JP5554183B2 - バンドパスフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、スーパーヘテロダイン受信機などに用いられる複素バンドパスフィルタに関する。
図4は、一般的なスーパーヘテロダイン受信機の構成を示すブロック図である(例えば、特許文献1参照)。図4において、スーパーヘテロダイン受信機は、高周波信号などが入力される入力端子RFINと、低雑音の高周波増幅器RFAMPと、局部発振器VCOと、2分周器DIVと、I信号およびQ信号に対応して設けられたミキサMIX1およびMIX2と、IFフィルタ(IF−Filter)IFFと、中間周波増幅器IFAMPと、出力端子IFOUTとを含んで構成されている。
このような構成において、周波数がfRFの入力信号が入力端子RFINに入力されると、低雑音の高周波増幅器RFAMPで増幅され、2つのミキサMIX1およびMIX2にそれぞれ入力される。
局部発振器VCOは、周知の電圧制御発振器によって構成され、ローカル信号LOI、LOQの周波数fLOの2倍の周波数2fLOで発振した信号を出力する。この周波数2fLOで発振した信号は2分周器DIVに入力される。2分周器DIVは、位相が90度ずれた(つまり直交する)ローカル信号LOI、LOQを出力する。ローカル信号LOIはミキサMIX1へ入力され、ローカル信号LOQはミキサMIX2へ入力される。
ミキサMIX1、MIX2では、周波数がfRFの入力信号について、ローカル信号LOI、LOQによる周波数変換が行われる。ミキサMIX1、MIX2では周波数変換が行われ、2つの周波数の差分に相当する周波数fRF−fLO、および、2つの周波数を足し合わせた周波数fRF+fLOや高調波などの周波数fIFの信号が出力される。これにより、ミキサMIX1から出力信号IF_i、ミキサMIX2から出力信号IF_qがそれぞれ出力され、IFフィルタIFFに入力される。
ローIFの受信機では、周波数fRF−fLO以外の不要な信号はIFフィルタIFFで除去される。入力信号の周波数fRFのイメージ周波数である2fLO−fRFについては、符号は異なるが同じ周波数に周波数変換されるため、通常、イメージフィルタでイメージ周波数の信号が除去される。IFフィルタIFFから出力される信号は中間周波増幅器IFAMPで増幅されて、適切な振幅の信号として出力端子IFOUTから出力される。
図5は、IFフィルタIFFを構成する複素バンドパスフィルタの従来の構成を示す回路図である(例えば、特許文献2参照)。IFフィルタIFFは、直交する出力信号IF_i、IF_qを入力とし、出力信号IF_iが差動信号として入力される入力端子IPおよびIN、出力信号IF_qが差動信号として入力される入力端子QPおよびQN、を有している。本例のIFフィルタIFFは、I信号側、Q信号側に、ローパスフィルタをそれぞれ縦続接続した構成になっている。
すなわち、図5中の破線で囲われた部分が基本的なユニットのローパスフィルタである。この部分に着目すると、入力端子IPは、抵抗R1aipを介して全差動オペアンプOP1iのプラス側に接続されている。また、入力端子INは、抵抗R1ainを介して全差動オペアンプOP1iのマイナス側に接続されている。
オペアンプOP1iのマイナス側の出力とプラス側の入力との間には、抵抗R1bipと容量C1ipとが並列に接続されている。オペアンプOP1iのプラス側の出力とマイナス側の入力との間には、抵抗R1binと容量C1inとが並列に接続されている。
以上が、基本的な1次ローパスフィルタの構成である。
図5では、以上の構成からなるローパスフィルタのブロックが、入力端子IP、IN、QP、QNと、出力端子OIN、OIP、OQN、OQPとの間に、I信号側に3段、Q信号側に3段、それぞれ縦続接続された構成になっている。なお、この接続段数は4段以上であってもよい。
また、I信号側とQ信号側との間には抵抗によって帰還をかけた構成になっている。すなわち、全差動オペアンプOP1qのマイナス側の出力は、抵抗R1cipを介して全差動オペアンプOP1iのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP1qのプラス側の出力は、抵抗R1cinを介して全差動オペアンプOP1iのマイナス側の入力部(つまりサミングノード)に接続されている。全差動オペアンプOP1iのマイナス側の出力は、抵抗R1cqpを介して全差動オペアンプOP1qのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP1iのプラス側の出力は、抵抗R1cqnを介して全差動オペアンプOP1qのマイナス側の入力部(つまりサミングノード)に接続されている。
なお、入力端子QPは、抵抗R1aqpを介して全差動オペアンプOP1qのプラス側に接続されている。また、入力端子QNは、抵抗R1aqnを介して全差動オペアンプOP1qのマイナス側に接続されている。
オペアンプOP1qのマイナス側の出力とプラス側の入力との間には、抵抗R1bqpと容量C1qpとが並列に接続されている。オペアンプOP1qのプラス側の出力とマイナス側の入力との間には、抵抗R1bqnと容量C1qnとが並列に接続されている。
1段目のI信号側の出力信号は、抵抗R2aip、R2ain、を介してオペアンプOP2iに入力される。オペアンプOP2iのマイナス側の出力とプラス側の入力との間には、抵抗R2bipと容量C2ipとが並列に接続されている。オペアンプOP2iのプラス側の出力とマイナス側の入力との間には、抵抗R2binと容量C2inとが並列に接続されている。
1段目のQ信号側の出力信号は、抵抗R2aqp、R2aqn、を介してオペアンプOP2qに入力される。オペアンプOP2qのマイナス側の出力とプラス側の入力との間には、抵抗R2bqpと容量C2qpとが並列に接続されている。オペアンプOP2qのプラス側の出力とマイナス側の入力との間には、抵抗R2bqnと容量C2qnとが並列に接続されている。
全差動オペアンプOP2qのマイナス側の出力は、抵抗R2cipを介して全差動オペアンプOP2iのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP2qのプラス側の出力は、抵抗R2cinを介して全差動オペアンプOP2iのマイナス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP2iのマイナス側の出力は、抵抗R2cqpを介して全差動オペアンプOP2qのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP2iのプラス側の出力は、抵抗R2cqnを介して全差動オペアンプOP2qのマイナス側の入力部に接続されている。
2、3段目も同様に、I側全差動オペアンプの出力部とQ側の全差動オペアンプの入力部との間、および、Q側全差動オペアンプの出力部とI側の全差動オペアンプの入力部との間は抵抗によって接続される。
すなわち、2段目のI信号側の出力信号は、抵抗R3aip、R3ain、を介してオペアンプOP3iに入力される。オペアンプOP3iのマイナス側の出力とプラス側の入力との間には、抵抗R3bipと容量C3ipとが並列に接続されている。オペアンプOP3iのプラス側の出力とマイナス側の入力との間には、抵抗R3binと容量C3inとが並列に接続されている。
2段目のQ信号側の出力信号は、抵抗R3aqp、R3aqn、を介してオペアンプOP3qに入力される。オペアンプOP3qのマイナス側の出力とプラス側の入力との間には、抵抗R3bqpと容量C3qpとが並列に接続されている。オペアンプOP3qのプラス側の出力とマイナス側の入力との間には、抵抗R3bqnと容量C3qnとが並列に接続されている。
全差動オペアンプOP3qのマイナス側の出力は、抵抗R3cipを介して全差動オペアンプOP3iのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP3qのプラス側の出力は、抵抗R3cinを介して全差動オペアンプOP3iのマイナス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP3iのマイナス側の出力は、抵抗R3cqpを介して全差動オペアンプOP3qのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP3iのプラス側の出力は、抵抗R3cqnを介して全差動オペアンプOP3qのマイナス側の入力部に接続されている。
ローIF受信機では、I信号、Q信号のうち、I信号側もしくはQ信号側のみ出力する、もしくは、出力端子OIPの出力信号と出力端子OQPの出力信号とを加算し、出力端子PINの出力信号と出力端子OQNの出力信号とを加算して出力するということも可能である。このような複素バンドパスフィルタの各段の定数を適切に設定することにより、バンドパスフィルタが実現される。
図6は、図5の回路構成によって実現されるフィルタの周波数特性である。図6においては、横軸が周波数(Log_f)、縦軸がゲインである。
図6中の上側の曲線は、プラス側の周波数の周波数応答特性である。信号通過帯域では、フラットな周波数特性を持ち、ある周波数よりも高くなると減衰する特性を持つ。DC付近も信号通過帯よりも低いゲインを持つ。
一方、図6中の下側の曲線は、マイナス側の周波数の周波数応答特性である。すべての周波数でプラス側の周波数よりも低いゲインをもち、信号通過帯でも大きな減衰量を持つ。図4を参照して説明した、周波数fRF−fLO(=fIF)は、フィルタで減衰されずフィルタを通過する。また、周波数fRF+fLOといった高調波成分や、他の周波数の1より大きい周波数は、フィルタのローパス特性により減衰されて除去される。また、イメージ周波数は信号帯域のマイナス側で、これも複素バンドパスフィルタにより除去される。
特開2003−249866号公報 特開2002−280839号公報
信号通過帯域が狭い場合、図5に示した複素バンドパスフィルタは、イメージリジェクションの帯域内の偏差が小さく、かつ、イメージリジェクションをとることができるため、この回路形式が有効である。しかし、信号通過帯域が広く、信号通過帯域内の最大の周波数と最小の周波数との比が大きい場合(すなわち、IF周波数が低い場合)、最小周波数側でのイメージリジェクションが小さいという問題がある。
本発明の目的は、上述した問題を解決し、信号通過帯域の広い範囲において、より大きな減衰特性を実現できるバンドパスフィルタを提供することである。
本発明によるバンドパスフィルタは、差動増幅手段によって構成されるローパスフィルタ部が複数段縦続接続されてなり、入力される差動信号について所定の周波数帯域のみ通過させる特性を有するバンドパスフィルタであって、
複数段縦続接続された前記ローパスフィルタ部は、
ローカルI入力信号が入力され、縦続接続複数のローパスフィルタ部を介して、ローカルI出力信号が生成されるI側フィルタ部と、
前記ローカルI入力信号より位相が90度ずれたローカルQ入力信号が入力され、縦続接続された複数のローパスフィルタ部を介して、ローカルQ出力信号が生成されるQ側フィルタ部と、
を備え、
前記I側フィルタ部のk(kは2以上の自然数)番目のローパスフィルタ部の出力が前記Q側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部のサミングノードに夫々入力され、
一端が前記Q側フィルタ部のn(nは自然数、1≦n≦k)番目のローパスフィルタ部の入力に接続され、他端が前記I側フィルタ部のn番目のローパスフィルタ部のサミングノードに接続される第1容量素子を備えることを特徴とする。この構成により、オペアンプによって構成されたローパスフィルタ部を用いて、信号通過帯域において、マイナス側について大きな減衰特性を実現するバンドパスフィルタを構成できる。
また、一端が前記Q側フィルタ部のm(mは自然数かつm≠n、1≦m≦k)番目のローパスフィルタ部の入力に接続され、他端が前記I側フィルタ部のm番目のローパスフィルタ部のサミングノードに接続される第2容量素子をさらに備えていてもよい。この構成により、全差動増幅器によって構成されたローパスフィルタ部を用いて、信号通過帯域において、マイナス側について大きな減衰特性を実現するバンドパスフィルタを構成できる。
さらに、前記ローパスフィルタ部は、演算増幅器と、前記演算増幅器の入力端子に接続される第1抵抗素子と、前記演算増幅器の入力端子と出力端子との間に接続される第2抵抗素子及び第3容量素子と、を有し、
前記I側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部の出力は、第3抵抗素子を介して、前記Q側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部のサミングノードに夫々入力されるように構成してもよい。この構成により、演算増幅器によって構成されたローパスフィルタ部を用いて、信号通過帯域において、マイナス側のみについて大きな減衰特性を実現するバンドパスフィルタを構成できる。
なお、前記ローパスフィルタ部は、第1トランスコンダクタンスアンプと、前記第1トランスコンダクタンスアンプと縦続接続されかつ入力と出力が接続される第2トランスコンダクタンスアンプと、前記第1及び第2トランスコンダクタンスアンプの接続点に設置される第3容量素子と、を有し、
前記I側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部の出力は、第3トランスコンダクタンスアンプを介して、前記Q側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部のサミングノードに夫々入力されるように構成してもよい。この構成により、トランスコンダクタンスアンプによって構成されたローパスフィルタ部を用いて、信号通過帯域において、マイナス側のみについて大きな減衰特性を実現するバンドパスフィルタを構成できる。
本発明によれば、複数縦続接続されたローパスフィルタの一部を、ノッチフィルタにすることにより、信号通過帯域の広い範囲において、より大きな減衰特性を実現できるという効果が得られる。
本発明の実施形態による複素バンドパスフィルタの回路構成例を示す図である。 図1の複素バンドパスフィルタの周波数特性の例を示す図である。 トランスコンダクタンスアンプを使った複素バンドパスフィルタの回路構成を示す図である。 一般的なスーパーヘテロダイン受信機のブロックダイアグラムである。 オペアンプを使った複素バンドパスフィルタの回路構成例を示す図である。 従来型の複素バンドパスフィルタの周波数特性の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(回路構成例)
図1は本発明の実施形態による複素バンドパスフィルタの回路構成例を示す図である。図1の複素バンドパスフィルタは、差動信号のマイナス側の周波数にのみゼロ点を追加した構成になっている。つまり、図1の回路構成が図6の構成と異なる点は、3段目のオペアンプの入力部に容量Czip、Czin、Czqp、Czqnが接続されている点である。すなわち、全差動オペアンプOP2qのプラス側の出力は容量Czipを介して全差動オペアンプOP3Iのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP2qのマイナスの出力は容量Czinを介して全差動オペアンプOP3iのマイナス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP2iのマイナス側の出力は、容量Czqpを介して全差動オペアンプOP3qのプラス側の入力部に接続されている。全差動オペアンプOP2iのプラス側の出力は、容量Czqnを介して全差動オペアンプOP3qのマイナス側の入力部に接続されている。
なお、本例では容量を配置した場所は、3段目のオペアンプの入力部であるが、他の場所に配置してもよい。例えば、1段目もしくは2段目に配置してもよい。
(周波数特性)
この図1の回路構成における周波数応答特性を示した図が図2である。図2においては、横軸が周波数(Log_f)、縦軸がゲインである。
図2中の上側の曲線は、プラス側の周波数の周波数応答特性である。上述したように、ローパスフィルタの1つがノッチフィルタに置き換えられたため、高周波側の減衰特性が、図6の場合に比べて低下する。
一方、図2中の下側の曲線は、マイナス側の周波数の周波数応答特性である。図2の場合、信号通過帯域の低い周波数にゼロ点が追加されているため、信号通過帯域の広い領域で大きな減衰特性を実現することができる。図2は、ゼロ点の個数が1つの場合を示しているが、他の段のオペアンプの入力部に容量を追加して、ゼロ点の個数を2つ以上としてもよい。
(変形例)
図3は、オペアンプで構成した図1の回路を、トランスコンダクタンスアンプ(OTA)と容量とで構成した回路図である。入力端子はIP、IN、QP、QN、出力端子はOIN、OIP、OQN、OQPである。
図3において、破線で囲われた部分が基本的なユニットのローパスフィルタである。この部分に着目すると、入力端子IPとINとはそれぞれトランスコンダクタンスアンプgm1aiのプラス側とマイナス側に接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm1aiの出力間には、容量C1iが接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm1aiのマイナス側の出力は、トランスコンダクタンスアンプgm1biのプラス側の入力部とマイナス側の出力部とに接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm1aiのプラス側の出力は、トランスコンダクタンスアンプgm1biのマイナス側の入力部とプラス側の出力部が接続されている。
以上が、基本的な1次ローパスフィルタの構成である。図3ではこの構成を3段縦続に接続している。この段数は4以上であってもよい。このようなローパスフィルタを縦続接続したブロックをI信号側とQ信号側とに配置する。つまり、本例では、トランスコンダクタンスアンプgm1ai、gm1bi、gm2ai、gm2bi、gm3ai、gm3bi、および、容量C1i、C2i、C3iによってI信号側に3段縦続接続され、トランスコンダクタンスアンプgm1aq、gm1bq、gm2aq、gm2bq、gm3aq、gm3bq、および、容量C1q、C2q、C3qによってQ信号側に3段縦続接続された構成になっている。
また、I信号側とQ信号側との間にはトランスコンダクタンスアンプによって帰還をかける。すなわち、トランスコンダクタンスアンプgm1aiのプラス側とマイナス側の出力は、それぞれトランスコンダクタンスアンプgm1ciのマイナス側とプラス側の入力に接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm1ciのマイナス側とプラス側の出力は、それぞれトランスコンダクタンスアンプgm1aqのマイナス側とプラス側の出力部に接続されている。そして、トランスコンダクタンスアンプgm1aqのプラス側とマイナス側の出力は、それぞれトランスコンダクタンスアンプgm1ciのマイナス側とプラス側の入力に接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm1cqのマイナス側とプラス側の出力は、それぞれトランスコンダクタンスアンプgm1aiのマイナス側とプラス側の出力部に接続されている。
2、3段目も同様に、トランスコンダクタンスアンプgm2ci、gm2cq、gm3ci、gm3cqによって、I側トランスコンダクタンスアンプの出力部とQ側のトランスコンダクタンスの入力部との間、および、Q側全差動オペアンプの出力部とI側の全差動オペアンプの入力部との間はトランスコンダクタンスアンプによって接続されている。
さらに、容量Czip、Czin、Czqp、Czqnが接続されている。すなわち、トランスコンダクタンスアンプgm3aiのマイナス側の出力部は、容量Czipを介してトランスコンダクタンスアンプgm2aqのプラス側の出力に接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm3aiのプラス側の出力部は、容量Czinを介してトランスコンダクタンスアンプgm2aqのマイナス側の出力に接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm3aqのマイナス側の出力は、容量Czqpを介してトランスコンダクタンスアンプgm2aiのマイナス側の出力に接続されている。トランスコンダクタンスアンプgm3aqのプラス側の出力は、容量Czqnを介してトランスコンダクタンスアンプgm2aiのプラス側に接続されている。
このような構成において、複素バンドパスフィルタの各段のトランスコンダクタンス及び容量の定数を適切に設定することにより、図2のようにゼロ点が追加された周波数特性を有するバンドパスフィルタが実現される。
R1aip〜R3aip、R1ain〜R3ain
R1aqp〜R3aqp、R1aqn〜R3aqn
R1bip〜R3bip、R1bin〜R3bin
R1bqp〜R3bqp、R1bqn〜R3bqn
R1cip〜R3cip、R1cin〜R3cin
R1cqp〜R3cqp、R1cqn〜R3cqn … 抵抗
C1ip〜C3ip、C1in〜C3in
C1qp〜C3qp、C1qn〜C3qn
Czip、Czin、Czqp、Czqn
C1i〜C3i、C1q〜C3q … 容量
gm1ai〜gm3ai、gm1bi〜gm3bi
gm1aq〜gm3aq、gm1bq〜gm3bq
gm1ci〜gm3ci、gm1cq〜gm3cq … トランスコンダクタンスアンプ
OP1i〜OP3i、OP1q〜OP3q … オペアンプ

Claims (4)

  1. 差動増幅手段によって構成されるローパスフィルタ部が複数段縦続接続されてなり、入力される差動信号について所定の周波数帯域のみ通過させる特性を有するバンドパスフィルタであって、
    複数段縦続接続された前記ローパスフィルタ部は、
    ローカルI入力信号が入力され、縦続接続複数のローパスフィルタ部を介して、ローカルI出力信号が生成されるI側フィルタ部と、
    前記ローカルI入力信号より位相が90度ずれたローカルQ入力信号が入力され、縦続接続された複数のローパスフィルタ部を介して、ローカルQ出力信号が生成されるQ側フィルタ部と、
    を備え、
    前記I側フィルタ部のk(kは2以上の自然数)番目のローパスフィルタ部の出力が前記Q側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部のサミングノードに夫々入力され、
    一端が前記Q側フィルタ部のn(nは自然数、1≦n≦k)番目のローパスフィルタ部の入力に接続され、他端が前記I側フィルタ部のn番目のローパスフィルタ部のサミングノードに接続される第1容量素子を備えることを特徴とするバンドパスフィルタ。
  2. 請求項において、
    一端が前記Q側フィルタ部のm(mは自然数かつm≠n、1≦m≦k)番目のローパスフィルタ部の入力に接続され、他端が前記I側フィルタ部のm番目のローパスフィルタ部のサミングノードに接続される第2容量素子をさらに備えることを特徴とするバンドパスフィルタ。
  3. 請求項またはにおいて、
    前記ローパスフィルタ部は、演算増幅器と、前記演算増幅器の入力端子に接続される第1抵抗素子と、前記演算増幅器の入力端子と出力端子との間に接続される第2抵抗素子及び第3容量素子と、を有し、
    前記I側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部の出力は、第3抵抗素子を介して、前記Q側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部のサミングノードに夫々入力されることを特徴とするバンドパスフィルタ。
  4. 請求項またはにおいて、
    前記ローパスフィルタ部は、第1トランスコンダクタンスアンプと、前記第1トランスコンダクタンスアンプと縦続接続されかつ入力と出力が接続される第2トランスコンダクタンスアンプと、前記第1及び第2トランスコンダクタンスアンプの接続点に設置される第3容量素子と、を有し、
    前記I側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部の出力は、第3トランスコンダクタンスアンプを介して、前記Q側フィルタ部のk番目のローパスフィルタ部のサミングノードに夫々入力されることを特徴とするバンドパスフィルタ。
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