JP5570283B2 - ろう付継手構造および金属配管の接合方法 - Google Patents

ろう付継手構造および金属配管の接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、冷媒用配管のような気密を要する配管のろう付継手構造および金属配管の接合方法に関する。
従来のろう付継手構造として、特許文献1では、内面に複数本の長手方向に連続した溝が設けられ、且つ内部のほぼ中央に十分なろう材を位置せしめたスリーブを用い、このスリーブ内に接続すべき2つの配管を挿入し密着させ、スリーブの外周より加熱してろう材を溶融させる方法が提示されている。この例では、スリーブ内面の溝により毛細管現象による吸引作用を生じさせ、必要なろう付間隙を一定に保持し、ろう材をスリーブと接続すべき管材の間に浸透させるものである。
また、特許文献2では、内面に縦溝を有する管の開口端部に拡開部を設け、この拡開部に他の配管の開口端部を挿入してろう付固定してなるろう付構造において、拡開部の内面に、縦溝に交差する環状のろう溜まり空間を設け、その空間高さを溝深さより大きくすることで、ろう付け時に拡開部の縦溝に沿って流れるろう材を環状溝の縁で捕捉し、ろう材の流れを止めることができるものである。
特開昭61−96280号公報 実公平2−42383号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、接合しようとする2つの管材の線膨張係数に差があり、その差が大きい場合(例えばアルミニウム配管とステンレス配管)、適切なろう付間隔が保持できず、気密不良が発生しやすいという問題がある。例えば特許文献1に提示されたスリーブによる接続方法では、ろう付加熱時に片方の配管が大きく膨張することでスリーブが他方の配管から離れるような変形が起こる。その結果、ろう付間隙が一定に保たれず、ろう流れ不良、ろうだれ等が発生し、ろう付品質が低下する。
また、特許文献2に提示されたろう付構造では、拡開部を有する外側配管の線膨張係数が、拡開部に挿入される内側配管の線膨張係数よりも大きい場合、ろう付加熱時に縦溝と環状のろう溜まりの境界部が内側配管から離れてしまい、毛細管現象によるろう材保持力が低下することでフィレットが形成されない箇所ができ、気密不良が発生する恐れがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、線膨張係数に差がある2つの管材をろう付接合する場合であっても必要なろう付間隙を保持でき、気密不良が発生し難いろう付継手構造を提供することを目的とする。
また、線膨張係数に差がある2つの管材をろう付接合する場合であっても必要なろう付間隙を保持でき、気密不良が発生し難い信頼性の高い金属配管の接合方法を提供することを目的とする。
本発明に係るろう付継手構造は、内面に1本の縦溝を有する外接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を設けるとともに、内接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を設け、拡管部に縮管部を挿入してなる継手部において外接側配管と内接側配管をろう付接合するろう付継手構造であって、拡管部は、縦溝と交差する環状の段差部を有し、継手部の隙間に供給されたろう材は、縦溝から環状の段差部に到達するものである。
また、外接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を設けるとともに、外面に1本の縦溝を有する内接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を設け、拡管部に縮管部を挿入してなる継手部において外接側配管と内接側配管をろう付接合するろう付継手構造であって、縮管部は、縦溝と交差する環状の段差部を有し、継手部の隙間に供給されたろう材は、縦溝から環状の段差部に到達するものである。
また、本発明に係る金属配管の接合方法は、内面に1本の縦溝を有する端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を有し、拡管部に縦溝と交差する環状の段差部を設けた外接側配管と、端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を有する内接側配管を用意する第1のステップと、第1のステップ後、外接側配管と内接側配管を重力方向に対して略垂直に配置すると共に縦溝を重力方向最下部に配置した状態で、拡管部に縮管部を挿入し継手部を形成する第2のステップと、第2のステップ後、継手部を加熱手段により外側から加熱し、継手部の重力方向上側から継手部の隙間に供給されたろう材により外接側配管と内接側配管をろう付接合する第3のステップを含むものである。
また、端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を有する外接側配管と、外面に1本の縦溝を有する端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を有し、縮管部に縦溝と交差する環状の段差部を設けた内接側配管を用意する第1のステップと、第1のステップ後、外接側配管と内接側配管を重力方向に対して略垂直に配置すると共に縦溝を重力方向最下部に配置した状態で、拡管部に縮管部を挿入し継手部を形成する第2のステップと、第2のステップ後、継手部を加熱手段により外側から加熱し、継手部の重力方向上側から継手部の隙間に供給されたろう材により外接側配管と内接側配管をろう付接合する第3のステップを含むものである。
本発明によれば、継手部の隙間に供給されたろう材は、1本の縦溝から環状の段差部に到達し、段差部に存在するガスを排出させながら周方向に流れるため、ガス巻き込みによるボイドの発生を防止できる。これにより、安定したろう流れが実現し、気密不良の発生し難い信頼性の高いろう付継手構造を提供することができる。
また、本発明に係る金属配管の接合方法によれば、継手部の重力方向上側から継手部の隙間に供給されたろう材は、継手部の重力方向最下部に配置された1本の縦溝から環状の段差部に到達し、この段差部による環状のろう付間隙を重力方向下部から上部へ向かって浸透する。これにより、ろう付間隙に存在するガスを排出させながら周方向にろう材を流すことができるため、ガス巻き込みによるボイドの発生を防止でき、安定したろう流れが実現し、気密不良の発生し難い信頼性の高いろう付接合が行える。
本発明の実施の形態1に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るろう付継手構造における拡管部を示す部分拡大図および部分断面図である。 本発明の実施の形態2に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法を示す図である。
実施の形態1.
以下に、本発明の実施の形態1に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法を示す図あり、図1(a)は接合前の継手部の状態を示し、図1(b)は接合時の継手部の状態を示している。本実施の形態1に係るろう付継手構造は、内接側配管1と外接側配管3の2つの金属配管を、ろう付により気密に接合するための構造である。
図1(a)に示すように、内接側配管1は、その端部付近に、開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部2を有している。また、外接側配管3は、その端部付近に、開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部4を有している。拡管部4の内面には、管長手方向に沿って深さ50μm〜150μm程度の複数本の縦溝5が設けられている。この縦溝5は、毛細管現象による吸引作用を生じさせ、ろう材を流すために必要なろう付間隙を一定に保持するものである。
縮管部2における管径の縮小比率と、拡管部4における管径の増加比率は、略等しくなるように形成されている。これにより、図1(b)に示すように、拡管部4に縮管部2を挿入してなる継手部6において、拡管部4内面と縮管部2外面が互いに密着する。
なお、本実施の形態1では、縦溝5を外接側配管3の拡管部4内面に設けたが、縦溝は内接側配管1の縮管部2外面に設けてもよい。また、縦溝5の本数も特に限定されるものではなく、通常は複数本設けられるが、1本以上であればよい。また、外接側配管3の拡管部4については、例えば電磁弁ブロックなどの弁部品ボディーに加工を施し、同様の形状を設けても良い。
次に、本実施の形態1に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法の手順について説明する。まず、図1(a)に示すように、内面に縦溝5を有する端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部4を有する外接側配管3と、端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部2を有する内接側配管1を用意する(第1のステップ)。
第1のステップ後、図1(b)に示すように、拡管部4に縮管部2を挿入し継手部6を形成する(第2のステップ)。さらに、第2のステップ後、継手部6を、バーナートーチ、高周波加熱装置、または加熱炉(いずれも図示せず)等の加熱手段により外側から加熱し、継手部6の隙間に供給されたろう材7により外接側配管3と内接側配管1をろう付接合する(第3のステップ)。
なお、第2のステップにおいて、接合時に上側に配置される内接側配管1の重量が少ない場合のように、継手部6の拡管部4内面と縮管部2外面の界面密着力が弱い場合には、外接側配管3と内接側配管1を加圧機構(図示せず)により管長手方向に加圧して継手部6を密着させ、その状態で第3のステップを実施する。
また、第3のステップにおいて、ろう材7は、さしろう、または置きろう(図示せず)等の手段により供給される。図1(b)では、さしろうによる供給を示している。さしろうは、加熱により継手部6の温度がろう付温度以上に上昇したら、1本のろう材7を溶かしながら継手部6の周方向に移動させるのが一般的である。これにより、ろう材7は、外接側配管3の拡管部4内面に設けられた縦溝5に沿って管長手方向に流れ、縦溝5の深さがろう付間隙となるため、安定したろう付接合が行える。
なお、本実施の形態1に係るろう付継手構造によれば、線膨張係数に差がある2つの管材(例えばアルミニウム配管とステンレス配管)をろう付接合する場合であっても、必要なろう付間隙を一定に保持することができる。例えば、内接側配管1を構成する管材の線膨張係数よりも、外接側配管3を構成する管材の線膨張係数が大きい場合、第3のステップにおける加熱により、縮管部2よりも拡管部4の方が大きく膨張し、縮管部2外面と拡管部4内面が離れる方向に継手部6が変形する。
このような場合でも、拡管部4に縮管部2がより深く挿入される方向に圧力を加えることにより(内接側配管1の自重または加圧機構による)、拡管部4内面と縮管部2外面は再び密着する。このため、加熱により継手部6に変形が生じた場合であっても、密着した部分の縦溝5の深さがろう付間隙となり、毛細管力が保持され、ろう切れのない安定したろう流れが実現できる。
一方、内接側配管1を構成する管材の線膨張係数よりも、外接側配管3を構成する管材の線膨張係数が小さい場合には、第3のステップにおける加熱により、拡管部4よりも縮管部2の方が大きく膨張し、縮管部2外面と拡管部4内面がより密着する方向、あるいは加圧機構による圧力がない場合には、挿入が浅くなる方向に継手部6が変形する。このような場合は、拡管部4内面と縮管部2外面は密着しているので、拡管部4内面に設けられた縦溝5の深さがろう付間隙となり、安定したろう流れが実現できる。
以上のように、本実施の形態1に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法によれば、内面に縦溝5を有する外接側配管3の拡管部4に内接側配管1の縮管部2を挿入してなる継手部6において、外接側配管3と内接側配管1をろう付接合するようにしたので、線膨張係数に差がある2つの管材をろう付接合する場合であっても、拡管部4に縮管部2がより深く挿入される方向に圧力を加えることにより、縦溝5によるろう付間隙が保持できるため、安定したろう流れが実現し、気密不良の発生し難い信頼性の高いろう付接合が行える。
実施の形態2.
図2(a)は、本発明の実施の形態2に係るろう付継手構造における拡管部を示す部分拡大図、図2(b)は、図2(a)のA−A線に沿った断面を矢印方向から見た図である。また、図3は、本発明の実施の形態2に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法を示す図あり、図3(a)は接合前の継手部の状態を示し、図3(b)は接合時の継手部の状態を示している。なお、図中、図1と同一、相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態2では、上記実施の形態1と同様のろう付継手構造において、さらに、外接側配管3aの拡管部4aに、縦溝5aと交差する環状の段差部8を設けることにより、継手部6aに環状のろう付け間隙を形成したものである。環状の段差部8の深さ(図2中、Xで示す)は50μm〜150μmであり、縦溝5aの深さ(図2中、Xで示す)と同等あるいは縦溝5aの深さよりも大きく設定される(X≧X)。段差部8は、拡管部4aの最も奥まった部分に設けられており、すべての縦溝5aは段差部8に接続されている。これにより、継手部6aにおいて必要なろう付間隙を、管長手方向とこれに垂直な周方向において一定に保持することができる。
なお、本実施の形態2では、縦溝5aおよび環状の段差部8が外接側配管3aの拡管部4a内面に設けられている場合について説明したが、縦溝が内接側配管1の縮管部2外面に設けられている場合には、縦溝と交差する環状の段差部も縮管部2に設ける。この場合も、環状の段差部の深さは50μm〜150μmであり、縦溝の深さと同等あるいは縦溝の深さよりも大きく設定される。
本実施の形態2に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法の手順は、図3(a)、(b)に示すように、上記実施の形態1と同様の第1のステップ〜第3のステップを含むものである。ここでは詳しい説明を省略するが、本実施の形態2では、図3(c)に示すように、第3のステップにおいて供給され、溶融したろう材7aは、外接側配管3aの拡管部4a内面に設けられた縦溝5aに沿って管長手方向に流れるとともに、縦溝5aと交差する環状の段差部8により周方向にも拡がるため、安定したろう付接合が行える。
本実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、外接側配管3aの拡管部4aに、縦溝5aと交差する環状の段差部8を設けることにより、継手部6aに環状のろう付け間隙を形成したので、継手部6aの拡管部4a内面と縮管部2外面の間に必要なろう付間隙を、管長手方向とこれに垂直な周方向において一定に保持することができ、さらに信頼性の高いろう付接合が行える。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法を示す図あり、図4(a)は接合前の継手部の状態を示し、図4(b)は接合時の継手部の状態を示している。なお、図中、図1と同一、相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態3に係るろう付継手構造による金属配管の接合方法の手順について説明する。まず、図4(a)に示すように、端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部4bを有する外接側配管3bと、端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部2を有する内接側配管1を用意する(第1のステップ)。本実施の形態3では、外接側配管3bと内接側配管1を重力方向に対して略垂直に配置する。
第1のステップ後、図4(b)に示すように、拡管部4bに縮管部2を挿入し継手部6bを形成する(第2のステップ)。このとき、環状の段差部8と交差する1本の縦溝5bを、拡管部4bの重力方向最下部に配置する。さらに、第2のステップ後、継手部6bを、バーナートーチ、高周波加熱装置、または加熱炉(いずれも図示せず)等の加熱手段により外側から加熱し、継手部6bの隙間に供給されたろう材7により外接側配管3bと内接側配管1をろう付接合する(第3のステップ)。
この第3のステップにおいて、本実施の形態3では、継手部6bの表層側(上側)から供給されたろう材7は、拡管部4bの重力方向最下部に設けられた縦溝5bから環状の段差部8に到達し、この段差部8による環状のろう付間隙を重力方向下部から上部へ向かって浸透する。これにより、ろう付間隙に存在するガスを排出させながら周方向にろう材7を流すことができるため、ガス巻き込みによるボイドの発生を防止できる。
なお、本実施の形態3では、縦溝5bおよび環状の段差部8が外接側配管3bの拡管部4b内面に設けられている場合について説明したが、縦溝および環状の段差部は、内接側配管1の縮管部2外面に設けてもよい。
本実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、外接側配管3bと内接側配管1を重力方向に対して略垂直に配置したろう付継手構造において、環状の段差部8と交差する縦溝5bを、拡管部4bの重力方向最下部に1本配置することにより、ろう材7を、段差部8による環状のろう付間隙の重力方向下部から上部へ向かって浸透させることができる。これにより、ろう付間隙に存在するガスを確実に排出させることができ、さらに信頼性の高いろう付接合が行える。
本発明は、冷媒用配管のような気密を要する配管のろう付継手構造および金属配管の接合方法として利用することができる。
1 内接側配管、2 縮管部、3、3a、3b 外接側配管、
4、4a、4b 拡管部、5、5a、5b 縦溝、6、6a、6b 継手部、
7、7a ろう材、8 段差部。

Claims (8)

  1. 内面に1本の縦溝を有する外接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を設けるとともに、内接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を設け、前記拡管部に前記縮管部を挿入してなる継手部において前記外接側配管と前記内接側配管をろう付接合するろう付継手構造であって、
    前記拡管部は、前記縦溝と交差する環状の段差部を有し、前記継手部の隙間に供給されたろう材は、前記縦溝から前記環状の段差部に到達することを特徴とするろう付継手構造。
  2. 外接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を設けるとともに、外面に1本の縦溝を有する内接側配管の端部付近に、その開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を設け、前記拡管部に前記縮管部を挿入してなる継手部において前記外接側配管と前記内接側配管をろう付接合するろう付継手構造であって、
    前記縮管部は、前記縦溝と交差する環状の段差部を有し、前記継手部の隙間に供給されたろう材は、前記縦溝から前記環状の段差部に到達することを特徴とするろう付継手構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のろう付継手構造であって、前記拡管部における管径の増加比率と、前記縮管部における管径の縮小比率は、互いに等しいことを特徴とするろう付継手構造。
  4. 請求項1または請求項2に記載のろう付継手構造であって、前記縦溝の深さを50μm〜150μmとしたことを特徴とするろう付継手構造。
  5. 請求項1または請求項2に記載のろう付継手構造であって、前記環状の段差部の深さを50μm〜150μmとしたことを特徴とするろう付継手構造。
  6. 内面に1本の縦溝を有する端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を有し、前記拡管部に前記縦溝と交差する環状の段差部を設けた外接側配管と、端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を有する内接側配管を用意する第1のステップ、
    前記第1のステップ後、前記外接側配管と前記内接側配管を重力方向に対して略垂直に配置すると共に前記縦溝を重力方向最下部に配置した状態で、前記拡管部に前記縮管部を挿入し継手部を形成する第2のステップ、
    前記第2のステップ後、前記継手部を加熱手段により外側から加熱し、前記継手部の重力方向上側から前記継手部の隙間に供給されたろう材により前記外接側配管と前記内接側配管をろう付接合する第3のステップを含むことを特徴とする金属配管の接合方法。
  7. 端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に増加する拡管部を有する外接側配管と、外面に1本の縦溝を有する端部付近にその開口端部に向かって管径が連続的に減少する縮管部を有し、前記縮管部に前記縦溝と交差する環状の段差部を設けた内接側配管を用意する第1のステップ、
    前記第1のステップ後、前記外接側配管と前記内接側配管を重力方向に対して略垂直に配置すると共に前記縦溝を重力方向最下部に配置した状態で、前記拡管部に前記縮管部を挿入し継手部を形成する第2のステップ、
    前記第2のステップ後、前記継手部を加熱手段により外側から加熱し、前記継手部の重力方向上側から前記継手部の隙間に供給されたろう材により前記外接側配管と前記内接側配管をろう付接合する第3のステップを含むことを特徴とする金属配管の接合方法。
  8. 請求項または請求項に記載の金属配管の接合方法であって、前記第2のステップにおいて、前記外接側配管と前記内接側配管を加圧機構により管長手方向に加圧して前記継手部を密着させ、その状態で前記第3のステップを実施することを特徴とする金属配管の接合方法。
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