JP5530009B1 - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数台を並列接続して運転する場合において、個々の装置の出力特性を独立に設定できる電源装置を提供する。
【解決手段】端子P1において入出力される交流電流Iacと端子P2の電圧Vdc(直流バス7の電圧)とが所定の関数によって規定された関係を持つように電力変換部11が制御され、この所定の関数が制御信号Scに応じて変更される。そのため、複数の電源装置10を並列接続して運転する場合において、個々の電源装置10の出力特性を独立に設定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、DC−DCコンバータやDC−ACインバータなどの電源装置に係り、特に複数台を並列に接続して運転可能な電源装置に関するものである。
大きな負荷を駆動する場合などにおいて、DC−DCコンバータやDC−ACインバータなどの電源装置(電力変換装置ともいう)を複数台並列に接続して使用することがある。下記の特許文献1には、PWMインバータを並列運転する方法が記載されている。
特許文献1に記載されるPWMインバータの並列運転の方法では、並列運転する複数のインバータのうち1台がマスタ用PWMインバータ、残りがスレーブ用PWMインバータとされる。各PWMイバータは、負荷電流を検出する電流センサーを備えており、この電流検出値に基づいて、マスタ用PWMインバータの負荷電流とスレーブ用PWMインバータの負荷電流との差異(電流差異信号)が検出される。スレーブ用PWMインバータのスイッチング素子に供給するゲート信号は、マスタ用PWMインバータのスイッチング素子に供給するゲート信号のパルス巾を電流差異信号に応じて調節することにより生成される。すなわち、スレーブ用PWMインバータの負荷電流がマスタ用PWMインバータの負荷電流と一致するように、スレーブ用PWMインバータのゲート信号が調節される。
特開2008−5673号公報
上記のように並列接続された複数の電源装置の1つをマスタ、他をスレーブとして運転させる方式においては、マスタの負荷電流の設定に応じてスレーブの負荷電流が決まるため、スレーブの負荷電流をマスタと独立に設定できないという問題がある。また、マスタからスレーブへ制御信号を伝送するための専用ケーブルが必要になり、制御信号の送受信等を行う回路も必要になることから、構成が複雑になるという問題がある。更に、マスタからスレーブへ伝送される制御信号に大きな遅延が存在すると、マスタとスレーブの負荷電流の同期がずれてしまうという問題がある。しかも、マスタとなる電源装置が故障等によって停止した場合には、スレーブの電源装置も停止してしまい、結果として電源システム全体がダウンしてしまうという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数台を並列接続して運転する場合において、個々の装置の出力特性を独立に設定できる電源装置を提供することにある。
本発明に係る電源装置は、第1端子において入力される電力を所定の形式の電力に変換して第2端子から出力する電力変換部と、前記第2端子の電圧を検出する電圧検出部と、前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力される電流若しく電力と、前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧とが、所定の関数によって規定された関係を持つように前記電力変換部を制御する制御部とを有する。前記所定の関数は、前記電圧検出部において検出される電圧が高くなるにつれて、前記第1端子から前記第2端子へ伝わる電力が連続的に小さくなり、前記電圧検出部において検出される電圧が低くなるにつれて、前記第1端子から前記第2端子へ伝わる電力が連続的に大きくなるように、前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力される電流若しく電力と前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧との関係を規定する関数である。前記電力変換部は、前記第1端子と前記第2端子との間で双方向に電力を伝えることが可能である。前記制御部は、前記電圧検出部において検出された電圧が所定の第1基準電圧より低い場合には、前記第1端子から前記第2端子へ電力が伝わり、前記第1基準電圧と等しいか若しくは前記第1基準電圧より高い第2基準電圧と比べて前記検出された電圧が高い場合には、前記第2端子から前記第1端子へ電力が伝わり、前記検出された電圧と前記第1基準電圧又は前記第2基準電圧との電圧差が大きくなるにつれて、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に大きくなり、前記電圧差が小さくなるにつれて、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に小さくなるように前記電力変換部を制御する。
好適に、前記制御部は、入力される制御信号に応じて、前記所定の関数における定数を変更するか、又は、入力される制御信号に応じて、複数の所定の関数から一の前記所定の関数を選択するか、又は、入力される制御信号に含まれる関数の定義を示す情報に応じて、前記所定の関数を別の関数に変更する。
本発明によれば、入力若しくは出力される電流若しくは電流と電圧とが所定の関数によって規定された関係を持つように電力変換部が制御されており、この関数に含まれる定数や関数自体を制御信号に応じて変更することにより、電源装置の出力特性を所望の特性に設定できることから、複数台を並列接続して運転する場合において、個々の電源装置の出力特性を独立に設定できる。
本発明の第1の実施形態に係る電源装置を用いて構成された電源システム一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。 図2に示す電源装置において入出力される電圧と電流の関係の一例を示す図である。 複数の電源装置が並列に接続された場合に各電源装置において入出力される電流を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。 図5に示す電源装置において入出力される電圧と電流の関係の一例を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源装置を用いて構成された電源システムの一例を示す図である。
図1に示す電源システムは、交流系統ライン1、太陽発電装置2、蓄電池3及び負荷4の間で直流バス7を介して相互に電力を伝えるシステムであり、交流系統ライン1に並列接続された複数の電源装置10と、太陽発電装置2に接続された電源装置20と、蓄電池3に接続された電源装置30と、負荷4に接続された電源装置40を有する。電源装置10は、本発明の第1の実施形態に係る電源装置である。
電源装置10は、交流系統ライン1と直流バス7との間で電力を伝える電力変換装置であり、例えば双方向に電力を伝えることができる。具体的には、電源装置10は、交流系統ライン1から入力した交流電力を直流電力に変換して直流バス7に出力する動作モード(力行モード)と、直流バス7から入力した直流電力を交流電力に変換して交流系統ライン1に出力する動作モード(回生モード)を有する。
並列接続された各電源装置10は、例えば図1において示すように、トランス5を介して交流系統ライン1に接続される。トランス5は、電源装置10から交流系統ライン1へ直流電流が流出することを防止するとともに、並列接続された電源装置10の間で直流の循環電流が流れることを防止する。
電源装置20は、太陽発電装置2において発生した直流電力を直流バス7へ出力する電力変換装置(DC−DCコンバータ)であり、例えば太陽発電装置2の比較的低い電圧を直流バス7の比較的高い電圧Vdcまで昇圧する。
電源装置30は、蓄電池3と直流バス7との間で電力を伝える電力変換装置(DC−DCコンバータ)であり、例えば双方向に電力を伝えることができる。具体的には、電源装置30は、蓄電池3から入力した直流電力を直流バス7に出力する動作モード(放電モード)と、直流バス7から入力した直流電力を蓄電池3に出力する動作モード(充電モード)を有する。電源装置30は、放電モードにおいて蓄電池3の比較的低い電圧を直流バス7の比較的高い電圧Vdcまで昇圧し、充電モードにおいては、直流バス7の直流電圧Vdcを蓄電池3の電圧まで降圧する。
電源装置40は、直流バス7から入力した直流電力を負荷4へ出力する電力変換装置(DC−DCコンバータ)である。電源装置40は、直流バス7の電圧を負荷4に必要な電圧まで降圧若しくは昇圧する。
電源装置20〜40は、例えば高周波トランスなどによって入力と出力を絶縁する。これにより、太陽発電装置2、蓄電池3及び負荷4が互いに絶縁されるため、電源システムを介して地絡電流等が流れることを防止できる。
図2は、図1に示す電源システムにおける電源装置10の構成の一例を示す図である。
図2に示す電源装置10は、電力変換部11と、制御部12と、交流電圧検出部13と、交流電流検出部14と、直流電圧検出部15とを有する。
電力変換部11は、本発明における電力変換部の一例である。
直流電圧検出部15は、本発明における電圧検出部の一例である。
制御部12は、本発明における制御部の一例である。
電力変換部11は、トランス5を介して交流系統ライン1に接続される端子P1と、直流バス7に接続される端子P2を有しており、端子P1と端子P2の間で双方向に電力を伝える。すなわち、電力変換部11は、力行モードにおいて、端子P1に入力される交流系統ライン1からの交流電力を直流電力に変換して端子P2から直流バス7に出力し、回生モードにおいて、端子P2に入力される直流電力を交流電力に変換して端子P1から出力する。
電力変換部11は、例えば図2に示すように、Hブリッジ回路110と、駆動回路115と、インダクタL1と、キャパシタC1,C2を有する。
Hブリッジ回路110は、4つの半導体スイッチ素子(図2の例ではn型MOSFET)を有しており、駆動回路115から各半導体スイッチ素子に供給される駆動信号に応じて、端子P1につながる2本の交流ラインをそれぞれ直流バス7の高電位側ライン又は低電位側ラインの一方に接続する。
駆動回路115は、制御回路12から供給される制御信号に応じて、Hブリッジ回路110の各半導体スイッチ素子をオン又はオフさせる駆動信号を出力する。
インダクタL1とキャパシタC2は、Hブリッジ回路110において発生する矩形波電圧を平滑化するためのフィルタを構成するものであり、Hブリッジ回路110と端子P1とを接続する交流ライン上に設けられている。
キャパシタC1は、Hブリッジ回路110に流れる電流によって生じる直流バス7の電圧の振動を抑制するためのものであり、Hブリッジ回路110と直流バス7との接続部に設けられている。
交流電圧検出部13は端子P1の交流電圧Vacを検出し、直流電圧検出部15は直流バス7の電圧Vdcを検出する。交流電圧検出部13及び直流電圧検出部15は、例えば、電圧レベルを下げて検出するアンプ(差動アンプなど)を含む。
交流電流検出部14は、端子P1において入出力される交流電流Iacを検出する回路であり、例えばカレントトランス、抵抗器(シャント抵抗)、磁気センサなどの電流センサを含む。
制御部12は、電力変換部11における直流電力と交流電力との間の電力変換を制御するための制御信号を生成する回路であり、具体的には、例えば図2において示すように、電力変換部11の主回路(図2の例ではHブリッジ回路110)に含まれる半導体スイッチ素子のオン又はオフを制御するための制御信号を生成する。
制御部12は、例えば、プログラムに基づいて処理を実行するマイクロプロセッサ(DSPなど)を含む。制御部12は、交流電圧検出部13,交流電流検出部14,直流電圧検出部15から出力される検出信号をデジタル信号に変換(アナログ−デジタル変換)して入力し、これらの検出信号に応じた制御信号を生成して電力変換部11の駆動回路115に供給する。
制御部12は、端子P1において入出力される交流電流Iacと端子P2の電圧Vdc(直流バス7の電圧)とが所定の関数によって規定された関係を持つように、電力変換部11の制御信号を生成する。
具体的には、制御部12は、直流電圧検出部15において検出された直流バス7の電圧Vdcが基準電圧V0より低い場合には端子P1から端子P2へ電力が伝わり(力行モード)、直流電圧検出部15において検出された電圧Vdcが基準電圧V0より高い場合には端子P2から端子P1へ電力が伝わる(回生モード)ように、電力変換部11の制御信号を生成する。また、制御部12は、直流電圧検出部15において検出された電圧Vdcと基準電圧V0との電圧差が大きくなるにつれて、端子P1と端子P2との間を伝わる電力が所定の関数に従って連続的に大きくなり、この電圧差が小さくなるにつれて、端子P1と端子P2との間を伝わる電力が所定の関数に従って連続的に小さくなるように、電力変換部11の制御信号を生成する。
図3は、図2に示す電源装置10における電圧Vdcと電流Iacとの関係の一例を示す図である。図3のグラフの縦軸は電圧Vdcを示し、横軸は電流Iac(交流信号の振幅若しくは実効値)を示す。なお、図3のグラフにおける電流Iacの極性は、交流系統ライン1から電源装置10へ電力が入力される場合(力行モード)の極性を正とし、電源装置10から交流系統ライン1へ電力が出力される場合(回生モード)の極性を負としている。電流Iacの極性は、横軸のゼロより右側が正であり、ゼロより左側が負である。
図3に示すグラフにおいて、電圧Vdcと電流Iacは比例関係にある。電圧Vdcが基準電圧V0と一致するとき、電流Iacはゼロとなる。
電圧Vdcが基準電圧V0より低くなると、基準電圧V0からの低下分の電圧に比例して正の電流Iacが増大し、交流系統ライン1から電源装置10へ入力される電力が増大する。この場合、電源装置10から直流バス7へ電流が流れるため、直流バスの電圧Vdcは上昇する方向に変化する。
他方、電圧Vdcが基準電圧V0より高くなると、基準電圧V0からの超過分の電圧に比例して負の電流Iacが増大し、電源装置10から交流系統ライン1へ出力される電力が増大する。この場合は、直流バス7から電源装置10へ電流が流れるため、直流バスの電圧Vdcは低下する方向に変化する。
また、制御部12は、図3に示すグラフのように電流Iacと電圧Vdcとの関係を規定する関数を、ホストコンピュータ(上位装置)などから入力される制御信号Scに応じて変更する。
例えば制御部12は、関数に含まれる定数(多項式などで表される関数に含まれる係数や定数項など)を、制御信号Scに応じて変更する。電圧Vdcと電流Iacが比例関係にある場合には、例えば図3における点線のグラフで表すように、比例係数(グラフの傾き)を制御信号Scに応じて変更することができる。
また他の例として、制御部12は、予め定めた複数の関数から制御信号Scに応じて1つを選択し、これを新たな関数としてもよい。あるいは、制御部12は、入力される制御信号Scに含まれる関数の定義を示す情報(関数の数式の情報など)に応じて、所定の関数を別の関数に変更してもよい。
このように、本実施形態では、電流Iacと電圧Vdcとの関係を規定する関数を電源装置1ごとに変更できる。そのため、複数の電源装置10を並列に接続して運転する場合でも、個々の電源装置1の出力特性を独立に設定することができる。
この制御部12は、機能的なブロックとして、電圧制御部120と目標電圧設定部122を有する。
電圧制御部120は、直流電圧検出部15において検出される電圧Vdcが目標電圧設定部122において設定される目標電圧へ近づくように、電力変換部11の制御信号を生成するブロックであり、図2の例では、目標電流設定信号生成部1201と制御信号生成部1202を含む。
制御信号生成部1202は、目標電流設定信号生成部1201において生成される目標電流設定信号Isetに応じた電流Iacが端子P1において入力若しくは出力されるように、電力変換部11の制御信号を生成する。
目標電流設定信号生成部1201は、直流電圧検出部15において検出される電圧Vdcが目標電圧設定部122において設定される目標電圧へ近づくように、目標電流設定信号Isetを生成する。
また、図2に示すより具体的な例において、目標電流設定信号生成部1201は、誤差算出部1203とPI制御部1204を含む。制御信号生成部1202は、基準交流信号発生部1205と、乗算部1206と、誤差算出部1207と、PI制御部1208と、キャリア信号発生部1209と、パルス信号生成部1210を含む。
誤差算出部1203は、直流電圧検出部15から出力される電圧Vdcの検出値と、目標電圧設定部122から出力される電圧Vdcの目標電圧設定信号Vsetとの差を算出する。
PI制御部1204は、誤差算出部1203において算出される電圧Vdcの検出値と目標電圧設定信号Vsetとの差にPI演算(比例・積分演算)を行い、電流Iacの振幅の目標値を示す目標電流設定信号Isetを生成する。すなわち、PI制御部1204は、誤差算出部1203の出力に所定の積分ゲインを乗じて積分することにより算出した積分要素と、誤差算出部1203の出力に所定の比例ゲインを乗じて算出した比例要素とを加算し、その加算結果を目標電流設定信号Isetとして出力する。
基準交流信号発生部1205は、交流電流検出部14の検出結果に基づいて、交流電圧Vacと周波数及び位相が一致した基準交流信号を発生する。
乗算部1206は、基準交流信号発生部1205において発生した基準交流信号に目標電流設定信号Isetを乗算し、その乗算結果を電流Iacの目標瞬時値として出力する。
誤差算出部1207は、交流電流検出部14において検出される交流電流Iacの瞬時値と乗算部1206から出力される電流Iacの目標瞬時値との差を算出する。
PI制御部1208は、誤差算出部1207において算出された交流電流Iacの瞬時値と目標瞬時値との差にPI演算を行う。すなわち、PI制御部1208は、誤差算出部1207の出力に所定の積分ゲインを乗じて積分することにより算出した積分要素と、誤差算出部1207の出力に所定の比例ゲインを乗じて算出した比例要素とを加算する。
キャリア信号発生部1209は、交流系統ライン1の周波数に比べて十分に高い周波数を有する三角波のキャリア信号を発生する。
パルス信号生成部1210は、PI制御部1208におけるPI演算結果の信号とキャリア信号発生部1209が発生するキャリア信号とに基づいて、電力変換部11に含まれる各半導体スイッチ素子のオンとオフの期間を制御するパルス信号を生成する。
以上が、電圧制御部120の説明である。
目標電圧設定部122は、端子P1において入力若しくは出力される電流Iacを示す信号に基づいて、当該信号が示す電流Iacとの間で所定の関数により規定された関係(例えば図3のグラフが示す関係)を満たすように、端子P2の電圧Vdcの目標値を設定する。
具体的には、電流Iacが正の極性(交流系統ライン1から電力変換部11へ電力を入力する極性)を持つ場合、目標電圧設定部122は、電流Iacの実効値が大きくなるにつれて電圧Vdcが連続的に低くなり、電流Iacの実効値が小さくなるにつれて電圧Vdcが連続的に高くなるように、電圧Vdcの目標電圧を設定する。
電流Iacが負の極性(電力変換部11から交流系統ライン1へ電力を出力する極性)を持つ場合、目標電圧設定部122は、電流Iacの実効値が大きくなるにつれて電圧Vdcが連続的に高くなり、電流Iacの実効値が小さくなるにつれて電圧Vdcが連続的に低くなるように、電圧Vdcの目標電圧を設定する。
電流Iacがゼロの場合、目標電圧設定部122は、基準電圧V0を電圧Vdcの目標電圧として設定する。
これにより、電力変換部11は、電圧Vdcが基準電圧V0より低い場合に力行モードで動作し、電圧Vdcが基準電圧より高い場合に回生モードで動作し、電圧Vdcが基準電圧V0に一致する場合は電流Iacがゼロとなる。従って、共通の直流バス7に並列接続された複数の電源装置10は、全て同一のモード(力行モードまたは回生モード)で動作する。
目標電圧設定部122は、端子P1において入力若しくは出力される電流Iacを示す信号として、例えば目標電流設定信号Isetを参照する。目標電圧設定部122は、目標電流設定信号Isetに所定の演算を施すことにより、目標電流設定信号Isetと所定の関数により規定された関係を持つ目標電圧設定信号Vsetを生成する。
あるいは、目標電圧設定部122は、目標電流設定信号Isetと目標電圧設定信号Vsetとの対応関係を規定するデータテーブルを備えていてもよい。この場合、目標電圧設定部122は、入力される目標電流設定信号Isetに対応した目標電圧設定信号Vsetをデータテーブルから読み出してもよい。
目標電圧設定部122は、端子P1において入力若しくは出力される電流Iacをゼロとする目標電流設定信号Isetが生成された場合、直流バス7の電圧Vdcの目標値として基準電圧V0を設定する。
また、目標電圧設定部122は、ホストコンピュータ(上位装置)などから入力される制御信号Scに応じて、目標電流設定信号Isetと目標電圧設定信号Vsetとの関係を規定する関数を変更することができる。例えば、目標電圧設定部122は、関数に含まれる定数を制御信号Scに応じて変更したり、予め定めた複数の関数の中から制御信号Scに応じて新たな関数を選択したり、制御信号Scに含まれる関数の定義情報(関数の数式の情報など)に基づいて所定の関数を別の関数に変更したりする。
ここで、図1に示す電源システムの動作を説明する。
電源装置20は、太陽発電装置2において発生した電力を入力し、例えば電流源として直流バス7に電流を出力する。
電源装置40は、直流バス7から直流電力を入力し、電圧Vdcを降圧若しくは昇圧させた電圧を負荷4に供給する。
電源装置30は、蓄電池3の充電状態を監視し、適切な充電状態が保たれるように直流バス7から電力を入力して蓄電池3を充電する。直流バス7の電圧Vdcが基準電圧V0より低下した場合、電源装置30は、適切な充電状態の範囲内で蓄電池3を放電し、その電力を直流バス7に出力する。
直流バス7の電圧Vdcは、電源装置20〜40において入出力される電力に応じて変化する。直流バス7の電圧Vdcが基準電圧V0より高くなると、並列接続された各電源装置10は回生モードで動作し、直流バス7から交流系統ライン1へ電力を出力することで、直流バス7の電圧を低下させる。直流バス7の電圧Vdcが基準電圧V0より低くなると、各電源装置10は力行モードで動作し、交流系統ライン1から直流バス7へ電力を入力することで、直流バス7の電圧を上昇させる。これにより、直流バス7の電圧Vdcは、基準電位V0に近い電圧に保たれる。
以上説明したように、本実施形態に係る電源装置10によれば、端子P1において入出力される交流電流Iacと端子P2の電圧Vdc(直流バス7の電圧)とが所定の関数によって規定された関係を持つように電力変換部11が制御され、この所定の関数が制御信号Scに応じて変更される。そのため、複数の電源装置10を並列接続して運転する場合において、個々の電源装置10の出力特性を独立に設定することができる。
また、本実施形態に係る電源装置10によれば、制御信号Scによって交流電流Iacと電圧Vdcの関数を設定できることから、複数の電源装置10を並列接続した場合において、各電源装置10の負荷の大きさを任意に設定できる。
図4は、複数の電源装置10が並列に接続された場合に各電源装置10において入出力される電流を説明するための図である。図4の例では、端子P1において入出力される交流電流Iacと端子P2の電圧Vdcとが各電源装置10において何れも比例関係にあり、その比例係数(グラフの傾き)が電源装置10ごとに異なる値に設定されている。図4において示すように、電源装置10における交流電流Iacと電圧Vdcの関数を個別に設定できることから、複数の電源装置10を並列接続した場合において、特定の電圧(Va)における各電源装置10の交流電流Iacの大きさ(I1,I2)を任意に設定できる。
更に、本実施形態に係る電源装置10によれば、交流電流Iacと電圧Vdcが所定の関数によって規定された関係を持つことから、複数の電源装置10が並列に接続された場合であっても、端子P2の電圧Vdcを測定することによって、個々の電源装置10に流れる交流電流Iacの大きさを容易に推定できる。
しかも、本実施形態に係る電源装置10によれば、電圧検出部15において検出された電圧Vdcが基準電圧V0より低い場合には、端子P1から端子P2へ電力が伝わり(力行モード)、電圧検出部15において検出された電圧Vdcが基準電圧V0より高い場合には、端子P2から端子P1へ電力が伝わる(回生モード)ように、電力変換部11が制御される。また、電圧検出部15において検出された電圧Vdcと基準電圧V0との電圧差が大きくなるにつれて、端子P1と端子P2との間を伝わる電力が所定の関数に従って連続的に大きくなり、この電圧差が小さくなるにつれて、端子P1と端子P2との間を伝わる電力が所定の関数に従って連続的に小さくなるように電力変換部11が制御される。
もし、端子P2の電圧Vdcが一定の電圧となるように各電力変換部11が制御されたとすると(端子P2において一般的な定電圧制御が行われたとすると)、そのような複数の電力変換部11を並列に接続すれば、わずかな目標電圧のばらつきによって、一部の電力変換部11に負荷が集中してしまう。このような現象は、複数の定電圧源の出力を並列接続した場合において一般的に生じる。これに対して、本実施形態に係る電源装置10では、端子P2の電圧Vdcの変化に応じて端子P1と端子P2との間を伝わる電力が上記のように連続的に変化するため、複数の電源装置10を並列に接続した場合でも、端子P2の目標電圧のばらつきによる負荷の集中を効果的に抑制できる。
また、本実施形態に係る電源装置10によれば、端子P1の電圧Vdcが基準電圧V0となる場合には、端子P1と端子P2との間を伝わる電力がゼロになり、電圧Vdcが基準電圧V0より低い場合には、端子P1から端子P2へ電力が伝わる力行モードとなり、電圧Vdcが基準電圧V0より高い場合には、端子P2から端子P1へ電力が伝わる回生モードとなる。これにより、複数の電源装置10を並列に接続した場合に、全ての電源装置10が同一のモード(力行モード又は回生モード)で動作するようになるため、電源装置10間で電力が無駄に循環する現象(力行モードで動作する装置と回生モードで動作する装置との間で電力が循環する現象)を有効に防止できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態に係る電源装置10の構成の一例を示す図である。
図5に示す電源装置10は、図2に示す電源装置10における制御部12を制御部12Aに変更したものであり、他の構成は図2に示す電源装置10と同じである。
制御部12Aは、端子P1において入出力される交流電流Iacと端子P2の電圧Vdc(直流バス7の電圧)とが所定の関数によって規定された関係を持つように、電力変換部11を制御する制御信号を生成するものであり、この点においては、先に説明した制御部12と同様である。制御部12Aと制御部12との相違点は、端子P1と端子P2との間を伝わる電力をゼロにする電圧Vdcの条件にある。すなわち、制御部12は、電圧Vdcが基準電圧V0と一致することを条件としているのに対し、制御部12Aは、電圧Vdcが2つの基準電圧(V1,V2)の間にあること条件とする。
具体的には、制御部12Aは、直流電圧検出部15において検出された直流バス7の電圧Vdcが基準電圧V1以上かつ基準電圧V2以下の範囲(ただし、V2>V1)にある場合、端子P1と端子P2との間を伝わる電力がゼロになるように電力変換部11の制御信号を生成する。
他方、制御部12Aは、直流電圧検出部15において検出された直流バス7の電圧Vdcが基準電圧V1より低い場合、端子P1から端子P2へ電力が伝わり(力行モード)、直流電圧検出部15において検出された電圧Vdcが基準電圧V2より高い場合、端子P2から端子P1へ電力が伝わる(回生モード)ように、電力変換部11の制御信号を生成する。
また、制御部12Aは、直流電圧検出部15において検出された電圧Vdcと基準電圧V1又はV2との電圧差が大きくなるにつれて、端子P1と端子P2との間を伝わる電力が所定の関数に従って連続的に大きくなり、この電圧差が小さくなるにつれて、端子P1と端子P2との間を伝わる電力が所定の関数に従って連続的に小さくなるように、電力変換部11の制御信号を生成する。
この制御部12Aは、機能的なブロックとして、制御部12と同様な電圧制御部120を有するとともに、目標電圧設定部122Aを有する。
目標電圧設定部122Aは、先に説明した目標電圧設定部122と同様に、電流Iacを示す信号に基づいて、当該信号が示す電流Iacとの間で所定の関数により規定された関係を満たすように、端子P2の電圧Vdcの目標値を設定する。ただし、電流Iacがゼロの場合における目標値の設定方法が、目標電圧設定部122と異なる。
すなわち、目標電圧設定部122Aは、電流Iacを示す信号(図の例では目標電流設定信号Iset)において電流Iacがゼロの場合、直流電圧検出部15における電圧Vdcの検出値が基準電圧V1以上かつ基準電圧V2以下の範囲内にあるか否かを判定する。
電圧Vdcの検出値がこの範囲内にある場合、目標電圧設定部122Aは、電圧Vdcの検出値を電圧Vdcの目標値として設定する。これにより、電圧Vdcの検出値が基準電圧V1以上かつ基準電圧V2以下の範囲内にある限り、電流Iacがゼロの状態を維持するように電力変換部11が制御される。
電圧Vdcの検出値が基準電圧V1より低い場合、目標電圧設定部122Aは、電流Iacがゼロになる条件において電圧Vdcの検出値に最も近い基準電圧V1を、電圧Vdcの目標値として設定する。
また、電圧Vdcの検出値が基準電圧V2より高い場合、目標電圧設定部122Aは、電流Iacがゼロになる条件において電圧Vdcの検出値に最も近い基準電圧V2を、電圧Vdcの目標値として設定する。
図6は、図5に示す電源装置10における電圧Vdcと電流Iacとの関係の一例を示す図である。図6に示すグラフにおいて、電圧Vdcが基準電圧V1から基準電圧V2の範囲内にある場合、電流Iacはゼロとなる。その他の範囲において、電圧Vdcと電流Iacは図3と同様な比例関係にある。
以上説明したように、本実施形態に係る電源装置10によれば、直流バス7の電圧Vdcの検出値が基準電圧V1以上かつ基準電圧V2以下の範囲にある場合、端子P1と端子P2との間を伝わる電力がゼロになるように電力変換部11が制御される。
そのため、複数の電源装置10を並列に接続して運転させる場合において、基準電圧V1,V2の大きさが個々の電源装置10において多少ばらついても、基準電圧V1〜V2の範囲がそのばらつき範囲に比べて大きくなるように設定することで、力行モードの電源装置10と回生モードの電源装置10が同時に存在することによる無駄な電力の循環を確実に防止できる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
上述した実施形態では、直流電力と交流電力とを双方向に変換する電力変換部を備えた電源装置の例を挙げているが、本発明はこの例に限定されない。例えば、直流電力から交流電力へ、あるいは、交流電力から直流電力へ一方向に変換を行う電力変換部を備えた電源装置にも本発明は適用可能である。
また、電力変換部において変換する電力の形式は上記の例に限定されるものではなく、例えば直流電力と直流電力とを双方向若しくは一方向に変換する電力変換部(DC−DCコンバータ)を備えた電源装置にも本発明は適用可能である。具体的には、例えば図1における充電・放電用の電源装置30に本発明を適用し、複数台を並列に接続できるようにしてもよい。
上述した実施形態では、端子P1において入力若しくは出力される電流Iacと端子P2の電圧Vdcとが所定の関数によって規定された関係を持つように電力変換部11を制御する例を挙げているが、本発明はこの例に限定されない。本発明の他の実施形態では、端子P2において入力若しくは出力される直流電流と端子P2の電圧Vdcとが所定の関数によって規定された関係を持つように、電力変換部11を制御してもよい。また、本発明の更に他の実施形態では、端子P1若しくは端子P2において入力若しくは出力される電力と端子P2の電圧Vdcとが所定の関数によって規定された関係を持つように、電力変換部11を制御してもよい。
上述した実施形態では、端子P1において入力若しくは出力される電流Iacを示す信号として、目標電流設定信号Isetを参照し、この目標電流設定信号Isetに対応する目標電圧設定信号Vsetを生成しているが、本発明はこの例に限定されない。例えば、本発明の他の実施形態では、交流電流検出部14における電流Iacの検出信号に基づいて電流Iacの実効値を算出し、この算出した実効値に対応する目標電圧設定信号Vsetを生成してもよい。
上述した実施形態に基づいて把握される本発明の技術思想に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
第1端子において入力される電力を所定の形式の電力に変換して第2端子から出力する電力変換部と、
前記第2端子の電圧を検出する電圧検出部と、
前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力される電流若しく電力と、前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧とが、所定の関数によって規定された関係を持つように前記電力変換部を制御する制御部と
を有する電源装置。
[付記2]
前記制御部は、
入力される制御信号に応じて、前記所定の関数における定数を変更する、
又は、
入力される制御信号に応じて、複数の所定の関数から一の前記所定の関数を選択する、
又は、
入力される制御信号に含まれる関数の定義を示す情報に応じて、前記所定の関数を別の関数に変更する、
付記1に記載の電源装置。
[付記3]
前記制御部は、前記電圧検出部において検出された電圧が高くなるにつれて、前記第1端子から前記第2端子へ伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に小さくなり、前記検出された電圧が低くなるにつれて、前記第1端子から前記第2端子へ伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に大きくなるように前記電力変換部を制御する、
付記1又は2に記載の電源装置。
[付記4]
前記電力変換部は、前記第1端子と前記第2端子との間で双方向に電力を伝えることが可能であり、
前記制御部は、前記電圧検出部において検出された電圧が所定の第1基準電圧より低い場合には、前記第1端子から前記第2端子へ電力が伝わり、前記第1基準電圧と等しいか若しくは前記第1基準電圧より高い第2基準電圧と比べて前記検出された電圧が高い場合には、前記第2端子から前記第1端子へ電力が伝わり、前記検出された電圧と前記第1基準電圧又は前記第2基準電圧との電圧差が大きくなるにつれて、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に大きくなり、前記電圧差が小さくなるにつれて、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に小さくなるように前記電力変換部を制御する、
付記3に記載の電源装置。
[付記5]
前記制御部は、前記検出された電圧が前記第1基準電圧以上かつ前記第2基準電圧以下の範囲にある場合、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力がゼロになるように前記電力変換部を制御する、
付記4に記載の電源装置。
[付記6]
前記制御部は、
前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力される電流若しくは電力を示す信号に基づいて、当該信号が示す電流若しくは電力との間で、前記所定の関数により規定された関係を満たすように前記第2端子の目標電圧を設定する目標電圧設定部と、
前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧が、前記目標電圧設定部において設定される前記目標電圧へ近づくように、前記電力変換部を制御する電圧制御部と
を含む、
付記1乃至5の何れか一項に記載の電源装置。
[付記7]
前記電圧制御部は、
入力される目標電流設定信号に応じた電流が前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力されるように前記電力変換部を制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、
前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧が、前記目標電圧設定部において設定される前記目標電圧へ近づくように前記目標電流設定信号を生成する目標電流設定信号生成部と
を含み、
前記目標電圧設定部は、前記目標電流設定信号が示す電流との間で、前記所定の関数により規定された関係を満たす前記第2端子の電圧を、前記目標電圧として設定する、
付記6に記載の電源装置。
1…交流系統ライン、2…太陽発電装置、3…蓄電池、4…負荷、5…トランス、7…直流バス、10,20,30,40…電源装置、11…電力変換部、12…制御部、13…交流電圧検出部、14…交流電流検出部、15…直流電圧検出部、120…電圧制御部、122…目標電圧設定部、1201…目標電流設定信号生成部、1202…制御信号生成部。

Claims (5)

  1. 複数台を並列に接続して運転可能な電源装置であって、
    第1端子において入力される電力を所定の形式の電力に変換して第2端子から出力する電力変換部と、
    前記第2端子の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力される電流若しくは電力と、前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧とが、所定の関数によって規定された関係を持つように前記電力変換部を制御する制御部と
    を有し、
    前記所定の関数は、前記電圧検出部において検出される電圧が高くなるにつれて、前記第1端子から前記第2端子へ伝わる電力が連続的に小さくなり、前記電圧検出部において検出される電圧が低くなるにつれて、前記第1端子から前記第2端子へ伝わる電力が連続的に大きくなるように、前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力される電流若しく電力と前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧との関係を規定する関数であり、
    前記電力変換部は、前記第1端子と前記第2端子との間で双方向に電力を伝えることが可能であり、
    前記制御部は、前記電圧検出部において検出された電圧が所定の第1基準電圧より低い場合には、前記第1端子から前記第2端子へ電力が伝わり、前記第1基準電圧と等しいか若しくは前記第1基準電圧より高い第2基準電圧と比べて前記検出された電圧が高い場合には、前記第2端子から前記第1端子へ電力が伝わり、前記検出された電圧と前記第1基準電圧又は前記第2基準電圧との電圧差が大きくなるにつれて、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に大きくなり、前記電圧差が小さくなるにつれて、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力が前記所定の関数に従って連続的に小さくなるように前記電力変換部を制御する、
    電源装置。
  2. 前記制御部は、前記検出された電圧が前記第1基準電圧以上かつ前記第2基準電圧以下の範囲にある場合、前記第1端子と前記第2端子との間を伝わる電力がゼロになるように前記電力変換部を制御する、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御部は、
    入力される制御信号に応じて、前記所定の関数における定数を変更する、
    又は、
    入力される制御信号に応じて、複数の所定の関数から一の前記所定の関数を選択する、
    又は、
    入力される制御信号に含まれる関数の定義を示す情報に応じて、前記所定の関数を別の関数に変更する、
    請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力される電流若しくは電力を示す信号に基づいて、当該信号が示す電流若しくは電力との間で、前記所定の関数により規定された関係を満たすように前記第2端子の目標電圧を設定する目標電圧設定部と、
    前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧が、前記目標電圧設定部において設定される前記目標電圧へ近づくように、前記電力変換部を制御する電圧制御部と
    を含む、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の電源装置。
  5. 前記電圧制御部は、
    入力される目標電流設定信号に応じた電流が前記第1端子若しくは前記第2端子において入力若しくは出力されるように前記電力変換部を制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記電圧検出部において検出される前記第2端子の電圧が、前記目標電圧設定部において設定される前記目標電圧へ近づくように前記目標電流設定信号を生成する目標電流設定信号生成部と
    を含み、
    前記目標電圧設定部は、前記目標電流設定信号が示す電流との間で、前記所定の関数により規定された関係を満たす前記第2端子の電圧を、前記目標電圧として設定する、
    請求項4に記載の電源装置。
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