JP5576761B2 - 防火戸用自動閉鎖装置 - Google Patents

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この発明は、常時は防火戸を開放状態に保持し、火災発生時等は防火戸を自動的に閉鎖させる防火戸用自動閉鎖装置に関する。
防火戸用自動閉鎖装置は、一般に、防火戸の係合部材と係合する係合部を有するラッチを備えており、常時は、ラッチの係合部と防火戸の係合部材との係合を保持して、防火戸を開放状態に保持し、火災発生時は、ソレノイド等の起動手段の動作に連動して、ラッチの係合部と防火戸の係合部材との係合の保持状態を解除し、防火戸をその自重により自動的に閉鎖させることができるようになっている。
この種の自動閉鎖装置は、自動的に防火戸を閉鎖させることができない場合に備え、防火戸を閉鎖方向に引っ張ることで、ラッチの係合の保持状態を解除することができるようにもなっており、即ち、手動で防火戸を閉鎖させることができるようにもなっているが、従来の自動閉鎖装置においては、一般に、そのラッチを制止片の綾部に引っ掛けて係合状態を保持し、その解除は、自動の場合、引き金板によって制止片を解除し、手動の場合は、ラッチを引いて制止片の綾部との引っ掛かりを外していた(例えば、特許文献1参照)。
特公平3−19350号公報
従来の自動閉鎖装置におけるラッチの係合状態の解除は、前記のように、自動の場合は、引き金板により制止片を解除し、手動の場合は、ラッチを制止片の綾部から直接外している。
従って、従来の自動閉鎖装置は、ラッチの係合の保持を解除する際、自動と手動とで、異なる部品によって制止片を動かすため、引き金板と制止片の関係する寸法、ラッチと制止片の綾部の関係する寸法がシビアになっていた。
この発明は、前記の事情に鑑み、設計・製造が容易な防火戸用自動閉鎖装置を提供することを目的とする。
この発明は、防火戸の係合部材と係合する係合部を有するラッチを含むラッチ機構部と、該ラッチの係合部と該防火戸の係合部材との係合を保持するラッチ固定機構部と、起動部と、該起動部の起動に基づき、自動で、該ラッチ固定機構部による該ラッチの係合部と該防火戸の係合部材との係合保持状態を解除するラッチ解除機構部とを備え、手動でも、該ラッチ固定機構部による該ラッチの係合部と該防火戸の係合部材との係合保持状態を解除可能に構成された防火戸用自動閉鎖装置であって、該ラッチ固定機構部第1のアームと、該第1のアームに回動可能に連結された第2のアームとを有すると共に、該第1のアームと該第2のアームとのジョイント部に設けられ、自動で該ラッチの係合状態を解除する際に動作する第1のトリガと、該第2のアームに設けられ、手動で該ラッチの係合状態を解除する際に動作する第2のトリガとを有するトグルリンク機構からなるものであり、又、該ラッチ機構部は、該ラッチが回動可能に設けらていると共に、該防火戸を閉鎖方向に引くことにより所定の方向に回動するように設けられており、その回動する該ラッチと共に所定の方向に回動し、該第2のトリガを押動する解除レバーを更に含むものであり、手動で該ラッチの係合状態を解除する際には該防火戸を閉鎖方向に引くことにより該解除レバーを回動させ、それにより該第2のトリガを動作させるものであることを特徴とする防火戸用自動閉鎖装置である。
又、この発明は、該解除レバーは、該ラッチと同じ軸回りに回動するものであることを特徴とする防火戸用自動閉鎖装置である。
この発明によれば、ラッチ固定機構部がラッチの係合保持状態を自動解除するための第1のトリガと手動解除するための第2のトリガとを備えていることで、1つのラッチ固定機構部によって、ラッチの係合保持状態の自動解除にも、手動解除にも対応することができ、装置設計の自由度を広げたり、製造時の寸法許容差を大きくすることができ、装置の設計・製造を容易化することができる。
従って、この発明によれば、設計・製造が容易な防火戸用自動閉鎖装置を提供することができる。
この発明の防火戸用自動閉鎖装置の実施形態の一例を示し、(a)がケース上側を外した状態における平面図、(b)がケース上側と中間シャーシを外した状態における平面図である。 同上を示し、(a)及び(b)何れも起動部と中間シャーシとスライド機構部分の側面図であり、(a)が常時における起動部のプランジャが伸長した状態にある際のもので、(b)が起動時における起動部のプランジャが縮長し、ラッチ固定機構部の自動解除用トリガピンを解除位置に変位させた際のものである。 同上を示し、(a)乃至(c)何れもケース上側と中間シャーシを外した状態における平面図であり、自動でラッチ機構部を係合保持状態からそれを解除して防火戸のフックを解放する場合の変化の様子を示したものであり、(a)がラッチ機構部が係合保持状態にあるときのもの、(b)が起動部の起動によりラッチ機構部の係合保持状態が解除されようとしているときのもの、(c)が起動部の起動によりラッチ機構部の係合保持状態が解除され、ラッチ機構部から防火戸のフックが解放されたときのものである。 同上を示し、(a)乃至(d)何れもケース上側と中間シャーシを外した状態における平面図であり、手動でラッチ機構部を係合保持状態からそれを解除して防火戸のフックを解放する場合の変化の様子を示したものであり、(a)がラッチ機構部が係合保持状態にあるときのもの、(b)がラッチ機構部の手動解除用のレバーがラッチ固定機構部の手動解除用のトリガレバーに当接されたときのもの、(c)及び(d)がラッチ機構部の手動解除用のレバーがラッチ固定機構部の手動解除用のトリガレバーを押動し、ラッチ固定機構部が解除状態に変化し、ラッチ機構部の係合保持状態が解除され、ラッチ機構部から防火戸のフックが解放されたときのものである。
この発明の防火戸用自動閉鎖装置の一実施形態を図1乃至4に基づき説明する。
先ず、全体の概要について説明する。
防火戸用自動閉鎖装置1は、ケース2内にラッチ機構部3、ラッチ固定機構部4、起動部の一例としてのソレノイド5、ラッチ解除機構部6、中間シャーシ7等を備えている。防火戸用自動閉鎖装置1において、ケース2は上下に2分割されている。このケース2には、図示しない防火戸の係合部材、例えばフックHを出入りさせるための開口部2aが形成されている。また、ケース2内においては、中間シャーシ7を境に上下に2分割されており、中間シャーシ7の下側にラッチ機構部3、ラッチ固定機構部4、ラッチ解除機構部6の後記するスライド機構部6a等が位置し、中間シャーシ7の上側にソレノイド5等が位置する配置構造となっている。
防火戸用自動閉鎖装置1は、常時は、開口部2a内に位置する防火戸のフックHとのラッチ機構部3による係合を保持し、防火戸を開放状態に保持することができるものとなっており、火災時は、火災信号によるソレノイド5の起動に基づいて自動で、或いは、防火戸を閉鎖方向に引っ張って手動で、防火戸のフックHとのラッチ機構部3による係合の保持状態を解除し、フックHをラッチ機構部3から解放させて、防火戸を閉鎖させることができるものとなっている。
次に、各構成の詳細について説明する。
ラッチ機構部3は、防火戸のフックHと係合する鉤状の係合部3eを有するラッチプレート3aを含んでいるが、具体的には、ケース2に固定の軸X1を軸として共に回動可能なラッチプレート3a、係止プレート3b及び解除レバー付プレート3cからなる3枚のプレートと、ケース2に固定の軸X2を軸として回動可能なラッチアーム3dからなるものとなっている。このラッチ機構部3において、3枚のプレートは軸X1を軸として共に回動するようになっているが、ラッチプレート3aの回動により、係合部3eは、防火戸のフックHとの係合の保持が可能な係合位置(P1)と、フックHとの係合の解放が可能な解放位置(P2)との間で回動変位することができるようになっており(図3a乃至c及び図4a乃至d)、また、3枚のプレートは、図示しないスプリングにより係合部3eの解放位置(P2)側に向けて(図面上の時計回り)常時付勢されているが、係止プレート3bとラッチアーム3dが協働し、3枚のプレートの回動に連れて、係止プレート3bの係合凸部3fとラッチアーム3dの係合凹部3gが係脱することで、3枚のプレートの回動と停止ができるようになっている。なお、ラッチアーム3dは、図示しないスプリングにより3枚のプレート側(図面上の下方)に向けて常時付勢されている。
ラッチ固定機構部4は、ラッチ機構部3と協働し、ラッチプレート3aの係合部3eが係合保持位置にある状態に保持し、ラッチ機構部3を係合保持状態に固定するものであるが、具体的には、ラッチアーム3dの回動端と連結され、伸長状態と屈折状態との間で変化可能なトグルリンク機構4aからなるものとなっている。
トグルリンク機構4aは、具体的には、ケース2に固定の軸X3を軸として回動可能な第1アーム4bと、第1アーム4bにジョイント部4dで回動可能に連結された第2アーム4cとからなり、第2アーム4cにジョイント部4eで回動可能にラッチアーム3dの回動端が連結されたものとなっており、伸長状態にあるとき、ラッチアーム3dをその係合凹部3gが係止プレート3bの係合凸部3fと係合する位置に位置させ(図3a及び図4a)、屈折状態にあるとき、ラッチアーム3dをその係合凹部3gが係止プレート3bの係合凸部3fと係合しない位置に位置させるものとなっており(図3c及び図4d)、そして、軸X3部分に設けたスプリング(ねじりバネ)4hにより、伸長方向に常時付勢されており、ラッチ機構部3において、係止プレート3bの係合凸部3fがラッチアーム3dの係合凹部3gと係合する位置にあり、即ち、ラッチプレート3aの係合部3eが係合保持位置にあれば、伸長状態を維持して、ラッチアーム3dの係合凹部3gを係止プレート3bの係合凸部3fと係合した状態を保持し、即ち、ラッチプレート3aの係合部3eが係合保持位置にある状態に保持し、ラッチ機構部3を係合保持状態に固定するものとなっている。なお、このトグルリンク機構4aには、ラッチ解除機構6と協働して、ラッチ機構部3の係合保持状態を自動で解除するために、伸長状態から屈折状態に変化させる第1のトリガの一例としての自動解除用のトリガピン4fがジョイント部4d上に立設されて設けられている。
ソレノイド5は、火災信号等に基づき、伸縮移動するプランジャ5aを有し、ラッチ解除機構6と協働して、ラッチ機構部3の係合保持状態を自動的に解除するためのものであるが、常時は、磁力により、プランジャ5aを伸長状態に保持し(図2a)、火災時は、通電により、磁力を弱め、プランジャ5aが縮長可能な状態になるものであり、後記のラッチ解除機構6の起動レバー6mに押圧されて、縮長されるものとなっている(図2b)。なお、5bは、プランジャ5aの伸長状態への復帰用のスプリングである。
ラッチ解除機構部6は、ソレノイド5と協働して、ラッチ機構部3の係合保持状態を自動的に解除するものであるが、取付プレートの一例としての中間シャーシ7上に長さ方向にスライド移動可能に重畳されて取り付けられた第1の解除プレート6bと第2の解除プレート6cからなり、ソレノイド5のプランジャ5aの縮長側への移動に連動して、ラッチ固定機構部4によるラッチ機構部3の係合保持状態を解除するように動作するスライド機構6aを含んでいる。
スライド機構6aにおいて、第1の解除プレート6bには、中間シャーシ7を貫通し、ソレノイド5のプランジャ5aの先端と当接する起動レバー6mが立設されると共に(図2a及びb)、その反対側にトグルリンク機構4aのトリガピン4fと当接する解除レバー6nが立設されている(図2a及びb)。また、第1の解除プレート6bと第2の解除プレート6cとの間には両プレートの長さ方向に沿って両プレートを接近させる方向に付勢力を作用させるコイルスプリング6pが設けられており、ソレノイド5の伸長状態にあるプランジャ5aが第1の解除プレート6bの起動レバー6mと当接している常時の状態において、第1の解除プレート6bと第2の解除プレート6cは長さ方向において離間6qし(ラッチプレート3aの引掛け部3hが第2の解除プレート6cの立片6rを引掛けて第2の解除プレート6cを引っ張って第1の解除プレート6bから離間6qさせている。)、コイルスプリング6pは伸長された状態にあり、その復元力による付勢力が起動レバー6mによりプランジャ5aを押圧する力として作用するようになっており(図2a)、プランジャ5aが縮長状態に変化すれば、コイルスプリング6pの付勢力により第1の解除プレート6bが第2の解除プレート6cに接近する方向、即ち矢印A1方向にスライド移動するようになっており、このとき第1の解除プレート6bの解除レバー6nがトグルリンク機構4aのトリガピン4fを矢印A1方向に引っ張り(図2b)、トグルリンク機構4aを伸長状態から屈折状態に変化させ、ラッチアーム3dが、解除方向(図面上の上方)に回動し、ラッチアーム3dの係合凹部3gと係止プレート3bの係合凸部3fの係合が解除される(図3a乃至c)。
即ち、ラッチ解除機構部6におけるスライド機構6aは、ソレノイド5が起動し、プランジャ5aが縮長すれば、ラッチ固定機構部4のトグルリンク機構4aを伸長状態から屈折状態に変化させることができ、ソレノイド5の起動により、自動でラッチ固定機構部3による防火戸のフックHに対する係合保持状態を解除することができるようになっている。
さらに、防火戸用自動閉鎖装置1は、自動でラッチ機構部3による防火戸のフックHに対する係合保持状態を解除することができるようになっているだけでなく、手動でもそのようにすることができるものとなっている。
具体的には、ラッチ機構部3の解除レバー付プレート3cの回動端には、手動解除用の解除レバー3iが設けられており、また、トグルリンク機構4aには、それを伸長状態から屈折状態に変化させる第2のトリガの一例としての手動解除用のトリガレバー4gが第2アーム4cの自由端側に設けられており、両者が協働して、手動でラッチ機構部3の係合保持状態を解除することができるようになっており、即ち、防火戸を引っ張ることで、そのフックHと係合部3eで係合状態にあるラッチプレート3aは解放方向(図面上の時計回り)に回動するが、それと共に解除レバー付プレート3cも回動するようになっており、その際、解除レバー付プレート3cの解除レバー3iがトグルリンク機構4aのトリガレバー4gを押動して、トグルリンク機構4aを伸長状態から屈折状態へと変化させ、ラッチアーム3dが、解除方向(図面上の上方)に回動し、係合凹部3gと係合凸部3fの係合が解除され、ラッチ機構部3による防火戸のフックHに対する係合保持状態を解除することができるようになっている(図4a乃至d)。
ここで、防火戸用自動閉鎖装置1は、前記のように、自動によっても、手動によっても、ラッチ機構部3による防火戸のフックHに対する係合保持状態を解除することができるようになっており、ラッチ固定機構部4を構成するトグルリンク機構4aは、自動解除用のトリガとなるトリガピン4fと手動解除用のトリガとなるトリガレバー4gを別々に備えており、即ち、1つのラッチ固定機構4によって、自動で解除する場合にも、手動で解除する場合にもラッチアーム3dを解除方向(図面の上方)へ回動することで係合凸部3fと係合凹部3gの係合を解除するものとなっており、ラッチ固定機構部4がラッチ機構部3とは別に設けられることで、装置設計の自由度を広げ、製造時の寸法許容差を従来より大きく取れるものとなっている。
なお、防火戸用自動閉鎖装置1は、手動でラッチ機構部3による防火戸のフックHに対する係合保持状態を解除する際のその解除に要する力、即ちラッチ機構部3の係合保持力を調節するための保持力調節機構部8をさらに備えている。この保持力調節機構部8は、ラッチプレート3aの回動側端部に立設された移動側調節片8aと、係止プレート3bの回動側端部に立設された固定側調節片8bと、両調節片8a、8bを常時密着方向に付勢するコイルスプリング8cと、コイルスプリング8cを伸縮させ、その密着方向への付勢力を調節するネジ8dによる伸縮機構とからなる。手動で係合保持状態を解除する際、ラッチプレート3aの回動と共に移動側調節片8aは、コイルスプリング8cによって係止プレート3bの固定側調節片8bとの間8eに作用する密着方向への付勢力に打ち勝って、係止プレート3bの固定側調節片8bから離間することになるが、その離間させるのに要する力、つまりは手動で係合保持状態を解除するのに要する力を、この保持力調節機構部8cによって、移動側調節片8aと固定側調節片8bとの間8eに作用するコイルスプリング8cによる密着方向への付勢力をネジ8dを回動させて調節することができるようになっている。
最後に、ラッチ機構部3を係合保持状態からそれを解除して防火戸のフックを解放させる際の各構成の動作について、係合保持状態の解除を自動によりする場合と手動によりする場合とに分けて説明する。
[自動解除]
図3(a)乃至(c)は、自動でラッチ機構部3を係合保持状態からそれを解除して防火戸のフックを解放する場合の各構成の変化の様子を示したものである。図3(a)に示すように、ラッチ機構部3が係合保持状態にあるとき、ラッチプレート3aはその係合部3eが防火戸のフックHと係合する位置(P1)にあるが、その状態が、係止プレート3bの係合凸部3fとラッチアーム3dの係合凹部3gとが係合し、ラッチアーム3dが連結されるトグルリンク機構4aが伸長状態にあることで保持されている。ソレノイド5が起動すると、プランジャ5aが図2(a)の伸長状態から図2(b)の縮長状態に変化し、スライド機構6における第1の解除プレート6bがA1方向に移動し、その解除レバー6nがトグルリンク機構4aのトリガピン4fを矢印A1方向に移動させる。即ち、ソレノイド5が起動すると、図3(b)及び(c)に連続して示すように、第1の解除プレート6bによるトリガピン4fの矢印A1方向への移動によって、トグルリンク機構4が伸長状態から屈折状態へと変化すると共に、ラッチアーム3dがその係合凹部3gが係止プレート3bの係合凸部3fと係合しない位置(図面上の上方)へと回動し、その係合が外れることで係合保持状態が解除され、図示しないスプリングの付勢力によりラッチプレート3aが係止プレート3b及び解除レバー付プレート3cと共に解放方向(図面上の時計回り)へと回動して、その係合部3eが防火戸のフックHを解放させる位置(P2)に至り、防火戸のフックHがラッチ機構部3から解放されることとなる。
[手動解除]
図4(a)乃至(d)は、手動でラッチ機構部3を係合保持状態からそれを解除して防火戸のフックHを解放する場合の各構成の変化の様子を示したものである。図4(a)に示すように、ラッチ機構部3が係合保持状態にあるとき、各構成は自動解除における場合と同様の状態にある。手動でラッチ機構部3の係合保持状態を解除するには、防火戸を引っ張って、そのフックHによりラッチプレート3aを係合部3eを介して解放方向(図面上の時計回り)へと引っ張ることになるが、そのようにすると、図4(b)乃至(d)に連続して示すように、ラッチプレート3aが解除レバー付プレート3cと共に解放方向(図面上の時計回り)へと回動して、解除レバー付プレート3cの解除レバー3iがトグルリンク機構4のトリガレバー4gを押動し、それによりトグルリンク機構4を伸長状態から屈折状態へと変化させ、後は自動解除における場合と同様の変化を経て、係合部3eが防火戸のフックHを解放させる位置(P2)に至り、防火戸のフックHがラッチ機構部3から解放されることとなる。
1:防火戸用自動閉鎖装置 2:ケース 3:ラッチ機構部
3a:ラッチプレート 3b:係止プレート 3c:解除レバー付プレート
3d:ラッチアーム 3e:係合部 3f:係合凸部 3g:係合凹部
3h:引掛け部 3i:解除レバー 4:ラッチ固定機構部
4a:トグルリンク機構 4b:第1アーム 4c:第2アーム
4d:ジョイント部 4e:ジョイント部 4f:トリガピン
4g:トリガレバー 4h:スプリング 5:起動部 5a:プランジャ
5b:スプリング 6:ラッチ解除機構部 6a:スライド機構
6b:第1の解除プレート 6c:第2の解除プレート 6m:起動レバー
6n:解除レバー 6p:スプリング 6q:離間 6r:立片
7:中間シャーシ 8:保持力調節機構部 8a:移動側調節片
8b:固定側調節片 8c:スプリング 8d:ネジ 8e:間
X1〜X3:軸 H:防火戸のフック

Claims (2)

  1. 防火戸の係合部材と係合する係合部を有するラッチを含むラッチ機構部と、該ラッチの係合部と該防火戸の係合部材との係合を保持するラッチ固定機構部と、起動部と、該起動部の起動に基づき、自動で、該ラッチ固定機構部による該ラッチの係合部と該防火戸の係合部材との係合保持状態を解除するラッチ解除機構部とを備え、手動でも、該ラッチ固定機構部による該ラッチの係合部と該防火戸の係合部材との係合保持状態を解除可能に構成された防火戸用自動閉鎖装置であって、
    該ラッチ固定機構部第1のアームと、該第1のアームに回動可能に連結された第2のアームとを有すると共に、該第1のアームと該第2のアームとのジョイント部に設けられ、自動で該ラッチの係合状態を解除する際に動作する第1のトリガと、該第2のアームに設けられ、手動で該ラッチの係合状態を解除する際に動作する第2のトリガとを有するトグルリンク機構からなるものであり、
    又、該ラッチ機構部は、該ラッチが回動可能に設けらていると共に、該防火戸を閉鎖方向に引くことにより所定の方向に回動するように設けられており、その回動する該ラッチと共に所定の方向に回動し、該第2のトリガを押動する解除レバーを更に含むものであり、手動で該ラッチの係合状態を解除する際には該防火戸を閉鎖方向に引くことにより該解除レバーを回動させ、それにより該第2のトリガを動作させるものであることを特徴とする防火戸用自動閉鎖装置。
  2. 該解除レバーは、該ラッチと同じ軸回りに回動するものであることを特徴とする請求項1に記載の防火戸用自動閉鎖装置。
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