JP5510353B2 - 表示装置、表示方法 - Google Patents
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Description
例えば上記特許文献1に示されているようにカメラ筐体上に比較的大きな面積で表示パネルが設けられ、撮像時には被写体画像のモニタリングが行われたり、撮像した画像の再生時には、再生表示が行われるようになされている。
即ち従来と同様、撮像装置筐体上で使用者(撮像者)方向に向かって表示を行うようにされた表示パネル部を設ける他、装置筐体上の前面側(被写体側となる面)などに、被写体方向に向かって表示を行うようにされた表示パネル部を設ける。
このように2つの表示パネル部を設けるようにした場合には、撮像に関する動作状態や状況に応じて、各表示パネルで適切な表示、即ち、2つの表示パネルを効果的に利用する表示や、表示を見る人にとって有用な表示、さらには無駄な消費電力を回避するような表示動作を実現することが求められる。
そこで本発明では、2つの表示パネル部を有する表示装置において適切な表示を実現することを目的とする。
この場合、上記視認可能性条件の判別処理は、被写体方向における人物の存在の判別処理、又は内部検出情報についての判別処理、又は撮像画像信号の画像解析処理結果についての判別処理であるとする。
或いは、上記制御部は、上記再生期間において、上記第1表示パネル部において上記再生表示を実行させるとともに、上記第2表示パネルに対する視認可能性条件の判別処理結果に基づいて、上記第2表示パネル部における上記再生表示の実行/不実行を制御する。
或いは、上記制御部は、上記再生期間において、上記第1表示パネル部において上記再生表示としての一覧表示及び一画像表示を選択的に実行させるとともに、上記第2表示パネルにおいては、一画像表示のみを実行させるように制御する。
例えば表示の目的や表示を見る人の存在などに応じて表示状態を制御する。
例えば第2表示パネル部の表示は、被写体側など上記使用者方向以外の他の方向に人物が居るときのみ有用となる。第2表示パネル部の表示を見る人物は存在しないと考えられるときに第2表示パネル部にモニタリング画像を表示しても意味がないことになる。そこで第2表示パネル部をオフにして省電を図ることが適切である。
このように、第1、第2表示パネル部の表示動作を適切に制御することで、2つの表示パネル部による有用な表示や娯楽性の高い表示、或いは2つの表示パネル部を装備してもむやみに消費電力が高くならないようにすること等を実現できる。
特に使用者方向以外の他の方向の人物の存在の有無や表示についての視認性の良否を推定して第2表示パネル部の表示動作を制御することも、上記効果を促進する。
[1.撮像装置の構成]
[2.動作遷移]
[3.両表示パネル部の画面表示例]
[4.表示制御例]
<4−1:動作期間遷移を行う処理例>
<4−2:モニタリング期間の処理例>
<4−3:記録期間の処理例>
<4−4:プレビュー期間の処理例>
<4−5:再生期間の処理例>
<4−6:動画記録期間の処理例>
[5.表示状態の遷移例]
[6.変形例]
本発明の実施の形態として、例えばデジタルスチルカメラとしての撮像装置の構成を図1,図2で説明する。
撮像装置1には、前面側に撮像レンズ部20、フラッシュ発光部15などが設けられる。
また、筐体上面や背面側などの各所にユーザ操作のための操作子が形成される。例えばレリーズ操作キー5a、ダイヤル操作部5b、ワイド/テレ操作キー5c、各種操作キー5d、十字キー5eなどが設けられる。
ダイヤル操作部5bは、例えば撮像モードの選択などに用いられる。操作キー5dとして、メニュー指示、再生指示、露出補正指示などの操作が可能とされる。
十字キー5eは、例えば表示パネル6に表示される操作メニュー項目の選択/決定を始めとして各種操作に用いられる。
この主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fは、例えば同等の画面サイズとされ、それぞれ筐体背面及び筐体前面において比較的広い面積を占めるようにして設けられている。
主表示パネル6Mでは、基本的には、モニタリング期間(撮像モードでシャッタタイミングを狙っているとき)には、使用者が被写体のモニタリング画像(スルー画)の表示が行われ、撮像対象となっている被写体光景を使用者が確認できるようにしている。また再生モードでは、使用者の操作に従って、再生画像やサムネイル画像の表示が行われる。
一方、前面表示パネル6Fは、被写体側に向けて表示を行うことになる。後述するが、この前面表示パネル6Fでも、モニタリング画像等の表示を行い、被写体側となっている人物が表示内容を見ることができるようにされている。
図2に示すように撮像装置1は、撮像系2、制御系3、カメラDSP(Digital Signal Processor)4、操作部5、主表示パネル6M、前面表示パネル6F、表示コントローラ7、外部インターフェース8、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)9、媒体インターフェース10を備える。
レンズ機構部21は、上記図1(b)の撮像レンズ部20の内部構成であり、カバーレンズ、フォーカスレンズ、ズームレンズなどの複数の光学レンズ群を有する。またレンズ駆動部26は、フォーカスレンズやズームレンズを光軸方向に移送する移送機構とされる。レンズ駆動部26はレンズ駆動ドライバ17によって駆動電力が印加されフォーカスレンズやズームレンズを移送する。後述するCPU(Central Processing Unit)31はレンズ駆動ドライバ17を制御することで、焦点制御やズーム動作を実行させる。
絞り/ND駆動ドライバ18は、絞り機構の開閉により入射光量の調節を行う。また絞り/ND駆動ドライバ18は、NDフィルタを入射光の光軸上に対して出し入れすることで、入射光量の調節を行う。CPU31は、絞り/ND駆動ドライバ18を制御して絞り機構やNDフィルタを駆動させることで入射光量制御(露光調整制御)を行うことができる。
撮像素子部23は、結像される被写体像を光電変換し、被写体像に対応する撮像画像信号を出力する。
この撮像素子部23は、複数の画素から構成される矩形形状の撮像領域を有し、各画素に蓄積された電荷に対応するアナログ信号である画像信号を、画素単位で順次、アナログ信号処理部24に出力する。撮像素子部23としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサアレイ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサアレイなどが用いられる。
A/D変換部25は、アナログ信号処理部24で処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、カメラDSP4に供給する。
即ちタイミング生成回路28は、撮像素子部23の撮像動作タイミングを制御するために、露光/電荷読出のタイミング信号や、電子シャッタ機能としてのタイミング信号、転送クロック、フレームレートに応じた同期信号等を、撮像素子ドライバ19を介して撮像素子部23に供給する。またアナログ信号処理部24で、撮像素子部23での画像信号の転送に同期して処理が行われるように、上記各タイミング信号をアナログ信号処理部24にも供給する。
CPU31は、タイミング生成回路28により発生させる各タイミング信号の制御を行うことで、撮像画像のフレームレートの変更や、電子シャッタ制御(フレーム内の露光時間可変制御)を行うことができる。またCPU31は、例えばタイミング生成回路28を介してアナログ信号処理部24にゲイン制御信号を与えるようにすることで、撮像画像信号のゲイン可変制御を行うことができる。
フラッシュ発光部15は発光駆動部14によって発光駆動される。CPU31は、ユーザの操作その他による所定タイミングで、発光駆動部14にフラッシュ発光を指示し、フラッシュ発光部15を発光させることができる。
このカメラDSP4では、例えば図示のように画像信号処理部41,圧縮/解凍処理部42、SDRAMコントローラ43、画像解析部44等の処理機能が内部のハードウエア及びソフトウエアにより実現される。
また、撮像中のフォーカス制御としては、いわゆるウォブリングAFと呼ばれる検出方式が実行できる。CPU31は、撮像動作中に、常時フォーカスレンズの位置を微小に前後にゆらすように移動させながら、画像信号処理部41で検出されるコントラスト検出値を確認する。フォーカスレンズの最適位置は、当然、被写体の状況によって変動するが、フォーカスレンズを前後に微小変位させながらコントラスト検出を行うことで、被写体の変動に応じたフォーマット制御方向の変化を判定できる。これによって、被写体状況に追尾したオートフォーカスが実行できることになる。
なお、レンズ駆動部26における移送機構には、各移送位置毎にアドレスが割り当てられており、その移送位置アドレスによってレンズ位置が判別される。
レンズ位置検出部27は、フォーカスレンズの現在のレンズ位置としてのアドレスを判別することで、合焦状態となっている被写体までの距離を算出し、それを距離情報としてCPU31に供給することができる。これによってCPU31は、合焦状態としている主たる被写体までの距離を判別できる。
CPU31は、この露光量情報に基づいて、自動露光制御を行うことができる。即ち絞り機構、NDフィルタ、或いは撮像素子部23における電子シャッタ制御、アナログ信号処理部24へのゲイン制御により、露光調整を行うことができる。
本例の場合、画像解析部44は被写体画像に含まれている人物認識や顔認識の処理を行う。また人物の顔を認識した場合の、顔の向きや視線方向などの認識処理を行う場合もある。さらに画像解析部44は外光状況、撮像装置1と被写体の相対的な動きの大きさなど、画像解析によって認識可能な各種の情報を検出する場合もある。
RAM(Random Access Memory)32は、カメラDSP4で処理された撮像画像信号(各フレームの画像データ)の一時的な保存や、CPU31の各種処理に応じた情報が記憶される。
フラッシュROM33は、撮像画像としての(ユーザが静止画又は動画として撮像した)画像データの保存や、その他不揮発的に保存することが求められる情報の記憶に用いられる。撮像装置1の制御用ソフトウェアプログラム、カメラの設定データなどを記憶する場合もある。
時計回路34は、現在日時情報(年月日時分秒)を計数する。
なお、操作部5としては、操作子だけでなく、タッチパネル操作を可能な構成としてもよい。例えば主表示パネル6Mにタッチセンサを配し、画面表示に対するユーザのタッチ操作で、操作入力が行われるようにしてもよい。
主表示パネル6Mにおける表示動作としては、モニタリング表示(いわゆるスルー画表示)や、記録媒体90やフラッシュROMから読み出した再生画像表示、操作メニュー表示、各種アイコン表示、時刻表示などが行われる。
また前面表示パネル6Fにおける表示動作としては、モニタリング表示や、再生画像表示が行われる。
なお、ここでは記録媒体90として可搬性のメモリカードを例に挙げているが、撮像結果として残す静止画若しくは動画としての画像データを記録する記録媒体は他の種のものでもよい。例えば光ディスク等の可搬性ディスクメディアを用いるようにしても良いし、HDD(Hard Disk Drive)を搭載して記録するようにしてもよい。
また、有線伝送方式ではなく、赤外線伝送、近距離無線通信その他の無線伝送方式で外部インターフェース8を構成しても良い。
撮像装置1は、この外部インターフェース8を介して、パーソナルコンピュータその他各種機器とデータ送受信を行うことができる。例えば撮像画像データを外部機器に転送することができる。
上記したように人物検出を画像解析部44の画像解析処理により行うものとする場合は、この近接センサ50は設けなくてもよいし、或いは画像解析による人物検出と近接センサ50による検出を併用してもよい。
本例の撮像装置1の動作期間の遷移について図3で説明する。動作期間とは撮像動作や記録動作を伴う期間である。
撮像装置1の動作期間としては、ユーザの操作等に応じてモニタリング期間、記録期間、プレビュー期間、再生期間を遷移する。なお、実際には外部機器との通信を行う期間など他の動作状態もあるが、説明の簡略化のため省略する。
モニタリング期間とは、撮像系2による撮像を行うための動作期間である。ユーザが、通常に撮像装置1を用いて静止画撮像を行う場合、まずこのモニタリング動作が行われる。
このモニタリング期間は、主表示パネル6Mに被写体画像(スルー画)が表示される。
即ちCPU31は、モニタリング期間においては撮像系2、カメラDSP4にそれぞれ撮像時に必要な動作を実行させる。そしてカメラDSP4から供給されるフレーム毎の撮像画像データを例えばRAM32に取り込む。そしてこのフレーム毎の撮像画像データを表示コントローラ7に受け渡し、主表示パネル6Mにモニタリング表示を実行させる。後述するが、このときに前面表示パネル6Fにもモニタリング表示を実行させる場合もある。
このモニタリング期間において、ユーザは、この主表示パネル6Mの表示を見ながら、被写体を選択したり、シャッタータイミングを狙うこととなる。
CPU31は、このレリーズ操作のタイミングで撮像される1フレームの撮像画像データを、静止画データとして保存する処理を行う。即ちCPU31は当該タイミングで取り込んだ撮像画像データを媒体インターフェース10に転送し、記録媒体90に記録させる。
なおレリーズ操作に応じた記録動作としては、記録媒体90ではなく、フラッシュROM33において行うようにしてもよい。また、通常は記録媒体90に記録するが、記録媒体90が装填されていない場合はフラッシュROM33に記録するような動作方式でも良い。
この記録期間は、ユーザからみるとレリーズ操作直後の、時間的には一瞬の期間であるが、その間も後述のように主表示パネル6M、前面表示パネル6Fについて表示制御が行われる。
一定時間とする場合は、例えば2秒〜数秒程度の期間がプレビュー期間とされる。CPU31はこの期間、記録した静止画像データを、主表示パネル6Mや前面表示パネル6Fに表示させる制御を行う。
なお、撮像装置1の内部的な処理としては、記録期間の処理とプレビュー期間の処理が時間的に重なることがある。例えば記録処理に時間を要し、記録が完了する前にプレビュー処理を開始する場合などである。このような場合、内部的には完全に記録期間とプレビュー期間の遷移が行われるものではないが、表示動作に関しては、記録期間からプレビュー期間に遷移すると考えればよい。
つまり、モニタリング期間、記録期間、プレビュー期間が遷移して、静止画撮像としての一連の動作が行われるものとなる。
なお、撮像装置1では動画撮像も可能であるが、動画の場合は記録期間が、その動画撮像の開始から終了までの期間、継続するものとなる。またプレビュー期間は設けられない。後に、動画記録についても言及する。
再生期間には、撮像等によって記録媒体90やフラッシュROM33に記録された画像を再生する動作が行われる。
CPU31は、ユーザの操作に応じて、記録媒体90やフラッシュROM33に記録されている画像を読み出し、表示コントローラ7に指示して、主表示パネル6Mでサムネイル画像や1枚の再生画像を表示させる制御を行う。また前面表示パネル6Fで再生画像を表示させる場合もある。
本例の撮像装置1において主表示パネル6M、前面表示パネル6Fで行われる画面表示例を図4,図5で説明する。
表示される画像は、モニタリング期間におけるモニタリング画像(スルー画)や記録期間における記録画像(静止画として記録処理した画像)、プレビュー期間におけるプレビュー画像(直前に静止画として記録処理した画像)などである。また再生期間における再生画像の場合もある。
再生画像とは、記録媒体90やフラッシュROM33に記録されている、過去に撮像した画像の再生画像を想定するが、例えば予め撮像装置1内に記憶された画像としてもよい。例えば前面表示パネル6Fにおいてモニタリング画像を表示しないときなどに表示させる画像データを用意してフラッシュROM33等に予めプリセット画像として記憶させておき、そのプリセット画像データを読み出して表示させるような例である。
さらにはいわゆる撮像画像としての画像データに限られず、テキストデータ、アニメーションデータ、コンピュータグラフィックデータなどを記録媒体90やフラッシュROM33に記録させておき、これらを再生して表示させることも考えられる。つまり再生画像とは、表示可能なあらゆる画像を含む。
図4(c)は、主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fで異なる画像が表示されている状態を示している。
図5(a)は、主表示パネル6Mでは表示をオフとし、前面表示パネル6Fではモニタリング画像等の表示を行っている例である。
図5(b)は、再生期間の表示例として、主表示パネル6Mにおいて再生画像のサムネイル画像による一覧表示が行われ、一方、前面表示パネル6Fでは、サムネイル画像の中でカーソルKによって選択中となっている再生画像が表示されている状態を示している。
図5(c)も再生期間の表示例として、主表示パネル6Mにおいて1枚の再生画像の表示が行われ、前面表示パネル6Fでも、同じく1枚の再生画像が表示されている状態を示している。
CPU31は、主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fについて、各動作期間における表示の目的や推定される状況に応じて、表示制御を行い、その結果、上記のように両表示パネル6M、6Fの表示状態が多様なものとなる。
以下では、動作期間の遷移と、各期間における動作制御例について各種説明していく。
<4−1:動作期間遷移を行う処理例>
まず図6で、CPU31の、動作期間の遷移を伴う全体的な動作制御例を説明する。なおここでは、撮像装置1が電源オンとされ、起動されると、最初にモニタリング期間としての動作が行われる例(図3に対応する例)で述べる。
即ちCPU31は、所要の起動処理を行うとともに、撮像系2,カメラDSP4に撮像動作の開始を指示する。これにより撮像系2,カメラDSP4の処理で得られるモニタリング画像としての各フレームデータが取り込まれてくることになる。
CPU31は、ステップF102で、モニタリング期間としての表示制御処理を行う。CPU31は、モニタリング期間には、基本的には主表示パネル6Mにおいてモニタリング画像を表示させる制御を行う。また前面表示パネル6Fにモニタリング画像表示を実行させる場合もある。ステップF102の具体的な処理例については図7等で述べる。
そのためCPU31はステップF103で、ユーザの再生指示操作を監視し、またステップF104でユーザのレリーズ操作を監視している。
静止画記録処理としてCPU31は、レリーズ操作のタイミングで撮像される1フレームの撮像画像データを、静止画データとして保存する処理を行う。即ちCPU31は当該タイミングで取り込んだ撮像画像データを媒体インターフェース10に転送し、記録媒体90に記録させる。或いは、フラッシュROM33に記録させる。
またこの記録期間は、ユーザからみるとレリーズ操作直後の時間的には一瞬の期間であるが、CPU31は、この記録期間において、主表示パネル6M、前面表示パネル6Fについて、それまでのモニタリング期間とは異なる表示制御を行う。具体例は後述する。
CPU31は、ステップF106のプレビュー期間の処理として、直前の記録動作で記録した画像を表示させる処理を行うが、この場合も、記録期間やモニタリング期間とは異なる表示制御として、主表示パネル6M、前面表示パネル6Fについての表示制御を行う。
プレビュー処理を行ったら、CPU31はステップF101に戻り、再びモニタリング期間の開始処理を行い、またステップF102でモニタリング期間としての表示動作制御を行う。
即ち、媒体インターフェース10による記録媒体90からの画像データの読み出し処理の制御、或いはフラッシュROM33からの画像データの読み出し処理を行う。そして、後述するが、この再生期間は、CPU31は、後述する再生期間用の表示制御処理を実行し、主表示パネル6M、前面表示パネル6Fについての表示制御を行うことになる。
ユーザの操作等によって再生動作を終了する場合は、CPU31はステップF108からF101に戻り、再びモニタリング期間の処理に移行する。
図6の処理により撮像装置1は、ユーザ操作等に応じて、その動作状態として、モニタリング期間、記録期間、プレビュー期間、再生期間の遷移を行う。
そして本例では、これらの動作期間の遷移に応じて、CPU31はそれぞれ主表示パネル6M及び前面表示パネル6Fの表示状態や表示内容の切り替えを行う。
以下では、各動作期間毎の具体的な処理例を説明していく。
図7(a)の例では、まずCPU31はステップF201で、主表示パネル6Mにおけるモニタリング画像表示を実行させる制御を行う。
これにより、撮像系2,カメラDSP4の動作で得られる被写体画像(スルー画)としてのモニタリング画像が主表示パネル6Mで表示され、ユーザは、これを見て、被写体や構図の選定等を行うことができる。
まずステップF202で、前面表示パネル6Fの表示についての条件判定を行う。これは、前面表示パネル6Fについての視認可能性条件の判別処理となる。視認可能性とは、前面表示パネル6Fの表示が有効に行われる可能性をいう。
例えば前面表示パネル6Fを見る人物が存在することや、当該人物が前面表示パネル6Fを見ようとした場合に通常に視認できる状況であること、或いは当該人物が前面表示パネル6Fを見ようとする意志があること等が、視認可能性として推定される。
この視認可能性の判定は、例えば被写体方向における人物の存在の判別処理、又は撮像モードの判別処理、又は内部検出情報についての判別処理、又は撮像画像信号の画像解析処理結果についての判別処理として実行できる。
一方、視認可能性がないと判定されたら、CPU31は処理をステップF203からF205に進め、前面表示パネル6Fの表示をオフとする制御を行う。例えば前面表示パネル6Fを無表示状態としたり、前面表示パネル6Fについての電源オフ制御を行う。
この場合、図4(a)のように、主表示パネル6Mのみでモニタリング画像が表示される。
モニタリング期間には、前面表示パネル6Fでモニタリング画像を表示すると好適である。例えば被写体が人物である場合、その人物が、前面表示パネル6Fの表示を見て、撮されようとしている自分の表情やポーズなどを確認できるからである。
また被写体として人物が居たとしても、周囲の明るさ状況などで実際的に表示を見ることができない場合もある。
さらに被写体として人物が居たとしても、その人物が、前面表示パネル6Fの表示を見ていない、又は見ることができない状況もあり得る。
これらの場合には、前面表示パネル6Fにモニタリング画像を表示しても意味がないことになり、そこで前面表示パネル6Fをオフにして省電を図ることが適切であるため、このような場合はステップF205で前面表示パネル6Fをオフとする。
条件判定の手法の一つとして、撮像モードによる判定が挙げられる。
撮像モードとは、夜景モード、夜景&人物モード、ポートレートモード、風景モード、ソフトスナップモード、スノーモード、ビーチモード、高速シャッターモード、高感度モード、スマイルシャッターモードなど、各種の状況で適切な状態で撮像を行うことができるようにユーザが選択するモードである。
これらの撮像モードとしては、それぞれ適切なシャッタ速度、露出設定、撮像画像信号に対する信号ゲイン設定、エッジ強調や色処理等の信号処理設定などが予め決められており、例えば図1に示したダイヤル操作部5bの操作により、ユーザが選択できる。
夜景&人物モードは、バックの夜景と人物の表情をそれぞれ鮮明に撮像できるようにした設定で撮像が行われる撮像モードである。
ポートレートモードは、人物撮像に適した設定で撮像が行われる撮像モードである。
風景モードは、風景撮像に適した設定で撮像が行われる撮像モードである。
ソフトスナップモードは、人物の肌の質感を明るく柔らかな印象とする設定で撮像されるようにした撮像モードである。
高速シャッターモードは、動きのある被写体に適した設定で撮像が行われる撮像モードである。
高感度モードは、暗いシーンもフラッシュを使わずに自然な雰囲気で撮像が行われる撮像モードである。
スマイルシャッターモードは、被写体人物が笑顔になると、自動でシャッター処理(レリーズ)が行われる撮像モードである。
即ち、現在の周囲の状況や目的とする被写体等を、撮像モードによって推定する。
これらの撮像モードは、人物の撮像を目的とする場合に選択されるものであり、従って、被写体として人物が含まれる可能性が高い。つまり、前面表示パネル6Fの表示を見ることのできる人物が被写体として存在する可能性が高い。
そこでCPU31は、撮像モードが、夜景&人物モード、ポートレートモード、ソフトスナップモード、スマイルシャッターモードのいずれかであれば、前面表示パネル6Fの表示の条件が満たされるとする。
例えば夜景モード、風景モードは、風景撮像を目的とするもので、被写体に人物が存在しないか、或いは存在したとしても、画像内の中心的な存在ではないと推定できる。また夜景モードや高感度モードの場合は、もし前方に人物が居たとしても、暗い風景を撮像している際のモニタリング画像は、前面表示パネル6Fに表示させたとしても、当該前方の人物からは視認性が悪い。
また高速シャッターモードの被写体は動きのある被写体となる。例えば人が被写体であったとしても、その人はスポーツ競技中、ダンス中などの状況にあり、落ち着いて前面表示パネル6Fを見る状況ではない。
つまり、これらの撮像モードの場合、前方に人が居ないか、或いは人物が居たとして前面表示パネル6Fが視認性よく表示される状況でない、或いは前面表示パネル6Fを見る状況でないと推定される。
そこでCPU31は撮像モードが夜景モード、風景モード、高速シャッターモード、高感度モードのいずれかの場合は、条件判定において、前面表示パネル6Fの表示の条件が満たされないとする。
これらの場合も、それぞれ人物の存在、前面表示パネル6Fの表示内容の視認性、被写体側の人物の状況に応じて、条件判定の際にどのように判断すべきか(前面表示パネル6Fの表示を行うべき所定の撮像モードに含まれるか否か)を予め設定しておけばよい。
そして条件判定としては、現在の撮像モード以外のユーザ設定状態が、前面表示パネル6Fにおける表示に適した設定状態であるか否かという判定を行う。
この場合、ユーザがフラッシュ:オンに設定とする場合は、周囲が暗い状況であることが通常である。
暗い状況の場合、モニタリング期間のモニタリング画像も輝度の低い状態となり、前面表示パネル6Fの表示の視認性は良くないと考えられる。
そこで、フラッシュ発光設定については、「フラッシュ:オン」とされている場合は、CPU31は前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
例えば人物を被写体としていたとしても、ズーム位置が所定以上にテレ側(望遠)にあるときは、その被写体人物は撮像装置1よりかなり離れた位置に居ると推定できる。当然、あまり遠ければ、その人物は、前面表示パネル6Fの表示を適切に見ることができない。
そこでCPU31は、ユーザの操作によるズーム位置が、所定以上の望遠状態の位置である場合は、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
内部検出情報とは、撮像装置1が内部的に検出する各種のカメラ検出情報である。ここでいうカメラ検出情報とは、撮像装置1の内部センサで検出される情報や、撮像装置1の動作制御に伴ってCPU31が認識できる情報などである。例えばフラッシュ制御や露光制御に用いる外光光量検出情報、ズーム位置情報、フォーカス情報、手ブレ検出情報、被写体距離情報などである。
そして条件判定としては、CPU31は、現在得られているカメラ検出情報から推定される状況が、前面表示パネル6Fにおける表示に適した設定状態であるか否かという判定を行う。
また、図2には示していないが、外光光量センサ等を設けて直接的に外光光量を検出するようにしてもよい。
これらの手法で検出される外光光量が低い場合は、前面表示パネル6Fでモニタリング画像等の表示を行っても、画像自体の輝度が低く、良好な視認性が得られない状況であると推定できる。また、いわゆる逆光状態など、あまりに外光光量レベルが高い場合も、前面表示パネル6Fでの表示は良好に視認できないと推定できる。
そこでCPU31は、外光光量が所定レベルより低い場合や逆光状態と判定されるような場合は、前面表示パネル6Fでの画像表示に適切な状況ではない、つまり前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
そこでCPU31は、ズーム位置が所定以上の望遠状態の位置である場合は、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
例えば人物を被写体としていたとしても、被写体距離情報により、その被写体人物が撮像装置1よりかなり離れた位置に居ると判別できる場合は、被写体人物は、前面表示パネル6Fの表示を適切に見ることができないと推定できる。
そこでCPU31は、被写体距離情報により、被写体が所定以上の遠い位置にあると検出される場合は、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
CPU31は、撮像画像信号が合焦状態でない画像の場合は、適切なモニタリング画像表示が実行できない。つまりボケたモニタリング画像が表示されてしまう。
そこで、CPU31は、合焦状態でないときは、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。なお、これはモニタリング画像表示の場合に有効な条件判定となる。
手ブレが大きい場合、或いはユーザが動きのある被写体に追従するなどして撮像装置1を動かしている場合などは、近辺に居る人は、前面表示パネル6Fでの画像は適正に視認できない。そこでCPU31は、ブレ検出情報により、ブレや撮像装置1の動きが大きいと判断される場合は、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
画像解析情報とは、画像解析部44が実行する画像解析処理によって得られる情報である。
画像解析部44では、モニタリング期間などにおいて、撮像系2で撮像され、カメラDSP4に取り込まれた撮像画像データについての画像解析処理を行っている。例えば画像信号処理部41で処理された各フレームの画像データについて、或いは間欠的にフレームを抽出して、画像解析処理を行う。
この場合、画像解析部44では、解析対象とした撮像画像データ内に、人物と認識できる画像が含まれているか否かを判別するようにする。即ち人物と認識できる輪郭部分が画像内に含まれるか否かを判別する。そして、その画像解析結果をCPU31に供給する。
このためCPU31は、その画像解析結果として、人物の存在が認識されたか否かを確認することができる。
CPU31は、人物の存在が認識できれば、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていると判定する。また人物の存在が認識できなければ、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
或いは、画像解析結果と近接センサ50の検出結果の両方を確認するものとしてもよい。
例えば画像解析部44においては、撮像画像データにおいて、顔と認識できる輪郭や、目、鼻、口等の顔の要素の存在を判定し、撮像画像データに被写体としての人物の「顔」が含まれているか否かを判定する。
そしてCPU31は、画像解析結果として人物の顔の存在が認識できれば、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていると判定する。また人物の顔の存在が認識できなければ、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
このように、人物の身体の全体の判定ではなく、顔の判定により、前方の人物の存在を確認しても良い。
さらに顔画像が検出された場合の画像認識処理として、画面内での顔のサイズ(1フレームの画像内に占める顔部分の割合)や、顔の向き、視線の向きなどを解析結果として得ることもできる。
これらのようにより多様な画像解析結果も、条件判定に用いることができる。
そこでCPU31は、外光光量が所定レベルより低い場合や逆光状態と判定されるような場合は、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
これらの場合において動きの量が大きいときは、被写体となっている人物が居たとしても適切に前面表示パネル6Fを視認できないと考えられる。
そこでCPU31は、撮像装置1と被写体の相対的な動きが大きいと判断される場合は、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
ズーム位置状態にもよるが、或る一定のズーム状態を考えれば、顔の大きさは、撮像装置1からの被写体となっている人物までの距離を判定する指標の1つとなる。
例えばズーム状態がワイド状態であっても顔が小さく撮されている場合は、その人物は遠くに居ると推定できる。
そこでCPU31は、ズーム位置を考慮して、顔の大きさにより被写体人物の遠近を判断する。そして、その人物は遠くに居て前面表示パネル6Fの表示内容を見ることができないと判定する場合、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
撮像画像上で顔が正面方向でない場合、或いは視線が正面方向でない場合は、その被写体人物は撮像装置1を見ていないこととなる。つまり前面表示パネル6Fを見ていないと判断できる。
そこでCPU31は、顔の向き、或いは視線方向を確認する。そして、その人物が前面表示パネル6Fの表示内容を見ていないと判定する場合、前面表示パネル6Fの視認可能性としての条件が満たされていないと判定する。
もちろん上記以外にも、条件判定処理の例は考えられる。条件判定としては、前面表示パネル6Fの表示についての視認可能性という点を推定できるものであればよい。
図7(a)の処理では、このような条件判定に応じて前面表示パネル6Fの表示が適切に行われることになる。
この場合CPU31は、モニタリング期間において、ステップF201で主表示パネル6Mでのモニタリング画像表示を実行させる。また、ステップF206で、前面表示パネル6Fの表示はオフとする。
即ちこの例は、モニタリング期間には、前面表示パネル6Fの表示は行わないようにしたものである。
次に図8、図9で記録期間における処理例を説明する。即ち上記図6のステップF105としてのCPU31の処理例である。
即ちCPU31は、ユーザのレリーズ操作等に基づく処理として、レリーズタイミングで撮像され、取り込まれた撮像画像データを媒体インターフェース10に転送し、記録媒体90に記録させる。或いは、フラッシュROM33に記録させる。
またこの記録期間においてCPU31は、主表示パネル6M、前面表示パネル6Fのそれぞれの表示をオフとする制御を行う。
即ちCPU31は、ユーザのレリーズ操作等に基づく処理として、レリーズタイミングで撮像され、取り込まれた撮像画像データを記録媒体90或いはフラッシュROM33に記録させる。そしてこの記録期間においてCPU31は、主表示パネル6Mにおいて、当該記録処理に係る画像データの表示を実行させる。前面表示パネル6Fについては表示をオフとする制御を行う。
これにより、撮像装置1のユーザは、シャッタタイミングで撮像画像を見ることができる。
即ちCPU31は、ユーザのレリーズ操作等に基づく処理として、レリーズタイミングで撮像され、取り込まれた撮像画像データを記録媒体90或いはフラッシュROM33に記録させる。そしてこの記録期間においてCPU31は、前面表示パネル6Fにおいて、当該記録処理に係る画像データの表示を実行させる。主表示パネル6Mについては表示をオフとする制御を行う。
これにより、被写体となっている人物は、シャッタタイミングで撮像画像を見ることができる。
即ちCPU31は、ユーザのレリーズ操作等に基づく処理として、レリーズタイミングで撮像され、取り込まれた撮像画像データを記録媒体90或いはフラッシュROM33に記録させる。そしてこの記録期間においてCPU31は、主表示パネル6M及び前面表示パネル6Fにおいて、当該記録処理に係る画像データの表示を実行させる。
これにより、撮像装置1のユーザ及び被写体となっている人物は、シャッタタイミングで撮像画像を見ることができる。
一般にデジタルスチルカメラ等の撮像装置では、半押しの状態で、被写体にピントを合わせるフォーカス制御を行うものが知られている。本例の撮像装置1についてもそのような機能を有するものとした場合に、その半押しの期間を記録期間に含めた例が図9である。
図9は、例えば上記図6の処理で、ステップF104が、半押しの検出であるとした場合として処理を示している。
CPU31は、図6のモニタリング期間においてユーザがレリーズ操作キー5aを半押ししたことを検知したら、ステップF104から図9のステップF501に処理を進める。
そしてCPU31は、その際の被写体画像を対象としてのフォーカス制御を行う。
半押しが継続している期間は、CPU31はステップF503〜F507及びステップF501の処理を繰り返すことになる。
一方、前面表示パネル6Fに関しては、まずステップF504で、前面表示パネル6Fの表示についての視認可能性についての条件判定を行う。条件判定の例は、上述したものと同様であり、例えば被写体方向における人物の存在の判別処理、又は撮像モードの判別処理、又は内部検出情報についての判別処理、又は撮像画像信号の画像解析処理結果についての判別処理などの一部又は全部を行う。これにより前面表示パネル6Fを見る人物が存在することや、当該人物が前面表示パネル6Fを見ようとした場合に通常に視認できる状況であること、或いは当該人物が前面表示パネル6Fを見ようとする意志があること等の判断を行う。
一方、視認可能性がないと判定されたら、CPU31は処理をステップF505からF507に進め、前面表示パネル6Fの表示をオフとする制御を行う。例えば前面表示パネル6Fを無表示状態としたり、前面表示パネル6Fについての電源オフ制御を行う。
つまり、被写体人物が前面表示パネル6Fを見る可能性がある場合のみ前面表示パネル6Fでのモニタリング画像表示が行われる。
即ちCPU31は、ユーザのレリーズ操作に基づく処理として、レリーズタイミングで撮像され、取り込まれた撮像画像データを媒体インターフェース10に転送し、記録媒体90に記録させる。或いは、フラッシュROM33に記録させる。
またCPU31は、主表示パネル6M、前面表示パネル6Fのそれぞれの表示をオフとする制御を行う。
記録期間の制御処理としては、以上の図8,図9のような各例が考えられる。
次に図10〜図13でプレビュー期間における処理例を説明する。即ち上記図6のステップF106としてのCPU31の処理例である。
図10は、プレビュー期間において、一定時間、主表示パネル6Mでプレビュー表示を行い、前面表示パネル6Fについては条件に応じてプレビュー表示を行うようにした例である。
これにより前面表示パネル6Fを見る人物が存在することや、当該人物が前面表示パネル6Fを見ようとした場合に通常に視認できる状況であること、或いは当該人物が前面表示パネル6Fを見ようとする意志があること等の視認可能性の判断を行う。
一方、前面表示パネル6Fについての視認可能性がないと判定されたら、CPU31は処理をステップF602からF603に進め、主表示パネル6Mでプレビュー表示制御を行う。前面表示パネル6Fについてはオフとする。これにより、直前の記録期間の処理で記録を行った画像データが主表示パネル6Mのみで表示される。
そして一定時間が経過したらステップF606でプレビュー表示を終了させる。
以上で図6のステップF106の処理が終了され、CPU31は図6のステップF101に戻ってモニタリング期間の処理を再開する。
なお図11では、図6のステップF106のプレビュー処理に相当するのはステップF610のみであり、ステップF101は図6のステップF101を、またステップF201、F210,F211は図6のステップF102の処理として記載している。
従って、主表示パネル6Mはモニタリング画像表示が行われ、前面表示パネル6Fではプレビュー表示が行われている状態となる。
またCPU31は、ステップF610でプレビュー表示を開始した時点からタイムカウントを行っており、ステップF210で一定時間の経過を監視する。
そして一定時間が経過したらステップF211で前面表示パネル6Fのプレビュー表示を終了させる。
従って、撮像装置1のユーザはプレビュー表示を見ずに、直ぐにモニタリング画像を見ることができ、次の静止画記録の用意に移ることができるとともに、被写体人物は、一定時間、自分が撮された静止画像を確認できることになる。
なお図12では、図6のステップF106のプレビュー処理に相当するのはステップF620,F621であり、ステップF101は図6のステップF101を、またステップF201〜F205及びF220は図6のステップF102の処理として記載している。
所定時間T1を経過するまでは、プレビュー期間として、両表示パネル6M、6Fでプレビュー表示が継続される。
所定時間T1を経過したら、CPU31はステップF621からF101に進み、モニタリング期間の処理を再開する。なお、タイムカウントはそのまま継続する。
そしてCPU31はステップF201で、主表示パネル6Mにおいてモニタリング画像表示を実行させる。
従って、主表示パネル6Mはプレビュー表示からモニタリング画像表示に切り替えられることになり、一方、前面表示パネル6Fではプレビュー表示が継続している状態となる。
図6で述べたように、CPU31はステップF103,F104の監視処理を行いながらステップF102の処理を繰り返す。従ってこの図12の場合も、再生指示(F103)やレリーズ操作(F104)が検知されなければ、CPU31はステップF104からF201に戻り、ステップF220、F202〜F205を繰り返すことになる。
従って、モニタリング期間に入っても、ステップF220で所定時間T2の経過と判断されるまでは、前面表示パネル6Fでプレビュー表示が続けられる。
その後、所定時間T2が経過した以降は、ステップF102の処理としてCPU31は、図12のステップF202〜F205の処理を行うことになる。
そして、前面表示パネル6Fについての視認可能性があると判定されたら、CPU31は処理をステップF203からF204に進め、前面表示パネル6Fでモニタリング画像表示制御を行う。
一方、前面表示パネル6Fについての視認可能性がないと判定されたら、CPU31は処理をステップF203からF205に進め、前面表示パネル6Fをオフとする。
そして主表示パネル6Mでのプレビュー表示が先に終了され、モニタリング期間の処理に移行して、主表示パネル6Mではモニタリング画像表示に切り替えられる。
前面表示パネル6Fでは、モニタリング期間に至っても、或る程度の時間T2の経過まではプレビュー表示が継続される。そしてプレビュー表示が終了された後は、視認可能性に応じて、前面表示パネル6Fでのモニタリング画像表示が行われるか、或いは表示オフとされる。
従って、撮像装置1のユーザはプレビュー表示を短時間だけ確認した後、直ぐにモニタリング画像を見ることができ、次の静止画記録の用意に移ることができる。被写体人物は、比較的長い時間、自分が撮された静止画像を確認できることになる。
なお図13では、図6のステップF106のプレビュー処理に相当するのはステップF630,F631であり、ステップF101は図6のステップF101を、またステップF201〜F205及びF220は図6のステップF102の処理として記載している。
プレビュー表示の終了操作が行われるまでは、プレビュー期間として、両表示パネル6M、6Fでプレビュー表示が継続される。
プレビュー表示の終了操作を検知したら、CPU31はステップF631からF101に進み、モニタリング期間の処理を再開する。そしてCPU31はステップF201で、主表示パネル6Mにおいてモニタリング画像表示を実行させる。
従って、主表示パネル6Mはプレビュー表示からモニタリング画像表示に切り替えられることになり、一方、前面表示パネル6Fではプレビュー表示が継続している状態となる。
図6で述べたように、CPU31はステップF103,F104の監視処理を行いながらステップF102の処理を繰り返す。従ってこの図13の場合も、再生指示(F103)やレリーズ操作(F104)が検知されなければ、CPU31はステップF104からF201に戻り、ステップF220、F202〜F205を繰り返すことになる。
従って、モニタリング期間に入っても、ステップF220で一定時間経過と判断されるまでは、前面表示パネル6Fでプレビュー表示が続けられる。
その後、一定時間が経過した以降は、ステップF102の処理としてCPU31は、図13のステップF202〜F205の処理を行うことになる。
そして、前面表示パネル6Fについての視認可能性があると判定されたら、CPU31は処理をステップF203からF204に進め、前面表示パネル6Fでモニタリング画像表示制御を行う。
一方、前面表示パネル6Fについての視認可能性がないと判定されたら、CPU31は処理をステップF203からF205に進め、前面表示パネル6Fをオフとする。
そしてユーザのプレビュー表示の終了操作がなされると、主表示パネル6Mでのプレビュー表示が終了され、モニタリング期間の処理に移行して、主表示パネル6Mではモニタリング画像表示に切り替えられる。
前面表示パネル6Fでは、モニタリング期間に至っても、一定時間の経過まではプレビュー表示が継続される。そしてプレビュー表示が終了された後は、視認可能性に応じて、前面表示パネル6Fでのモニタリング画像表示が行われるか、或いは表示オフとされる。
従って、撮像装置1のユーザはプレビュー表示を、任意の時間確認することができる。そして自己の意志でプレビュー表示を終了させることで、その時点からモニタリング画像を見ることができ、次の静止画記録の用意に移ることができる。被写体人物は、モニタリング期間に移行した後も、或る程度の時間、自分が撮された静止画像を確認できることになる。
また、ユーザがいつまでもプレビュー表示の終了操作を行わないこともあり得るため、或る程度長時間、ステップF631で操作が検知されなければ、自動的にモニタリング期間に移行するような処理例も考えられる。
次に図14、図15で再生期間における処理例を説明する。即ち上記図6のステップF107としてのCPU31の処理例である。
CPU31は、図6のステップF107に進んだ場合、図14(a)のステップF701で、前面表示パネル6Fをオフとする制御を行う。
そしてステップF702では、ユーザの操作に応じて記録媒体90又はフラッシュROM33からのデータ読出制御を行い、読み出した画像データを主表示パネル6Mで再生表示させる。
つまり、再生表示に関しては前面表示パネル6Fを使用しない例である。
CPU31は、図6のステップF107に進んだ場合、図14(b)のステップF710で、前面表示パネル6Fの表示についての視認可能性についての条件判定を行う。例えば被写体方向における人物の存在の判別処理、又は撮像モードの判別処理、又は内部検出情報についての判別処理、又は撮像画像信号の画像解析処理結果についての判別処理などの一部又は全部を行う。
一方、前面表示パネル6Fについての視認可能性がないと判定されたら、CPU31は処理をステップF711からF712に進め、ユーザの操作に応じて記録媒体90又はフラッシュROM33からのデータ読出制御を行う。そして主表示パネル6Mで再生表示を実行させる制御を行う。前面表示パネル6Fについてはオフとする。これにより、再生画像が主表示パネル6Mのみで表示される。
CPU31は、図6のステップF107に進んだ場合、図15のステップF720で、主表示パネル6Mでの再生表示制御を行う。即ちCPU31は、ユーザの操作に応じて記録媒体90又はフラッシュROM33からのデータ読出制御を行い、読み出した画像データを主表示パネル6Mで再生表示させる。
そして、前面表示パネル6Fについては、主表示パネル6Mでの再生表示状態によって処理を分岐する。
ステップF721では、主表示パネル6Mにおいて、現在、再生画像のサムネイル一覧表示を行っているか、或いは1つの画像を表示しているか否かにより処理を分岐する。
一方、現在、主表示パネル6Mにおいてサムネイル一覧表示を実行させているのであれば、CPU31は処理をステップF723に進める。この場合、前面表示パネル6Fには、サムネイル一覧表示上でカーソルKで選択中となっている再生画像データを表示させるように表示コントローラ7に指示する。この場合、主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fの表示状態は図5(b)のような状態となる。
る。
また図5(b)のように主表示パネル6Mでサムネイル一覧表示を行っている場合は、撮像装置1のユーザがカーソルKを移動させていくことで、前面表示パネル6F側で、選択した再生画像を前面側に居る人物に見せることができる。
以上では、撮像装置1で静止画撮像を行う場合の各動作期間での処理を説明してきた。撮像装置1で動画記録を行う場合も想定されるため、ここでは動画記録の場合の処理例を説明する。
図16は、動画記録を行う場合の各動作期間の遷移に係る処理例である。ステップF101〜F103,F107,F108は、図6と同様である。図6では静止画記録に関する動作処理としていた処理(F104〜F106)を、図16では動画記録に関する処理としてステップF150〜F153で示している。
ユーザ操作等により記録停止となったら、CPU31はステップF152からF153に進み、動画記録の終了処理を行って。ステップF101に戻り、モニタリング期間の動作を再開させる。
図17(a)は、動画記録中の画像表示を、状況に応じて前面表示パネル6Fでも行うようにする例である。
CPU31は、図16のステップF151に進んだ場合、図17(a)のステップF800で動画記録処理を行う。即ち撮像系2,カメラDSP4で得られる各フレームの撮像画像データについて、所定の圧縮エンコード処理等を施させ、記録媒体90やフラッシュROM33に動画として記録させる処理を行う。
ステップF802では、前面表示パネル6Fの表示についての視認可能性についての条件判定を行う。例えば被写体方向における人物の存在の判別処理、又は撮像モードの判別処理、又は内部検出情報についての判別処理、又は撮像画像信号の画像解析処理結果についての判別処理などの一部又は全部を行う。
前面表示パネル6Fについての視認可能性があると判定されたら、CPU31は処理をステップF803からF804に進め、前面表示パネル6Fで記録中のモニタ画像としての動画表示を実行させる。
つまりこの場合、主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fの両方で動画モニタ表示が実行されることになる。
一方、前面表示パネル6Fについての視認可能性がないと判定されたら、CPU31は処理をステップF803からF805に進め、前面表示パネル6Fはオフとする。これにより、動画モニタ表示が主表示パネル6Mのみで表示される。
CPU31は、図16のステップF151に進んだ場合、図17(b)のステップF810で動画記録処理を行う。即ち撮像系2,カメラDSP4で得られる各フレームの撮像画像データについて、所定の圧縮エンコード処理等を施させ、記録媒体90やフラッシュROM33に動画として記録させる処理を行う。
そしてこの動画記録処理の際に、ステップF811で、CPU31は主表示パネル6M及び前面表示パネル6Fでの動画表示制御を行う。つまり記録中のモニタ画像としての動画表示を両表示パネル6M、6Fにおいて実行させる。
CPU31は、図16のステップF151に進んだ場合、図17(c)のステップF820で動画記録処理を行う。即ち撮像系2,カメラDSP4で得られる各フレームの撮像画像データについて、所定の圧縮エンコード処理等を施させ、記録媒体90やフラッシュROM33に動画として記録させる処理を行う。
そしてCPU31はステップF821では、前面表示パネル6Fをオフとする制御を行い、またステップF822で、主表示パネル6Mでの動画表示制御を行う。つまり記録中のモニタ画像としての動画表示については前面表示パネル6Fは用いられないようにしたものである。
以上、モニタリング期間、静止画記録期間、プレビュー期間、再生期間、及び動画記録期間についての、主表示パネル6M及び前面表示パネル6Fでの表示に関する制御例を説明してきた。
本例の撮像装置1では、これら各動作期間が遷移しながら、一連の静止画撮像動作、再生動作、動画記録動作が行われる。そして、各動作期間において、上述した処理例の1つを採用することで、両表示パネル6M、6Fで有効な表示が実現される。
例#1〜#5は、モニタリング期間→静止画記録期間→プレビュー期間→モニタリング期間→再生期間と遷移した場合の表示状態の例を示している。つまりモニタリング期間→静止画記録期間→プレビュー期間として一枚の静止画記録が行われ、その後モニタリング期間中にユーザ操作等により再生期間に移行したような場合である。
主表示パネル6Mについては、モニタリング期間では常にモニタリング画像表示が行われる。そして静止画記録期間としての一瞬は表示オフとなり、プレビュー期間には所定時間、プレビュー表示が行われる。また再生期間では、再生表示が行われる。
前面表示パネル6Fについては、モニタリング期間では、視認可能性があると推定される場合にモニタリング画像表示が行われるが、視認可能性が無いと推定される場合は表示オフとされ、無駄な表示は行わないようにしている。静止画記録期間としての一瞬は表示オフとなる。プレビュー期間には視認可能性があれば所定時間、プレビュー表示が行われるが、視認可能性がなければプレビュー表示は行われない。また再生期間では、再生表示は行われない。
即ち、この例#1は、前面表示パネル6Fについては、視認可能性の条件に応じてモニタリング画像表示やプレビュー表示を行うようにした例である。
主表示パネル6Mについては、モニタリング期間では常にモニタリング画像表示が行われる。静止画記録期間からプレビュー期間にかけては記録した静止画像の表示が行われる。また再生期間では、再生表示が行われる。
前面表示パネル6Fについては、モニタリング期間では表示オフとされる。静止画記録期間も表示オフのままとなる。プレビュー期間には視認可能性があれば所定時間、プレビュー表示が行われるが、視認可能性がなければプレビュー表示は行われない。また再生期間では、視認可能性の有無に応じて、再生表示は行われるか、或いは表示オフとされる。
即ち、この例#2は、前面表示パネル6Fでは、記録した静止画像や再生画像について、視認可能性の条件に応じて表示を行うようにした例である。
主表示パネル6Mについては、モニタリング期間では常にモニタリング画像表示が行われる。静止画記録期間とプレビュー期間では表示は行われないが、静止画記録期間とプレビュー期間はユーザから見て一瞬となり、即座にモニタリング期間に移行してモニタリング画像表示が行われる。また再生期間では、1枚表示やサムネイル一覧表示などの形式で再生表示が行われる。
前面表示パネル6Fについては、モニタリング期間では表示オフとされる。静止画記録期間では記録対象の静止画像が表示され、その画像がプレビュー期間も継続される。この場合、モニタリング期間に移行してもプレビュー表示は継続される。一定時間のプレビュー表示を終えたら、表示オフとされる。また再生期間では、主表示パネル6Mと同様の一枚画像、又は主表示パネル6Mがサムネイル一覧画像の場合の選択中の画像の一枚表示が行われる。
即ち、この例#3は、主表示パネル6Mでは、記録画像のプレビューは行わないようにし、前面表示パネル6Fでは、モニタリング画像表示は行わずに、記録した静止画像(プレビュー画像)や再生画像について表示を行うようにした例である。
主表示パネル6Mについては、モニタリング期間では常にモニタリング画像表示が行われる。静止画記録期間からプレビュー期間として記録した静止画像の表示が行われる。プレビュー期間が終了するとモニタリング期間に移行してモニタリング画像表示が行われる。また再生期間では再生表示が行われる。
前面表示パネル6Fについては、モニタリング期間では視認可能性の有無に応じて、モニタリング画像表示が行われるか、或いは表示オフとされる。静止画記録期間からプレビュー期間として、記録した静止画表示が行われる。この場合、主表示パネル6Mより長い時間、プレビュー表示が行われる。つまりモニタリング期間に移行しても、或る程度の時間プレビュー表示が継続される。プレビュー表示を終えた後は、視認可能性の有無に応じて、モニタリング画像表示が行われるか、或いは表示オフとされる。また再生期間でも、視認可能性の有無に応じて、再生表示が行われるか、或いは表示オフとされる。
この例#4は、前面表示パネル6Fでは、なるべく長くプレビュー表示が実行されるようにしつつ、モニタリング画像表示や再生表示については視認可能性の条件に応じたものとする例である。
主表示パネル6Mについては、モニタリング期間では常にモニタリング画像表示が行われる。静止画記録期間における半押しの間はモニタリング画像表示を継続する。レリーズ処理時は表示オフとする。プレビュー期間はユーザのプレビュー表示の終了操作があるまでプレビュー表示を行う。また再生期間では、1枚表示やサムネイル一覧表示などの形式で再生表示が行われる。
前面表示パネル6Fについては、モニタリング期間では視認可能性の有無に応じて、モニタリング画像表示が行われるか、或いは表示オフとされる。静止画記録期間における半押しの間も、条件に応じた表示動作が継続される。レリーズ処理時は表示オフとする。プレビュー期間はプレビュー表示を行うが、モニタリング期間に移行してもプレビュー表示は継続される。一定時間のプレビュー表示を終えたら、視認可能性の有無に応じたモニタリング画像表示の状態に戻る。また再生期間では、主表示パネル6Mと同様の一枚画像、又は主表示パネル6Mがサムネイル一覧画像の場合の選択中の画像の一枚表示が行われる。
即ち、この例#5は、主表示パネル6Mでは、記録画像のプレビューはユーザの操作によって終了されるが、プレビュー期間を終了してモニタリング期間に移行しても、或る程度の時間、前面表示パネル6Fではプレビュー表示を継続するようにした例である。
主表示パネル6Mについては、モニタリング期間では常にモニタリング画像表示が行われる。また動画記録期間も記録中のモニタ画像表示が行われる。また再生期間では、再生表示が行われる。
前面表示パネル6Fについては、モニタリング期間では、視認可能性の有無に応じて、モニタリング画像表示が行われるか、或いは表示オフとされる。動画記録期間も、視認可能性の有無に応じて、記録中のモニタ表示が行われるか、或いは表示オフとされる。また再生期間でも、視認可能性の有無に応じて、再生表示が行われるか、或いは表示オフとされる。
即ち、この例#6は、前面表示パネル6Fについては、常に視認可能性の条件に応じてモニタリング画像表示、記録モニタ表示、再生表示を行うようにした例である。
主表示パネル6Mについては、動画記録期間も記録中のモニタ画像表示が行われる。
前面表示パネル6Fでも動画記録期間は常に記録中のモニタ表示が行われる。
即ち、この例#7は、動画記録中は常に前面表示パネル6Fでも記録モニタ表示を行うようにした例である。
主表示パネル6Mについては、動画記録期間も記録中のモニタ画像表示が行われる。
前面表示パネル6Fでは動画記録期間は表示オフとされる。
即ち、この例#8は、動画記録中は前面表示パネル6Fで記録モニタ表示を行なわないようにした例である。
図6〜図17として説明してきた処理において、モニタリング期間の処理としては図7(a)(b)、図11のF102、図12のF102、図13のF102のいずれか(又はそれらの変形例)を採用できる。
静止画記録期間の処理としては図8(a)(b)(c)(d)、図9のいずれか(又はそれらの変形例)を採用できる。
プレビュー期間の処理としては図10、図11のF106、図12のF106、図13のF106のいずれか(又はそれらの変形例)を採用できる。
再生期間の処理としては図14(a)(b)、図15のいずれか(又はそれらの変形例)を採用できる。
動画記録期間の処理としては図17(a)(b)(c)のいずれか(又はそれらの変形例)を採用できる。
つまりこれらの処理例を組み合わせることで、動作遷移による表示状態の変遷の例は非常に多様に想定されることになる。
例えばモニタリング期間、静止画の記録期間、プレビュー期間、再生期間、動画記録期間などを遷移する際に、それぞれ、表示の目的や表示を見る人の存在などに応じて表示状態を制御する。
特には、少なくとも一以上の動作期間において主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fが異なる表示内容となり得る表示制御を行う。異なる表示内容とは、異なる画像が表示されている状態や、一方が表示オフとされていることをいい、異なる表示内容になり得るというのは、例えば条件判断の結果によっては異なる表示内容となることをいう。
例えば例#1では、モニタリング期間、プレビュー期間は、主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fが異なる表示内容となり得る。また再生期間は異なる表示内容となる。他の例#2〜#8も、少なくとも一以上の動作期間において主表示パネル6Mと前面表示パネル6Fが異なる表示内容となり得る。
このように制御することで、各動作期間毎に、各表示パネル部で適切な表示、有用な表示、無駄な表示の回避等を実現する。
以上、実施の形態としての各種の処理例や変形例を説明してきたが、本発明の実施の形態としてはさらに多様な変形例が考えられる。
例えば前方に被写体となっている人がいない、或いは視認性が悪く表示を見ることのできる状況ではないと推定されるときであっても、そばに人がいる状況は多々ある。また人の位置によっては前面表示パネル6Fの表示を見やすい状況である場合もある。
それらの周囲に居る人にとっては、前面表示パネル6Fでの表示が撮像装置1の外観デザインの一部として認識され、興味深いものとなる。
またこのような場合に前面表示パネル6Fに表示させる画像をユーザが選択できるようにすることで、ユーザが自分の撮像装置1の外観を自由に設定できるものとなり、カメラ使用上の楽しみを広げることができる。
Claims (4)
- 装置筐体上で使用者方向に向かって表示を行う第1表示パネル部と、
装置筐体上で上記使用者方向以外の他の方向に向かって表示を行い、前記第1表示パネル部の裏面側に配置可能な第2表示パネル部と、
上記第1表示パネル部で複数の画像データの一覧表示が行われている場合、上記第2表示パネル部には上記一覧表示のうち選択中となっている画像データを表示させるとともに上記第1表示パネル部で1枚の画像データの表示が行われている場合、上記第2表示パネル部に当該1枚の画像データを表示させる制御部と、
を備えた表示装置。 - 上記制御部は、視認可能性の条件の判別結果に基づいて、上記第2表示パネル部における画像データの表示の実行/不実行を制御する請求項1に記載の表示装置。
- 上記表示装置はさらに撮像部を備えるとともに、
上記複数の画像データは上記撮像部に基づき生成された画像データを含む
請求項1に記載の表示装置。 - 装置筐体上で使用者方向に向かって表示を行う第1表示パネル部と、装置筐体上で上記使用者方向以外の他の方向に向かって表示を行い、前記第1表示パネル部の裏面側に配置可能な第2表示パネル部とを備えた表示装置の表示方法として、
上記第1表示パネル部で複数の画像データの一覧表示が行われている場合、上記第2表示パネル部には上記一覧表示のうち選択中となっている画像データを表示させるとともに上記第1表示パネル部で1枚の画像データの表示が行われている場合、上記第2表示パネル部に当該1枚の画像データを表示させる表示方法。
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