JP5543053B2 - 粉末化粧料 - Google Patents

粉末化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP5543053B2
JP5543053B2 JP2006157649A JP2006157649A JP5543053B2 JP 5543053 B2 JP5543053 B2 JP 5543053B2 JP 2006157649 A JP2006157649 A JP 2006157649A JP 2006157649 A JP2006157649 A JP 2006157649A JP 5543053 B2 JP5543053 B2 JP 5543053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
petal
water
cosmetic
note
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006157649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007326795A (ja
Inventor
英明 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shikizai Inc
Original Assignee
Nippon Shikizai Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shikizai Inc filed Critical Nippon Shikizai Inc
Priority to JP2006157649A priority Critical patent/JP5543053B2/ja
Priority to PCT/JP2007/000603 priority patent/WO2007141916A1/ja
Publication of JP2007326795A publication Critical patent/JP2007326795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5543053B2 publication Critical patent/JP5543053B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/25Silicon; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/12Face or body powders for grooming, adorning or absorbing

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は粉末化粧料に関する。さらに詳しくは水を含有した粉末状の化粧料に関する。
粉末化粧料は、一般に仕上げ用化粧料として用いられ、透明感のある肌質を演出し、また汗や皮脂を抑え、化粧持ちをよくさせるなどの目的で広く使用されている。粉末化粧料は粉末状であるため手にとったときにはさらさらしたソフトな使用性を有している。ところが、主成分が粉体であるため仕上がりが粉っぽく、清涼感が得られないという欠点があった。これらの欠点は、夏場などの気温が高く、湿度の高い季節などでの使用において顕著である。
これに対して、粉体に清涼感を付与する水を含有させた粉末化粧料が種々開発されている。例えば、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、無水ケイ酸等の多孔質及び/又は吸水性粉末と低級アルコールを配合した粉末化粧料(特許文献1参照)、シリコーン処理等を施した粉体等の水との接触角が100°を超える非水吸着性粉体と、水との接触角が100°以下である非水吸着性粉体とからなり、全体としての水との接触角が100°以上である非水吸着性粉体と水を含有した粉末化粧料(特許文献2参照)、微粒子無水ケイ酸表面を疎水化処理した表面積60m/g以上の疎水化無水ケイ酸と水等の水性成分を含有して得られる、水滴状の水性成分の表面に疎水性粉末が配向して均一に被覆した、粉末状形態をなす粉末状化粧料(特許文献3参照)等が開示されている。さらに、粉末化粧料の技術ではなく固形化粧料の技術ではあるが、多孔質シリカ等の多孔質粉体が水又は水性成分の水溶液を吸収する役割を果たす(特許文献4参照)という技術開示もある。
特開平9−48721号公報 特開2001−226230号公報 特開2003−267826号公報 特開2002−205910号公報
しかしながら、従来の粉末化粧料は清涼感が充分でなかったり、化粧料の使用性、使用感が満足できないものが多く、さらに粉末状態が不安定である等、いずれも何らかの欠点を有していた。例えば前記特許文献3等の疎水化シリカを配合した粉末化粧料については、疎水化シリカは表面積が例えば60m/g以上と非常に微粒子なため、塗布時に微粒子特有のキシミを感じることとなり、化粧料の重要な特性である使用感を著しく低下させる。この使用感を改善するために、他の比較的大きな粒子径の粉体や球状粉体等を配合することが一般的であるが、これらの粉体は、前記疎水化シリカの液表面への配向吸着を阻害し、系の安定性を低下させる。また、容器へ充填する際等、外力等がかかることにより、容易に吸着が崩れてしまうといった欠点がある。従って、使用性、使用感を損なわず、安定に水を含有させて充分な清涼感を付与した粉末化粧料の開発が望まれているのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、粉末化粧料としての使用性を保ちながら、清涼感に優れ、使用感、安定性の良好な粉末化粧料を提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、水を特定粒子径の花弁状粉体とともに配合して粉末化粧料を調製することにより、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、第一発明は、平均粒子径1.0〜30.0μmの花弁状粉体及び粉末化粧料全量中5〜65質量%(但し、40質量%以上を除く)の水を含有する粉末化粧料であって、前記水と花弁状粉体の質量比(水/花弁状粉体(質量比))が0.4〜5.5である前記粉末化粧料である。
また、第二発明は、花弁状粉体がケイ酸カルシウムである前記第一発明記載の粉末化粧料である。
本発明において、粉末化粧料とは外観が粉末の形態を呈した化粧料である。また、本発明における平均粒子径の表示はSEMにより測定されたものである。
本発明によれば、平均粒子径1.0〜30.0μmの花弁状粉体及び粉末化粧料全量中5〜65質量%(但し、40質量%以上を除く)の水を含有する粉末化粧料であって、前記水と花弁状粉体の質量比(水/花弁状粉体(質量比))が0.4〜5.5にして粉末化粧料を調製したことにより、粉末化粧料としての使用性を保ちながら、清涼感に優れ、使用感、安定性の良好な粉末化粧料が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
本発明においては花弁状粉体が用いられる。花弁状粉体とは、花弁状の薄片粉体が多方向へ成長して集合体を形成したものであり、花弁状結晶構造を有する多孔質の粉体である。
花弁状粉体における粉体としては、花弁状の集合体を形成し得る粉体であれば特に限定されないが、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム等が好ましく、特にケイ酸カルシウムが好ましく、水を安定に含有させる等本発明の効果を顕著に発揮する。
本発明において好ましく用いられる花弁状ケイ酸カルシウム粉体は、一般式で2CaO・3SiO・nSiO・mHO(式中のm、nは正の数で、nは0.1〜10)により示されるジャイロライト型のケイ酸カルシウムに属するものである。
花弁状粉体は既知の物質であり、公知の方法、例えば、特開昭54−93698号公報、特開平9−25108号公報、特開2003−30632号公報、特開2003−261796号公報等に記載の方法により製造することができる。例えば、花弁状ケイ酸カルシウムの場合、室温にて、ケイ酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液を混合し、得られた懸濁液をオートクレーブにて、温度を上げて、例えば180℃の温度下で反応させ、花弁状ケイ酸カルシウムを生成させる。得られる生成物を、イオン交換水およびエタノール等にて洗浄、乾燥させて製造される。
本発明における花弁状粉体は、特殊の花弁状構造による高い吸水能を有する。その吸水能は本発明の効果を充分に発揮させる点から1.5ml/g以上の吸水量を有するものが好ましい。これにより水の存在下でも充分に粉末状を維持し、粉末化粧料を安定に粉末状とすることができる。さらに好ましくは2.0ml/g以上である。また、吸水量の上限は特に限定されないが、粉末状を維持させて清涼感を充分に発揮させる観点からは6.0ml/gで充分である。本発明においては、特に1.5〜6.0ml/gであることが好ましい。さらに好ましくは2.0〜5.0ml/gである。なお、上記吸水量はJIS顔料試験法K5101における亜麻仁油による方法を用い、油を水に置き換え、作業時間を5分以内とすることにより求めた値である。
前記花弁状粉体は、平均粒子径が1.0〜30.0μmのものが用いられる。平均粒子径(以下、単に「粒子径」と記載されたものも全て平均粒子径である。)がこの範囲のものを用いることにより粉末化粧料の粉末状のさらさら感が得られ、化粧料使用時の化粧料塗布の滑らかさ、伸び等の使用感の点できしみ等のない優れた効果が得られる。粒子径が1.0μm未満であると特に、粉末化粧料を塗布したときの伸びのよい使用感が得られない。また、30.0μmを超えると粉末化粧料を塗布したときの滑らかな使用感が得られない。いずれの場合も粉末化粧料のさらさら感も低下する。好ましい粒子径は5.0〜20.0μmである。花弁状粉体が集合体として、前記粒子径1.0〜30.0μmの大きさになるためには、長手方向が0.1〜30μm、厚みが0.001〜0.1μmであるものが好ましい。
なお、花弁状粉体の使用に当たって、粉体を粉砕して粒子径を調整して用いる場合は、一般的には粉砕機が用いられ、花弁状を損なわない範囲で使用される。粉砕機としては、例えば圧縮破砕機、せん断破砕機、衝撃破砕機、ボール媒体粉砕機、気流粉砕機等を使用することができる。また、分級は自然沈降法、サイクロン法等が挙げられるが、特に制限されない。
本発明における花弁状粉体としては、市販品を用いることが可能であり、使用に当たっては、市販品をそのまま、あるいは粉砕分級して用いる。市販品の例としては、例えば、フローライトR(花弁状ケイ酸カルシウム、粒子径25μm)(株式会社トクヤマ製)、ポロネックスC(花弁状炭酸カルシウム・リン酸カルシウム複合体、粒子径10μm)(丸尾カルシウム株式会社製)等が挙げられる。なお、上記フローライトRの化学式は、2CaO・3SiO・nSiO・mHO(式中のm、nは、2<m<3、1<n<2である。)、結晶系は変形ジャイロライトである。また、粒径(D50)は20〜30μmであり、細孔半径は0.1μm付近にピークがある。
本発明においては、平均粒子径1.0〜30.0μmの花弁状粉体を用いることにより、多量の水を配合しても粉末状のさらさら感のある粉末化粧料とすることができる。この粉末化粧料は安定で、充分な清涼感が得られる。さらに、化粧料使用時の化粧料塗布の滑らかさ、伸び等優れた使用感を有する。
本発明において用いられる水の含有量は粉末化粧料全量中5〜65質量%である。含有量が5質量%未満であると粉末化粧料の清涼感が充分得られない。また、65質量%を超えると粉末化粧料の粉末状のさらさら感が得られず、化粧料塗布時の伸びも、安定性も悪くなる。さらに好ましくは5〜55質量%である。
水と花弁状粉体の含有比(質量比)(水/花弁状粉体(質量比))は粉末化粧料の清涼感、使用性等の観点から0.4〜5.5である。前記含有比が0.4未満であると清涼感を得ることができず、また5.5を超えると粉末状のさらさら感が悪くなり、化粧料塗布時の伸びも悪くなる。好ましい前記範囲は0.5〜4.0である。
本発明における粉末化粧料に配合される粉体成分は前記花弁状粉体のみでも構わないが、粉末化粧料の形態や使用性等に広がりを持たせるため、例えば色調付与、紫外線遮蔽効果、メークアップ効果、感触調整等を目的として、他の粉体を適宜配合することができる。他の粉体としては、通常化粧品で使用される粉体であれば特に限定されないが、例えば、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、無水ケイ酸、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、窒化ホウ素等の無機粉体、シルク、ナイロン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル系ポリマー、ポリウレタン、シリコーン、ポリエチレン、セルロース等の高分子粉体、有機顔料、およびこれらの複合粉体等が挙げられる。これらの他の粉体は、金属石けん、シリコーン、フッ素等で表面改質された粉体として用いることもできる。他の粉体は1種または2種以上が任意に選択されて用いられる。
本発明における花弁状粉体及び他の粉体を併せた全粉体の含有量は、粉末化粧料全量中25.0〜95.0質量%が好ましく、さらに好ましくは35.0〜90.0質量%である。
本発明における粉末化粧料には、前記成分の他に、化粧料、医薬部外品、医薬組成物等に通常用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。例えば、水とともに水溶性成分を配合しても構わない。前記他の成分としては、例えば、油分、染料、高分子化合物、香料、界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤、保湿剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、紫外線吸収剤、美白剤,皮膚賦活剤,血行促進剤,抗脂漏剤,抗炎症剤等の薬剤、収斂剤、清涼剤等を挙げることができる。さらに、水中油型乳化組成物、油中水型乳化組成物等の乳化組成物を配合することもできる。なお、油分の配合については、前記花弁状粉体の一部に油分を混合したものも配合することができる。
本発明の粉末化粧料は前記成分を配合して常法にしたがって調製することができる。特に、前記花弁状粉体と水とを混合した後、他の成分と混合して粉末化粧料を調製することが好ましい。
また、本発明の粉末化粧料の調製に当たっては、前記花弁状粉体の粉砕と同様、花弁状を損なわない範囲で使用される。通常の粉末化粧料の混合、分散、粉砕に用いられる粉砕機や混合機を必要に応じて使用することができる。粉砕機としては、例えば圧縮破砕機、せん断破砕機、衝撃破砕機、ボール媒体粉砕機、気流粉砕機等を、混合機としては、容器回転混合機、高速流動混合機、振動混合機などを挙げることができる。
本発明の粉末化粧料中の水は花弁状粉体中に毛細管現象によって包含され、それによって外観が粉末形態となるものと考えられる。
本発明の粉末化粧料の具体例としては、特に限定されないが、白粉、頬紅、ボディーパウダー、芳香化粧品、アイシャドウ、ファンデーション、口紅等が挙げられる。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。
以下、花弁状粉体の製造例を記載する。
〔製造例1:花弁状炭酸マグネシウム〕
60℃に調整した水酸化マグネシウム懸濁液(30g/L)2.0Lに、60℃に保ちながら、炭酸ガスを1.5L/分の速度で240分間導入し、塩基性炭酸マグネシウムを生成させた。得られた生成物を、イオン交換水およびエタノールにて洗浄、乾燥させて、花弁状炭酸マグネシウムを調製した。該花弁状炭酸マグネシウムのSEM観察を行ったところ、厚さ0.01〜0.05μm、長手方向0.5〜2μmの薄片が多方向に成長した集合体であり、その平均粒子径は14.0μmであることが確認された。吸水量は1.7ml/gであった。
〔製造例2:花弁状ケイ酸カルシウム〕
室温にて、0.3mol/lケイ酸ナトリウム(SiO/NaO=2.6)水溶液100mlと0.3mol/l塩化カルシウム水溶液100mlを混合し、得られた懸濁液をオートクレーブにて180℃の温度下、10時間反応させ、花弁状ケイ酸カルシウムを生成させた。得られた生成物を、イオン交換水およびエタノールにて洗浄、乾燥させた後、SEM観察を行った。その結果、生成物が、厚さ0.01〜0.1μm、長手方向1〜4μmの薄片が多方向に成長した集合体であり、その平均粒子径は40.0μmであることが確認された。吸水量は5.3ml/gであった。
以下、本発明で用いた効果試験方法について説明する。
(使用性、使用感)
化粧料を手にとったときの粉末状のさらさら感、化粧料使用時の化粧料塗布の滑らかさ、伸びについて、いずれも専門パネル10名による下記4段階評価に基づいた評価を行った。
(4段階評価)
4:優れている。
3:やや優れている。
2:やや悪い。
1:悪い。
(清涼感)
化粧料塗布時及び塗布後の清涼感を官能により、専門パネル10名による下記4段階評価に基づいた評価を行った。
(4段階評価)
4:とても感じる。
3:やや感じる。
2:あまり感じない。
1:感じない。
以上の効果試験方法によって4段階で評価した評点から1名当たりの平均評点を算出し、この点数から下記の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:3.5以上4.0まで
○:2.5以上3.5未満
△:1.5以上2.5未満
×:1.0以上1.5未満
(安定性)
安定性は、粉末状化粧料を5ml試験管に入れ、28kHzの超音波を10分間あてることにより確認した。
(評価基準)
○:粉末状化粧料から水が分離することなく安定である。
×:粉末状化粧料から水が分離し不安定である。
[実施例1〜13、比較例1〜10]
表1〜3に示した成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の粉末化粧料を以下の方法で調製した。また、効果試験結果を併せて表1〜3に記載した。
(調製法)
各粉体原料を混合し、その他の液分以外の成分と共にヘンシェルミキサー、アトマイザーにて均一に分散、混合、粉砕し、得られたバルクに液分をヘンシェルミキサーにて均一に分散し、粉末化粧料を調製した。
Figure 0005543053
Figure 0005543053
Figure 0005543053
表1〜3中、
注1:ポロネックスC(花弁状炭酸カルシウム・リン酸カルシウム複合体)(平均粒子径10μm:吸水量1.6ml/g)(丸尾カルシウム株式会社製)
注2:製造例1の花弁状炭酸マグネシウム(平均粒子径14μm:吸水量1.7ml/g)
注3:フローライトR(平均粒子径25μm:吸水量4.6ml/g)(株式会社トクヤマ製)
注4:フローライトR(株式会社トクヤマ製)の粉砕品(気流粉砕機使用、平均粒子径9μm:吸水量4.1ml/g)
注5:フローライトR(株式会社トクヤマ製)の粉砕品(気流粉砕機使用、平均粒子径4.0μm:吸水量3.7ml/g)
注6:製造例2の花弁状ケイ酸カルシウム(平均粒子径40μm:吸水量5.3ml/g)
注7:フローライトRの粉砕品(気流粉砕機使用、平均粒子径0.4μm:吸水量2.5ml/g)
注8:ケイカルビーズ(平均粒子径24μm:吸水量0.9ml/g)(日本ケミカル株式会社製))
注9:サイロピュア#25(平均粒子径4.0μm:吸水量3.0ml/g)(富士シリシア株式会社)
注10:サンフレッシュ ST−500MPSC(平均粒子径30μm:吸水量400ml/g)(サンダイヤポリマー株式会社)
注11:AEROSIL R972(平均粒子径0.04μm:吸水量4.2ml/g)(日本アエロジル株式会社)
*:ティーバック法:JIS K 7223:1996
注12:ガンツパールGM−2000(ガンツ化成株式会社)
注13:板状硫酸バリウムHM(堺化学株式会社)
注14:SA−タルクJA46R(三好化成株式会社)
表1及び2から明らかなように、本発明に係る特定粒子径の花弁状粉体及び特定量で花弁状粉体に対して特定比率の水を含有した粉末化粧料は、清涼感に優れ、さらさらした粉末状態である等、使用性、使用感、安定性が良好となっている。特に、粉体としてケイ酸カルシウムを用いたとき、使用感が著しく優れていることが分かる。
これらに対して、表3から明らかなように、粒子径の範囲が本発明の範囲を外れる花弁状粉体を配合した比較例1及び2の粉末化粧料、水の配合量が本発明の範囲を外れる比較例7及び8の粉末化粧料、水/花弁状粉体(質量比)が本発明の範囲を外れる比較例6、9の粉末化粧料、花弁状でない粉体を配合した比較例3〜5の粉末化粧料、花弁状粉体でないケイ酸カルシウムを配合した比較例10の粉末化粧料は、いずれも本発明の効果を発揮し得ないものであった。
以下、さらに本発明粉末化粧料の実施例を示す。なお、製造は花弁状粉体と水をヘンシェルミキサーにより、均一に分散、混合し、得られたバルクを他の粉体等の成分とヘンシェルミキサー、アトマイザーにて均一に分散、混合、粉砕し粉末化粧料を製造した。また、前記効果試験をこれらにおいて行ったところ、いずれも優れた効果が得られた。
〔実施例14〕ボディーパウダー
成分 配合量(質量%)
花弁状ケイ酸カルシウム(注1) 20.0
タルク 13.0
マイカ 17.5
球状ポリメタクリル酸アルキル(注2) 5.0
水 30.0
グリセリン 10.0
着色剤(パール剤・酸化鉄・酸化チタン) 4.0
酸化防止剤 0.5
注1:フローライトR(株式会社トクヤマ製)の粉砕品(気流粉砕機使用、粒子径9μm、吸水量4.1ml/g)
注2:ガンツパールGM−2000(ガンツ化成株式会社製)
〔実施例15〕頬紅
成分 配合量(質量%)
花弁状ケイ酸カルシウム(注1) 15.0
タルク 13.0
マイカ 7.5
硫酸バリウム(注2) 15.0
水 42.0
カミツレエキス 3.0
着色剤(パール剤・酸化鉄・酸化チタン) 4.0
酸化防止剤 0.5
注1:フローライトR(株式会社トクヤマ製)の粉砕品(気流粉砕機使用、粒子径9μm、吸水量4.1ml/g)
注2:板状硫酸バリウムHM(堺化学株式会社)
〔実施例16〕アイシャドー
成分 配合量(質量%)
花弁状ケイ酸カルシウム(注1) 15.0
タルク 17.5
ステアリン酸亜鉛 4.0
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー(注2)
5.0
水 30.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 2.0
フェニルトリメチコン(注3) 1.0
着色剤 10.0
(有機系タール色素・ベンガラ・酸化チタン)
雲母チタン 15.0
酸化防止剤 0.5
注1:フローライトR(株式会社トクヤマ製)の粉砕品(気流粉砕機使用、粒子径9μm、吸水量4.1ml/g)
注2:KSP−100(信越化学工業株式会社製)
注3:KF−56(信越化学工業株式会社製)
〔実施例17〕美容パウダー
成分 配合量(質量%)
花弁状ケイ酸カルシウム(注1) 20.0
硫酸バリウム(注2) 15.5
窒化ホウ素 3.0
水 25.0
グリセリン 10.0
ナノエマルション(注3) 5.0
ヒアルロン酸ナトリウム(注4) 1.0
ダイズエキス(注5) 1.0
オリーブ油 13.0
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 5.0
着色剤 1.0
(ベンガラ・酸化チタン)
酸化防止剤 0.5
注1:フローライトR(株式会社トクヤマ製)の粉砕品(気流粉砕機使用、粒子径9μm、吸水量4.1ml/g)
注2:板状硫酸バリウムHM(堺化学株式会社)
注3:NIKKOL ニコソーム OS(日光ケミカルズ株式会社製)
注4:Bio Sodium Hyaluronate HA12(株式会社資生堂製)
注5:フラボステロン SB(一丸ファルコス株式会社製)

Claims (2)

  1. 平均粒子径1.0〜30.0μmの花弁状粉体及び粉末化粧料全量中5〜65質量%(但し、40質量%以上を除く)の水を含有する粉末化粧料であって、前記水と花弁状粉体の質量比(水/花弁状粉体(質量比))が0.4〜5.5であり、前記水が、前記花弁状粉体中に包含され、外観が粉末形態である前記粉末化粧料。
  2. 花弁状粉体がケイ酸カルシウムである請求項1記載の粉末化粧料。
JP2006157649A 2006-06-06 2006-06-06 粉末化粧料 Active JP5543053B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006157649A JP5543053B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 粉末化粧料
PCT/JP2007/000603 WO2007141916A1 (ja) 2006-06-06 2007-06-04 粉末化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006157649A JP5543053B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 粉末化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007326795A JP2007326795A (ja) 2007-12-20
JP5543053B2 true JP5543053B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=38801183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006157649A Active JP5543053B2 (ja) 2006-06-06 2006-06-06 粉末化粧料

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5543053B2 (ja)
WO (1) WO2007141916A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7678382B2 (en) * 2006-12-22 2010-03-16 Conopco, Inc. Single-crystal platy barium sulfate in cosmetic compositions
JP2020200249A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 花王株式会社 大気有害物質付着抑制剤

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029643B2 (ja) * 1977-12-30 1985-07-11 株式会社トクヤマ 珪酸カルシウム及びその製造方法
JPS5927783B2 (ja) * 1979-09-07 1984-07-07 株式会社 千代田化学研究所 揮発性組成物
JP3107891B2 (ja) * 1991-03-11 2000-11-13 株式会社コーセー 含水粉末化粧料
JP4209568B2 (ja) * 1999-12-02 2009-01-14 株式会社コーセー 含水粉末化粧料
JP4537525B2 (ja) * 2000-02-17 2010-09-01 花王株式会社 粉末化粧料
JP2002205910A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Tokiwa Corp 非乳化系化粧料
JP2002370918A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Tokiwa Corp 非乳化系油中粉末分散型化粧料
JP4412879B2 (ja) * 2002-03-11 2010-02-10 メルク株式会社 体質顔料およびその製造方法
JP3948609B2 (ja) * 2002-03-14 2007-07-25 株式会社資生堂 粉末状化粧料
JP4361416B2 (ja) * 2004-04-28 2009-11-11 株式会社日本色材工業研究所 粉体固形化粧料
JP4376696B2 (ja) * 2004-05-19 2009-12-02 株式会社日本色材工業研究所 粉体固形化粧料
JP5156182B2 (ja) * 2004-07-29 2013-03-06 有限会社ニューライム研究社 化粧品組成物

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007141916A1 (ja) 2007-12-13
JP2007326795A (ja) 2007-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4982212B2 (ja) 粉末化粧料
KR20180017811A (ko) 도포성 및 성형성이 향상된 압축 파우더 화장료 조성물
JP2001323070A (ja) 球状複合粒子及びこれを配合した化粧料
KR20140132724A (ko) 처리된 판상 기재
CN105228579B (zh) 化妆品组合物
JP5156182B2 (ja) 化粧品組成物
JP3948609B2 (ja) 粉末状化粧料
CN105764476B (zh) 使用茶氨酸的表面处理粉体及含有其的化妆品
JP5231862B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP5543053B2 (ja) 粉末化粧料
JP2003095872A (ja) 固形粉末化粧料
JP7490348B2 (ja) 粉末化粧料
JP5727783B2 (ja) 粉末化粧料
JP4376696B2 (ja) 粉体固形化粧料
JP5042540B2 (ja) 複合粒子を含む化粧料の製造方法
JP5138982B2 (ja) 粉末化粧料
WO2021200781A1 (ja) 粉末含有化粧料
WO2022097476A1 (ja) 化粧料
JP2000302638A (ja) 水性ジェル状化粧料
JP5839777B2 (ja) 粉末状整髪剤
JP2008120715A (ja) 化粧品組成物
US20200289385A1 (en) Use of calcined kaolin as a mattifying agent
JP6955757B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP6356479B2 (ja) 立体的形状に成型されてなる固形粉末化粧料
JP2008273853A (ja) 化粧品組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131001

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20131128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140210

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5543053

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250