JP5556496B2 - ガス燃焼式打込み工具 - Google Patents

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Description

本発明は、可燃ガスを燃焼させることによって生成される燃焼ガスの圧力によってピストンを動力的に駆動して該ピストンに一体に結合されたドライバによって釘やピンをコンクリートや木材等の工作材へ打ち込むようにしたガス燃焼式打込み工具に関する。
密閉された燃焼室内へ可燃ガスを注入して燃焼室内で可燃ガスと空気との混合ガスを生成し、この混合ガスに着火させて燃焼室内で燃焼させることによって燃焼室内に生じる高圧の燃焼ガス圧を、シリンダ内に摺動自在に収容されているピストンに作用させてピストンをシリンダ内で衝撃的に駆動させ、該ピストンに結合されているドライバによって釘を鋼板やコンクリートへ打ち込むようにしたガス燃焼式打込み工具が知られている。このようなガス燃焼式打込み工具では、シリンダを収容するハウジングの下方に、釘を被打込材に向けて打ち出し案内する射出口が形成されたノーズが結合されており、ピストンに結合されたドライバがこの射出口内に収容されて案内されている。このノーズの後方側に多数の釘を収容しているマガジンが連設され、マガジンからノーズの射出口に供給された釘を前記ドライバによって射出口からノーズの先端に配置された被打込材へ打ち出すようにされている。
燃焼ガスによって駆動するようにしたガス燃焼式打込み工具では、釘の射出口を形成しているノーズの外周面に射出口に沿ってスライド可能に支持されたコンタクト部材が設けられており、該コンタクト部材の上端部がガイドロッドを介して燃焼室を形成する可動スリーブと連携されており、コンタクト部材が上方へ操作されることによって可動スリーブを上方へ移動させて燃焼室を密閉させて、この後に、可燃ガスを燃焼室へ導入して燃焼室内に混合ガスを生成する。そして、釘打機を把持している手によって操作できるように設けられているトリガを操作することによって燃焼室内の混合ガスに点火して釘打機を起動させるようにしている。このようにコンタクト部材は釘打機の射出口を被打込材に当接させてコンタクト部材を操作しないかぎり工具が起動できないように作動する安全装置を構成している(特許文献1参照)。
特開2005−254399号公報
しかし、上記した従来のガス燃焼式打込み工具は、コンタクト部材と燃焼室(可動スリーブ)とが連結されているため、メンテナンス時に燃焼室を取り外すには、グリップ、マガジン、ノーズなどの構成部品を分解しなければならず、燃焼室の取り外しが容易でないという問題があった。
そこで、本発明は、燃焼室を容易に取り外し可能なガス燃焼式打込み工具を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載のガス燃焼式打込み工具は、ハウジング内に配置されたシリンダと、前記シリンダの上方に設けられたシリンダヘッドと、前記シリンダに対して摺動可能に配置されて燃焼室を形成する可動スリーブと、前記シリンダの下方で射出口を形成するノーズ部と、前記ノーズ部の先端方向に突出して配置され、被打込材に押し付けたときに内部に押し込まれて前記可動スリーブを摺動させることにより前記燃焼室を密閉させるためのコンタクト部材と、を有し、前記可動スリーブは、前記コンタクト部材と分離可能に設けられ、前記シリンダヘッドを取り外したときに前記シリンダの上方から取り外し可能に形成されており、前記可動スリーブは、側面の対向する位置にアームが回動自在に取り付けられ、このアームを介して前記コンタクト部材に支持されていることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記可動スリーブは、前記シリンダの長手方向に沿って摺動可能に形成されるとともに、前記コンタクト部材が最大限押し込み操作されて前記シリンダヘッドの方向へと摺動したときに、前記シリンダヘッドとの間に間隙を有するように形成されていることを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記アームは、金属製の線材であることを特徴とする
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記コンタクト部材と前記アームとの間にガイドブロックを設けたことを特徴とする
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、可動スリーブは、前記コンタクト部材と分離可能に設けられ、前記シリンダヘッドを取り外したときに上方から取り外し可能に形成されているため、グリップ、マガジン、ノーズなどの構成部品を分解しなくても、燃焼室を形成する可動スリーブを容易に取り外すことができる。
また、前記可動スリーブが回動可能なアームを介して前記コンタクト部材に支持されているため、このアームで前記可動スリーブと前記コンタクト部材とを連結することができるとともに、可動スリーブを取り外すときにはこのアームが回動して取り外しの邪魔にならないようになっている。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、前記可動スリーブは、前記コンタクト部材が最大限押し込み操作されて前記シリンダヘッドの方向へと摺動したときに、前記シリンダヘッドとの間に余裕が生じるように形成されている。このため、コンタクト部材を被打込材に押し付けたときに、可動スリーブに直接衝撃荷重が加わることがない。このため、可動スリーブの材料強度の向上や板厚アップが不要であり、製造コストや重量を下げることができる。
また、前記可動スリーブと前記コンタクト部材とを連結する部材(例えば、後述するアーム)にも直接荷重がかからないために、この連結用の部材を低コストかつ低重量とすることができる。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、前記アームが金属製の線材であるため、従来のように板金部材などを使用した場合と比較して大幅に製造コストを下げることができる。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、前記コンタクト部材と前記アームとの間にガイドブロックを設けたため、例えばアームに線材を使用した場合でも、コンタクト部材が安定してアームを押すことができる。
本発明の実施形態に係るガス燃焼式打込み工具の断面図であって、コンタクト前の内部構造を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス燃焼式打込み工具の断面図であって、コンタクト後の内部構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る可動スリーブの外観図である。 本発明の実施形態に係る可動スリーブの縦断面図である。 本発明の実施形態に係るガス燃焼式打込み工具の機構を示す概略図であって、コンタクト前の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス燃焼式打込み工具の機構を示す概略図であって、コンタクト後の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るガス燃焼式打込み工具の機構を示す概略図であって、可動スリーブを取り外す様子を示す図である。 従来例に係るガス燃焼式打込み工具の断面図である。 改良前の燃焼室のシール構造を示す断面図である。 改良前の燃焼室のシール構造を示す拡大断面図である。 改良後の燃焼室のシール構造を示す断面図である。 改良後の燃焼室のシール構造を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る燃焼室のシール構造を示す図であり、背圧を逃がすための孔を設けた変形例を説明する拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る燃焼室のシール構造を示す図であり、異なるOリングを使用した変形例を説明する拡大断面図である。 従来例に係るシリンダキャップのフィルタ構造を示す図である。 本発明の実施形態に係るシリンダキャップのフィルタ構造を示す図である。
本発明の第1の実施形態について、図を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るガス燃焼式打ち込み工具10は、シリンダ13を収容したボデーハウジング11の後方にグリップハウジング12が連設されたものとなっており、シリンダ13内には釘を打撃するドライバ14を下面側に結合した打撃ピストン15が摺動可能に収容されている。前記ボデーハウジング11の下部には釘を被打込材へ向けて打込み案内する射出口17を形成しているノーズ部16が取り付けられており、前記打撃ピストン15に結合されたドライバ14がこのノーズ部16の射出口17内に摺動可能に収容されて案内されている。このノーズ部16の後方側には多数の釘が装填されたマガジン18が連設されており、マガジン18内の釘がノーズ部16の射出口17内へ順次供給され、射出口17内へ供給された釘が前記ドライバ14によって打撃されて射出口17から被打込材へ打ち出すようにされている。
前記シリンダ13の上方には可燃性ガスと空気との混合ガスが生成されるとともにこの混合ガスを燃焼させるための燃焼室19が形成されている。この燃焼室19は、シリンダ13に対して摺動可能に配置された可動スリーブ22で形成されるものであり、詳しくは、シリンダ13の側面上部に設けられた複数の開口を環状の可動スリーブ22で覆うことにより、可動スリーブ22内部にシリンダ13内部と連通した密閉空間を形成可能となっており、この密閉空間で燃焼室19を形成している。この燃焼室19内では、可燃性ガスと空気との混合ガスが生成され、この混合ガスを燃焼させることによって生じる燃焼ガスの圧力を前記打撃ピストン15に作用させて、打撃ピストン15をシリンダ13内の下死点位置に配置されているバンパ23まで駆動させるようにしている。
燃焼室19を形成している可動スリーブ22は、打撃ピストン15の作動方向に沿って摺動可能に配置されており、ガス燃焼式打ち込み工具10が起動される以前には、図1に示すように、可動スリーブ22が下方位置に配置されており、シリンダ13の外周面とボデーハウジング11の内周面との間に形成された通路24が、燃焼室19内と連通している。また、ガス燃焼式打ち込み工具10で釘を打つ際には、図2に示すように、可動スリーブ22を上方位置へ作動させて、燃焼室19内が大気と遮断されるようにする。なお、可動スリーブ22の上端部及び下端部には、燃焼室19内の混合ガスが漏れないようにシールするためのOリング25が設けられている。
図1に示すように、ボデーハウジング11の内周面とシリンダ13の外周面との間の空間には、ガイドブロック27が摺動可能に配置されており、このガイドブロック27は、後述するように可動スリーブ22の摺動を案内するためのものである。このガイドブロック27の下端部は、ノーズ部16の射出口17の先端方向に突出させて配置されているコンタクト部材28の上端部と連結されている。このため、図2に示すように、ガス燃焼式打ち込み工具10のノーズ部16を被打込材に押し当てる操作によって、コンタクト部材28が内部に押し込まれると、ガイドブロック27が上方に押動されるようになっている。そして、上方に押動されたガイドブロック27により可動スリーブ22が上方へと作動し、燃焼室19内が大気と遮断されて密閉されるようになっている。
シリンダ13の上端を覆うシリンダヘッド21には、可燃性ガスを燃焼室19内に供給するために、燃焼室19内に臨まされた供給口29が形成されている。この供給口29には、ガス供給管31を取り付けるための接続部30が設けられており、この接続部30によって供給口29はガス供給管31と接続されている。ガス供給管31は、燃料供給装置32から供給されたガス燃料を燃焼室19に導くためのものである。なお、燃料供給装置32は、燃焼室19にガス燃料を供給するためのものであって、ガス燃料の供給量を制御する弁を備えている。詳しくは、燃料供給装置32は、ガス管33を介して液化したガス燃料を充填した燃料容器34に接続されており、ノーズ部16を被打込材に押し当てることによって可動スリーブ22が上方へ移動して燃焼室19内が密閉された後に、前記燃料容器34からガス管33を介して燃焼室19内へ一定量の可燃性ガスを供給するように形成されている。
なお、ガス燃料を充填した燃料容器34は、図1に示すように、グリップハウジング12に設けられた燃料容器収容部42に収容されている。また、この燃料容器34の流出路付近にはノズル44が設けられ、ステンレスパイプであるガス管33に接続されている。図3に示すように、このガス管33によって、燃料容器34と燃料供給装置32とが接続されており、このガス管33はグリップハウジング12に設けられたガス管収容部43に収容されている。
また、前記シリンダヘッド21には、燃焼室19内に供給された可燃性ガスを燃焼室19内の空気と撹拌させて燃焼室19内で所定の空燃比の混合ガスを生成するための回転ファン35が形成されている。この回転ファン35は、電動モータ(図示せず)によって燃焼室19の周壁に沿って回転される放射状に配置された羽を有しており、この回転ファン35によって燃焼室19内の空気が燃焼室19の環状の周壁に沿って動かされて燃焼室19内に周方向及び上下方向の空気の流れ生成するようにしている。この回転ファン35は、前記可動スリーブ22が上方へ移動したときにON状態となるスイッチ36を回転開始の契機として、グリップ部12aの内部に配置された制御基板41により駆動制御される。
更に、シリンダヘッド21には、燃焼室19内で生成された混合ガスに着火して燃焼させるための点火装置37が形成されている。この点火装置37は、グリップ部12aの後端部に装着されているバッテリー38の電圧を高電圧に昇圧させてこの高電圧を放電させることによって火花を発生させるようにした一般的な点火プラグによって構成されており、混合ガスが生成された燃焼室19内で火花を発生させることによって混合ガスに着火させて燃焼させ、高圧の燃焼ガスを燃焼室19内で生成させる。この点火装置37は、グリップ12aの基部に形成されているトリガ39の操作により作動される点火スイッチ40に基づいて前記制御基板41を介して駆動される。
ところで、本実施形態に係る可動スリーブ22は、前述したように、コンタクト部材28が内部に押し込まれたときに、ガイドブロック27を介して上方に作動させられるものであり、図3及び図4に示すように、燃焼室19を形成するための中空部22bを有する環状の部材である。この可動スリーブ22は、中空部22bをシリンダ13が貫通するように、シリンダ13に対して摺動可能に外嵌される。なお、この可動スリーブ22がシリンダ13に取り付けたときにシリンダ13上端から抜けられないように、シリンダ13の上端にはシリンダヘッド21が固定されている。
この可動スリーブ22は、図3及び図4に示すように、側面の対向する位置に軸孔22aを有しており、この軸孔22aに回動自在なアーム53が取り付けられている。このアーム53は、金属製の線材であり、その両端が前述した軸孔22aに回動自在に挿入されている。このアーム53の中央部は、図3及び図4に示すように、下方に垂れ下がるようになっており、この中央部付近がガイドブロック27に当接する当接部53aを形成している。この当接部53aに当接したガイドブロック27を介して、可動スリーブ22は下方からコンタクト部材28に支持される。
なお、アーム53の取り付け方法は、上記に限らず、可動スリーブ22に軸を設けるとともに、アーム53に軸孔部分を設け、可動スリーブ22に軸をアーム53の軸孔で受けるようにして、可動スリーブ22にアーム53を回動可能に取り付ける構成にしてもよい。
すなわち、本実施係においては、金属製の線材であるアーム53で可動スリーブ22が支えられているため、板金部材などを使用した場合と比較して大幅に製造コストを下げたものとなっている。しかも、コンタクト部材28とアーム53との間にガイドブロック27が設けられているため、コンタクト部材28でアーム53を支持でき、線材のアーム53であっても安定して支持できるようになっている。
ここで、図5はガス燃焼式打ち込み工具10のノーズ部16が被打込材に押し当てられる前の状態(コンタクト前)を示す図である。コンタクト前においては、この図5が示すように、付勢手段(図示せず)によってコンタクト部材28が下死点に位置しており、このコンタクト部材28の上端面にガイドブロック27が配置され、更にその上にアーム53の当接部53aが配置されている。このとき、アーム53は、シリンダ13の外周に沿うように下方に向けて設けられており、最下端部の当接部53aがガイドブロック27と当接している。このアーム53は、上方で可動スリーブ22と連結されており、これにより可動スリーブ22を支えている。
このガス燃焼式打ち込み工具10で釘を打つ際には、図6に示すように、ガス燃焼式打ち込み工具10のノーズ部16を被打込材に押し当てる操作によって、コンタクト部材28の先端部28aを被打込材と当接させ、コンタクト部材28を内部に押し込む。この操作によってガイドブロック27が上方へ摺動し、上方へ摺動したガイドブロック27によってアーム53が上方へと押し上げられ、すなわち、可動スリーブ22が上方へと押し上げられる。そして、コンタクト部材28を可能な限り内部に押し込むことで、摺動した可動スリーブ22が燃焼室19を密閉するようになっている。
ところで、このコンタクト部材28を押し込む動作のストロークエンドは、コンタクト部材28とシリンダ13との当接により決定される。すなわち、図6に示すように、コンタクト部材28の中途部は曲折した受け部28bを形成しており、この受け部28bがシリンダ13の下端部と当接することにより、コンタクト部材28がそれ以上押し込めないようになっている。このとき、可動スリーブ22は、図6に示すように、シリンダヘッド21との間に間隙S1を有するようになっており、シリンダヘッド21との間に余裕をもって配置されるようになっている。
すなわち、可動スリーブ22は、シリンダ13の長手方向に沿ってシリンダヘッド21と当接する位置まで摺動可能に形成されており、コンタクト部材28の受け部28bがシリンダ13の下端部と当接する位置までコンタクト部材28が最大限押し込み操作されたときに、シリンダ13との間に余裕が生じるようにシリンダヘッド21の方向へと摺動する。
このように、燃焼室19を密閉させるためにコンタクト部材28が被打込材に押し付けられ、この押し付け動作を停止させるときに発生する衝撃荷重をコンタクト部材28で受ける構造となっているため、可動スリーブ22に直接衝撃荷重が加わることがないように形成されている。このため、可動スリーブ22の材料強度の向上や板厚アップが不要であり、製造コストや重量を下げることができる。また、アーム53やガイドブロック27にも直接荷重がかからないために、アーム53やガイドブロック27の製造コストや重量も下げることができる。
このガイドブロック27が設けられることによって、コンタクト部材28やアーム53の形状・位置が変化しても、ボデーハウジング11との隙間を保つことができるため、粉塵等の侵入を防止することができ、また、可動スリーブ22とコンタクト部材28の安定した作動が可能となっている。
ところで、上記したように、本実施形態に係る可動スリーブ22は、コンタクト部材28と連結されておらず、別個の独立した部材としてコンタクト部材28と分離可能に設けられている。このため、シリンダヘッド21を取り外す操作によって、容易に上方から取り外すことができる。
なお、本実施形態においては、可動スリーブ22とコンタクト部材28とが単に当接するだけで連結されていない構成としているが、このような構成に限らず、可動スリーブ22とコンタクト部材28とをボルト等の固定手段を介して分離可能に連結させておいてもよい。そして、可動スリーブ22を取り外す際には、シリンダヘッド21を取り外すとともに、上方から固定手段を解除し、可動スリーブ22を取り外すこととしてもよい。
本実施形態においては、図16に示すように、シリンダヘッド21を直接シリンダ13にボルト締結するとともに、シリンダキャップ20をシリンダヘッド21にボルト締結する構成となっている。このため、図7に示すように、シリンダキャップ20を取り外した上でシリンダヘッド21を取り外すことにより、そのまま上に持ち上げるだけで可動スリーブ22を取り外すことができ、グリップ、マガジン、ノーズなどの構成部品を分解しなくても、容易に可動スリーブ22だけを取り外してクリーニング等のメンテナンスを行うことができる。
しかも、アーム53が可動スリーブ22に対して回動自在であるため、このようにシリンダ13から可動スリーブ22を抜き出すときには、回動自在なアーム53を引っ掛からない位置に退避させることができる。すなわち、可動スリーブ22の取り外しの際にアーム53が邪魔とならないようにすることができる。
ところで、従来のガス燃焼式打ち込み工具10においては、図8に示すように、燃焼室19内を密閉するためのOリング25をシリンダ13やシリンダヘッド21に設けることとしていた。すなわち、シリンダ13やシリンダヘッド21の外周にOリング25を外嵌し、このOリング25の外周側を可動スリーブ22の内周に当接させてシールするようにしていた。しかしながら、このような従来の構造は、軽量化及び小型化の障害となることがあった。
そこで本実施形態に係るガス燃焼式打ち込み工具10は、可動スリーブ22の内周にOリング25を設け、このOリング25の内周側をシリンダ13の外周に当接させてシールすることとしている。このようにすれば、軽量化及び小型化に資するのみならず、可動スリーブ22を取り外すことでOリング25の交換も容易にすることができる。
ここで、図9及び図10は、単純に可動スリーブ22の内周にOリング25を設けた例を示す図である。この例においては、可動スリーブ22の内周にリング溝22cを設け、このリング溝22cにOリング25を嵌め込んで使用している。しかしながら、この例のような構造は以下の点で問題がある。すなわち、連続して釘を打撃した場合、燃焼室19で発生する熱によってOリング25が線膨張してしまい、Oリング25の内径が大きくなる。すると、Oリング25の内径が大きくなった結果、シリンダ13などとの間に間隙S2が生じ、シール不良が発生してしまう。また、燃焼室19周辺は熱に晒されるため、フッ素ゴム製などの内径公差の大きいOリング25を使用する必要があり、熱膨張を見越した寸法公差の設定が困難という問題もある。
そこで、本実施形態においては、図11及び図12に示すように、Oリング25を嵌め込むリング溝22cをアリ溝状とし、このアリ溝状のリング溝22cに内径の小さいOリング25を引っ張って組み付ける構造としている。すなわち、Oリング25の内径は、リング溝22cの内径よりも小さく設定され、また、Oリング25の断面の直径は、リング溝22cの開口の幅よりも大きく設定されている。これにより、Oリング25はリング溝22cの開口に沿って拡開するように引っ張られて保持されるとともに、Oリング25がリング溝22cから飛び出さないようになっている。そして、Oリング25の内径側の一部は、リング溝22cの開口から張り出しており、この張り出した部分により、シリンダ13と可動スリーブ22との間隙を塞いでシールするようにしている。
このようにOリング25を引っ張って組み付ける構造とすれば、寸法公差を吸収することができ、熱膨張で径が拡大してもシール性が確保できる。
なお、可動スリーブ22に設けたリング溝22cの形状によっては、燃焼室19で燃焼ガスを燃焼させたときの燃焼圧がリング溝22c内に瞬間的に入り込む可能性がある。このため、図13の(b)(c)に示すように、燃焼圧を逃がすための逃がし穴22dを設けることとしてもよい。
また、上記した実施形態においては、シール部材としてOリング25を使用し、リング溝22cをアリ溝形状としたが、これに限らない。例えば、図14に示すように、リング溝22cをアリ溝形状とせず、シール部材54に工夫を加えてもよい。
すなわち、図14(a)に示すように、弾性のシール部材54の内部に周溝54aを設け、この周溝54aに燃焼圧が入り込むことでシール部材54が押し広げられ、シール性能を向上させる構成としてもよい。
また、図14(b)に示すように、弾性のシール部材54の内部に周溝54aを設け、更に、この周溝54aに嵌合する周突起22eを可動スリーブ22のリング溝22c内に設けてもよい。すなわち、周突起22eにシール部材54の周溝54aを嵌合させることにより、この周突起22eでシール部材54の熱膨張や変形を是正することとしてもよい。
また、図14(c)に示すように、金属製リング54cを樹脂部54bで覆う構成とし、熱膨張や変形が起きにくいようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るガス燃焼式打ち込み工具10のシリンダキャップ20について説明する。
まず、図15を参照しつつ従来のシリンダキャップ20について説明する。この図15が示すように、従来のシリンダキャップ20は、シリンダヘッド21を覆うようにボデーハウジング11の上端部に固定されるものであり、シリンダヘッド21を挟み込むようにボデーハウジング11に取り付けられ、シリンダヘッド21と一緒にボデーハウジング11にボルトで固定される。このシリンダキャップ20には外気を通すためのスリットが設けられており、このスリットの外側には粉塵等を除去するためのフィルタ50が取り付けられている。このフィルタ50は、スポンジや金網などで形成されるものであり、シリンダキャップ20に嵌め込み固定されるフィルタカバー51により挟み込まれてシリンダキャップ20に固定される。
従来のシリンダキャップ20は上記のような構成であるため、定期的なクリーニングを行うためにフィルタ50を取り外すには、まずフィルタカバー51を取り外す必要があった。このため、フィルタカバー51の取り外すときに、フィルタ50に付着した粉塵等がこぼれて機械内部に入ってしまうことがあった。また、フィルタ50の外周に隙間がある場合、その隙間から粉塵等が機械内部に入ってしまうことがあった。
そこで、本実施形態に係るガス燃焼式打ち込み工具10においては、図16に示すように、シリンダキャップ20にフィルタ50をインサート成型することとした。すなわち、フィルタカバー51を取り外す必要がないため、フィルタ50の交換時に粉塵等がこぼれて機械内部に侵入することがないように形成した。
また、シリンダキャップ20の取り外しを容易とするために、シリンダヘッド21を直接シリンダ13にボルト締結するとともに、シリンダキャップ20をシリンダヘッド21にボルト締結する構成とした。すなわち、シリンダキャップ20がシリンダヘッド21を挟み込んでボデーハウジング11に固定される構成ではないため、シリンダヘッド21と関係なくシリンダキャップ20を取り外すことができる。このようにシリンダキャップ20の取り外しが容易であるため、シリンダキャップ20を取り外してシリンダキャップ20にインサート成型されているフィルタ50をクリーニングすれば、容易にフィルタ50のクリーニングを行うことができる。
ところで、上記したシリンダキャップ20の取り付けは、シリンダヘッド21へのボルト締結のみならず、引掛け固定も併用されている。すなわち、図16に示すように、シリンダキャップ20の嵌合凹部20aと、ボデーハウジング11の嵌合凸部11aと、を嵌合させることにより、シリンダキャップ20がボデーハウジング11に被さるように固定される。このようにシリンダキャップ20とボデーハウジング11とを係合させた上で、シリンダキャップ20をシリンダヘッド21にボルト1本で固定する。これによりシリンダキャップ20が容易かつ確実に固定されるようになっている。また、図16に示すように、シリンダキャップ20とボデーハウジング11とがオーバーラップするように組み付けられているため、側面から粉塵等が入り込みにくい構造となっている。
上記したような本実施形態に係るシリンダキャップ20によれば、粉塵等の侵入を防ぐことができるとともに、シリンダキャップ20がフィルタ50やフィルタカバー51の機能を併せ持っているため、部品点数を減らすことができ、金型製造のコストや部品コストを削減することができる。
なお、上記した実施形態においては、シリンダヘッド21を直接シリンダ13にボルト締結するとともに、シリンダキャップ20をシリンダヘッド21にボルト締結する構成としたが、これに限らない。例えば、フィルタ50をインサート成型したシリンダキャップ20を用い、このシリンダキャップ20とシリンダヘッド21とを一緒にボデーハウジング11にボルトで固定してもよい。
また、シリンダキャップ20をシリンダヘッド21にボルト固定せず、スナップフィット方式による引掛け固定のみでシリンダキャップ20を固定することとしてもよい。このとき、シリンダキャップ20を組み付ける対象は、ボデーハウジング11としてもよいし、シリンダ13としてもよいし、シリンダヘッド21としてもよい。
また、シリンダキャップ20にフィルタ50をインサート成型する代わりに、フィルタカバー51にフィルタ50をインサート成型してもよい。すなわち、図15に示すような従来のフィルタカバー51にフィルタ50をインサート成型し、このフィルタカバー51をシリンダキャップ20に取り付ける構成としてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、可動スリーブ22がコンタクト部材28と分離可能に設けられており、この可動スリーブ22はシリンダヘッド21を取り外したときに上方から取り外し可能に形成されているため、グリップ、マガジン、ノーズなどの構成部品を分解しなくても、燃焼室19を形成する可動スリーブ22を容易に取り外すことができ、メンテナンス性を高めることができる。
また、可動スリーブ22に回動可能なアーム53を設け、コンタクト部材28が操作されたときに、このアーム53を介して可動スリーブ22を摺動させることとしたため、製造コストを下げるとともに、軽量化が可能となっている。また、可動スリーブ22を取り外す際にアーム53を回動させることができるので、可動スリーブ22の取り外しが容易となっている。
しかも、コンタクト部材28がストロークエンドまで操作されたときの衝撃をアーム53や可動スリーブ22で受けないようにしているため、アーム53や可動スリーブ22の材料強度の向上や板厚アップが不要であり、製造コストや重量を低減できることができる。
10 ガス燃焼式打ち込み工具
11 ボデーハウジング
11a 嵌合凸部
12 グリップハウジング
12a グリップ部
13 シリンダ
14 ドライバ
15 打撃ピストン
16 ノーズ部
17 射出口
18 マガジン
19 燃焼室
20 シリンダキャップ
20a 嵌合凹部
21 シリンダヘッド
22 可動スリーブ
22a 軸孔
22b 中空部
22c リング溝
22d 逃がし穴
22e 周突起
23 バンパ
24 通路
25 Oリング
27 ガイドブロック
28 コンタクト部材
28a 先端部
28b 受け部
29 供給口
30 接続部
31 ガス供給管
32 燃料供給装置
33 ガス管
34 燃料容器
35 回転ファン
36 スイッチ
37 点火装置
38 バッテリー
39 トリガ
40 点火スイッチ
41 制御基板
42 燃料容器収容部
43 ガス管収容部
44 ノズル
50 フィルタ
51 フィルタカバー
53 アーム
53a 当接部
54 シール部材
54a 周溝
54b 樹脂部
54c 金属製リング

Claims (4)

  1. ハウジング内に配置されたシリンダと、
    前記シリンダの上方に設けられたシリンダヘッドと、
    前記シリンダに対して摺動可能に配置されて燃焼室を形成する可動スリーブと、
    前記シリンダの下方で射出口を形成するノーズ部と、
    前記ノーズ部の先端方向に突出して配置され、被打込材に押し付けたときに内部に押し込まれて前記可動スリーブを摺動させることにより前記燃焼室を密閉させるためのコンタクト部材と、
    を有し、
    前記可動スリーブは、前記コンタクト部材と分離可能に設けられ、前記シリンダヘッドを取り外したときに前記シリンダの上方から取り外し可能に形成されており、
    前記可動スリーブは、側面の対向する位置にアームが回動自在に取り付けられ、このアームを介して前記コンタクト部材に支持されていることを特徴とする、ガス燃焼式打込み工具。
  2. 前記可動スリーブは、前記シリンダの長手方向に沿って摺動可能に形成されるとともに、前記コンタクト部材が最大限押し込み操作されて前記シリンダヘッドの方向へと摺動したときに、前記シリンダヘッドとの間に間隙を有するように形成されていることを特徴とする、請求項1記載のガス燃焼式打込み工具。
  3. 前記アームは、金属製の線材であることを特徴とする、請求項1又は2記載のガス燃焼式打込み工具。
  4. 前記コンタクト部材と前記アームとの間にガイドブロックを設けたことを特徴とする、請求項記載のガス燃焼式打込み工具。
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