JP5520177B2 - 電池式電動工具 - Google Patents

電池式電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5520177B2
JP5520177B2 JP2010212731A JP2010212731A JP5520177B2 JP 5520177 B2 JP5520177 B2 JP 5520177B2 JP 2010212731 A JP2010212731 A JP 2010212731A JP 2010212731 A JP2010212731 A JP 2010212731A JP 5520177 B2 JP5520177 B2 JP 5520177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
battery
voltage
starting
battery voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010212731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012066334A (ja
Inventor
篤優 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010212731A priority Critical patent/JP5520177B2/ja
Publication of JP2012066334A publication Critical patent/JP2012066334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5520177B2 publication Critical patent/JP5520177B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Portable Power Tools In General (AREA)

Description

本発明は、電池を電源とする電池式電動工具に関するものである。
電池式電動工具、例えばブラシレスモータを駆動源とするとともに電源としての電池にリチウムイオン電池を採用した電池式電動工具においては、特許文献1に示されているように、モータ制御回路を搭載して、スイッチ操作に対応するモータの駆動・停止や、電池電圧が所定値を下回ったり、モータ電流値が所定値を上回ったり、電池あるいはモータ温度が所定値を上回ったりした場合、電池や本体保護のためにモータ制御回路がモータを停止させるようにしている。
ところでモータ制御回路には安定した電源を必要とする電子部品(マイクロコンピュータ)が用いられるために、電源が変動するとモータ電流などの検出手段の測定値に誤差が生じたり、モータ制御回路(マイクロコンピュータ)がリセットしてしまってソフトウェアが正常に動作せず、モータ駆動が正しく行われなくなる可能性があるとともに、近年、大電流供給可能な電池やモータの出現で高負荷作業に用いる機会が多くなったために、電池電圧の変動が大きくなり、上記不具合が出現する可能性が大きくなる傾向にある。
特開2003−164066号公報
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、モータ駆動をより的確に行うことができる電池式電動工具を提供することを課題とするものである。
本発明は、電池を電源とし、モータを駆動源とするとともに、モータの駆動と停止の指示のためのスイッチ機構と、上記電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、上記スイッチ機構の出力と上記電圧検出手段の出力とに基づいてモータ速度を設定するモータ制御手段と、該モータ制御手段の速度設定に基づいて前記モータの駆動を行うモータ駆動手段とを有する電動工具において、前記モータ制御手段は、前記モータを停止から起動させるにあたり、前記電圧検出手段で検出したモータ起動前の電池電圧値に応じて前記モータの起動に際しての回転の立ち上がりの加速を変化させるものであることに特徴を有している。
この場合、上記モータ制御手段は、上記スイッチ機構の出力に基づいてモータを起動させるにあたり、モータ起動前の電池電圧値が高い場合はモータを急加速で起動し、電池電圧値が低い場合はモータを緩加速で起動するものであることが好ましい。
また、上記モータ制御手段は、モータ起動前後の電池電圧値の差分値に応じてモータの回転の立ち上がりの加速を変化させるものであってもよい。
本発明においては、モータ起動前の電池電圧値に応じてモータ起動時のモータ回転の立ち上がり加速を変化させるものであり、電池電圧値が低ければ電圧降下が大となる急加速を抑制して緩加速で起動させることにより、起動電流による電圧降下で電池電圧が不具合を招くことになる下限値を下回ってしまう事態を避けることができるものであり、このためにモータ駆動をより的確に行うことができる。
本発明の実施の形態の一例におけるフローチャートである。 同上の動作説明図である。 他例のフローチャートである。 基本構成を示す概略図である。 同上のブロック回路図である。 (a)は無負荷時の動作説明図、(b)はドリルドライバー時の動作説明図、(c)はインパクトドライバー時の動作説明図である。 (a)はドリルドライバーによる動作の説明図、(c)はインパクトドライバーによる動作の説明図である。 (a)は電池電圧が高電圧である時の動作説明図、(b)は電池電圧が低電圧である時の動作説明図である。
まず、電池式電動工具の基本構成について説明すると、図4及び図5において、図中1は駆動源としてのモータMとトリガースイッチS及び制御回路2を備えた工具本体、3は電源としての電池Bを備えて上記工具本体1に対して着脱自在とされている電池パックである。トリガースイッチSを操作した時、モータ制御回路4はモータ駆動手段であるFET5を介して電流をモータMに供給する。
上記トリガースイッチSは、その引き込み操作量に応じて可変抵抗VRの抵抗値を変化させるとともに、引き込み操作した時に接点S1をオンとするもので、FET5をPWM制御するモータ制御回路4は、トリガースイッチSの引き込み操作量に応じた回転数でモータMを回転させる。つまり、トリガースイッチSを引き込み操作して接点S1をオンとした時、引き込み操作量が最大となるまではPWM制御によって可変抵抗VRの抵抗値に応じた回転数でモータMを回転させ、フルに引き込めばFET5をフルでオンさせてモータMをフル回転させる。
また電源回路6を通じて制御電源(たとえば5V)が供給される上記モータ制御回路4は、電池電圧を分圧抵抗R1,R2による分圧値で計測する電池電圧計測部を備えたものであり、この分圧値が予め設定された所定値よりも低い場合は、トリガースイッチSの操作にかかわらずモータMを停止状態とする。このほか、電池温度や本体温度(モータ温度)が高くなりすぎる場合も、モータ制御回路4はモータMを停止させたり、回転数を制限したりする。
ここにおいて、予め設定された上記所定値や、電池電圧の計測値は、モータ制御回路4に供給される電源や、その電源を基にモータ制御回路4に供給されるAD変換基準値が安定していることを前提としている。このために電源が変動すると、上記前提が崩れてしまい、電圧値が正確に換算されずに想定外の電圧値で回転可否判断を行うことになり、保護機能が誤作動してしまったり、前述のようにマイクロコンピュータからなるモータ制御回路4がリセット、もしくは再スタートしてしまうことでプログラムが停止したり、モータ制御が正しく行われずに使用上の不具合が発生してしまったりという不具合が生じる。
図2に示す電源回路6には上記不具合を避けるべく、コンデンサなどの電圧安定化部品を搭載しているが、近年はモータMのトルクアップや、大電流供給可能な電池パックの開発により、電池電圧変動がより一層大きくなりやすい傾向にあるために、上記不具合が発生する可能性が高くなっている。
ところで、電動工具で作業したときの電圧と電流の挙動、殊にトリガースイッチSを一気に引き込んでモータMをフル回転で起動させる場合の挙動は次のようになる。すなわち、電池電圧が十分であるとモータ制御回路4が判断してFET5をオンさせると、図6に示すように、モータMは回転数が0からの起動となるために起動電流が大きく流れ、一旦電池電圧も急降下する。そしてモータが回転を始めると、無負荷の時には図6(a)に示すように、モータMは数A程度の電流を消費するのみで回転中の電池電圧低下も少ないがドリルドライパーとして図7(a)に示す穴明けを行う場合、ドリルDが相手材9に侵入するほど負荷が増えるため、ドリルDが相手材9を貫通するまで、徐々にモータ消費電流が増加するとともに電圧が減少する。インパクトドライバーとして図7(b)に示すねじ締めを行う場合は、図6(c)に示すように、打撃してねじ締めを行っている間はほぼ一定の電流値・電池電圧値となるが、相手材9にねじ8の頭が接触する着座時に負荷が増えるため、モータMが消費する電流が一瞬増加するとともに電圧が減少する。図6(a)(b)(c)のタイムチャートにおける左側は電池容量がフルである場合、右側は電池容量が乏しくなって空に近い場合を示している。
ここで、図中のV2は電池容量が空に近づくなどして電池電圧が低下した場合の低電圧保護によりモータMを停止させる電圧しきい値である。なお、モータ起動時の一瞬の電圧急降下によりしきい値V2を下回った時に低電圧保護が動作してしまわないように、所定時間継続してしきい値V2を低下した場合に低電圧保護を行う。
また、図6中のV1はモータ制御回路4が手段が安定して動作する電池電圧の下限であり、これを下回ると電圧値が正確に換算されなくなったりリセットしてしまう不具合を生じることになるため、しきいV2の場合とは異なり、電池容量の如何にかかわらず、起動電流の一瞬の電圧降下もV1を下回ってはならないのであるが、電池容量が十分の場合は図8(a)に示すように、下限値V1を下回ることがなくても、電池容量が低下して電圧が低下している時には、図8(b)に示すように下限値V1を下回って電源回路6が出力する制御電源の電圧値が降下してしまう事態を招くおそれがある。
このために、本発明においては、トリガースイッチSの操作でモータMを起動させるに際して、次のような制御を行うものとしている。すなわち、図1に示すようにトリガースイッチSがオンしたことを検出した時の電池電圧がしきい値V2以下であれば、低電圧保護としてモータ制御回路4はFET5をオフしたままとし、モータを駆動させない。
次にトリガースイッチSの引きこみ量を検出し、引き込み量が小さければ、通常起動としてPWM制御下でFETをオンとし、回転数を制限した状態で起動する。モータMに供給する電流量はもともと少ない状態であるために、電池電圧が下限値V1以下になることはない。
そして、トリガースイッチSの引き込み量が大きい時には、電池電圧値に応じて制御を変更する。つまり、電池電圧が設定値以上に高ければ、モータMが大きな起動電流を必要としても電池電圧が下限値Vl以下にならないとして、従来どおりFETをオンさせる。しかし、電池電圧が設定値以下に低ければ、モータMが大きな起動電流を要すると電池電圧が下限値V1以下まで降下して正常な動作が確保できない可能性があるとして、モータ制御回路4はFET5のオンをPWM制御でデューティ比を徐々に大きくして最終的に100%オンとするようなスローアップ起動でモータMを起動する。モータMの回転の加速を抑制して急激な電流供給・電圧降下を抑えることで電池電圧が下限値V1以下まで降下することがないようにするのである。
トリガースイッチSが操作された際の電池電圧が低くなればなるほど、モータMの回転加速が緩やかになるように(スローアップ起動にかかる時間が長くなるように)多段階で設定してもよいのはもちろんである。
このようにトリガースイッチSがフルに引き込まれて本来ならばフル加速で起動させることになる場合でも、電池電圧によってはPWMによるデューティ制御を介して緩やかに加速して回転が立ち上がるようにすることで、電圧降下が不具合を引き起こす事態を避けることができる。
モータ制御回路4の処理速度が充分に速い場合には、モータMに電流を供給し始めた直後の電池電圧も加味してスローアップ起動を行うとよい。図3に示すように、スローアップ起動のためにPWM制御でFET5をオンさせてモータMに電流を供給し始めた直後の電池電圧値Vdと、モータM起動前のトリガースイッチSを操作した時の電池電圧値Vとの差分をモータ制御回路4において算出し、上記差分値(電池電圧の降下量)が大で想定以上に急激な電圧低下が生じているために下限値V1を下回る可能性があると判断モータ制御回路4が判断した場合、PWM制御から100%オンとするスローアップ起動の速度をさらに遅くすることによって、急激な電流供給・電圧降下を抑えれば、電池電圧が下限値V1以下になる虞をより低くすることができるために、さらに確実なモータ制御動作を提供することができる。
1 工具本体
2 制御回路
3 電池パック
4 モータ制御回路
B 電池
S トリガースイッチ
M モータ

Claims (3)

  1. 電池を電源とし、モータを駆動源とするとともに、モータの駆動と停止の指示のためのスイッチ機構と、上記電池の電圧値を検出する電圧検出手段と、上記スイッチ機構の出力と上記電圧検出手段の出力とに基づいてモータ速度を設定するモータ制御手段と、該モータ制御手段の速度設定に基づいて前記モータの駆動を行うモータ駆動手段とを有する電動工具において、前記モータ制御手段は、前記モータを停止から起動させるにあたり、前記電圧検出手段で検出したモータ起動前の電池電圧値に応じて前記モータの起動に際しての回転の立ち上がりの加速を変化させるものであることを特徴とする電池式電動工具。
  2. 上記モータ制御手段は、上記スイッチ機構の出力に基づいてモータを起動させるにあたり、モータ起動前の電池電圧値が高い場合はモータを急加速で起動し、電池電圧値が低い場合はモータを緩加速で起動するものであることを特徴とする請求項1記載の電池式電動工具。
  3. 上記モータ制御手段は、モータ起動前後の電池電圧値の差分値に応じてモータの回転の立ち上がりの加速を変化させるものであることを特徴とする請求項1または2記載の電池式電動工具。
JP2010212731A 2010-09-22 2010-09-22 電池式電動工具 Active JP5520177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010212731A JP5520177B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 電池式電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010212731A JP5520177B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 電池式電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012066334A JP2012066334A (ja) 2012-04-05
JP5520177B2 true JP5520177B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46164216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010212731A Active JP5520177B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 電池式電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5520177B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10243491B2 (en) 2014-12-18 2019-03-26 Black & Decker Inc. Control scheme to increase power output of a power tool using conduction band and advance angle
EP3370924B1 (en) 2015-11-02 2021-05-05 Black & Decker Inc. Reducing noise and lowering harmonics in power tools using conduction band control schemes
EP3806273A1 (en) 2019-10-11 2021-04-14 Black & Decker Inc. Power tool receiving different capacity batttery packs

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2520629B2 (ja) * 1987-04-06 1996-07-31 株式会社マキタ 電動工具用起動制御装置
JP3583155B2 (ja) * 1993-06-14 2004-10-27 株式会社マキタ 強制停止機構付電池式締付工具
JP2003159669A (ja) * 2001-11-22 2003-06-03 Ryobi Ltd 電動工具
JP4368292B2 (ja) * 2004-12-01 2009-11-18 前田金属工業株式会社 電動締付機
JP5013911B2 (ja) * 2007-03-16 2012-08-29 株式会社マキタ 電動工具
JP5217222B2 (ja) * 2007-04-18 2013-06-19 マックス株式会社 電動工具
JP5408535B2 (ja) * 2009-07-10 2014-02-05 日立工機株式会社 電動工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012066334A (ja) 2012-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2853353B1 (en) Electric power tool
EP2564984B1 (en) Electric power tool
EP2329922B1 (en) Rotary tool having a feedback control function
JP5112956B2 (ja) 充電式電動工具
CN101372095B (zh) 电动工具
CN101051744B (zh) 电动工具机及用于运行该电动工具机的方法
JP6026908B2 (ja) 電動機械器具及びバッテリパック
US9030145B2 (en) Device and method for regulating an increase in the output torque over time of an electric drive motor
US20150135907A1 (en) Power tool
EP2711138B1 (en) Power tool
JP2005246563A (ja) 電池工具
WO2013136673A1 (ja) 電動工具
JP5520177B2 (ja) 電池式電動工具
CN103368480A (zh) 手持电动工具及其控制方法
US20160268873A1 (en) Power tool
CN103358289A (zh) 手持电动工具及其控制方法
JP2011038824A (ja) 電池パックおよび電動工具
CN103368483A (zh) 手持电动工具及其控制方法
JP2003248519A (ja) 電気機器の温度に依存した電力制御のための方法および装置
JP2005278371A (ja) 充電式電気機器
EP2818281B1 (en) Electric power tool
JP2008183689A (ja) 電動工具
US11824473B2 (en) Electric working machine, and method for supplying electric power to controller of electric working machine
CN104339299A (zh) 一种电动工具
CN107508504B (zh) 控制电路和信号传输控制方法及带有控制电路的电机

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140404

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5520177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151