JP5526796B2 - ワイヤレス給電ラック - Google Patents

ワイヤレス給電ラック Download PDF

Info

Publication number
JP5526796B2
JP5526796B2 JP2010006525A JP2010006525A JP5526796B2 JP 5526796 B2 JP5526796 B2 JP 5526796B2 JP 2010006525 A JP2010006525 A JP 2010006525A JP 2010006525 A JP2010006525 A JP 2010006525A JP 5526796 B2 JP5526796 B2 JP 5526796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
frame
resonance
power supply
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010006525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011147281A (ja
Inventor
修 小堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2010006525A priority Critical patent/JP5526796B2/ja
Priority to CN201110002073.0A priority patent/CN102130512B/zh
Priority to US12/986,719 priority patent/US8704407B2/en
Publication of JP2011147281A publication Critical patent/JP2011147281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5526796B2 publication Critical patent/JP5526796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/50Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using additional energy repeaters between transmitting devices and receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B5/00Near-field transmission systems, e.g. inductive or capacitive transmission systems
    • H04B5/20Near-field transmission systems, e.g. inductive or capacitive transmission systems characterised by the transmission technique; characterised by the transmission medium
    • H04B5/24Inductive coupling
    • H04B5/26Inductive coupling using coils
    • H04B5/266One coil at each side, e.g. with primary and secondary coils
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B5/00Near-field transmission systems, e.g. inductive or capacitive transmission systems
    • H04B5/70Near-field transmission systems, e.g. inductive or capacitive transmission systems specially adapted for specific purposes
    • H04B5/79Near-field transmission systems, e.g. inductive or capacitive transmission systems specially adapted for specific purposes for data transfer in combination with power transfer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Display Racks (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、商品棚(ラック)等における照明器具や表示デバイス等の負荷に非接触(ワイヤレス)で電力の供給を行うことが可能な非接触給電方式のワイヤレス給電ラックに関するものである。
たとえば商品ラックにおける表示デバイスへの給電に関する技術が特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示される技術では、ラック(棚)前面部に直流電源のレールを埋め込み、そのレールと導通を取るための接点を有するアタッチメントをはめ込むことでアタッチメントへの給電を可能としている。
特開2008−305737号公報
ところが、上記方法では、棚前面の電源レール以外は基本的にケーブルによって電源を接続している。
そのため、棚を組み立て、解体するときにケーブルを損傷したり、接続部の抜き差しなど手間がかかり、デザイン性、利便性の劣るという不利益がある。
近年、ケーブルを用いず、電磁共鳴現象を利用した磁界共鳴方式と呼ばれる方式を用いたワイヤレス給電、および充電システムが注目されている。
現在、既に広く用いられている電磁誘導方式の非接触給電方式は、給電元と給電先(受電側)とで磁束を共有する必要があり、効率良く電力を送るには給電元と給電先とを極近接して配置する必要があり、結合の軸合わせも重要である。
一方、電磁共鳴現象を用いた非接触給電方式は、電磁共鳴現象という原理から、電磁誘導方式よりも距離を離して電力伝送することができ、かつ、多少軸合わせが悪くても伝送効率があまり落ちないという利点がある。
なお、電磁共鳴現象には磁界共鳴方式の他に電界共鳴方式がある。
そして近年、磁界の共振現象を利用した磁界共鳴方式を採用して2m離れて60Wの電力伝送を実現した無線電力伝送技術が報告されている。
また、磁界共鳴方式を採用して、60Wの電力を伝送し、50cm離れた電子機器を駆動する高効率な「ワイヤレス給電システム」の開発が報告されている。
上述したように、磁界共鳴型ワイヤレス給電(電力伝送)システムは磁界により電力を伝送する点においては電磁誘導と同様であるが、磁界共鳴型では共鳴現象を利用することで電磁誘導型と比較してはるかに長い伝送距離が得られる。
しかし、そのような性能を得るには優れた共振器、すなわち高いQ値を持った共振器が必要となる。
Q値が高いと言うことはシャープな周波数特性を持つことを意味し、帯域幅とはトレードオフの関係となる。そして狭い帯域幅は、以下のような欠点に繋がる。
1)搬送波の周波数がずれると伝送効率が著しく低下する。
2)周囲環境の変化や温度変化により共振器の共振周波数がずれると伝送効率が著しく低下する。
3)共振点以外の周波数では電力が伝送できない。
予め設定した共振周波数以外で電力を伝送するには共振周波数を変更する必要がある。よって何らかの定数の設定変更が必要となる。
その結果、機構的に複雑になり、共振器のQ値の低下など電気的特性の劣化の要因となる。
本発明は、給電を、ケーブルを用いることなくワイヤレスで行うことができることはもとより、機構の複雑化を招くことなく、デザイン性、利便性が高く、しかも高い給電効率をもって給電することが可能なワイヤレス給電ラックを提供することにある。
本発明の第1の観点のワイヤレス給電ラックは、給電される電力を送電する送電デバイスと、上記送電デバイスの送電電力を中継する少なくとも一つの中継デバイスと、上記中継デバイスで中継された電力を受電する受電デバイスと、上記受電デバイスおよび上記中継デバイスのうち少なくとも上記受電デバイスで受電した電力が供給される負荷が配置される本体と、を有し、上記送電デバイス、上記中継デバイス、および上記受電デバイスのうち少なくとも上記中継デバイスおよび上記受電デバイスが上記本体に組み込まれ、上記送電デバイスは、上記電力が給電され、当該電力を送電する第1の共振素子を含み、上記中継デバイスは、上記送電された電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電する第2の共振素子を含み、上記受電デバイスは、磁界共鳴関係をもって上記中継デバイスから送電された電力を受電する第3の共振素子を含み、上記本体は、骨格となる複数のフレームが所定間隔をおいて配置され、上記複数のフレームのうちの一つのフレームに上記受電デバイスが搭載され、上記複数のフレームの他のフレームに上記中継デバイスが搭載されている
本発明によれば、給電を、ケーブルを用いることなくワイヤレスで行うことができることはもとより、機構の複雑化を招くことなく、デザイン性、利便性が高く、しかも高い給電効率をもって給電することができる。
本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス給電システムの構成例を示す図である。 本第1の実施形態に係るワイヤレス給電ラックの等価ブロックを示す図である。 中継デバイスと送受電デバイスのフレームへのコイルの搭載例について示す図である。 中継デバイスと送受電デバイスのフレームへの回路を含む搭載例について示す図である。 磁界共鳴方式の原理ついて説明するための図である。 磁界共鳴方式における結合量の周波数特性を示す図である。 磁界共鳴方式における共振素子間距離と結合量との関係を示す図である。 磁界共鳴方式における共鳴周波数と最大結合量が得られる共振素子間距離の関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るワイヤレス給電システムの構成例を示す図である。 本第2の実施形態に係るワイヤレス給電ラックの等価ブロックを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るワイヤレス給電システムの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(ワイヤレス給電ラックの第1の構成例)
2.第2の実施形態(ワイヤレス給電ラックの第2の構成例)
3.第3の実施形態(ワイヤレス給電ラックの第3の構成例)
<1.第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス給電ラックの構成例を示す図である。
図2は、本第1の実施形態に係るワイヤレス給電ラックの等価ブロックを示す図である。
本ワイヤレス給電ラック10は、ラック本体20、送電デバイス30、中継デバイス40、受電デバイス50を含んで構成されている。
本第1の実施形態に係るワイヤレス給電ラック10においては、後で詳述するように、送電デバイス30、中継デバイス40、および受電デバイス50が、本体20自体の骨格部を形成するフレーム内に搭載される。
ラック本体20は、骨格を形成するように、所定間隔をおいて配置される第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23を有する。
第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23は、矩形状で非切断のループ状枠体により形成されている。この枠体は、たとえば中空の4つの支柱により形成される。
第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23は、たとえば壁面WLLに対して平行で、床面FLWに対して垂直となるように配置される。
第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23のうち、本体20の一側部に配置される第1フレーム21に送電デバイス30が搭載される。
第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23のうち、本体20の他側部に配置される第3フレーム23に受電デバイス50が搭載される。
第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23のうち、本体20の一側部と他側部間に配置される第2フレーム22に中継デバイス40が搭載される。
第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23は、たとえばABSやPCなどの非導電部材により形成される。
ラック本体20は、第1フレーム21、第2フレーム22、および第3フレーム23に対して、フレーム21〜23の高さ方向に所定間隔をおいて配置された商品陳列用第1プレート24、第2プレート25、および第3プレート26を有する。
第1プレート24は商品陳列棚の他に天板の機能を併せ持ち、第3プレート26は本体10を床面FLWに対して安定に置載可能とする基体としての機能を併せ持つ。
さらに、ラック本体20は、受電デバイス50から駆動電力を受ける負荷としての表示デバイス27,28を有する。
表示デバイス27,28は、たとえば液晶表示デバイス(LCD)により構成される。
表示デバイス27は、第3フレーム23の前面側で、第1プレート24の配置位置の近傍に配置され、図示しない制御系の制御の下、第1プレート24に陳列される商品名や値段等が表示される。
表示デバイス28は、第3フレーム23の前面側で、第2プレート25の配置位置の近傍に配置され、図示しない制御系の制御の下、第2プレート25に陳列される商品名や値段等が表示される。
送電デバイス30は、電源ケーブル60により給電されるAC電力を送電する機能を有する。
送電デバイス30は、送電コイル部31を含んで構成されている。
送電コイル部31は、給電素子としての給電コイル311、および第1の共振素子としての共振コイル312を有する。
共振コイルは共鳴コイルとも呼ぶが、本実施形態においては共振コイルと呼ぶこととする。
給電コイル311は、たとえば電源コード60を介して交流(AC)電流が給電されるループコイルにより形成される。
共振コイル312は、共振器として機能し、給電コイル311と電磁誘導により結合する空心コイルにより形成され、給電コイル311により給電されたAC電力をワイヤレスで効率良く伝送する。
なお、給電側において、給電コイル311と共振コイル312とは電磁誘導により強く結合している。
共振コイル312は、中継デバイス40の共振コイル411と自己共振周波数が一致したときに磁界共鳴関係となり電力を効率良く伝送する。
このような構成を有する送電デバイス30は、本体20の第1フレーム21内に搭載される。
中継デバイス40は、送電デバイス30が送電した電力を中継する機能を有する。
中継デバイス40は、送受電コイル部41を含んで構成されている。
送受電コイル部41は、第2の共振素子としての共振コイル411を有する。
共振コイル411と送電デバイスの共振コイル312とは、磁界共鳴関係をもって結合可能であり、共振コイル411は中間段の共振器として機能する。
同様に、共振コイル411と受電デバイス50の共振コイルとは、磁界共鳴関係をもって結合可能であり、共振コイル411は中間段の共振器として機能する。
共振コイル411は、空心コイルにより形成され、受電デバイス50の共振コイル512と自己共振周波数が一致したときに磁界共鳴関係となり電力を効率良く伝送する。
このような構成を有する中継デバイス40は、本体20の第2フレーム22内に搭載される。
受電デバイス50は、中継デバイス40で中継された電力を受電する機能を有する。
受電デバイス50は、受電コイル部51、整流回路52を含んで構成、および受電した電力を供給先である負荷である電子機器、たとえば表示デバイス27,28へ供給する。
受電コイル部51は、給電素子としての給電コイル511、および第3の共振素子としての共振(共鳴)コイル512を有する。
給電コイル511は、共振コイル512から電磁誘導によって交流電流が給電される。
共振コイル512は、給電コイル511と電磁誘導により結合する空心コイルにより形成され、中継デバイス40の共振コイル411と自己共振周波数が一致したときに磁界共鳴関係となり電力を効率良く受信する。
共振コイル512は、受電側共振器として機能する。
なお、給電コイル511の負荷との接続部(負荷端)におけるインピーダンス整合機能を有する図示しない整合回路が配置される。
整流回路52は、受電した交流電力を整流して直流(DC)電力とし、図示しない電圧安定化回路で供給されるDC電力を、供給先である電子機器の仕様に応じたDC電圧に変換して、その安定化したDC電圧を負荷である電子機器の処理系に供給する。
このような構成を有する受電デバイス50は、本体20の第3フレーム23内に搭載される。
図3(A)および(B)は、中継デバイスと送受電デバイスのフレームへのコイルの搭載例について示す図である。
図4(A)および(B)は、中継デバイスと送受電デバイスのフレームへの回路を含む搭載例について示す図である。
中継デバイス(レピータデバイス)は非導電物質(ABS,PC他)により形成される支柱221の内部に共振周波数foの共振(共鳴)素子(コイル)411を配置して構成される。
共振コイル411は高いQを持つことが望ましいため、銅、銀、アルミなど導電性の良い金属が通常用いられる。
コイルを格納する支柱材は支柱221としての強度を保ちつつ、コイルへの電気的悪影響を軽減するために、ABS、PCなどの非導電性物質を用いることが望ましい。
送電デバイス30、受電デバイス50は共振コイル312,512のほかに、図4(A)に示すように、励振素子である給電コイル311,511、整流回路等を含む送・受電回路33,53を支柱211,231内部に格納する必要がある。
ただし、スペースに余裕がない場合には、図4(B)に示すように、励振素子としての給電コイルを削除して変わりにL,Cで構成される整合回路34,54を挿入しても良い。ただし、一般にL、Cによる整合回路ではロスが大きくなる傾向にある。
なお、整合回路34,54は、給電コイルを有する場合にも給電点や負荷との接続部のインピーダンス調整のために搭載することも可能である。
次に、上記構成による動作を、磁界共鳴方式の原理および本実施形態に係るワイヤレス給電ラックの動作概要について説明する。
[磁界共鳴方式の原理]
まず、磁界共鳴方式の原理について、図5〜図8に関連付けて説明する。
図5は、磁界共鳴方式の原理ついて説明するための図である。
なお、ここでは、給電コイルを給電素子、共振(共鳴)コイルを共振(共鳴)素子として原理説明を行う。
電磁共鳴現象には電界共鳴方式と磁界共鳴方式があるが、図5は、そのうちの磁界共鳴方式のワイヤレス(非接触)給電ラックで送電元と受電側が1対1の基本ブロックを示している。
図1および図2の構成と対応付けると、給電側には交流電源70、給電素子311、共振素子312を、受電側には共振素子512、給電素子511、整流回路52を有している。
給電素子311、511、共振素子312、512は空心コイルで形成されている。
送電デバイス30側において、給電素子311と共振素子312とは電磁誘導により強く結合している。同様に、受電デバイス50側において、給電素子511と共振素子512とは電磁誘導により強く結合している。
送電側、受電側双方の共振素子312,512である各々の空心コイルの自己共振(共鳴)周波数が一致したときに磁界共鳴関係になり、結合量が最大、損失が最小となる。
交流電源70からは給電素子311に交流電流が供給され、さらに電磁誘導によって共振素子312へ電流を誘起させる。
交流電源70で発生させる交流電流の周波数は、共振素子312、共振素子512の自己共振周波数と同一に設定される。
共振素子312と共振素子512は互いに磁界共鳴の関係に配置され、共鳴周波数において共振素子312から共振素子512へとワイヤレス(非接触)で交流電力が供給される。
受電側において、共振素子512から電磁誘導によって給電素子511に電流が供給され、整流回路52によって直流電流が作られ出力される。
図6は、磁界共鳴方式における結合量の周波数特性を示す図である。
図6において、横軸が交流電源の周波数fを、縦軸が結合量をそれぞれ示している。
図6は、交流電源の周波数と結合量の関係を示している。
図6から磁気共鳴により周波数選択性を示すことがわかる。
図7は、磁界共鳴方式における共振素子間距離と結合量との関係を示す図である。
図7において、横軸が共振素子間距離Dを、縦軸が結合量をそれぞれ示している。
図7は、送電側の共振素子312と受電側の共振素子512間の距離Dと結合量の関係を示している。
図7から、ある共鳴周波数において、結合量が最大となる距離Dがあることがわかる。
図8は、磁界共鳴方式における共鳴周波数と最大結合量が得られる共振素子間距離の関係を示す図である。
図8において、横軸が共鳴周波数fを、縦軸が共振素子間距離Dをそれぞれ示している。
図8は、共鳴周波数と最大結合量が得られる送電側の共振素子312と受電側の共振素子512間の距離Dの関係を示している。
図8から、共鳴周波数が低いと共振素子間隔を広く、共鳴周波数が高いと共振素子間隔を狭くすることによって最大結合量が得られることがわかる。
以上の原理に基づく磁界共鳴方式に中継デバイスを配置した本実施形態のワイヤレス給電ラックの動作概要を、中継デバイスを中心に説明する。
本第1の実施形態においては、図2に示すように、送電側と受電側の共振素子312,512間に、同じ自己共振周波数を持った共振素子411を同一直線上に配置している。
この構成においては、共振素子312と共振素子411が磁界結合し、共振素子411と共振素子512が磁界結合して電力を供給しているため、共振素子411が中継デバイス(レピータデバイス)40として機能していることを表している。
また、共振素子411を共振素子312、512の中間点に軸を合わせて配置した場合に効率は最大となる。
本第1の実施形態においては、送電デバイス(図2中の送電側共振素子+励振素子)30を、図1において一番奥の第1フレーム21の枠に入れ込む。
一番前方には受電デバイス(図2中の受電側共振素子+励振素子)50を入れ込む。
送電側と受電側の距離が長く、伝送特性が不十分な場合には途中のフレーム22を用いて中継デバイス(レピータ)40を構成することができる。
ここで唯一電源ケーブル60が必要なのは、送電デバイスとACコンセントを接続する電源ケーブルで、それ以外は不要である。
このように、中継デバイス40の共振素子411を、送電デバイス30の共振素子312と受電デバイス50の共振素子512の中間点に配置することにより、給電距離をのばすことが可能である。
その結果、通常の磁界共鳴方式の電力伝送能力を超えた給電距離を得ることが可能となる。
<2.第2の実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態に係るワイヤレス給電ラックの構成例を示す図である。
図10は、本第2の実施形態に係るワイヤレス給電ラックの等価ブロックを示す図である。
本第2の実施形態に係るワイヤレス給電ラック10Aが第1の実施形態に係るワイヤレス給電ラック10と異なる点は、第1フレーム21に、送電デバイス30の代わりに中継デバイス40−2を搭載したことにある。
そして、本第2の実施形態においては、送電デバイス30Aを搭載したフレーム21は、本体20A外に配置される非骨格フレーム21Aとして形成される。
この非骨格フレーム21Aは、たとえば壁面WLLに埋め込まれる。
この場合、本体20Aは、高い給電効率を得るために、送電デバイス30の共振コイル312が、本体20Aの他側部のフレーム21内の中継デバイス40−2の共振コイル411Aに対向するように配置される。
こうすることで、商品陳列棚には電源ケーブルが不要となり、よりすっきりしたデザインで、組み立て・解体の容易なものとできる。
<3.第3の実施形態>
図11は、本発明の第3の実施形態に係るワイヤレス給電ラックの構成例を示す図である。
本第3の実施形態に係るワイヤレス給電ラック10Bが第2の実施形態に係るワイヤレス給電ラック10Aと異なる点は、非骨格フレーム21Bを壁面WLLではなく床面FLWに埋め込まれていることにある。
そして、この非骨格フレーム21Bのループ部と対向するように第1フレーム21、第2フレーム22、第3フレーム23が床面FLWから天板側に所定間隔をおいて配置されている。
この場合も、商品陳列棚には電源ケーブルが不要となり、よりすっきりしたデザインで、組み立て・解体の容易なものとできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態によれば、商品陳列棚に電子表示タグなど電子機器を取り付ける際、必要となるコードを最低限とすることが可能となり、組み立て、解体が容易な商品陳列棚を実現することができる。
商品陳列棚に電子表示タグなど電子機器を取り付ける際、必要となるコードを最低限とすることが可能となり、移動が容易で、清掃時などの煩雑さを著しく低減できる商品陳列棚を実現することができる。
10,10A,10B・・・ワイヤレス給電ラック、20,20A,20B・・・本体、30・・・送電デバイス、31・・・送電コイル部、311・・・給電コイル、312・・・共振(共鳴)コイル(第1の共振コイル)、34・・・整合回路、40,40A・・・中継デバイス(レピータ)、411・・・共振コイル(第2の共振コイル)、50・・・受電デバイス、51・・・受電コイル部、511・・・給電コイル、512・・・共振コイル(第3の共振コイル)。

Claims (10)

  1. 給電される電力を送電する送電デバイスと、
    上記送電デバイスの送電電力を中継する少なくとも一つの中継デバイスと、
    上記中継デバイスで中継された電力を受電する受電デバイスと、
    上記受電デバイスおよび上記中継デバイスのうち少なくとも上記受電デバイスで受電した電力が供給される負荷が配置される本体と、を有し、
    上記送電デバイス、上記中継デバイス、および上記受電デバイスのうち少なくとも上記中継デバイスおよび上記受電デバイスが上記本体に組み込まれ、
    上記送電デバイスは、
    上記電力が給電され、当該電力を送電する第1の共振素子を含み、
    上記中継デバイスは、
    上記送電された電力を、磁界共鳴関係をもって受電して送電する第2の共振素子を含み、
    上記受電デバイスは、
    磁界共鳴関係をもって上記中継デバイスから送電された電力を受電する第3の共振素子を含み、
    上記本体は、
    骨格となる複数のフレームが所定間隔をおいて配置され、
    上記複数のフレームのうちの一つのフレームに上記受電デバイスが搭載され、
    上記複数のフレームの他のフレームに上記中継デバイスが搭載されている
    ワイヤレス給電ラック。
  2. 上記本体は、
    骨格となる複数のフレームが所定間隔をおいて配置され、
    上記複数のフレームのうち、上記本体の一側部に配置されるフレームに上記受電デバイスが搭載され、
    上記複数のフレームのうち、上記本体の一側部と対向する他側部に配置されるフレームに上記送電デバイスが搭載され、
    上記複数のフレームのうち、上記本体の一側部と他側部間に配置される少なくとも一つのフレームに上記中継デバイスが搭載される
    請求項1記載のワイヤレス給電ラック。
  3. 上記本体は、
    骨格となる複数のフレームが所定間隔をおいて配置され、
    上記複数のフレームのうち、上記本体の一側部に配置されるフレームに上記受電デバイスが搭載され、
    上記複数のフレームのうち、上記本体の一側部から当該一側部と対向する他側部にかけて所定間隔をおいて配置される複数のフレームに上記中継デバイスが搭載され、
    上記送電デバイスは、上記他側部のフレームに対向するように、上記本体外に配置される非骨格フレームに搭載される
    請求項1記載のワイヤレス給電ラック。
  4. 上記非骨格フレームは、
    室内の壁、床、および天井のいずれかに配置され、
    上記本体は、
    上記中継デバイスが搭載されるフレームが上記非骨格フレームと対向するように配置される
    請求項3記載のワイヤレス給電ラック。
  5. 上記各共振素子は、
    コイルにより形成され、
    上記各フレームは、
    中央部に空間を形成するようにループ状で非導電体の枠体により形成され、
    上記各共振素子を形成するコイルが上記枠体内でループを形成するように搭載される
    請求項1から4のいずれか一に記載のワイヤレス給電ラック。
  6. 上記送電デバイスは、
    電源による上記電力が給電され、電磁誘導によって上記共振素子と結合する給電素子を含む
    請求項1から5のいずれか一に記載のワイヤレス給電ラック。
  7. 上記受電デバイスは、
    上記第3の共振素子との電磁誘導により結合して受電した電力が給電される給電素子を含む
    請求項1から6のいずれか一に記載のワイヤレス給電ラック。
  8. 上記送電デバイスは、
    電源による上記電力が給電され、電磁誘導によって上記共振素子と結合する給電素子を含み、
    上記受電デバイスは、
    上記第3の共振素子との電磁誘導により結合して受電した電力が給電される給電素子を含み、
    上記各給電素子は、
    コイルにより形成され、上記共振素子を形成する上記コイルと上記フレーム内に搭載される
    請求項5記載のワイヤレス給電ラック。
  9. 上記送電デバイスは、
    上記第1の共振素子の給電点におけるインピーダンス整合機能を有する整合部を含む
    請求項1から8のいずれか一に記載のワイヤレス給電ラック。
  10. 上記受電デバイスは、
    上記第3の共振素子と負荷との接続部におけるインピーダンス整合機能を含む整合部を含む
    請求項1から9のいずれか一に記載のワイヤレス給電ラック。
JP2010006525A 2010-01-15 2010-01-15 ワイヤレス給電ラック Expired - Fee Related JP5526796B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006525A JP5526796B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 ワイヤレス給電ラック
CN201110002073.0A CN102130512B (zh) 2010-01-15 2011-01-06 无线供电架
US12/986,719 US8704407B2 (en) 2010-01-15 2011-01-07 Wireless power supplying rack

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006525A JP5526796B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 ワイヤレス給電ラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011147281A JP2011147281A (ja) 2011-07-28
JP5526796B2 true JP5526796B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=44268453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010006525A Expired - Fee Related JP5526796B2 (ja) 2010-01-15 2010-01-15 ワイヤレス給電ラック

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8704407B2 (ja)
JP (1) JP5526796B2 (ja)
CN (1) CN102130512B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5742548B2 (ja) * 2011-07-27 2015-07-01 日本電気株式会社 無線電力伝送装置および方法
JP6071301B2 (ja) * 2011-07-29 2017-02-01 アールエフ・アンテナ株式会社 非接触式情報通信システム
KR101241712B1 (ko) * 2011-09-09 2013-03-11 엘지이노텍 주식회사 무선 전력 수신 장치 및 그 방법
KR20130033837A (ko) 2011-09-27 2013-04-04 엘지이노텍 주식회사 무선 전력 전송 기기 및 그 방법
KR102121919B1 (ko) * 2012-02-29 2020-06-11 한국전자통신연구원 무선 전력 전송 장치
KR101369415B1 (ko) * 2012-03-20 2014-03-06 한양대학교 산학협력단 무선전력 전송용 송신기 및 이를 구비한 무선전력 전송시스템
KR101988009B1 (ko) * 2012-03-23 2019-06-11 삼성전자주식회사 공진 주파수를 조정해서 커플링 효율을 높이는 무전전력 전송 시스템 및 방법
JP6059522B2 (ja) * 2012-04-17 2017-01-11 日東電工株式会社 無線電力供給システム、給電装置、受電装置、及び、磁界空間の形成方法
US20130300205A1 (en) * 2012-05-09 2013-11-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for 3d orientation-free wireless power transfer
JP5626302B2 (ja) * 2012-09-26 2014-11-19 株式会社日本自動車部品総合研究所 通信システム
US9997291B2 (en) * 2012-09-28 2018-06-12 Denso Wave Incorporated Wireless power supply apparatus, filter unit and power supply apparatus for robot using the filter unit
JP6142413B2 (ja) * 2013-06-28 2017-06-07 株式会社エクォス・リサーチ アンテナコイルユニット
US9281119B2 (en) * 2013-11-13 2016-03-08 The Hong Kong Polytechnic University Three-coil topology for wireless power transfer
EP3010084B1 (en) * 2014-10-17 2019-09-04 Synoste OY A device with a receiving antenna and a related power transfer system
CN104734368A (zh) * 2014-10-24 2015-06-24 喻易强 基于磁谐振耦合的中距离平板型无线电能传输***
JP6577254B2 (ja) * 2015-06-15 2019-09-18 株式会社日立システムズ サーバラックシステム、サーバラック装置、及びit機器
US10283952B2 (en) 2017-06-22 2019-05-07 Bretford Manufacturing, Inc. Rapidly deployable floor power system
KR102109104B1 (ko) * 2018-11-28 2020-05-12 한국전자통신연구원 무선 전력 전송 장치
KR20210073296A (ko) * 2019-12-10 2021-06-18 삼성전자주식회사 공중부양 디스플레이 장치

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040072581A (ko) * 2004-07-29 2004-08-18 (주)제이씨 프로텍 전자기파 증폭중계기 및 이를 이용한 무선전력변환장치
JP4308858B2 (ja) * 2007-02-16 2009-08-05 セイコーエプソン株式会社 送電制御装置、受電制御装置、無接点電力伝送システム、送電装置、受電装置および電子機器
JP5288392B2 (ja) * 2007-06-11 2013-09-11 コクヨ株式会社 給電レール、給電システム、及び陳列棚
US9634730B2 (en) * 2007-07-09 2017-04-25 Qualcomm Incorporated Wireless energy transfer using coupled antennas
US20100201201A1 (en) * 2009-02-10 2010-08-12 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer in public places
JP2010263690A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Panasonic Electric Works Co Ltd 伝送システム
KR20110062841A (ko) * 2009-12-04 2011-06-10 한국전자통신연구원 무선 전력 전송 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN102130512B (zh) 2015-11-25
JP2011147281A (ja) 2011-07-28
US20110175456A1 (en) 2011-07-21
US8704407B2 (en) 2014-04-22
CN102130512A (zh) 2011-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5526796B2 (ja) ワイヤレス給電ラック
JP6090528B2 (ja) ワイヤレス給電装置
JP2011151989A (ja) ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
KR101651437B1 (ko) 비접촉 급전 시스템, 전기 기기, 중계기 및 어댑터
EP2760108B1 (en) Non-contact power supply system
JP2011160634A (ja) 電力伝送システム及び送電装置
JP6191578B2 (ja) ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
WO2010126010A1 (ja) 伝送システム
JP2011151946A (ja) 中継コイルシートおよびワイヤレス給電システム
WO2012002063A1 (ja) 非接触給電システム及び非接触給電システムの金属異物検出装置
JP2011030317A (ja) 非接触給電システム、非接触中継装置、非接触受電装置および非接触給電方法
JPWO2015137431A1 (ja) 受電用コイル構造体およびワイヤレス給電システム
TW201134052A (en) Wireless power feed system
JP2014131460A (ja) 電子棚札システム
JP2012014383A (ja) 電子棚札システム
KR20190121640A (ko) 무선으로 전력을 공급하는 디스플레이 시스템
WO2015163296A1 (ja) 受電アンテナ
JP2015023638A (ja) 無線電力伝送システム
JP2016208793A (ja) 表示システムおよび電力供給方式
JP2014150646A (ja) 非接触電力伝送システム
CN103824491A (zh) 一种电磁学教学仪器
JP2015177581A (ja) 非接触給電装置
JP2008054458A (ja) 非接触給電装置
US9474177B2 (en) Wireless display mount, wireless display mount apparatus, and wireless display system
JPWO2015115334A1 (ja) 無線電力伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140331

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5526796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees