JP5533444B2 - 車両用シートの連結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートの連結装置に関する。詳しくは、車両用シートを構成する第1の部材と第2の部材とを互いに相対回転可能な状態に連結する車両用シートの連結装置に関する。
従来、車両用シートのシートバックをシートクッションに対して背凭れ角度調整可能な状態に連結する連結装置として、下記特許文献1に開示されたものが知られている。この連結装置は、外歯車と内歯車とが互いの噛合い位置を変化させながら相対回転するように組み付けられた構成となっており、この両者の相対回転を係止させるための手段として、両者間の隙間内にバネ附勢力によって入り込んで回転を係止させる楔部材が設けられている。また、上記連結装置には、車両走行時の振動作用等により、上記楔部材が隙間の緩む方向に動いて回転止め状態が緩んでしまう事態を防止するために、楔部材が上記の隙間の緩む方向にずれようとする動きを受け止めて移動させないようにするブレーキバネが設けられている。このブレーキバネは、リング状に巻かれたバネにより形成されており、上記楔部材が隙間の緩む方向にずれようとして動くと、その折り曲げられた端部に楔部材が押し当てられてリングの形を押し広げるように作用し、ブレーキバネをその外周部を取り巻くように設けられた円筒形状のブッシュの内周面に押し当てて、楔部材が緩まないようにするブレーキ力を作用させるようになっている。
特表2008−543456号公報
しかし、上記開示の従来技術では、ブレーキバネ及びブレーキバネの外周部を取り巻くブッシュが連結装置から軸方向に突出して設けられており、構成が軸方向に大型化する構成となっている。
本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、楔部材の緩みを防止するブレーキ機構をコンパクトに構成することにある。
第1の発明は、車両用シートを構成する第1の部材と第2の部材とを互いに相対回転可能な状態に連結する車両用シートの連結装置であり、内周面に内歯が形成された内歯車プレートと、外周面に内歯よりも少ない歯数の外歯が形成された外歯車プレートと、一対の楔部材と、操作部と、を有する。内歯車プレートは、第1の部材に固定されている。外歯車プレートは、第2の部材に固定され、外歯を内歯に噛合させた状態として、内歯車プレートに対して噛合い位置を変化させながら回転するように組み付けられている。一対の楔部材は、上記両歯車プレートのうちの一方の中心部に形成された孔内に他方の中心部に形成された突部が入り込んで形成される両者間の偏心した隙間内に配設され、この偏心した隙間の狭くなる側に向かって附勢バネの附勢力により両挟み状に押し込まれることで両歯車プレートの相対回転を係止させる。操作部は、上記隙間内の一対の楔部材が両挟み状に押し込まれる先端部間の空間内に配設され、回転により両楔部材のうちの一方を上記隙間の広くなる側に向かって押動して、外歯車プレートを内歯車プレートに対して押し回す。更に、上記操作部が配設された空間内には、操作部と少なくとも一方の楔部材との間に介在するブレーキバネが配設されている。ブレーキバネは、少なくとも一方の楔部材から楔部材の接近に伴う移動力を受けることにより、孔の内周面又は突部の外周面に押し付けられるように変形し、操作部が操作されて操作部からの移動力を受けることにより、孔の内周面又は突部の外周面から離間する方向に変形するようになっている。
この第1の発明によれば、ブレーキバネは、少なくとも一方の楔部材からその接近に伴う移動力を受けることにより、孔の内周面又は突部の外周面に押し付けられるように変形し、その押し付けられた面に摩擦抵抗力を作用させる。これにより、上記楔部材が、車両振動等の操作部の操作によらない作用によって上記隙間内で移動する動きが、ブレーキバネにより食い止められ、その緩みが防止される。上記ブレーキバネは、操作部が操作されて操作部からの移動力を受けることにより、孔の内周面又は突部の外周面から離間する方向に変形し、同面に対する摩擦抵抗力を弱める。これにより、上記ブレーキバネの配設に伴う操作部にかかる負荷が軽減される。このように、ブレーキバネを上記隙間内に配設して上記隙間内でブレーキ力を発揮させられるように構成したことにより、楔部材の緩みを防止するブレーキ機構をコンパクトに構成することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、ブレーキバネは、孔の内周面と操作部の外周面との間に配設されて、その両端部を操作部と各楔部材との間にそれぞれ露呈させる湾曲した板バネとして構成されている。ブレーキバネの両端部は、それぞれ、半径方向の内方側に折り曲げられて、その円周方向の一方側又は他方側から入力される移動力により、板バネの湾曲をきつくして孔の内周面に押し付けたり、板バネの湾曲を弛めて孔の内周面から離間させたりする。
この第2の発明によれば、ブレーキバネを上記形状の板バネとして構成することにより、ブレーキバネを楔部材からの移動力の入力によって湾曲をきつくさせるように変形させたり、操作部からの移動力の入力によって湾曲を弛めるように変形させたりする構成を、単純な構成によって具現化することができる。
次に、第3の発明は、上述した第2の発明において、ブレーキバネの各端部が、ブレーキバネの湾曲面に対して垂直な角度を超えた角度まで折り曲げられて形成されている。
この第3の発明によれば、ブレーキバネの各端部が上記角度まで折り曲げられて形成されることにより、各端部に対する移動力の入力に対して、ブレーキバネが湾曲をきつくする方向や弛める方向に変形しやすくなる。したがって、ブレーキバネによるブレーキ作用を更に高めることができる。
実施例1のリクライニング装置の分解斜視図である。 リクライニング装置が適用された車両用シートの全体斜視図である。 リクライニング装置の正面図である。 リクライニング装置の内部構造を表した部分断面図である。 操作部材が回転操作された状態を表した部分断面図である。 図5の状態から操作部材が更に回転操作されて楔部材が押し回された状態を表した部分断面図である。 楔部材がブレーキバネに当たって止められた状態を表した部分断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートの連結装置の構成について、図1〜図7を用いて説明する。本実施例の車両用シートの連結装置は、図2に示すように、車両用シート1に設けられており、シートバック2をシートクッション3に対して背凭れ角度調整可能に連結するリクライニング装置4,4として構成されている。これらリクライニング装置4,4は、シートバック2の左右両サイドの下端部とシートクッション3の左右両サイドの後端部とをそれぞれ連結しており、互いに協働した作動によってシートバック2をシートクッション3に対して前倒れ回転させたり後倒れ回転させたりするようになっている。
具体的には、各リクライニング装置4,4は、常時は共にシートバック2の背凭れ角度を固定した回転止め状態となって保持されているが、それらの内部に挿通された操作軸64,64が軸回転操作される動きによって、シートバック2の背凭れ角度を変化させるように作動するようになっている。ここで、各操作軸64,64は、連結ロッド4rによって互いに一体的に連結されており、連結ロッド4rに連結された図示しない電気モータが駆動回転することにより、互いが一体的となって軸回転操作されるようになっている。
上記した図示しない電気モータは、例えば車両用シート1の側部に設けられたスイッチの操作によって正転・逆転の駆動操作が行われ、スイッチ操作をやめることによってOFF状態に切り換えられるようになっている。上記各リクライニング装置4,4は、各操作軸64,64が軸回転操作される前の常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定した状態に保持されている。そして、各リクライニング装置4,4は、電気モータの駆動回転によって各操作軸64,64が一斉に軸回転操作されることにより、シートバック2の背凭れ角度を変動させるよう作動するようになっている。
以下、上記した各リクライニング装置4,4の具体的な構成について詳しく説明していく。ここで、各リクライニング装置4,4は、互いに左右対称の構成となっており、実質的には同じ構成のものとなっている。したがって、以下では、これらを代表して、図2の紙面向かって左側に示されているリクライニング装置4の構成についてのみ説明することとする。
リクライニング装置4は、図1に示すように、円盤形状の内歯車プレート10及び外歯車プレート20と、湾曲した駒形状の一対の楔部材40A,40Bと、開リング形状のリングバネ50(本発明の附勢バネに相当する。)と、操作軸64を一体に備えた円板形状の操作部材60と、薄型の円筒形状に形成された外周リング70と、湾曲した板バネから成るブレーキバネ80と、が一つに組み付けられて構成されている。これら各部材は、同図に示されている並び順に軸線方向に順にセットされることによって、一つに組み付けられている(図3参照)。
上記内歯車プレート10は、シートバック2(図2参照)のサイド骨格に一体に連結されて固定され、外歯車プレート20は、シートクッション3(図2参照)のサイド骨格に一体に連結されて固定される。これら内歯車プレート10及び外歯車プレート20は、後述するように互いに相対回転可能な状態に組み付けられ、この相対回転により、シートバック2のシートクッション3に対する背凭れ角度を変化させるようになっている。ここで、シートバック2が本発明の第1の部材に相当し、シートクッション3が本発明の第2の部材に相当する。
以下、上記各構成部材の具体的な構成について詳しく説明していく。先ず、内歯車プレート10の構成について説明する。図1に示すように、内歯車プレート10は、円盤状に形成されており、その外周縁部に、外歯車プレート20への組み付け方向となる軸線方向側に向かって円筒状に突出する内歯車11が形成されている。この内歯車11の内周面には、その全周にわたって内歯11a・・(・・は複数を表す。)が形成されている。また、内歯車プレート10の中心部(内歯車11の中心部ともなる。)には、内歯車11と同心円状で、かつ、同じ軸線方向側に突出する円筒部12が形成されている。ここで、円筒部12が本発明の突部に相当する。
この円筒部12の筒内には、上述した操作軸64を軸線方向に挿通させるための正円状の軸孔12aが形成されている。上記内歯車11及び円筒部12は、それぞれ、内歯車プレート10が板厚方向に半抜き加工されることによって形成されている。上記内歯車プレート10は、その内歯車11が突出する方向とは反対側となる外側の盤面が、シートバック2(図2参照)の骨格(図示省略)の板面に溶接されて強固に一体的に固定されている。これに伴い、内歯車プレート10の外側の盤面上には、シートバック2の骨格に形成された孔(図示省略)内に嵌め込まれて同骨格と強度に結合されるダボ13・・が円周方向の複数箇所(本実施例では四箇所)に突出して形成されている。
次に、図1に戻って、外歯車プレート20の構成について説明する。外歯車プレート20は、上述した内歯車プレート10よりもひとまわり大きな外径を有した円盤形状に形成されている。この外歯車プレート20は、その中央部に、板厚方向への半抜き加工によって、内歯車プレート10への組み付け方向となる軸線方向側に向かって円筒状に突出する外歯車21が形成されている。この外歯車21の外周面上には、その全周にわたって外歯21a・・が形成されている。
上記した外歯車21は、内歯車11よりも外径が小さく、かつ、内歯車11よりも少ない歯数で形成されている。具体的には、外歯車21は、その外歯21a・・の歯数が33個となっており、内歯車11は、その内歯11a・・の歯数が34個となっている。これにより、外歯車21は、図4に示すように、その外歯21a・・が内歯車11の内歯11a・・と噛合するように、内歯車11に対して偏心した状態(中心点10r,20r同士が互いに偏心した状態)に組み付けられて、内歯車11の内周面に沿って噛合位置を変えながら回転することができるようになっている。
そして、この外歯車21の内歯車11に対する回転により、両歯車21,11間の歯数差によって、外歯車21の内歯車11に対する回転向きが漸次変えられていくようになっている。ここで、図1に戻って、外歯車プレート20は、その外周縁部に、半径方向の内方側に凹んだ凹部23・・と半径方向の外方側に膨らんだ凸部24・・とが円周方向に交互に繰り返す形で並んで形成されている。これら凹部23・・と凸部24・・の機能については、後に詳しく説明することとする。
上記した外歯車プレート20は、その外歯車21が突出する方向とは反対側となる外側の盤面が、シートクッション3(図2参照)の骨格(図示省略)の板面に溶接されて強固に一体的に固定されている。これに伴い、外歯車プレート20の外側の盤面上、詳しくは、外歯車プレート20の外歯車21から半径方向の外方側に外れた外側の盤面上の部位には、シートクッション3の骨格に形成された孔(図示省略)内に嵌め込まれて同骨格と強固に結合されるダボ25・・が円周方向の複数箇所(本実施例では六箇所)に突出して形成されている。
したがって、上記構成により、外歯車21が内歯車11に対して回転する動きに伴って、シートバック2のシートクッション3に対する背凭れ角度が漸次変化していく。ところで、上記外歯車プレート20の中心部(外歯車21の中心部ともなる。)には、外歯車21と同心円状に貫通する大孔22が形成されている。この大孔22は、図3〜図4に示すように、外歯車21が内歯車11内に組み付けられることによって、その孔内に、前述した内歯車プレート10に突出形成された円筒部12が差し込まれた状態となって組み付けられるようになっている。
詳しくは、上記した大孔22と円筒部12との配置関係は、外歯車21と内歯車11とが互いに偏心した状態となって組み付けられる関係により、両者は互いに同心円の配置関係とはならず、互いの中心点10r,20rが偏心した配置関係となっている。これにより、上記した大孔22の内周面と円筒部12の外周面との間には、空間の広い部分と狭い部分とを有する環状の隙間が形成されるようになっている。そして、この環状の隙間内には、上記した外歯車21と内歯車11との間の相対回転を止めたり、外歯車21を内歯車11の内周歯面(内歯11a・・の形成された内周面)に沿って噛合位置を変化させながら回転させたりする一対の楔部材40A,40Bが組み付けられている。
次に、楔部材40A,40Bの構成について説明する。楔部材40A,40Bは、図3〜図4に示すように、互いに図示左右対称に湾曲した形に形成されており、上記した大孔22の内周面と円筒部12の外周面との間の隙間内にセットされている。これら楔部材40A,40Bは、その半径方向の外方側の周面と内方側の周面とが、それぞれ、前述した大孔22の内周面と円筒部12の外周面とに沿うように滑らかに湾曲した形に形成されており、全体が上記した隙間の狭くなる側に向かって入り込んでいくことのできる先細状の形に形成されている。ここで、大孔22が本発明の孔に相当する。
上記した各楔部材40A,40Bは、それらの肉厚が厚くなる図示上方側の周端部に窪み形成された各バネ掛部41A,41Bに、リングバネ50の一端51と他端52とがそれぞれ掛着されている。ここで、リングバネ50は、各楔部材40A,40Bに対して、一端51と他端52とを互いに開かせる方向にそれぞれ附勢力をかけるようになっている。これにより、各楔部材40A,40Bは、常時は、上記リングバネ50の附勢力によって、上記した大孔22の内周面と円筒部12の外周面との間の狭くなる隙間内に押し込まれた状態となって保持されている。
この状態では、各楔部材40A,40Bは、その内周面を円筒部12の外周面上の図示上方側の円周領域の左右二箇所の点P1,P2で接触させた状態として、その狭くなる隙間内に向かって両挟み状に押し込まれる力によって、大孔22の内周面を円筒部12の外周面に対して図示上方側へと押圧して、外歯車21を内歯車11の内周歯面に押し付けた状態にして保持するようになっている。これにより、両歯車11,21は、互いの噛合部がバックラッシのない状態とされて回転止めされた状態に保持される(図4参照)。この両歯車11,21が回転止めされた状態は、両楔部材40A,40Bの先細となる下側の先端部と先端部との間に設けられた操作部材60の操作部63が、どちらか一方側に軸回転操作されることによって解除される。
次に、この操作部材60の構成について説明する。操作部材60は、図1に示すように、円板状の押さえ板61と、この押さえ板61の中心部に軸線方向に突出して形成された円筒部62と、押さえ板61上から円筒部62と同じ軸線方向側に円弧状に突出して形成された操作部63と、円筒部62の中心部に軸線方向に嵌め込まれて円筒部62と一体的に結合される操作軸64と、を有する。
上記した操作部材60は、図3〜図4に示すように、その円筒部62が内歯車プレート10の円筒部12内に差し込まれてセットされ、円筒部62が内歯車プレート10の円筒部12によって軸回転可能に支持された状態となって組み付けられる。そして、この組み付けにより、操作部材60は、その円板状の押さえ板61が、上述した大孔22と円筒部12との間に組み付けられた各楔部材40A,40Bに蓋をする状態となって組み付けられ、これら組み付け部品が外れ落ちないようにガイドするようになっている。
なお、図3〜図6では、楔部材40A,40Bの組み付け状態を分かり易く表示するために、押さえ板61が仮想線によって示されている。上記した操作部材60は、上記した組み付けにより、操作部63が両楔部材40A,40Bの先細となる図示下端側の先端部と先端部との間の空間内に差し込まれた状態となって組み付けられる。これにより、操作部材60は、これと一体に組み付けられた操作軸64がどちらか一方側の軸回転方向に操作されることにより、操作部63によって楔部材40A又は楔部材40Bの下端面を押圧して、これらをその回転操作された方向に押し回すようになっている。
具体的に説明すると、図6に示すように、例えば上記操作部材60が操作軸64によって図示時計回り方向に回転操作されることにより、操作部63が同方向に回転し、その端面(押圧面63A)により図示左方側の楔部材40Aの下端面(被押圧面42A)を押圧し、楔部材40Aをその回転方向に押し回す。これにより、上記楔部材40Aが、大孔22の内周面と円筒部12の外周面との間の狭い隙間から外し出され、両楔部材40A,40Bによって上記隙間が押し詰められていた状態が弛められる。なお、厳密には、操作部63は、その回転により、各楔部材40A,40Bとの間に介在するように設けられたブレーキバネ80の端部81Aを押圧し、この端部81Aを介して楔部材40Aの下端面(被押圧面42A)を押圧するようになっている。このブレーキバネ80の構成については後に詳しく説明することとする。
また、このとき、操作部材60は、上記回転に伴って、その押さえ板61の外周部の二箇所に形成されたバネ押部61A,61Bの一方(図示左方側のバネ押部61A)により、図示左方側の楔部材40Aに掛けられているリングバネ50の一端51を同方向に押動し、同側の楔部材40Aにかかるリングバネ50の附勢力を解除しながら楔部材40Aを図示時計回り方向に押動するようになっている。これにより、操作部材60によって直接、リングバネ50をその附勢に抗した方向に押すことができるため、楔部材40Aの押動操作を滑らかに行うことができる。
上記楔部材40Aは、上記のように図示時計回り方向に押し回されることにより、その回転した先の端面が図示右方側の楔部材40Bの上方側の端面に当接し、楔部材40Bを同方向に一緒に押し回すようになっている。したがって、この両楔部材40A,40Bの回転により、両楔部材40A,40Bが外歯車プレート20の大孔22の内周面を押圧する部位が回転方向に漸次変化していき、外歯車21が内歯車11の内周歯面に沿って噛み合い位置を変えていくように相対回転していく。
上記両歯車21,11の相対回転は、操作部材60の回転操作が止められて、両楔部材40A,40Bが再びリングバネ50の附勢力によって、大孔22の内周面と円筒部12の外周面との間の狭くなる隙間内に押し込まれた状態となることにより回転止めされた状態に戻される(図4参照)。なお、操作部材60が上記回転方向とは逆の反時計回り方向に回転操作された場合には、図示右方側の楔部材40Bが回転操作されて、各楔部材40A,40Bが上記とは逆の回転方向に移動する態様でそれぞれ移動操作されることとなる。具体的には、操作部63が図示反時計回り方向に回されることにより、その端面(押圧面63B)により、図示右方側の楔部材40Bの下端面(被押圧面42B)がブレーキバネ80の端部81Bを介して押圧されて、楔部材40Bが押し回される。
次に、図1に戻って、ブレーキバネ80の構成について説明する。ブレーキバネ80は、湾曲した一枚の板バネにより構成されており、前述した操作部63の外周面と大孔22の内周面との間の隙間内に嵌め込まれるように組み付けられて、その両端部81A,81Bが操作部63と各楔部材40A,40Bとの間の空間内にそれぞれ露呈した状態となっている。詳しくは、ブレーキバネ80は、その自由状態時には、上記大孔22の内周面よりも大きな曲率の湾曲形状に形成されており、上記隙間への組み付け時に湾曲が窄まされた状態でセットされている。なお、ブレーキバネ80は、その自由状態時において、上記大孔22の内周面と同じ曲率の湾曲形状に形成されていてもよく、その場合には、上記隙間に対して湾曲が窄まされることなくセットされる。
上記ブレーキバネ80の各端部81A,81Bは、それぞれ、半径方向の内方側に折り曲げられて形成されている。詳しくは、各端部81A,81Bは、上記大孔22の内周面に沿ってセットされたブレーキバネ80の湾曲面に対して垂直な角度を超えた角度まで折り曲げられている。これにより、上記ブレーキバネ80は、各端部81A,81Bが円周方向の一方側又は他方側から押圧される力に対して、ブレーキバネ80の湾曲面を湾曲をきつくする方向に撓ませたり(図7参照)、湾曲を弛める方向に撓ませたり(図5参照)しやすい構成とされている。
上記ブレーキバネ80は、図5に示すように、その両端部81A,81Bの間に挟まれて配置された操作部63が、どちらか一方側の回転方向(図示では時計回り方向)に回転操作されることにより、操作部63の端面(押圧面63A又は押圧面63B)によって、その折り曲げられた端部81A又は端部81Bが内側から外側に押されて、湾曲を弛めるように撓み変形する。これにより、ブレーキバネ80がその湾曲形状を大孔22の内周面から離間させる方向に変形し、大孔22の内周面に対する接触の摩擦抵抗力を軽減させる。したがって、上記操作部63の回転操作によってどちらか一方側の楔部材40A,40Bを回転操作する時には、上記ブレーキバネ80が大孔22の内周面にかける摺動の摩擦抵抗力が軽減されるため、ブレーキバネ80の配設に伴って操作部63にかけられる操作荷重の負荷が軽減される。
しかし、ブレーキバネ80は、図4に示すように、両楔部材40A,40Bが上記隙間内に押し込まれて両歯車21,11が回転止めされた状態において、両楔部材40A,40Bが車両振動等の操作部63の操作によらない作用によって上記隙間内で移動した際には、この移動により接近する楔部材40A又は楔部材40Bによってその端部81A又は端部81Bが外側から内側に押し込まれ、その湾曲形状を湾曲をきつくするように撓み変形させる。これにより、ブレーキバネ80がその湾曲形状を大孔22の内周面に押し付けるように変形し、大孔22の内周面にかけている接触による摩擦抵抗力を増大させて、楔部材40A又は楔部材40Bの移動を食い止める。
ここで、上記ブレーキバネ80の各端部81A,81Bに押圧力をかける各楔部材40A,40Bの下端面(被押圧面42A,42B)は、それぞれ、ブレーキバネ80の各端部81A,81Bに対し、各端部81A,81Bの折り曲げられた先端側の部位に押圧力をかけられるように、各端部81A,81Bの折り曲げ角度よりも傾斜のついた面形状に形成されている。これにより、各楔部材40A,40Bがブレーキバネ80の各端部81A,81Bを外側から押圧する力によって、各端部81A,81Bに、ブレーキバネ80をより大きく湾曲をきつくする方向に撓み変形させられる力をかけられるようになっている。また、前述したブレーキバネ80の各端部81A,81Bを内側から押圧する操作部63の各端面(押圧面63A,63B)も、それぞれ、各端部81A,81Bの折り曲げられた先端側の部位に押圧力をかけられるように、各端部81A,81Bの折り曲げ角度よりも傾斜の緩い面形状に形成されている。これにより、操作部63がブレーキバネ80の各端部81A,81Bを内側から押圧する力によって、各端部81A,81Bに、ブレーキバネ80をより大きく湾曲を弛める方向に撓み変形させられる力をかけられるようになっている。
次に、図1に戻って、外周リング70の構成について説明する。外周リング70は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれた形に形成されており、更にその中空円板のリング部分が板厚方向(軸線方向)に半抜き加工されることによって、その内周部と外周部とが互いに段差状に形作られてそれぞれ軸線方向に面を向けたリング状の第1座面部71と第2座面部72としてそれぞれ形成され、更に、第2座面部72の外周部側から軸線方向に向かって複数のひれ片73・・が延出して形成されている。
詳しくは、上記第2座面部72の外周部には、第2座面部72と面一状に半径方向の外方側に向かって面を延出させる当接部72A・・と、上記ひれ片73・・とが円周方向に交互に繰り返されるように形成されている。上記のように構成された外周リング70は、その円筒内部に内歯車プレート10と外歯車プレート20とが組み付けられることにより、第1座面部71によって内歯車11の外側の盤面を軸線方向に面当接させ、第2座面部72によって外歯車プレート20の内側の盤面を軸線方向に面当接させた状態となる。
詳しくは、第2座面部72は、上述した外歯車プレート20の内側の盤面と面当接すると共に、その外周部に形成された各当接部72A・・を、外歯車プレート20の外周部に形成された各凸部24・・に軸線方向に面当接させた状態となる。これにより、外歯車プレート20が第2座面部72に対して広く面当接されるようになっている。そして、上記のように外歯車プレート20が外周リング70の円筒内に組み付けられることにより、外周リング70に形成された各ひれ片73・・が外歯車プレート20の外周部に形成された各凹部23・・内に軸線方向に差し込まれた状態となる。
そして、上記各ひれ片73・・の各凹部23・・内に差し込まれて軸線方向に突出した先の各突片(かしめ部73A・・)を、半径方向の内方側に折り曲げて、上記第2座面部72との間に外歯車プレート20を挟み込むように軸線方向にかしめることにより、外周リング70が外歯車プレート20と一体となった状態に組み付けられる。これにより、外周リング70は、外歯車プレート20と内歯車プレート10とを軸線方向に挟み込んだ状態として、外歯車21と内歯車11とを互いに相対回転させられる状態に組み付けた状態となる。
このように、本実施例の車両用シートの連結装置(リクライニング装置4,4)によれば、ブレーキバネ80は、図7に示すように、一方の楔部材40B(楔部材40A)からその接近に伴う移動力を受けることにより、大孔22の内周面に押し付けられるように変形し、その押し付けられた面に摩擦抵抗力を作用させる。これにより、上記楔部材40B(楔部材40A)が、車両振動等の操作部63の操作によらない作用によって上記隙間内で移動する動きが、ブレーキバネ80により食い止められ、その緩みが防止される。上記ブレーキバネ80は、操作部63が操作されて操作部63からの移動力を受けることにより、大孔22の内周面から離間する方向に変形し、同面に対する摩擦抵抗力を弱める。これにより、上記ブレーキバネ80の配設に伴う操作部63にかかる負荷が軽減される。このように、ブレーキバネ80を上記隙間内に配設して上記隙間内でブレーキ力を発揮させられるように構成したことにより、楔部材40A,40Bの緩みを防止するブレーキ機構をコンパクトに構成することができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。上記実施例では、車両用シートの連結装置として、シートバック2をシートクッション3に対して背凭れ角度調整可能に連結するリクライニング装置4として構成したものを例示したが、車両用シートの連結装置は、車両用シートを構成する二つの部材を互いに相対回転可能な状態に連結するものとして様々な用途に適用することができるものである。具体的には、例えば、オットマンをシートクッションの前部に回転可能に連結するものなどが挙げられる。
また、上記実施例では、ブレーキバネ80を湾曲した板バネにより構成したものを例示したが、ブレーキバネ80は、上記のように変形してブレーキ力を作用させたり、逆方向に変形してブレーキ力を弱めたりするように作動するバネであればよく、その具体的形状や構造は特に限定されるものではない。また、上記実施例では、ブレーキバネ80が楔部材40B(又は楔部材40A)により押されて変形して大孔22(孔)の内周面に押し付けられたり大孔22の内周面から離間する方向に変形したりするように構成されたものを例示したが、楔部材40B(又は楔部材40A)により押されることで円筒部12(突部)の外周面に押し付けられるように変形し、操作部63により押されることで円筒部12(突部)の外周面から離間する方向に変形したりするように構成されたものであってもよい。
1 車両用シート
2 シートバック(第1の部材)
3 シートクッション(第2の部材)
4 リクライニング装置(車両用シートの連結装置)
4r 連結ロッド
10 内歯車プレート
10r 中心点
11 内歯車
11a 内歯
12 円筒部(突部)
12a 軸孔
13 ダボ
20 外歯車プレート
20r 中心点
21 外歯車
21a 外歯
22 大孔(孔)
23 凹部
24 凸部
25 ダボ
40A,40B 楔部材
41A,41B バネ掛部
42A,42B 被押圧面
50 リングバネ(附勢バネ)
51 一端
52 他端
60 操作部材
61 押さえ板
61A,61B バネ押部
62 円筒部
63 操作部
63A,63B 押圧面
64 操作軸
70 外周リング
71 第1座面部
72 第2座面部
72A 当接部
73 ひれ片
73A かしめ部
80 ブレーキバネ
81A,81B 端部
P1,P2 点

Claims (3)

  1. 車両用シートを構成する第1の部材と第2の部材とを互いに相対回転可能な状態に連結する車両用シートの連結装置であって、
    前記第1の部材に固定され、内周面に内歯が形成された内歯車プレートと、
    前記第2の部材に固定され、外周面に前記内歯よりも少ない歯数の外歯が形成され、当該外歯を前記内歯に噛合させた状態として前記内歯車プレートに対して噛合い位置を変化させながら回転するように組み付けられた外歯車プレートと、
    当該両歯車プレートのうちの一方の中心部に形成された孔内に他方の中心部に形成された突部が入り込んで形成される両者間の偏心した隙間内に配設され、当該偏心した隙間の狭くなる側に向かって附勢バネの附勢力により両挟み状に押し込まれることで前記両歯車プレートの相対回転を係止させる一対の楔部材と、
    前記隙間内の前記一対の楔部材が両挟み状に押し込まれる先端部間の空間内に配設され、回転により前記両楔部材のうちの一方を前記隙間の広くなる側に向かって押動して前記外歯車プレートを前記内歯車プレートに対して押し回す操作部と、を有し、
    更に、前記操作部が配設された前記空間内には前記操作部と前記少なくとも一方の楔部材との間に介在するブレーキバネが配設され、該ブレーキバネは前記少なくとも一方の楔部材から該楔部材の接近に伴う移動力を受けることにより前記孔の内周面又は前記突部の外周面に押し付けられるように変形し、前記操作部が操作されて該操作部からの移動力を受けることにより前記孔の内周面又は前記突部の外周面から離間する方向に変形するようになっていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートの連結装置であって、
    前記ブレーキバネは前記孔の内周面と前記操作部の外周面との間に配設されてその両端部を前記操作部と前記各楔部材との間にそれぞれ露呈させる湾曲した板バネとして構成され、当該ブレーキバネの両端部はそれぞれ半径方向の内方側に折り曲げられてその円周方向の一方側又は他方側から入力される前記移動力により板バネの湾曲をきつくして前記孔の内周面に押し付けたり板バネの湾曲を弛めて前記孔の内周面から離間させたりすることを特徴とする車両用シートの連結装置。
  3. 請求項2に記載の車両用シートの連結装置であって、
    前記ブレーキバネの前記各端部が前記ブレーキバネの湾曲面に対して垂直な角度を超えた角度まで折り曲げられて形成されていることを特徴とする車両用シートの連結装置。
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