JP5583508B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は回転電機において、とくにコイル導体間を絶縁する絶縁紙の浮き上がりを防止する技術に関する。
セグメント型の回転電機や発電機は、内周側に開口する多数のスロットを備えた固定子鉄心を有しており、前記スロットのおのおのに複数の略U字形状のセグメント導体が挿入されている。このような固定子のコイル間の絶縁構造として、例えば、特許文献1記載の発電機では、個々のコイルに絶縁被覆が設けられるとともに、コイル間に絶縁紙を挿入している。コイルエンドは、接続完了後に、コンパクト化のために、捻りつつ屈曲されるが、この屈曲工程に際して、隣接コイルが相互に干渉して、電線の被覆が破損する可能性がある。文献1記載の同発電機では、コア本体両端の端板において、スロット幅を大きくして、絶縁被覆の破損を防止している。
特開2001−275283号公報
特許文献1の発電機では、コイルエンドに絶縁紙は挿入されていないが、HV車両やEV車両等で使用される、高出力、高電圧の回転電機では、絶縁確保の必要性が高く、コイルエンドにも絶縁紙が挿入されるようになっている。そして、コイルエンドの屈曲工程に際して、絶縁紙に、コイルエンドからの浮き上がり等のずれが生じるおそれがある。
本発明によるセグメント型回転電機は、固定子と回転子を有するセグメント型回転電機において、内周に複数のスロットが設けられた固定子鉄心と、スロットに挿入され、かつ固定子鉄心の端面から突出するセグメント導体を接続して形成されたコイル巻線であって、固定子鉄心の端面から突出したコイルエンドにおいてセグメント導体が屈曲されたコイル巻線と、コイルエンドにおける相間絶縁、コイル導体間絶縁のためにコイル導体間に環状に配設され、少なくとも一方の面に浮き上がり防止突起を有する絶縁紙とを備え、絶縁紙は、コイルエンドにおいてセグメント導体の間の間隙に全周にわたって挿入され、浮き上がり防止突起は、セグメント導体の屈曲部と係合して固定子鉄心の端面に向かって押圧されることを特徴とする
本発明の回転電機によれば、コイルエンドの屈曲工程時に絶縁紙のずれを防止することができる。
本発明の絶縁紙によれば、絶縁紙の少なくとも一方の面に浮き上がり防止突起を設けるだけよいので、別部材を必要とせずに、絶縁紙の浮き上がりを防止できる。
本発明のセグメント型回転電機の製造方法によれば、セグメント導体をスロットに挿入した後、浮き上がり防止突起を設けた絶縁紙を挿入すればよく、浮き上がり防止のための別の工程を必要としない。したがって、固定子の製造工程が複雑化することもない。
本発明による回転電機の一実施形態の内部構造を示す断面図。 図1の回転電機の固定子の斜視図。 図1の回転電機のコイル巻線を示す斜視図。 図3のコイル巻線を構成するセグメント導体を説明する図。 図2の固定子の拡大斜視図。 図5の固定子の部分拡大斜視図。 一実施の形態のコイルエンドにおける内周、外周絶縁紙を示す斜視図。 一実施の形態のコイルエンドにおける中間絶縁紙を示す斜視図。 外周絶縁紙を示す平面図。 内周絶縁紙を示す平面図。 中間絶縁紙を示す平面図。 スリットに装着したスロットライナーを示す固定子鉄心の平面図。 図12の状態からセグメント導体をスリットに挿入した状態を示す固定子鉄心の平面図。 コイルエンドに外周絶縁紙を装着した固定子鉄心を示す正面図。 コイルエンドに外周絶縁紙を装着した固定子鉄心を示す平面図。 コイルエンドに内絶縁紙を装着した固定子鉄心を示す平面図。 コイルエンドに中間絶縁紙を装着した固定子鉄心を示す平面図。 外周絶縁紙、中間絶縁紙および内周絶縁紙を装着した固定子鉄心を示す正面図。 図18の拡大図。 図18の固定子鉄心のコイルエンドにおいてセグメント導体を屈曲する工程を示す正面図。 図20の拡大図。
本発明による回転電機および回転電機のための絶縁紙の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
―回転電機の全体構成―
図1は、本発明による回転電機をハイブリッド自動車や電気自動車に用いて好適な永久磁石内蔵型の三相同期モータに適用した一実施形態を示す。回転電機100は、固定子20と回転子11とを備えている。固定子20は、固定子鉄心21と固定子巻線40とを備え、回転子11は、回転子鉄心111と回転軸112とを備えている。回転電機100は、固定子巻線40に三相交流電流が供給されることで、電動機として作動し、回転電機100がエンジンによって駆動されると、発電機として作動し、三相交流の発電電力を出力する。
固定子鉄心21は、例えば厚さ0.05〜1mm程度の電磁鋼板を打ち抜き加工またはエッチング加工して固定子鉄心用積層板(図示省略)を成形し、固定子鉄心用積層板を積層して構成される。固定子鉄心用積層板の内周側には、その成形時に、周方向に等間隔の位置に、放射状の凹部と凸部とが形成され、固定子鉄心用積層板の積層時に、凹部を連続的に配置することによってスロット21Sが形成される。
回転子鉄心111は、珪素鋼板の薄板を積層して製作され、回転軸112に固定されている。回転子11は、永久磁石18を内蔵し、固定子20内の所定の位置で、固定子20に対向した位置で回転する。
固定子20の外周は、ハウジング50の内周に固定され、ハウジング50の外周はケース130の内周に固定される。回転軸112は、ケース130に取り付けられた軸受144、145により回転自在に支承されている。
回転電機100は、絶縁油等の冷媒RFによって冷却される。そのため、ケース130の底部には、冷媒RFの溜まり部150が形成され、固定子20の下部は、溜まり部150に溜まった冷媒RFに浸されている。溜まり部150に溜まった冷媒RFは、ポンプ(図示省略)によって吸引され、冷媒通路153を経由して、ケース130の上部に形成された冷媒出口154、155から吐出される。回転電機100においては、固定子巻線40が主要な発熱部分であり、その発熱は、固定子鉄心21を介して、ケース130に伝熱され、ケース130内を流通する冷媒RFにより、放熱される。
回転電機100の組立に際しては、予め、固定子20をハウジング50の内側に挿入してその内周壁に取付けておき、その後、固定子20内に回転子11を挿入する。次に、回転子11に装着された回転軸112を、軸受144、145に嵌合しつつ冷媒ジャケット130に組付ける。
―固定子―
固定子20の斜視図である図2に示すように、固定子鉄心21には、U相、V相、W相の三相の固定子巻線40が分布巻きで捲回されている。固定子鉄心21の内周には、その中心軸に平行に延在する例えば72個のスロット21Sが、周方向に等間隔に形成され、U相、V相、W相の三相の固定子巻線40は、絶縁紙(スロットライナー)200で絶縁されつつスロット21S内に挿入されている。スロットライナー200は、固定子巻線40と固定子鉄心21とが接近して短絡することを防止するため、固定子巻線40を包み込むように配置されている。
なお、図2に示す回転電機100は例えば三相交流を二系統備えた2Yモータであり、後述する図3のようなU相、V相、W相の巻線が計6個設けられている。図2に示すように、固定子巻線40における一方のコイルエンド61には、UVW三相それぞれ二系統の入出力用コイル導体42U、42V、42Wが各相2系統の6つのコイル巻き初め端部から6本引き出されている。また、各相2系統の6つのコイル巻き終わり端部から中性点結線用導体41(図3参照)が6本引き出されている。
また、図2に示すように、外周コイル間絶縁紙201、内周コイル間絶縁紙203、中間絶縁紙202がコイルエンド62に設けられている。絶縁紙201〜203については後述する。
―固定子巻線―
図3および図4を参照して、固定子巻線40についてさらに詳細に説明する。本実施の形態では三相の固定子巻線が設けられているが、図3においては、理解を容易にするために、一相の一系統のみの固定子巻線40を示し、固定子鉄心21やスロットライナー200を省略して示している。
図3はU相の固定子巻線40を説明する図である。固定子巻線40は、図4(a)に示すように略U字形状に形成したセグメント導体28を複数用い、端部28Eを溶接して構成される。固定子巻線40は次のようにして捲回される。U相に割り当てられた24個のスロット21Sにセグメント導体28を固定子鉄心21の一端面側から挿入する。セグメント導体28は、隣り合うスロットではなく、所定数のスロットおきに挿入する。図4(b)に示すように、セグメント導体28の端部28Eを交互に折り曲げ、隣り合うセグメント導体28の端部28E同士を溶接する。これにより、図3のU相の固定子巻線40が固定子鉄心21に捲回されることになる。この実施形態の回転電機100は2Yモータであり、UVW相全体で6系統の巻線が固定子鉄心21に密着して装着されている。
セグメント導体28は、例えば、絶縁被膜で覆われた断面が長方形形状の平角線(コイル導体)を用いて製作される。平角線は、各スロット21S内でセグメント導体の長方形断面が固定子鉄心21の周方向について長く、固定子鉄心21の径方向について短くなるように捲回される。本実施形態では、図4(c)に符号D1、D2、D3,D4で示すように、各スロット21Sにおいて4本のセグメント導体28が挿入されている。したがって、固定子巻線40は、円周方向に並ぶセグメント導体28の列が、半径方向に4列構成されている。これらの各列を外径側から順に第1導体列28R1、第2導体列28R2,第3導体列28R3、第4導体列28R4と呼ぶ。
以下の説明では、第1の導体列28R1と第2の導体列28R2を構成するコイル巻線を外周コイル130、第3の導体列28R3と第4の導体列28R4を構成するコイル巻線を内周コイル120と呼ぶこともある。
―絶縁紙201〜203―
図5および図6を参照して、この実施形態の特徴である絶縁紙について説明する。図5は、図2の固定子20をコイルエンド62側から見た斜視図であり、各スロット21Sからコイルエンド62側に突設して端部が溶接された固定子巻線40を示す。
図6は図5の部分拡大図である。図6において、符号D11〜D13で示す3本のセグメント導体28により上述した第1の導体列28R1が構成される。3本のセグメント導体28はそれぞれ異なるスロットから突設される。D21〜D23で示す3本のセグメント導体28により第2の導体列28R2が構成される。3本のセグメント導体28はそれぞれ異なるスロットから突設される。D31〜D33で示す3本のセグメント導体28は第3の導体列28R3を構成する。3本のセグメント導体28はそれぞれ異なるスロットから突設される。D41〜D43で示す3本のセグメント導体28は第4の導体列28R4を構成する。3本のセグメント導体28はそれぞれ異なるスロットから突設される。
図6に示されるように、第1の導体列28R1と第2の導体列28R2との間には絶縁材で成型された絶縁紙201が設けられている。第2の導体列28R2と第3の導体列28R3との間には絶縁材で成型された絶縁紙202が設けられている。第3の導体列28R3と第4の導体列28R4との間には絶縁材で成型された絶縁紙203が設けられている。絶縁紙201,202,203は、後述するセグメント導体28の折り曲げ加工時に絶縁紙201,202,203自身がコイルエンドから回転軸方向にずれないような機能部を有している。
絶縁紙201〜203の一例を図7および図8に示す。絶縁紙201〜203は、例えば、樹脂シートの表裏面にアラミド樹脂を熱成型して製作することができる。したがって、絶縁紙201〜203は、充分な絶縁性、耐熱性、耐薬品性を備える。
―外周絶縁紙201,内周絶縁紙203―
図7、図9および図10を参照して外周絶縁紙201,内周絶縁紙203について説明する。図7は絶縁紙の斜視図、図9および図10のそれぞれは、コイルエンド62から見た固定子20の平面図であり、外周絶縁紙201と内周絶縁紙203の装着位置を示す。
図7に示すように、外周絶縁紙201は、幅H1の帯状シートであり、その長さは、第1の導体列28R1と第2の導体列28R2との間の間隙GGの周長と、端部201Eでの重ね代L201の2倍とを加えた長さである。すなわち、第1導体列28R1と第2導体列28R2を全周に渡って絶縁し得る長さを有する帯状でかつシート状の部材である。
内周絶縁紙203も同様であり、幅H1の帯状シートであり、その長さは、第3の導体列28R3と第4の導体列28R4との間の間隙GNの周長と、端部203Eでの重ね代L203の2倍とを加えた長さである。すなわち、第3導体列28R3と第4導体列28R4を全周に渡って絶縁することができる長さを有する帯状でかつシート状の部材である。
これらの絶縁紙201,203は、コイルエンド62において、固定子鉄心21の端面21Fに接しつつ、高さH1で外周コイル130と内周コイル120を構成するセグメント導体28の接続部方向に立ち上がっている。
図7に示すように、外周絶縁紙201には、固定子鉄心21の端面21Fに接する側縁201Sに、長さ方向に一方の面から突出する複数の凸部58と、他方の面から突出する複数の凸部59が交互に、略等間隔で形成されている。外周絶縁紙201の凸部58,59は、端面21Fの方向に拡がる3角錐状の突起であり、凸部58および凸部59は、第1導体列28R1と第2導体列28R2との間の間隙の全周において外周絶縁紙201の内面と外面のそれぞれに突出している。すなわち、外周絶縁紙201には両面に突起58,59が形成されている。本実施形態では、塑性加工によって凸部58および凸部59が数10個程度形成されている。
内周絶縁紙203には、固定子鉄心21の端面21Fに接する側縁203Sに、長さ方向に一方の面から突出する複数の凸部60と、他方の面から突出する複数の凸部61が交互に、略等間隔で形成されている。内周絶縁紙203の凸部60,61は、端面21Fの方向に拡がる3角錐状の突起であり、凸部60および凸部61は、第3導体列28R3と第4導体列28R4との間の間隙の全周において内周絶縁紙203の内面と外面のそれぞれに突出している。すなわち、内周絶縁紙203には両面に突起60,61が形成されている。本実施形態では、塑性加工によって凸部58および凸部59が数10個程度形成されている。
―中間絶縁紙202―
図8および図11を参照して中間絶縁紙202について説明する。図8は中間絶縁紙の斜視図、図11は、コイルエンド62から見た固定子20の平面図であり、中間絶縁紙202の装着位置を示す。
図8、図11に示すように、中間絶縁紙202は幅H2を有するとともに、内周コイル120、外周コイル130の間の間隙GCを全周に渡って絶縁し得る長さを有する長方形状である。図8を参照して説明すると、中間絶縁紙202は、第2導体列28R2と第3導体列28R3との間の間隙に配設される。中間絶縁紙202は、固定子鉄心21の端面21Fに接しつつ、高さH2で内周コイル120および外周コイル130の先端方向に立ち上がっている。図11において、中間絶縁紙202の長さは、内周コイル120と外周コイル130の間の隙間GCの周長と、端部重ね代L202の2倍を加えた長さとなる。
図8に示すように、中間絶縁紙202には、固定子鉄心21の端面21Fに接する側縁203Sに、長さ方向に複数の凸部52、凸部54が交互に、略等間隔で形成されている。凸部52、凸部54は、端面21Fの方向に拡がる3角錐状の突起であり、凸部52、凸部54は、第2導体列28R2と第3導体列28R3との間の間隙の全周において中間絶縁紙202の内面と外面のそれぞれに突出している。本実施形態では、塑性加工によって凸部52および凸部54が数10個程度形成されている。
なお、図8に示す絶縁紙202は、絶縁紙201、203に比べて軸方向の幅が大きくされ、コイルエンド62の軸方向外側に突出している。これによって、第2の導体列28R2と第3の導体列28R3との間の絶縁性を担保するとともに、絶縁材としての沿面距離を確保している。
―凸部の抜け止め機能についてー
本発明による実施形態の絶縁紙201〜203に設けた凸部58〜61,52,54は絶縁紙201〜203の抜け止め防止機能を有する。抜け止め防止機能については、製造工程を説明する際に詳述するが、ここでは、簡単に説明をしておく。
図4(b)に示すように、複数のU字形状のセグメント導体28は、コイルエンド61側からスロット21Sに挿入される。隣り合う同相のU字形状のセグメント導体28は、それらの端部がコイルエンド62側で互いに逆方向に折り曲げ成形されてヒュージング溶接される。これにより、ひとつのU相、V相、W相の2系統のコイル巻線40が固定子鉄心21に巻き回される。
セグメント導体28の端部を折り曲げ成形し溶接する前に、絶縁紙201〜203は上述した第1導体列28R1〜28R4の間の間隙に軸方向から挿入される。その後、セグメント導体28の端部を折り曲げ成形する際、セグメント導体28の屈曲部が絶縁紙201〜203の凸部58〜61、52,54を押圧する。したがって、上記導体列の間隙寸法がばらつくことに起因して絶縁紙201〜203が軸方向に浮き上がることを防止する。
図18を参照してさらに詳細に説明する。
図18は外周コイル130を固定子鉄心21の外周側から見た図である。第1導体列28R1を構成するセグメント導体28の一方28Jは一方向Cに屈曲され、第2導体列28R2を構成するセグメント導体28の他方28Tは反対方向Bに屈曲される。図示はしていないが、内周コイル120も同様である。すなわち、第3導体列28R3を構成するセグメント導体28の一方28Jは一方向Cに屈曲され、第4導体列28R4を構成するセグメント導体28の他方28Tは反対方向Bに屈曲される。
絶縁紙201の凸部58および凸部59は、コイルエンド62の屈曲工程において外周コイル130を屈曲した際に、外周コイル130の屈曲部28Kが係合し、外周絶縁紙201は、端面21F方向に押し込まれる。これによって、外周絶縁紙201が、端面21Fから離間する方向に浮き上がることを防止することでき、外周コイル130の導体間絶縁を損なうことがない。
なお、凸部58および凸部59を端面21F方向に押し付ける保持力は、外周絶縁紙201に厚さ方向のモーメントを生じさせるが、凸部58および凸部59の両者を設けたことによって、両者のモーメントが相殺され、外周絶縁紙201の保持は安定する。
内周絶縁紙203および中間絶縁紙202についても、外周絶縁紙201について説明したと同様に、外周コイル130と内周コイル120を屈曲する工程でセグメント導体28の屈曲部28Kが絶縁紙の突部60,61,52,54と係合し、絶縁紙202および203の浮き上がりが防止される。
すなわち、本実施形態は、コイルエンド62の屈曲工程時に絶縁紙201〜203のずれを防止でき、ずれ修正作業が生じることもない。
[固定子の組み立て]
上述した回転電機の固定子製造方法について説明する。この製造方法は、セグメント導体28を、一方のコイルエンド61側からスロット21Sを貫通して他方のコイルエンド62側に突出させる第1工程と、他方のコイルエンド側に突出するセグメント導体28の第1〜第4導体列28R1〜28R4の列間に絶縁紙201〜203を挿入する第2工程と、他方のコイルエンド62側に突出するセグメント導体28の端部28Eを折れ曲げる第3工程と、セグメント導体28の折れ曲がった端部28E同士を溶接する第4工程とを備える。
[スロット内絶縁紙の挿入工程]
図12において、スロット21S内に外周コイル130と内周コイル120のための一対のスロットライナー200が挿入される。スロットライナー200は、例えば、両端部を同一方向に湾曲したB字状に折り曲げられる。外周コイル用スロットライナー200は、スロット21Sの奥行き方向に並ぶ4本のセグメント導体28のうち、第1導体列28R1と第2導体列28R2のセグメント導体28を一括して包囲する包囲空間200SGを形成する。内周コイル用スロットライナー200は、スロット21Sの奥行き方向に並ぶ4本のセグメント導体28のうち、第3導体列28R3と第4導体列28R4のセグメント導体28を一括して包囲する包囲空間200SN形成する。
[コイル挿入工程]
図13において、内周コイル用スロットライナー200の包囲空間200SNに内周コイル120のセグメント導体28を挿入し、外周コイル用スロットライナー200の包囲空間200SGに外周コイル130のセグメント導体28を挿入する。このとき、外周コイル130のセグメント導体28の端部の直線部分と、内周コイル120のセグメント導体28の直線部分は端面21Fから突出している。このようにして、スロット21S内で、内周コイル120および外周コイル130のセグメント導体28はスロットライナー200によって包囲され、固定子鉄心21と絶縁される。
なお、内周コイル120と外周コイル130のセグメント導体28の先端部分の絶縁被膜は剥離されている。
図14に示すように、この状態で、同一スロット内において内周コイル120を構成するセグメント導体間(第3導体列28R3と第4導体列28R4の間)に内周隙間GNが存在し、外周コイル130を構成するセグメント導体間(第1導体列28R1と第2導体列28R2の間)に外周隙間GGが存在する。また、内周コイル120および外周コイル130間(第2導体列28R2と第3導体列28R3の間)に中間隙間GCが存在する。
[外周絶縁紙の挿入工程]
図14および図15に示すように、外周コイル130の先端から矢印A方向に、外周隙間GG内に外周絶縁紙201を挿入する。このとき、側縁201Sを端面21Fに対向させつつ凸部58および凸部59を、外周コイル130を構成するセグメント導体28の周方向の隙間13C、すなわち一対の直線部間に挿入する。
[内周絶縁紙の挿入工程]
図11および図16に示すように、内周コイル120の先端から矢印A方向に、内周隙間GN内に内周絶縁紙203を挿入する。このとき、側縁203Sを端面21Fに対向させつつ凸部60および凸部61を、内周コイル120を構成するセグメント導体28の周方向の隙間12C、すなわち一対の直線部間に挿入する。
[中間絶縁紙の挿入工程]
図15および図16に示すように、内周コイル120、外周コイル130の先端から中間隙間GC内に中間絶縁紙202を挿入する。このとき、側縁202Sを端面21Fに対向させつつ凸部52および凸部54を隙間12C、13C内に挿入する。中間絶縁紙202の挿入方向は、図11の矢印A方向と同様である。
このような絶縁紙挿入工程により、外周絶縁紙201、内周絶縁紙203、中間絶縁紙202が内周コイル120間、外周コイル130間、内周コイル120と外周コイル130間に挿入する工程が完了する。
[屈曲工程]
図17、図18に示すように、内周コイル120を構成するセグメント導体28の直線部分における一方側の先端部分を捻り機構(図示省略)によって把持し、かつ、外周コイル130を構成するセグメント導体28の直線部分における一方側の先端部分を捻り機構によって把持する。そして、固定子鉄心21を周方向の第1方向に回転させ、外周コイル130の先端部分の一方側および内周コイル120の先端部分の一方側を周方向の一方向(図17のB方向)に捻る。
内周コイル120を構成するセグメント導体28の直線部分における他方側の先端部分を捻り機構(図示省略)によって把持し、かつ、外周コイル130を構成するセグメント導体28の直線部分における他方側の先端部分を捻り機構によって把持する。そして、固定子鉄心21を周方向の第2方向に回転させ、外周コイル130の先端部分の他方側および内周コイル120の先端部分の他方側を周方向の他方向(図17のC方向)に捻る。
捻り機構による先端部18〜21の捻りによって、図17のように内周コイル120と外周コイル130の先端部分屈曲工程が実施される。
[溶接工程]
その後、外周コイル130を構成するセグメント導体28の周方向に隣り合う端部28E、および内周コイル120を構成するセグメント導体28の周方向に隣り合う端部28Eを溶接装置(図示省略)によって互いに交差する状態で溶接接合する。
以上の工程により、固定子20の組み立てが完了する。
以上説明した回転電機100は、固定子21と回転子を有するセグメント型回転電機のコイルエンド62における相間絶縁、コイル導体間絶縁のためにコイル導体間に環状に配設して使用される絶縁紙201〜203を備えている。そして、環状に配設される絶縁紙201〜203の少なくとも一方の面に浮き上がり防止突起58〜61、52,54を備えるものである。このような実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)コイルエンド62において、内周コイル120間、外周コイル130間、内周コイル120と外周コイル130の間に、内周絶縁紙203、外周絶縁紙201、中間絶縁紙202を挿入したことにより、高出力、高電圧の回転電機において、コイルエンド62での絶縁不良を防止することができる。
(2)セグメント導体の先端部を捻る工程において、絶縁紙201〜203を介在させることによって、コイル屈曲工程で、平角線の被覆に傷をつけることがない。
(3)凸部58〜61、52,54は、屈曲工程によって、コイルエンド62において内周コイル120、外周コイル130を屈曲した際、セグメント導体28の屈曲部28Kに係合し、内周絶縁紙203、外周絶縁紙201、および中間絶縁紙202はそれぞれ、固定子鉄心21の端面21F方向に押し込まれる。これによって、絶縁紙201〜203が端面21Fから離間する方向に浮き上がることはなく、内周コイル120と外周コイル130を絶縁し得る位置に保持される。
(4)絶縁紙201〜203の少なくとも一方の面に浮き上がり防止突起を設けるだけよいので、別部材を必要とせずに、絶縁紙の浮き上がりを防止できる。
(5)実施の形態のセグメント型回転電機の製造方法によれば、セグメント導体28をスロット21Sに挿入した後、浮き上がり防止突起58〜61、52,54を設けた絶縁紙201〜203を挿入すればよく、絶縁紙浮き上がり防止のための別の工程を必要としない。したがって、固定子の製造工程が複雑化することもない。
[変形例]
以上説明した回転電機の固定子を以下のように変形してもよい。
(1)以上の実施形態では、絶縁紙201〜203における凸部の個数は数10個程度であったが、絶縁紙の浮き上がりを防止できれば、周方向に略均等に4個、あるいは周囲に1個設けるだけでもよい。
(2)以上の実施形態においては、絶縁紙201〜203には凸部を両面に形成したが、凸部の個数、サイズの選択によっては片面にのみ突起を設けてもよい。
(3)以上の実施形態においては、凸部は3角錐状であったが、半球体形状その他の形状を採用することも可能である。
(4)以上の実施形態においては、第1導体列28R1〜第4導体列28R4を有する回転電機について説明した。したがって、実施の形態の回転電機は、外周コイル130を構成するセグメント導体間を絶縁する絶縁紙201、内周コイル120を構成するセグメント導体間を絶縁する内周絶縁紙203、内周コイル120と外周コイル130の間を絶縁する絶縁紙202とを有する。しかしながら、所望の絶縁が確保されれば、回転電機の巻線方式に従って、絶縁紙の配設位置、数量は種々の形態でもよい。したがって第1導体列〜第N導体列(Nは2以上の整数)を有する回転電極に本発明を適用できる。
(5)インナーロータ型の回転電機として説明したが、アウターロータ型の回転電機にも本発明を適用できる。
以上の説明は一例であり、本発明は実施形態に限定されない。したがって、コイルエンドにおける相間絶縁、コイル導体間絶縁のためにコイル導体間に環状に配設した絶縁紙において、絶縁紙の少なくとも一方の面に浮き上がり防止突起を形成した回転電機であれば、その形態は問わない。
12:内周コイル
12C:隙間
12S:側面
13:外周コイル
13C:隙間
13S:側面
20:固定子
21:固定子鉄心
21S:スロット
28:セグメント導体
28K:屈曲部
52,54、58〜61:凸部
61,62:コイルエンド
100:回転電機
201:外周絶縁紙
201S:側縁
202:中間絶縁紙
202S:側縁
203:内周絶縁紙
203S:側縁
GG:外周隙間
GN:内周隙間
GC:中間隙間

Claims (4)

  1. 固定子と回転子を有するセグメント型回転電機において、
    内周に複数のスロットが設けられた固定子鉄心と、
    前記スロットに挿入され、かつ前記固定子鉄心の端面から突出するセグメント導体を接続して形成されたコイル巻線であって、前記固定子鉄心の端面から突出したコイルエンドにおいて前記セグメント導体が屈曲されたコイル巻線と、
    前記コイルエンドにおける相間絶縁、コイル導体間絶縁のためにコイル導体間に環状に配設され、少なくとも一方の面に浮き上がり防止突起を有する絶縁紙とを備え
    前記絶縁紙は、前記コイルエンドにおいて前記セグメント導体の間の間隙に全周にわたって挿入され、
    前記浮き上がり防止突起は、前記セグメント導体の屈曲部と係合して前記固定子鉄心の前記端面に向かって押圧されることを特徴とするセグメント型回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記突起は、前記固定子の周方向に複数配列されるように所定間隔に設けられていることを特徴とするセグメント型回転電機
  3. 請求項1または2に記載の回転電機において、
    前記突起は、塑性加工によって形成されていることを特徴とするセグメント型回転電機
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記突起は3角錐状または半球体形状であることを特徴とするセグメント型回転電機
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