JP5533475B2 - パターン幅測定プログラム、パターン幅測定装置 - Google Patents

パターン幅測定プログラム、パターン幅測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、輪郭線が周期性を有するパターンの幅を測定するパターン幅測定プログラム、パターン幅測定装置に関するものである。
従来、フォトマスクに描画したパターン幅を測定する装置があった(例えば特許文献1)。
一方で、同一パターンのショットを周期的に配置して、各ショットを重複するように配置してパターン形成する技術があった(例えば特許文献2)。この技術を用いてパターン形成すると、描画パターンの輪郭が周期性を有するものになる。
しかし、従来の装置では、輪郭線が周期性を有するパターンの幅を、精度よく測定するには、適していなかった。
特開2010−134433号公報 国際公開第2010/025061号公報
本発明の課題は、輪郭線が周期性を有する描画パターンのパターン幅を、精度よく測定できるパターン幅測定プログラム、パターン幅測定装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、複数の単位形状(3)が一定の配列ピッチ(P,200P)で配置された単位形状配列描画データ(2)に基づいて描画され、周期性を持つ輪郭線(5a,205a)を有する描画パターン形状(5,205)を測定するコンピュータ(50,250)を、前記描画パターン形状の測定領域(A,200A,301A〜303A)での単位測定範囲(B1〜B3)の長さ(L1)を、前記単位形状の前記配列ピッチに対応した長さに設定する測定長設定制御手段(56c)と、前記測定長設定制御手段が設定した前記単位測定範囲の前記描画パターン形状の幅を、一定の間隔毎に測定してパターン幅測定データを取得する測定手段(54)と、前記測定手段が取得した前記パターン幅測定データに基づいて、前記単位測定範囲内で平坦化したパターン幅(W4)を算出するパターン幅算出手段(56f)と、して機能させることを特徴とするパターン幅測定プログラムである。
第2の発明は、第1に発明のパターン幅測定プログラムにおいて、前記測定長設定制御手段は、前記単位測定範囲の長さを、前記単位形状の前記配列ピッチに対応した長さとして、前記配列ピッチの整数倍に設定すること、を特徴とするパターン幅測定プログラムである。
第3の発明は、第1又は第2の発明のパターン幅測定プログラムにおいて、前記コンピュータ(50,250)を、前記単位測定範囲(B1〜B3)の個数を受け付ける測定単位数受け付け手段(56d)として機能させ、前記測定手段(54)を、前記測定単位数受け付け手段が受け付けた前記個数の前記各単位測定範囲での前記パターン幅測定データを取得するように機能させ、前記パターン幅算出手段(56f)を、前記測定手段が取得した前記各単位測定範囲での前記パターン幅測定データに基づいて、前記パターン幅(W4)を算出するように機能させること、を特徴とするパターン幅測定プログラムである。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明のパターン幅測定プログラムにおいて、前記コンピュータ(50)を、前記単位形状配列描画データ(2)を取得する単位形状配列描画データ取得手段(53)と、前記単位形状配列描画データ取得手段が取得した前記単位形状配列描画データから、前記単位形状(3)の前記配列ピッチ(P)を抽出する配列ピッチ抽出手段(56d)として機能させ、前記測定長設定制御手段(56c)を、前記配列ピッチ抽出手段が抽出した前記配列ピッチを、前記単位測定範囲(B1〜B3)の長さ(L1)に設定するように機能させること、を特徴とするパターン幅測定プログラムである。
第5の発明は、第1から第3までのいずれかの発明のパターン幅測定プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記測定領域(200A)の描画パターン形状を測定又は撮像することにより取得する描画パターン形状取得手段(56f)と、前記描画パターン形状取得手段が取得した前記描画パターン形状に基づいて、前記単位形状(3)の前記配列ピッチ(200P)を算出する配列ピッチ算出手段(256b)として機能させ、前記測定長設定制御手段(56c)を、前記配列ピッチ算出手段が算出した前記配列ピッチを、前記単位測定範囲の長さに設定するように機能させること、を特徴とするパターン幅測定プログラムである。
第6の発明は、複数の単位形状(3)が一定の配列ピッチ(P,200P)で配置された単位形状配列描画データ(2)に基づいて描画され、周期性を持つ輪郭線(5a,205a)を有する描画パターン形状(5,205)を測定するパターン幅測定装置(50,250)であって、前記描画パターン形状の測定領域(A,200A,301A〜303A)での単位測定範囲(B1〜B3)の長さ(L1)を、前記単位形状の前記配列ピッチに対応した長さに設定する測定長設定制御手段(56c)と、前記測定長設定制御手段が設定した前記単位測定範囲の前記描画パターン形状の幅を、一定の間隔毎に測定してパターン幅測定データを取得する測定手段(54)と、前記測定手段が取得した前記パターン幅測定データに基づいて、前記単位測定範囲内で平坦化したパターン幅(W4)を算出するパターン幅算出手段(56f)とを備えること、を特徴とするパターン幅測定装置である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
第1の発明は、パターン形状が周期性を持つ輪郭線を有しても、単位測定範囲の長さを単位形状の配列ピッチに設定するので、輪郭線の一周期におけるパターン幅測定データを必ず取得できるため、測定精度を向上できる。
第2の発明は、単位測定範囲の長さを配列ピッチの整数(n)の倍数に設定するので、単位測定範囲には、n周期分の輪郭線が必ず含まれるため、測定精度を高くできる。
第3の発明は、複数個の各単位測定範囲でのパターン幅測定データを取得して、パターン幅を算出するので、測定精度を一層向上できる。
第4の発明は、単位形状配列描画データが有する配列ピッチのデータを利用して、単位測定範囲の長さを設定できる。
第5の発明は、実際に描画したパターン形状のみを用いて単位測定範囲の長さを設定できる。
第1実施形態のパターン描画の手法を説明する図である。 第1実施形態のパターン描画システム20の構成を説明する図である。 第1実施形態の測定装置表示部52の表示画面であり、電子顕微鏡54の測定の概要を説明する図である。 第1実施形態の測定装置表示部52の表示画面であり、電子顕微鏡54の取得画像を示す図である。 第1実施形態のボックスB1内の測定結果を示す表である。 第1実施形態の測定装置50の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態のパターン描画システム220の構成を説明する図である。 第2実施形態の測定装置250の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の段付パターン205及びその輪郭線205aを示す図である。 第2実施形態の波形解析の手法を説明する図である。 第3実施形態の設計データ301を、測定装置表示部352に出力した画像を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
最初に、本実施形態のパターン描画の手法について説明する。
図1は、第1実施形態のパターン描画の手法を説明する図である。
半導体ウエハ6のパターン形成は、最初に設計データ1を作成し、その設計データ1に基づいてフォトマスクを製造し、フォトマスクのマスクパターンを縮小投影することにより、半導体ウエハに転写するといった流れによって行われる。
設計データ1は、設計者が、実際に半導体ウエハ6(図1ではメモリパターン)上に形成したい配線パターンの形状を作成したものである。設計データ1は、CAD等の設計装置30(図2参照)を利用して作成される。
図1(b−1)に示すように、本実施形態では、設計データ1を変換して、更に、段付データ2(単位形状配列描画データ)を作成する。段付データ2は、設計データ1に基づいて矩形の単位形状3を一定に配列ピッチPで配置したものである。
そして、段付データ2を利用してフォトマスク4上に段付パターン5を描画するときに、単位形状3に対応したアパーチャ、つまり矩形のアパーチャを利用して、単位形状3毎に電子線を照射して描画する。
レジストが塗布されたフォトマスク用基板にパターンを現像し、レジストをマスクとしてレジストが除去された金属薄膜をエッチングすることにより、フォトマスク用基板に所望のパターンを形成する。
そうすると、図1(b−2)に示すように、作成されたフォトマスク4には、ほぼ円形形状が連設され、更に、コーナ部がぼけて曲線でなだらかに繋げたような形状の段付パターン5が形成される。これは、描画の際、単位形状3の外側コーナ部3aは、電子線の加速電圧とレジストの分子構造による解像性により、照射される電子線の量(以下「ドーズ量」という)が少なくなり、現像後のレジスト形状の輪郭が内側に丸くなって、輪郭線5aが曲線になるためである。また内側コーナ部3bは、単位形状3が重なり高いドーズ量が照射され、輪郭が外側に膨らんで輪郭線5aが曲線になるためである。
更に、段付データ2は、単位形状3が一定の配列ピッチPで配置されているので、段付パターン5の輪郭線5aは、最終的に周期性を持つ曲線になる。
このフォトマスク4を利用して、スキャナーやステッパ等の露光装置で半導体ウエハ6上に配線パターン7を転写すると、図1(b−3)に示すように、露光波長とレジストの解像性から、曲線部分は忠実に解像できず、ほぼ直線形状として配線パターン7が形成される。
この配線パターン7の形状は、従来から行われてきたように、設計データ1に基づいて異なる形状の矩形を細かく組み合わせた描画データ12を作成し(図1(c−1)参照)、描画データ12に基づいてフォトマスク14にマスクパターン15を描画し(図1(c−2)参照)、マスクパターン15を半導体ウエハ16上に転写して形成される配線パターン17(図1(c−3)参照)とほぼ同一の形状が形成される。
本実施形態の段付データ2は、従来の描画データ12と比べると、同一形状の単位形状3を利用し、また矩形の数も少ないので、データの作成が簡単である。更に、フォトマスク4上に段付パターン5を描画する場合には、同一形状のアパーチャが利用でき、またショット数を従来よりも格段に少なくできる。このため、フォトマスク4を描画するための描画装置稼動時間を削減し、フォトマスク4の製造コストを削減する。
以下、この段付データ2の生成、またフォトマスク4に描画した段付パターン5のパターン幅を測定する構成等について、主に説明する。
図2は、第1実施形態のパターン描画システム20の構成を説明する図である。
図3は、第1実施形態の測定装置表示部52の表示画面であり、電子顕微鏡54の測定の概要を説明する図である。
図2に示すように、パターン描画システム20は、設計装置30、描画装置40、測定装置50を備える。設計装置30、描画装置40、測定装置50は、互いにLAN、インターネット等の通信網を介して接続され、互いに情報を送受信できる。
設計装置30は、設計者が配線パターンを設計するためのCAD等である。設計装置30は、設計装置操作部31、設計装置表示部32、設計装置送受信部33、設計装置記憶部35、設計装置制御部36を備える。
設計装置操作部31は、設計装置30に情報を入力するために、設計者が操作するマウス、キーボード等の操作装置、入力装置である。
設計装置表示部32は、設計データ1等を表示するモニタである。
設計装置送受信部33は、描画装置40、測定装置50等の他の装置との間で情報を送受信する部分である。設計装置送受信部33は、他の装置との間で通信するためのインターフェース等を備える。
設計装置記憶部35は、設計装置30の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。
設計装置記憶部35は、設計データ記憶部35a、段付データ記憶部35b、段付データ作成プログラム35cを備える。
設計データ記憶部35aは、配線パターンの設計データ1を記憶する記憶領域である。
段付データ記憶部35bは、設計データ1から変換した段付データ2を記憶する記憶領域である。
段付データ作成プログラム35cは、設計データ1から段付データ2へと変換するプログラムである。
設計装置制御部36は、設計装置30を統括的に制御するための制御部であり、例えば、CPU(中央処理装置)等から構成される。設計装置制御部36は、段付データ作成部36aを備える。
段付データ作成部36aは、段付データ作成プログラム35cに従って、設計データ1を段付データ2へと変換する制御部である。段付データ作成部36aは、段付データ2が設計データ1に対応した形状になるように、単位形状3及びその配列ピッチPを設定する。段付データ作成部36aは、設計データ1から変換した段付データ2を、段付データ記憶部35bに記憶する。
描画装置40は、フォトマスク4上に段付パターン5を描画する電子線描画装置である。描画装置40は、設計装置30が送信した段付データ2を受信して、これに基づいて、段付パターン5を描画する。描画装置40は、段付データ2の単位形状3に対応したアパーチャを用いて、段付パターン5を描画する。
測定装置50は、電子顕微鏡54を制御して、段付パターン5のパターン幅を測定する装置である。測定装置50は、測定装置操作部51、測定装置表示部52、測定装置送受信部53(単位形状配列描画データ取得手段)、電子顕微鏡54(測定手段)、測定装置記憶部55、測定装置制御部56を備える。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御装置等を備えた情報処理装置をいい、測定装置50は、測定装置記憶部55、測定装置制御部56等を備えた情報処理装置であり、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
測定装置操作部51は、測定者が測定装置50を操作するためマウス、キーボード等の操作装置、入力装置等である。
測定装置表示部52は、測定結果や、電子顕微鏡54が取得した画像を表示するモニタである。
測定装置送受信部53は、設計装置30、描画装置40等の間で情報を送受信する部分であり、設計装置送受信部33と同様な部分である。測定装置送受信部53は、設計装置30が送信した設計データ1、段付データ2を受信して取得する。
電子顕微鏡54は、走査型電子顕微鏡である。
図3(a)に示すように、電子顕微鏡54は、走査線L10上を移動しながら電子ビームをフォトマスク4に照射し、フォトマスク4から放出される二次電子等を検出して、段付パターン5の幅を測定する。
電子顕微鏡54は、測定領域Aで、段付パターン5の幅方向Wに走査して、パターン幅を測定する。段付パターン5の輪郭線5aの部分は、断面においてパターンが斜めに形成されているので、二次電子の放出量が多くなる。このため、図3(b)に示すように、電子顕微鏡54の測定値は、輪郭線5aの部分の測定値が大きくなる。
測定装置制御部56のパターン幅算出部56f(後述する)は、二次電子の放出量を微分、積分等によって解析して、その変化が大きくなる箇所(図3に「×」印で示す)を、境界として識別するようになっている。この例では、輪郭線5aよりも内側の領域と、輪郭線5aよりも外側の領域をそれぞれ識別し、外側の幅である外幅W1と、内側の幅である内幅W2を求め、更に、パターン幅W3を式「W3=(W1+W2)/2」によって平均して算出する。
電子顕微鏡54は、測定領域AでボックスB1(単位測定範囲)内を等間隔毎に、複数回走査して(図4参照)、パターン幅を測定し、パターン幅算出部56fが平均パターン幅W4を求めるようになっている。また、後述するように、電子顕微鏡54は、ボックスの位置を移動して、複数のボックスB1〜B3内の測定をする。
図2に戻り、測定装置記憶部55は、測定装置50の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。
測定装置記憶部55は、測定プログラム55a、設計データ記憶部55b、段付データ記憶部55cを備える。
測定プログラム55aは、段付パターン5を測定するためのプログラムである。
設計データ記憶部55bは、設計装置30が送信した設計データ1を記憶する記憶領域である。
段付データ記憶部55cは、設計装置30が送信した段付データ2を記憶する記憶領域である。
測定装置制御部56は、測定装置50を統括的に制御するための制御部であり、例えば、CPU等から構成される。測定装置制御部56は、測定装置記憶部55に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
測定装置制御部56は、測定領域受け付け部56a、ピッチ抽出部56b(配列ピッチ抽出手段)、ボックス設定部56c(測定長設定制御手段)、ボックス数受付部56d(測定単位数受け付け手段)、顕微鏡制御部56e、パターン幅算出部56f、必要に応じてこれら各制御部の間で情報を伝達するためのバスを備える。
測定領域受け付け部56aは、測定装置操作部51の入力に応じて、段付パターン5の測定領域Aを受け付ける制御部である。測定領域受け付け部56aは、例えば、測定装置表示部52に表示された設計データ1の一部が、測定装置操作部51により選択されることにより、その部分を段付パターン5の測定領域Aとして受け付ける。
なお、測定領域Aの受け付けは、段付データ2を測定装置表示部52に表示して行うようにしてもよい。
ピッチ抽出部56bは、段付データ記憶部55cの段付データ2に基づいて、単位形状3の配列ピッチP(図1参照)を抽出する制御部である。段付データ2には、単位形状3及びその配列ピッチPの情報が含まれているので、ピッチ抽出部56bは、段付データ2からその配列ピッチPのデータを抽出する。
ボックス設定部56cは、測定領域AでのボックスB1のボックス長さL1(単位測定範囲の長さ)を、設定する制御部である。ボックス設定部56cは、ボックス長さL1をピッチ抽出部56bが抽出した配列ピッチPに対応した長さに設定する。
ボックス数受付部56dは、ボックスの個数を受け付ける制御部である。
顕微鏡制御部56eは、電子顕微鏡54を制御する制御部である。
パターン幅算出部56fは、電子顕微鏡54が取得したパターン幅測定データに基づいて、ボックスB1内での平均パターン幅W4を算出する(図5参照)。後述するように、パターン幅算出部56fは、複数のボックスB1〜B3の測定後に、各ボックスB1〜B3の平均パターン幅W4を集計した後に、更に平均して総平均パターン幅を算出する。
次に、本実施形態のパターン幅測定の手法について説明する。
図4は、第1実施形態の測定装置表示部52の表示画面であり、電子顕微鏡54の取得画像を示す図である。
図5は、第1実施形態のボックスB1内の測定結果を示す表である。
図4に示すように、ボックスB1は、電子顕微鏡54が走査する範囲を示すものである。測定者は、電子顕微鏡54の取得画像を見ながら、測定装置操作部51を操作して、段付パターン5の幅(幅方向Wの長さ)よりも大きくなるように、ボックスB1の幅方向長さL2を選択できる。ボックス設定部56cは、測定装置操作部51からの出力に基づいて、幅方向長さL2を設定する。
一方、ボックス設定部56cは、ボックスB1のボックス長さL1(単位形状3の配列方向に沿った長さ)を、ピッチ抽出部56bが抽出した配列ピッチPに設定する。
そして、顕微鏡制御部56eは、電子顕微鏡54を制御して、ボックスB1内の段付パターン5の幅を、一定の間隔毎に走査して測定し、パターン幅測定データを取得する。図4は、走査線L11〜L18が等間隔に8箇所設定された例を示す。
そして、パターン幅算出部56fは、ボックスB1内の走査線L11〜L18のパターン幅W3に基づいて、1つのボックスB1内の平均パターン幅W4を算出する。図5は、ボックスB1の測定データに基づいて、「平均パターン幅W4=252.6(nm)」と算出した場面である。
なお、図4、図5では、走査線L11〜L18は、等間隔に8箇所であり簡略した例を示すが、走査線は、本数を多くした方が、測定精度を向上できる。
1つ目のボックスB1の測定が終了すると、測定装置制御部56は、電子顕微鏡54を移動して、次のボックスB2の測定を開始する。ボックスB2は、ボックスB1と同一形状であり、ボックスB1に接している。なお、電子顕微鏡54の移動方向を、図4に方向Xで示す。この方向Xは、単位形状3の配列方向と同一である。
ここで、前述したように、段付データ2は、単位形状3が一定の配列ピッチPで配置されているので、段付パターン5の輪郭線5aは、周期性を持つ曲線になる。このため、ボックス長さL1が1周期よりも小さかったり、大きい場合には、ボックスB1の配置に応じて、測定値が大きく変わってしまう。
例えば、ボックス長さL1が1周期の配列ピッチよりも小さく、段付パターン5の比較的太い範囲に配置された場合には(図4のボックスB11参照)、測定値が大きくなってしまうし、一方、段付パターン5の比較的細い範囲に配置された場合には、測定値が小さくなってしまう。ボックス長さL1が1周期よりも多い場合でも、同様である。
このため、ボックス長さL1が任意に設定されると、測定精度が低くなる可能性がある。
これに対して、測定装置50は、ボックス長さL1を配列ピッチPに設定するので、ボックスB1は、測定領域A内でどの位置に配置されても、1周期分の段付パターン5の輪郭線5aを、必ず含むように設定される。このため、測定装置50は、測定精度を高くできる。
次に、測定装置50の一連の動作を説明する。
図6は、第1実施形態の測定装置50の動作を示すフローチャートである。
S(以下、単に「S」という)1において、測定装置制御部56は、一連の処理を開始する。
なお、測定装置50の動作の前提として、既に描画装置40によりフォトマスク4に段付パターン5が描画され、測定装置50のステージ(図示せず)に載置されているとする。
S2において、測定装置送受信部53は設計装置30が送信した設計データ1、段付データ2を受信して取得する(単位形状配列描画データ取得工程)。測定装置制御部56は、取得した設計データ1、段付データ2を、それぞれ設計データ記憶部55b、段付データ記憶部55cに記憶する。
S3において、測定装置制御部56は、設計データ記憶部55bの設計データ1に基づいて、設計データ1を測定装置表示部52に表示する。
S4において、測定領域受け付け部56aは、測定装置表示部52に表示された設計データ1のパターンのある領域が選択されると、その領域を測定領域Aとして受け付ける(測定領域受け付け工程)。
S5において、ピッチ抽出部56bは、段付データ記憶部55cの段付データ2に基づいて、単位形状3の配列ピッチPを抽出する(配列ピッチ抽出工程)。そして、ボックス設定部56cは、測定領域AでのボックスB1のボックス長さL1を、ピッチ抽出部56bが抽出した配列ピッチPに対応した長さに設定する(単位測定範囲設定工程)。
S6において、ボックス数受付部56dは、測定装置操作部51の出力に基づいて、ボックス数を受け付ける(測定単位数受け付け工程)。ここでは、簡略して「ボックス数=3」である例を説明するが、ボックス数は、多い程、測定精度を向上できる。
S7において、顕微鏡制御部56eは、電子顕微鏡54を測定領域Aに移動する。
S8において、顕微鏡制御部56eは、電子顕微鏡54をボックスB1内で走査させて、走査線L11〜L18毎にパターン幅の測定値を取得する(測定工程,図4参照)。
S9において、パターン幅算出部56fは、走査線8箇所の測定値に基づいて、ボックスB1の平均パターン幅W4を算出する(パターン幅算出工程,図5参照)。
S10において、測定装置制御部56は、全てのボックスB1〜B3の測定が終了したか否かを判定する。測定装置制御部56は、全てのボックスB1〜B3の測定が終了したと判定した場合には(S10:YES)、S11に進み、一方、全てのボックスB1〜B3の測定が終了していないと判定した場合には(S10:NO)、S8からの処理を繰り返し、次のボックスの測定を開始する。つまり、ボックスB1内の測定の次には、ボックスB2内を測定し、またボックスB2内の測定の次には、ボックスB3内を測定する。
測定装置制御部56は、繰り返されるS8からの処理において、ボックスB1の位置を移動して、ボックスB2、ボックスB3を、1個目のボックスB1と同様に、それぞれ電子顕微鏡54を走査して、パターン幅の測定データを取得する(複数測定単位測定工程)。
S11において、パターン幅算出部56fは、3箇所の全てボックスB1〜B3の平均パターン幅W4を、更に、平均して総平均パターン幅を算出する。なお、総平均パターン幅の算出は、全ての24本(8本×ボックスB1〜B3)分の走査線を加算して、これの平均値を算出してもよい。
S12において、測定装置制御部56は、算出した総平均パターン幅を、測定装置表示部52に出力して、S13に進み、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のパターン描画システム20は、段付データ2でフォトマスク4に描画することにより、段付パターン5が周期性を持つ輪郭線5aを有しても、ボックス長さL1を配列ピッチPに設定するので、測定精度を向上できる。
また、パターン描画システム20は、複数個のボックスB1〜B3でのパターン幅測定データを取得して、平均パターン幅W4を算出するので、測定精度を一層向上できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第2実施形態のパターン描画システム220の構成を説明する図である。
測定装置250の測定装置制御部256は、ピッチ算出部256b(配列ピッチ算出手段)と、顕微鏡制御部256eとを備える。
測定装置制御部256の顕微鏡制御部256eは、パターン幅を測定する前の処理で、電子顕微鏡54を制御して、予め測定領域200Aの段付パターン205の輪郭線205aの輪郭線データ205bを取得する(図9(a)参照)。
ピッチ算出部256bは、輪郭線データ205bに基づき、配列ピッチ200Pを算出する制御部である(図9(b)参照)。
測定装置250は、測定装置記憶部255の測定プログラム255aに従って、以下の演算、処理を行って、輪郭線データ205bを取得し(描画パターン形状取得工程)、配列ピッチ200Pを算出する(配列ピッチ算出工程)。
図8は、第2実施形態の測定装置250の動作を示すフローチャートである。
図9は、第2実施形態の段付パターン205及びその輪郭線205aを示す図である。
図10は、第2実施形態の波形解析の手法を説明する図である。
S201において、測定装置制御部256は、一連の処理を開始する。
S202において、図9(a)に示すように、顕微鏡制御部256eは、電子顕微鏡54(描画パターン形状取得手段)を走査して、第1実施形態と同様に輪郭線205aを識別して、輪郭線205aのデータに基づいて輪郭線データ205bを取得する(描画パターン形状取得工程)。
S203において、図9(b)に示すように、ピッチ算出部256bは、輪郭線データ205bの波形中心を結ぶ中心線205cを求め、その傾斜角度θを求める。
傾斜角度θの求め方として、例えば、図形の対象領域(図9(a)の描画パターン)について、中心線205cを構成する点列に対して主成分分析し、第一主成分の軸方向を図形の傾き方向とする方法がある。主成分分析の対象とする点列は、必ずしも中心線205cでなくてもよく、例えば、白帯領域(輪郭線205a)の両サイドを抽出した二重のラインを構成する点列でもよく、また、しきい値で2値化して得られる白帯領域を構成する点列でもよい。またその他の方法として、画像のパターマッチングにより、予め記憶させたテンプレートパターンとの比較を行うことにより特徴点を抽出し、その特徴点を結んだ線の傾きとする方法でも良く、種々の公知の画像解析手法を用いることができる。
S204において、図10(a)に示すように、ピッチ算出部256bは、輪郭線データ205bを傾斜角度θ回転させて、中心線205cが水平になるように配置する。
S205において、ピッチ算出部256bは、輪郭線データ205bの両端の長さ205dを算出する。
S206において、ピッチ算出部256bは、輪郭線データ205bを波形解析して、波数を判定する。この判定は、例えば、以下のような手法によって行う。
図10(a)の横軸をXとし、縦軸をYとし、輪郭線データ205bをXからYへの関数とみなして、y=f(x)とする。
y=f(x)を、長さ205dを1周期とする周期関数とみなして、フーリエ級数展開する。結果として複素数の数列{c}、が得られる(n=…,−3,−2,−1,0,1,2,3,…)。
各cは、以下の数式で表すことができる。
Figure 0005533475
ここで、
π:円周率
w:長さ205dの値
i:虚数単位
である。
この式では、xは、連続的な実数値をとるかのように表記されているが、実際のデータは、離散的な点列なので、台形公式などを用いて積分値を近似計算する。その際、点列は、xについて等間隔に得られているとは限らないので、通常の離散フーリエ変換は適用できない。
は、複素数の値をとるが、nに応じた周波数の波の振幅の情報は、絶対値|c|に現れ、その波の位相のシフトの情報は、偏角arg(c)に現れる。
f(x)が、特定の周波数の正弦波の成分を強く含むとき、その周波数に対応するnに関する|c|の値が、他のnに関するものよりも大きな値をとる。従って、|c|のピークを抽出することにより、その周波数を求めることができる。
図10(b)は、横軸にnをとり、縦軸に|c|をとったグラフの一例を示している。ピッチ算出部256bにおいて、輪郭線データ205bの波数が8個であると判定した場面である。
S207において、長さ205dを波数で除算して、配列ピッチ200Pを求めて、一連の処理を終了する(S208)。
その後、ボックス設定部56cが、算出された配列ピッチ200Pをボックス長さに設定し、測定装置制御部256が、第1実施形態のS6以降の処理と同じ処理を行って、平均パターン幅、総平均パターンを求める(図6参照)。
以上説明したように、本実施形態の測定装置250は、描画された段付パターン205の形状からボックス長さを設定するので、段付データを入手できない場合であっても、実際に描画した段付パターン205の形状のみを用いてボックス長さを設定できる。
なお、測定領域200Aの段付パターン205を撮像しておき、ピッチ算出部256bが、その撮像データを画像解析することにより、配列ピッチ200Pを算出してもよい。
この場合には、パターン幅算出部56fが、その撮像データを更に画像解析して、パターン幅を求めてもよい。これにより、電子顕微鏡54を走査させる必要がなく、測定工程を簡単にすることができる。
また、波形の解析は、配列ピッチ200Pを算出できる方法であれば、どのような手法を用いてもよい。更に、段付パターン205の撮像データを測定装置表示部52に表示し、測定者が、表示画面上で配列ピッチ200P、波数を求めてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図11は、第3実施形態の設計データ301を、測定装置表示部352に出力した画像を示す図である。
第3実施形態の測定装置のボックス設定部(図2、図7のボックス設定部56c参照)は、測定領域を複数個所選択できるようになっている。図11は、3箇所の測定領域301A〜303Aが選択された場面である。
第3実施形態の測定装置は、各測定領域において、第1実施形態、第2実施形態と同様に、複数のボックスのパターン幅を測定し、総平均パターン幅を測定、算出する。つまり、図11では、3箇所それぞれ総平均パターンを測定、算出する。
これにより、第3実施形態の測定装置は、例えば、フォトマスクを複数個所のパターン幅の測定データによって品質管理している場合等に対応できる。
なお、フォトマスク上の段付パターンの形状は、配線パターン毎に異なるパターンの大きさであってもよい。つまり、その配線パターンの単位形状及び配列ピッチが同一であれば、配線パターン毎に、単位形状及び配列ピッチが異なっていてもよい。
この場合には、各測定領域301A〜303Aの配線パターンの単位形状の配列ピッチを、それぞれ設計データ301から抽出し、又は測定データ等から算出して、ボックス長さを設定すればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、アパーチャは、矩形のものを利用する例を示したが、これに限定されない。アパーチャは、他の形状でもよく、例えば、円形、長方形等でもよい。
なお、平均パターン幅は、単に平均値を算出するのではなく、他の平坦化の算出手法を用いてもよい。すなわち、平均パターン幅は、輪郭線を直線状にみなした場合のパターン幅を表すものであるので、その輪郭線の形態に応じて、その輪郭線に適した平坦化手法を用いることができる。
(2)実施形態において、測定装置は、設計データ、段付データを、通信網を介して取得する例を示したが、これに限定されない。例えば、測定装置は、設計データ、段付データを取得するために、これらのデータを記憶したCDROM等のデータを読み込む読み取り装置を備えていてもよい。
(3)実施形態において、測定装置は、フォトマスク上の段付パターンを測定する例を示したが、これに限定されない。例えば、直接半導体ウエハに描画した段付パターンを測定してもよい。
(4)実施形態において、測定装置は、ボックス長さを配列ピッチに設定する例を示したが、これに限定されない。例えば、測定装置は、ボックス長さを配列ピッチの2以上の自然数(n=2,3,4,…)の倍数に設定してもよい。この場合、ボックスは、測定領域内でどの位置に配置されても、n周期分の段付パターンの輪郭線を、必ず含むように設定されるので、測定装置は、測定精度を高くできる。
1,301 設計データ
2 段付データ
4 フォトマスク
3 単位形状
5,205 段付パターン
5a,205a 輪郭線
6 半導体ウエハ
7 配線パターン
50,250 測定装置
53 測定装置送受信部
54 電子顕微鏡
55a 測定プログラム
56b ピッチ抽出部
56c ボックス設定部
56d ボックス数受付部
56e,256e 顕微鏡制御部
56f パターン幅算出部
205b 輪郭線データ
256b ピッチ算出部
A,200A,301A〜303A 測定領域
B1〜B3 ボックス
L1 ボックス長さ
L11〜L18 走査線
P,200P 配列ピッチ

Claims (6)

  1. 複数の単位形状が一定の配列ピッチで配置された単位形状配列描画データに基づいて描画され、周期性を持つ輪郭線を有する描画パターン形状を測定するコンピュータを、
    前記描画パターン形状の測定領域での単位測定範囲の長さを、前記単位形状の前記配列ピッチに対応した長さに設定する測定長設定制御手段と、
    前記測定長設定制御手段が設定した前記単位測定範囲の前記描画パターン形状の幅を、一定の間隔毎に測定してパターン幅測定データを取得する測定手段と、
    前記測定手段が取得した前記パターン幅測定データに基づいて、前記単位測定範囲内で平坦化したパターン幅を算出するパターン幅算出手段と、
    して機能させることを特徴とするパターン幅測定プログラム。
  2. 請求項1に記載のパターン幅測定プログラムにおいて、
    前記測定長設定制御手段は、前記単位測定範囲の長さを、前記単位形状の前記配列ピッチに対応した長さとして、前記配列ピッチの整数倍に設定すること、
    を特徴とするパターン幅測定プログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のパターン幅測定プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、前記単位測定範囲の個数を受け付ける測定単位数受け付け手段として機能させ、
    前記測定手段を、前記測定単位数受け付け手段が受け付けた前記個数の前記各単位測定範囲での前記パターン幅測定データを取得するように機能させ、
    前記パターン幅算出手段を、前記測定手段が取得した前記各単位測定範囲での前記パターン幅測定データに基づいて、前記パターン幅を算出するように機能させること、
    を特徴とするパターン幅測定プログラム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のパターン幅測定プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記単位形状配列描画データを取得する単位形状配列描画データ取得手段と、
    前記単位形状配列描画データ取得手段が取得した前記単位形状配列描画データから、前記単位形状の前記配列ピッチを抽出する配列ピッチ抽出手段として機能させ、
    前記測定長設定制御手段を、前記配列ピッチ抽出手段が抽出した前記配列ピッチを、前記単位測定範囲の長さに設定するように機能させること、
    を特徴とするパターン幅測定プログラム。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のパターン幅測定プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記測定領域の描画パターン形状を測定又は撮像することにより取得する描画パターン形状取得手段と、
    前記描画パターン形状取得手段が取得した前記描画パターン形状に基づいて、前記単位形状の前記配列ピッチを算出する配列ピッチ算出手段として機能させ、
    前記測定長設定制御手段を、前記配列ピッチ算出手段が算出した前記配列ピッチを、前記単位測定範囲の長さに設定するように機能させること、
    を特徴とするパターン幅測定プログラム。
  6. 複数の単位形状が一定の配列ピッチで配置された単位形状配列描画データに基づいて描画され、周期性を持つ輪郭線を有する描画パターン形状を測定するパターン幅測定装置であって、
    前記描画パターン形状の測定領域での単位測定範囲の長さを、前記単位形状の前記配列ピッチに対応した長さに設定する測定長設定制御手段と、
    前記測定長設定制御手段が設定した前記単位測定範囲の前記描画パターン形状の幅を、一定の間隔毎に測定してパターン幅測定データを取得する測定手段と、
    前記測定手段が取得した前記パターン幅測定データに基づいて、前記単位測定範囲内で平坦化したパターン幅を算出するパターン幅算出手段とを備えること、
    を特徴とするパターン幅測定装置。
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