JP5519177B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
なお、本発明において、「踏面」とは、走行時に路面と接する面を指し、「細溝」とは、太溝よりも溝幅の小さい溝であり、「ずれた位置関係」とは、タイヤ幅方向に隣接するブロック陸部のタイヤ周方向位置の始点を異ならせてブロック陸部のタイヤ周方向端がタイヤ幅方向に隣接するブロック陸部間で一致しないようにした位置関係を指す。また、周方向細溝の本数が1本の場合には、周方向細溝間で延びる横溝は存在しない。
ここで、本発明の空気入りタイヤは、前記周方向太溝の溝開口形状が、タイヤ周方向に沿って一定の溝幅でジグザグ形状をなしていることが好ましい。
表1に示す諸元で、図10に示すような配置のブロック陸部を有するタイヤを、タイヤサイズ495/45R22.5の重荷重用タイヤとして試作し、下記の方法で性能評価を行った。なお、走行試験を行う際のタイヤ一本あたりの荷重は5800kg、内圧は900kPaとし、トレッド部のタイヤ周方向の溝の深さは15mm、タイヤ幅方向の溝の深さは12mm、ショルダーブロックの幅は60mmとした。
(参考例2〜4)
ブロック陸部の配置を図3に示すような配置とし、表1に示す諸元でタイヤサイズ495/45R22.5の重荷重用タイヤを試作し、下記の方法で性能評価を行った。なお、走行試験を行う際のタイヤ一本あたりの荷重は5800kg、内圧は900kPaとし、トレッド部のタイヤ周方向の溝の深さは15mm、タイヤ幅方向の溝の深さは12mm、ショルダーブロックの幅は60mmとした。
(従来例1、比較例1〜2)
表1に示す諸元に変更した以外は参考例2と同様にしてタイヤサイズ495/45R22.5の重荷重用タイヤを試作し、下記の方法で性能評価を行った。なお、走行試験を行う際のタイヤ一本あたりの荷重は5800kg、内圧は900kPaとし、トレッド部のタイヤ周方向の溝の深さは15mm、タイヤ幅方向の溝の深さは12mm、ショルダーブロックの幅は60mmとした。
乾燥路面において、時速50kmで直進走行した後に半径70mの円旋回を実施し、その際の操縦安定性をテストドライバーが点数を付けて評価した。そして、従来例1を100としてDRY操安性を指数評価した(数値が高いほどDRY操安性が良いことを示す)。結果を表2に示す。
<WET加速性能>
WET路面において、停止状態から急発進し、100mを走行完了するまでの時間を計測した。そして、従来例1を100としてWET加速性能を指数評価した(数値が高いほどWET加速性能が良いことを示す)。結果を表2に示す。
<摩耗ライフ性能>
時速60kmで1万m走行した後の残溝を測定し、ライフ性能を評価した。そして、従来例1を100としてライフ性能を指数評価した(数値が高いほどライフ性能が良いことを示す)。結果を表2に示す。
<耐偏摩耗性能>
時速60kmで1万m走行した後の残溝およびエッジ成分の絶対量を測定し、ヒールアンドトウの耐偏摩耗性能を評価した。そして、従来例1を100として耐偏摩耗性能を指数評価した(数値が高いほど耐偏摩耗性能が良いことを示す)。結果を表2に示す。
<騒音レベル>
乾燥路面において、時速50kmで直進走行した後に半径70mの円旋回を実施し、その際の騒音フィーリングをテストドライバーが点数を付けて評価した。そして、従来例1を100として騒音レベルを指数評価した(数値が高いほど騒音レベルが低いことを示す)。結果を表2に示す。
2 周方向太溝
4 ブロック陸部
5 中央域
6 側方域
7 周方向細溝
8 横溝
9 中央ブロック陸部列
10 ブロック陸部列
11 ブロック陸部列
41 踏面
42 側壁
43 細溝
44 湯溝
Claims (6)
- トレッド部に、各溝壁の開口端縁がタイヤ周方向に沿ってジグザグ状に延びる1対の周方向太溝をタイヤ赤道を挟んで配設して、トレッド部を中央域と両側方域とに区分し、
前記中央域に、タイヤ周方向に沿ってジグザグ状に延びる少なくとも1本の周方向細溝と、前記周方向太溝と周方向細溝間および/または隣接する2本の周方向細溝間で延びる複数本の横溝とを配設して、当該中央域に位置する陸部部分を、平面視でn角形(ただし、n≧6)をした多数個のブロック陸部からなる少なくとも2列の中央ブロック陸部列に区画形成してなり、
前記複数の中央ブロック陸部列のうち、隣接する2列の中央ブロック陸部列にそれぞれ位置するブロック陸部同士は、タイヤ周方向に互いにずれた位置関係にあり、
前記周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部は、隣接する周方向太溝側の側壁角度が、当該周方向太溝に隣接するブロック陸部の踏面とのなす交角にして、ブロック陸部のタイヤ周方向両端部で大きく、中央部で当該タイヤ周方向両端部より小さくなるようにタイヤ周方向端部側から中央部側に向かって漸減し、
前記周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部の踏面のタイヤ幅方向長さは、ブロック陸部のタイヤ周方向両端部からブロック陸部の中央部にかけて増大し、
前記周方向太溝を挟んで隣接して位置するブロック陸部は、タイヤ周方向位置が互いに所定ピッチだけずれた配置であり、
前記周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部の中央部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置が、当該ブロック陸部のタイヤ周方向両端部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置よりもタイヤ赤道側であり、
前記周方向太溝に隣接する側方域のブロック陸部の中央部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置が、当該ブロック陸部のタイヤ周方向両端部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置よりもトレッド端側であり、
前記周方向太溝の溝底中心ラインと、当該周方向太溝の開口幅中心ラインとがタイヤ周方向に対して互いに反対方向に傾斜していることを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記周方向太溝は、溝開口形状が、タイヤ周方向に沿って一定の溝幅でジグザグ形状をなす請求項1記載の空気入りタイヤ。
- トレッド部に、各溝壁の開口端縁がタイヤ周方向に沿ってジグザグ状に延びる1対の周方向太溝をタイヤ赤道を挟んで配設して、トレッド部を中央域と両側方域とに区分し、
前記中央域に、タイヤ周方向に沿ってジグザグ状に延びる少なくとも1本の周方向細溝と、前記周方向太溝と周方向細溝間および/または隣接する2本の周方向細溝間で延びる複数本の横溝とを配設して、当該中央域に位置する陸部部分を、平面視でn角形(ただし、n≧6)をした多数個のブロック陸部からなる少なくとも2列の中央ブロック陸部列に区画形成してなり、
前記複数の中央ブロック陸部列のうち、隣接する2列の中央ブロック陸部列にそれぞれ位置するブロック陸部同士は、タイヤ周方向に互いにずれた位置関係にあり、
前記周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部は、隣接する周方向太溝側の側壁角度が、当該周方向太溝に隣接するブロック陸部の踏面とのなす交角にして、ブロック陸部のタイヤ周方向両端部で大きく、中央部で当該タイヤ周方向両端部より小さくなるようにタイヤ周方向端部側から中央部側に向かって漸減し、
前記周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部の踏面のタイヤ幅方向長さは、ブロック陸部のタイヤ周方向両端部からブロック陸部の中央部にかけて増大し、
前記周方向太溝を挟んで隣接して位置するブロック陸部は、タイヤ周方向位置が互いに一致した配置であり、
前記周方向太溝は、溝開口形状が、タイヤ周方向に沿って複数個の台形状開口部を、上底と下底を交互にひっくり返して連結した蛇腹形状をなし、かつ前記周方向太溝の溝底中心位置が、タイヤ周方向に直線状に延びる形状をなすことを特徴とする、空気入りタイヤ。 - トレッド部に、各溝壁の開口端縁がタイヤ周方向に沿ってジグザグ状に延びる1対の周方向太溝をタイヤ赤道を挟んで配設して、トレッド部を中央域と両側方域とに区分し、
前記中央域に、タイヤ周方向に沿ってジグザグ状に延びる少なくとも1本の周方向細溝と、前記周方向太溝と周方向細溝間および/または隣接する2本の周方向細溝間で延びる複数本の横溝とを配設して、当該中央域に位置する陸部部分を、平面視でn角形(ただし、n≧6)をした多数個のブロック陸部からなる少なくとも2列の中央ブロック陸部列に区画形成してなり、
前記複数の中央ブロック陸部列のうち、隣接する2列の中央ブロック陸部列にそれぞれ位置するブロック陸部同士は、タイヤ周方向に互いにずれた位置関係にあり、
前記周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部は、隣接する周方向太溝側の側壁角度が、当該周方向太溝に隣接するブロック陸部の踏面とのなす交角にして、ブロック陸部のタイヤ周方向両端部で大きく、中央部で当該タイヤ周方向両端部より小さくなるようにタイヤ周方向端部側から中央部側に向かって漸減し、
前記周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部の踏面のタイヤ幅方向長さは、ブロック陸部のタイヤ周方向両端部からブロック陸部の中央部にかけて増大し、
前記周方向太溝のうち、1本の周方向太溝を挟んで隣接して位置するブロック陸部は、タイヤ周方向位置が互いに一致した配置になり、残りの周方向太溝を挟んで隣接して位置するブロック陸部は、タイヤ周方向位置が互いに所定ピッチだけずれた配置になり、
前記1本の周方向太溝は、溝開口形状が、タイヤ周方向に沿って複数個の台形状開口部を、上底と下底を交互にひっくり返して連結した蛇腹形状をなし、かつ前記1本の周方向太溝の溝底中心位置が、タイヤ周方向に直線状に延びる形状をなし、
前記残りの周方向太溝に隣接する中央ブロック陸部列に位置するブロック陸部の中央部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置が、当該ブロック陸部のタイヤ周方向両端部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置よりもタイヤ赤道側であり、
前記残りの周方向太溝に隣接する側方域のブロック陸部の中央部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置が、当該ブロック陸部のタイヤ周方向両端部における周方向太溝側の側壁と周方向太溝の溝底との交点のタイヤ幅方向位置よりもトレッド端側であり、
前記残りの周方向太溝の溝底中心ラインと、当該周方向太溝の開口幅中心ラインとがタイヤ周方向に対して互いに反対方向に傾斜していることを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記周方向太溝は、その開口溝幅が10mm以上である請求項1〜4のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
- 前記ブロック陸部は、当該ブロック陸部の中央部間で延びる溝幅4mm以下の細溝を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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