JP5546829B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ドライバビットやソケットビット等の出力軸を回転させる回転駆動軸を備えた電動工具に関する。
従来、回転駆動軸を具備する駆動モータを内蔵する電動工具が知られている。この電動工具は、この回転駆動軸から回転駆動力を受けて、ドライバビットやソケットビット等の出力軸を回転させる。
一方、この種の電動工具にあっては、片手で握って作業できるように、一般的に、ピストル形状となるように構成される。すなわち、この種の電動工具にあっては、下記特許文献1にて開示される電動工具のように、回転駆動軸を具備する駆動モータを内蔵する電動工具本体と、この電動工具本体に対して交差方向に延びるように配置可能なグリップ部とを備えるものが知られている。このように構成される電動工具によれば、使用時にグリップ部をピストルのグリップと同様に把持することができ、出力軸の回転を操作することができる。
他方、このように構成される電動工具にあっては、駆動モータの回転駆動を操作するための駆動スイッチが設けられている。この駆動スイッチは、グリップ部を握った手で操作可能とするために、このグリップ部をピストルのグリップのように握ることを想定して電動工具本体に対して位置決められて設けられている。
特開2008−55563
しかしながら、上記した電動工具の駆動スイッチの操作手法としては、昨今、上記したようなピストルのグリップを握るようにして操作する操作手法に収まらず、個人的な嗜好や現場状況によって多様化する傾向にある。つまり、近年、電動工具のグリップ部の握り方が多様化しており、これに伴って駆動スイッチの操作手法も様々な態様で行われるようになってきている。
このため、単にグリップ部をピストルのグリップのように握ることを想定して駆動スイッチを配設していただけでは、このように多様化しつつある駆動スイッチの操作手法に対して、操作のし難い電動工具となってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ドライバビットやソケットビット等の出力軸を回転させる回転駆動軸を備えた電動工具において、様々な握り態様でグリップ部が握られた場合であっても、駆動スイッチの操作を容易に行えるようにし、電動工具としての利便性を向上させることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る電動工具は、次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係る電動工具は、ドライバビットやソケットビット等の出力軸を回転させる回転駆動軸を備えた電動工具であって、前記回転駆動軸を具備する駆動モータと、該回転駆動軸と同方向に延びる軸を回転軸として回動し該駆動モータの回転駆動のオフ状態とオン状態を切り替える回動トリガを具備する駆動スイッチと、該駆動モータや該駆動スイッチを含む各種構成部品を内蔵しつつ該回動トリガを外部から操作可能とする開口部を形成したハウジングとを備え、前記回動トリガは、前記ハウジングの前記開口部から外部に突出する連結用柱部と、該連結用柱部の外部に突出した部位と連接し前記ハウジングの外周面外側となる位置に存するように配設されて操作者の操作指にて回動操作される操作部とを備え、前記ハウジングの前記開口部の大きさは、前記駆動スイッチがスイッチ機能として作動する回動範囲を前記連結用柱部が少なくとも移動できる範囲に亘る大きさに設定されており、前記操作部は、操作者の操作指が面接触状態で操作可能な露出面積を有して形成されており、該操作部の大きさは、前記駆動スイッチがスイッチ機能として作動する回動範囲の回動端位置に該操作部が存する場合に、前記ハウジングに形成された前記開口部の回動方向の一端を越えて前記ハウジングの外周面の少なくとも一部を覆う大きさに設定されていることを特徴とする。
この第1の発明に係る電動工具によれば、回動トリガは開口部から外部に露出する操作部を備え、操作部は操作者の操作指が面接触状態で操作可能な露出面積を有して形成されているので、操作者は回動トリガを回動操作するにあたって、操作部を操作指にて面接触させることにより回動操作することができる。これによって、回動操作するにあたって操作指の配置位置を広い範囲に亘って設定することができる。
また、この第1の発明に係る電動工具によれば、回動トリガが回動範囲の回動端位置に存している場合でも、操作部は、ハウジングに形成された開口部の回動方向の一端を越えてハウジングの外周面の少なくとも一部を覆うこととなる。
これによって、回動トリガが回動範囲の回動端位置に存している場合でも、操作者は、操作部を触るにあたって、回動トリガの回動範囲を超えた位置においても操作部を触ることができる。このようにして、この第1の発明に係る電動工具によれば、操作者が様々な握り態様でグリップ部を握った場合でも、駆動スイッチの操作を容易に行えるようになり、電動工具としての利便性は向上する。
なお、操作指にて面接触される操作部としては、適宜の面形状を選択することができ、平面形状、曲面形状、加工面形状等の適宜の面形状が含まれる。
第2の発明に係る電動工具は、前記第1の発明に係る電動工具において、前記操作部は、前記ハウジングの前記外周面の周方向全周に亘って形成されていることを特徴とする。
この第2の発明に係る電動工具によれば、操作部は、ハウジングの外周面の周方向全周に亘って形成されているので、操作部は全周の何れの方向からでも面接触状態で操作指を接触させることができる。これによって、操作者が様々な握り態様でグリップ部を握った場合でも、駆動スイッチの操作を容易に行えるようになり、電動工具としての利便性は向上する。
第3の発明に係る電動工具は、前記第1または前記第2の発明に係る電動工具において、前記操作部には、該操作部に操作指が面接触状態で接触した場合に、該操作指の該操作部に対する滑りを止めるように機能する滑り止め機能が付与されていることを特徴とする。なお、この操作部の「滑り止め機能」を発揮する構成としては、操作部に対して面接触状態とした場合に、該操作部が「滑り止め機能」を発揮する例えば適宜の凹凸形状となる形状にて形成されたり、該操作部が「滑り止め機能」を発揮する例えば摩擦力が高い樹脂となる材料にて形成されたりするものが挙げられる。
この第3の発明に係る電動工具によれば、操作部には、操作部に操作指が面接触状態で接触した場合に、操作指の操作部に対する滑りを止めるように機能する滑り止め機能が付与されているので、操作者による回動トリガの回動操作を、より確実なものとすることができる。これによって、僅かな面接触状態であっても、回動トリガを確実に回動操作させることができて、電動工具としての利便性は向上する。
第1の発明に係る電動工具によれば、操作者が回動操作するにあたって、操作指は回動トリガの回動範囲を超えた更に広い範囲に亘って操作部として触ることができ、操作者が様々な握り態様でグリップ部を握った場合でも駆動スイッチの操作を容易に行えるようになり、電動工具としての利便性は向上する。
第2の発明に係る電動工具によれば、操作部は全周の何れの方向からでも面接触状態で操作指を接触させることができ、操作者が様々な握り態様でグリップ部を握った場合でも、駆動スイッチの操作を容易に行えるようになり、電動工具としての利便性は向上する。
第3の発明に係る電動工具によれば、操作者による回動トリガの回動操作を、より確実なものとすることができ、僅かな面接触状態であっても、回動トリガを確実に回動操作させることができて、電動工具としての利便性は向上する。
第1の実施形態となる電動工具を側面視した場合の外観を示す側面視外観図である。 図1の電動工具を上面視した場合の外観を示す上面視外観図である。 図1の電動工具の一部内部構造を示す側面視一部切欠き断面図である。 図1の電動工具の一部内部構造を示す上面視一部切欠き断面図である。 図3のV−V断面矢視にて図1の電動工具の内部構造を示す内部構造断面図である。 第2の実施形態となる電動工具を側面視した場合の外観を示す側面視外観図である。 図6のVII−VII断面矢視にて図6の電動工具の内部構造を示す内部構造断面図である。 図7に示す内部構造において正回転駆動操作をした場合の電動工具の内部構造断面図である。 図7に示す内部構造において逆回転駆動操作をした場合の電動工具の内部構造断面図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の電動工具を実施するための最良の形態の一つである第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、電動工具10を側面視した場合の外観を示す側面視外観図である。図2は、電動工具10を上面視した場合の外観を示す上面視外観図である。図3は、電動工具10の側面視した状態で一部内部構造を示す側面視一部切欠き断面図である。図4は、電動工具10の上面視した状態で一部内部構造を示す上面視一部切欠き断面図である。図5は、図3のV−V断面矢視にて電動工具10の内部構造を示す内部構造断面図である。
この電動工具10は、取替え可能に取り付けられたドライバビットやソケットビット等の出力軸100(図示想像線)を回転させるものである。なお、このような出力軸100は、電動工具10の先端に設けられたチャック装置37にて電動工具10に取り付けられる。
なお、以下の説明においては、電動工具10のほか電動工具10を構成する各種構成部品について、出力軸100が取り付けられている個所に近い側を先端側と規定して説明し、この先端側とは反対側となる出力軸100が取り付けられている個所に遠い側を基端側と規定して説明している。特に電動工具10を構成する電動工具本体20においては、符号20aが電動工具本体20の先端を示しており、符号20bが電動工具本体20の基端を示している。
電動工具10は、図3および図4にも示すように、概略、出力軸100を回転させる駆動モータ30(回転駆動軸33を具備する)等の各種構成部品を内蔵する電動工具本体20と、この電動工具10を使用する際に操作者が把持するグリップ部50とを備える。これら電動工具本体20とグリップ部50とは、互いに軸支連結されるように構成される。このため、後に説明するが、これら電動工具本体20とグリップ部50とは、この軸支連結される個所を軸支点として長手方向に対して相対的に折り曲げ可能に構成されている。これにより、この電動工具10は、電動工具本体20とグリップ部50との互いを交差方向に延びるように配置するピストル形状態の設定形態(図1に示す符号P1の設定形態)と、電動工具本体20とグリップ部50との互いを直列方向に延びるように配置するストレート形状態の設定形態(図1に示す符号P2の設定形態)とに、設定形態を変化させることができるようになっている。なお、この電動工具10にあっては、一般的に、使用する際はピストル形状態の設定形態で使用し、収納する際はストレート形状態の設定形態で収納する。なお、以下の説明において図示される電動工具10は、全てピストル形状態の設定形態のものを示している。
まず、グリップ部50について説明する。
グリップ部50は、電動工具10を使用する際に操作者の手握りにより把持される部分であり、上記したように、ストレート形状態の設定形態から、ピストル形状態の設定形態に電動工具本体20に対して変化可能に構成される。グリップ部50は、図3に示すように、概略、グリップハウジング51と、バッテリ具52と、電気接続装置53とを備える。
グリップハウジング51は、後に説明するバッテリ具52と電気接続装置53とを内蔵することができるように基端50b側(図3で示す下端側)が開口した中空構造にて形成される。このグリップハウジング51は、図2および図3に示すように、中空半割れ構造にて形成される2つのグリップハウジング片51a,51bを合体させることにより形成される。この基端50b側の開口した中空個所は、バッテリ具52が取り付けられるバッテリ具収容部51cとして形成される。また、グリップハウジング51の先端50a側の中空個所は、電気接続装置53が収容される接続装置収容部51dとして形成される。バッテリ具52は、バッテリ具収容部51c内に挿入される電池パック52aと、この電池パック52aを支持しバッテリ具収容部51cの開口を閉塞する閉塞蓋部52bとを備える。これら電池パック52aと閉塞蓋部52bとは互いに一体化されて形成されている。このため、電池パック52aをバッテリ具収容部51c内に収容すると、これと同時に閉塞蓋部52bがバッテリ具収容部51cの開口を閉塞し、バッテリ具52はバッテリ具収容部51cに装着されたものとなる。電気接続装置53は、バッテリ具収容部51cに装着されたバッテリ具52からの電力を、電動工具本体20(特に駆動モータ30)に対して供給するために、これら間に介装される装置である。この電気接続装置53は、このバッテリ具収容部51cに隣接する接続装置収容部51dに収容される。
ところで、グリップハウジング51の外部形状としては、操作者が手で握り易いように、輪切り断面視が略楕円形状となっている。このグリップハウジング51の先端50a側(図3で示す上端側)は、詳細について図示していないが、電動工具本体20に固定配設される支持軸25を受ける軸受け構造が設けられている。この軸受け構造により、グリップ部50は、先端50a側が電動工具本体20に固定配設される支持軸25に回動可能に軸支連結され、ストレート形状態の設定形態からピストル形状態の設定形態に電動工具本体20に対して変化可能に回動する。
このグリップ部50は、操作者に手握りされて作業が行われるに際して、出力軸100が作業個所に対して効率良く押し当てられるように、回転駆動軸33が延びる軸線上に握り手が存するように外部形状が形成されている。なお、回転駆動軸33は、後にも説明するが、出力軸100の回転軸線と同軸上で延びるように配設される。
具体的には、図1および図3に示すように、ピストル形状態の設定形態となっている場合において、グリップ部50のグリップハウジング51の先端50a側(図3で示す上端側)のうち回転駆動軸33が延びる軸線上に当たる電動工具本体20の隣接部分には、出力軸100に向かって凹状をなす凹状部54が形成されている。この凹状部54は、操作者がグリップ部50を把持した場合に、操作者の親指付け根と人差し指付け根との間の部分が嵌り込むことを想定して形成される。このため、この凹状部54に親指付け根と人差し指付け根との間の部分を嵌め込めて出力軸100が存する向きに力を加えると、出力軸100に対してブレ無く握り手の押し当て力を加えることができる。なお、図3に示すように、電動工具本体20に固定配設される支持軸25は、グリップ部50の凹状部54とともに回転駆動軸33が延びる軸線上に配置されており、グリップ部50の握り手からの力を出力軸100の存する方向へ押し当て力に変換され易いようになっている。このように電動工具10は、出力軸100に対して効率が良く押し当て力を加えることができるようになっており、作業性に優れたものとなっている。
また、このグリップ部50には、グリップ部50が安定してピストル形状態の設定形態となるように、後に説明する電動工具本体20の連結部24(膨らみ部24a)に対して嵌り合うための構造(凹み部59)が設けられている。
次に、電動工具本体20について説明する。
電動工具本体20は、概略、中空長筒状に形成されたハウジング21と、このハウジング21内に装置される各種構成部品とを備える。ハウジング21は、中空半割れ構造にて形成される2つのハウジング片21a,21bを合体させることにより形成される。また、このハウジング21内に装置される各種構成部品としては、駆動モータ30、回転駆動機構35、駆動スイッチ40が含まれる。具体的には、ハウジング21の略中間部に駆動モータ30が装置されており、この駆動モータ30の先端側範囲には回転駆動機構35が装置されており、この駆動モータ30の基端側範囲には駆動スイッチ40が装置されている。
ハウジング21は、図1および図2に示すように、電動工具本体20のうち駆動スイッチ40が配設される個所を除き、電動工具本体20の外装をなすように形成されている。具体的には、ハウジング21のうち先端20a側から略中間部20cまでの範囲は、このハウジング21が電動工具本体20の外装をなすように、ハウジング21は電動工具本体20の最外周に存するように形成されている。これに対して、ハウジング21のうち駆動スイッチ40が配設される基端20b側の範囲は、駆動スイッチ40自身が最外周に存するように形成されている。つまり、後に説明する駆動スイッチ40の回動トリガ44は、ハウジング21より外周側に存するように配設されている。このため、この駆動スイッチ40が配設される個所のハウジング21は、先端20a側から略中間部20cまで外装をなすハウジング21から、内側に一段入り込むように段差形状(図3に示す符号26)が設けられて形成されている。このように、ハウジング21のうち駆動スイッチ40が配設される基端20b側の範囲のハウジング21の外周径は、先端20a側から中間部位までの範囲のハウジング21の外周径に比して、縮められた外周径に設定されて形成されている。これにより、後に説明する回動トリガ44の操作部47は、駆動スイッチ40が配設される基端20b側のハウジング21の外周面21cを覆う大きさを有することとなる。
なお、ハウジング21のうち、駆動スイッチ40が配設される基端側の範囲から更に基端側となる最基端20bには、電動工具本体20に対して上記したグリップ部50を回動可動に軸支連結するための連結部24が設けられている。この連結部24には、グリップ部50の回動方向と交差する方向に延在する支持軸25が固定配設されている。また、この連結部24には、グリップ部50が安定してピストル形状態の設定形態となるように、このグリップ部50(凹み部59)に対する嵌め合い構造(膨らみ部24a)が設けられている。また、図1における符号29は、回動トリガ44の操作に対する出力軸100の正逆回転の方向について簡略的に示す目印である。
また、図5にも示すように、駆動スイッチ40が配設される基端20b側の範囲のハウジング21は、左右180度対称位置に開口形状が形成されている。具体的には、基端20b側の範囲のハウジング21の左右両側方には、互いに略矩形の形状にて切り欠かれた左開口部22および右開口部23が設けられている。これら左開口部22および右開口部23は、両方ともに、後に説明する駆動スイッチ40の回動トリガ44を外部から操作可能とするためにハウジング21に設けられるものである。
この左開口部22および右開口部23の大きさとしては、後に説明する回動トリガ44の連結用柱部45(45a,45b)が、少なくとも確実に移動できる範囲に亘る大きさにて形成されるものである。つまり、この左開口部22および右開口部23の大きさとしては、回動トリガ44が回動範囲の何れの回動端位置まで回動させられても、左開口部22および右開口部23が回動トリガ44の連結用柱部45(45a,45b)の移動を妨げないように形成されている。
ここで、回動トリガ44の連結用柱部45(45a,45b)の移動を妨げないこととは、駆動スイッチ40のスイッチ機能として作動する回動範囲が妨げ無く確保されることを意味しており、具体的には、回動トリガ44の回動にしたがって連結用柱部45(45a,45b)を確実に移動させることができることを意味している。このため、左開口部22および右開口部23の具体的な大きさとしては、駆動スイッチ40がスイッチ機能として作動する回動トリガ44の回動範囲に応じて移動する連結用柱部45(45a,45b)の移動範囲(後に説明するスイッチ本体41に設けられる回動孔42,43の範囲に相当する)よりも、遊び量を考慮して僅かに大きい範囲に亘る大きさに設定されて形成されている。なお、回動トリガ44の回動範囲の回動端位置は、回動孔42,43の回動方向内端42a,42b,43a,43bに対して、連結用柱部45(45a,45b)が当接状態となる位置に相当する。
駆動モータ30は、回転駆動力を発生する駆動モータ本体31と、この駆動モータ本体31にて発生した回転駆動力にて回転駆動する回転駆動軸33とを備える。駆動モータ本体31は、適宜の電動モータである。回転駆動軸33は、ハウジング21の長筒中心軸線上に沿って駆動モータ本体31に設けられている、この回転駆動軸33は、上記した出力軸100を回転させるために、次に説明する回転駆動機構35に回転駆動力を伝達するように連結されている。このため、回転駆動軸33は、電動工具本体20先端側に向かう方向に駆動モータ本体31から突出している。
回転駆動機構35は、詳細を図示しないが、回転駆動軸33の回転駆動を減速させる減速機構と、回転駆動軸33の回転駆動により出力軸100に回転打撃効果を与える打撃発生機構とを備える。なお、この回転駆動機構35の先端側には、上記した出力軸100を取り付けるために、出力軸100を締結するチャック装置37が設けられている。このように回転駆動機構35は、回転駆動軸33から回転駆動を受け、チャック装置37にて取り付けられた出力軸100を、回転打撃効果を与えながら回転させることができる。
駆動スイッチ40は、上記した駆動モータ30の回転駆動状態を切り替えるものである。駆動スイッチ40は、駆動モータ30の回転駆動状態を切り替えるスイッチ本体41と、このスイッチ本体41に対して入力操作を行う回動トリガ44とを備える。なお、この駆動スイッチ40の基端側には、上記した電気接続装置53からの配線が接続される素子ケース49が設けられている。この素子ケース49は、上記した駆動モータ30の回転を制御するFET(field-effect transistor)や、このFETを保護するダイオード等を備え、スイッチ本体41に対して電気的に接続されている。
スイッチ本体41は、駆動モータ30に対しても電気的に接続されており、回動トリガ44の入力操作に応じて、電気接続装置53および素子ケース49を介してバッテリ具52から駆動モータ30に電力を供給する。
回動トリガ44は、このスイッチ本体41の外周個所に配設されるものであり、上記した回転駆動軸33と同方向に延びる軸を回転軸として、スイッチ本体41に支持された状態で回動可能に設けられる。この回動トリガ44は、このスイッチ本体41に対する相対的な回動位置に応じて、スイッチ本体41から支持される連結用柱部45(45a,45b)によりスイッチ本体41に操作入力するものである。このため、図3に示すように、スイッチ本体41には、スイッチ本体41の内部から回動径方向外側に連結用柱部45(45a,45b)を突出させるための回動孔42,43が設けられている。この回動孔42,43は、回動トリガ44の回動方向に延びる長孔にて形成されている。この長孔の延びる範囲は、回動トリガ44が回動して連結用柱部45(45a,45b)によりスイッチ本体41に適宜操作入力され、駆動スイッチ40がスイッチ機能として作動する回動範囲と一致する。なお、この操作入力には、スイッチ本体41に対して、駆動モータ30をオフ状態とする操作入力、駆動モータ30をオン状態とする操作入力、駆動モータ30の回転駆動速度を速めたり遅めたりする操作入力等が含まれる。このため、この回動孔42,43の回動方向内端42a,42b,43a,43bは、駆動スイッチ40がスイッチ機能として作動する回動範囲の回動端位置に相当することとなる。つまり、駆動スイッチ40がスイッチ機能として作動する回動範囲の回動端位置に回動トリガ44が存する場合には、この回動トリガ44の一部を構成する連結用柱部45(45a,45b)は回動孔42,43の回動方向内端42a,42b,43a,43bに当接状態で位置する。
次に、上記した回動トリガ44について、さらに詳細に説明する。
回動トリガ44は、概略、スイッチ本体41に対して入力操作を行うにあたりスイッチ本体41に対して連結される連結用柱部45(45a,45b)と、操作者の操作指にて回動操作される操作部47とを備える。
連結用柱部45(45a,45b)は、回動トリガ44のうち上記したようにスイッチ本体41と連結される部分であり、スイッチ本体41の内部から回動孔42,43を抜けて回動径方向外側に突出している。この連結用柱部45(45a,45b)は、上記したように、回動トリガ44自身をスイッチ本体41から支持する機能と、スイッチ本体41に対する回動トリガ44の相対的な回動位置にしたがってスイッチ本体41に操作入力する機能とを有する。このため、連結用柱部45(45a,45b)は、上記したように回動トリガ44の回動にしたがって回動孔42,43内を移動可能に設けられている。
ここで、連結用柱部45(45a,45b)が回動孔42,43内の中間位置に存している場合の回動トリガ44は、駆動モータ30への電力供給をオフとする停止基準位置に位置するものとされている。すなわち、回動トリガ44を停止基準位置から右回転させた場合には、図3に示す連結用柱部45aは図示上方に移動して(反対側の図には見えない連結用柱部45bは図示下方に移動して)スイッチ本体41に操作入力する。そうすると、スイッチ本体41は、駆動モータ30を正回転駆動の制御をする。これに対して、回動トリガ44が停止基準位置から左回転させた場合には、図3に示す連結用柱部45aは図示下方に移動して(反対側の図には見えない連結用柱部45bは図示上方に移動して)スイッチ本体41に操作入力する、そうすると、スイッチ本体41は、駆動モータ30を逆回転駆動の制御をする。なお、回動トリガ44は、停止基準位置から離れていくにしたがって、駆動モータ30の回転速度を増加させるように制御をする。
ところで、連結用柱部45(45a,45b)の内側端45c,45cは、上記したようにスイッチ本体41に連接されたものとなっているが、連結用柱部45a,45bの外側端45d,45dは、図4および図5に示すように、ハウジング21に設けられる左開口部22および右開口部23から外部に突出し、次に説明する操作部47に連接されている。
操作部47は、操作者の操作指にて回動操作されるように、連結用柱部45a,45bの外側端45d,45dを含む左開口部22および右開口部23より外部に突出した部位と連接して形成され、外部に露出している。操作部47は、ハウジング21の外周より外側となる位置に存するように配設されており、操作者の操作指が面接触状態で操作可能な露出面積を有して形成されている。具体的には、操作部47は、駆動スイッチ40が配設される個所のハウジング21の全周を覆うように、ハウジング21の外周面21cの周方向全周に亘って覆う環状に形成されている。操作部47は、全周に亘って外部に露出する周面状曲面にて形成されている。この操作部47は、電動工具本体20のうち、上記したグリップ部50を手握りした握り手にて操作できる位置にて配設されている。ここで、この操作部47の外周面47aには、少なくとも握り手の操作指の指の腹で面接触できる程度の幅を有して形成されている。また、この操作部47の外周面47aは、基端側から先端側に向かうにしたがって滑らかに外径が拡がるように傾斜する形状を有して形成されている。
また、図1および図2に示すように、操作部47には、操作部47に操作指が面接触状態で接触している場合に、操作指の操作部47に対する滑りを止めるように機能する滑り止め機能が付与されている。具体的には、操作部47は、接触する操作指の滑りが止められる合成樹脂材料にて形成されている。この合成樹脂材料としては、例えば、一般的に広く用いられるグリップ性の高いゴム樹脂である。また、図1および図2に示すように、この操作部47の外周面47aの表面には、細かい凹み部47bが多数形成されている。この細かい凹み部47bは、操作部47に操作指が面接触状態で接触している場合に、操作指の滑りを止める機能を高めるために設けられるものである。
また、図4に示すように、操作部47の内周面47cの基端側には、内方に突出して内蔵されるスイッチ本体41の外周面と摺接する内リブ47dが設けられている。この内リブ47dは、操作部47が回動するにあたり、ハウジング21内部に装置されるスイッチ本体41の外周面に摺接するようにして、操作部47の回動をガイドするように機能する。このようにして、操作部47は、ハウジング21に対して滑らかに且つ安定的に回動させることができる。
以上のように構成された第1の実施の形態の電動工具10によれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、この電動工具10によれば、回動トリガ44は左開口部22および右開口部23から外部に露出する操作部47を備え、操作部47は操作者の操作指が面接触状態で操作可能な外部露出面積を有して形成されているので、操作者は回動トリガ44を回動操作するにあたって、操作部47の外周面47aを操作指にて面接触させることにより回動操作することができる。これによって、回動操作するにあたって操作指の配置位置を広い範囲に亘って設定することができる。
ここで、この電動工具10によれば、回動トリガ44が回動範囲の回動端位置に存するように、例えば連結用柱部45(45a,45b)が回動孔42,43の回動方向内端42a,43a(42b,43b)に対して当接状態となる位置に存する場合でも、操作部47はハウジング21の外周面の周方向全周に亘って形成されているので、操作部47は全周の何れの方向からでも面接触状態で操作指を接触させることができる。
これによって、回動トリガ44が回動範囲の回動端位置に存している場合でも、操作者は、操作部47を触るにあたって、回動トリガ44の回動範囲を超えた位置においても操作部47を触ることができる。このようにして、この電動工具10によれば、操作者が様々な握り態様でグリップ部50を握った場合でも、駆動スイッチ40の操作を容易に行えるようになり、電動工具10としての利便性は向上する。
また、この電動工具10によれば、操作部47には、操作部47に操作指が面接触状態で接触した場合に、操作指の操作部47に対する滑りを止めるように機能する滑り止め機能が付与されているので、操作者による回動トリガ44の回動操作を、より確実なものとすることができる。これによって、僅かな面接触状態であっても、回動トリガ44を確実に回動操作させることができて、電動工具10としての利便性は向上する。
[第2の実施の形態]
次に、上記した第1の実施の形態とは異なる第2の実施の形態の電動工具10Aについて説明する。
図6は、第2の実施形態となる電動工具10Aを側面視した場合の外観を示す側面視外観図である。図7は、図6のVII−VII断面矢視にて図6の電動工具10の内部構造を示す内部構造断面図である。図8は、図7に示す内部構造において正回転駆動操作をした場合の電動工具10Aの内部構造断面図である。図9は、図7に示す内部構造において逆回転駆動操作をした場合の電動工具10Aの内部構造断面図である。
なお、第2の実施の形態の電動工具10Aは、上記した第1の実施の形態の電動工具10と比較して、ハウジング61(電動工具本体60)の構成、駆動スイッチ80の構成、さらに手締めロック機構90が設けられている点で相違するものとなっている。このため、以下に説明する第2の実施の形態の電動工具10Aは、ハウジング61(電動工具本体60)の構成、駆動スイッチ80の構成、手締めロック機構90の構成について重点的に説明し、上記した第1の実施の形態の電動工具10と同一に構成される個所については、同一の符号を付して説明を省略する。
また、上記した第1の実施の形態の電動工具10と同様、以下の説明においては、電動工具10のほか電動工具10Aを構成する各種構成部品について、出力軸100が取り付けられている個所に近い側を先端側と規定して説明し、この先端側とは反対側となる出力軸100が取り付けられている個所に遠い側を基端側と規定して説明している。特に電動工具10Aを構成する電動工具本体60においては、符号60aが電動工具本体60の先端を示しており、符号60bが電動工具本体60の基端を示している。
まず、ハウジング61(電動工具本体60)の構成について説明する。
図6に示すように、電動工具10Aは、上記した第1の実施の形態の電動工具10と同様、概略、中空長筒状に形成されたハウジング61と、このハウジング61内に装置される各種構成部品とを備える。ハウジング61は、図7にも示すように、中空半割れ構造にて形成される2つのハウジング片61a,61bを合体させることにより形成される。
ハウジング61は、電動工具本体60の先端60aから電動工具本体60の基端60bまで、電動工具本体60の外装をなすように形成されている。具体的には、駆動スイッチ80が配設される基端60b側の範囲のハウジング61の一部を除き、ハウジング61は電動工具本体60の最外周に存するように形成されている。なお、後に説明する駆動スイッチ80の回動トリガ84は、ハウジング61より外周側に存するように配設されている。
図7に示すように、駆動スイッチ80が配設される基端60b側の範囲のハウジング61は、左右180度対称位置に開口形状が形成されている。具体的には、基端60b側の範囲のハウジング61の左右両側方には、互いに略矩形の形状にて切り欠かれた左開口部62および右開口部63が設けられている。これら左開口部62および右開口部63は、両方ともに、後に説明する駆動スイッチ80の回動トリガ84を外部から操作可能とするためにハウジング61に設けられるものである。
この左開口部62および右開口部63の大きさとしては、後に説明する回動トリガ84の連結用柱部85(85a,85b)が、少なくとも確実に移動できる範囲に亘る大きさにて形成されるものである。つまり、この左開口部62および右開口部63の大きさとしては、回動トリガ84が回動範囲の何れの回動端位置まで回動させられても、左開口部62および右開口部63が回動トリガ84の連結用柱部85(85a,85b)の移動を妨げないように形成されている。
ここで、回動トリガ84の連結用柱部85(85a,85b)の移動を妨げないこととは、駆動スイッチ80のスイッチ機能として作動する回動範囲が妨げ無く確保されることを意味しており、具体的には、回動トリガ84の回動にしたがって連結用柱部85(85a,85b)を確実に移動させることができることを意味している。このため、左開口部62および右開口部63の具体的な大きさとしては、駆動スイッチ80がスイッチ機能として作動する回動トリガ84の回動範囲に応じて移動する連結用柱部85(85a,85b)の移動範囲(スイッチ本体81内に具備されるスイッチ機構にて設定される)よりも、遊び量を考慮して僅かに大きい範囲に亘る大きさに設定されて形成されている。なお、回動トリガ84の回動範囲の回動端位置は、詳しく図示していないが、スイッチ本体81内に具備されるスイッチ機構にて設定される。なお、この第2の実施の形態の電動工具10Aの回動トリガ84は、第1の実施の形態の電動工具10の回動トリガ44と相違する構成である。このため、第1の実施の形態の電動工具10において設けられていた回動孔42,43は、この第2の実施の形態の電動工具10Aにおいては設けられていない。
駆動スイッチ80は、上記した第1の実施の形態の駆動スイッチ40と同様、駆動モータ30の回転駆動状態を切り替えるものである。駆動スイッチ80は、駆動モータ30の回転駆動状態を切り替えるスイッチ本体81と、このスイッチ本体81に対して入力操作を行う回動トリガ84とを備える。スイッチ本体81は、駆動モータ30に対しても電気的に接続されており、回動トリガ84の入力操作に応じて、電気接続装置53および素子ケース49を介してバッテリ具52から駆動モータ30に電力を供給する。
回動トリガ84は、図7に示すように、このスイッチ本体81の外周個所に配設されるものであり、上記した回転駆動軸33と同方向に延びる軸を回転軸として、スイッチ本体81に支持された状態で回動可能に設けられる。この回動トリガ84は、このスイッチ本体81に対する相対的な回動位置に応じて、図示されていない回動位置入力軸にてスイッチ本体81に操作入力するものである。なお、この操作入力は、上記した第1の実施の形態の電動工具10と同様、駆動スイッチ80がスイッチ機能として作動する回動範囲内にて可能となっている。
次に、上記した回動トリガ84について、さらに詳細に説明する。
回動トリガ84は、概略、スイッチ本体81に対して入力操作を行う回動位置入力軸(不図示)を具備する環状基部84aと、この環状基部84aから回動径方向外側に突出する連結用柱部85(85a,85b)と、この連結用柱部85(85a,85b)と連接され操作者の操作指にて回動操作される操作部87,88とを、一体化させた状態で構成される。
環状基部84aは、上記したようにスイッチ本体81に対して入力操作を行う回動位置入力軸を具備するするとともに、回動トリガ84の回動をガイドする機能を有する。連結用柱部85(85a,85b)は、内側部分85c,85cが環状基部84aに連接され、外側部分85d,85dは、ハウジング61に設けられる左開口部62および右開口部63から外部に突出している。この連結用柱部85(85a,85b)は、電動工具本体60長さ方向に延びるように形成されている。この連結用柱部85(85a,85b)の外側部分85d,85dは、操作部87,88に連接されている。操作部87,88は、操作者の操作指にて回動操作されるように、連結用柱部85a,85bの外側部分85dを含む左開口部62および右開口部63より外部に突出した部位と連接して形成され、外部に露出している。操作部87,88は、ハウジング61の外周より外側となる位置に存するように配設されており、操作者の操作指が面接触状態で操作可能な露出面積を有して形成されている。
具体的には、操作部87,88は、電動工具本体60のうち、上記したグリップ部50を手握りした握り手にて操作できる位置にて配設されている。操作部87,88は、外周面87a,88aが内側に凹とする略板状に形成されている。また、この操作部87,88の幅のうち回動方向に延びる幅は、連結用柱部85の回動方向に延びる幅よりも拡大した幅を有して形成されている。操作部87,88の外周面87a,88aは、回動径方向内側に凹をなす凹曲面形状にて形成されている。言い換えれば、外周面87a,88aのうち回動方向の縁87b,88bは、中央部位に比して外側に張り出すように形成されている。このため、操作部87,88に操作指を引掛けて回動方向に移動させる場合に、操作指は操作部87,88に対して引っ掛かり易くなる。
ここで、この操作部87,88は、図8および図9に示すように、回動操作してスイッチ本体81内に具備されるスイッチ機構にて設定される回動範囲の回動端位置に回動トリガ84が存している場合には、左開口部62および右開口部63の回動方向の一端62a,63a(62b,63b)を越えて、ハウジング61の外周面61cの一部を覆うようになっている。
すなわち、回動トリガ84を停止基準位置から右回転させた場合には、図8に示す連結用柱部85aは図示上方に移動して(反対側の連結用柱部85bは図示下方に移動して)スイッチ本体81に操作入力する。そうすると、スイッチ本体81は、駆動モータ30を正回転駆動の制御をする。これに対して、回動トリガ84が停止基準位置から左回転させた場合には、図9に示す連結用柱部85aは図示下方に移動して(反対側の連結用柱部85bは図示上方に移動して)スイッチ本体81に操作入力する、そうすると、スイッチ本体81は、駆動モータ30を逆回転駆動の制御をする。
ここで、図8および図9に示す回動トリガ84は、双方共に、スイッチ本体81内に具備されるスイッチ機構にて設定される回動範囲の回動端位置に位置したものである。このため、回動トリガ84が右回転させる回動端位置に位置している場合には、操作部87,88は、左開口部62および右開口部63の回動方向の一端62a,63aを越えて、ハウジング61の外周面61cの一部を覆うようになっている。これに対して、回動トリガ84が左回転させる回動端位置に位置している場合には、操作部87,88は、左開口部62および右開口部63の回動方向の一端62b,63bを越えて、ハウジング61の外周面61cの一部を覆うようになっている。
また、操作部87,88は、この操作部87,88の外周面87a,88aに操作指が面接触状態で接触している場合に、操作指の操作部87,88に対する滑りを止めるように機能する滑り止め機能が付与されている。具体的には、この操作部87,88の外周面87a,88aには、図示するように、回動トリガ84の回動操作方向と交差する方向に延びる凹溝87c,88cが複数形成されている。この凹溝87c,88cは、操作部87,88に操作指が面接触状態で接触している場合に、操作指の滑りを止める機能を高めるために設けられるものである。
以上のように構成された第2の実施の形態の電動工具10Aによれば、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、この電動工具10Aによれば、回動トリガ84は左開口部62および右開口部63から外部に露出する操作部87,88を備え、操作部87,88は操作者の操作指が面接触状態で操作可能な外部露出面積を有して形成されているので、操作者は回動トリガ84を回動操作するにあたって、操作部87,88の外周面87a,88aを操作指にて面接触させることにより回動操作することができる。これによって、回動操作するにあたって操作指の配置位置を広い範囲に亘って設定することができる。
ここで、この電動工具10Aによれば、回動トリガ84が回動範囲の回動端位置に存している場合には、図8および図9に示すように、操作部87,88は、ハウジング61に形成された左開口部62および右開口部63の回動方向の一端62a,63a(62b,63b)を越えてハウジング61の外周面61cの一部を覆うこととなる。これによって、操作者が回動操作するにあたって、操作指は、回動トリガ84の回動範囲を超えた更に広い範囲に亘って操作部87,88として触ることができる。このようにして、この電動工具10Aによれば、操作者が様々な握り態様でグリップ部50を握った場合でも、駆動スイッチ80の操作を容易に行えるようになり、電動工具10Aとしての利便性は向上する。
また、この電動工具10Aによれば、操作部87,88の外周面87a,88aには、回動トリガ84の回動操作方向と交差する方向に延びる凹溝87c,88cが複数形成されているので、操作部87,88に操作指を面接触状態で接触させて操作部87,88を回動操作方向に回動させる場合に、この凹溝87c,88cに操作指の腹部分が引っ掛かり易くなり、操作指の滑りを止める機能を高めることができる。これによって、回動トリガ44を確実に回動操作させることができて、電動工具10としての利便性は向上する。
なお、本発明に係る電動工具にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
すなわち、上記した実施の形態における電動工具10,10Aの操作部47,87,88の形状にあっては、環状や略板状に形成されるものであった。しかしながら、本発明に係る電動工具の操作部の形状としては、上記した実施の形態の例に限定されることなく、例えば環状を一部切り欠いたり或いは略板状を拡大したりするものであってもよく、適宜の形状や大きさを選択することができる。また、本発明に係る電動工具の操作部の数としても、上記した実施の形態の例に限定されることなく、例えば3つや4つ或いは一部連結させて形成されるものであってもよく、適宜の数を選択することができる。ただ、この際は、ハウジングの開口部を、適宜の数が選択されて設けられる操作部に対応したものとすることを要する。
10,10A 電動工具
20,60 電動工具本体
20a,60a 電動工具本体の先端
20b,60b 電動工具本体の基端
20c 電動工具本体の略中間部
21,61 ハウジング
21a,21b,61a,61b ハウジング片
21c,61c ハウジングの外周面
22,62 左開口部
23,63 右開口部
24 連結部
24a 膨らみ部
25 支持軸
26 段差
29 操作方向目印
30 駆動モータ
31 駆動モータ本体
33 回転駆動軸
35 回転駆動機構
37 チャック装置
40,80 駆動スイッチ
41,81 スイッチ本体
42,43 回動孔
42a,42b,43a,43b 回動方向内端
44,84 回動トリガ
45(45a,45b),85(85a,85b) 連結用柱部
45c 回動トリガの内側端
45d 回動トリガの外側端
47,87,88 操作部
47a,87a,88a 操作部の外周面
47b 凹み部
47c 操作部の内周面
47d 内リブ
49 素子ケース
50 グリップ部
50a グリップ部の先端
50b グリップ部の基端
51 グリップハウジング
51a,51b グリップハウジング片
51c バッテリ具収容部
51d 接続装置収容部
52 バッテリ具
52a 電池パック
52b 閉塞蓋部
53 電気接続装置
54 凹状部
59 凹み部
62a,62b 左開口部の一端
63a,63b 右開口部の一端
84a 環状基部
85c 回動トリガの内側部分
85d 回動トリガの外側部分
87b,88b 外周面のうち回動方向の縁
87c,88c 凹溝
90 手締め用ロック機構
100 出力軸
P1 ピストル形状態の設定形態
P2 ストレート形状態の設定形態

Claims (3)

  1. ドライバビットやソケットビット等の出力軸を回転させる回転駆動軸を備えた電動工具であって、
    前記回転駆動軸を具備する駆動モータと、該回転駆動軸と同方向に延びる軸を回転軸として回動し該駆動モータの回転駆動のオフ状態とオン状態を切り替える回動トリガを具備する駆動スイッチと、該駆動モータや該駆動スイッチを含む各種構成部品を内蔵しつつ該回動トリガを外部から操作可能とする開口部を形成したハウジングとを備え、
    前記回動トリガは、前記ハウジングの前記開口部から外部に突出する連結用柱部と、該連結用柱部の外部に突出した部位と連接し前記ハウジングの外周面外側となる位置に存するように配設されて操作者の操作指にて回動操作される操作部とを備え、
    前記ハウジングの前記開口部の大きさは、前記駆動スイッチがスイッチ機能として作動する回動範囲を前記連結用柱部が少なくとも移動できる範囲に亘る大きさに設定されており、
    前記操作部は、操作者の操作指が面接触状態で操作可能な露出面積を有して形成されており、
    該操作部の大きさは、前記駆動スイッチがスイッチ機能として作動する回動範囲の回動端位置に該操作部が存する場合に、前記ハウジングに形成された前記開口部の回動方向の一端を越えて前記ハウジングの外周面の少なくとも一部を覆う大きさに設定されており、
    前記駆動スイッチは、前記駆動モータの回転駆動をオフ状態とする停止基準位置から離れていく前記回動トリガの回動操作にしたがって、該駆動モータの回転速度を増加させる旨の操作入力がされることを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具において、
    前記操作部は、前記ハウジングの前記外周面の周方向全周に亘って形成されていることを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動工具において、
    前記操作部には、該操作部に操作指が面接触状態で接触した場合に、該操作指の該操作部に対する滑りを止めるように機能する滑り止め機能が付与されていることを特徴とする電動工具。


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