JP5512421B2 - 容器の注出キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器のキャップの注出筒の形状に関するものである。
醤油などの食用液を収納する容器の口筒部に装着するキャップ本体と、開閉蓋とからなる合成樹脂製のキャップであって、注出口先端を細幅とし、内容液を細幅で注出するようにしたキャップは、従来より知られている(例えば、特許文献1、図2参照)。
実開昭59−181056号公報
しかしながら、特許文献1の従来のキャップでは、内容液を細幅で注出する場合に、注出口から内容液を細幅で注出しても、内容液が注出筒内周を流れる間に広がり、先端部から注出される内容液は、ある程度幅広になるという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決することを課題とし、注出口から内容液を細幅で注出する際に、内容液を注出筒の先端から細幅に安定して注出することができる注出筒を具えたキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、注出キャップとして、キャップ本体と、上蓋とを具えた注出キャップにおいて、キャップ本体は、注出筒と、注出筒の内周に連設され、中心に向かって下方に傾斜する隔壁が設けられ、隔壁には、間隔を置いて、ほぼ中央から注出筒内周方向に伸びる直立した二つの案内壁が立設され、二つの案内壁の間に隔壁部が設けられ、該隔壁部には、案内壁内周に沿って切断可能な破断部を介して細口除去部が設けられ、案内壁の外側に広がる隔壁には、前記破断部の両端部から案内壁と反対側に向かって両側に広がりながら伸びる切断可能な破断部が設けられ、該破断部の内方に、細口除去部の端部から連なる広口除去部が形成され、広口除去部および細口除去部を除去することによって、隔壁に広口注出口と細口注出口とが開口されることを特徴とする構成を採用する。
案内壁の実施例として、二つの案内壁が、注出筒内周まで伸びていることを特徴とする構成を採用し、また、二つの案内壁が、ほぼ隔壁中央から上昇し、上面が傾斜するように形成され、細口除去部が傾斜して形成されていることを特徴とする構成を採用する。
広幅注出のための実施例として、広口除去部が、二つの案内壁の間より拡がり略菱形に形成されていることを特徴とする構成を採用する。
キャップ本体と、上蓋とを具えた注出キャップにおいて、キャップ本体の隔壁に、間隔を置いて、ほぼ中央から上昇しながら注出筒内周まで伸びる直立した二つの案内壁と、広口除去部および細口除去部を設け、広口除去部および細口除去部を除去することによって、隔壁に広口注出口と細口注出口とが開口されるので、細口注出口から幅細に出た内容液を、二つの案内壁の間で案内して、注出筒の先端から幅細に安定して注出することができる。
また、必要に応じて広口注出口から幅広に出した内容液を注出筒の先端から幅広に注出することができるので、注出筒の先端から幅細と幅広を選択して注出することができる。
本発明の注出キャップの開蓋時の説明図で、(a)は上面図、(b)は断面立面図である。 注出キャップの下面図である。 注出部内の隔壁の除去部除去後の説明図である。 内容液注出時の説明図である。
次に、本発明の注出キャップについて、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器の口筒部に打栓されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して一体成形された上蓋である。
キャップ本体Aは、図1、2に示すように、容器口部に装着される装着部1と、容器内の内容液を注出する注出部2とからなっている。
装着部1は、内周が容器口部外周と嵌合するとともに、外周上部の所定の位置にヒンジCが連設される外周壁部3と、外周壁部3の上端内周に連設されるリング状の上壁部4と、上壁部4の上面に立設される蓋係合筒部5と、上壁部4の下面に垂設される係合内筒6とを具えている。
注出部2は、上壁部4の内縁に連設される注出筒7と、注出筒7の内周に連設され、中心に向かって下方に傾斜する隔壁8とを具えている。
隔壁8には、ヒンジCの反対側に、間隔を置いて、ほぼ中央から上昇しながら注出筒7内周まで平行に伸びる直立した二つの案内壁9が立設され、二つの案内壁9上端に、案内壁の間を結び注出筒7の中心に向かって傾斜する上端の隔壁部10aが設けられている。
二つの案内壁9上端に沿って、注出筒7内周と隔壁8の中央付近をつなぐ略U字形に形成された切断可能な破断部11aを介して細口除去部12が設けられている。
また、隔壁8には、案内壁9の外側に広がるとともに、ヒンジC側に広がる隔壁部10bが形成され、該隔壁部10bには、破断部11aの両端部からヒンジC側に向かって両側に広がりながら伸びるとともに、所定の位置から収束する略菱形に形成された切断可能な破断部11bが設けられ、破断部11bの内方には、細口除去部12の端部から連なる広口除去部13が形成されている。
広口除去部13のヒンジC側の上面には、支柱14を介してプルリング15が立設されている。
上蓋Bは、頂壁20と、外筒部21と、閉蓋時にキャップ本体Aの注出筒7の内周に挿入されるとともに、先端が案内壁9に当接しないように形成された密封内筒22とからなっている。
外筒部21の内周端には、キャップ本体Aの蓋係合筒部5外周と係合し閉蓋する係合部23が設けられており、外周端の所定の位置には、ヒンジCが連設されている。
次に、本実施例の注出キャップの作用効果について説明する。
注出キャップを開栓する際には、まず、上蓋Bを開蓋した後、キャップ本体Aのプルリング15に指を掛けてヒンジCの反対側に引っ張る。
プルリング15を引っ張ると、支柱14を介して広口除去部13のヒンジC側が引上げられ、破断部11bをヒンジC側から破断させていく。
破断部11bが完全に破断されて広口除去部13が除去されると、広口除去部13に連設された細口除去部12が引っ張られ、破断部11aが端部から切断されていく。
破断部11a、11bが完全に破断され、広口除去部13と細口除去部12が除去されると、図3に示すように、隔壁8に、ヒンジC側に対して両側方向に幅広な角部25を形成した広口注出口S1と、二つの案内壁9の間に、縦方向に幅細に形成された細口注出口S2とが開口される。
本発明では、プルリング15を引っ張り、広口除去部13を除去した後、細口除去部12を除去する際に、細口除去部12が下方から上方に傾斜しているため、プルリング15をヒンジCの反対側に引っ張った力の方向が上方に上がっていくので、引っ張っている途中で、指が注出筒7に当接したり、また、注出筒7を避けるためにプルリング15を途中から上方に引っ張ったりすることがなく、除去部を安定した引っ張り力で簡単に除去することができる。
内容液の注出にあたっては、内容液を、幅細および少量ずつ、使用する際には、容器をヒンジCの反対側に傾けると、図4に示すように、容器内の内容液は、細口注出口S2から幅細に注出され、注出筒7の内周と案内壁9との間を流れ、注出筒7の先端部から外に幅細に注出される。
本発明では、内容液を幅細に注出する際、容器の傾きが強すぎても、細口注出口S2から注出された内容液が、二つの案内壁9間で案内されて広がることが抑えられ、幅細に安定して流すことができ、内容液を注出筒7の先端部から幅細に注出することができる。
また、内容液を、幅広および大量に注出して使用する際には、容器をヒンジCに対して側方、すなわち案内壁9に直交する方向に傾けると、容器内の内容液は、広口注出口S1のいずれかの角部25から幅広に注出され、注出筒7の内周を流れ、先端部から外に幅広および大量に注出させることができる。
隔壁8が中心に向かって下方に傾斜しているので、内容液の所要量の注出が終わり、容器を直立させると、注出筒7内周および隔壁8上面に残った内容液は、傾斜により中心に流れ、広口注出口S1から容器内に回収することができる。
上記実施形態では、隔壁8に設けた二つの案内壁9が平行に伸びるようにしたが、内容液注出の際に、二つの案内壁9の間で、液を案内して広がりを抑えることができればよいので、二つの案内壁9が平行でなく、注出筒7側が幅狭となるハの字状にするように配設してもよい。
また、二つの案内壁9を上昇しながら注出筒7の内周まで伸びる形にしたが、途中まで上昇し、途中から水平に伸びる形にしてもよい。
さらに、二つの案内壁9が注出筒7の内周まで伸びていなくてもよい。
隔壁8に設けた二つの案内壁9の形状は、上記実施形態の形態に限定されない。
前記実施形態では、二つの案内壁9間に案内壁上端を結ぶ隔壁部10aを設けたが、広口除去部13の破断部11に続いて破断部11aが切断され、細口除去部12が形成されればよいので、二つの案内壁の間に設けられる隔壁部10aの位置は、上記実施形態の形態に限定されない。
上記実施形態では、広口注出口S1の両側を同じ形状の略菱形で形成したが、破断部11bを左右両側で広がるように角度を変えるなど、広口除去部13の形状を変え、広口注出口S1の角部25を左右違う形状で形成するようにしてもよい。
その際は、容器をヒンジC側に対して左右いずれかの方向に傾けることにより、違う液幅で注出することができる。
広口注出口およびそれを形成する広口除去部の形状は、上記実施形態の形態に限定されない。
上記実施形態では、注出キャップを、キャップ本体と上蓋をヒンジを介して連設したヒンジキャップとしたが、本発明は、キャップ本体に案内壁および細口除去部とプルリングを連設した広口除去部を形成した隔壁と、注出筒を設けたキャップ本体であれば、上記実施形態と同様の作用が発揮できるので、キャップ本体に上蓋を螺合、または嵌合するようにした注出キャップでもよい。
注出キャップのキャップ本体と上蓋の構成は、上記実施形態の形態に限定されない。
キャップ本体の隔壁に、注出筒に内容液を幅細に注出させる細口注出口、および幅細に案内させる案内壁と、幅広に注出させる広口注出口を設けたので、注出の際に、注出筒から内容液を幅細、または幅広に選択して注出することができ、各種の注出キャップとして広く利用できる。
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
S1 広口注出口
S2 細口注出口
1 装着部
2 注出部
3 外周壁部
4 上壁部
5 蓋係合筒部
6 係合内筒
7 注出筒
8 隔壁
9 案内壁
10a、10b 隔壁部
11a、11b 破断部
12 細口除去部
13 広口除去部
14 支柱
15 プルリング
20 頂壁
21 外筒部
22 密封内筒
23 係合部
25 角部

Claims (4)

  1. キャップ本体と、上蓋とを具えた注出キャップにおいて、
    キャップ本体は、注出筒と、注出筒の内周に連設され、中心に向かって下方に傾斜する隔壁が設けられ、
    隔壁には、間隔を置いて、ほぼ中央から注出筒内周方向に伸びる直立した二つの案内壁が立設され、二つの案内壁の間に隔壁部が設けられ、
    該隔壁部には、案内壁内周に沿って切断可能な破断部を介して細口除去部が設けられ、
    案内壁の外側に広がる隔壁には、前記破断部の両端部から案内壁と反対側に向かって両側に広がりながら伸びる切断可能な破断部が設けられ、該破断部の内方に、細口除去部の端部から連なる広口除去部が形成され、
    広口除去部および細口除去部を除去することによって、隔壁に広口注出口と細口注出口とが開口されることを特徴とする注出キャップ。
  2. 二つの案内壁が、注出筒内周まで伸びていることを特徴とする請求項1記載の注出キャップ。
  3. 二つの案内壁が、ほぼ隔壁中央から上昇し、上面が傾斜するように形成され、細口除去部が傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の注出キャップ。
  4. 広口除去部が、二つの案内壁の間より拡がり略菱形に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注出キャップ。
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