JP5515958B2 - 切削工具のクーラント供給孔構造 - Google Patents
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Description
一般に、第1供給孔が工具軸線に沿って1つ形成されているのに対し、第2供給孔は切削インサートの切れ刃の配置に対応するように、工具軸線を中心に周方向に間隔をあけたり工具軸線方向に間隔をあけたりして、複数形成されている。この場合に、第2供給孔の配置等によって、一部の孔(第2供給孔)からクーラントが噴出されにくくなることがあった。すなわち、これら第2供給孔を通って噴出されるクーラントの流速や供給量を均等に設定することは難しかった。
すなわち本発明は、切れ刃を備える軸状の工具本体の内部に形成されて、前記切れ刃に向けてクーラントを供給する切削工具のクーラント供給孔構造であって、前記工具本体の工具軸線に沿うように延びる第1供給孔と、前記第1供給孔の内面に形成されて、前記工具軸線とは反対側へ向けて窪む凹所と、前記凹所の奥面に開口するとともに、前記切れ刃へ向かうように延びる第2供給孔と、を備え、前記凹所は、前記第1供給孔の内面から前記奥面に向かうに従い漸次第2供給孔の軸線に接近するように傾斜して形成されていることを特徴とする。
また本発明は、切れ刃を備える軸状の工具本体の内部に形成されて、前記切れ刃に向けてクーラントを供給する切削工具のクーラント供給孔構造であって、前記工具本体の工具軸線に沿うように延びる第1供給孔と、前記第1供給孔の内面に形成されて、前記工具軸線とは反対側へ向けて窪む凹所と、前記凹所の奥面に開口するとともに、前記切れ刃へ向かうように延びる第2供給孔と、を備え、前記凹所は、前記工具軸線方向に間隔をあけて複数形成されており、前記第1供給孔の内面は、前記工具軸線に沿う後端側から先端側へ向かうに従い漸次工具軸線に接近するように傾斜して形成されていることを特徴とする。
一方、本発明の切削工具のクーラント供給孔構造によれば、工作機械の主軸等から工具本体の第1供給孔にクーラントが供給されると、クーラントは該第1供給孔の凹所に溜まるとともに、該凹所の形状に沿うようにこの凹所内を前記工具軸線とは反対側へ向けて流れて、凹所の奥面に開口された第2供給孔内にスムースに案内される。すなわち、クーラントが凹所を介して第1供給孔から第2供給孔に流入することによって、該クーラントの流速が減じられるようなことが防止されているとともに供給量が確保されて、クーラントは切れ刃近傍へ向けて勢いよく噴出されるのである。
一方、本発明に係る切削工具のクーラント供給孔構造によれば、それぞれの第2供給孔を通って噴出するクーラントの流速や供給量が十分に確保されるので、これら第2供給孔同士におけるクーラントの流速や供給量に差が生じにくくなり、工具全体としてクーラントが均等に噴出される。
また、本発明に係る切削工具のクーラント供給孔構造において、前記工具本体は、前記工具軸線回りに回転されて、前記切れ刃で被削材を転削加工することとしてもよい。
本発明に係る切削工具のクーラント供給孔構造によれば、工具本体が工具軸線回りに回転されることにより切れ刃で被削材を転削加工するので、工具本体が回転する際に生じる遠心力によって、凹所にクーラントが溜まりやすくされている。また、凹所に溜まったクーラントが、工具軸線とは反対側の奥面へ向けて流れやすくなるとともに、前記奥面に開口する第2供給孔内に流入しやすくなる。これにより、切れ刃近傍へ噴出されるクーラントの流速や供給量が確実に高められる。
この切削工具のクーラント供給孔構造10は、工具本体2の内部に形成されて、切れ刃3に向けて切削油剤等からなるクーラントを供給するものである。
また、テーパ面18は、第2供給孔16の軸線O2に沿って切れ刃3側へ向かうに従い漸次縮径して形成されている。
一方、本実施形態に係る切削工具のクーラント供給孔構造10によれば、それぞれの第2供給孔16を通って噴出するクーラントの流速や供給量が十分に確保されるので、これら第2供給孔16同士におけるクーラントの流速や供給量に差が生じにくくなり、工具全体としてクーラントが均等に噴出される。
例えば、前述の実施形態では、切削工具として刃先交換式転削工具1を用いて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、切削工具として転削工具1以外の旋削工具等を用いることとしても構わない。また、切削インサート4を用いる刃先交換式切削工具に限定されるものではなく、例えば、工具本体2の先端外周部に切れ刃3が直接形成されたソリッドタイプの切削工具であってもよい。
図4(b)の側断面視において、凹所15は、その工具軸線O1側を向く奥面15Aが該工具軸線O1に平行となるように形成されている。奥面15Aの工具軸線O1方向に沿う長さは、第2供給孔16の内径と略同一に設定されている。また、凹所15において奥面15Aの周囲に連なる部位は、内面6Aから奥面15A側に向かうに従い漸次軸線O2に接近するように傾斜するテーパ面とされている。
また、図5(b)の側断面視において、凹所15は、その工具軸線O1側を向く奥面15Aが該工具軸線O1に平行となるように形成されている。この変形例では、奥面15Aの工具軸線O1方向に沿う長さが、第2供給孔16の内径よりも大きく設定されている。また、凹所15において奥面15Aの周囲に連なる部位は、内面6Aから奥面15A側に向かうに従い漸次軸線O2に接近するように傾斜するテーパ面とされている。
2 工具本体
3 切れ刃
6 第1供給孔
6A 第1供給孔の内面
10 切削工具のクーラント供給孔構造
15 凹所
15A 凹所の奥面
16 第2供給孔
17 第3供給孔
18 テーパ面
L 第2供給孔の軸線と切れ刃との距離
O1 工具軸線
O2 第2供給孔の軸線
T 工具回転方向
α 第1供給孔の内面が工具軸線O1に対して傾斜する角度
Claims (7)
- 切れ刃を備える軸状の工具本体の内部に形成されて、前記切れ刃に向けてクーラントを供給する切削工具のクーラント供給孔構造であって、
前記工具本体の工具軸線に沿うように延びる第1供給孔と、
前記第1供給孔の内面に形成されて、前記工具軸線とは反対側へ向けて窪む凹所と、
前記凹所の奥面に開口するとともに、前記切れ刃へ向かうように延びる第2供給孔と、を備え、
前記凹所は、前記第1供給孔の内面から前記奥面に向かうに従い漸次第2供給孔の軸線に接近するように傾斜して形成されていることを特徴とする切削工具のクーラント供給孔構造。 - 切れ刃を備える軸状の工具本体の内部に形成されて、前記切れ刃に向けてクーラントを供給する切削工具のクーラント供給孔構造であって、
前記工具本体の工具軸線に沿うように延びる第1供給孔と、
前記第1供給孔の内面に形成されて、前記工具軸線とは反対側へ向けて窪む凹所と、
前記凹所の奥面に開口するとともに、前記切れ刃へ向かうように延びる第2供給孔と、を備え、
前記凹所は、前記工具軸線方向に間隔をあけて複数形成されており、
前記第1供給孔の内面は、前記工具軸線に沿う後端側から先端側へ向かうに従い漸次工具軸線に接近するように傾斜して形成されていることを特徴とする切削工具のクーラント供給孔構造。 - 請求項1又は2に記載の切削工具のクーラント供給孔構造であって、
前記工具本体は、前記工具軸線回りに回転されて、前記切れ刃で被削材を転削加工することを特徴とする切削工具のクーラント供給孔構造。 - 請求項2又は3に記載の切削工具のクーラント供給孔構造であって、
前記第1供給孔の内面が前記工具軸線に対して傾斜する角度αは、0°<α≦20°の範囲内に設定されることを特徴とする切削工具のクーラント供給孔構造。 - 請求項3又は4に記載の切削工具のクーラント供給孔構造であって、
前記第2供給孔の軸線は、前記切れ刃よりも前記工具本体が回転する工具回転方向の前方側に向けて延びており、
前記第2供給孔の軸線と前記切れ刃との距離が、0.5mm〜3mmの範囲内に設定されることを特徴とする切削工具のクーラント供給孔構造。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の切削工具のクーラント供給孔構造であって、
前記第2供給孔は、該第2供給孔の軸線に垂直な断面が円形状をなし、
前記第2供給孔の前記切れ刃側に連通して、前記断面が円形状とされているとともに該第2供給孔よりも小径の第3供給孔が形成され、
これら第2、第3供給孔の間には、前記第2供給孔の軸線に沿って前記切れ刃側へ向かうに従い漸次縮径するテーパ面が形成されていることを特徴とする切削工具のクーラント供給孔構造。 - 請求項6に記載の切削工具のクーラント供給孔構造であって、
前記第3供給孔の内径が、0.5mm〜1.6mmの範囲内に設定されることを特徴とする切削工具のクーラント供給孔構造。
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