JP5531387B2 - 保護板一体型表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、保護板一体型表示パネルおよびその製造方法に関する。
液晶表示パネルとして、液晶表示素子と、前記液晶表示素子の観察側の面を保護するための観察面保護板とを樹脂層により接着して一体化させた保護板一体型液晶表示パネルがある。
この保護板一体型液晶表示パネルを構成する液晶表示素子としては、液晶層を挟んで対向する一対の基板のうちの観察側基板に、反対側基板の外方に張出す張出部が形成され、この張出部に前記ドライバ素子が搭載されたものが知られている。
そして、観察側基板にドライバ搭載用の張出部が形成された液晶表示素子を備えた保護板一体型液晶表示パネルは、従来、前記液晶表示素子の観察側の偏光板を、観察側基板と同じ外形に形成してこの偏光板を前記観察側基板の外面全体に貼付け、前記液晶表示素子の観察側に、前記観察側基板の全体を前記張出部を含んで覆う形状に形成された観察面保護板を配置し、前記液晶表示素子の観察側偏光板と前記観察面保護板とを、これらの間の間隙にその全域にわたって設けられた樹脂層により接着して構成されている(特許文献1参照)。
特開2007−114737号公報
しかし、液晶表示素子の観察側偏光板を観察側基板の外面全体に貼付け、この観察側偏光板と観察面保護板とを樹脂層により接着した従来の保護板一体型液晶表示パネルは、前記液晶表示素子と観察面保護板との接着強度が充分でない。
そして、前記観察面保護板は、液晶表示素子の観察面の保護の他に、前記液晶表示素子の補強板としても機能するが、上記従来の保護板一体型液晶表示パネルは、前記液晶表示素子と観察面保護板との接着強度が充分でないため、液晶表示素子の補強効果、特に、前記液晶表示素子の観察側基板に形成された張出部の補強効果を充分に発揮することができない。
この発明は、表示素子と保護板とを充分な強度で接着し、前記表示素子を効果的に補強した保護板一体型表示パネルおよびその製造方法を提供することを目的としたものである。
この発明の保護板一体型液晶表示パネルの製造方法は、
第一の基板および第二の基板を有し、前記第一の基板が前記第二の基板の外方に張り出す張出部を有するように前記第二の基板に接合された表示パネルと、
前記表示パネルの前記第一の基板に接合された保護板と、
前記表示パネルと前記保護板とに接触するように配置された接合層と、を備える保護板一体型表示パネルの製造方法であって、
前記第一の基板上のうち前記表示パネルの画面エリアと前記張出部とに流動性の樹脂を設けて、次いで、前記保護板を前記樹脂上に重ねて加圧することによって前記表示パネルと前記保護板との間において前記樹脂を押し広げて、次いで、該樹脂を硬化させることによって前記接合層を形成し、
前記表示パネルは、
前記第一基板の前記張出部の前記保護版側の面に、前記張出部に重ならないように貼付けられた偏光板と、
前記第一の基板および前記第二の基板の各内面に設けられた電極と、
前記第一の基板の前記張出部の前記保護板とは反対側の面に設けられ、前記電極に電気信号を印加する駆動装置と、をさらに有し、
前記樹脂を設ける際に、該樹脂を、前記偏光板上と前記張出部上とに設け、
前記樹脂を押し広げることによって、前記第一基板の前記張出部の前記保護板側の面全体を覆うように、前記接合層を設ける、
ことを特徴とする。
好ましくは、前記樹脂は、硬化後、前記張出部と前記保護板との間の接着力が、前記偏光板と前記保護板との間の接着力よりも大きい。
また、この発明の保護板一体型液晶表示パネルは、
第一の基板および第二の基板を有する表示パネルと、
前記表示パネルの前記第一の基板に接合された保護板と、
前記表示パネルと前記保護板とに接触するように配置された接合層と、を備える保護板一体型表示パネルであって、
前記表示パネルは、
前記第一基板の前記張出部の前記保護板側の面に、前記張出部に重ならないように貼付けられた偏光板と、
前記第一の基板および前記第二の基板の各内面に設けられた電極と、
前記第一の基板の前記張出部の前記保護板とは反対側の面に設けられ、前記電極に電気信号を印加する駆動装置と、をさらに有し、
前記接合層が、前記第一基板の前記張出部の前記保護板側の面全体に接触し、且つ、前記第一の基板の前記表示パネルの画面エリアにおいて前記偏光板と前記保護板とに接触するように設けられている、
ことを特徴とする。
好ましくは、前記接合層は、前記張出部と前記保護板との間の接着力が、前記偏光板と前記保護板との間の接着力よりも大きい。
この発明の保護板一体型表示パネルおよびその製造方法によれば、表示素子と保護板とを充分な強度で接着し、前記表示素子を効果的に補強することができる。
(第1の実施形態)
図1〜図5はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は保護板一体型液晶表示パネルの分解斜視図、図2は前記保護板一体型液晶表示パネルの断面図である。
この保護板一体型液晶表示パネルは、図1及び図2のように、画像を表示する液晶表示素子1と、前記液晶表示素子1の観察側に配置された観察面保護板18と、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18との間に設けられ、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18とを接着する透明な樹脂層19とを備えている。
図3は前記液晶表示素子1の観察側とは反対側から見た平面図、図4は前記液晶表示素子1の一部分の拡大断面図であり、この液晶表示素子1は、予め定めた間隙を設けて対向配置された観察側とその反対側の一対のガラスからなる透明基板2,3と、これらの基板2,3間の間隙に封入された液晶層4と、前記一対の基板2,3の互いに向き合う内面のうちの少なくとも観察側基板2の内面に設けられ、電圧の印加により前記液晶層4の液晶分子の配向状態を変化させて光の透過を制御する複数の画素を形成するための第1と第2の透明電極5,7と、前記一対の基板2,3の外面にそれぞれ配置された観察側及びその反対側の一対の偏光板12,13とからなっている。
この実施例において、前記液晶表示素子1は、複数の画素を形成するための第1と第2の電極5,7を、観察側基板2と反対側基板3の内面それぞれに設けたものであり、観察側基板2の内面に、行及び列方向にマトリックス状に配列させて形成された複数の画素電極(第1の電極)5が設けられ、反対側基板3の内面に、前記複数の画素電極5の配列領域全体に対向させて形成された対向電極(第2の電極)7が設けられている。
また、この液晶表示素子1は、TFT(薄膜トランジスタ)をアクティブ素子としたアクティブマトリックス液晶表示素子であり、前記観察側基板2の内面に、前記複数の画素電極5にそれぞれ対応させて配置され、対応する画素電極5に接続された複数のTFT6と、各行の複数のTFT6にそれぞれゲート信号を供給する複数の走査線(図示せず)と、各列の複数のTFT6にそれぞれデータ信号を供給する複数の信号線(図示せず)とが設けられている。
なお、図4では前記複数のTFT6を簡略化しているが、これらのTFT6はそれぞれ、観察側基板2の内面上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極を覆って前記観察側基板2の内面の略全体に形成された透明なゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に前記ゲート電極と対向させて形成されたi型半導体膜と、前記i型半導体膜の一側部と他側部の上にそれぞれn型半導体膜を介して形成されたドレイン電極及びソース電極とからなっている。
また、前記複数の走査線は、前記観察側基板2の内面上に、各行の複数のTFT6のゲート電極にそれぞれ接続して形成され、前記複数の信号線は、前記ゲート絶縁膜の上に、各列の複数のTFT6のドレイン電極にそれぞれ接続して形成されており、前記複数の画素電極5は、前記ゲート絶縁膜の上に形成され、対応するTFT6のソース電極と接続されている。
一方、前記反対側基板3の内面には、前記複数の画素電極5と前記対向電極7とが互いに対向する領域からなる複数の画素にそれぞれ対応させて、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ8R,8G,8Bが設けられており、これらのカラーフィルタ8R,8G,8Bの上に前記対向電極7が形成されている。
そして、前記一対の基板2,3は、前記複数の画素がマトリックス状に配列した画面エリアを囲む枠状のシール材11を介して接合されており、これらの基板2,3間の間隙の前記シール材11で囲まれた領域に液晶層4が封入されている。
さらに、前記一対の基板2,3の内面にはそれぞれ、前記電極5,7を覆って配向膜9,10が形成されており、前記液晶層4の液晶分子は、前記配向膜9,10により規定される初期配向状態に配向している。
なお、この液晶表示素子1は、液晶分子を一対の基板2,3間においてツイスト配向させたTN型またはSTN型液晶表示素子、液晶分子を基板2,3面に対して実質的に垂直に配向させた垂直配向型液晶表示素子、液晶分子を分子長軸を一方向に揃えて基板2,3面と実質的に平行に配向させた非ツイストの水平配向型液晶表示素子、液晶分子をベンド配向させるベンド配向型液晶表示素子等のいずれでもよく、また、強誘電性または反強誘電性液晶表示素子でもよい。
さらに、この実施例の液晶表示素子1は、観察側基板2の内面に複数の画素電極5を設け、反対側基板3の内面に対向電極7を設けたものであるが、前記液晶表示素子1は、前記一対の基板2,3のうちの観察側基板2の内面に、複数の画素をマトリックス状に配列させて形成するための複数の第1の電極と、それよりも液晶層4側に前記第1の電極と絶縁して形成された複数の細長電極部を有する第2の電極と、前記複数の第1の電極にそれぞれ対応させて配置され、対応する前記第1の電極に接続された複数のTFTと、各行の複数のTFTにそれぞれゲート信号を供給する複数の走査線と、各列の複数のTFTにそれぞれデータ信号を供給する複数の信号線とを設け、前記複数の第1の電極と前記第2の電極との間に横電界(基板面に沿う方向の電界)を生じさせて液晶分子の配向状態を変化させる横電界制御型のものでもよい。
また、前記液晶表示素子1の観察側基板2には、前記反対側基板3の外方に張出す張出部2aが形成されており、前記張出部2aに、前記複数の画素の電極5,7間に電圧を印加するためのLSIからなるドライバ素子16が搭載されている。
この実施例の液晶表示素子1は、前記観察側基板2の一側に前記張出部2aを形成し、この張出部2aに、走査駆動とデータ信号の書込み駆動とを行う1つのドライバ素子16を搭載したものであり、前記観察側基板2の内面に、前記ドライバ素子16の複数の出力端子(図示せず)を前記複数の走査線及び複数の信号線と前記対向電極7にそれぞれ接続するための複数の出力側配線14と、前記ドライバ素子16の複数の入力端子(図示せず)を図示しない外部回路に接続するための複数の入力側配線15とが設けられている。
なお、前記複数の出力側配線14のうちの対向電極7の接続用配線は、前記枠状のシール材11による基板接合部において、図示しない導電体を介して前記対向電極7に接続されている。
また、前記複数の入力側配線15は、前記張出部2aの端縁に導出され、前記張出部2aの端部に異方導電性接着剤により接着して接続された配線フィルム17を介して図示しない外部回路に接続されている。
さらに、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12は、前記画面エリアより大きく、且つ前記観察側基板2よりも小さい形状に形成されており、この観察側偏光板12の周縁を前記観察側基板2の周縁よりも内側に位置させて、前記観察側基板2の外面に貼付けられている。
この実施例において、前記観察側偏光板12は、前記観察側基板2の張出部2aを除いた前記反対側基板3と対向する領域よりも小さく、且つ前記液晶表示素子1の画面エリア(枠状のシール材11の内側で囲まれた領域)よりも大きい矩形板状に形成されており、前記観察側基板2の張出部2aを除く領域の外面に、前記観察側基板2の張出部2aと前記観察側基板2の前記張出部2aに対応する辺以外の辺の周縁部を前記観察側偏光板12の周囲に露出させて貼付けられている。
また、前記液晶表示素子1の反対側の偏光板13は、前記反対側基板3と同じ大きさか、或いは、前記反対側基板3よりも小さく、前記画面エリアよりも大きい矩形板状に形成されており、前記反対側基板3の外面に貼付けられている。
前記観察面保護板18は、強化ガラスからなっており、前記液晶表示素子1の観察側基板2の全体を前記張出部2aを含んで覆う形状、例えば前記観察側基板2の張出部2aを含む外形よりもある程度大きい矩形形状に形成され、前記液晶表示素子1の観察側に、前記観察側偏光板12の外面及び前記観察側基板2の観察側偏光板12の周囲に露出した部分の外面に対向させて配置されている。
また、前記樹脂層19は、ガラスに対する接着力が強い樹脂、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、または、エポキシ系の少なくとも一種とアクリル系の少なくともの一種の混合樹脂等からなっており、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18との間に、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12よりも大きい面積の領域に対応させて設けられている。
この実施例において、前記樹脂層19は、前記観察側偏光板12よりも大きく、且つ前記観察側偏光板12に形成された前記張出部2aの全域を含む面積の領域に対応させて設けられている。
そして、前記観察面保護板18は、前記樹脂層19により、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12の外面及び前記観察側基板2の観察側偏光板12の周囲に露出した部分の外面に接着されている。
なお、前記樹脂層19は、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18の対向面のいずれか一方、例えば前記液晶表示素子1の観察側の面上に、前記樹脂を、ディスペンサによる滴下または転写等の手段により供給し、その上に前記観察面保護板18を重ねて加圧することにより、前記樹脂を、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18の対向面間の全域に押し広げて形成される。
図5は前記液晶表示素子1上への前記樹脂の供給例を示しており、この例では、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18の対向面間の全域に押し広げられる量の樹脂19aを、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12の中央部の上と、観察側基板2の張出部2aの中央部の上とに分けて供給している。
なお、前記樹脂19aは、前記観察側偏光板12上の複数の位置と、前記観察側基板2の張出部2aの中央部の上とに分散させて供給しても、或いは、前記観察側偏光板12上の中央部よりも前記張出部2a側に偏った位置に一括して供給してもよい。
そして、前記観察面保護板18は、前記加圧状態を保った状態で前記樹脂層19を硬化させることにより、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12の外面及び前記観察側基板2の観察側偏光板12の周囲に露出した部分の外面に接着されている。
この保護板一体型液晶表示パネルは、観察側基板2にドライバ素子16を搭載するための張出部2aが形成され、且つ、観察側偏光板12が、前記観察側基板2よりも小さい形状に形成され、この観察側偏光板12が、その周縁を前記観察側基板2の周縁よりも内側に位置させて前記観察側基板2の外面に貼付けられた液晶表示素子1の観察側に、前記液晶表示素子1の観察側基板2の全体を前記張出部2aを含んで覆う形状に形成された観察面保護板18を配置し、この観察面保護板18を、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18との間に前記観察側偏光板12よりも大きい面積の領域に対応させて設けられた樹脂層19により、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12の外面及び前記観察側基板2の観察側偏光板12の周囲に露出した部分の外面に接着しているため、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18とを充分な強度で接着し、前記液晶表示素子1を、その観察側基板2に形成された張出部2aを含めて効果的に補強することができる。
すなわち、この保護板一体型液晶表示パネルにおいては、前記液晶表示素子1の観察側基板2と前記観察面保護板18がそれぞれガラスからなっており、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18とを接着するための前記樹脂層19がガラスに対する接着力が強い樹脂19aからなっているため、前記観察面保護板18が、前記液晶表示素子1の観察側の面のうちの観察側基板2が露出している部分に対して、前記観察側偏光板12が貼付けられた領域に対する接着力よりも強い接着力で接着される。
そして、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12は、その周縁を前記観察側基板2の周縁よりも内側に位置させて前記観察側基板2の外面に貼付けられており、前記観察面保護板18は、前記観察側基板2の観察側偏光板12の周囲に露出した部分に対して強い接着力で接着されるため、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18とを、前記観察側基板2の張出部2aを含む周縁部の全域において充分な強度で接着し、前記液晶表示素子1を、前記観察側基板2の張出部2aを含めて効果的に補強することができる。
しかも、この実施例の保護板一体型液晶表示パネルは、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12が、前記観察側基板2の張出部2aを除く領域の外面に貼付けられ、前記樹脂層19が、前記観察側偏光板12よりも大きく、且つ前記張出部2aの全域を含む面積の領域に対応させて設けられているため、前記張出部2aの全体を、前記観察面保護板18によって補強することができる。
(第2の実施形態)
図6〜図8はこの発明の第2の実施例を示しており、図6は保護板一体型液晶表示パネルの分解斜視図、図7は前記保護板一体型液晶表示パネルの平面図、図8は前記保護板一体型液晶表示パネルの断面図である。なお、この実施例において、前記第1の実施例に対応するものには同符号を付し、同一のものについてはその説明を省略する。
この実施例の保護板一体型液晶表示パネルは、液晶表示素子1と観察面保護板18との間に、前記液晶表示素子1の観察側基板2の張出部2aを含む周縁部の略全周に対応させて、前記液晶表示素子1と観察面保護板18とを接着する樹脂層19の層厚と外形を規定するためのスペーサ20を配置したものである。
前記スペーサ20は、前記液晶表示素子1の画面エリアの周囲の枠状部の幅(枠状のシール材11による基板接合部の幅)よりも小さい幅に形成された樹脂テープからなっており、前記液晶表示素子1の4つの縁部にそれぞれ対応させて配置され、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18の対向面のいずれか一方、例えば前記液晶表示素子1の観察側基板2の外面に、前記樹脂テープと同じ幅に形成された両面粘着テープ(図示せず)によって貼付けられている。
さらに、前記液晶表示素子1の4つの縁部にそれぞれ対応する各スペーサ20は、前記観察側基板2の4つの角部においてそれぞれ隣り合う2つのスペーサ20,20同士の端部間に隙間を設けて前記観察側基板2の外面に貼付けられている。
また、この実施例において、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12は、前記観察側基板2の張出部2aを除く領域のうちの前記各スペーサ20により囲まれた領域よりも小さく、且つ前記液晶表示素子1の画面エリアよりも大きい矩形板状に形成されており、前記観察側基板2の張出部2aを除く領域の外面に、前記観察側基板2の張出部2aと前記観察側基板2の前記張出部2a以外の周縁部の前記各スペーサ20よりも内側の部分を前記観察側偏光板12の周囲に露出させて貼付けられている。
そして、前記樹脂層19は、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18の対向面のいずれか一方、例えば前記液晶表示素子1の観察側の面上に、ガラスに対する接着力が強い樹脂を供給し、その上に前記観察面保護板18を重ねて加圧することにより、前記樹脂を、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18の対向面間の前記各スペーサ20により囲まれた領域の全域に押し広げることにより形成されており、前記観察面保護板18は、前記加圧状態を保った状態で前記樹脂層19を硬化させることにより、前記液晶表示素子1の観察側偏光板12の外面及び前記観察側基板2の観察側偏光板12の周囲に露出した部分の外面に接着されている。
この実施例の保護板一体型液晶表示パネルは、液晶表示素子1と観察面保護板18との間に、前記液晶表示素子1の観察側基板2の張出部2aを含む周縁部の略全周に対応させて、前記樹脂層19の層厚と外形を規定するためのスペーサ20を配置しているため、前記樹脂層19を、前記スペーサ20により囲まれた領域の全域にわたって形成し、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18とをさらに充分な強度で接着し、前記液晶表示素子1を、その観察側基板2に形成された張出部2aを含めてより効果的に補強することができる。
また、この実施例では、前記液晶表示素子1の4つの縁部にそれぞれ対応する各スペーサ20を、前記観察側基板2の4つの角部においてそれぞれ隣り合う2つのスペーサ20,20同士の端部間に隙間を設けて配置しているため、前記液晶表示素子1と前記観察面保護板18の対向面のいずれか一方の面上に供給された樹脂を加圧によって前記スペーサ20により囲まれた領域の全域に押し広げる際に、前記隣り合う2つのスペーサ20,20同士の端部間の隙間から余剰樹脂を外部に排出することができ、したがって、前記樹脂の供給量を厳密に制御する必要がないから、前記保護板一体型液晶表示パネルの製造を容易にすることができる。
(他の実施形態)
なお、上記第1及び第2の実施例では、液晶表示素子1と観察面保護板18とを接着する樹脂層19を、前記液晶表示素子1と観察面保護板18の対向面のいずれか一方の上に樹脂を供給し、その樹脂を加圧により押し広げて形成しているが、前記樹脂層19は、前記液晶表示素子1と観察面保護板18の対向面のいずれか一方の上に、スクリーン印刷によって、前記液晶表示素子1の観察側偏光板よりも大きい面積の領域に対応する形状に印刷してもよく、このようにすることにより、前記樹脂層19をさらに容易に形成することができる。
この発明の第1の実施例を示す保護板一体型液晶表示パネルの分解斜視図。 第1の実施例の保護板一体型液晶表示パネルの断面図。 前記保護板一体型液晶表示パネルにおける液晶表示素子の観察側とは反対側から見た平面図。 前記液晶表示素子1の一部分の拡大断面図。 第1の実施例における液晶表示素子上への樹脂の供給例を示す図。 この発明の第2の実施例を示す保護板一体型液晶表示パネルの分解斜視図。 第2の実施例の保護板一体型液晶表示パネルの平面図。 第2の実施例の保護板一体型液晶表示パネルの断面図。
符号の説明
1…液晶表示素子、2…観察側基板、2a…張出部、3…反対側基板、4…液晶層、5…画素電極、6…TFT、7…対向電極、8R,8G,8B…カラーフィルタ、11…シール材、12…観察側偏光板、13…反対側偏光板、16…ドライバ素子、18…観察面保護板、19…樹脂層、20…スペーサ。

Claims (4)

  1. 第一の基板および第二の基板を有し、前記第一の基板が前記第二の基板の外方に張り出す張出部を有するように前記第二の基板に接合された表示パネルと、
    前記表示パネルの前記第一の基板に接合された保護板と、
    前記表示パネルと前記保護板とに接触するように配置された接合層と、を備える保護板一体型表示パネルの製造方法であって、
    前記第一の基板上のうち前記表示パネルの画面エリアと前記張出部とに流動性の樹脂を設けて、次いで、前記保護板を前記樹脂上に重ねて加圧することによって前記表示パネルと前記保護板との間において前記樹脂を押し広げて、次いで、該樹脂を硬化させることによって前記接合層を形成し、
    前記表示パネルは、
    前記第一基板の前記張出部の前記保護版側の面に、前記張出部に重ならないように貼付けられた偏光板と、
    前記第一の基板および前記第二の基板の各内面に設けられた電極と、
    前記第一の基板の前記張出部の前記保護板とは反対側の面に設けられ、前記電極に電気信号を印加する駆動装置と、をさらに有し、
    前記樹脂を設ける際に、該樹脂を、前記偏光板上と前記張出部上とに設け、
    前記樹脂を押し広げることによって、前記第一基板の前記張出部の前記保護板側の面全体を覆うように、前記接合層を設ける、
    ことを特徴とする保護板一体型表示パネルの製造方法。
  2. 前記樹脂は、硬化後、前記張出部と前記保護板との間の接着力が、前記偏光板と前記保護板との間の接着力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の保護板一体型表示パネルの製造方法。
  3. 第一の基板および第二の基板を有する表示パネルと、
    前記表示パネルの前記第一の基板に接合された保護板と、
    前記表示パネルと前記保護板とに接触するように配置された接合層と、を備える保護板一体型表示パネルであって、
    前記表示パネルは、
    前記第一基板の前記張出部の前記保護板側の面に、前記張出部に重ならないように貼付けられた偏光板と、
    前記第一の基板および前記第二の基板の各内面に設けられた電極と、
    前記第一の基板の前記張出部の前記保護板とは反対側の面に設けられ、前記電極に電気信号を印加する駆動装置と、をさらに有し、
    前記接合層が、前記第一基板の前記張出部の前記保護板側の面全体に接触し、且つ、前記第一の基板の前記表示パネルの画面エリアにおいて前記偏光板と前記保護板とに接触するように設けられていることを特徴とする保護板一体型表示パネル。
  4. 前記接合層は、前記張出部と前記保護板との間の接着力が、前記偏光板と前記保護板との間の接着力よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の保護板一体型表示パネル。
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