JP5550771B2 - スタータの劣化判定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンを始動するためのスタータに用いられるスタータの劣化判定装置に関する。
従来、自動車の燃費改善・環境負荷低減等を目的として、自動アイドルストップシステムが開発されてきた。この自動アイドルストップシステムは、例えば所定車速以下でブレーキON操作がされる等の所定の停止条件が成立すると自動的にアイドルストップ(自動停止)を行い、停止条件の成立後に、例えばブレーキ解除操作や、アクセル踏み込み操作がされる等の所定の再始動条件が成立すると自動的にエンジンの再始動を行う。
この自動アイドルストップシステムを用いた車両では、このシステムを搭載しない車両に比べて、エンジンの再始動のためにスタータの使用頻度が高くなっている。このような高頻度の使用によってスタータの性能が劣化した場合には、自動でエンジンを停止した後にエンジンの再始動に要する時間が長くなる。また、スタータが故障した場合には、エンジンを再始動することができなくなる。このため、自動アイドルストップシステムでは、スタータの性能劣化を早期に検出する必要がある。
このような課題に対して、例えば特許文献1に示すような従来装置では、エンジンの自動停止中に、アクチュエータと電源との間に設けられたリレーが閉接(オン)され、その後に、そのアクチュエータが実際に作動する前にリレーが開放(オフ)される。このリレーの閉接・開放の間に、アクチュエータに流れる電流、及び印加される電圧のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、アクチュエータが故障しているか否かが判定される。
なお、上記の他に、この発明に関連する先行技術として、例えば特許文献2に示すような従来装置がある。
特開2009−243452号公報 特開2008−111343号公報
特許文献1に示すような従来装置では、エンジンの自動停止中に故障判定が行われ、故障と判定された場合には、エンジン回転数の低下中にクランキングを行わずにエンジンが再始動される。しかしながら、エンジンの自動停止を行った時点、あるいは故障であると判定した時点でのエンジン回転数がクランキングを行わずに再始動できる回転数よりも小さい場合もあるため、確実に再始動可能ではなかった。この結果、スタータの性能劣化によってエンジンの再始動に要する時間が長くなったり、スタータの故障によりエンジンを再始動することができなくなったりする状況が依然として起こり得た。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、スタータの性能劣化によってエンジンの再始動に要する時間が長くなったり、エンジンを再始動することができなくなったりするような状況を未然に回避することができるスタータの劣化判定装置を得ることを目的とする。
この発明のスタータの劣化判定装置は、エンジンのクランク軸に設けられたリングギアに対して接近・開離する方向へ変位可能に設けられ、前記リングギアに回転駆動力を伝達するためのピニオンギアと、前記ピニオンギアに接続され、外部からの指令に応じて、前記ピニオンギアを前記リングギア側へ移動させて前記ピニオンギアを前記リングギアに噛み合わせて、前記ピニオンギア及び前記リングギアを介して前記クランク軸に回転駆動力を与えるアクチュエータとを有するスタータに電気的に接続され、自動アイドルストップシステムに用いられるものであって、前記エンジンの始動の際に前記アクチュエータの性能劣化が生じているか否かを判定し、前記アクチュエータの性能劣化が生じていると判定した場合に、その後に所定の停止条件が成立した際の前記自動アイドルストップシステムによる前記エンジンの自動停止を禁止する劣化判定部を備え、前記アクチュエータは、ピニオンギア移動手段と、スタータモータとを含み、前記劣化判定部は、前記スタータモータの性能劣化が生じているか否かを判定し、前記スタータは、前記スタータモータに通電するためのリレーをさらに有し、前記劣化判定部は、前記スタータの駆動を制御するための駆動制御部による前記スタータモータの駆動停止指令後から、前記リレーのモータ側端子の電圧が電源電圧よりも小さい所定電圧となるまでの時間を取得し、その取得した時間が所定時間以上であれば、前記スタータモータの性能が劣化していると判定するものである。
この発明の実施の形態1によるスタータの劣化判定装置の回路構成を模式的に示す回路図である。 図1のスタータを示す断面図である。 図1のコントローラの動作を示すフローチャートである。 図1のコントローラによるギア性能劣化判定を示すフローチャートである。 ピニオンギアの移動距離の変化を説明するための説明図である。 ピニオンギアの移動距離の変化とソレノイド電流の変化とを説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2によるスタータの劣化判定装置の回路構成を模式的に示す回路図である。 図7のコントローラの動作を示すフローチャートである。 図7のコントローラのモータ性能劣化判定を示すフローチャートである。 モータに印加される電圧の変化を説明するための説明図である。 モータに印加される電圧の変化を説明するための説明図である。 モータに流れる電流の変化を説明するための説明図である。 エンジン回転数の変化を説明するための説明図である。 モータの端子電圧の変化の関係を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態3によるスタータの劣化判定装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるスタータの劣化判定装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるスタータの劣化判定装置の回路構成を模式的に示す回路図である。図2は、図1のスタータ1を示す断面図である。
図1,2において、スタータ(エンジン始動装置)1は、ピニオンギア2、スタータモータ3、レバー4、プランジャ5、ソレノイド6、モータリレー7及びソレノイドリレー8を有している。
ピニオンギア2は、エンジンのクランク軸に設けられたリングギア(図示せず)に対して、接近・開離する方向へ変位可能である。また、ピニオンギア2は、スタータモータ3の駆動力によって回転される。さらに、ピニオンギア2は、レバー4の一端部に接続されている。また、ピニオンギア2は、レバー4の回動に伴って、リングギアに対して接近・開離する方向へ変位される。さらに、ピニオンギア2は、リングギアに接近してリングギアに当接した際に(噛み合い位置に到達した際に)、そのリングギアと噛み合う。
レバー4の他端部は、プランジャ5に接続されている。プランジャ5は、ソレノイド6の励磁・消磁に応じて変位される。ここで、ピニオンギア2がリングギアと噛み合っている状態で、ピニオンギア2がスタータモータ3の駆動力によって回転されることによって、エンジンがクランキングされる。なお、レバー4、プランジャ5及びソレノイド6は、ピニオンギア2をリングギアへ向けて押し出すためのピニオンギア移動手段を構成している。
モータリレー7は、スタータモータ3とバッテリ9との間の電路に設けられ、その電路を開閉する。ソレノイドリレー8は、ソレノイド6とバッテリ9との間の電路に設けられ、その電路を開閉する。モータリレー7及びソレノイドリレー8のそれぞれの閉接・開放は、コントローラ(スタータ制御装置)10によって制御される。
コントローラ10は、エンジンの駆動を統括的に制御するエンジンECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)100に接続されている。エンジンECU100は、自動アイドルストップシステムのシステム制御を行う。なお、コントローラ10が自動アイドルストップシステムのシステム制御を行ってもよい。また、エンジンECU100がモータリレー7及びソレノイドリレー8のそれぞれの閉接・開放を制御し、図3,4に示すような処理を実行してもよい。
また、コントローラ10は、エンジンECU100から、通常始動指令又は再始動指令を受ける。通常始動指令は、運転者によるイグニッションスイッチの操作に応じて発せられる指令である。再始動指令は、自動アイドルストップ後の所定の再始動条件が成立したことに応じて発せられる指令である。
さらに、コントローラ10は、駆動制御部10a、ギア移動劣化判定部10b及びギア移動劣化記憶部10cを有している。駆動制御部10aは、エンジンECU100からの指令に応じて、モータリレー7及びソレノイドリレー8のそれぞれのコイルの励磁・消磁を切り換えて、モータリレー7及びソレノイドリレー8のそれぞれの閉接・開放を切り換える。
つまり、駆動制御部10aによってモータリレー7が閉接されると、バッテリ9からスタータモータ3へと通電され、スタータモータ3の回転が開始される。これと同様に、駆動制御部10aによってソレノイドリレー8が閉接されると、バッテリ9からソレノイド6へと通電され、プランジャ5が変位される。
ギア移動劣化判定部10bは、エンジンの始動(通常始動あるいは再始動)の際に、ピニオンギア移動手段についての性能劣化判定を行う。ギア移動劣化記憶部10cは、ギア移動劣化判定部10bによるピニオンギア移動手段についての性能劣化の判定結果を記憶する。
ここで、コントローラ10及びエンジンECU100は、レジスタを持つ演算処理手段(CPU)、記憶手段(ROM、RAM等)及び入出力手段を有するコンピュータによって実現することができる。コントローラ10のコンピュータの記憶手段は、ギア移動劣化記憶部10cをなしている。また、コントローラ10のコンピュータの記憶手段には、駆動制御部10a及びギア移動劣化判定部10bの機能を実現するためのプログラムが格納されている。
次に、動作について説明する。図3は、図1のコントローラ10の動作を示すフローチャートである。図3において、まず、コントローラ10は、エンジンECU100から通常始動指令又は再始動指令を受けたかどうかを確認する(ステップS101)。このときに、通常始動指令及び再始動指令のいずれも受けていない場合には、コントローラ10は、図3に示す一連の処理を終了する。
他方、通常始動指令又は再始動指令を受けた場合には、コントローラ10は、モータリレー7及びソレノイドリレー8を駆動し、スタータ1への通電を開始する(ステップS102)。具体的に、コントローラ10によって、ソレノイドリレー8が駆動され、ソレノイド6が通電される。そして、プランジャ5が吸引され、レバー4を介してピニオンギア2がリングギアへ向けて押し出され、ピニオンギア2がリングギアと噛み合わされる。その後、コントローラ10によって、モータリレー7が駆動され、スタータモータ3が通電される。そして、スタータモータ3の回転駆動力がピニオンギア2及びリングギアを介してクランク軸に伝達され、エンジンがクランキングされて始動される。
このエンジンの始動中(通常始動中あるいは再始動中)に、コントローラ10は、ピニオンギア移動手段についての性能劣化判定を行う(ステップS103)。そして、コントローラ10は、ステップS103でのピニオンギア移動手段の性能劣化判定結果を参照して、ピニオンギア移動手段の性能が劣化しているか否か、即ちレジスタ内のフラグF1が1であるかどうかを確認する(ステップS104)。
このときに、コントローラ10は、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していること(故障の予兆が現れていること)を確認した場合には、ギア移動劣化記憶部10cにフラグF1=1を記憶させるとともに、自動停止禁止命令をエンジンECU100に送り(ステップS105)、図3に示す一連の処理を終了する。他方、コントローラ10は、ステップS104においてピニオンギア移動手段の性能が劣化していないことを確認した場合には、そのまま図3に示す一連の処理を終了する。
ここで、エンジンECU100が自動アイドルストップシステムのシステム制御を行う場合には、コントローラ10からの自動停止禁止命令をエンジンECU100が受けることにより、エンジンECU100のシステム制御部は、その後に停止条件が成立してもエンジンの自動停止を行わないようにする。
また、コントローラ10が自動アイドルストップシステムのシステム制御を行う場合には、コントローラ10は、停止条件が成立した際に、ギア移動劣化記憶部10cに記憶されているフラグF1を参照し、そのフラグF1が1であれば、エンジンの自動停止を行わないようにする。
従って、コントローラ10のギア移動劣化判定部10bは、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していることを示す情報をエンジンECU100に送ること、又はギア移動劣化記憶部10cにフラグF1=1を記憶させることによって、その後に停止条件が成立した際のエンジンECU100又はコントローラ10によるエンジンの自動停止を禁止する。
次に、図3のステップS103のギア性能劣化判定について、より具体的に説明する。図4は、図1のコントローラ10によるギア性能劣化判定を示すフローチャートである。図4において、まず、コントローラ10(ギア移動劣化判定部10b)は、ソレノイドリレー8の閉接指令を出力してから、実際にピニオンギア2がリングギアに当接あるいは噛み合うまでの時間Tsolを測定する。
ここで、コントローラ10は、ホール素子等のセンサ(ピニオンギア位置検出手段)を用いて、プランジャ5の移動、あるいはプランジャ5の移動に連動するピニオンギア2の移動を監視することによって、ピニオンギア2の移動時間である時間Tsolを測定する。
具体的に、図5に示すように、ピニオンギア2がリングギアの位置までほぼ到達したとみなせる位置まで移動するのに要した時間を、時間Tsolとして測定する。あるいは、図6に示すように、ソレノイド6に流れる電流は、プランジャ5の移動速度により変化し、プランジャ5の移動が終了した直後に大きく上昇する。そこで、このソレノイド6に流れる電流が所定値、例えば15A以上となるまでの時間をTsolとして測定することもできる。この場合、時間Tsolは、プランジャの移動時間と電流との応答遅れ時間を表す。
次に、コントローラ10は、時間Tsolを測定すると、時間Tsolが予め定められた所定時間T1(例えば50ms)を超過しているかどうかを確認する(ステップS111)。このときに、時間Tsolが所定時間T1を超過している場合には、コントローラ10は、ソレノイド6の電気抵抗増加や、プランジャ5の摺動抵抗増加等によりピニオンギア移動手段の性能が劣化していると判定し、ステップS113へと進む。
他方、時間Tsolが所定時間T1以下である場合には、コントローラ10は、ソレノイド6に印加される電圧Vsolを測定する。そして、コントローラ10は、電圧Vsolが電源電圧とほぼ同等の所定電圧V1以下であるかどうかを確認する(ステップS112)。
このときに、電圧Vsolが所定電圧V1よりも大きい場合には、コントローラ10は、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していないと判定し、図4に示す一連の処理を終了する。他方、電圧Vsolが所定電圧V1以下である場合には、コントローラ10は、バッテリ電圧の低下や、ソレノイドリレー8の故障や、接点抵抗増加等によりピニオンギア移動手段の性能が劣化していると判定し、ステップS113へと進む。そして、ステップS113では、コントローラ10は、レジスタ内のフラグF1を1とし、図4に示す一連の処理を終了する。
上記のような実施の形態1によれば、コントローラ10が、エンジンの通常始動あるいは再始動の際にピニオンギア移動手段の性能劣化が生じていると判定した場合に、自動アイドルストップシステムによるエンジンの自動停止を禁止する。この構成により、スタータ1の性能劣化によってエンジンの再始動に要する時間が長くなったり、エンジンを再始動することができなくなったりするような状況を未然に回避することができる。
また、コントローラ10が、エンジンの始動の際にスタータ1の性能劣化判定を行う。この構成により、次回のエンジンの始動の際に起こりうる不具合を事前に察知することができる。
さらに、図4のステップS111,S112に示すように、異なる2種類の物理量に基づいて、ピニオンギア移動手段の性能の劣化を判定可能であることから、ピニオンギア移動手段の劣化判定の精度を向上させることができる。
なお、実施の形態1において、ギア移動劣化記憶部10cにピニオンギア移動手段の性能劣化が記憶されている間、即ちギア移動劣化記憶部10cにフラグF1=1が記憶されている間は、インストルメントパネルのランプ等を点灯又は点滅させることにより運転者に警告し、スタータの整備・交換を運転者に促してもよい。
また、実施の形態1では、図4のステップS111,S112に示すように、異なる2種類の物理量に基づいて、ピニオンギア移動手段の性能の劣化の判定を行った。しかしながら、この例に限定されるものではなく、ステップS111,S112のいずれか一方に対応する物理量のみを用いて、ピニオンギア移動手段の性能の劣化を判定してもよい。
さらに、実施の形態1では、コントローラ10が、ピニオンギア2の移動時間を測定し、その移動時間が所定時間以上であれば、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していると判定した。しかしながら、この例に限定するものではなく、コントローラ10が、ピニオンギア2の移動速度を測定し、その移動速度が所定速度以下であれば、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していると判定してもよい。
また、実施の形態1では、コントローラ10が、ソレノイド6に印加される電圧を測定し、その電圧が所定電圧以下であれば、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していると判定した。しかしながら、この例に限定するものではなく、コントローラ10が、ソレノイド6への通電電流を測定し、その通電電流が所定電流以下であれば、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していると判定してもよい。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、ピニオンギア移動手段の性能劣化判定について説明した。これに対して、実施の形態2では、スタータモータ3の性能劣化判定について説明する。図7は、この発明の実施の形態2によるスタータの劣化判定装置の回路構成を模式的に示す回路図である。図7において、実施の形態2のコントローラ20は、駆動制御部10aと同様の制御を行う駆動制御部20aと、モータ劣化判定部20bと、モータ劣化記憶部20cとを有している。
モータ劣化判定部20bは、エンジンの始動中(通常始動中あるいは再始動中)に、スタータモータ3についての性能劣化判定を行う。また、モータ劣化判定部20bは、クランク軸に設けられたエンジン回転数検出手段及び回転角度検出手段(いずれも図示せず)を介して、エンジン回転数及びクランク軸の回転角度を測定可能である。モータ劣化記憶部20cは、モータ劣化判定部20bによるピニオンギア移動手段についての性能劣化の判定結果を記憶する。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。図8は、図7のコントローラ20の動作を示すフローチャートである。図8において、まず、コントローラ20は、エンジンECU100から通常始動指令又は再始動指令を受けたかどうかを確認する(ステップS201)。このときに、通常始動指令及び再始動指令のいずれも受けていない場合には、コントローラ20は、図8に示す一連の処理を終了する。
他方、通常始動指令又は再始動指令を受けた場合には、コントローラ20は、モータリレー7及びソレノイドリレー8を駆動し、スタータ1への通電を開始する(ステップS202)。この後、コントローラ20は、エンジンの始動中(通常始動中あるいは再始動中)に、スタータモータ3についての性能劣化判定を行う(ステップS203)。そして、コントローラ20は、ステップS203でのスタータモータ3についての性能劣化判定結果を参照して、スタータモータ3の性能が劣化しているか否か、即ちレジスタ内のフラグF2が1であるかどうかを確認する(ステップS204)。
このときに、コントローラ20は、スタータモータ3の性能が劣化していることを確認した場合には、モータ劣化記憶部20cにフラグF2=1を記憶させるとともに、自動停止禁止命令をエンジンECU100に送り(ステップS205)、図8に示す一連の処理を終了する。他方、コントローラ20は、ステップS206においてスタータモータ3の性能が劣化していないことを確認した場合には、そのまま図8に示す一連の処理を終了する。
ここで、エンジンECU100が自動アイドルストップシステムのシステム制御を行う場合には、コントローラ10からの自動停止禁止命令をエンジンECU100が受けることにより、エンジンECU100は、その後に停止条件が成立してもエンジンの自動停止を行わないようにする。
また、コントローラ10が自動アイドルストップシステムのシステム制御を行う場合には、コントローラ10は、停止条件が成立した際に、ギア移動劣化記憶部10cに記憶されているフラグF2を参照し、そのフラグF2が1であれば、エンジンの自動停止を行わないようにする。
次に、図8のステップS203のモータ性能劣化判定について、より具体的に説明する。図9は、図7のコントローラ20によるモータ性能劣化判定を示すフローチャートである。図9において、まず、コントローラ20(モータ劣化判定部20b)は、モータリレー7の駆動を指令してから、実際にモータリレー7が閉接された後、スタータモータ3に印加される電圧Vmが電源電圧よりも低い所定電圧V2以上となるまでの時間Tmを測定する。
ここで、スタータモータ3に電流が流れ始めると、突入電流により電源電圧が一旦下がり、スタータモータ3の回転数が上昇すると、逆起電力により電流が小さくなるため、電源電圧も元に戻っていく。このため、コントローラ20からモータリレー7へ駆動が指令されてからのスタータモータ3に印加される電圧は、図10に示すようになり、スタータモータ3の回転数上昇が遅いことによる電源電圧の戻りの遅れや、モータリレー7の動作の遅れがあると、スタータモータ3に印加される電圧VmがV2以上となるまでの時間Tmも長くなってしまう。よって、時間Tmを用いて、モータリレー7の動作遅れや電気抵抗増加等によるスタータモータ3の回転数上昇遅れを判定することができる。
次に、コントローラ20は、時間Tmを測定すると、その時間Tmが所定時間T2以上か否かを判定する(ステップS211)。このときに、時間TmがT2以上である場合には、コントローラ20は、スタータモータ3の性能が劣化していると判定し、ステップS215へと進む。他方、時間TmがT2未満である場合には、コントローラ20は、スタータモータ3の通電開始時に取得した最低電圧Vmminを確認し、図11に示すように、最低電圧Vmminが所定電圧V3以上であるか否かを判定する(ステップS212)。
ここで、VmminがV3以上となる状態は、スタータモータ3への突入電流が通常よりも小さくなっている状態である。このような状態となる原因としては、モータリレー7の接点抵抗やスタータモータ3自体の電気抵抗の増加等が考えられる。また、スタータモータ3に印加される電圧Vmの代わりに、スタータモータ3に流れる突入電流Amの最大値Ammaxを用いて、性能劣化を判定してもよく、図12に示すようにAmmaxが所定電流A1よりも大きいか否かによって、スタータモータ3の性能劣化を判定することが可能である。これにより、電圧Vmを用いて判定するのと同様に、電流Amを用いてモータリレー7の接点抵抗やスタータモータ3の電気抵抗の増加を判定できる。
次に、ステップS212において、VmminがV3以上である場合には、コントローラ20は、スタータモータ3の性能が劣化していると判定し、ステップS215へと進む。他方、VmminがV3よりも小さい場合には、コントローラ20は、図13に示すように、クランキング回転数Rcrが所定回転数R1以下か否かによりスタータモータ3の性能劣化を判定する(ステップS213)。
ここで、スタータモータ3の性能が劣化し、出力が低下するとクランキング回転数Rcrが低下し、エンジンが始動するまでにかかる時間が長くなってしまう。よって、通常のクランキング回転数よりも低い所定回転数R1と比較し、クランキング回転数RcrがR1以下であれば、スタータモータ3の性能が劣化していると判定することが可能である。また、クランキング回転数Rcrの代わりに、クランク角Dcrが所定角度D1(例えば180deg)回転するのに要する時間Tcrが所定時間T3以上かどうかによりスタータモータ3の性能劣化を判定してもよい。これにより、クランキング回転数Rcrを用いずに判定することが可能となる。
次に、ステップS213において、クランキング回転数Rcrが所定回転数R1以下である場合には、コントローラ20は、スタータモータ3の性能が劣化していると判定し、ステップS215へと進む。他方、クランキング回転数Rcrが所定回転数R1よりも大きい場合には、コントローラ20は、スタータモータ3の駆動後のモータリレー7の開放時から、モータリレー7のモータ側端子の電圧が電源電圧よりも小さい所定電圧V4となるまでの時間Trを測定する。そして、コントローラ20は、測定した時間Trが所定時間T4以上か否かによりスタータモータ3の性能劣化を判定する(ステップS214)。
ここで、スタータモータ3の使用によりブラシが摩耗すると、スタータモータ3の摺動抵抗が低下するため、回転数低下が遅くなる。また、スタータモータ3への通電遮断後のスタータモータ3の回転中には、モータリレー7のスタータモータ3側端子に電圧が発生するが、ブラシが摩耗していれば、スタータモータ3の回転停止が遅くなり、時間Trが長くなる。よって、スタータモータ3を駆動後、モータリレー7を開放した後に電源電圧よりも低いV4となるまでの時間Trが所定時間T4以上であればスタータモータ3の性能が劣化していると判定することが可能である。
次に、ステップS214において、時間Trが所定時間T4以上である場合には、コントローラ20は、スタータモータ3の性能が劣化していると判定し、ステップS215へと進む。他方、時間Trが所定時間T4未満である場合には、コントローラ20は、図9に示す一連の処理を終了する。
そして、ステップS215では、コントローラ10は、レジスタ内のフラグF2を1とし、図9に示す一連の処理を終了する。このフラグF2は通常時には、0に設定されており、スタータモータ3の性能が劣化していると判定されると1に設定される。
上記のような実施の形態2によれば、コントローラ10が、エンジンの通常始動あるいは再始動の際にスタータモータ3の性能劣化が生じていると判定した場合に、自動アイドルストップシステムによるエンジンの自動停止を禁止する。この構成でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、図9のステップS211〜S214に示すように、異なる4種類の物理量から、スタータモータ3の性能劣化の判定可能であることから、スタータモータ3の劣化判定の精度を向上させることができる。
ここで、特許文献2に示すような従来装置では、モータの整流子とブラシとの間の接触抵抗の抵抗値や、電磁スイッチの可動接点と固定接点との間の接触抵抗の抵抗値を電圧降下に基づき推定し、これらの推定した抵抗値からスタータが異常であるか否かが判定される。しかしながら、このような従来装置では、電圧降下量により抵抗値が推定されるが、電流を測定していない。このため、測定箇所以外の抵抗値が変化することにより流れる電流が変化した際には、正確に抵抗値を推定できない場合があった。
これに対して、実施の形態2では、スタータモータ3の性能劣化の判定に、スタータモータ3に印加される電圧Vmや、スタータモータ3に流れる電流Amが用いられるため、より正確に抵抗値を推定することができ、スタータモータ3の性能劣化の判定を的確に行うことができる。
なお、実施の形態2において、モータ劣化記憶部20cにスタータモータ3の性能劣化が記憶されている間、即ちモータ劣化記憶部20cにフラグF2=1が記憶されている間は、インストルメントパネルのランプ等を点灯又は点滅させることにより運転者に警告し、スタータの整備・交換を運転者に促してもよい。
また、実施の形態2では、図9のステップS211〜S214に示すように、異なる4種類の物理量に基づいて、スタータモータ3の性能の劣化の判定を行った。しかしながら、この例に限定されるものではなく、ステップS211〜S214のいずれか1つに対応する物理量のみを用いて、スタータモータ3の性能の劣化を判定してもよい。
さらに、実施の形態2において、クランキング回転数Rcrは、エンジンの水温や外気温によっても変化するため、エンジンの水温あるいは外気温により変化する関数として、R1あるいはTcrを変更してもよい。例えば、エンジンの水温あるいは外気温に対応するR1あるいはTcrを予めデータベースに登録し、そのデータベースを参照して、R1あるいはTcrを、エンジンの水温あるいは外気温に対応するように決定してもよい。これにより、エンジンの水温や外気温に対応させて、スタータモータ3の性能劣化判定を行うことができる。
また、実施の形態1,2では、モータリレー7及びソレノイドリレー8の2つのリレーが用いられ、スタータモータ3及びソレノイド6が互いに独立して駆動された。しかしながら、この例に限定するものではなく、1つのリレーを用いて、スタータモータ3及びソレノイド6を互いに連動して駆動させてもよい。
また、実施の形態1では、ピニオンギア移動手段の性能劣化判定について説明し、実施の形態2では、スタータモータ3の性能劣化判定について説明したが、実施の形態1のピニオンギア移動手段の性能劣化判定と、実施の形態2のスタータモータ3の性能劣化判定とを、一連の処理として実行してもよい。即ち、ギア移動劣化判定部10b及びモータ移動劣化判定部20bの機能を統合してもよい。
実施の形態3.
先の実施の形態1,2では、ピニオンギア移動手段及びスタータモータ3についての性能劣化判定動作を中心に説明した。これに対して、実施の形態3では、ピニオンギア移動手段及びスタータモータ3について性能が劣化していると判定した後の動作を中心に説明する。なお、実施の形態3の構成は、実施の形態1,2の構成と同様であり、図示を省略する。
実施の形態3のコントローラは、ギア移動劣化記憶部10cあるいはモータ劣化記憶部20cに性能劣化が記憶されている状態で、イグニッションキー操作による通常始動の際に、図15,16に示す処理を実行する。図15では、図4のステップS112がNOの場合の処理として、ステップS314の処理が追加されている。図15のステップS314では、コントローラは、所定の条件としてのステップS111,S112の処理を経て、ピニオンギア移動手段の性能が劣化していないと判定した場合には、レジスタ内のフラグF1を0に設定して、ギア移動劣化記憶部10cにフラグF1=0を記憶させる。
次に、図16では、図9のステップS214がNOの場合の処理として、ステップS416の処理が追加されている。図16のステップS416では、コントローラは、所定の条件としてのステップS211〜S214の処理を経て、スタータモータ3の性能が劣化していないと判定した場合には、レジスタ内のフラグF2を0に設定して、モータ劣化記憶部20cにフラグF2=0を記憶させる。
従って、実施の形態3では、コントローラが、エンジンを通常始動する際に、所定の条件を満たしていれば、自動アイドルストップシステムのエンジンの自動停止を許可する。これにより、例えばスタータ整備や交換等によりスタータ1の性能劣化が回復した場合に、自動アイドルストップが行われないことを回避することができる。
1 スタータ、2 ピニオンギア、3 スタータモータ、4 レバー、5 プランジャ、6 ソレノイド、7 モータリレー、8 ソレノイドリレー、9 バッテリ、10 コントローラ、10a 駆動制御部、10b ギア移動劣化判定部、10c ギア移動劣化記憶部、20 コントローラ、20a 駆動制御部、20b モータ劣化判定部、20c モータ劣化記憶部、100 エンジンECU。

Claims (6)

  1. エンジンのクランク軸に設けられたリングギアに対して接近・開離する方向へ変位可能に設けられ、前記リングギアに回転駆動力を伝達するためのピニオンギアと、
    前記ピニオンギアに接続され、外部からの指令に応じて、前記ピニオンギアを前記リングギア側へ移動させて前記ピニオンギアを前記リングギアに噛み合わせて、前記ピニオンギア及び前記リングギアを介して前記クランク軸に回転駆動力を与えるアクチュエータと
    を有するスタータに電気的に接続され、自動アイドルストップシステムに用いられるスタータの劣化判定装置であって、
    前記エンジンの始動の際に前記アクチュエータの性能劣化が生じているか否かを判定し、前記アクチュエータの性能劣化が生じていると判定した場合に、その後に所定の停止条件が成立した際の前記自動アイドルストップシステムによる前記エンジンの自動停止を禁止する劣化判定部
    を備え、
    前記アクチュエータは、ピニオンギア移動手段と、スタータモータとを含み、
    前記劣化判定部は、前記スタータモータの性能劣化が生じているか否かを判定し、
    前記スタータは、前記スタータモータに通電するためのリレーをさらに有し、
    前記劣化判定部は、
    前記スタータの駆動を制御するための駆動制御部による前記スタータモータの駆動停止指令後から、前記リレーのモータ側端子の電圧が電源電圧よりも小さい所定電圧となるまでの時間を取得し、
    その取得した時間が所定時間以上であれば、前記スタータモータの性能が劣化していると判定する
    スタータの劣化判定装置。
  2. 前記劣化判定部は、
    前記スタータの駆動を制御するための駆動制御部による前記リレーの閉接指令後から、実際に前記リレーが閉接して前記リレーのモータ側端子の電圧が所定電圧以上となるまでの時間を取得し、
    その取得した時間が所定時間以上であれば、前記スタータモータの性能が劣化していると判定する
    請求項1記載のスタータの劣化判定装置。
  3. 前記劣化判定部は、
    前記スタータモータへの通電開始時に前記スタータモータに印加される最低電圧を取得し、
    その取得した最低電圧が所定電圧以上であれば、前記スタータモータの性能が劣化していると判定する
    請求項1又は請求項2に記載のスタータの劣化判定装置。
  4. 前記劣化判定部は、
    前記スタータモータへの通電開始時の前記スタータモータへの通電電流の最大値を取得し、
    前記通電電流の最大値が所定電流以下であれば、前記スタータモータの性能が劣化していると判定する
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスタータの劣化判定装置。
  5. 前記劣化判定部は、
    エンジン回転数を検出するためのエンジン回転数検出手段を介して、前記エンジンのクランキング時のエンジン回転数を取得し、
    その取得したエンジン回転数が所定回転数以下であれば、前記スタータモータの性能が劣化していると判定する
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスタータの劣化判定装置。
  6. 前記劣化判定部は、
    前記クランク軸の回転角を検出する回転角度検出手段を介して前記スタータモータによる前記エンジンの始動の際の前記クランク軸の回転角を取得するとともに、前記エンジンが所定角度回転するまでの時間を取得し、
    その取得した時間が所定時間以上であれば、前記スタータモータの性能が劣化していると判定する
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のスタータの劣化判定装置。
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