JP6045399B2 - 抜栓式キャップ - Google Patents

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本発明は、容器に取り付けられ、抜栓により注出口が形成される抜栓式キャップに関し、より詳しくは、注出筒から流出する内容液の乱れを抑え、液跳ねを少なくした抜栓式キャップに関するものである。
従来、液状食品などの内容液が充填された容器の口部には、内容液を注出可能な注出筒を有する抜栓式キャップが装着されている。抜栓式キャップとしては、キャップの注出筒内方に設けた隔壁に、破断可能な弱化部を介して、指を掛けるプルリングを立設した除去部を形成し、キャップを容器口部に装着して容器内を密封するとともに、隔壁の除去部を抜栓して注出口を形成し、内容液を注出するようにした抜栓式キャップは、従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−73732号公報
しかしながら、特許文献1の抜栓式キャップでは、注出筒が円形で、図7に示すように、注出口Fの平面形状は、注出方向Gとその直線上で反対方向Hとを長手方向とし、中央付近Iがもっとも幅広で長手方向両端部J、Kにいくにしたがって徐々にせばまる変則的な略四辺形の形状となっており、容器を傾けて注出口から内容液を流し出す際に、注出口から流れだした液が、注出筒の内周で広がってしまい、液流が安定せず、特に、多量の液を注出する際、液体の流れが乱れ、液跳ねが発生しやすいという問題があった。
また、プルリングで除去部を引き上げ、弱化部を破断し、隔壁に注出口を開口させ、内容液を注出する際に、注出口と注出筒との間の隔壁が段差となり、液を一旦堰き止めてしまうため、流出する液に脈流が発生しやすいという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、注出筒の形状と注出口の形状を改良することにより、流出する内容液の乱れを抑え、液跳ねを少なくすることができる抜栓式キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、抜栓式キャップとして、容器口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体を被嵌する蓋体とからなる抜栓式キャップにおいて、キャップ本体は、容器口部に装着される装着部と、装着部の内側に連設され、容器から内容液を注出する注出部とを具え、注出部は、内周下部の形状が、注出方向側および注出方向反対側を結ぶ縦軸に対して、注出部の中心を通り縦軸と直交する横軸からみて、注出方向反対側の少なくとも後端部が、注出部の中心から所定の半径を有する円に内接し、後端部に連なる円弧部と横軸との交点である両端部が、該円と内接するか、または該円の内側に位置し、注出方向側の先端には、該円の半径よりも小さな曲率半径を有し、かつ該円と内接する円弧状の口先部が、両端部からのなめらかな円弧で結ばれ、全体として注出方向にわずかにすぼまった内周形状に形成される注出筒と、注出筒の内周下部に連設される隔壁とからなり、隔壁は、破断可能な薄肉の弱化部により除去部が形成され、除去部の上面の注出方向と反対側に、支柱を介してプルリングが連設され、除去部を抜栓した後に隔壁に形成される注出口は、その先端部を注出筒の内周下部の口先部の内周に沿って形成されることを特徴とする構成を採用する。
注出口の具体的実施形態として、注出口の先端部において、注出筒の口先部の内周に沿う部分の両端が注出部の中心からなす角度は、少なくとも45°であることを特徴とする構成を採用する。
また、注出口の形状の具体的実施形態として、先端部と該中心の間に、先端部の横幅よりも狭いくびれ部が形成されることを特徴とする構成を採用する。
注出口の形状の具体的実施形態として、先端部が注出方向側全体にわたって形成されることを特徴とする構成を採用する。
また、注出筒の上端形状の具体的実施形態として、注出筒内周形状と相似形に形成されることを特徴とする構成を採用する。
容器口部に装着される抜栓式キャップにおいて、注出筒の内周下部の形状が、注出方向側および注出方向反対側を結ぶ縦軸に対して、注出部の中心を通り縦軸と直交する横軸からみて、注出方向反対側の少なくとも後端部が、注出部の中心から所定の半径を有する円に内接し、後端部に連なる円弧部と横軸との交点である両端部が、該円と内接するか、または該円の内側に位置し、注出方向側の先端には、該円の半径よりも小さな曲率半径を有し、かつ該円と内接する円弧状の口先部が、両端部からのなめらかな円弧で結ばれ、全体として注出方向にわずかにすぼまった内周形状に形成されるとともに、注出口が、その先端部を注出筒の内周下部の口先部の内周に沿って形成されていることで、注出口から注出する内容液の乱れを抑えることができ、液跳ねを少なくすることができる。
また、隔壁の除去部を抜栓した後に隔壁に形成される注出口の先端部が、注出筒の内周に沿って形成されているので、注出口と注出筒との間に段差がなく、内容液を安定してスムーズに注出することができる。
本発明の実施例である抜栓式キャップの説明図で、閉蓋状態を示す断面立面図である。 開蓋状態を示す説明図で、(a)は上面図、(b)は断面立面図である。 開蓋状態を示す説明図で、下面図である。 隔壁の除去部抜栓後の説明図で、(a)は上面図、(b)は断面立面図である。 注出口の形状を決定するために必要とされる条件を説明する図である。 本発明の別の実施例である抜栓式キャップの抜栓後の注出口の形状を示す説明図で、上面図である。 従来の抜栓式キャップの注出口の形状を示す説明図で、下面図である。
つぎに、本発明の抜栓式キャップをヒンジキャップとして具体化した場合の実施形態について、図面を参照して説明する。
[実施形態イ]
図1、2において、Aは容器口部に装着されるキャップ本体、Bはキャップ本体Aにヒンジ部Cを介して一体成形された蓋体である。
キャップ本体Aは、容器口部に嵌合して装着する装着部1と、該装着部1の内側に連設され、容器内の内容液を注出する注出部2とを具えている。
装着部1は、内周が容器口部外周と嵌合する外筒3と、外筒3の上端内周に連設されるとともに、内縁に注出部2を連設するリング状の上壁部4と、上壁部4の上面に立設された蓋係止部5と、上壁部4の下面に垂設され、外周が容器口部内周と嵌合する内筒6とを具えている。
さらに、容器からキャップを分別するための機構として、外筒3の下端部外周には、ヒンジCの反対側に設けられた連結片7aと、間隔をおいて複数配設された破断可能な弱化片7bとを介して外周筒部7が連設されており、外周筒部7の上端外周の所定位置にヒンジCを介して上蓋Bが連設されている。
また、この分別のための機構は、必ずしも具える必要はなく、必要に応じて採用できる。
注出部2は、外周下部が上壁部4の内縁に連設される注出筒8と、注出筒8の内周下部に連設される隔壁9とからなっている。
注出筒8の内周下部の形状は、図5に示すように、注出部2の中心O(すなわち、キャップ本体Aの中心と同じ)を通り、注出方向と反対側となるヒンジ部C側(以下、「注出方向反対側D」という)および注出方向となるヒンジ部Cの反対側(以下、「注出方向側E」という)を結ぶ線を縦軸Vとし、該中心Oを通り、縦軸Vと直交する線を横軸Tとし、該中心Oから所定の半径r(本実施形態では11.6mm)を有する円Rを描いたときに、横軸Tからみて、注出方向反対側Dの後端部8aは、該円Rと内接し、後端部8aに連なる円弧部8hと横軸Tとの交点である両端部8b、8cは、該円Rと内接するか、または該円Rの内側に位置するように設定される。
さらに、注出方向側Eの口先部8dは、該円Rの半径rよりも小さな曲率半径を有する円弧として該円Rと内接するとともに、両端部8b、8cからのなめらかな円弧8eで結ばれ、全体として、注出方向側Eにわずかにすぼまった内周形状に形成されている。
注出筒8の上端形状は、注出筒8の内周形状と相似形に形成され、注出筒8の上部には、図2に示すように、注出方向側Eに緩やかな頂点部8fが形成され、頂点部8fの左右両側に側頂部8gが形成されている。
なお、半径rは、最大でも容器の口径の半分までとする。
また、略円形または略楕円形をなす注出筒8の内周形状において、横軸T方向の寸法は、半径rの2倍(すなわち、横軸T上で該円Rに内接する)が好ましく、場合によっては、半径rの1.8倍程度としてもよい。
隔壁9には、破断可能な薄肉の弱化部10により除去部11が形成され、除去部11の上面の注出方向反対側Dには、支柱12を介してプルリング13が連設されている。
弱化部10は、隔壁9に除去部11を区画するものであり、弱化部10を介して除去部11を抜栓することによって、隔壁9には、注出口14が形成される。
図4に示すように、注出口14は、除去部11の形状に相似する形状となる。
注出口14の平面形状は、図5に示すように、注出方向側Eの先端部14aが注出筒8の口先部8dの内周に沿って形成され、先端部14aの両端14aa、14abと注出部2の中心Oとを結ぶ2本の線分がOを中心としてなす角度θは、少なくとも45°であり、好ましくは、少なくとも60°であり、本実施形態では62°である。
角度θは、45°よりも小さいと、注出口から流出する液体が注出筒内で横に広がり、液の流れが乱れるので、好ましくない。
角度θの上限は、理論上、360°まで可能であるが、除去部11は、支柱12を介してプルリング13を引き上げることで抜栓されることを考慮して、180°程度とするのが実用上好ましい。
また、先端部14aの横幅aは、本実施形態では8.9mmである。
注出口14には、先端部14aと該中心Oの間に、先端部14aの横幅aよりも狭い横幅bのくびれ部14bが形成されている。
くびれ部14bは、液体を多量に注出させる際に、流出する液体の量を制限して、液流の乱れを抑える働きをする。
なお、くびれ部14bの横幅bは、本実施形態では3.6mmであるが、後述する比較実験により好ましい範囲を決定する。
注出口14には、該中心Oよりも注出方向反対側Dに、先端部14aの横幅aよりも広い横幅cの拡張部14cが形成されている。
拡張部14cは、液体を注ぐときに容器内に空気を取り入れるように働き、本実施形態では、横幅cは11.4mmである。
さらに注出方向反対側Dには、除去部11に設けられた抜栓用の支柱12に対応する横幅dの破断開始部14dが形成され、本実施形態では、横幅dは4.4mmである。
蓋体Bは、頂壁15と、頂壁15外縁から垂設される外周壁16と、頂壁15の下面に垂設され、閉蓋時にキャップ本体Aの略円形の注出筒8の内周と、外周が係合する形状に形成されるインナーシールリング17とからなっている。
外周壁16には、内周端部に、キャップ本体Aの蓋係止部5外周と係合する係止部18が設けられており、外周端の所定の位置に、ヒンジ部Cが連設されている。
次に、本実施例の抜栓式キャップの作用効果について説明する。
蓋体Bを閉蓋する際には、図1に示すように、蓋体Bを、ヒンジ部Cを介して廻動させ、キャップ本体Aの装着部1の蓋係止部5の外周と、蓋体Bの外周壁16の内周端部に設けられた係止部18とを係合させることによって、閉蓋状態とし、この閉蓋状態で容器口部に打栓して装着される。
キャップ本体Aの隔壁9の注出口14を開口する際には、蓋体Bを開蓋し、キャップ本体Aの隔壁9の上面に連設されるプルリング13に指を掛けて引っ張り上げることにより、支柱12を介して弱化部10を注出方向反対側Dから注出方向側Eに向けて破断させていく。
最後に、隔壁9の除去部11を抜栓し、図4に示すように、隔壁9に注出口14を開口する。
隔壁9に注出口14が開口された後、容器を注出方向側Eに傾けることによって、容器内の内容液を注出筒8を介して注出することができる。
隔壁9に注出口14が開口された後は、蓋体Bを閉蓋して容器内を密封することができる。
その際、キャップ本体Aの注出筒8の内方に、蓋体Bのインナーシールリング17の外周が密接し、注出筒8より内方を密封する。
また、注出筒8の頂部径を蓋体Bの外周壁16の内周径と略同径にすることによって、蓋体Bを閉蓋する際に、蓋体Bの外周壁16の内周は、注出筒8の側頂部8gにガイドされることになり、閉蓋をスムーズに行うことができる。このガイド作用が無い場合、蓋体Bの開閉回数が多くなってくると、ヒンジ部Cの捻れなどによってインナーシールリング17が注出筒8に噛み込み、折れ曲がりが発生し、密封が維持できなくなる。
特に、本実施形態のように、容器を使用した後に、容器から分離して廃棄することができる分別機構を有するキャップの場合は、連結片7aおよび弱化片7bを介して外筒3と外周筒部7とが連設される二重筒構造となっており、ヒンジ部Cが外周筒部7の上端外周に連設されているため、開閉によるヒンジ部Cの捻れが発生しやすいので、蓋体Bを閉蓋する際に、注出筒8の側頂部8gがもたらすガイド作用による効果が大きい。
本実施形態の抜栓式キャップは、注出筒8を、注出方向側Eおよび注出方向反対側Dを結ぶ縦軸Vに対して、注出部2の中心Oを通り縦軸Vと直交する横軸Tからみて、注出方向反対側Dの少なくとも後端部8aが、注出部2の中心Oから所定の半径rを有する円Rに内接し、後端部8aに連なる円弧部8hと横軸Tとの交点である両端部8b、8cが、該円Rと内接するか、または該円Rの内側に位置し、注出方向側Eの先端には、該円Rの半径rよりも小さな曲率半径を有し、かつ該円Rと内接する円弧状の口先部8dが、両端部8b、8cからのなめらかな円弧8eで結ばれ、全体として注出方向にわずかにすぼまった内周形状に形成するとともに、注出口14は、その先端部14aを注出筒8の口先部8dの内周に沿って形成されていることで、内容液をスムーズに注出することができる。
特に、低粘度の醤油、酢、酒などの液体を多量に注出する場合に注ぎ易くなり、注出口14から注出する液体の乱れを抑えることができ、液跳ねを少なくすることができる。
上記実施形態では、キャップ本体と、蓋体とをヒンジ部を介して連設したヒンジキャップとしたが、特に、ヒンジ部を介して連設したものではなくても、注出方向が決められた注出筒の内周に隔壁を具えるキャップ本体と、それに、嵌着や螺着などで装着または被嵌する蓋体などのようにそれぞれが独立したものでもよい。
したがって、隔壁を具えるキャップと、それに装着または被嵌する蓋体の構成は、上記実施形態に限定されない。
[実施形態ロ]
つぎに、別の実施形態の抜栓式キャップについて、図面を参照して説明する。
図6において、キャップ本体Aの注出筒8は、図4に示した実施例2と同じ形状を有するが、抜栓後に隔壁9に形成される注出口24は、図4に示した注出口14と形状が異なる。
注出口24の形状は、図6に示すように、先端部24aが注出筒8の口先部8dから円弧8eの内周に沿って形成され、先端部24aの末端は、拡張部24bと重なるように形成されている。拡張部24bの横幅は、本実施例では20.9mmである。
さらに、注出口24の注出方向反対側Dには、破断開始部24cが図4に示した注出口14の破断開始部14dと同じ形状で形成されている。
実施形態ロのように、注出口24の面積を大きくとり、先端部24aの末端を拡張部24bと重なるように形成することで、内容液を注出方向側Eからだけではなく、抽出方向側Eの左右90°方向からも注出が可能となり、注出時にボトルを傾ける方向の選択肢が広がる。
つぎに、注出口の形状の違いによる液体の流れ状態を調べるために、500mlボトルに口径32mmの抜栓キャップとして、図7のキャップ(比較例1)、実施形態イのくびれ部14bの横幅bを1mmとしたキャップ(比較例2)、横幅bを2mmとしたキャップ(実施例1)、横幅bを3.6mmとしたキャップ(実施例2)、横幅bを11.3mmとしたキャップ(実施例3)、および実施形態ロのキャップ(実施例4)を装着して行った比較実験の結果を表1に示す。
この比較実験において、実施形態イの図5に示す横幅a〜d以外の縦方向寸法は、e=2.6mm、f=3.1mm、g=8.5mm、h=7.4mmである。
実験方法は、500mlのボトルに約500mlの醤油を充填し、注出口から少量と多量の醤油を注いだときに、液の流れを観察した。
このときの少量注ぐとは、約500mlの醤油を2分30秒掛けて均等に注ぐことで、多量注ぐとは、約500mlの醤油を約30秒掛けて均等に注ぐことで、抜栓したときの注出口の形状の違いによる液の流れ方を比較したものである。
Figure 0006045399
表1の実験結果から、いずれの抜栓式キャップを使用しても、少量注ぐ場合には問題ないが、多量注ぐ場合には、比較例1および比較例2において、次のような現象がみられ、不都合が生じる。
比較例1では、多量注ぐ時に、液が横に広がり液の流れが乱れ、液跳ねが発生しやすい。比較例2では、多量に注ぐ時に、液が乱れ、液跳ねが発生しやすい。
これらに比べて、実施例1〜実施例4においては、以下のように、多量に注ぐ場合でも不都合が生じない。
実施例1および実施例2では、多量に注ぐときでも、注ぐ量が制限され、液の乱れを抑えて液跳ねが少ない。
さらに、実施例3および実施例4では、少量、多量ともに液が乱れず、液跳ねが発生しにくく、液を多く注ぐことができる。
以上のように、実施形態イにおいて、くびれ部14bの横幅bは、比較例2の1mmでは狭すぎて効果が発揮できず、実施例1および実施例2の実験結果からわかるように、2mm以上必要である。
本発明は、容器口部に装着される抜栓式キャップにおいて、注出筒を、注出部の中心から所定の半径を有する円に内接し、全体として注出方向にわずかにすぼまった内周形状に形成するとともに、注出口は、その先端部を注出筒の口先部の内周に沿って段差なく形成されていることで、注出口から注出する内容液の乱れを抑えることができ、液跳ねを少なくすることができるので、各種の抜栓式キャップとして広く利用することができる。
A キャップ本体
B 蓋体
C ヒンジ部
D 注出方向反対側
E 注出方向側
F 注出口
G 注出方向
H 反対方向
I 中央付近
J、K 長手方向両端部
R 円
T 横軸
V 縦軸
a、b、c、d 横幅
e、f、g、h 縦方向寸法
1 装着部
2 注出部
3 外筒
4 上壁部
5 蓋係止部
6 内筒
7 外周筒部
7a 連結片
7b 弱化片
8 注出筒
8a 後端部
8b、8c 両端部
8d 口先部
8e 円弧
8f 頂点部
8g 側頂部
8h 円弧部
9 隔壁
10 弱化部
11 除去部
12 支柱
13 プルリング
14 注出口
14a 先端部
14aa、14ab 先端部の両端
14b くびれ部
14c 拡張部
14d 破断開始部
15 頂壁
16 外周壁
17 インナーシールリング
18 係止部
24 注出口
24a 先端部
24b 拡張部
24c 破断開始部

Claims (5)

  1. 容器口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体を被嵌する蓋体とからなる抜栓式キャップにおいて、
    キャップ本体は、容器口部に装着される装着部と、装着部の内側に連設され、容器から内容液を注出する注出部とを具え、
    注出部は、内周下部の形状が、注出方向側および注出方向反対側を結ぶ縦軸に対して、注出部の中心を通り縦軸と直交する横軸からみて、注出方向反対側の少なくとも後端部が、注出部の中心から所定の半径を有する円に内接し、後端部に連なる円弧部と横軸との交点である両端部が、該円と内接するか、または該円の内側に位置し、注出方向側の先端には、該円の半径よりも小さな曲率半径を有し、かつ該円と内接する円弧状の口先部が、両端部からのなめらかな円弧で結ばれ、全体として注出方向にわずかにすぼまった内周形状に形成される注出筒と、注出筒の内周下部に連設される隔壁とからなり、
    隔壁は、破断可能な薄肉の弱化部により除去部が形成され、除去部の上面の注出方向と反対側に、支柱を介してプルリングが連設され、
    除去部を抜栓した後に隔壁に形成される注出口は、その先端部を注出筒の内周下部の口先部の内周に沿って形成されることを特徴とする抜栓式キャップ。
  2. 注出口の先端部において、注出筒の口先部の内周に沿う部分の両端が注出部の中心からなす角度は、少なくとも45°であることを特徴とする請求項1記載の抜栓式キャップ。
  3. 注出口の形状は、先端部と該中心の間に、先端部の横幅よりも狭いくびれ部が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の抜栓式キャップ。
  4. 注出口の形状は、先端部が注出方向側全体にわたって形成されることを特徴とする請求項1または2記載の抜栓式キャップ。
  5. 注出筒の上端形状は、注出筒内周形状と相似形に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の抜栓式キャップ。
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