−1)の引出し部53b(内周側端部)は、径方向外方側へ略直角に折り曲げられてコイルエンド42の端面42a上を径方向外方側に渡った後、その渡り部70の先端が、固定子巻線40の外周端部に位置する他方の導線(V1−2)の引出し部53a(外周側端部)の先端部に溶接接合されることにより接続されている(図6〜図9参照)。一方の導線(V1−1)の引出し部53bおよび他方の導線(V1−2)の引出し部53aの先端部には、端末から所定距離隔てた位置までの範囲の絶縁被膜68が剥離されていることによって導体露出部67aが形成されており、それら導体露出部67a同士が溶接により接合されている。
より詳細には、2つの導線(V1−1)(V1−2)は、図18および図19に示すように接続されている。17番スロットの最外層(第12層)から軸方向外方に延出する他方の導線(V1−2)の引出し部53bの先端部には、端末から所定距離隔てた部位に曲げ加工が施されることにより、固定子コア30の径方向外方へ略直角に屈曲する折り曲げ部67bが形成されている。この折り曲げ部67bは、他方の導線(V1−2)の導体露出部67aに全体が含まれるように形成されている。そして、他方の導線(V1−2)の絶縁被膜68の端縁は、折り曲げ部67aの曲げ開始位置Sに隣接する導体67のストレート部に位置している。また、他方の導線(V1−2)の絶縁被膜68の端縁は、固定子巻線40のコイルエンド端面よりも距離Dだけ固定子コア30の軸方向外方(図19の上方)に位置している。
これに対して、23番スロットの最内層(第1層)から軸方向外方に延出する一方の導線(V1−1)の引出し部53aの先端部には、折り曲げ部67bが設けられておらず、渡り部70の先端に形成されている導体露出部67aは、固定子コア30の径方向外方へ延出するようにストレート状に形成されている。よって、2つの導線(V1−1)(V1−2)は、他方の導線(V1−2)に折り曲げ部67bが設けられていることによって絶縁被膜68同士の干渉が回避されているので、それぞれの導体露出部67a端末側のストレート状部分が同一方向を向き、対向面同士が接触した状態になっている。この状態で、例えば公知のTIG溶接法などを採用して、導体露出部67a同士が接合されている。
本実施形態の場合、2つの導線(V1−1)(V1−2)の導体露出部67aは、断面形状が矩形状であり、且つ断面積を削減する処理も施されていないため、導体露出部67aの対向面同士の接触面積が大きくなっている。そのため、導体露出部67a同士を溶接により接合する際に、互いの導体露出部67aの溶融部が確実に混じり合うので、接合不良が確実に抑制される。なお、上記の導体露出部67a同士の溶接による接合が終了した後、導体露出部67aおよびその近傍の絶縁被膜68の表面には、例えば粉体樹脂(図示せず)によって絶縁処理が施される。
上記の導体露出部67a同士の溶接による接合部は、コイルエンド42の最も外径側に位置するターン部52よりも外径側に位置している。この場合、導線(V1−1)の引出し部53b(内周側端部)の折り曲げ部は、固定子巻線40の軸方向端面(ターン部52の軸方向外面)上を通る渡り部70を形成しており、2つの導線(V1−1)(V1−2)は、渡り部70を介して接続されている。これにより、内径側に位置する第12スロット収容部51Lの径方向内方への膨出をより効果的に防止することができるので、内径側に位置する回転子との干渉を回避することが可能となる。
なお、渡り部70は、図2および図8に示すように、渡り部70の径方向両端部が、固定子コア30(固定子巻線40)の中心軸線Oから放射方向に延びる直線に沿って延びるように形成されている。渡り部70の形状をこのようにすることによって、導線50の折り曲げを容易にするとともに、溶接接合を容易にすることができる。
また、この渡り部70は、図2および図8に示すように、固定子巻線40の軸方向端面上において、周方向に略3/4周する範囲の領域に設けられている。そして、固定子巻線40の軸方向端面上の残り1/4周する範囲の領域には、中性点V、出力線W、中性点U、出力線V、中性点Wおよび出力線Uの引出し部が順番に並んで設けられている。即ち、固定子巻線40の軸方向端面において、中性点U、V、Wの引出し部と同じ領域に出力線U、V、Wの引出し部が設けられているとともに、渡り部70が設けられる領域と中性点U、V、Wおよび出力線U、V、Wの引出し部が設けられる領域が分離されている。
上記のように構成された固定子巻線40は、外周側から分割コア32が挿入されることによって固定子コア30と組み付けられている(図1〜図3参照)。これにより、固定子巻線40を構成する導線50は、固定子コア30の内周側で周方向に沿って波巻きされた状態に組み付けられている。導線50のターン部52によって接続されたスロット収容部51同士は、所定のスロットピッチ(本実施形態では、3相×2個=6スロットピッチ)だけ離間したスロット31に収容されている。隣り合うスロット収容部51同士を接続するターン部52は、固定子コア30の軸方向の両端面からそれぞれ突出し、その突出している部分によりコイルエンド42が形成されている。
以上のように構成された本実施形態の回転電機の固定子によれば、互いに接続される2つの導線(V1−1)(V1−2)のうちの一方の導線(V1−2)の端部は、端末から所定距離隔てた部位に折り曲げ部67bを有し、その導線(V1−2)の導体露出部67aは、折り曲げ部67bの少なくとも一部を含むように設けられている。そのため、導体露出部67a同士の接合時に、2つの導線(V1−1)(V1−2)の端部を並列状に揃えた際に、導体露出部67a同士を限りなく接近乃至は接触した状態にすることができる。これにより、導体露出部67a同士を溶接により接合する際に、互いの導体露出部67aの溶融部が確実に混じり合うので、接合不良を確実に抑制することができる。
特に、本実施形態では、断面形状が矩形状の導体67を有する導線50を用いていることから、導体露出部67a同士の対向面乃至は接触面の面積が大きくなるので、接合不良の抑制を有利に達成することができる。また、固定子コア30のスロット31内に配置される導線50のスロット収容部51をより密な状態に配置することができるため、占積率(スロット空間内で導線の占める割合)の向上を図ることができる。さらに、固定子巻線40のコイルエンド42においてターン部52をより密な状態に配置することができる。
また、本実施形態では、折り曲げ部67bを有する導線(V1−2)の導体露出部67aは、折り曲げ部67bの全体を含むように設けられていることから、導体67の外周を覆う絶縁被膜68の端縁の位置を、溶接時に加熱される導体露出部67a(接合部)から遠ざけることができるので、絶縁被膜68の端縁からの剥離の伸展を抑制することができる。
また、本実施形態では、互いに接続される2つの導線(V1−1)(V1−2)は、スロット31の固定子コア内周側から引き出された一方の導線(V1−1)の導体露出部67aと、スロット31の固定子コア外周側から引き出された他方の導線(V1−2)の導体露出部67aとが、固定子コア30の外周側位置で接合されている。そのため、2つの導線(V1−1)(V1−2)の導体露出部67a同士の接合部が、固定子コア30の外周側に位置するようになるので、固定子コア30の内周側に配設される回転子との干渉を回避することができる。
また、本実施形態では、一方の導線(V1−1)の端部は、固定子コア30の径方向外方へ延出するようにストレート状に形成され、他方の導線(V1−2)の端部は、固定子コア30の径方向外方へ屈曲する折り曲げ部67bを有する。そのため、2つの導線(V1−1)(V1−2)の導体露出部67a同士の接合部が、固定子コア30の径方向外方へ向き、固定子コア30の軸方向に突出しないようにすることができるので、固定子巻線40の小型を図ることができる。
また、本実施形態では、他方の導線(V1−2)の絶縁被膜68の端縁は、固定子巻線40のコイルエンド端面42aよりも固定子コア30の軸方向外方に位置している。そのため、導線(V1−2)の絶縁被膜68の端縁の位置を、固定子巻線40のコイルエンド端面42aから遠ざけることができるので、沿面距離を稼ぐことができ、トラッキングの発生を防止することができる。
特に、他方の導線(V1−2)の絶縁被膜68の端縁は、折り曲げ部67aの曲げ開始位置に隣接する導体67のストレート部に位置しているので、絶縁被膜68の端縁からの剥離の伸展を抑制しつつ、沿面距離を稼ぐことができる。これにより、絶縁被膜の剥離伸展の抑制とトラッキング発生の防止をバランス良く両立させることができる。
〔他の実施形態〕
上記実施形態では、折り曲げ部67bを有する他方の導線(V1−2)の導体露出部67aは、折り曲げ部67bの全体を含むように設けられているが、例えば図20に示すように、導体露出部67aは、折り曲げ部67bの一部を含むようにしてもよい。この場合、他方の導線(V1−2)の絶縁被膜68の端縁は、折り曲げ部67aの曲げ開始位置S1と曲げ終了位置S2の中間に位置している。これにより、他方の導線(V1−2)の絶縁被膜68の端縁の位置を、固定子巻線40のコイルエンド端面42aから遠ざけることができるので、沿面距離を稼ぐことができ、トラッキングの発生をより効果的に防止することができる。
また、上記実施形態では、他方の導線(V1−2)にのみ折り曲げ部67bが設けられているが、例えば図21に示すように、接続される2つの導線(V1−1)(V1−2)の両方に折り曲げ部67bを設けるようにしてもよい。この場合、2つの導線(V1−1)(V1−2)の折り曲げ部67bは、上記実施形態の状態(図19)から、導体露出部67a同士の接合部を図21の下方に曲げることによって形成されているが、上記実施形態の状態(図19)から逆方向(図21の上方)に曲げるようにして、それぞれの折り曲げ部67bを形成するようにしてもよい。また、折り曲げ部67bの曲げ角度は、2つの導線(V1−1)(V1−2)の配置状態や交差角度に応じて、適宜設定することが可能である。
また、上記実施形態の固定子巻線40は、第1スロット収容部51Aから第12スロット収容部51Lの、固定子コア40の中心軸線Oからの半径距離rが順次小さくなるように配置された導線50を周方向に複数有するように構成されたものであるが、このように構成されていない固定子巻線において2つの導線を接続する場合にも、本発明を適用することが可能である。
20…固定子、 30…固定子コア、 30a…端面、 31…スロット、 40…固定子巻線、 41…ストレート部、 42…コイルエンド、 42a…コイルエンド端面、 43…各相巻線、 45…導線集積体、 50…導線、 (V1−1)…一方の導線、 (V1−1)…他方の導線、 51…スロット収容部、 52…ターン部、 53a…引出し部(外周側端部)、 53b…引出し部(内周側端部)、 54…クランク部、 55、56…段部、 67…導体、 67a…導体露出部、 67b…折り曲げ部、 68…絶縁皮膜、 70…渡り部。

Claims (8)

  1. 周方向に複数のスロットが形成された円環状の固定子コアと、断面形状が矩形状の導体と前記導体の外周を覆う絶縁被膜とからなる複数の導線を接続してなり前記スロットに巻装された固定子巻線と、を備えた回転電機の固定子において、
    前記固定子巻線に巻き回された2つの前記導線の端部は、互いに接合される接合部を有するとともに、少なくとも一方の前記導線の端部は、端末から所定距離隔てた部位に折り曲げ部を有し、
    前記折り曲げ部の少なくとも一部の前記導体が露出しているものであって、
    前記固定子巻線の互いに接続される2つの前記導線は、前記スロットの固定子コア内周側から引き出された一方の前記導線の導体露出部と、前記スロットの固定子コア外周側から引き出された他方の前記導線の導体露出部とが、前記固定子コアの外周側位置で接合され、
    一方の前記導線の端部は、前記固定子コアの径方向外方へ延出するようにストレート状に形成され、他方の前記導線の端部は、前記固定子コアの径方向外方へ屈曲する前記折り曲げ部を有することを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 前記折り曲げ部を有する前記導線の導体露出部は、前記折り曲げ部の全体を含むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記折り曲げ部を有する前記導線の導体露出部は、前記折り曲げ部の一部を含むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記折り曲げ部を有する前記導線の絶縁被膜の端縁は、前記折り曲げ部の曲げ開始位置と曲げ終了位置との中間に位置していることを特徴とする請求項3に記載の回転電機の固定子。
  5. 2つの前記導線の両方に前記折り曲げ部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機の固定子。
  6. 2つの前記導線は、それぞれの前記導体露出部端末側のストレート状部分が同一方向を向き、対向面同士が接触していることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の回転電機の固定子。
  7. 他方の前記導線の前記絶縁被膜の端縁は、前記固定子巻線のコイルエンド端面よりも前記固定子コアの軸方向外方に位置していることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の回転電機の固定子。
  8. 他方の前記導線の前記絶縁被膜の端縁は、前記折り曲げ部の曲げ開始位置に隣接する前記導体のストレート部に位置していることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の回転電機の固定子。
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