JP5463907B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ストレートグラインダのようなモータに直接スピンドルなどの軸を取り付け、モータの回転を調整するスイッチを備えた電動工具に関する。
モータに直接スピンドルなどの軸を取り付け、スピンドルの先端に取り付けられる砥石等を回転させる携帯型の電動工具として特許文献1のようなストレートグラインダが知られている。ストレートグラインダは、モータを駆動源として、モータによって発生された回転力によってスピンドルを回転させ、スピンドルの先端に取り付けられる砥石等の先端工具を回転させて研磨等の作業を行うものである。携帯型の電動工具は、作業者がこれを直接手で持って作業することから、軽量且つコンパクトであるだけでなく、手にフィットして握り易くて作業性の良いハンドル形状が求められている。また、操作性を良くするために、着脱可能なバッテリパックを用いたコードレスタイプの電動工具が広く用いられている。
図6は、従来のコードレス式のストレートグラインダの構造を示す全体図であり、左右分割式のハウジング2の片側を外した状態を示す。ストレートグラインダ101は、略円筒状のハウジング2のほぼ中央付近にモータ103が収容され、モータ103の先端側においては、回転軸106がスピンドル108に直結される(尚、図6では回転軸106がスピンドル108の接続関係が理解できるように、その接続部分だけ断面図で示している)。ハウジング102の後方側には、モータ103に電源を供給するためのバッテリパック5が装着される。バッテリパック5は、後方から前方にスライドさせるようにハウジング2に装着するもので、図6のように側面からみて略L字状の外形になるように、内部に複数本の電池セルが収容される。ハウジング102の後端部には基板125が設けられ、基板125にはバッテリパック5の端子部と接触するターミナル126が設けられる。バッテリパック5が後方から前方に装着され、バッテリパック5の先端部分5dがハウジング2のバッテリ室先端部内壁131に達するまでバッテリパック5を押し込むことにより、ラッチ5cが係合してバッテリパック5が固定される。
ハウジング102の内部であって、バッテリパック5とモータ103の間には、モータ103の回転を調整する回転式のダイヤルスイッチ120が設けられる。ダイヤルスイッチ120は、スイッチ部121とダイヤル部122により構成され、ダイヤル部122の一部はハウジング2の上方に突出するように配置され、作業者がダイヤル部122を回すことによって、モータ103の回転のオン/オフと、さらにモータ103の回転速度の調整ができる。モータ103は直流モータであり、基板125から供給される電力はダイヤルスイッチ120で調整されてモータ103に伝達される。
モータ103の前方部にはスピンドル108が設けられており、スピンドル108には先端工具の固定部材としてコレット112が設けられ、作業者はコレットナット113を締め付けることにより、図示しない砥石やドリルビット等の先端工具をスピンドル8に対して回転不能に取り付けることが可能である。図6のストレートグラインダ101は、作業者が片手で握って研磨作業や穴開け作業を行うことを想定するため、ハウジング102の握り部分の先端側は細くなっている。
米国特許第D491,031号公報
コードレス式のストレートグラインダ101においては、重量の重いバッテリパック5がハウジング102の後方に位置するため、ストレートグラインダ101の重心位置が後方となる。作業者が鉛筆を持つように片手でディスクグラインダ101の先端部を握って研磨作業や穴開け等の作業を行う場合は、重心の位置が後方であるため作業が行い難くなったり、作業時の疲労が増してしまうことになる。従って、ストレートグラインダ101の重心位置はできるだけ前方になるように、つまり重心位置が握り部の先端に近いことが望ましい。しかしながら、従来のストレートグラインダ101では、モータ103の回転を調整するダイヤルスイッチ120がバッテリパック5とモータ103の間に配置されるため、図6のW1の部分の長さがある程度必要となり、全長が長くなってしまう。また、重量の重いバッテリパック5が先端の握り部分から遠くなり、作業効率を低減させる原因となっていた。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は全長を短くしつつ制御スイッチの操作性の向上を図ることができる携帯型の電動工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、モータの回転を調整するスイッチを操作しやすくするとともに、スイッチの耐久性を向上させた携帯型の電動工具を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、重量の重いバッテリパックを従来製品よりも先端側握り部に近くすることで、作業時の低重心化を図り、作業効率の向上と作業疲労の低減させることができる電動工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つ特徴によれば、モータと、モータにより回転駆動され、先端工具を回転させるスピンドルと、モータを収容する円筒状のハウジングと、ハウジングの一端に設けられるバッテリパックを有し、モータ、スピンドル及びバッテリパックの一部が同一直線上に配置される電動工具において、先端工具の回転速度を変更するための変速スイッチを、バッテリパックと隣接する位置であって、直線と離れる側に設けられる。変速スイッチは、モータの回転のオン/オフスイッチを兼ねた回転式のダイヤルスイッチであり、ダイヤルスイッチの回転軸はモータの回転軸と略平行になるように設けられる。このダイヤルスイッチはハウジング内に設けられ、ダイヤルスイッチのダイヤルの一部が、ハウジングから外部に露出する。
本発明の他の特徴によれば、バッテリパックは、側面からみてL字状の断面を有し、変速スイッチは、L字状の形状に挟まれる領域に配置される。バッテリパックは例えば3本の電池セルを含み、1本の電池セルがハウジングの内部に収容され、残り2本の電池セルがハウジングの後方から一部分突出するようにL字状のバッテリパックがハウジングに装着される。バッテリパックを装着した状態で電動工具を床置きした際に、ハウジングの複数箇所が床面に接し、ダイヤルスイッチが、モータの軸線と、軸線から垂直であって電動工具の後端側の接地点を通る線と、床面によって確定される三角形の内部に位置するように配置した。また、電動工具にバッテリパックを装着した状態で電動工具を床置きした際に、ダイヤルスイッチのハウジングから外部に露出する部分と床面の間に、所定のクリアランスが存在するように構成した。
本発明のさらに他の特徴によれば、先端工具を回転させるスピンドルを駆動するモータと、モータの電源オン/オフ及び変速を行うスイッチ手段と、これらを収容したハウジングと、ハウジングの後端部に装着されるバッテリパックを有する電動工具において、長手方向と垂直な方向において、バッテリパックとオーバーラップするようにスイッチ手段を配置した。スイッチ手段は、モータの軸線と、軸線から垂直であって電動工具の後端側の接地点を通る線と、床面によって確定される三角形の内部に位置するように配置した。
発明によれば、モータ、スピンドル及びバッテリパックの一部が同一直線上に配置される電動工具において、先端工具の回転速度を変更するための変速スイッチを、バッテリパックと隣接する位置であって、直線と離れる側に設けたので、モータの回転を調整するスイッチの位置を、重量の重いバッテリパックと平行に配置でき、製品全長を短く構成することができる。また、変速スイッチは、L字状の形状に挟まれる領域に配置されるので、デッドスペースとなる部分を有効に利用することができ、しかも誤って製品を落下させてしまった場合、スイッチが直接ぶつかる可能性を低くすることができる。
本発明によれば、変速スイッチは、モータの回転のオン/オフスイッチを兼ねた回転式のダイヤルスイッチであり、ダイヤルスイッチの回転軸はモータの回転軸と略平行にしたので、一つのスイッチでモータのオン/オフだけでなく、速度調整をも行うことができ、操作性の向上を図ることができる。また、ダイヤルスイッチはハウジング内に設けられ、ダイヤルスイッチのダイヤルの一部が、ハウジングから外部に露出するので、ダイヤルスイッチをぶつけて破損する恐れを低減することができる。
発明によれば、バッテリパックは3本の電池セルを含み、1本の電池セルがハウジングの内部に収容され、残り2本の電池セルがハウジングの後方から一部分突出するようにバッテリパックがハウジングに装着されるので、ハウジングの径の拡大を極力抑えながら重量の重いバッテリパックの位置がより前方になり、作業効率の向上と作業疲労が低減できる。また、ダイヤルスイッチが、モータの軸線と、軸線から垂直であって電動工具の後端側の接地点を通る線と、床面によって確定される三角形の内部に位置するように配置されるので、デッドスペースとなる部分を有効に利用することができ、しかも誤って製品を落下させてしまった場合、ダイヤルスイッチが直接ぶつかる可能性を低くすることができる。
発明によれば、電動工具を床置きした際に、ダイヤルスイッチのハウジングから外部に露出する部分と床面の間に、所定のクリアランスが存在するように構成されるので、床に置く動作を繰り返してもダイヤルスイッチを破損してしまう恐れがほとんど無い。また、長手方向と垂直な方向において、バッテリパックとオーバーラップするようにスイッチ手段を配置したので、製品全長を短く構成することができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るストレートグラインダの構造を示す全体図であり、左右分割式のハウジングの片側を外した状態を示す。 本発明の実施例に係るストレートグラインダの外観形状を示す側面図である。 図1のバッテリパック5の内部構造を示す断面図であり、図1のM−M部の断面である。 本発明の実施例に係るストレートグラインダを床置きした際の状態を示す図である。 本発明の実施例に係るストレートグラインダ1の重心位置を説明するための図である。 従来のストレートグラインダの構造を示す全体図であり、左右分割式のハウジングの片側を外した状態を示す。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明において、上下前後、左右の方向は、図1及び図6に示した方向として説明する。
図1は、本発明の実施例に係る電動工具の構造を示す全体図であり、左右分割式のハウジング2の片側を外した状態を示す。ハウジング2は略円筒状の形状を有し、モータの軸方向(前後方向)を含む鉛直な面で左右に分割可能に形成され、片側のハウジング(図示せず)には複数の雌ねじ用のネジボスが、他方のハウジング2には複数の貫通穴を有するネジボス28が形成される。ハウジング2の中央付近、やや前方寄りにはモータ3が収容される。モータ3は、例えば直流モータであり、バッテリパック5から供給される電力によって回転する。モータ3は左右分割式のハウジング2に挟持されるよう固定されるため、ハウジング2の内側にはモータ3の固定用の複数のリブ34が形成される。また、モータ3の前後方向を固定するために、リブ32、33が形成される。これらリブ32〜34は、ハウジング2と共に合成樹脂の一体成形で製造されると好ましい。
モータ3の先端側においては、回転軸6がスピンドル8に直結される(尚、図1では回転軸6がスピンドル8の接続関係が理解できるように、その接続部分だけ断面図で示している)。回転軸6とスピンドル8の固定方法は公知の任意の方法を用いることができるが、例えば圧入である。スピンドル8には、2つの対称な位置に穴部8aが設けられている。スピンドル8の前端部には先端工具の固定部材としてコレット12が設けられ、作業者はコレットナット13を締め付けることにより、図示しない砥石やドリルビット等の先端工具をスピンドル8に対して回転不能に取り付けることが可能である。スピンドルロック9は、先端工具の着脱時にスピンドル8が回転しないようにスピンドル8の回転をロックする機構であり、スピンドルロック9のボタンを押下することによりロックピン9aがスピンドル8側に突出し、穴部8aと嵌合させることによりスピンドル8が回転不能となるようにロックすることができる。スピンドル8は、ボール式のベアリング11によって回転可能なようにハウジング2に保持され、スピンドル8の外周側には、分割式のハウジング2を連結具として作用する円筒状のケース15が取り付けられる。
ハウジング2の後方側には、モータ3に電源を供給するためのバッテリパック5が装着される。バッテリパック5は、後方から前方にスライドさせてハウジング2に装着するもので、側面からみて横向きの略L字状の外形であり、内部に複数本の電池セルが収容される。本実施例では、3本のリチウムイオン電池セルが含まれ、1本が約3.6Vであるためバッテリパック5の電圧は約10.8Vとなる。ハウジング2の後端部には基板25が設けられ、基板25にはバッテリパック5の端子部と接触するターミナル26が設けられる。基板25には図示しないマイコンが搭載され、いわばマイコン基板となるものである。マイコン基板は、バッテリに過電流が流れないように保護している。バッテリパック5が後方から前方に装着され、バッテリパック5の先端部分5dがハウジング2のバッテリ室先端部内壁31に達するまでバッテリパック5を押し込むことにより、ラッチ5cがハウジング2の内壁に形成された凹部(図示せず)と係合してバッテリパック5が固定される。
図3はバッテリパック5の断面図であり、図1のM−M部の断面を示す。バッテリパック5は、ケース50内に1本の電池セル51を横置き(ここで、縦横は図1を基準にしている)に収容するとともに、横置きの電池セル51の後方に2本の電池セル52、53を縦置きに収容して、バッテリパック5を図1のように側面から見た際に略L字状になるように配置する。バッテリパック5は、ストレートグラインダ1のハウジング2に装着した状態では、バッテリパック5内に横置きされた1本の電池セル51がストレートグラインダ1のハウジング2内に完全に収納され(図1の領域5a)、残りの部分、即ち他の縦置きの2本の電池セル52、53の一部分又は全部がハウジング2の外部に突出する(図1の領域5b)ように構成することができる。このようにバッテリパック5の形状を、側面から見た際に略L字状になるようにしたため、ハウジング2の内部に収容する領域5aの大きさ(特に直径)を小さくすることができ、領域5aの部分のハウジング2の径の小径化が可能となり、ハウジング2を作業者が握り易い径としつつ、大容量のバッテリパックを実現できる。
図1に戻り、バッテリパック5の電力はターミナル26及び基板25を介してモータ3のプラス端子4aとマイナス端子4bに接続される。この接続の間にモータ3へ供給される電力量を調整するためのダイヤルスイッチ20が接続される。ダイヤルスイッチ20はモータ3の回転をオン/オフをすると共に、モータ3の回転速度を連続可変に、あるいは複数段階に調整するための変速スイッチである。ダイヤルスイッチ20は、従来例ではモータ3とバッテリパック5の間に装着された。しかしながら、本実施例は長手方向(前後方向)と垂直な方向において、バッテリパックとオーバーラップするようにダイヤルスイッチ20を配置した。そのため、モータ3の後端とバッテリ室先端部内壁31の間の距離W2を短くすることができる。本実施例では、リブ32とバッテリ室先端部内壁31に存在するのはネジボス28だけであり、その他はスイッチ基板24又は基板25から端子4a、4bまでのケーブル27が位置するだけである。
ダイヤルスイッチ20は、図示しない可変抵抗器を有しており、この可変抵抗器は、ダイヤル22を回転させることによりネジ及びシャフトを介して抵抗板と摺動可能に接触している可動接点の位置を任意に変更できる。抵抗値は、基板25とスイッチ基板24とをつなぐ信号線により、スイッチユニット21からスイッチ基板24を介して基板25へと伝達される。この様にして、マイコンにより、モータ3の回転数を無段階に変速させることができる。ここでダイヤル22は回転軸23を中心にして回転させることが可能である。作業者がダイヤル22を回すことができるように、ダイヤル22は下端付近の一部分がハウジング2から外部に露出するように取り付けられる。また、図示していないがダイヤル22には、モータ3の回転速度を示す数字(0〜5)が印字され、作業者はその数字を参考にしてダイヤル22を回転させることができる。
図2は本発明の実施例に係るストレートグラインダ1の外観形状を示す側面図である。ハウジング2の前方側であって、把持部の外周には作業者によって握り感触を良くするための柔らかい素材の合成樹脂でできた樹脂カバー29が装着される。本実施例のストレートグラインダ1においては、作業者が手で握る把持部の範囲については厳密な定義はなく、作業者はどの付近を握るかは自由であるが、一般的には図2に図示した範囲が把持部になると考えられる。ダイヤル22は、ハウジング2からその一部が露出するが、その付近のハウジング2の形状は、矢印36〜38で示すようにダイヤル22の外側輪郭に沿うような形状とされるので、操作性を損なうことなく、ダイヤル22が必要以上にハウジング2から外部側に突出しないようにしている。また、ハウジング2の前端側の下方には、照明用のLED14(図1参照)が取り付けられるため、その部分が矢印39で示すように下方に突出した形状となる。尚、ストレートグラインダ1を床置きする場合は、突出部分たる矢印36と39の部分が床に接する接触点となる。
図4は、本発明の実施例に係るストレートグラインダ1を床置きした際の状態を示す図である。ストレートグラインダ1を床置きすると前端側は接地点Dで接地し、後端側は接地点Aで接地する。ここで、モータ3の回転軸を通る軸線41と、後ろ側の交差点Bを通り軸線41から垂直に引いた垂直線42を引くと、これらと床40の上面によって直角三角形ABCが形成される。本実施例によるダイヤルスイッチ20は、この直角三角形ABCの内部に配置されることに特徴がある。また別の見方をすると、ダイヤルスイッチ20はL字形のバッテリパック5に挟まれる領域に設けられる。即ち、バッテリパック5の前端の下部位置Eとハウジング2の後端下部位置Fを結ぶ直線44とオーバーラップする位置にダイヤルスイッチ20が設けられる。このダイヤルスイッチ20の位置は、作業時に通常手でストレートグラインダ1を把握しない把持部の後ろ側に位置することになる。
ダイヤル22の回転軸23の軸線43は、軸線41とほぼ平行となるように配置すると、ダイヤルの回転方向がハウジング2の円周方向となり操作性が良くなる。ダイヤル22の一部は、ハウジング2から外部に露出し、作業者がその露出部分を指で回すことにより操作が可能なように構成される。この際、ダイヤルスイッチ20のダイヤル22が、床40の上面から十分な距離H1を隔てるように配置される。
一方、床置きしたストレートグラインダ1を作業者が容易に握ることができるように、把持部の軸方向中央付近の下側、すなわち距離H2の部分が十分な隙間ができるように構成する。この隙間の大きさは、作業者が容易に指をいれて把持部を掴んでストレートグラインダ1を持ち上げ易いように設定すればよい。
以上のように構成にすることで、重心位置を前方側に移動させることができ使い勝手の良いストレートグラインダ1を実現することができる。図5は、ストレートグラインダ1の重心位置を説明するための図である。従来のストレートグラインダ101における重心位置が61付近だとすると、本実施例におけるストレートグラインダ1においては重心位置が62付近になるため、61から62付近に重心を移動できる。この結果、実作業時の親指及び人差し指での握り部分にあたる斜線部65に対して、ストレートグラインダ1の重心位置が接近するため、特に彫刻刀の細かい作業が行いやすく、連続作業時の疲労が軽減される。
以上説明したように本実施例において、ダイヤルスイッチ20をハウジング2内のL字形のバッテリパック5とオーバーラップする位置に配置したため、バッテリパック5の先端部分5dがモータ3の後端部に隣接して配置することができ、ダイヤルスイッチ20の長さ分だけストレートグラインダ1の全長を短縮することができ、小型化を図ることができる。このため、作業者が把持部を握った際の重心位置が先端工具側に接近するので、作業性良く作業を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
以上、本発明を示す実施例に基づき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本発明はモータと同軸上にスピンドルを有するストレートグラインダの例で説明したが、これだけに限らずモータを収容したハウジングの端部に、L字形のバッテリパックを装着する他の任意の電動工具に対しても同様に適用可能である。また、本実施例では変速スイッチとして回転ダイヤルスイッチを用いた例で説明したが、スライドスイッチやその他のスイッチ手段であっても良い。さらに、本実施例ではモータとして直流モータを用いた例を説明したが、これに限定されず、ブラシレス直流モータや交流モータ等他の種類のモータであっても良い。
1 ストレートグラインダ 2 ハウジング
3 モータ 4a プラス端子 4b マイナス端子
5 バッテリパック 5c ラッチ 5d 先端部分
6 回転軸 8 スピンドル
8a 穴部 9 スピンドルロック 9a ロックピン
11 ベアリング 12 コレット 13 コレットナット
15 ケース 20 ダイヤルスイッチ 21 スイッチユニット
22 ダイヤル 23 回転軸 24 スイッチ基板
25 基板 26 ターミナル 27 ケーブル
28 ネジボス 29 樹脂カバー 31 バッテリ室先端部内壁
32、33、34 リブ 40 床 41 軸線
42 垂直線 43 軸線
50 ケース 51、52、53 電池セル
61、62 重心位置 65 斜線部
101 ストレートグラインダ 102 ハウジング 103 モータ
106 回転軸 108 スピンドル 112 コレット
113 コレットナット 120 ダイヤルスイッチ 121 スイッチ部
122 ダイヤル部 125 基板 126 ターミナル
131 バッテリ室先端部内壁

Claims (11)

  1. モータと、
    前記モータにより回転駆動され、先端工具を回転させるスピンドルと、
    前記モータを収容する円筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの一端に設けられるバッテリパックを有し、
    前記モータ、前記スピンドル及び前記バッテリパックの一部が同一直線上に配置される電動工具において、
    前記先端工具の回転速度を変更するための変速スイッチを、前記バッテリパックと隣接する位置であって、前記直線と離れる側に設け
    前記バッテリパックは、側面からみてL字状の断面を有し、
    前記変速スイッチは、前記L字状の形状に挟まれる領域に配置されることを特徴とする電動工具。
  2. 前記変速スイッチは、モータの回転のオン/オフスイッチを兼ねた回転式のダイヤルスイッチであり、前記ダイヤルスイッチの回転軸は前記モータの回転軸と略平行になるように設けられることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記ダイヤルスイッチは前記ハウジング内に設けられ、前記ダイヤルスイッチのダイヤルの一部が、前記ハウジングから外部に露出することを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記バッテリパックは3本の電池セルを含み、1本の電池セルが前記ハウジングの内部に収容され、残り2本の電池セルが前記ハウジングの後方から一部分突出するように前記L字状のバッテリパックが前記ハウジングに装着されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記バッテリパックを装着した状態で前記電動工具を床置きした際に、前記ハウジングの複数箇所が床面に接し、
    前記ダイヤルスイッチが、モータの軸線と、該軸線から垂直であって前記電動工具の後端側の接地点を通る線と、床面によって確定される三角形の内部に位置するように配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記電動工具にバッテリパックを装着した状態で前記電動工具を床置きした際に、
    前記ダイヤルスイッチの前記ハウジングから外部に露出する部分と前記床面の間に、所定のクリアランスが存在するように構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動工具。
  7. 先端工具を回転させるスピンドルを駆動するモータと、前記モータの電源オン/オフ及び変速を行うスイッチ手段と、これらを収容したハウジングと、ハウジングの後端部に装着されるバッテリパックを有する電動工具において、
    前記ハウジング後部に基板を設け、
    前記スイッチ手段からの信号を前記基板に伝えるスイッチ基板を設け、該スイッチ基板を前記モータの軸方向と略垂直な方向に延びるようにして設け、
    前記モータの軸方向と略垂直な方向において、前記バッテリパックとオーバーラップするように前記スイッチ手段及び前記スイッチ基板を配置し、
    前記スイッチ手段は、モータの回転のオン/オフスイッチを兼ねた回転式のダイヤルスイッチであり、前記ダイヤルスイッチの回転軸は前記モータの回転軸と略平行になるように設けられたことを特徴とする電動工具。
  8. 前記スイッチ手段は、モータの軸線と、該軸線から垂直であって前記電動工具の後端側の接地点を通る線と、床面によって確定される三角形の内部に位置するように配置されることを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
  9. 前記ダイヤルスイッチは前記ハウジング内に設けられ、前記ダイヤルスイッチのダイヤルの一部が、前記ハウジングから外部に露出することを特徴とする請求項8に記載の電動工具。
  10. 前記バッテリパックは、側面からみてL字状の断面を有し、
    前記変速スイッチは、前記L字状の形状に挟まれる領域に配置されることを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
  11. 前記バッテリパックは3本の電池セルを含み、1本の電池セルが前記ハウジングの内部に収容され、残り2本の電池セルが前記ハウジングの後方から一部分突出するように前記L字状のバッテリパックが前記ハウジングに装着されることを特徴とする請求項10に記載の電動工具。
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