JP5566764B2 - 低温焼成高強度低熱膨張性磁器及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、低温焼成高強度低熱膨張性磁器及びその製造方法に関する。さらに詳しく言えば、本発明は、多層基板用材料として信頼性が高く、Ag、Au、Cu等の低抵抗金属と同時焼成でき、低温焼成が可能で、低熱膨張性を実現でき、陽極接合可能な高強度低熱膨張性磁器の製造方法、及びその方法により得られる高強度低熱膨張性磁器に関するものである。
近年、高度情報化時代を迎え、半導体素子には、高速化と共に、高集積化、及び実装の高密度化が求められている。高集積化や実装の高密度化のためには抵抗率の低い配線材料(Ag、Au、Cu等)の使用が求められるが、これらの金属は融点が低いため、配線パターンの印刷後に基板を焼成する多層配線基板等では、低温焼成可能な基板材料システム(LTCC基板)を用いる必要がある。このため、電子機器用基板材料として従来広く用いられてきたアルミナ基板に代わる、低温焼成可能な材料が必要とされている。
最近では、ガラスと無機質フィラーとからなるガラスセラミックス材料が検討されている。例えば、特開2000−188017号公報(特許文献1)には、ディオプサイド(CaMgSi26)型結晶相を析出可能なガラス相と、フィラーとしてMg及び/またはZnとTiとを含有する酸化物を含む1000℃以下で焼成可能な磁器用組成物が開示されている。この種のガラスセラミックス材料は、800〜1000℃の温度で焼成することができるため、導体抵抗の低いAg、Au、Cu等と同時焼成できるという特長がある。誘電率や耐湿性からくる特性の安定性等だけでなく、セラミック内部に誘電体と配線を活用した内蔵受動部品の形成が可能であるため、LTCC基板は高周波用途の基板として通信機器や計測機器に数多く使用されている。実際に製品に適用される場合、基板には機能性だけでなく実装性や二次実装時の信頼性等が求められる。この際に、熱膨張係数が実装される基材と近いことが求められる。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)用途などにおいてシリコンとのウエハレベル実装を考えた場合、熱膨張係数がシリコンにマッチした、熱膨張係数の低い材料が必要となる。
低熱膨張性セラミックスとしては、従来よりコージェライトセラミックスやリチウムアルミノシリケートセラミックスが知られている。コージェライトセラミックスは、原料粉末に焼結助剤を添加し、所定形状に成形後、1000〜1400℃の温度で焼成することによって製造する(特開平2−229760号公報:特許文献2)。また、リチウムアルミノシリケートセラミックスについては、β−スポジュメンは、原料を所定形状に成形後、1100〜1400℃の温度で焼成して製造する(特公昭53−9605号公報:特許文献3)。
このように、低温焼成可能で、熱膨張性が低い低熱膨張性磁器が求められているが、熱膨張性が低いものは焼成温度が高いといった問題があった。
この問題を解決するものとして、本発明者らは、先に、式:(1−x)(αLi2O−βMgO−γAl23−δSiO2)・xBi23(式中、xは質量比で0.01〜0.1、α、β、γ及びδはモル比でα:β:γ:δ=2〜5:1〜2:1〜2:7〜17)で示される組成を有する複合酸化物を含む高強度低熱膨張性磁器を提案した(特開2009−263189号公報:特許文献4)。この磁器は、(A)Li2Oまたは焼成したときにLi2Oとなるリチウム化合物とMgOまたは焼成したときにMgOとなるマグネシウム化合物とAl23とSiO2とのモル比α:β:γ:δが2〜5:1〜2:1〜2:7〜17の範囲にある原料粉混合物90〜99質量%と(B)Bi23粉1〜10質量%を含有する原料組成物粉を750℃〜850℃で仮焼した後粉砕して平均粒径(D50)1μm程度の粉末とし、これを所定の形状に成形後850℃〜900℃で焼成したものである。液相形成成分としてBiの酸化物を1〜10質量%用いることにより、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O−Al23−SiO2系結晶相、Li2O−SiO2系結晶相、MgO−SiO2系結晶相を主相とする、室温〜400℃での線熱膨張係数が0〜5×10-6/℃、抗折強度が150MPa以上の高強度低熱膨張性磁器を実現したものであり、850〜900℃の低温で焼成でき、Cu、Au、Ag等による配線を同時焼成により形成することができるため、低熱膨張性LTCC(低温焼成多層基板)として好適なものである。
本発明者らは、この特許文献4の実施例において305MPaの高い抗折強度が得られた実施例5の組成について、抗折強度の更なる向上を目指して、検討を重ねたところ、実際には抗折強度は250〜300MPaと幅のあることが判明した。
なお、この検討に際しては、高強度低熱膨張性磁器の製造方法として、特許文献4の方法とは異なる方法を採用した。すなわち、特許文献4では、リチウム化合物、マグネシウム化合物、Al23、SiO2及びBi23からなる原料組成物粉を仮焼した後粉砕して平均粒径1μm程度の粉末とし、これを所定の形状に成形後に焼成したのに対して、(A)リチウム化合物、マグネシウム化合物、Al23及びSiO2の原料粉混合物を焼成して所定の粒径に微粉砕した仮焼物に(B)Bi23粉を添加混合し、これを所定形状に成形した後、所定温度にて焼成した。この方法によれば、特許文献4の方法に比べて主相の反応性を抑え、焼結時のグレインサイズを小さくする効果が期待できる。
特開2000−188017号公報 特開平2−229760号公報 特公昭53−9605号公報 特開2009−263189号公報
本発明の課題は、上記本発明者らによる特許文献4の高強度低温焼成低熱膨張性磁器の問題点を解決し、多層基板用材料として信頼性の高い磁器であって、Ag、Au、Cu等の低抵抗金属と同時焼成が可能であり、低熱膨張性を実現し、陽極接合可能な低温焼成低熱膨張性磁器及びその製造方法の提供にある。
本発明者らは、抗折強度は250〜300MPaと幅のある上記特許文献4の方法により得られる磁器を走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察したところ、そのグレインサイズは2μm程度であることが判明した。このグレインサイズを微細化することにより強度が向上することが期待できるが、焼結助剤であるBi23は活発な液相を形成し反応(粒子の成長)が進む。そこで、反応性を下げる目的で仮焼温度を上げてみたが効果は認められなかった(後述の参考例4参照)。次に、仮焼粉砕後の粒径を粗くしたところグレインは若干微細化したが強度が低下した(同参考例3参照)。
そこで、Bi23の配合量を減らす(反応性を低下させる)ことにより粒子の成長を抑制することを試みた。Bi23を配合しない場合には、仮焼粉砕後の粒径が0.80μm以上では焼結しなかったが、仮焼粉砕後の粒径を0.3〜0.4μmと微細化したところ焼結体が緻密化し、グレインサイズが1〜1.5μmと微細化し、抗折強度が300〜330MPaと向上し、安定する結果が得られた。
本発明者らは以上の知見に基づいて本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記の高強度低熱膨張性磁器の製造方法及び高強度低熱膨張性磁器に関する。
[1] (A)Li2Oまたは焼成したときにLi2Oとなるリチウム化合物(a1)とMgOまたは焼成したときにMgOとなるマグネシウム化合物(a2)とAl23(a3)とSiO2(a4)との混合物であって、a1とa2とa3とa4の質量%比a1:a2:a3:a4=7.0〜14.0:4.0〜15.0:12.0〜24.0:59.0〜73.0の範囲にある原料粉混合物を750〜1000℃の温度で焼成して平均粒径0.3〜0.8μmに微粉砕した仮焼物99.0〜100質量%に
(B)Bi23粉0〜1.0質量%を添加混合し、バインダーを含む成形助剤を加えて所定形状に成形した後、900〜1000℃の温度で焼成して、式(1)
(式中、aは質量比で0〜0.01であり、α、β、γ及びδは前記a1:a2:a3:a4の質量%比を満足するモル比である。)
で示される組成を有する複合酸化物を形成することを特徴とする高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
[2] 前記原料粉として、Li 2 CO 3 、MgO、Al23、SiO2、及びBi23を使用する前項1記載の高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
[3] 前記各原料粉の平均粒径が0.3〜2.0μmである前項1または2記載の高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
[4] テープ成形法により成形した絶縁層形成用のグリーンシートを焼成する前項1記載の高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
[5] 前項1〜4のいずれかに記載の方法によって得られる、式(1)
(式中の記号の意味は前項1に記載のとおりである。)
で示される組成を有する複合酸化物を含む高強度低熱膨張性磁器。
[6] 前記複合酸化物が、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、及びMgO・SiO2系結晶相を含む前項5に記載の高強度低熱膨張性磁器。
[7] β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、及びMgO・SiO2系結晶相を前記磁器の全体積の95%以上含む前項6に記載の高強度低熱膨張性磁器。
[8] 抗折強度が150MPa以上である前項5〜7のいずれか1項記載の高強度低熱膨張性磁器。
[9] 25〜400℃における線熱膨張係数が0〜5×10-6/℃である前項5〜8のいずれか1項記載の高強度低熱膨張性磁器。
[10] 陽極接合時の伝導イオンをLiイオンとする、260〜350℃の温度での陽極接合が可能である前項5〜9のいずれか1項記載の高強度低熱膨張性磁器。
[11] シリコン、GaAs、コバール、Al、またはTiと陽極接合が可能である前項10に記載の高強度低熱膨張性磁器。
本発明の低温焼成可能な高強度低熱膨張性磁器は、Li2Oまたは焼成したときにLi2Oとなるリチウム化合物(a1)とMgOまたは焼成したときにMgOとなるマグネシウム化合物(a2)とAl23(a3)とSiO2(a4)とからなる原料粉混合物を750〜1000℃の温度で焼成して仮焼物を平均粒径0.3〜0.8μmに微粉化することにより、液相形成成分としてのBi23の使用量を軽減して、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、MgO・SiO2系結晶相を主相とする磁器として実現した。本発明の低熱膨張性磁器は、900〜1000℃の低温で焼結でき、Cu、Au、Ag等による配線を同時焼成により形成することができるため、低熱膨張性LTCC(Low Temperature Co-fired Ceramics;低温同時焼成セラミック)基板として有用である。さらに、260〜350℃の温度でシリコン等に陽極接合が可能であるためMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)実装用基板としても有用である。
a〜fは、各々参考例1〜4、6及び8で焼結した多層基板用磁器の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。
[高強度低熱膨張性磁器]
本発明の低温焼成可能な高強度低熱膨張性磁器は、
(A)Li2Oまたは焼成したときにLi2Oとなるリチウム化合物(a1)とMgOまたは焼成したときにMgOとなるマグネシウム化合物(a2)とAl23(a3)とSiO2(a4)との混合物であって、a1とa2とa3とa4の割合(質量%比)a1:a2:a3:a4=7.0〜14.0:4.0〜15.0:12.0〜24.0:59.0〜73.0の範囲にある原料粉混合物を750〜1000℃の温度で焼成して平均粒径0.3〜0.8μmに微粉砕した仮焼物99.0〜100質量%に
(B)Bi23粉0〜1.0質量%を添加混合し、バインダーを含む成形助剤を加えて所定形状に成形した後、900〜1000℃の温度で焼成して、式(1)
(式中、aは質量比で0〜0.01であり、α、β、γ及びδは前記a1:a2:a3:a4の質量%比を満足するモル比である。)で示される組成を有する複合酸化物を形成することを特徴とする方法によって製造される。
Li、Mg、Al、及びSiを含有する原料粉混合物(a1とa2とa3とa4との混合物)を750〜1000℃の温度で焼成して、平均粒径0.3〜0.8μm、好ましくは0.3〜0.5μmに微粉化した仮焼物99.0〜100質量%に、微量の(0〜1.0質量%の)Bi23粉を含有させることにより、900〜1000℃程度の低温で焼結(焼成緻密化)することができる。
一般式(1)において、Li、Mg、Al、及びSiを含有する原料粉混合物(a1とa2とa3とa4との混合物)を750〜1000℃の温度で焼成した仮焼物の平均粒径が0.3μm未満では成形性が著しく悪くなり、0.8μmを超えると焼結性が低下する。
一般式(1)において、Bi23の割合a(質量比)は0(すなわち、Bi23を添加しない場合)には適正焼成温度域帯が狭い(900〜920℃)という欠点があるが、Bi23の割合aを0.1%以下の極微量添加することにより焼成温度域帯が900〜1000℃と広がり、製造しやすくなる。
一般式(1)において、Li2Oの割合a1(質量%)は7.0〜14.0であり、MgOの割合a2(質量%)は4.0〜15.0であり、Al23の割合a3(質量%)は12.0〜24.0であり、SiO2の割合a4(質量%)は59.0〜73.0である。a1の値が7.0未満だと焼結せず、14.0を超えると、溶融する。a2の値が4.0未満だと焼結せず、15.0を超えると熱膨張が大きくなる。a3の値が12.0未満だと熱膨張が大きくなり、24.0を超えると焼結しない。a4の値が59.0未満だと焼結せず、73.0を超えても焼結しない。
主原料である、Li2Oまたは焼成したときにLi2Oとなるリチウム化合物と、MgOまたは焼成したときにMgOとなるマグネシウム化合物と、Al23と、SiO2とは、各金属酸化物の混合物でもよいが、β−スポジュメン等の複合酸化物にMgOを必要量混合したものでもよい。出発原料として用い得る、Li2Oまたは焼成したときにLi2Oとなるリチウム化合物と、MgOまたは焼成したときにMgOとなるマグネシウム化合物と、Al23と、SiO2とは、前記各金属の酸化物粉末のほかに、焼結過程で酸化物を形成し得る塩、例えば炭酸塩、酢酸塩、硝酸塩や水酸化物等の形態、例えば炭酸リチウム(Li2CO3)、炭酸マグネシウム(MgCO3)や水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)等の形態で添加できる。
前記主原料に対して、焼結助剤としてBi23粉末を、微量添加することにより焼結温度域帯が広がる。
Li2CO3、MgO、Al23、SiO2、Bi23等の原料粉末は、分散性を高め、望ましい強度や低熱膨張性を得るために、平均粒径が0.3〜2.0μm、好ましくは0.5〜1.0μmの微粉末とすることが望ましい。平均粒径が0.3μm未満では分散等のハンドリングが困難であり、2.0μmを超えると反応性が低下する。各原料は粒径が揃っている方が混合の均一性の観点からも好ましい。
上記の割合で添加混合、750〜1000℃で仮焼後、平均粒径0.3〜0.8μmに粉砕した混合粉末に微量のBi23粉を加え、適宜バインダー、好ましくは有機バインダー、例えば、アクリル樹脂バインダー等や、可塑剤、例えば、ジブチルフタレート(DBP)等のポリエステル樹脂など、必要に応じて、トルエン、メチルエチルケトン(MEK)等の有機溶剤を添加した後、例えば、金型プレス、押し出し成形、ドクターブレード法、圧延法等により任意の形状に成形後、酸化雰囲気中、または窒素ガス、アルゴンガス等の非酸化性雰囲気中において、900〜1000℃の温度で、1〜3時間焼成することにより、相対密度95%以上に緻密化することができる。
この時の焼成温度が900℃より低いと、磁器が十分に緻密化せず、1000℃を越えると緻密化は可能であるが、Ag、Au、Cu等の低融点導体を配線材料として用いることが難しくなる。
本発明の高強度低熱膨張性磁器は、式(1)
(式中の記号は前記と同じ意味を表す。)
で示される組成を有する複合酸化物を含む。
本発明の高強度低熱膨張性磁器は、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、及びMgO・SiO2系結晶相を主体とし、さらにBi23・SiO2系結晶相乃至/及びガラス相から主として構成されるものである。
ここで、「β−スポジュメン系結晶相」とは、β−スポジュメン結晶及びこれに類する組成及び結晶構造の結晶相、「Li2O・Al23・SiO2系結晶相」とは、Li2O・Al23・SiO2結晶及びこれに類する組成及び結晶構造の結晶相、「Li2O・SiO2系結晶相」とは、Li2O・SiO2結晶及びこれに類する組成及び結晶構造の結晶相であり、その各々の結晶相には、前記各結晶を構成する主構成元素以外の他の元素を含む同型の結晶構造の結晶を含んでもよい。
MgO・SiO2系結晶相、及びBi23・SiO2系結晶相についても同様であり、「MgO・SiO2系結晶相」とは、MgO・SiO2結晶及びこれに類する組成及び結晶構造の結晶相であり、「Bi23・SiO2系結晶相」とは、Bi23・SiO2結晶及び結晶構造の結晶相であり、その各々の結晶相には、前記各結晶を構成する主構成元素以外の他の元素を含む同型の結晶構造の結晶を含んでもよい。
各結晶相の具体的な含有比は、目標とする物性値を実現するものであれば特に限定されないが、通常は、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、及びMgO・SiO2系結晶相を磁器の全体積の95%以上含み、好ましくは98%以上含む。
本発明の高強度低熱膨張性磁器は、線熱膨張係数が0〜5×10-6/℃、抗折強度が150MPa以上であり、900〜1000℃の温度範囲での低温焼成によって相対密度95%以上まで緻密化されたものである。
[低熱膨張性磁器の用途]
本発明によれば900〜1000℃の低温焼成可能で、Ag、Au、Cu等の低融点・低抵抗な導体との同時焼成が可能であり、得られる磁器は、室温(RT=25℃)〜400℃での線熱膨張係数が0〜5×10-6/℃と小さい。
すなわち、本発明の磁器は、900〜1000℃で低温焼成可能であることから、特にAg、Au、Cuなどを配線する配線基板の絶縁基板として用いることができる。
かかる本発明磁器用組成物を用いて配線基板を作製する場合には、例えば、前記のようにして調合したLi2O、MgO、Al23及びSiO2の混合粉末とBi23粉末を公知のテープ成形法、例えばドクターブレード法、押し出し成形法等に従い、絶縁層形成用のグリーンシートを作製した後、そのシートの表面に配線回路層用として、Ag、Au及びCuのうちの少なくとも1種の金属、特に、Ag粉末を含む導体ペーストを用いて、グリーンシート表面にスクリーン印刷法等によって配線パターンを回路パターン状に印刷し、場合によってはシートにスルーホールやビアホール形成後、上記導体ペーストを充填する。その後、複数のグリーンシートを積層圧着した後、前記条件で焼成することにより、配線層と絶縁層とを同時に焼成することができる。
[陽極接合]
本発明の高強度低熱膨張性磁器は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)実装用基板の作成に必須な接合技術である陽極接合が可能である。
陽極接合は、アルカリ金属を含む磁器とシリコンを接触させた状態で、磁器中のナトリウムなどのアリカリ金属イオンが動き易い温度まで加熱し、シリコン側を正、磁器側を負の電極に接続して数百〜千ボルト程度の直流電圧を印加することにより、磁器とシリコンを接合する方法である。アルカリ金属イオンが負極側に移動した際に生じる非架橋酸素イオンとシリコンが静電的に引き合い、磁器−シリコン界面で化学結合を生じることにより、強固で信頼性の高い接合が得られる。
陽極接合する温度は、MEMSに与える影響が少ない350℃以下の低温が好適であり、例えば260〜330℃またはそれ以下の低い接合温度が特に好適である。
本発明の高強度低熱膨張性磁器は、陽極接合時の伝導イオンを従来のNaから、よりイオン半径の小さいLiに変えたことによって、MEMSに与える影響の少ない好適な温度範囲(300〜350℃)での陽極接合が可能である。
陽極接合はシリコンだけでなく、GaAs、コバール、Al、Tiなども接合可能であり、本発明の磁器においても特に制限されるものではない。
陽極接合においては、相手材との熱膨張による位置ずれ等が問題になることから、基板材料の線熱膨張係数は、相手材の線熱膨張係数と近似することが求められ、成形焼成後の材料の線熱膨張係数は相手材の線熱膨張係数の0.5%以内であることが好ましい。相手材がシリコンの場合には、本発明の磁器の線熱膨張係数は、0〜5.0×10-6/℃、好ましくは3.0〜4.0×10-6/℃、さらに好ましくは3.2〜3.8×10-6/℃、特に好ましくは3.2〜3.5×10-6/℃である。
以下に、参考例、実施例及び比較例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
参考例1〜8:
予備的実験として、特許文献4の実施例5の組成について、抗折強度の向上を目指して検討した。
すなわち、表1の参考例1〜8に示すように、平均粒径が1μm以下の、Li2CO3、MgO、Al23、SiO2を酸化物換算の含有比(モル比=2:1:1:9)で、次式
において、(1−a)が1及び0.95の組成になるように、ボールミル中で混合し、790〜880℃で3時間保持して仮焼後、各平均粒径(D50)に粉砕して試料粉末とした。これらの仮焼物に表1に示す割合でBi23を添加し、有機バインダー(ポリビニルアルコール)、可塑剤(ジブチルフタレート)、トルエンを添加混合して、ドクターブレード法により厚さ150μmのグリーンシートを作成した。このグリーンシートを5枚積層し、70℃の温度で150kg/cm2の圧力を加えて熱圧着した。得られた積層体を大気中で、500℃で脱バインダーした後、大気中で表1の温度条件で1時間焼成して多層基板用磁器を得た。
得られた参考例1〜4、6及び8の焼結体について、グレインサイズ、吸水率(試料の絶対乾燥状態の質量A及び表面乾燥飽水状態の質量Bを測定し、{(B−A)÷A}×100から求めた。)、嵩密度(アルキメデス法による)、磁器の3点曲げ強度(抗折強度)(JISR1601による)、破壊靱性値(IF法による)、線熱膨張係数(室温〜400℃,TMA(熱機械的分析)法による)を測定した。これらの結果を表1に示す。
なお、グレインサイズは走査型電子顕微鏡(SEM)による写真よりインターコード法により求めた。基礎となるSEMによる反射電子像を図1(a)〜(f)に示す。
平均粒径が0.32〜0.48の仮焼物粉にBi23を5%配合した参考例1〜2ではグレインサイズは2.1〜2.2μmで、抗折強度は274〜293MPaであった。グレインサイズの微細化(強度の向上)を目指して、焼結助剤(Bi23)による反応性(粒子の成長)を下げる目的で仮焼温度を上げたが、効果は認められなかった(参考例4)。
仮焼粉砕後の粒径を粗くしたところグレインは若干微細化したが強度が低下した(同参考例3参照)。
Bi23の配合量をゼロとすることにより粒子の成長を抑制することを試みた。Bi23を配合しない場合には、仮焼粉砕後の粒径が0.80μm以上では焼結しなかったが(参考例5及び7)、仮焼粉砕後の粒径を0.31〜0.40μmと微細化したところ焼結体が緻密化し、グレインサイズが0.9〜1.4μmと微細化し、抗折強度が303〜329MPaと向上した。
実施例1〜6及び比較例1〜7:
平均粒径が1μm以下の、Li2CO3、MgO、Al23、SiO2を酸化物換算の含有比が表2の割合となるようにボールミル中で混合し、750〜1000℃で仮焼後、各粒度に粉砕して試料粉末とした。これらの仮焼物に表2の割合でBi23を添加し、有機バインダー(ポリビニルアルコール)、可塑剤(ジブチルフタレート)、トルエンを添加混合して、ドクターブレード法により厚さ150μmのグリーンシートを作成した。このグリーンシートを5枚積層し、70℃の温度で150kg/cm2の圧力を加えて熱圧着した。得られた積層体を大気中で、500℃で脱バインダーした後、大気中で表2の温度条件下で1〜3時間焼成して多層基板用磁器を得た。
得られた焼結体について嵩密度をアルキメデス法にて測定した。また、JISR1601に基づき、磁器の3点曲げ強度(抗折強度)を測定し、TMA(熱機械的分析)法にて室温(RT=25℃)から400℃における線熱膨張係数を測定した。また、各試料についてX線回折測定を行い、標準試料のX線回折ピークとの比較によって磁器の構成相を同定した。これらの測定結果を表2に示す。
表1中、Lithium Silicate、Lithium Aluminum Silicate、Enstatite、Bismus Silicate、及びForsteriteは、各々下記結晶相を表す。
Lithium Silicate:Li2SiO3、Li2Si25など、
Lithium Aluminum Silicate:スポジュメン(LiAlSi26)など、
Enstatite:MgSiO3
Bismus Silicate:Eulytite、Bi22・SiO3など、
Forsterite:Mg2SiO4
表2の結晶相の欄に記載したように、実施例の磁器については、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、MgO・SiO2系結晶相の各相の存在が確認された。
表2に示す結果から明らかなように、Li2O、MgO、Al23、SiO2を本発明の組成範囲で含み、結晶相として、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、MgO・SiO2系結晶相が主として析出した本発明の低温焼成磁器は、いずれも線熱膨張係数が0〜5×10-6/℃の低熱膨張性磁器である。
[陽極接合の確認]
実施例で焼結した基板6水準を準備し、陽極接合性能を評価した。前記基板6水準、各1枚を20mm□にダイシングし、板厚み0.3mmに鏡面研磨した。この基板とシリコンとを加熱したホットプレート上でシリコンが正極、基板が負極になるように直流電圧(600VDC)を印加して陽極接合を行った。陽極接合回路上に電圧検出用の抵抗素子を挿入し、その抵抗素子にかかる電圧をモニタリングし、接合電流が接合時間とともにどのように変化するかをチェックした。
なお、焼き上がった状態の基板の表面粗さ(Ra:中心線平均粗さ)は200nm程度であったが、本発明では、鏡面研磨加工レベルを上げることにより、パイレックス(登録商標)ガラス(商品名;コーニング社製のホウケイ酸ガラス)と同等の表面粗さ(数nmRa)にまで仕上げた。この鏡面研磨した基板を用いて、260、300℃、330℃、及び360℃で陽極接合を行った。
得られた陽極接合体にガラス切りで傷をつけて手で分割し、破断面をSEMで観察した。結果は表3に示す通り、全水準でシリコンと低温焼結基板が連続した破断面になっており、不連続点(デラミネーション)はなく、強固に接合できている(OK)ことが観察された。
比較のため、Naを陽極接合時の伝導イオンとする低温焼成セラミックスとシリコンとを陽極接合した接合体についてデラミネーションの確認を行った。なお、比較のためのLTCCは次のようにして作製した。
すなわち、陽極接合できるガラスとして市販されているガラス粉末(SiO2:81.9〜82.4質量%、Al23:2.9〜3.2質量%、B23:10.5〜11.0質量%、Na2O:3.9〜4.7質量%、K2O、Fe23、CaO、MgOはいずれも0.1質量%以下)55〜60質量%を平均粒径(D50)で0.6〜2.5μmに粉砕し、平均粒径1〜3μmのアルミナ粉末8〜25質量%および平均粒径1〜3μmのコージェライト粉末(ガラス再結晶タイプ)18〜34質量%と混合した。この混合物に溶剤としてトルエンを加えてボールミル中で分散した後、バインダーとしてポリビニルアルコール、可塑剤としてジブチルフタレート(DBP)を加えスラリーを作製した。得られたスラリーをドクターブレード法でシート状に成形し、乾燥し、厚み125μmのグリーンシートを得た。これを所定の大きさに切断し、8層に積層後、大気中、835℃または850℃で1時間焼成を行い、Naを陽極接合時の伝導イオンとするガラス・フィラー複合LTCC(BSW)を作製した。この基板(BSW)は、330℃で陽極接合できなかった(NG)。
以上のように、従来のNaイオンを陽極接合時の伝導イオンとする低温焼成セラミックス(LTCC)と比較して、陽極接合時の伝導イオンをLiイオンとした本発明の磁器によれば350℃以下の低温でも陽極接合できる。
本発明によれば、900〜1000℃の温度で焼結でき、Ag、Au、Cu等の低融点・低抵抗な導体との同時焼成が可能であり、これを焼結することにより、室温(RT=25℃)〜400℃での線熱膨張係数が0〜5×10-6/℃と小さい、本発明の低熱膨張性磁器を提供できる。すなわち、本発明の磁器は、900〜1000℃の温度で焼結可能であることから、特にAg、Au、Cuなどを配線する配線基板の絶縁基板として用いることができる。また260〜350℃の温度で陽極接合が可能であり、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)実装用基板としても有用である。

Claims (9)

  1. (A)Li2Oまたは焼成したときにLi2Oとなるリチウム化合物(a1)とMgOまたは焼成したときにMgOとなるマグネシウム化合物(a2)とAl23(a3)とSiO2(a4)との混合物であって、リチウム化合物(a1)の割合αがLi2O換算で、7.0〜14.0質量%、マグネシウム化合物(a2)の割合βがMgO換算で4.0〜15.0質量%、Al23(a3)の割合γが12.0〜24.0質量%、SiO2(a4)の割合δが59.0〜73.0質量%の範囲にある原料粉混合物を750〜1000℃の温度で焼成して平均粒径0.39〜0.58μmに微粉砕した仮焼物にバインダーを含む成形助剤を加えて所定形状に成形した後、900〜920℃の温度で焼成して、式(1’)
    (式中、α、β、γ及びδは前記a1:a2:a3:a4の質量%比を満足するモル比である。)で示される組成を有する複合酸化物を形成することを特徴とする、抗折強度が150MPa以上、25〜400℃における線熱膨張係数が0〜5×10-6/℃である高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
  2. 前記原料粉として、Li 2 CO 3 、MgO、Al23及びSiO2を使用する請求項1記載の高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
  3. 前記各原料粉の平均粒径が0.3〜2.0μmである請求項1または2記載の高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
  4. テープ成形法により成形した絶縁層形成用のグリーンシートを焼成する請求項1記載の高強度低熱膨張性磁器の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の方法によって得られる、式(1’)
    (式中、α、β、γ及びδは請求項1の式(1’)の記載と同じ意味を表す。)
    で示される組成を有する複合酸化物を含む、抗折強度が150MPa以上、25〜400℃における線熱膨張係数が0〜5×10 -6 /℃である高強度低熱膨張性磁器。
  6. 前記複合酸化物が、β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、及びMgO・SiO2系結晶相を含む請求項5に記載の高強度低熱膨張性磁器。
  7. β−スポジュメン系結晶相及び/またはLi2O・Al23・SiO2系結晶相、Li2O・SiO2系結晶相、及びMgO・SiO2系結晶相を前記磁器の全体積の95%以上含む請求項6に記載の高強度低熱膨張性磁器。
  8. 陽極接合時の伝導イオンをLiイオンとする、260〜350℃の温度での陽極接合が可能である請求項5〜のいずれか1項記載の高強度低熱膨張性磁器。
  9. シリコン、GaAs、コバール、Al、またはTiと陽極接合が可能である請求項8に記載の高強度低熱膨張性磁器。
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