JP5516563B2 - ロボットシステム - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、ロボットシステムに関する。
従来、産業用ロボットの動作を制御するプログラムを作成(以下、「ティーチング」と記載する)し、ティーチングにより作成されたプログラムを実行することによって産業用ロボットへ作業をさせる携帯遠隔操作装置が知られている。
たとえば、特許文献1には、成形品取出機を動作させるために予め用意された操作項目一覧から必要な操作項目を選択し、ユーザ独自の操作メニューへ登録しておくことができる操作装置が提案されている。
これにより、かかる操作装置では、ユーザが頻繁に使用する操作項目をユーザ独自の操作メニューへ登録しておくことによって効率よく成形品取出機を動作させることができる。
特開2004−314184号公報
しかしながら、上記した従来技術によると、ユーザ独自の操作メニューへ登録することができる操作項目は、既存の操作項目一覧に載っている項目のみであり、ユーザの自由度が制限されるという問題があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの自由度を高めることによってユーザの操作性を向上させることができるロボットシステムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るロボットシステムは、ロボットと、ロボットコントローラと、携帯遠隔操作装置とを備える。前記ロボットコントローラは、所定の動作をさせる命令を前記ロボットへ教示する教示データに基づいてロボットの動作を制御する。前記携帯遠隔操作装置は、表示部と、取得部と、表示切替部とをさらに備え、前記ロボットコントローラに接続される。前記表示部は、前記ロボットの動作を制御するための画面を表示し、前記取得部は、利用者によって作成された受け渡し処理を行うアプリケーションおよびカスタマイズ画面を取得する。前記表示切替部は、前記カスタマイズ画面と予め用意された標準画面とを前記ロボットの動作中に所定のタイミングで切り替える。また、前記表示切替部は、前記所定のタイミングに加え、前記ロボットの動作中に前記カスタマイズ画面上の操作項目に関連付けられた前記アプリケーションの実行によって発生した異常を検知した場合にも、前記カスタマイズ画面から前記標準画面へ切り替える
実施形態の一態様によれば、ユーザの自由度を高めることによってユーザの操作性を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係るロボットシステムの説明図である。 図2は、本実施形態に係る携帯遠隔操作装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係るセキュリティモード情報の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る切替画面の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る装置構成の一例を示す図である。 図7Aは、本実施形態に係る操作項目表示の一例を示す図その1である。 図7Bは、本実施形態に係る操作項目表示の一例を示す図その2である。 図8は、本実施形態に係る画面レイアウトの一例を示す図である。 図9は、本実施形態に係る画面切替処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するロボットシステムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施形態に係るロボットシステム1について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るロボットシステム1の説明図である。なお、図1では、説明を容易にするために一部の形状を単純化して示す。
図1に示すように、本実施形態に係るロボットシステム1は、携帯遠隔操作装置10と、ロボットコントローラ20と、ロボット30とを備える。なお、携帯遠隔操作装置10とロボットコントローラ20とは、たとえばケーブルで接続されており、また、ロボットコントローラ20とロボット30とは、たとえばケーブルで接続される。
携帯遠隔操作装置10は、一般的にティーチングペンダントと呼ばれ、ロボットコントローラ20の入出力端末である。たとえば、携帯遠隔操作装置10は、ロボット30を動作させるプログラムを作成(以下、「ティーチング」と記載する)するための携帯操作機器である。携帯遠隔操作装置10では、ティーチングによってロボットコントローラ20に記録された教示データの再生を指示し、ロボット30に一連の動作を実行させる。
なお、携帯遠隔操作装置10は、ティーチング中の教示データやロボット30の制御状態等を表示する表示部11と、各種スイッチやボタン等で構成され、ティーチング等の操作をするための操作部12とを備える。
ロボットコントローラ20は、ロボット30の起動や停止等の動作を制御する制御装置である。また、ロボットコントローラ20上に設けられた各種スイッチやボタン等を操作することによっても、ティーチングや教示データの再生を行うことができる。
ロボット30は、いわゆるマニピュレータと呼ばれる産業用ロボットであり、ロボットコントローラ20に記録された、予めティーチングされた教示データを再生することで、溶接やワークの把持や移載等の動作を行う装置である。
ここで、従来の携帯遠隔操作装置は、ロボットを動作させるために予め用意された操作項目一覧から必要な操作項目を選択し、ユーザ独自の操作メニューへ登録して表示部に表示させることはできた。
ところが、従来の携帯遠隔操作装置は、ユーザ独自の操作メニューへ登録することができる操作項目は、既存の操作項目一覧に載っている項目のみであり、ユーザの自由度が制限されてしまっていた。
そこで、本実施形態に係るロボットシステム1では、ロボットコントローラ20のステータス情報を取得したり、データの読み書き等を行うことができるアプリケーションをユーザが作成できるようにした。なお、ここで、アプリケーションとは、携帯遠隔操作装置10で実行させる作業を実施する機能を有するソフトウェアのことである。
また、本実施形態に係るロボットシステム1では、かかるアプリケーションを実行するための操作画面としてカスタマイズ画面をユーザによって独自に作成できるようにした。これによって、本実施形態に係るロボットシステム1では、ユーザの自由度を高めることによってユーザの操作性を向上させることができる。なお、カスタマイズ画面の詳細については、図5を用いて後述する。
また、本実施形態に係るロボットシステム1では、カスタマイズ画面による操作を実行中であっても、汎用的な操作画面として予め備えられた標準画面へ自由に切り替えることができる。
これによって、ユーザによって作成されたアプリケーションを実行中に何らかの障害が発生した場合であっても、標準画面へ切り替えられることによって発生した障害の対応を行うことができる。
つぎに、本実施形態に係る携帯遠隔操作装置10の構成の詳細について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る携帯遠隔操作装置10の構成を示すブロック図である。
携帯遠隔操作装置10は、表示部11と、操作部12と、通信I/F(インターフェース)13と、記憶部14と、標準画面アプリ15と、カスタマイズ画面アプリ16とを備える。
なお、標準画面アプリ15およびカスタマイズ画面アプリ16の各アプリケーションは、制御部(図示せず)上で動作する。図2では、標準画面アプリ15およびカスタマイズ画面アプリ16の処理の説明を行うために、記憶部14に記憶される各アプリケーションがすでに制御部(図示せず)上に展開され、実行可能となっている状態を示すものとする。
標準画面アプリ15は、ログイン処理部15aと、表示切替部15bと、プロセス処理部15cと、プロセス間通信部15dと、データ送受信部15eとをさらに備える。カスタマイズ画面アプリ16は、プロセス処理部16aと、プロセス間通信部16bと、データ送受信部16cとをさらに備え、記憶部14は、ユーザ情報14aと、セキュリティモード情報14bとを記憶する。
表示部11は、ロボット30の制御状態や教示データ等を表示する携帯遠隔操作装置10に備える表示機器であり、たとえば、液晶ディスプレイおよびスピーカー等で構成される。なお、かかる表示部11は、感圧式や静電容量式等、種々の方式によって押圧位置を検出することができるタッチパネルを備えるディスプレイでもよい。
操作部12は、ロボットコントローラ20のステータス情報を取得したり、ロボット30の動作を制御する操作を行ったりする入力機器であり、たとえば、各種スイッチやボタン等で構成されているキーボードである。なお、表示部11にタッチパネルを用い、タッチパネル上にソフトウェアキーを表示することで、表示部11を操作部12の一部として用いてもよい。
通信I/F13は、携帯遠隔操作装置10とロボットコントローラ20との間で通信データの送受信を行う通信デバイスで構成されている。たとえば、通信I/F13は、ロボットコントローラ20のステータス情報を取得する際、取得要求をロボットコントローラ20へ送信する。
記憶部14は、RAM(Random Access Memory)および不揮発性メモリといった記憶デバイスで構成される記憶部である。この記憶部14は、ユーザ情報14aと、セキュリティモード情報14bとを記憶する。
ユーザ情報14aは、携帯遠隔操作装置10を利用するユーザに関する情報であり、たとえば、ユーザ名、パスワードおよびステータス等を含む。携帯遠隔操作装置10は、所定のユーザがロボットシステム1にログインする際、受け付けたユーザ名とパスワードとがユーザ情報14aに登録されているか否かを判定することによってユーザを識別する。一般に、事前にユーザ情報14aに登録されていない場合には、ロボットシステム1を操作できないようになっている。
セキュリティモード情報14bは、ユーザに対して付与する権限のレベルを示すセキュリティモードに関する情報であり、たとえば、セキュリティモードに関連付けられて操作項目ごとに許諾の可否が登録される。
ここで、ユーザ情報14aおよびセキュリティモード情報14bの詳細について、図3および図4を用いて説明しておく。図3は、本実施形態に係るユーザ情報14aの一例を示す図であり、図4は、本実施形態に係るセキュリティモード情報14bの一例を示す図である。
まず、図3に示すように、ユーザ情報14aは、「ユーザ名」項目と、「パスワード」項目と、「セキュリティモード」項目と、「ステータス」項目とを含んでいる。「ユーザ名」項目および「パスワード」項目は、ユーザを識別するための識別子である。
「セキュリティモード」項目は、ユーザに関連付けて予め登録される利用権限のレベルである。たとえば、図3の1行目に示すように「セキュリティモード」項目が「編集」と登録されているユーザ(ユーザ名:AAAA)には、ティーチングおよび教示データの再生および編集操作ができる権限が与えられていることを示す。
また、図3の3行目に示すように「セキュリティモード」項目が「操作」と登録されているユーザ(ユーザ名:CCC)には、教示データの再生操作のみ可能な権限が与えられていることを示す。
ロボットシステム1を管理できる権限のある特定のユーザ等(図3の例では、2行目のユーザ名:BBBBB)によってログインを許可されたユーザのユーザ名とパスワードとセキュリティモードとを予め登録させる。なお、ユーザの登録は、登録されるユーザ自身が登録を行うこととしてもよい。
「ステータス」項目は、かかるユーザが現在ログイン中であるか否かの状態を示す。具体的には、ユーザがログイン中であれば、「ステータス」項目には、「ログイン」と記憶され、ユーザがログイン中でなければ、「ステータス」項目には、「ログアウト」と記憶される。
つづいて、図4に示すように、セキュリティモード情報14bは、「セキュリティモード」項目と、「操作許諾」項目とを含んでいる。「セキュリティモード」項目は、ユーザ情報14aに登録されるセキュリティモードのことであり、利用権限のレベルを示す。
「操作許諾」項目は、「セキュリティモード」項目に関連付けられて所定の操作を許諾するか否かの情報であり、操作項目ごとに可否が登録される。たとえば、図4の2行目に示すように「セキュリティモード」項目には「編集」に関連付けられて「操作許諾」項目の「ユーザ管理」には「否」、「ジョブ実行」および「ジョブ編集」には「可」と登録されている。なお、ジョブとは、教示データを再生する際の実行単位を示す。
これは、「セキュリティモード」が「編集」であれば、操作項目「ユーザ管理」について操作権限は与えられていないことを示し、また、操作項目「ジョブ実行」および「ジョブ編集」について操作権限は与えられていることを示す。
図2の説明に戻り、携帯遠隔操作装置10の構成についての説明をつづける。標準画面アプリ15は、携帯遠隔操作装置10の出荷時に予め設けられる標準画面60に関連付けられる処理を行うアプリケーションである。
具体的には、標準画面アプリ15は、ユーザによって作成されたカスタマイズ画面50と標準画面60との表示切替やログイン等の処理や、カスタマイズ画面アプリ16のプロセスを監視する処理を併せて行う。
ここで、カスタマイズ画面50および標準画面60の詳細について、図5を用いて説明しておく。図5は、本実施形態に係る切替画面の一例を示す図である。図5の上方には、カスタマイズ画面50を、同図下方には標準画面60を示した。
ロボットシステム1では、ロボットコントローラ20のステータス情報を取得したり、データの読み書き等を行ったりすることができるアプリケーションは、ユーザが作成できる。また、かかるアプリケーションを実行させるための操作画面として、図5上方に示すようなカスタマイズ画面50も、ユーザが独自に作成できる。
たとえば、図5上方に示したように、カスタマイズ画面50は、現在位置取得アイコン51、サーボ電源OFFアイコン52、I/Oアイコン53および標準TOPボタン54のアイコンまたはワンタッチボタンが所定の表示領域へ表示されている。
各アイコンやワンタッチボタンには、ユーザが作成したアプリケーションが関連付けられる。なお、ワンタッチボタンとは、アイコンと同様に、かかるボタンに特定の機能や動作が予め割り振られている操作ボタンのことである。
たとえば、標準TOPボタン54には、標準画面60のトップメニュー画面へ表示を切り替えるアプリケーションが割り振られている。そして、ユーザによって標準TOPボタン54が押下された場合、携帯遠隔操作装置10は、標準画面60のトップメニュー画面へ切り替えて表示部11へ表示する。現在位置取得アイコン51には、ロボット30に設けられるサーボ機構やロボット30全体を移動させるためのベース等の各種駆動部の現在位置を取得するアプリケーションが割り振られている。図5では省略しているが、アイコンやワンタッチボタンに加えて、取得した現在位置等を表示部11へ表示する領域を設けることも可能である。
サーボ電源OFFアイコン52には、ロボットシステム1のサーボ機構の電源をOFFにするアプリケーションが割り振られている。なお、サーボ機構とは、物体の位置、方位、姿勢などを制御量として目標値に追従するように自動で作動する機構のことである。図示は省略するが、ロボット30に搭載されて各軸を駆動させるサーボモータと、ロボットコントローラ20内のサーボアンプとで構成される。
I/Oアイコン53には、複数の入出力手法によるデータの入出力処理を行うアプリケーションが割り振られている。たとえば、入出力処理は、FD(Floppy(登録商標) Disk)やUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部記憶媒体とのデータ入出力、ネットワークを介してのデータの入出力等の複数の手法から選択して所定のデータの読み込みまたは書き込みの処理を行う。
また、カスタマイズ画面50では、サーボ電源OFFアイコン52やI/Oアイコン53のように、ユーザによって独自に作成されたアイコンの画像も、表示部11へ表示させることができる。なお、図5に示すカスタマイズ画面は一例であり、ユーザはカスタマイズ画面作成に際し、アイコンやワンタッチボタンのデザイン、配置や大きさ等のレイアウトを自由に設定できる。
このように、本実施形態に係るロボットシステム1では、ユーザによってカスタマイズ画面50を独自に作成することができ、さらに、ユーザが作成したアプリケーションを容易に操作することができる。これにより、ユーザの自由度を高めることによってユーザの操作性を向上させることができる。
つづいて、図5下方に示したように、標準画面60は、携帯遠隔操作装置10の出荷時に予め設けられる画面である。一般的に標準画面60には、汎用的な処理を実行させるための操作項目等が用意されている。
たとえば、標準画面60の上部には、ジョブ63、編集64および表示65のサブメニューボタンが、標準画面60の下部には、TOPメニューボタン66およびカスタマイズ画面ボタン67のワンタッチボタンが所定の表示領域へ表示されている。また、標準画面60の中央部には、所定の変数の設定を行う変数設定領域61と、ジョブ内容すなわち所定の教示データの表示領域62とに分割されている。
ジョブボタン63には、所定のジョブを実行させるためのサブメニューを表示する機能が割り振られている。ユーザによってジョブボタン63が押下され、さらにサブメニューから所望のジョブが選択された場合に、携帯遠隔操作装置10は、実行するジョブの教示データをジョブ内容の表示領域62へ表示する。また、携帯遠隔操作装置10は、ジョブを開始する機能に関連付けられたジョブの実行ボタン(図示せず)等を表示する。
編集ボタン64には、教示データの編集処理を実行させるためのサブメニューを表示する機能が割り振られている。ユーザによって編集ボタン64が押下され、さらにサブメニューから所望のジョブが選択された場合には、携帯遠隔操作装置10は、編集対象となる教示データをジョブ内容の表示領域62へ編集可能に表示する。そして、ユーザは、かかるジョブ内容の表示領域62において教示データの編集、変更および更新処理が可能となる。
表示ボタン65には、所定のジョブを表示させるサブメニューを表示する機能が割り振られている。ユーザによって表示ボタン65が押下され、さらにサブメニューから所望のジョブが選択された場合には、携帯遠隔操作装置10は、表示対象となる教示データをジョブ内容の表示領域62へ読み取り専用で表示する。TOPメニューボタン66には、標準画面60のトップメニュー画面へ切り替える機能が割り振られている。
カスタマイズ画面ボタン67には、カスタマイズ画面50へ切り替えるアプリケーションが割り振られている。ユーザによってカスタマイズ画面ボタン67が押下された場合には、携帯遠隔操作装置10は、汎用的に使用されることを目的に予め設けられた標準画面60と、ユーザによって独自に作成されたカスタマイズ画面50とを切り替える。
図2の説明に戻り、携帯遠隔操作装置10の構成についての説明をつづける。ログイン処理部15aは、所定のユーザがログインする際、ユーザ情報14aを検索することにより、かかるユーザの識別処理を行う処理部である。
具体的には、ログイン処理部15aは、操作部12から受け付けたユーザ名とパスワードとがユーザ情報14aに登録されているか否かを判定する。そして、ログイン処理部15aは、受け付けたユーザ名とパスワードとがユーザ情報14aに登録されている場合、かかるユーザによる利用を許諾する。
さらに、ログイン処理部15aは、ユーザの利用を許諾すると判定した場合、かかるユーザのユーザ名に関連付けられて記憶されるユーザ情報14aのステータスを「ログイン」へ更新し、初期画面を表示するよう表示切替部15bへ指示する。
なお、初期画面とは、表示切替部15bがログイン時に表示部11へ表示する画面のことであり、標準画面60であってもよく、カスタマイズ画面50であってもよい。なお、ユーザによっていずれの画面を初期画面にするかを予め設定しておくことができる。一方、表示切替部15bは、ログイン処理部15aから初期画面の表示指示を受け付けた場合、予め設定された初期画面を表示部11へ表示する。
また、ログイン処理部15aは、ログインしていたユーザがログアウトする際、かかるユーザのユーザ名に関連付けられて記憶されるユーザ情報14aのステータスを「ログイン」から「ログアウト」へ更新する。
表示切替部15bは、画面の切替要求を受け付けた場合に、カスタマイズ画面50と標準画面60とを切り替えて表示部11へ表示する処理を行う処理部である。具体的には、表示切替部15bは、カスタマイズ画面アプリ16から標準画面60への切替操作をプロセス間通信部15dを経由して受け付けた場合に、カスタマイズ画面50から標準画面60へ切り替えて表示部11へ表示する。
また、表示切替部15bは、カスタマイズ画面50の処理中に異常を検知した旨をプロセス処理部15cから受け付けた場合、強制的に標準画面60へ切り替えて表示部11へ表示する。
この場合、表示切替部15bは、強制的に標準画面60へ切り替える旨を表示部11へ報知し、標準画面60へ切り替えることとする。なお、表示切替部15bが実行する画面切替処理の詳細については、図9を用いて後述する。
プロセス処理部15cは、標準画面アプリ15の実行に伴うプロセスの実行を行うとともに、カスタマイズ画面50に関するプロセスが正常に動作しているか否かを監視する処理を行う処理部である。なお、プロセスとは、OS(Operating System)からメモリ領域などの割り当てを受けて処理を実行しているプログラムのことである。
具体的には、プロセス処理部15cは、操作部12からジョブボタン63押下による操作を受け付けた場合、教示データに含まれるロボット30へ実行させる動作命令をデータ送受信部15eへ渡す。その後、データ送受信部15eは、受け付けた動作命令を通信I/F13を介してロボットコントローラ20へ送信し、ロボットコントローラ20は、受け付けた動作命令に従ってロボット30を動作させる。
また、プロセス処理部15cは、ロボット30の制御状態を受け付け、必要に応じて表示部11へ表示する。たとえば、かかるロボット30がアーク溶接を行うロボット30の場合には、データ送受信部15eは、ロボット30の制御状態として溶接電源(図示せず)が出力する溶接電圧や溶接電流等をロボットコントローラ20から通信I/F13を介して受信する。そして、プロセス処理部15cは、データ送受信部15eが受信した溶接電圧や溶接電流等を受け付けて、表示部11へ表示する。
溶接電源は、ロボットコントローラ20と接続され、溶接トーチとワークに溶接電力を供給する。ロボットコントローラ20は、溶接時に溶接電源から供給される溶接電圧や溶接電流等のデータを取得している。ロボットコントローラ20はこうしたデータを携帯遠隔操作装置10へ送信する。
プロセス処理部15cは、プロセスの監視処理として、カスタマイズ画面アプリ16で実行されるプロセスの異常を検知する。具体的には、プロセス処理部15cは、プロセス間通信部15d経由でカスタマイズ画面アプリ16から定期的に受信する所定のステータス情報に基づいてカスタマイズ画面50に関するプロセスが正常に動作しているか否かを監視する。
そこで、プロセス処理部15cは、カスタマイズ画面アプリ16で実行されるプロセスの異常を検知した場合、その旨を表示切替部15bへ通知する。その後、表示切替部15bは、強制的に標準画面60へ切り替える。
プロセス間通信部15dは、標準画面アプリ15とカスタマイズ画面アプリ16との間でデータの送受信を行う処理部である。たとえば、カスタマイズ画面アプリ16が表示部11から標準画面60への切替操作を受け付けた場合、プロセス間通信部15dは、カスタマイズ画面アプリ16のプロセス間通信部16bを経由して標準画面60への切替要求を受信する。
データ送受信部15eは、ロボットコントローラ20またはロボット30へ各種データの送受信を行う処理部である。たとえば、データ送受信部15eは、ロボット30へ実行させる所定の動作命令を通信I/F13を介してロボットコントローラ20へ送信し、ロボットコントローラ20は、受け付けた動作命令に従ってロボット30を動作させる。
カスタマイズ画面アプリ16は、ユーザによって作成されたカスタマイズ画面50に関連付けられる処理を行い、ユーザによって作成されたアプリケーションである。
ここでは、記憶部14に記憶されるカスタマイズ画面アプリ16がすでに制御部(図示せず)上に展開され、実行可能となっている状態を示した。しかし、ユーザによって作成されたカスタマイズ画面アプリ16は、制御部によって通信I/F13を経由してインストールされ、記憶部14に記憶される。なお、かかる点については、図6を用いて後述する。また、本実施形態において、通信I/F13は、取得部に対応する。
たとえば、カスタマイズ画面アプリ16は、カスタマイズ画面50の現在位置取得アイコン51がユーザによって押下されたのを検知したならば、かかる現在位置取得アイコン51に割り振られているサーボ機構の現在位置を取得するアプリケーションを実行する。
プロセス処理部16aは、カスタマイズ画面アプリ16の実行に伴うプロセスの実行処理を行う処理部である。たとえば、カスタマイズ画面アプリ16がサーボ機構の現在位置を取得するのに伴い、プロセス処理部16aは、サーボ機構の現在位置の取得要求をデータ送受信部16cへ渡す。
その後、データ送受信部16cは、サーボ機構の現在位置の取得要求を通信I/F13を介してロボットコントローラ20へ送信する。一方、ロボットコントローラ20は、受け付けた取得要求に従ってサーボ機構の現在位置を通信I/F13を介してデータ送受信部16cへ送信する。
プロセス処理部16aは、データ送受信部16cを介して受信したサーボ機構の現在位置を表示部11へ表示する。プロセス間通信部16bは、カスタマイズ画面50に関するプロセスと標準画面60との間でデータの送受信を行う処理部である。
データ送受信部16cは、ロボットコントローラ20またはロボット30へ各種情報の送受信を行う処理部である。たとえば、データ送受信部16cは、ロボット30に設けられるサーボ機構の電源をOFFにする指示を通信I/F13を介してロボットコントローラ20へ送信し、ロボットコントローラ20は、受け付けた指示に従ってサーボ機構の電源をOFFにする。
つぎに、本実施形態に係る携帯遠隔操作装置10で実行させるアプリケーションの作成手法の詳細について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る装置構成の一例を示す図である。
図6には、ユーザがアプリケーションを作成し、デバッグを行う際の装置構成の一例を示した。図6に示すように、本実施形態に係るロボットシステム1は、携帯遠隔操作装置10と、ロボットコントローラ20と、開発用パソコン(Personal Computer)40と、HUB41とを備える。
携帯遠隔操作装置10、ロボットコントローラ20および開発用パソコン40は、それぞれHUB41とケーブルで接続されており、LAN(Local Area Network)のネットワーク規格の一つであるイーサネット(登録商標)によってHUB41を介して相互に通信を行う。なお、HUB41は、ネットワークにおいて中心に位置する集線装置である。
ここでは、アプリケーションの開発に際し、HUB41を用いて携帯遠隔操作装置10、ロボットコントローラ20および開発用パソコン40を接続することとした。しかし、図6の破線で示すように、ロボットコントローラ20にHUB41を内蔵し、携帯遠隔操作装置10とロボットコントローラ20とを接続するケーブルを介してイーサネット(登録商標)規格による通信を行うような装置構成としてもよい。
このような構成とすることによって、開発用パソコン40をロボットコントローラ20内のHUB41に接続するだけでアプリケーションの開発を行うことができる。
開発用パソコン40は、ユーザがアプリケーションを開発するためのコンピュータであり、アプリケーションの作成、作成したアプリケーションのデバッグおよび携帯遠隔操作装置10へアプリケーションをインストールすることができる。
たとえば、図6に示すように、ユーザによって開発用パソコン40の画面からインストールボタンを押下された場合、開発用パソコン40は、HUB41経由で携帯遠隔操作装置10へ所定のアプリケーションを送信する。
そして、携帯遠隔操作装置10は、開発用パソコン40から送信されたアプリケーションを通信I/F13経由で受信し、受信したアプリケーションを記憶部14へ記憶することによってインストールする。
また、ユーザによって開発用パソコン40の画面からデバッグボタンを押下された場合、開発用パソコン40は、デバッグ情報を含んだデバッグ用アプリケーションを携帯遠隔操作装置10へ送信し、記憶部14へ記憶される。デバッグ用アプリケーションは、本来のアプリケーションの機能に加えて開発用パソコン40と通信を行うように構成されている。開発用パソコン40は、デバッグ用アプリケーションに対するデバッグ操作が行われることによって携帯遠隔操作装置10へインストールされたアプリケーションが正常に動作するかをデバッグする。
なお、アプリケーションのインストールを行う際には、必ずしも開発用パソコン40がロボットコントローラ20と接続されていなくてもよい。たとえば、ロボットコントローラ20と接続されていない開発用パソコン40にてアプリケーションを作成した際に、そのアプリケーションを携帯遠隔操作装置10にインストールするためのインストーラを作成するように構成する。
さらに携帯遠隔操作装置10にコンパクトフラッシュ(登録商標)やUSBメモリといた媒体を挿入するためのスロットや端子を設けておくことにより、作成したアプリケーションをインストーラと共に媒体にコピーし、携帯遠隔操作装置10に媒体を挿入した状態で携帯遠隔操作装置10に所定の操作をすればアプリケーションをインストールすることができる。
こうした構成によれば、実際にロボットコントローラ20が設置されている場所まで開発用パソコン40を持参することなくアプリケーションのインストールを行うことができる。
なお、表示切替部15bは、所定のタイミングでカスタマイズ画面50と標準画面60とを切り替えて表示部11へ表示する処理を行うこととしたが、これに限定されるものではない。たとえば、表示切替部15bは、ログイン中のユーザに関連付けられたセキュリティモードに基づいて操作項目の表示/非表示を切り替えることとしてもよい。
つぎに、表示切替部15bが行う操作項目の表示切替処理の詳細について図7Aおよび図7Bを用いて説明する。図7Aおよび図7Bは、本実施形態に係る操作項目表示の一例を示す図である。
まず、ログイン中のユーザに関連付けられたセキュリティモードが「管理」、すなわち、システム管理者の権限が与えられていたとする。また、セキュリティモード情報14bには、セキュリティモードが「管理」である場合、カスタマイズ画面50の操作項目について、すべて「操作許諾」が「可」と登録されていたとする。
この場合、図7Aに示すように、表示切替部15bは、カスタマイズ画面50へ、ユーザによって作成された操作項目をすべて表示し、かかるユーザは、すべての操作項目について利用することができる。
一方、ログイン中のユーザに関連付けられたセキュリティモードが「編集」であり、セキュリティモード情報14bには、操作項目の「現在位置取得51」、「I/O53」および「ジョブ56」に対応する「操作許諾」が「可」と登録されていたとする。
この場合、図7Bに示すように、表示切替部15bは、カスタマイズ画面50へ、操作項目の「現在位置取得51」、「I/O53」、「ジョブ56」および「標準TOP54」を表示する。
また、表示切替部15bは、「操作許諾」が「否」である操作項目である「ユーザ管理55」および「変数設定57」を非表示に切り替える。なお、表示切替部15bは、表示/非表示を切り替えることとしたが、操作項目のアイコンやボタンを、有効/無効と切り替えることとしてもよい。
また、表示切替部15bは、上述したセキュリティモード以外に、動作モードによって操作項目のアイコンやボタンの表示/非表示を切り替えることとしてもよい。なお、動作モードには、「プレイ」モードと「ティーチング」モードとがあり、「プレイ」モードは、教示データの再生を行い、ロボット30へ所定の動作をさせるモードのことを示す。また、「ティーチング」モードは、ロボット30の動作を制御するプログラム、すなわち教示データを作成・編集するモードのことを示す。
つぎに、標準画面60の画面レイアウトの詳細について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係る画面レイアウトの一例を示す図である。
図5を用いて説明したように、標準画面60の中央部の表示領域には、変数設定領域61とジョブ内容の表示領域62との2つを分割して表示することとしたが、これに限定されるものではない。
たとえば、図8に示すように、標準画面60の中央部の表示領域を3つに分割して、それぞれ所定の操作項目(操作D71〜操作F73)を表示させることとしてもよい。この場合、ユーザによって予め所望の操作項目をいずれの表示領域へ表示させるかを、予め設定しておくことができる。
そして、表示切替部15bは、ユーザによって設定されたレイアウトで標準画面60を表示することとなる。なお、標準画面60の上部のサブメニューボタン(操作A68〜操作C70)や、標準画面60の下部の、メニューボタンやワンタッチボタンも、ユーザによって所望の操作を割り振ることができる。
このように、本実施形態に係るロボットシステム1では、カスタマイズ画面50だけでなく、汎用的に使用される標準画面60であっても画面のレイアウトを変更することができる。これにより、本実施形態に係るロボットシステム1は、ユーザの自由度を高めることによってユーザの操作性を向上させることができる。
ところで、ロボット30が動作中に、ユーザによって作成されたアプリケーション、すなわちカスタマイズ画面アプリ16で実行されるプロセスによってCPU(Central Processing Unit)が占有された場合、ロボット30の動作が遅延してしまう恐れがある。そこで、本実施形態に係るロボットシステム1では、カスタマイズ画面50に関するプロセスが正常に動作しているか否かを監視することとした。
以下では、携帯遠隔操作装置10が実行するプロセスの監視処理を含む画面切替処理の処理手順について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る画面切替処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、標準画面アプリ15のプロセス処理部15cは、ロボット30が動作中であるか否かを判定する(ステップS101)。
ロボット30が動作中であった場合(ステップS101、Yes)、プロセス処理部15cは、カスタマイズ画面アプリ16で実行されるプロセスが正常に動作しているか否かを監視する(ステップS102)。一方、ロボット30が動作中ではない場合(ステップS101、No)、プロセス処理部15cは、ステップS101の判定処理を繰り返す。
プロセス処理部15cは、カスタマイズ画面アプリ16に何らかの異常を検知したか否かを判定する(ステップS103)。そして、プロセス処理部15cは、カスタマイズ画面アプリ16に何らかの異常を検知した場合(ステップS103、Yes)、強制的に標準画面60へ切り替える旨を表示部11へ報知する(ステップS104)。また、表示切替部15bは、標準画面60へ切り替え(ステップS105)、一連の画面切替処理を終了する。
プロセス処理部15cは、カスタマイズ画面アプリ16に何の異常も検知しなかった場合(ステップS103、No)、表示切替部15bは、カスタマイズ画面アプリ16から標準画面60への切替操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS106)。
表示切替部15bは、標準画面60への切替操作を受け付けた場合(ステップS106、Yes)、標準画面60へ切り替え(ステップS107)、一連の画面切替処理を終了する。
一方、標準画面60への切替操作を受け付けていない場合(ステップS106、No)、ステップS101へ処理を移行して、プロセス処理部15cは、画面切替処理を繰り返す。
このように、携帯遠隔操作装置10は、ロボット30が動作中に何らかの障害が発生した場合、標準画面60へ切り替え、標準画面60から操作できるようにしたので、ユーザは、障害に対する対応を迅速に行うことができる。したがって、本実施形態に係るロボットシステム1では、ロボット30の動作への影響を最小限に抑えることができる。
上述したように、本実施形態では、ユーザによってカスタマイズ画面を独自に作成することができ、さらに、ユーザが作成したアプリケーションを容易に操作することができる。また、本実施形態では、所定のタイミングでカスタマイズ画面と標準画面とを切り替えることとした。これにより、ユーザの自由度を高めることによってユーザの操作性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、ログイン中のユーザに関連付けられたセキュリティモードによってカスタマイズ画面上の操作項目の表示/非表示(あるいは有効/無効)を自動的に切り替えることとした。これにより、カスタマイズ画面においても権限のないユーザによる不適切な操作を防止し、ロボットシステムの安全性および堅牢性を担保することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ロボットシステム
10 携帯遠隔操作装置
11 表示部
12 操作部
13 通信I/F
14 記憶部
14a ユーザ情報
14b セキュリティモード情報
15 標準画面アプリ
15a ログイン処理部
15b 表示切替部
15c プロセス処理部
15d プロセス間通信部
15e データ送受信部
16 カスタマイズ画面アプリ
16a プロセス処理部
16b プロセス間通信部
16c データ送受信部
20 ロボットコントローラ
30 ロボット
40 開発用パソコン
50 カスタマイズ画面
60 標準画面

Claims (4)

  1. ロボットと、
    所定の動作をさせる命令を前記ロボットへ教示する教示データに基づいてロボットの動作を制御するロボットコントローラと、
    前記ロボットコントローラに接続される携帯遠隔操作装置と
    を備え、
    前記携帯遠隔操作装置は、
    前記ロボットの動作を制御するための画面を表示する表示部と、
    前記ロボットコントローラとの情報の受け渡し処理を行うアプリケーションおよび前記アプリケーションに対応するカスタマイズ画面が利用者によって作成された後、作成された前記アプリケーションおよび前記カスタマイズ画面を取得する取得部と、
    前記カスタマイズ画面と予め用意された標準画面とを前記ロボットの動作中に所定のタイミングで切り替える表示切替部と
    を備え
    前記表示切替部は、
    前記所定のタイミングに加え、前記ロボットの動作中に前記カスタマイズ画面上の操作項目に関連付けられた前記アプリケーションの実行によって発生した異常を検知した場合にも、前記カスタマイズ画面から前記標準画面へ切り替えることを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記表示切替部は、
    前記カスタマイズ画面から前記標準画面への切替操作を受け付けた場合に、前記カスタマイズ画面から前記標準画面へ切り替えることを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記携帯遠隔操作装置は、
    利用者の権限のレベルを示すモードに関連付けて前記操作項目ごとに操作を許諾するか否かをモード情報として記憶するモード情報記憶部
    をさらに備え、
    前記表示切替部は、
    前記モード情報記憶部に記憶される前記モード情報に基づいて前記操作項目の表示または非表示を切り替える、若しくは前記操作項目の表示を維持したまま前記操作項目への操作の有効または無効を切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載のロボットシステム。
  4. 前記携帯遠隔操作装置と通信する評価装置
    をさらに備え、
    前記評価装置は、
    前記アプリケーションおよび前記カスタマイズ画面が利用者によって作成が可能に、また、利用者によって作成された前記アプリケーションおよび前記カスタマイズ画面を前記携帯遠隔操作装置へ転送が可能に構成され、
    前記携帯遠隔操作装置が実行する前記アプリケーションによって前記携帯遠隔操作装置と前記ロボットコントローラとの情報の受け渡しが正常に行われているか否かを評価することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のロボットシステム。
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